注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、米金利は小動き *14:08JST 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、米金利は小動き 22日午後の東京市場でドル・円は147円90銭付近に戻したが、その後は動意が薄い。明日の日銀政策決定で大規模緩和の継続が見込まれ、引き続き円売りに振れやすい。ただ、米10年債利回りの低下は一服したが、小動きとなりドル買いは入りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円73銭から148円26銭、ユーロ・円は161円09銭から161円55銭、ユーロ・ドルは1.0890ドルから1.0909ドル。 <TY> 2024/01/22 14:08 注目トピックス 市況・概況 日経平均は450円高、ダウ平均先物底堅く東京市場の株価の支えに *13:51JST 日経平均は450円高、ダウ平均先物底堅く東京市場の株価の支えに 日経平均は450円高(13時50分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>などがプラス寄与上位となっており、一方、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、キッコーマン<2801>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、不動産業、保険業、建設業、証券商品先物、情報・通信業が値上がり率上位、石油石炭製品が値下がりしている。日経平均は下値の堅い展開となっている。ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移していることが東京市場で安心感となっているもよう。一方。香港ハンセン指数や上海総合指数が安く、東京市場の株価の重しとなっているようだ。 <SK> 2024/01/22 13:51 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:伸び悩みか、ハイテク関連の決算を見極めも *13:45JST 米国株見通し:伸び悩みか、ハイテク関連の決算を見極めも (13時30分現在)S&P500先物      4,882.00(+12.50)ナスダック100先物  17,551.75(+113.25)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は65ドル高。長期金利はじり安となり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ19日の主要3指数は続伸。序盤から上げ幅を拡大し、ナスダックとS&Pは堅調、ダウは395ドル高の37863ドルと過去最高値を更新した。この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は大幅に改善。このうち期待インフレ率は大きく低下しており、景気回復と物価高の抑制を好感した買いが優勢となった。特に長期金利の低下を背景にハイテク関連が選好され、相場をけん引した。好決算銘柄の上昇も指数に寄与している。本日は伸び悩みか。連邦準備制度理事会(FRB)当局者の見解は強弱分かれ、利下げ時期を見極める展開となりそうだ。足元で発表された経済指標はまちまちだが、前週末のミシガンの指数は引き続き好材料に。一方、今週の10-12月期国内総生産(GDP)速報値は7-9月期から減速が予想されている。そのため、長期金利がさらに低下すればハイテク関連は売りづらい。ただ、テスラなどは決算発表を見極める展開で上昇は限定的とみる。 <TY> 2024/01/22 13:45 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、147円台は買戻し *13:33JST 東京為替:ドル・円は底堅い、147円台は買戻し 22日午後の東京市場でドル・円は147円90銭付近に戻し、底堅い値動きが続く。日銀金融政策決定会合を控え、年明け以降の上昇ピッチの速さから調整のドル売りに振れやすい。ただ、147円半ば以上は買戻しが観測され、ドル・円の下値は堅いようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円73銭から148円26銭、ユーロ・円は161円09銭から161円55銭、ユーロ・ドルは1.0890ドルから1.0909ドル。 <TY> 2024/01/22 13:33 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、ドル売りは一服 *13:15JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、ドル売りは一服 22日午後の東京市場でドル・円は下げ渋りに、午前中に付けた安値の147円73銭から147円90銭付近に戻した。日銀金融政策決定会合での政策発表を控え、ドルに調整売りが先行。ただ、日本の緩和政策の堅持を見込んだ円売りで、ドルは下げづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円73銭から148円26銭、ユーロ・円は161円09銭から161円55銭、ユーロ・ドルは1.0890ドルから1.0909ドル。 <TY> 2024/01/22 13:15 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株強く一時36500円台まで上昇 *12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株強く一時36500円台まで上昇 22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅続伸、半導体株強く一時36500円台まで上昇・ドル・円は軟調、米金利の低下で・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>■日経平均は大幅続伸、半導体株強く一時36500円台まで上昇日経平均は大幅続伸。先週末比412.29円高(+1.15%)の36375.56円(出来高概算7億6000万株)で前場の取引を終えている。19日の米国株式市場は上昇。395.19ドル高(+1.05%)の37863.80ドル、ナスダックは255.32ポイント高(+1.70%)の15310.97、S&P500は58.87ポイント高(+1.23%)の4839.81ポイントで取引を終了した。1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を大きく上回ったため長期金利が上昇し、ダウ平均は小幅に下落する場面もあったが、前日に続き人工知能(AI)向け需要への拡大期待から半導体関連やハイテク株への買いが入り相場の上昇をけん引。ダウ平均・ナスダックともに堅調に推移し、ダウは過去最高値を更新した。良好な外部環境を背景に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が連日の大幅高となったことから、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など半導体株が上げ幅を拡大。日経平均は半導体株の上昇を背景に、寄付きから1月17日につけた取引時間中の高値36239.22円を上回った。TOPIXコア30銘柄など時価総額の大きい銘柄が買われる地合いとなり、日経平均は一時36500円台まで上昇した。日経平均採用銘柄では、アドバンテスト、東エレクのほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>が大幅高となった。また、三井不動産<8801>、住友不動産<8830>、東急不HD<3289>など不動産株の上げも目立つ。このほか、一部証券会社のレポートを材料にヤマハ発<7272>が買い優勢となった。日経平均採用銘柄以外では、一部調査会社がカバレッジを開始したことからアカツキ<3932>が買われた。一方、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>がさえないほか、アサヒ<2502>も弱い。このほか、上場来高値更新していた川崎汽船<9107>は、本日も利益確定売りが優勢となったが、売り一巡後は下げ幅をやや縮小している。セクターでは、不動産業、保険業、金属製品、電気機器、情報・通信業などが上昇した一方、海運業、鉱業、その他製品、石油・石炭製品、鉄鋼の5セクターのみ下落した。後場の東京市場は、明日23日まで日本銀行の金融政策決定会合が開催されていることから、様子見ムードが強まり上値は重くなろう。「金融政策の現状維持」が市場コンセンサスとなっており、波乱要素は小さいとの見方だが、日経平均が17日の取引時間中の高値を上回ったことから、やや達成感も意識され積極的な上値追いは手控えられそうだ。後場は36300円台を維持できるか注目したい。ただ、懸念材料として上海総合指数、香港ハンセン指数など中国株の動向は気を付けたい。ともに東京時間のランチタイムでは、下げ幅をじりじりと広げるような動きを見せていることから、後場の重しとなりそうだ。■ドル・円は軟調、米金利の低下で22日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円26銭から147円73銭まで値を下げた。米10年債利回りの低下でドル売りが先行し、ユーロ・ドルは上昇基調を維持。日経平均株価は強含んだものの、中国株は弱含み、円売りは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円73銭から148円26銭、ユーロ・円は161円09銭から161円55銭、ユーロ・ドルは1.0890ドルから1.090ドル。■後場のチェック銘柄・JIG-SAW<3914>、アルファ<4760>など、4銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:78.8(予想:70.1、12月:69.7)・米・1月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.9%(予想:3.1%、12月:3.1%)・米・12月中古住宅販売件数:378万戸(予想383戸、11月:382万戸)【要人発言】・デイリー米サンフランシスコ連銀総裁「2%目標まで低下させるためには、やるべきことがたくさん残っている」「利下げが間近に迫っていると考えるのは時期尚早」<国内>・日銀金融政策決定会合(23日まで)<海外>特になし <CS> 2024/01/22 12:24 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は軟調、米金利の低下で *12:06JST 東京為替:ドル・円は軟調、米金利の低下で 22日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円26銭から147円73銭まで値を下げた。米10年債利回りの低下でドル売りが先行し、ユーロ・ドルは上昇基調を維持。日経平均株価は強含んだものの、中国株は弱含み、円売りは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円73銭から148円26銭、ユーロ・円は161円09銭から161円55銭、ユーロ・ドルは1.0890ドルから1.090ドル。 <TY> 2024/01/22 12:06 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):TOYO、ゲンダイAG、グローバルセキュなど *11:47JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):TOYO、ゲンダイAG、グローバルセキュなど TOYO<5105>:2359.5円(+139.5円)大幅反発。品質管理基準に満たないゴム製自動車部品をホンダに納品した疑いがあると一部で報じられ、先週末は一時19%安と急落する展開になっていた。ただ、会社側では「そのような事実はない」とのコメントを発表し、ホンダでも、「事実確認を行い、現在販売している『N-BOX』向けの部品について品質不具合はないと認識している」としている。これに伴い、買い戻しの動きが急がれる展開ともなっているようだ。東製鉄<5423>:1725円(-14円)続落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は86億円で前年同期比31.3%減となり、従来予想の75億円は上振れた。つれて、通期予想は365億円から375億円、前期比1.5%減に上方修正している。出荷減少やスプレッド悪化がマイナス要因となる一方、エネルギーコストなどの値下がりが上振れ要因のようだ。また、上限55万株、10億円の自社株買いを発表も、修正幅が限定的で伸び悩む展開に。ディスコ<6146>:40900円(+60円)続伸も伸び悩み。第3四半期累計営業利益が770億円程度となり、従来予想を40億円近く上振れとの観測報道が伝わっている。前年同期791億円に迫る水準に。AIやEV向けの半導体製造装置需要が旺盛、単価上昇や円安も寄与のようだ。10-12月期は前年同期比3割増の約320億円となり、市場予想の308億円も上回ったとされている。本日は半導体株高の流れも支援だが、ここまでの株価上昇から当面の出尽くし感も強まり、上げ幅は縮小する展開に。ゲンダイAG<2411>:357円(-44円)大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は2.4億円で前年同期比30.2%減となり、通期予想は従来の5億円から2.8億円、前期比30.3%減に下方修正している。23年10月より施行されたステルスマーケティング規制により、多くのパチンコホールがインフルエンサーなどを活用したインターネット広告を見合わせており、マージンの高いインフルエンサー広告が減少しているもよう。日本エコシステム<9249>:2084円 カ -ストップ高買い気配。株主優待制度を新設すると発表している。2024年以降、毎年3月末、9月末に200株以上保有する株主を対象に、15000円分のクオカードを贈呈する。年間では3万円分となり、先週末終値に対する優待利回りは8.9%となる。優待・配当利回りは12%の水準となる。流通株式時価総額、及び、流通株式比率の向上など、上場維持基準の適合に向けた取組みの一つとしている。松屋R&D<7317>:918円(+130円)昨年来高値。24年3月期の営業利益予想を従来の8.60億円から11.00億円(前期実績6.11億円)に上方修正している。メディカルヘルスケア事業とセイフティシステム事業の受注が堅調だったため。自動化・省人化に向けた投資や新工場稼働によるコストダウン効果で利益率が改善したことも寄与する見込み。また、上場資金の使途を変更し、研究開発資金を26年3月期まで継続的に充当する方針などを明らかにしている。グッピーズ<5127>:2196円 カ -ストップ高買い気配。メドレー<4480>がグッピーズ株に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表している。中途転職者向け求人サイトの事業拡大や運営効率化などが目的。TOB価格は1株につき3250円(19日終値は1796円)で、TOB期間は22日から3月7日まで。TOB成立後はスクイーズアウトなどの手続きを経て非公開化する。グッピーズは賛同の意見を表明しており、同社株は上場廃止になる予定。グローバルセキュ<4417>:5010円(+490円)大幅に続伸。従来未定としていた24年3月期の期末配当予想を23.56円(前期末実績14.00円)と発表している。中期経営計画で公表した成長戦略が着実に前進しているため。また、前期実績の配当性向が19.39%であったことを踏まえ、さらなる利益還元の充実と株主価値の向上を図るために配当性向を25%に改めた。大幅増配見通しが投資家から好感され、素直に買いが入っているようだ。 <ST> 2024/01/22 11:47 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は147円台後半で推移、上値の重い状態が続く *11:08JST 東京為替:ドル・円は147円台後半で推移、上値の重い状態が続く 22日午前の東京市場でドル・円は147円80銭台で推移。148円30銭から147円83銭まで弱含み。147円80銭以下には顧客筋などのドル買い注文が残されており、ドルは148円近辺で下げ渋る状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは147円83銭-148円30銭、ユーロ・ドルはもみ合い。1.0888ドル-1.0905ドル、ユーロ・円は伸び悩み。161円56銭から161円10銭まで弱含み。 <MK> 2024/01/22 11:08 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は147円台後半で推移、上値の重さは払しょくされず *10:47JST 東京為替:ドル・円は147円台後半で推移、上値の重さは払しょくされず 22日午前の東京市場でドル・円は147円80銭台で推移。148円30銭から147円83銭まで弱含み。147円80銭以下には顧客筋などのドル買い注文が残されており、ドルは148円近辺で下げ渋る状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは147円83銭-148円30銭、ユーロ・ドルはもみ合い。1.0888ドル-1.0905ドル、ユーロ・円は伸び悩み。161円56銭から161円12銭まで弱含み。 <MK> 2024/01/22 10:47 注目トピックス 市況・概況 ドルは148円近辺で下げ渋る状態が続くとの見方 *09:56JST ドルは148円近辺で下げ渋る状態が続くとの見方 22日午前の東京市場でドル・円は148円05銭近辺で推移。148円30銭から148円01銭まで弱含み。ただし、147円80銭以下には顧客筋などのドル買い注文が残されており、ドルは148円近辺で下げ渋る状態が続くとみられる。ここまでの取引レンジは148円01銭-148円30銭、ユーロ・ドルはもみ合い。1.0889ドル-1.0898ドル、ユーロ・円は伸び悩み。161円56銭から161円28銭まで弱含み。 <MK> 2024/01/22 09:56 注目トピックス 市況・概況 日経平均は388円高、寄り後は堅調 *09:07JST 日経平均は388円高、寄り後は堅調 日経平均は388円高(9時5分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。先週末の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.70%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.02%上昇と、ダウ平均(1.05%上昇)と比べ上昇率が大きかったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。一方、日経平均は先週末に500円近く上昇したことから、市場では短期的な高値警戒感が意識された。また、外為市場で1ドル=148円00銭台と、先週末19日15時頃と比べ70銭ほど円高・ドル安水準となったことが、東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。さらに、明日発表される日銀金融政策決定会合の結果と植田日銀総裁の記者会見、今週から発表が本格化する内外企業の23年10-12月期決算を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。 <SK> 2024/01/22 09:07 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:東製鉄や三菱HCキャなどに注目 *09:05JST 個別銘柄戦略:東製鉄や三菱HCキャなどに注目 先週末19日の米株式市場でNYダウは395.19ドル高の37863.80、ナスダック総合指数は255.32pt高の15310.97、シカゴ日経225先物は大阪日中比300円高の36300円。為替は1ドル=148.10-20円。今日の東京市場では、24年3月期利益予想の上方修正と発行済株式数の0.50%上限の自社株買いを発表した東製鉄<5423>、デンマークの再生可能・次世代エネルギー事業会社に出資参画すると発表した三菱HCキャ<8593>、東証スタンダードでは、24年11月期営業利益が15.0%増予想と発表したティムコ<7501>、発行済株式数の1.30%上限の自社株買いを発表したカネコ種苗<1376>、株主優待制度を新設すると発表した日本エコシステム<9249>、1株を3株に分割すると発表したクオンタムS<2338>、東証グロースでは、24年3月期業績予想を上方修正した松屋R&D<7317>、フォースタ<7089>、24年3月期増配を発表したグローバルセキュ<4417>、テクマト<3762>と資本業務提携したモビルス<4370>、「セブン保険ショップ」の事業譲渡契約を締結したブロードマインド<7343>、メドレー<4480>が1株3250円でTOBを実施すると発表したグッピーズ<5127>などが物色されそうだ。一方、東証スタンダードで、23年12月期営業赤字が従来予想より拡大したアサヒエイト<5341>、23年12月期業績見込みを下方修正したジェイ・イー・ティ<6228>、24年3月期業績予想を下方修正したゲンダイAG<2411>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2024/01/22 09:05 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引~ *08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引■東製鉄、3Q営業利益 9.1%減 301億円■前場の注目材料:積水ハウス、米が主戦場に、自社技術で戸建攻略■指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引22日の日本株市場は、ハイテク主導での買い優勢の展開が意識されそうだ。19日の米国市場は、NYダウが395ドル高、ナスダックは255ポイント高だった。人工知能(AI)向け需要への拡大期待から半導体関連やハイテク株への買いが入り相場の上昇をけん引した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比300円高の36300円、円相場は1ドル148円20銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで17日に付けた高値を突破したことから、買い戻しの流れが強まりやすいだろう。また、米国ではエヌビディアが連日で最高値を更新するなか、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する可能性が高く、17日に付けたバブル後の高値36239.22円を更新してくる可能性がありそうだ。買い一巡後はこう着感が強まる可能性はありそうだが、押し目狙いのスタンスになろう。投資主体別売買動向では個人は利益確定の売りを継続しており、高値更新となれば本格化する決算を前に持ち高調整の流れに向かいやすいと考えられる。一方で高パフォーマンスを続けている日本株への関心は高く、海外ファンドなどは運用成績を高めるうえで日本株の比率を引き上げそうだ。また、中国で上場する日本株ETFへの活発な取引が継続しており、引き続き中国マネーの流入観測が底堅さにつながりそうである。物色の流れとしてはインデックスに絡んだ商いが中心のなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引するため、日経平均型になりそうだ。そのため、主力大型株が中心になりやすく、中小型株など個人主体の物色は値動きの強い銘柄の一角にとどまりそうである。また、決算発表が本格化するなか、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせよう。■東製鉄、3Q営業利益 9.1%減 301億円東製鉄<5423>の2024年3月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比1.6%増の2766.28億円、営業利益は同9.1%減の301.57億円だった。10-12月期は、国内における建築案件の工期遅れの影響などにより、製品出荷数量が計画を下回ったものの、出荷価格は想定どおりに推移し、エネルギーコストなど各種資材における購入単価の低減傾向が続いた。2024年3月期業績は、売上高が前期比1.6%増の3670億円、営業利益が同1.5%減の375億円を計画。■前場の注目材料・日経平均は上昇(35963.27、+497.10)・NYダウは上昇(37863.80、+395.19)・ナスダック総合指数は上昇(15310.97、+255.32)・シカゴ日経先物は上昇(36300、大阪比+300)・SOX指数は上昇(4375.65、+169.14)・VIX指数は低下(13.30、-0.83)・米長期金利は低下・米国のインフレ沈静化観測・積水ハウス<1928>米が主戦場に、自社技術で戸建攻略・丸紅<8002>社長・柿木真澄氏、資源・非資源問わず投資・伊藤忠<8001>自転車メンテの英社買収、移動多様化に対応・愛知製鋼<5482>技術開発を加速、「eアクスル」高性能化提案・住友ゴム<5110>サイバー対策でDTCYと協業・ヤマハ発<7272>小型表面実装機を発売、搭載能力13%向上・アンリツ<6754>郡山に大容量蓄電池導入、太陽光増設・住友重<6302>グループの住友建機、インドネシア製の林業機械、北米向け輸出倍増・TOTO<5332>富士通と公共トイレ見守り実証、ミリ波センサー活用でプライバシー配慮・菱洋エレクトロ<8068>訪問看護向けオンライン資格確認の導入支援・日本ゼオン<4205>シンガポール増強、S-SBR特殊品特化・レゾナックHD<4004>社内資料を対話で参照、生成AIシステム構築・大成建設<1801>社長・相川善郎氏、エンジ・環境分野を強く・ENEOS<5020>Eco-Porkと、養豚の課題解決で連携・住友金属鉱山<5713>加ニッケル探鉱に出資、優先権獲得・トクヤマ<4043>稼働率から収益計算、工場運営を効率化☆前場のイベントスケジュール<国内>・日銀金融政策決定会合(23日まで)<海外>・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%) <ST> 2024/01/22 08:45 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆ユーロ・円は159円近辺で下げ渋る状態が続く見通し *08:18JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆ユーロ・円は159円近辺で下げ渋る状態が続く見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に164円30銭(2023/11/16)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)による早期利下げの思惑は後退し、日本銀行による金融緩和策継続が予想されているため、新たなユーロ売り・円買い材料が提供されない場合、ユーロ・円は159円近辺で下げ渋る状態が続くとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの主要政策金利による早期利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日欧金利差の縮小観測【ユーロ買い要因】・2024年に複数回の米利下げ予想・ドイツなどユーロ圏諸国のインフレ率は高止まりの可能性・米欧金利差縮小の可能性 <CS> 2024/01/22 08:18 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:日米金利差の維持を想定してドルは底堅い動きを保つ可能性 *08:15JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差の維持を想定してドルは底堅い動きを保つ可能性 19日のドル・円は、東京市場では147円94銭から148円80銭まで上昇。欧米市場では147円84銭まで売られた後、148円53銭まで反発し、148円10銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に148円台で推移か。日米金利差は当面維持されると予想されており、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。日本銀行は1月22-23日開催の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定する見込み。市場参加者の多くはマイナス金利を解除する時期は、4月開催の金融政策決定会合になると予想しているようだ。4月解除予想の理由について一部の市場参加者は、「日本銀行は今年の賃上げ状況を確認したいと考えているから」と指摘している。また、「産業全体では2%の物価目標を大幅に上回るような賃金上昇につながる可能性は低い」との見方も出ており、2024年度における賃金上昇率が市場予想を上回ったとしても、日本銀行が利上げや国債買い入れ額の大幅な縮小など本格的な金融引き締めに動くことはないとみられる。 <CS> 2024/01/22 08:15 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:中1年物LPR、中5年物LPR、米景気先行指数など *06:30JST 今日の注目スケジュール:中1年物LPR、中5年物LPR、米景気先行指数など <国内>日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)<海外>10:15 中・1年物ローンプライムレート(LPR) 3.45% 3.45%10:15 中・5年物ローンプライムレート(LPR) 4.20% 4.20%20:25 ブ・週次景気動向調査24:00 米・景気先行指数(12月) -0.3% -0.5%27:00 ブ・貿易収支(先週)  13.91億ドル欧・欧州連合(欧)外相理事会注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2024/01/22 06:30 注目トピックス 市況・概況 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは395ドル高、半導体・ハイテクがけん引 *06:07JST 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは395ドル高、半導体・ハイテクがけん引 ■NY株式:NYダウは395ドル高、半導体・ハイテクがけん引米国株式市場は続伸。ダウ平均は395.19ドル高の37,863.8ドル、ナスダックは255.32ポイント高の15,310.97で取引を終了した。寄り付きは上昇。1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を大きく上回ったため長期金利が上昇し、ダウ平均は小幅に下落する場面もあったが、前日に続き人工知能(AI)向け需要への拡大期待から半導体関連やハイテク株への買いが入り相場の上昇をけん引。ダウ平均・ナスダックともに堅調に推移し、ダウは過去最高値、ナスダックは52週高値を更新した。セクター別では半導体・同製造装置の上昇が目立ち、銀行、保険と続いた。一方ヘルスケア機器・サービス、食品・飲料・タバコなどが下落した。家庭用品販売のウェイフェア(W)は管理職層とコストの削減のため全世界の従業員の13%を解雇すると発表し上昇。レンタカー会社のハーツ(HTZ)は投資判断の引き下げを受けて下落した。格安航空会社スピリット航空(SAVE)は第4四半期の売上高が同社ガイダンスの上限に達する見込みと発表し急伸。保険会社のトラベラーズ(TRV)は10-12月期決算で売上高及び1株利益が市場予想を上回ったことが好感され買われた。シカゴ連銀のグールズビー総裁はCNBCのインタビューで、インフレ鈍化が続けば利下げの議論を行うに値するだろうと述べた。ただ、金利の軌道を見極める上で当局者の発言ではなく経済データを注視すべきだと指摘した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米消費者信頼感指数の大幅改善で一時ドル買い強まる19日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円96銭から148円53銭まで上昇し、148円10銭で引けた。この日発表された米国の1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を大きく上回る上昇となり、10年債利回りが一時4.19%台へ急伸し、ドル買いが強まった。ただ、同1年期待インフレ率速報値は予想外に低下し、12月中古住宅販売件数も減少しており、その後は金利も落ち着き、ドル買いは後退した。ユーロ・ドルは1.0866ドルへ下落後、1.0897ドルまで上昇し、1.0895ドルで引けた。ユーロ・円は161円11銭から161円51銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2661ドルへ下落後、1.2704ドルまで上昇。英国の12月小売売上高(自動車燃料含む)の予想以上の落ち込みを受けたポンド売りもみられた。ドル・スイスフランは0.8705フランへ上昇後、0.8679フランまで下落した。■NY原油:弱含み、利食い売りが増えるNYMEX原油3月限終値:73.25 ↓0.7019日のNY原油先物3月限は弱含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.70ドル(-0.95%)の73.25ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.99ドル-74.63ドル。米国市場の前半にかけて74.63ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが増えたことで伸び悩み、一時72.99ドルまで値を下げた。通常取引終了後の時間外取引では主に73ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  32.22ドル   +0.49ドル(+1.54%)モルガン・スタンレー(MS) 85.34ドル   +1.44ドル(+1.71%)ゴールドマン・サックス(GS)382.20ドル  +5.29ドル(+1.40%)インテル(INTC)        48.15ドル   +1.41ドル(+3.01%)アップル(AAPL)        191.56ドル  +2.93ドル(+1.55%)アルファベット(GOOG)    147.97ドル  +2.98ドル(+2.05%)メタ(META)           383.45ドル  +7.32ドル(+1.94%)キャタピラー(CAT)      285.28ドル  +3.38ドル(+1.19%)アルコア(AA)         27.36ドル   +0.61ドル(+2.28%)ウォルマート(WMT)      162.38ドル  -0.86ドル(-0.52%) <ST> 2024/01/22 06:07 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:生成AI、エッジAI、半導体!今年はとにかく人気テーマに絞る【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:生成AI、エッジAI、半導体!今年はとにかく人気テーマに絞る【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年1月15日14時に執筆2023年に広く知られるようになったChatGPTを皮切りに、2024年も生成AIの進化は止まらないでしょう。例えばAIをカメラやセンサーなどのデバイス側に直接搭載し、データ収集や処理を行う「エッジAI」技術が普及すれば、あたくし達の生活はまたさらに便利になっていくのでしょうねぇ。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。1月9日~12日の日経平均は素晴らしいパフォーマンスでした。急上昇のチャンスをものにしたいと思う反面、足をすくわれるようなリスクも孕んでいる印象です。地合いが良くても決算期に向けて物色動向・トレンドが変わりやすい時期でもあるので、銘柄分析は欠かさず行うべきでしょう。今年は各国で選挙があり、目まぐるしく変化が起こる年になると予想されます。国によってはAIを規制するような報道もありますが、スマホの顔認証などをはじめ、AIが活躍する場面は広がっていくに違いありません。思い起こせば、昨年はとにかく大型株及び高配当利回り銘柄への物色が目立ちました。低PBR銘柄の落ち着いたチャートが、増配や自社株買いを発表後に急動意する場面も散見されましたねぇ。そのような中でグロース市場は軟調ながらも、AI関連は健闘していたように思えます。AI関連銘柄は新興の小型株が多いかもしれません。ただ、業績が伴っていないのに妙な買いが流入していたり、類まれな技術を持つ銘柄は要チェックです。今回はAI関連のテーマに絞ってご紹介して参ります。選挙期間中の演説などで、AI関連・AI半導体に言及する事があれば思惑から買われる可能性もありそうですな。AI技術を用いた光学式文字読み取り装置(OCR)サービス「DX Suite」を提供するAIinside<4488>は、昨年10月から25日線を下値に切り上げております。需要は拡大しているようで、直近の業績は通期計画を超過し好調です。ビッグデータ解析やAI業務支援ツールを手掛けるユーザローカル<3984>は、「自動アフターコーディングAI by ChatGPT」を無料提供するとの発表が好感されました。チャート(日足)は底を打って切り返しており、2月7日の決算発表後に変化があるか注視したいです。前述したエッジAI関連への物色もふつふつと始まっているようですねぇ。AIソリューションを手掛けるヘッドウォータース<4011>は、大量のデータを画像解析するエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」を提供しており、同分野でソニーグループ<6758>やマクニカホールディングス<3132>との協業が材料視されている模様で、昨年7月の高値から現在は落ち着いていますが、再び高値を目指すか監視中です。また、AI搭載のサイネージ広告に定評があるニューラルグループ<4056>もエッジAI実装に強みがありますねぇ。昨年12月25日には共同通信社と資本・業務提携を発表しました。同社のチャート(日足)は保ち合いから徐々に上放れしており、2月9日が決算発表です。プローブカードなど半導体検査器具メーカーである日本マイクロニクス<6871>は、直近で昨年来高値を更新しました。メモリー向けでは世界トップシェアを誇る同社は上方修正など業績復調が目立っており、24年12月期の決算予想がどうなるか監視中です。2月14日が決算です。最後は画像処理モジュール主力のアバールデータ<6918>です。同社も直近で昨年来高値を更新しましたな。24年3月期の経常は過去最高益を更新する見通し。半導体ブームの再来で、どこまで下値を切り上げるか。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/01/21 10:00 注目トピックス 市況・概況 高値圏のスイスフラン【フィスコ・コラム】 *09:00JST 高値圏のスイスフラン【フィスコ・コラム】 スイスフランは昨年末から上昇基調を強め、対ユーロで過去最高値圏に浮上。世界の主要中銀の利下げ観測が広がるなか、スイスの引き締め余地が背景にあります。一方、中東の戦況悪化が警戒されており、フランの安全通貨としての買いも継続しそうです。ユーロ・スイスフランは昨年12月27日、心理的節目の1ユーロ=0.94フランを上抜け、同29日には過去最高値となる0.9253フランまで値を切り上げました。年明け以降は伸び悩んでいるものの、0.94フラン付近となお高値水準を維持しています。対円も171円付近と、やはり過去最高値を付けました。さらにドルやポンド、豪ドルなど他の主要通貨に対してもやはり高値圏で推移しています。スイス中銀は2022年6月に引き締めサイクルに入り、政策金利をそれまでの-0.75%から23年6月には+1.75%まで引き上げました。その後同年9月、12月と、2会合連続で据え置きを決定。現時点で米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測でドル売りに振れていますが、欧州中銀(ECB)も今年前半にはハト派寄りに転じるとみられ、フランは消去法的に買いが入りやすい状況です。スイスの消費者物価指数(CPI)は昨年夏場以降に前年比で+2.0%を割り込んでいます。が、1月8日に発表された12月CPIは+1.7%と、前回の+1.4%から加速。中銀の引き締めは終了したとみられるものの、各国・地域の金融政策への思惑が交錯するなか、スイスの利下げは近くないとの見方からフランが買われています。今月25日開催のECB理事会は一段のユーロ安・フラン高の要因と見込まれます。スイス経済の成長維持も、フラン買いを支えています。直近7-9月期国内総生産(GDP)は前期比、前年比とも低水準ながらプラスを確保。国内物価は政府に統制やエネルギー価格が反映しにくい構造のため、インフレの伸びは主要国のなかでは低水準にとどまっています。小売売上高はなおマイナス圏ながら改善しつつあり、目先はスイス経済を支える要因になるとみられます。さらに安全通貨としての買いも継続しそうです。英米軍は1月12日に親イラン武装組織フーシ派を攻撃し、中東での戦況悪化が警戒されています。ハマス・イスラエル紛争はいったん休戦した後、戦闘が再開。今後イランが参戦した場合、第5次中東戦争も想定されるでしょう。11月の米大統領選でトランプ前大統領再登板の現実味も増すなか、地政学リスクが高まればドルからフランへの資金流入も考えられます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <TY> 2024/01/21 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀金融政策決定会合 貿易収支、欧中銀政策金利 *19:20JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀金融政策決定会合 貿易収支、欧中銀政策金利 ■株式相場見通し予想レンジ:上限35500円-下限36500円週明けに、日本銀行による金融政策決定会合(日銀会合)が開催され、23日の日中に結果が発表される。日銀会合のコンセンサスは、「現状の金融政策は据え置き」「「金融政策の正常化」に向けた検討や時期は明言せず」となっている。昨年末には今会合にて早期の「金融政策の正常化」に向けた動きを示すといった観測もあったが、1月1日に発生した能登半島地震を受けて一気に後退した。また、今日銀会合で同時に発表される「経済・物価情勢の展望」にて、2024年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)と23年度の経済成長率の見通しは下方修正となる公算が大きい、と既に報じられている。日銀関係者の話によると、24年度の物価見通しの引き下げは、原油価格の価格推移などを反映させるためで、従来の2.8%から2.5%前後に引き下げることが見込まれるとのことだ。日銀がターゲットとする「2%物価目標の持続的・安定的な実現」の最大のポイントである今年の春の賃上げ(春闘)の動きはほぼ想定通りだが、25年度の物価見通し(従来は1.7%上昇)に大きな変化はなく、目標の2%には達しないとの見方だ。そして、昨年7-9月期マイナス成長を踏まえて、23年度の実質国内総生産(GDP)見通しは、従来の前年度比2.0%増から下方修正となる可能性が大きくなっている。つまり「金融政策の正常化」に踏み出す余地は無く、今日銀会合はほぼサプライズゼロとなろう。市場でも、メガバンクなど銀行株が目立って買われていないことから、日銀会合に絡んだ思惑は入っていない様子だ。株式市場にとっては無風での通過を想定する。日銀会合以外の注目は、下値模索を続ける上海総合指数と香港ハンセン指数となる。とくに香港ハンセン指数は2022年安値を割り込んでくると、世界的に金融危機の影響が広がった2009年以来の安値水準が見えてくることから、中国株投資家のモメンタム悪化を招く可能性もあろう。中国株の投げ売りが加速し、上海総合指数、香港ハンセン指数が一段安の展開となった場合、今週さえない動きを見せていた資生堂<4911>、花王<4452>、ファナック<6954>など中国で事業を展開する銘柄はきつい動きを見せそうだ。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。来週発表予定の米経済指標は低調な内容が予想されている。10-12月期国内総生産(GDP)速報値は7-9月期の実績を下回る見込み。米国経済の減速が顕著になった場合、利下げ時期前倒しへの思惑が広がり、長期金利の低下を手がかりにドル売りが強まる可能性がある。ただ、日本銀行は大規模金融緩和を堅持する方針であり、マイナス金利の解消など本格的な緩和修正は来年度以降とみられ、日米金利差の早期縮小観測は後退した。そのため、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。なお、本格化する米企業決算ではハイテク関連が注目されており、好業績で米国株高が持続した場合、リスク選好の円売りが強まることも想定される。■来週の注目スケジュール1月22日(月):日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)、ブ・週次景気動向調査、米・景気先行指数(12月)、ブ・貿易収支、欧・欧州連合(欧)外相理事会など1月23日(火):日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目)、植田日銀総裁が会見、ブ・FGV消費者物価指数、欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(1月)、米・大統領選のニューハンプシャー州予備選(共、民)、欧・欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏銀行融資調査など1月24日(水):日・貿易収支(12月)、日・サービス業PMI(1月)、NZ・消費者物価指数(10-12月)、南ア・消費者物価指数(12月)、独英欧・製造業PMI(1月)、独英・サービス業PMI(1月)、米・製造業PMI(1月)など1月25日(木):日・全国百貨店売上高(12月)、日・首都圏新築分譲マンション(12月)、日・工作機械受注(12月)、工作機械受注(12月)、独・IFO企業景況感指数、ブ・経常収支(12月)、ブ・経常収支(12月)など1月26日(金):日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(12月18・19日分)、欧・ユーロ圏マネーサプライ(12月)、米・個人所得(12月)、米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(12月)など <NH> 2024/01/20 19:20 注目トピックス 市況・概況 株ブロガー・さなさえ: 個人は徹底的に好業績期待&割安&強いトレンドを追うべし!【FISCOソーシャルレポーター】 *17:00JST 株ブロガー・さなさえ: 個人は徹底的に好業績期待&割安&強いトレンドを追うべし!【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年1月16日19時に執筆皆様、おはこんばんちは。急連騰となった日経平均株価は遂に3万6000円に到達しました。バブル期の史上最高値である1989年12月29日(大納会)の3万8915円44銭を超えてくるのでは、との市場関係者の期待の声がますます高まっていっているようです。2022年12月の『黒田ショック』。そう呼ばれるアベノミクスの事実上の終焉と共に、個人投資家はかつて「個人投資家の主戦場」とも言われたグロース市場に執着せずに、チャートが強気を維持している個別株を攻めるべし、なのです。はい、さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目突入…はや53回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<バブル期並の株価ですが…汗>先にお話したように、日経平均がバブル期並みの価格に戻ったとしても、ジュリアナ東京が復活する事もなければ、サラリーマンに「24時間、戦えますか?」と問う事もなく、一万円札を振り回しながらタクシーを停めたり、おばあちゃんが証券会社にレジ袋にたくさんの札束を詰めて通う時代に戻るわけでもありません。まして、そこそこの器量の女性であってもアッシーくん、メッシーくんが大挙して群がっていたというあの頃…「ああ、生まれる時代を間違えた。」と舌打ちをしつつ、独身のわが身を憂う今日この頃です。さて、話が変わったようで変わりませんが、そんな株価高騰の中で日本の名目国内総生産(GDP)はドイツに抜かれ、世界4位に転落必至との報道をきくと「景気がええのか、悪いのか、どっちやねん」とツッコミを入れたくなりますね。相変わらず日本人の働き盛りの平均年収はなかなか上がりませんが、日経平均株価が約34年ぶりの高値をつけてきているのは事実です。まして新NISAが始まって、市場参加者が続々と増えてきているのですから、目先の相場で調整があったとしても押し目買いを狙う向きも多い事でしょう。ここから狙う個別株と言えば昨年から引き続き、「市場拡大期待の高いテーマ株」と「好業績で割安な株」で絞っていきたいと思っています。と、いうわけで、今回はそんな個別株をピックアップしていきます。まずは世界的なニーズに沸く半導体関連株からソフトバンクG<9984>系の英Arm及びTSMCと協業しているソシオネクスト<6526>です。直近では株価復調に期待する声が市場に増えてきているのを感じますね。それならば昨年11月にも当記事でご紹介しましたが、半導体製造装置の分野でニッチ企業として注目されてきているサムコ<6387>も業績面も含めた復調に期待したいですね。また、先日1月2日の記事でもご紹介した半導体商社関連株も堅調に推移しているようなので、それらに加える形で業績復調に期待中の協栄産業<6973>も今月30日の決算を前に買われてきているようなのでチェック中です。そして「PBR1倍割れ」という分野からは、自動車・二輪車用部品関連株は引き続き注目です。1月11日の決算でハネてきている三光合成<7888>、業績期待継続のフジオーゼックス<7299>、そして今後の決算を見極めたい大同工業<6373>、大同メタル工業<7245>あたりはチャートで見ても、動いてくれば面白そうです。同じく水晶デバイスの大真空<6962>、同業のリバーエレテック<6666>などへの期待も依然として高そうです。多分野に渡るフォトマスクメーカーであるエスケーエレクトロニクス<6677>も割安感もありながら、チャートは綺麗に右肩上がりですね。最後にその他の個別株で見れば、プレスリリース配信サイトのPRTIMES<3922>の戻り足は鮮明ですね。赤字幅縮小の決算で注目されたGunosy<6047>、そして能登半島地震を受けて思惑的に動いてきている地盤調査改良などを手掛けるITbookホールディングス<1447>、土壌汚染処理のダイセキ環境ソリューション<1712>も押し目買い意欲が強そうなので見ています。今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 <TY> 2024/01/20 17:00 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:伸び悩みか、162円台で上げ渋る興味も *15:06JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、162円台で上げ渋る興味も ■上げ渋り、ECBによる早期利下げの思惑残る今週のユーロ・ドルは弱含み。欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測は後退したが、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始するのは5月以降になるとの見方が強まり、リスク回避の米ドル売り・ユーロ買いは縮小。米長期金利の上昇もユーロ相場の反発を抑える一因となった。取引レンジ:1.0845ドル-1.0968ドル。「もみ合いか、米国経済の減速を警戒来週のユーロ・ドルはもみ合いか。1月25日の欧州中央銀行(ECB)理事会で早期利下げに否定的な見解が示される可能性はあるが、中立的な政策決定が見込まれることから、リスク選好的なユーロ買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。ただし、米10-12月国内総生産(GDP)の大幅な減速が確認された場合、ユーロは下げ渋る可能性がある。予想レンジ:1.0750ドル-1.1000■やや強含み、日銀緩和継続予想が支援材料に今週のユーロ・円は堅調推移。欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測は後退し、日欧金利差の維持を想定したユーロ買い・円売りが広がった。ユーロ売り・米ドル買いの取引が増えたものの、リスク回避的な米ドル売り・円買いは縮小し、この影響でユーロ・円は強い動きを保った。取引レンジ:158円57銭-161円86銭。■伸び悩みか、162円台で上げ渋る興味も来週のユーロ・円は伸び悩みか。1月22-23日開催の日本銀行金融政策決定会合で現行の大規模金融緩和の堅持が想定され、円売り優勢でユーロを押し上げる展開となりそうだ。25日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で、利下げ観測後退ならユーロ買いが多少強まりそうだが、新たな買い材料が提供されない場合、162円台でユーロは上げ渋る可能性がある。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・24日:1月製造業PMI(12月:44.4)・24日:1月サービス業PMI(12月:48.8)・25日:欧州中央銀行理事会(主要政策金利は据え置きの公算)予想レンジ:159円00銭-163円00銭 <FA> 2024/01/20 15:06 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:もみ合いか、日銀会合受けた円売りが勝る可能性 *15:05JST 豪ドル週間見通し:もみ合いか、日銀会合受けた円売りが勝る可能性 ■強含み、日銀早期政策修正観測は後退今週の豪ドル・円は強含み。マイナス金利政策の解除など日本銀行の早期政策修正観測の後退による円売りが広がった。一方、豪雇用者数の予想外の大幅減少や、中国の経済成長率など主要経済指標は力強さに欠けるとの見方から、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは週末前に一服した。取引レンジ:96円59銭-97円80銭。■もみ合いか、日銀会合受けた円売りが勝る可能性来週の豪ドル・円はもみ合いか。12月雇用統計で失業率は横ばいも、雇用者数は大幅に減少したことから、豪準備銀行(中央銀行)の追加利上げ観測は一段と後退。年内利下げ観測も浮上しており、豪ドルは買いづらくなっている。一方、日本銀行の金融政策決定会合では政策修正を見送るとの見方が大勢であり、24年度の物価見通しを下方修正する方向で検討との報道もあったことから、円売りに振れやすい状況は続くとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:96円00銭-99円00銭 <FA> 2024/01/20 15:05 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中銀による早期利下げ観測は後退 *15:04JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中銀による早期利下げ観測は後退 ■上昇、英インフレ緩和の思惑後退でポンド売り縮小今週のポンド・円は上昇。米国の早期利下げ観測は後退し、ポンド売り・米ドル買いが一時優勢となった。しかしながら、英インフレ緩和の思惑は後退し、米ドル・円相場は円安方向に振れた関係でポンドは対円で強い動きを見せた。一時189円に接近し、週末前も主に188円台で推移。取引レンジ:184円66銭-188円93銭。■下げ渋りか、英中銀による早期利下げ観測は後退来週のポンド・円は下げ渋りか。1月17日に発表された英国のインフレ指標は再加速が鮮明になり、英中央銀行の早期利下げ観測後退でポンド買いは続く可能性がある。ただ、1月24日の製造業とサービス業PMIが市場予想を下回った場合、リスク選好的なポンド買い・円売りは縮小する可能性がある。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・24日:1月製造業PMI(12月:46.2)・24日:1月サービス業PMI(12月:53.4)予想レンジ:186円50銭-190円00銭 <FA> 2024/01/20 15:04 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日銀緩和堅持で円売り継続も *14:59JST 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日銀緩和堅持で円売り継続も 【今週の概況】■米早期利下げ観測後退でドル買い強まる今週のドル・円は堅調推移。個人消費、雇用関連、消費者信頼感などの経済指標は市場予想を上回っており、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始するのは5月以降になるとの見方が広がったことがドル上昇につながった。日本銀行は今月開催の金融政策決定会合でマイナス金利政策の維持を決定するとの市場観測もドル買い材料となったようだ。ドル・円は週初に145円を下回ったものの、米長期金利の上昇を受けてじり高となり、週末前に148円台後半までドル高・円安が進行した。19日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円96銭から148円53銭まで反発。この日発表された米国の1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が市場予想を大幅に上回ったことから、米長期金利は上昇し、リスク選好的なドル買いが観測された。ただ、同1年期待インフレ率速報値は市場予想を下回り、12月中古住宅販売件数は減少したことから、リスク選好的なドル買い・円売りは縮小。148円10銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:144円88銭-148円80銭。【来週の見通し】■ドルは底堅い値動きか、日銀緩和堅持で円売り継続も来週のドル・円は底堅い値動きか。来週発表予定の米経済指標は低調な内容が予想されている。10-12月期国内総生産(GDP)速報値は7-9月期の実績を下回る見込み。米国経済の減速が顕著になった場合、利下げ時期前倒しへの思惑が広がり、長期金利の低下を手がかりにドル売りが強まる可能性がある。ただ、日本銀行は大規模金融緩和を堅持する方針であり、マイナス金利の解消など本格的な緩和修正は来年度以降とみられ、日米金利差の早期縮小観測は後退した。そのため、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。なお、本格化する米企業決算ではハイテク関連が注目されており、好業績で米国株高が持続した場合、リスク選好の円売りが強まることも想定される。【米・10-12月期国内総生産(GDP)速報値】(25日発表予定)25日発表の米10-12月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+1.8%と、7-9月期の+4.9%から大きく減速する見通し。市場予想と一致、または下回った場合はドル安要因に。【米・12月コアPCE価格指数】(26日発表予定)1月26日発表の12月コアPCE価格指数は前年比+3.0%と、前回実績の+3.2%から伸びの鈍化が予想される。市場予想を下回った場合、インフレ緩和期待でドル売りが強まる見通し。予想レンジ:146円00銭-150円50銭 <FA> 2024/01/20 14:59 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:実需の買いと思われる海外勢の投資資金が流入 *14:58JST 国内株式市場見通し:実需の買いと思われる海外勢の投資資金が流入 ■半導体株がけん引し日経平均は上昇今週の日経平均は週間で386.16円高(+1.09%) の35963.27円と上昇した。週初から引き続き時価総額の大きい銘柄が買われ日経平均は36000円台に乗せた。17日には1月限のオプション特別清算数値を上回る36239.22円まで上昇。買い一巡後は、中国株の下落などが投資家のモメンタムを冷やし利益確定売りが強まる場面も見られた。ただ、この下げは、日経平均の25日移動平均線乖離率が7%を超えたこともあり、短期的な過熱感が意識されやすい状況だったことも影響したと推測する。短期的な利益確定を入れたい投資家が、香港ハンセン指数の急落をきっかけとしただけとの見方だ。一方、為替市場では、1ドル148円台まで円安ドル高が進行したことからトヨタ自<7203>が上場来高値を更新するなど輸出関連銘柄が買われる展開に。週末にかけては、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅高となったことから、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体株に買いが集中。日経平均は35900円台後半で取引を終えた。なお、18日引け後に東京証券取引所が発表した1月第2週目(9日-12日)の投資部門別売買動向では、海外投資家の現物は9557億円の買い越し、先物も4895億円の大幅買い越しとなった。CTAなど商品先物系による売買が上昇の主体ではなく、実需の買いと思われる投資資金が東京市場に流入したと思われる。■来週は日銀金融政策決定会合今週末の米国株式市場は上昇。395.19ドル高(+1.05%)の37863.80ドル、ナスダックは255.32ポイント高(+1.70%)の15310.97、S&P500は58.87ポイント高(+1.23%)の4839.81ポイントで取引を終了した。19日の大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値300円高の36300円。SOX指数も前日比4.02%高と大幅続伸していることから、週明けの東京市場は上昇でスタートする公算が大きい。先週末同様、半導体株がけん引し日経平均は17日につけた取引時間中の高値36239.22円を上回る可能性がある。週明けに、日本銀行による金融政策決定会合(日銀会合)が開催され、23日の日中に結果が発表される。日銀会合のコンセンサスは、「現状の金融政策は据え置き」「「金融政策の正常化」に向けた検討や時期は明言せず」となっている。昨年末には今会合にて早期の「金融政策の正常化」に向けた動きを示すといった観測もあったが、1月1日に発生した能登半島地震を受けて一気に後退した。また、今日銀会合で同時に発表される「経済・物価情勢の展望」にて、2024年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)と23年度の経済成長率の見通しは下方修正となる公算が大きい、と既に報じられている。日銀関係者の話によると、24年度の物価見通しの引き下げは、原油価格の価格推移などを反映させるためで、従来の2.8%から2.5%前後に引き下げることが見込まれるとのことだ。日銀がターゲットとする「2%物価目標の持続的・安定的な実現」の最大のポイントである今年の春の賃上げ(春闘)の動きはほぼ想定通りだが、25年度の物価見通し(従来は1.7%上昇)に大きな変化はなく、目標の2%には達しないとの見方だ。そして、昨年7-9月期マイナス成長を踏まえて、23年度の実質国内総生産(GDP)見通しは、従来の前年度比2.0%増から下方修正となる可能性が大きくなっている。つまり「金融政策の正常化」に踏み出す余地は無く、今日銀会合はほぼサプライズゼロとなろう。市場でも、メガバンクなど銀行株が目立って買われていないことから、日銀会合に絡んだ思惑は入っていない様子だ。株式市場にとっては無風での通過を想定する。■中国株の動向に警戒か日銀会合以外の注目は、下値模索を続ける上海総合指数と香港ハンセン指数となる。とくに香港ハンセン指数は2022年安値を割り込んでくると、世界的に金融危機の影響が広がった2009年以来の安値水準が見えてくることから、中国株投資家のモメンタム悪化を招く可能性もあろう。中国株の投げ売りが加速し、上海総合指数、香港ハンセン指数が一段安の展開となった場合、今週さえない動きを見せていた資生堂<4911>、花王<4452>、ファナック<6954>など中国で事業を展開する銘柄はきつい動きを見せそうだ。■25日にECB理事会来週にかけては、国内は、22日から23日に日銀金融政策決定会合、26日に1月東京都区部消費者物価指数、12月企業向けサービス価格指数などが予定されている。海外では、22日に中・1月中国最優遇貸出金利、米・12月景気先行指数、23日に欧・1月消費者信頼感指数(速報値)、米・1月リッチモンド連銀製造業指数、24日に欧・1月仏製造業PMI(速報値)、1月独製造業PMI(速報値)、1月ユーロ圏製造業PMI(速報値)、英・1月製造業PMI(速報値)、米・1月PMI(速報値)、25日に欧・欧州中央銀行(ECB)理事会、米・第4四半期実質GDP(速報値)、12月耐久財受注(速報値)、12月住宅販売件数、26日に米・12月PCEデフレータなどが予定されている。 <FA> 2024/01/20 14:58 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:短期資金による日計り物色に留まるが、宇宙関連銘柄に注目 *14:57JST 新興市場見通し:短期資金による日計り物色に留まるが、宇宙関連銘柄に注目 ■プライム市場中心の相場展開が続く来週の新興市場はもみ合いか。今週、東証は2025年3月から東証プライム市場に上場する全約1600社に重要情報の英文開示を義務づけると伝わった。まず決算情報などを対象とし、日本文と英文の同時開示を求めるとのことだ。上場規則を改定し、海外投資家が判断しやすい環境を整えるようだが、まずは東証プライム市場から行うことから、東証プライム市場中心の相場展開は続くと考える。昨年12月18日には東証がグロース市場に対する具体的な施策も発表してはいるものの、今のところ市場関係者の関心は限定的なようだ。東証プライム市場優位の地合いが続くことで、相対的に東証グロース市場は弱含む展開が想定される。また、週明けには日本銀行金融政策決定会合が開催される。コンセンサスは「金融政策の正常化」は先送りされ目立った話は無いとなっているが、サプライズがあった際、市場の関心は為替動向や輸出関連銘柄など大型株に向かいやすい。やはり東証グロース市場は話題の対象外となりそうだ。■日計り物色の相場展開が想定来週の物色の対象は、引き続き短期資金が向かいやすい材料銘柄中心の相場展開となろう。主力銘柄に資金は向かいにくく、資金の流出入も早いことから日計り物色の相場展開が想定される。とりわけ売買代金100億円超えが続いているQPS研究所<5595>、ispace<9348>、INCLUSIVE<7078>など宇宙ビジネス関連銘柄は、週末にJAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が月への着陸に成功したことから関心は高まりやすい。また、直近IPOの雨風太陽<5616>はポジティブな材料も発表し物色されていたことから賑わいそうだ。一方、今週買われていた銘柄は利益確定売りが入る可能性が高い。新興市場でゆったりと腰を据えた投資は難しい地合いだ。 <FA> 2024/01/20 14:57 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:主要企業決算、GDPやPCEコアデフレーターに注目 *14:56JST 米国株式市場見通し:主要企業決算、GDPやPCEコアデフレーターに注目 来週は主要企業決算が本格化する。半導体関連ではテキサス・インスツルメンツやインテルが発表を予定。今週は台湾積体電路製造(TSMC)の好調な業績見通しや人工知能(AI)関連需要への期待を受け半導体株は上昇したが、その上昇基調を支える内容となるか注目だ。来週はまた、10-12月国内総生産(GDP)速報値や12月個人消費支出(PCE)コアデフレーターにも注目だ。FRBがインフレ指標として動向を注視しているコアPCEデフレーターの12月分は前年比で3.0%の上昇と11月(3.2%上昇)より一段の鈍化が予想されている。改めてインフレの鈍化が確認されれば、利下げ観測の後押しとなるだろう。ただ足元では堅調な経済指標が相次いで発表されており、早期利下げ観測の後退につながっている。来週発表予定の経済指標が堅調な内容だった場合、早期の利下げ観測が一段と後退する可能性もある。今週はFRB高官による早期の利下げ期待をけん制する発言が相次いだが、来週は当局者が金融政策についての発言を禁じられるブラックアウト期間に入る。次回1月末に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置く見込みだ。経済指標では、12月先行指数(22日)、1月リッチモンド連銀製造業指数(23日)、1月製造業PMI(24日)、12月シカゴ連銀全米活動指数、10-12月国内総生産(GDP)速報、12月卸売在庫速報、12月耐久財受注速報、12月新築住宅販売件数、新規失業保険申請件数(25日)、12月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、12月中古住宅販売仮契約(26日)などの発表が予定されている。主要企業決算では、航空会社ユナイテッド(22日)、技術・金融サービスのゼネラル・エレクトリック、ヘルスケア製品メーカーのJ&J、製造業の3M、消費財メーカーのP&G、通信会社のベライゾン・コミュニケーションズ、住宅建設会社のDRホートン、動画配信のネットフリックス、半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツ(23日)、通信会社AT&T、コンピューター・ソリューションを提供するIBM(24日)、航空会社アメリカン、化学品メーカーのダウ、半導体メーカーのインテル(25日)、クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレス(26日)などが予定されている。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2024/01/20 14:56 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:半導体に再びスポット!思惑買いを誘う出遅れ株に注目【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:半導体に再びスポット!思惑買いを誘う出遅れ株に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年1月15日10時に執筆2024年も生成AIの進化に伴って、AI半導体やその他の先端半導体への物色は続くと思われます。日本政府がこれだけ外資の半導体工場を誘致しましたから、どれほどの経済効果を生むのか今から楽しみですな。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。1月15日の日経平均(終値)はついに大台の36000円を突破してきました。年が明けてから嫌なムードが漂っておりましたが、少なからず払拭されたような気がします。円安方向へ為替が戻っており、これから辰年らしい昇り龍のようなチャートを期待したいところです。さて、半導体と言えばエヌビディアの話題が尽きません。同社は米政府の輸出規制を遵守したAI半導体「H20」を中国向けに量産を開始するとの事です。国防の観点から最新の先端技術が搭載された半導体ではないようですが、エヌビディア一強の状況は2024年も続くのか注視していく必要がありますな。また、日本政府が誘致した半導体ファウンドリーである台湾TSMCに関しても注目です。台湾総統選挙を経て、中国との統一を拒む民進党の頼清徳氏が勝利した事は、日台関係強化に繋がるものと期待したいところです。しかしにして、中国からの圧力も続きそうでもある事から、2024年の台湾・中国・米国の距離感がどうなるかによって、半導体の未来が二転三転する可能性がありますので注意が必要ですな。生成AIの安全性を確保する為に海外では規制の動きも出始めておりますが、AIの開発を止めるのは現実的に不可能でしょうな。より高精度のAIが開発される度に、それを維持する先端半導体の開発が激化していく可能性は高いので、今回はそういった半導体に関わる株を見ていきたいと思います。さて、TSMCや英アームと協業し2ナノCPUチップレットの開発に取り組むソシオネクスト<6526>は、1月30日の決算を前に底を打って切り返してきた模様。昨年12月末で1株を5株へ株式分割を実施して、個人投資家にも手を出しやすい株価になりましたな。25日線・75日線を上抜いて、トレンドを形成できるか監視中です。2024年に入り下値を切り上げているジェイテックコーポレーション<3446>は、半導体向け加工装置も手掛けております。ダイヤモンド半導体関連としての思惑もあり、底値圏から上放れできるか…。台湾国立加速器放射光センターからの大型受注の発表も好材料ですな。出遅れの半導体関連として物色されているテクニスコ<2962>もチェックしております。ヒートシンクのメーカーである同社は、パワー半導体向けなどの需要も堅調との事。2月14日の決算発表も注視です。こちらもパワー半導体関連や化合物半導体分野で定評のあるサムコ<6387>は、24年7月期は過去最高益を更新する見通しです。昨年6月に最高値を付けた後は下落基調ですが、いつ底を打って切り返すか監視を続けております。人工ダイヤの原料等を手掛けるイーディーピー<7794>は、ダイヤモンド半導体への思惑から短期資金が流入しましたな。直近でようやく25日線・75日線を上抜くと、トレンド転換へ向かうか監視中。昨年11月10日の決算は赤字転落との発表でしたが、やはりダイヤモンド半導体への市場期待は高いようです。最後も半導体関連よりザインエレクトロニクス<6769>です。昨年12月に同社製品を搭載した使い捨て4K内視鏡が米FDAからクリアランスを取得し量産を開始したとの発表が材料視されました。同社はエッジAI関連としても監視を強めております。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/01/20 10:00

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