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外為8時30分 円、下落 110円ちょうど近辺 米金利上昇で

配信日時:2021/09/01 08:39 配信元:QUICK
 1日早朝の東京外国為替市場で円相場は下落している。8時30分時点では1ドル=110円00~01銭と、前日17時時点に比べ19銭の円安・ドル高だった。前日に米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが先行した。

 もっとも、円の下値を探る動きは限られている。8月31日発表の8月の米消費者信頼感指数は市場予想を超えて悪化した。新型コロナウイルスの感染拡大が米消費者心理に影を落としており、米景気の先行き不透明感が意識されて積極的にドルの買い持ちを増やす市場参加者は少ない。

 円はユーロではほぼ横ばい圏となっている。8時30分時点では1ユーロ=129円90~92銭と、同2銭の円安・ユーロ高だった。

 ユーロの対ドル相場は下落している。8時30分時点では1ユーロ=1.1809~10ドルと、同0.0018ドルのユーロ安・ドル高だった。米金利上昇を手掛かりに対ユーロでもドル買いが優勢となった。だが、欧州中央銀行(ECB)高官から新型コロナウイルス対応の金融緩和策である資産購入特別枠(PEPP)の購入縮小に言及する発言が相次ぎ、ユーロの下値も限られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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