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東証寄り付き 続伸し300円高 株高で売り方が買い戻し

配信日時:2021/09/01 09:28 配信元:QUICK
 1日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日に比べ300円程度高い2万8300円台後半で推移している。米国株に比べた日本株の出遅れ感を意識した買いが優勢となっている。ファストリ、ソフトバンクグループ、ファナックといった指数寄与度の高い銘柄の上げが、日経平均の上昇を主導している。相場上昇に弾みが付き、売り方の買い戻しが相場を押し上げている。

 自民党総裁選、衆院選など政治イベントを見極めたいとの雰囲気がある一方、「菅義偉首相は週内にも閣僚に経済対策の策定を指示する」と伝わるなど経済対策への期待が支えになっている面もある。東証業種別では、紙・パルプや建設が高い。このところ上げが目立っていた海運や鉄鋼は小安い。

 財務省が1日発表した4~6月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比5.3%増の10兆1465億円だった。5四半期ぶりにプラスに転じたのも、投資心理を明るくしている。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸している。

 オムロン、ダイキン、アドテストが高い。一方、オリンパス、日本取引所、日本郵船が安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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