注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見 *13:23JST 東京為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見 4日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、150円10銭台でのもみ合いが続く。具体的な手がかりは乏しく、積極的な売り買いは手控えられている。日経平均株価は心理的節目の40000円を上抜けたが、達成感から一段の上昇は抑制されているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円84銭から150円20銭、ユーロ・円は162円54銭から162円88銭、ユーロ・ドルは1.0838ドルから1.0847ドル。 <TY> 2024/03/04 13:23 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~東エレクがけん引し史上初の40000円台乗せ *12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~東エレクがけん引し史上初の40000円台乗せ 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は続伸、東エレクがけん引し史上初の40000円台乗せ・ドル・円は反発、日本株高で円売り・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■日経平均は続伸、東エレクがけん引し史上初の40000円台乗せ日経平均は続伸。前営業日比316.01円高(+0.79%)の40226.83円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えている。1日の米国市場は続伸。ダウ平均は90.99ドル高(+0.23%)の39087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高(+1.14%)の16274.94、S&P500は40.81ポイント高(+0.80%)の5137.08で取引を終了した。商業不動産セクターへの懸念が再燃し、寄り付き後はまちまち。その後、2月ISM製造業景況指数や2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に大幅悪化したため利下げ期待が再開、さらに、根強い人工知能(AI)関連需要への期待にハイテクセクターが続伸し、相場全体を押し上げた。ダウも上昇に転じ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ナスダックは連日で史上最高値を更新し終了した。米国株上昇を受けて、東京市場は大型株を中心に買い優勢で取引を開始した。日経平均は寄付きから史上初の40000円台に乗せる展開に。東エレク<8035>が上場来高値を更新し日経平均をけん引した一方、プライム市場の中小型株は下落しTOPIXは伸び悩むなど歪な地合いとなった。ただ、日経平均の大台突破を受けて取引活況は継続、東証プライム市場の売買代金は3兆円を超えた。日経平均採用銘柄では、東エレク以外、ルネサスエレクトロニクス<6723>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体株の上げが目立った。また、三越伊勢丹<3099>、オリンパス<7733>、SUMCO<3436>、キーエンス<6861>が上昇した。日経平均採用以外では、さくらインターネット<3778>、野村マイクロ・サイエンス<6254>が引き続き大幅高。一方、先週急騰したディー・エヌ・エー<2432>が反落したほか、川崎汽船<9107>、ヤマトホールディングス<9064>の下げが目立った。また、あおぞら銀行<8304>、千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>など銀行株がさえない。セクターでは、パルプ・紙、鉱業、電気機器、不動産業、精密機器などが上昇した一方、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業、ゴム製品、陸運業などが下落した。東証プライム市場の6割超の銘柄が下落しており、前場の終値時点でのNT倍率は14.82倍まで拡大。1月以降よく見られた日経平均優勢の地合いとなっている。前場終値時点の25日移動平均線との乖離率は+6.74%と短期的な過熱感を示す+7%には届いていない。一方、200日移動平均線との乖離率は+20.98%と既に+20%を超えていることから、日経平均の上昇一服はそろそろと見ておいた方が良さそうだ。後場は、東エレクなど半導体株が上げ幅を維持できるか注目したい。■ドル・円は反発、日本株高で円売り4日午前の東京市場でドル・円は反発し、149円84銭まで下落後に150円20銭まで値を上げた。日経平均株価は節目の40000円を上抜け、日本株高を好感した円売りが主要通貨を押し上げている。日銀による大規模緩和継続の思惑も、引き続き円安要因に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円84銭から150円20銭、ユーロ・円は162円54銭から162円87銭、ユーロ・ドルは1.0838ドルから1.0847ドル。■後場のチェック銘柄・ヒップ<2136>、クロスキャット<2307>など、14銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・10-12月期法人企業統計調査・全産業設備投資:前年比+16.4%(予想:+3.0%、7-9月期:+3.4%)・日・2月マネタリーベース:前年比+2.4%(1月:+4.8%)【要人発言】・バーキン米リッチモンド連銀総裁「引き続き賃金やインフレに圧力感じる」「インフレが引き続き正常化に向け改善を想定」「政策に関する判断を急いだことはない」「1月データ、季節的要因が多くあまり重視しない」「値上げは一部セクターの値下げと相殺される」<国内>特になし<海外>・16:30 スイス・2月消費者物価指数(前年比予想:+1.1%、1月:+1.3%) <CS> 2024/03/04 12:23 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は反発、日本株高で円売り *12:16JST 東京為替:ドル・円は反発、日本株高で円売り 4日午前の東京市場でドル・円は反発し、149円84銭まで下落後に150円20銭まで値を上げた。日経平均株価は節目の40000円を上抜け、日本株高を好感した円売りが主要通貨を押し上げている。日銀による大規模緩和継続の思惑も、引き続き円安要因に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は149円84銭から150円20銭、ユーロ・円は162円54銭から162円87銭、ユーロ・ドルは1.0838ドルから1.0847ドル。【経済指標】・日・10-12月期法人企業統計調査・全産業設備投資:前年比+16.4%(予想:+3.0%、7-9月期:+3.4%)・日・2月マネタリーベース:前年比+2.4%(1月:+4.8%) <TY> 2024/03/04 12:16 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):キーパー技研、伊藤園、DyDoなど *11:32JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):キーパー技研、伊藤園、DyDoなど <9627> アインHD:4592円(-90円)大幅続落。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は143億円で前年同期比22.4%増となっている。11-1月期は55.6億円で同13.4%増、増益率は鈍化する形だが、2ケタの増益基調は続く形に。ただ、上半期決算時には通期予想を上方修正し、買いインパクトにつながった経緯もあったが、今回の決算にはサプライズも限定的であり、目先の材料出尽くし感につながっているもよう。キーパー技研<6036>:5580円(-750円)大幅続落。先週末に2月の月次動向を発表している。キーパーラボ運営事業の既存店売上高は前年同月比11.9%減となり、22年6月期以降では初の前年割れとなっている。平均単価が同16.1%増加した一方、来店台数は同24.1%の減少に。雪や長雨の影響が響く形となったが、前年が異常なほどの高需要であった反動も強かったとみられている。ただ、2ケタ減のマイナスインパクトが先行する形に。伊藤園<2593>:3815円(-383円)大幅反落。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は218億円で前年同期比37.1%増となり、通期計画232億円、前期比18.4%増に対する進捗率は93.8%に達している。ただ、不需要期ではあるものの、11-1月期は47.1億円で同3.9%増と増益率は鈍化する形になっている。業績上振れへの期待はやや後退する状況にもなっているようだ。単独の増益率が第3四半期には低下する形となっている。DyDo<2590>:2872円(-238円)大幅続落。先週末に24年1月期の決算を発表、営業利益は37.3億円で前期比5.3倍となり、2月15日に発表した上方修正値水準での着地となっている。一方、25年1月期はトルコ子会社の会計上の調整に伴う影響額を算定できないとして、現時点では未定としている。なお、セグメント別では、国内飲料は連続増益予想も増益率鈍化見込み、医薬品関連や食品は減益見込みなどとしている。全般的には目先の出尽くし感が強まる状況のようだ。東エレク<8035>:39400円(+1020円)大幅続伸。一時4万円台寸前にまで上昇している。先週末の米国市場では、エヌビディアの時価総額が初めて2兆ドルに達するなど、長期金利の低下を支えに半導体関連株が一段高の展開になっている。SOX指数は4.29%高と一段と上昇ピッチを拡大させる形に。高値警戒感を意識しながらも、米国関連株高が波及効果となって、同社をはじめ国内半導体関連株には買いが先行している。QPS研究所<5595>:3295円 カ -ストップ高買い気配。防衛省から新たに宇宙領域の活用に必要な共通キー技術の先行実証に向けた衛星の試作を受注したと発表している。受注金額は56.49億円で、納期は28年5月期中。具体的な内容については、受注相手先に対する営業秘密保護の必要性から非開示としている。24年5月期の業績予想には織り込んでいないが、不確実性等の想定範囲に留まる見通し。25年5月期以降の業績に与える影響は現在精査中としている。サクシード<9256>:1008円 カ -ストップ高買い気配。24年3月期の期末配当予想を従来の無配から14.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。初配となる。将来の事業展開に備えた内部留保を確保しつつ、株主へ安定的な配当の実施を通じた利益還元を行うことが可能と判断したとしている。初配実施が好感されていることに加え、サクシード株はこのところ軟調に推移していたことから、値頃感も買いを後押ししているようだ。ブリッジコンサル<9225>:1760円 カ -ストップ高買い気配。GENDA<9166>とM&A戦略を通じた相互事業の発展を企図して業務提携契約を締結したと発表している。ブリッジコンサルティンググループが培ってきた専門的な知見とノウハウで、GENDAのM&A戦略を総合的にバックアップすることが可能としている。また、戦略的業務提携の一環として、ベンチャーキャピタルファンド「GENDA Capital 1号ファンド」に有限責任組合員として参画する。GENDA株も大幅に反発している。 <ST> 2024/03/04 11:32 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は引き続き150円10銭台で推移 *11:29JST 東京為替:ドル・円は引き続き150円10銭台で推移 4日午前の東京市場でドル・円は引き続き150円10銭台で推移。149円84銭まで下げた後、150円21銭まで反発。取引レンジは149円84銭-150円21銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0838ドル-1.0848ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。162円54銭から162円83銭まで値上り。 <MK> 2024/03/04 11:29 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は150円10銭近辺で推移 *10:48JST 東京為替:ドル・円は150円10銭近辺で推移 4日午前の東京市場でドル・円は150円10銭近辺で推移。150円16銭から149円84銭まで弱含み。取引レンジは149円84銭-150円16銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0838ドル-1.0848ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。162円84銭から162円49銭まで値下がり。 <MK> 2024/03/04 10:48 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:三井不やホッカンHDなどに注目 *09:12JST 個別銘柄戦略:三井不やホッカンHDなどに注目 先週末1日の米株式市場でNYダウは90.99ドル高の39087.38、ナスダック総合指数は183.02pt高の16274.94、シカゴ日経225先物は大阪日中比220円高の40220円。為替は1ドル=150.00-10円。今日の東京市場では、24年3月期業績予想を上方修正したホッカンHD<5902>、2月の売上高が前年同月比35.6%増となった松屋<8237>、1対3の株式分割と株主優待制度の新設を発表した三井不<8801>、東証スタンダードでは、上期営業利益が76.4%増となったゼネパッカー<6267>、発行済株式数の5.0%上限の自社株買いを発表した日基礎<1914>、2月の既存店売上高が9.4%増と1月の0.9%増から伸び率が拡大したワークマン<7564>、24年3月期株主優待の内容を発表したMCJ<6670>などが物色されそうだ。一方、第3四半期累計の営業利益が37.1%増と上期の50.4%増から増益率が鈍化した伊藤園<2593>、24年3月期業績予想を下方修正した日本コークス<3315>、25年1月期業績予想を未定としたDyDo<2590>、株式売出しと発行済株式数の1.82%上限の自社株買いを発表したNXHD<9147>、キーパーラボ運営事業の2月既存店売上高が11.9%減となったキーパー技研<6036>、東証スタンダードでは、上期営業利益が36.7%増と第1四半期の88.9%増から増益率が鈍化した大和コン<3816>、第1四半期の営業損益が0.75億円の赤字予想と発表したピープル<7865>、24年3月期業績予想を下方修正したSシャワー<4838>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2024/03/04 09:12 注目トピックス 市況・概況 日経平均は330円高、寄り後はもみ合い *09:06JST 日経平均は330円高、寄り後はもみ合い 日経平均は30円高(9時5分現在)。今日の東京市場は買いが先行した。先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継いだ。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.14%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.29%上昇と、ダウ平均(0.23%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。一方、日経平均が先週末に700円を超す大幅高となったことから短期的な過熱感が強くなっており、利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。 <SK> 2024/03/04 09:06 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク主導で日経平均型優位の展開~ *08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク主導で日経平均型優位の展開~ 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■ハイテク主導で日経平均型優位の展開■伊藤園、3Q営業利益 37.1%増 217億円■前場の注目材料:IHI、兵庫・相生の鋳造移管、需要減少で新潟に集約■ハイテク主導で日経平均型優位の展開4日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。1日の米国市場は、NYダウが90ドル高、ナスダックは183ポイント高だった。2月のISM製造業景況指数やミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に大幅悪化したため、利下げ期待が高まった。根強い人工知能(AI)関連需要への期待にハイテクセクターが続伸し、ナスダック指数、S&P500指数は史上最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の40220円、円相場は1ドル150円10銭台で推移している。日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時39890円まで下げる場面も見られたが、米国市場の取引開始後は強い基調を見せており、一時40290円まで買わた。エヌビディアは終値ベースでの最高値を更新したほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズやマイクロン・テクノロジーなどハイテク株がけん引する格好から、SOX指数は4%を超える上昇となるなか、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する展開になろう。日経平均株価は寄り付きの段階で4万円の大台に乗せてくることが見込まれるなか、いったんは達成感からの利益確定の売りが出やすくなるだろう。今週も米国では多くの経済指標の発表が予定されているほか、週末には雇用統計の発表を控えていることから、神経質な場面もあるだろう。また、需給面では週末に3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることから、先物市場ではSQに絡んだ限月交代に伴う商いが中心になりやすく、積極的にトレンドを取りに行く売買は手控えられやすい。ただし、足もとで急速にレンジを切り上げるなか、SQに絡んだヘッジ対応の動きも強まりやすいだろう。ヘッジ対応の動きが新たなヘッジの動きを強める一因となるなか、上へのバイアスが強まる展開も意識しておきたいところだろう。また、3月相場入りとなるなか、配当志向の物色も強まってくるだろう。ハイテク主導で日経平均型優位の展開ながら、バリュー株への資金流入も期待される。さらに、日経平均株価の一段の上昇が期待されるなかでセンチメントは明るく、個人主体による中小型株への物色も見込まれる。■伊藤園、3Q営業利益 37.1%増 217億円伊藤園<2593>が発表した2024年4月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比5.4%増の3462.51億円、営業利益は同37.1%増の217.58億円だった。「お~いお茶」ブランドをはじめとする飲料品の販売が好調だった。2024年4月期業績は、売上高が前期比4.2%増の4500億円、営業利益は同18.4%増の232億円と昨年11月に上方修正した計画を据え置いている。■前場の注目材料・日経平均は上昇(39910.82、+744.63)・NYダウは上昇(39087.38、+90.99)・ナスダック総合指数は上昇(16274.94、+183.02)・シカゴ日経先物は上昇(40220、大阪比+220)・SOX指数は上昇(4929.58、+202.67)・VIX指数は低下(13.11、-0.29)・米原油先物は上昇(79.97、+1.71)・米長期金利は低下・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気・米国のインフレ沈静化観測・IHI<7013.T>兵庫・相生の鋳造移管、需要減少で新潟に集約・JSR<4185.T>JIC、月内にTOB、中国当局と交渉めど・トヨタ自<7203.T>きょう国内全工場再開、安全・品質の確認徹底・ゆうちょ銀行<7182.T>リテール事業を変革、次期社長「身近な銀行に」・ENEOSHD<5020.T>三菱商事など4社で、東京湾周辺のCO2をマレーシアで貯留検討・筑波銀行<8338.T>M&Aで事業承継支援、茨城地盤の5金融機関、アライアンス立ち上げ・TOPPANHD<7911.T>ENEOSと、バイオエタノール開発契約、古紙原料を検証・JR西日本<9021.T>25年度採用計画、3.5%減の1370人に・ブリヂストン<5108.T>新中計、3年で設備投資1.4兆円・コマツ<6301.T>部品供給網を強化、建設・鉱山機械向け、豪・インドネシアに施設・安川電機<6506.T>キュウリ葉かきなど農業ロボ活用本格化、JA全農と連携・日本精工<6471.T>風力軸受長寿命化、負荷容量25%向上・横河電機<6841.T>インド流量計買収、グローバル品質で現地生産・ルネサス<6723.T>インドに合弁、半導体後工程工場を建設・三井化学<4183.T>EV素材開拓、樹脂化、設計含め提案・三菱瓦斯化学<4182.T>標高1130メートル、岩手で地熱発電所稼働、三菱マテなど3社出資・エア・ウォーター<4088.T>2子会社統合、炭酸ガスと水素、脱炭素に知見結集・日本ピグメント<4119.T>住友化学傘下の着色剤子会社を子会社化☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 10-12月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:+3.0%)・08:50 2月マネタリーベース(1月:前年比+4.8%)<海外>・特になし <FA> 2024/03/04 08:47 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避のユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は依然として低い見通し *08:20JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避のユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は依然として低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に164円30銭(2023/11/16)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は今年6月に利下げ開始の可能性がある。一方、日本銀行はマイナス金利の3月解除が予想されるが、解除後も緩和的な金融環境は長期間維持されるとの見方は多いため、リスク回避のユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は依然として低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの主要政策金利による早期利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日欧金利差の縮小観測【ユーロ買い要因】・2024年に複数回の米利下げ予想・ドイツなどユーロ圏諸国のインフレ率は高止まりの可能性・米欧金利差縮小の可能性 <CS> 2024/03/04 08:20 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:日米金利差維持の思惑でドルは下げ渋る可能性 *08:16JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差維持の思惑でドルは下げ渋る可能性 3月1日のドル・円は、東京市場では149円96銭から150円50銭まで反発。欧米市場では150円72銭まで買われた後、150円05銭まで下落し、150円14銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に150円を挟んだ水準で推移か。日米金利差がただちに縮小する可能性は低いため、ドルは下げ渋る可能性がある。日本銀行は金融正常化に前向きであり、今月開催の金融政策決定会合でマイナス金利は解除されるとの見方が広がっている。ただし、留意すべき点もある。2月全国消費者物価コア指数(コアCPI)の伸び率は2%レベルを維持する可能性があるが、日銀の植田総裁は2月29日、「2%の物価安定目標に向けて賃金と物価の好循環がうまく回り出しているか、確認していく作業を続ける」との見方を示している。3月の会合でマイナス金利政策が解除されることになっても、予見しうる将来において賃金と物価の好循環が持続すると判断できない場合、日銀は緩和的な金融環境を長期間維持する可能性がありそうだ。 <CS> 2024/03/04 08:16 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:設備投資、企業売上高、豪ASEAN首脳会議など *06:30JST 今日の注目スケジュール:設備投資、企業売上高、豪ASEAN首脳会議など <国内>08:50 設備投資(10-12月) 3.0% 3.4%08:50 企業売上高(10-12月) 4.5% 5.0%08:50 企業利益(10-12月) 21.3% 20.1%08:50 マネタリーベース(2月)  4.8%10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存10-25年、残存25年超)(日本銀行)<海外>16:00 トルコ・CPI(2月) 4.0% 6.7%16:30 スイス・消費者物価指数(2月) 1.1% 1.3%17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(2月)  0.46%20:25 ブ・週次景気動向調査米・フィラデルフィア連銀総裁が講演米・大統領選の共和党ノースダコタ州党員集会中・人民政治協商会議(政協)が開幕豪・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議(6日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2024/03/04 06:30 注目トピックス 市況・概況 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは90ドル高、ハイテクがけん引 *06:04JST 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは90ドル高、ハイテクがけん引 ■NY株式:NYダウは90ドル高、ハイテクがけん引米国株式市場は続伸。ダウ平均は90.99ドル高の38,087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高の16,274.94で取引を終了した。商業不動産セクターへの懸念が再燃し、寄り付き後、まちまち。その後、2月ISM製造業景況指数や2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に大幅悪化したため利下げ期待が再開、さらに、根強い人工知能(AI)関連需要への期待にハイテクセクターが続伸し、相場全体を押し上げた。ダウも上昇に転じ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ナスダックは連日で史上最高値を更新し、終了した。セクター別では半導体・同製造装置、医薬品・バイテクが上昇した一方、保険が下落。民間・軍用機の機体などの航空機構造の設計・製造を手掛けるスピリット・エアロシステムズ(SPR)は元親会社の航空機メーカーのボーイング(BA)が737型機の部品供給会社である同社の買収交渉をしているとの報道で、上昇。ボーイング(BA)は下落した。コンピューターメーカーのデル・テクノロジー(DELL)は第4四半期決算でAIの強い需要の勢いが支援した好決算が好感され、続伸。半導体のエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も期待感からそれぞれ連れ高となった。一方、携帯端末のアップル(AAPL)はゴールドマンサックスが同社株を「強い買い推奨リスト」から除外したことが嫌気され、売られた。地銀のニュ―ヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)は融資審査に関する内部管理に重大な脆弱性を確認、証券取引委員会(SEC)への年次報告書の提出を延期すると発表し、大幅安。エヌビディア(NVDA)の時価総額は初めて2兆ドルに達した。 生成AIの利用の急速な拡大が背景となる。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:ドル弱含み、2月ISM製造業景況指数などの悪化で利下げ期待高まる1日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円72銭へ上昇後、150円06銭まで下落し、150円14銭で引けた。米2月製造業PMI改定値が予想外に上方修正されたためドル買いが優勢となった。その後、米2月ISM製造業景況指数が上昇予想に反して低下したほか、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は予想外に速報値から下方修正され、利下げ観測を受けた長期金利の低下に伴うドル売りに転じた。ユーロ・ドルは1.0798ドルまで下落後、1.0843ドルまで上昇し、1.0835ドルで引けた。ユーロ・円は、162円92銭から162円52銭まで下落。ユーロ・ドル圏2月消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化で欧州中央銀行(ECB)の利下げを織り込むユーロ売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2600ドルまで下落後、1.2664ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8893フランまで上昇後、0.8830フランまで下落した。■NY原油:堅調推移、一時80.85ドルまで値上りNYMEX原油4月限終値:79.97 ↑1.711日のNY原油先物4月限は堅調推移。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+1.71ドル(+2.19%)の79.97ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.05ドル-80.85ドル。ロンドン市場の序盤に78.05ドルまで売られたが、米国市場の中盤にかけて80.85ドルまで上昇した。80ドル突破でポジション調整的な買いが入ったようだ。米国経済指標の軟化で早期利下げ期待が高まったことも影響したようだ。通常取引終了後の時間外取引では利食い売りが観測されており、主に79ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  34.35ドル   -0.17ドル(-0.49%)モルガン・スタンレー(MS) 86.48ドル   +0.44ドル(+0.51%)ゴールドマン・サックス(GS)388.10ドル  -0.95ドル(-0.24%)インテル(INTC)        43.82ドル   +0.77ドル(+1.78%)アップル(AAPL)        179.66ドル  -1.09ドル(-0.60%)アルファベット(GOOG)    138.08ドル  -1.70ドル(-1.21%)メタ(META)           502.30ドル  +12.17ドル(+2.48%)キャタピラー(CAT)      336.70ドル  +2.74ドル(+0.82%)アルコア(AA)         27.68ドル   +0.47ドル(+1.72%)ウォルマート(WMT)      58.76ドル   +0.15ドル(+0.25%) <ST> 2024/03/04 06:04 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:強い日本株式市場は順張り投資でGO!上昇トレンドで利幅狙い【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:強い日本株式市場は順張り投資でGO!上昇トレンドで利幅狙い【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年2月26日15時に執筆史上最高値を更新した日経平均がどこまで伸びるのか、国内外に期待されているようですな。海外諸国と比較して経済が停滞していると言われ続けてきた日本が、34年もの年月を経て目覚めるのか。あとは増税を辞めて、個人所得を少しずつでも増やしてもらえると、国内消費も盛り上がると思うんですがねぇ…全サラリーマンの願いですよ、ほんと。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。年末年始の予想では、2月中に日経平均が史上最高値を超えるなど想像できませんでした。「日経平均は今後10万円を記録する可能性がある」と大胆な予想をする専門家を見る機会も増えております。昨年であれば信じる人がいなかったかもしれませんが、今の日経平均の勢いを見ると可能性がゼロではないと思ってしまうのも不思議です。日本人は「逆張り思考」が強いと言われます。株価が下落して安くなったタイミングで買いに行くという考え方です。もしかすると、この考えがデフレの元凶かもしれませんねぇ…。もちろん正しい考え方ですが、現在のような強気相場では「値上がり前の値段まで落ちたら買おう」なんて考えると、あれよあれよと上昇トレンドに乗る機会を逃してしまうのです。現在の株価上昇が外国人投資家のマネーによって支えられているのであれば、上昇の兆しが見えたら買いに行く「順張り思考」でパフォーマンスを上げられるかもしれません。インフレに転換した今の日本は、待っていると物価が上がっていきますからねぇ。単純に同じ銘柄の過去と現在の株価を比較するのではなく、将来の企業価値に対して現在の株価が割安であれば買うという判断が重要になってくるでしょう。失敗の経験を積み重ねた分だけ投資家は成長していくものですから、勇気を持って34年間待望した強気相場をものにしていきたいですな。鉄道車両中堅の近畿車輛<7122>は、直近で昨年来高値を更新してきました。コロナ後から業績も堅調で、PER・PBRもかなり割安水準となっています。昨年11月と今年2月の決算ともに上方修正を発表しており、次の決算発表がどうなるか注視したいです。新NISAの潮流を受けて、金融コンサルを手掛けるブロードマインド<7343>も好調なようですねぇ。2月13日の決算では上方修正に加えて増配も発表しました。小型株で足の軽さが目立ちますが、高値圏のチャートから更に上振れてトレンドを形成できるか…。25年3月期の見通しが今後どうなるのか注視です。24年12月期も過去最高益となる見通しを発表したグッドライフカンパニー<2970>は、チャート(日足)は下値を切り上げております。不動産投資マネジメント事業を手掛ける同社は、インフレの思惑もありますねぇ。昨年12月末の安値から2倍近くの株価に上昇しましたが、業績好調により配当が実施されれば上振れの可能性もあると見て監視中です。土木用・建設用のセメント製品を手掛けるヤマックス<5285>は、インフラ老朽化の補修など国土強靭化関連として思惑がありますな。直近の業績も好調で、25日線を下値に上昇トレンドを形成しております。2月14日の決算後に動意したミツバ<7280>も、鮮やかな上昇トレンドを形成しておりますねぇ。自動車向け電装品メーカーの同社は、円安を受けて業績好調な模様。PBR1倍割れですので、株主還元策が今後発表されるか注視ですな。最後は合成樹脂製品を主力とするクリヤマHD<3355>です。24年12月期の経常も過去最高益に並ぶ水準の予想で、昨年来高値を更新してもPER・PBRは割安となっております。21年12月に記録した高値1249円を上抜ければ、さらに下値を切り上げる可能性があるか…。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/03/03 10:00 注目トピックス 市況・概況 波乱の3月ドル円相場【フィスコ・コラム】 *09:00JST 波乱の3月ドル円相場【フィスコ・コラム】 日米中銀の政策決定やそれに影響を与える重要イベントが重なり、今月のドル・円相場は波乱の展開が予想されます。ドル選好地合いが続くなか、日本のインフレや春闘、金融政策運営が注目されます。円安に振れれば2022年の高値を上抜け、新高値の可能性があります。ドル・円は2月13日に150円台に浮上後、月末まで底堅い値動きが続きました。鈴木財務相をはじめとする政府の円安けん制でドルは早めの利益確定売りに下押されるものの、150円を下回ると押し目買いが入り相場は下値の堅さが意識されています。連邦準備制度理事会(FRB)当局者から政策金利の早期引き下げに慎重なスタンスが相次いで示され、利下げの後ずれをにらんだドル買いが背景にあります。焦点となるのは13日に予定される自動車・電機大手の賃上げ集中回答。2023年は30年ぶりの高い伸びを記録し、24年は連合がそれを上回る高水準を目標に掲げています。日銀は賃金上昇を伴う2%の物価目標を達成できれば大規模緩和の修正に乗り出す方針で、市場は18-19日開催の金融政策決定会合でのマイナス金利解除を想定。そうしたシナリオなら、円買いがドルを下押しする見通しです。ただ、日銀は政策変更には慎重とみられ、現行の政策維持なら円売りが強まるでしょう。日本の1月消費者物価指数(コア指数)は前年比+2.0%と前回から低下しており、日本のインフレ率失速は鮮明に。3月22日発表の日本の2月CPIコア指数は目標である前年比2%台の水準を維持できるか微妙です。日銀当局者から金融正常化に前向きな発言が聞かれましたが、修正の思惑後退なら円売り再開でしょう。一方、米FRB当局者から早期利下げに否定的な見解が相次いでいます。3月12日発表の米2月CPIは伸びの鈍化のペースが想定よりも緩慢とみられ、同19-20日のFOMCでは、改めて引き締め的な政策を堅持するとの見方が広がりつつあります。また、堅調な米経済指標を受けソフトランディングへの期待感でドル買いが入りやすいほか、NY株式市場の強気相場による円売りもドルの押し上げ要因となります。日経平均株価は過去最高値を更新しましたが、ドル・円も2022年10月の高値151円94銭を更新する可能性が出てきました。日本政府の為替介入への警戒感から151円台は上値が重くなるとみられますが、鈴木財務相は「水準ではなく勢い」と指摘。ドルは151円後半の攻防を経て、さらに上値を試す展開も想定しておく必要がありそうです。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <TY> 2024/03/03 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米雇用統計、東京CPI、米ISM非製造業景況指数 *18:23JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米雇用統計、東京CPI、米ISM非製造業景況指数 ■株式相場見通し予想レンジ:上限40500円-下限39500円今週末3月1日の米国市場は続伸。ダウ平均は前日比90.99ドル高(+0.23%)の39087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高(+1.14%)の16274.94、S&P500は40.81ポイント高(+0.80%)の5137.08で取引を終了した。225ナイトセッションは日中終値比190円高の40190円で取引を終了。週明けの日経平均は史上初の40000円台乗せを試す展開を迎えよう。TOPIXの史上最高値2884.80pt(1989年12月18日)に3月1日の終値ベースで計算したNT倍率14.73倍をかけると日経平均は42493円という値が算出される。この水準が次のターゲットとなると考える。日経平均が39000円水準で日柄調整を迎えたことで、週末の大幅高を加味しても、日経平均の25日移動平均線乖離率は+6.34%と短期的な過熱感を示す+7%を下回っている。ただ、200日移動平均線乖離率は+20.22%とこちらは、短期的な過熱感を示唆する+20%を上回ったことで、上値の重さが意識されそうだ。また、昨年4月から5月にかけて上昇した日経平均の上昇幅(約6000円)と今回の上昇幅がほぼイコールとなったことも考慮されよう。プライム市場の売買代金が4兆円を割るような地合いが数日続いた場合、1月から続いた日経平均の上昇基調はいったん終わりを迎えるかもしれない。来週は重要な米国経済指標の発表が相次ぐ。とりわけ、5日の2月ISM非製造業景況指数、6日の2月ADP全米雇用報告、1月JOLTS求人件数、そして、8日の2月雇用統計が注目されよう。この経済指標は、前回ADP全米雇用報告以外そろって市場予想を上振れる結果となり、米長期金利上昇、そして、円安ドル高の原動力ともなった。前回と同じように市場予想上振れが相次ぐと、為替は円安ドル高に振れやすくなり、輸出関連銘柄の追い風となろう。2月29日の個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想通りだったことでインフレ再燃懸念は後退したが、3月19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは、経済指標の結果に一喜一憂する地合いは継続と考えておいた方がいいだろう。一方、強い米経済指標は米長期金利の上昇要因となることから、米国株の上値が重くなる可能性はある。強い米経済指標は諸刃の剣となることから要注意と言えよう。なお、6-7日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言も予定されていることから、来週は為替動向を警戒したい。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。日本のインフレ指標で伸びが鈍化し、金融緩和継続の思惑が広がればドル買い・円売りが強まる可能性がある。また、米国の早期利下げ観測が後退した場合、ドル選好の流れが続く見通し。2月27日に発表された日本の1月消費者物価指数(CPI)コア指数は前年比+2.0%と市場予想を上回った。ただ、12月の+2.3%から低下している。2月CPIの先行指標となる東京都区部CPIが低下した場合、日本銀行の緩和修正期待の後退でドル買い・円売りが強まる可能性がある。日銀は金融正常化に前向きな見解を示し、今月開催の金融政策決定会合でマイナス金利は解除されるとの見方が高まっている。ただ、3月発表の2月全国CPIコア指数は前年比+2%を下回る可能性もあり、マイナス金利解除は4月以降とのシナリオもある。一方、米国の1月コアPCE価格指数は前年比+2.8%と市場予想と一致したが、伸びは前回から低下した。ただ、インフレ抑制のペースは緩慢で、米2月CPIが次の注目材料となろう。ドル・円相場は市場が想定する為替介入ゾーンに接近しており、ドルへの下押し圧力が強まるだろう。ただ、米国の利下げ開始時期見通しは後ずれし、150円を中心に足場固めの展開に。目先的に節目の152円を試す場面も想定したい。■来週の注目スケジュール3月4日(月):設備投資(10-12月)、米・フィラデルフィア連銀総裁が講演、豪・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議(6日まで)、など3月5日(火):東京CPI(2月)、中・財新サービス業/総合PMI(2月)、印・サービス業/総合PMI(2月)、欧・ユーロ圏サービス業/総合PMI(2月)、米・ISM非製造業景況指数(2月)、米・大統領選「スーパーチューズデー」、など3月6日(水):豪・GDP(10-12月)、欧・ユーロ圏小売売上高(1月)、米・ADP全米雇用報告(2月)、米・JOLTS求人件数(1月)、米・地区連銀経済報告(ベージュブック)公表、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院金融委員会で証言、など3月7日(木):毎月勤労統計-現金給与総額(1月)、連合が24年春季生活闘争(春闘)の要求集計結果公表・記者会見、欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、米・新規失業保険申請件数(先週)、中・貿易収支(2月)、米・バイデン大統領が一般教書演説、米・パウエルFRB議長が上院銀行委員会で証言、など3月8日(金):家計支出(1月)、景気ウォッチャー調査(2月)、独・鉱工業生産指数(1月)、欧・ユーロ圏GDP確定値(10-12月)、米・雇用統計(2月)、など <CN> 2024/03/02 18:23 注目トピックス 市況・概況 株ブロガー・さなさえ:グロースが好調!注目はAI関連!個人投資家の躍動に期待しまっす♪【FISCOソーシャルレポーター】 *17:00JST 株ブロガー・さなさえ:グロースが好調!注目はAI関連!個人投資家の躍動に期待しまっす♪【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年2月27日15時に執筆皆様、おはこんばんちは。いよいよ3月相場ですね。「雪が溶けて川になって流れていきます(春一番)」のキャンディースもいいですが、わたしはこの時期に聴きたい往年のアイドルソングは「春という字は三人の日と書きます」の石野真子の「春ラ!ラ!ラ!」です。ただ、ただ…あの頃、小悪魔的な女子になって男女三つ巴の恋愛を楽しんでみたかった…さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目突入…はや59回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<エヌビディア決算がAI物色に波及>注目された米エヌビディアの決算が、市場予想を遥かに上回る「超弩級」となった事で、世界的な人工知能(AI)開発の競争激化と共に、AI・半導体市場の急拡大が明らかになり、直近のブログや、当記事でもご紹介してきた中小型株への物色が拡大してきていますね。AI関連株…これまで東証グロース市場指数と共に昨年は徹底的に売られ、成長期待がありながらも、それらを泣く泣く手放さざるを得なかった個人投資家の方も多かったのではないでしょうか。わたし自身も昨年のグロース市場の低迷に痛んだ投資家の一人ではありますが、ブログでも毎月のように注目株をご紹介している通り、昨年末から破竹の勢いでその精力を取り戻してきています。さらに今年から始まった新NISA制度のおかげで、続々と新旧の個人投資家が集ってきている状況でもありますので、このままAI・半導体への期待や思惑が続くようであれば、本格的なグロース市場の復活に期待してしまいますね。という訳で今回も、わたしが直近で面白そうと思ったAI関連株を中心にピックアップさせて頂きます。ただし、あくまでAIというテーマへの期待が先行して買われ、業績がともなっていない株もあります。そういったものはトレンドがはがれたとたんに一気に売られてしまう傾向もあるので、取り扱いにはご注意下さい(※つまり、投資はあくまで自己責任という事で!!苦笑)。まずは27日にストップ高となっていたジーデップ・アドバンス<5885>は、前段に話した「業績はまだピンと来ないけど…」というAI関連株の一つです。同社は前日の大引け後に「豊田通商< 8015>グループ傘下企業と共にモビリティ業界向けにNVIDIAテクノロジーのトライアル環境を4月1日から提供開始する」と発表した事が刺激となりました。この急騰によって一気に高値にトライする地盤ができたように見えるのは私だけではないでしょう。さらにAIの機械学習を利用したオーダーメイド型AI「カスタムAI」を手掛けるLaboro.AI<5586>への思惑買いも入ってきて、チャートも好転するかと監視中です。AIによる生態認証や画像解析で知られたELEMENTS<5246>も、直近では住信SBIネット銀行のアプリに同社の本人確認サービス「LIQUID eKYC」が導入されたとあって動意していました。空間認識技術「KudanSLAM」を活用したモバイルロボット開発キット発売を発表したKudan<4425>もここ最近出来高が急増してきていますね。エッジAIやスマートシティ構想で都度、思惑に上がるニューラルグループ<4056>も、少しずつではありますが、チャートが下値を切り上げる動きをしていますね。業績期待もあると言えばAIを活用したアルゴリズムモジュールの開発しているJDSC<4418>や、AI・量子コンピュータ関連としても注目されるHPCシステムズ<6597>、そしてAIを駆使したIT構築支援やふるさと納税で知られたチェンジHD<3962>なども株価が持ち直してきているようなので、新たな材料性もないかと注目中です。最後に、直近IPOからであれば製造業向け「AI外観検査システム」が注目されるVRAIN Solution<135A>や、AIを活用した中古不動産流通プラットフォーム「リノシー」で知られたGA TECH<3491>は、「その業界の成長性と共に、業績面でも面白くなるかも」と、チェックしています。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 <TY> 2024/03/02 17:00 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:もみ合いか、日英金融政策を見極める展開 *15:02JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、日英金融政策を見極める展開 ■弱含み、日銀金融政策を巡る思惑残る今週のポンド・円は弱含み。英中央銀行副総裁は、インフレ圧力は依然として根強いと指摘し、リスク回避のポンド売りは一時縮小した。しかしながら、日本銀行は3月中にマイナス金利政策を解除するとの見方が強まり、その後もインフレ動向を注視する可能性があることから、リスク選好的なポンド買い・円売りは縮小した。取引レンジ:189円05銭-191円32銭。■もみ合いか、日英金融政策を見極める展開来週のポンド・円はもみ合いか。インフレ鈍化も英中央銀行は引き締め的な政策を維持したい考えで、ポンドは売りづらい。経済指標の持ち直しも、ポンドをサポートしよう。一方、日本銀行は今月開催の金融政策決定会合でのマイナス金利解除が見込まれるが、物価目標を割り込む見通しとなれば円売りに振れやすい。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:188円50銭-191円50銭 <FA> 2024/03/02 15:02 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:弱含みか、年内利下げの思惑残る *15:01JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、年内利下げの思惑残る ■弱含み、インフレ緩和で豪ドル売り優勢今週の豪ドル・円は弱含み。1月の消費者物価指数や小売売上高は市場予想を下回ったことを受けて早期利下げ観測が浮上し、リスク回避の豪ドル売り・円買いが優勢になった。また、日本銀行による早期政策修正観測を受けた円買いもみられた。取引レンジ:97円35銭-98円87銭。■弱含みか、年内利下げの思惑残る来週の豪ドル・円は弱含みか。1月消費者物価指数が予想を下回ったことで、豪準備銀行(中央銀行)による年内利下げの可能性はやや高まり、リスク回避の豪ドル売りが強まるとみられる。経済指標では10-12月期国内総生産(GDP)が注目される。前回実績を大幅に下回った場合、リスク選好的な豪ドル買いは縮小するとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・5日:10-12月期経常収支(7-9月期:-2億豪ドル)・6日:10-12月期GDP(7-9月期:前年比+2.1%)・7日:1月貿易収支(12月:+109.59億豪ドル)予想レンジ:96円50銭-98円80銭 <FA> 2024/03/02 15:01 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:もみ合いか、ECB理事会で利下げ時期見極めへ *15:00JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、ECB理事会で利下げ時期見極めへ ■強含み、ECBによる早期利下げ観測は後退今週のユーロ・ドルは下げ渋り。ドイツ経済の停滞が引き続き懸念されているものの、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、インフレが2%達成する証拠が必要と早期利下げに慎重姿勢を示したため、ユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。米国の早期利下げ期待はやや後退しており、リスク選好的なユーロ買いは週末前に一服したが、ユーロ・ドルは1.08ドル台を維持した。取引レンジ:1.0796ドル-1.0866ドル。「伸び悩みか、ECBの利下げ時期を巡ってユーロ売りも来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)は早期利下げに慎重なスタンスが目立つものの、3月7日開催の理事会では利下げ時期が注目され、ユーロ売りが多少強まる可能性がある。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースは緩慢とみられ、米国経済のソフトランディング期待が高まり、ドルは売りづらい。予想レンジ:1.0650ドル-1.0950■伸び悩み、日銀金融政策を巡る思惑でユーロ買い弱まる今週のユーロ・円は伸び悩み。日欧金利差の早期縮小観測は後退し、一時163円台後半までユーロ高・円安に振れた。しかしながら、日本銀行は3月中にマイナス金利政策を解除し、その後もインフレ動向を注視するとの見方が浮上し、リスク選好的なユーロ買い・円売りは縮小した。取引レンジ:161円69銭-163円72銭。■もみ合いか、ECB理事会で利下げ時期見極めへ来週のユーロ・円はもみ合いか。日本銀行の大規模緩和修正が期待されるものの、日本のインフレ鈍化が顕著になれば円売りが強まりそうだ。一方、欧州中央銀行(ECB)は早期利下げに慎重な見解を示しているが、3月7日開催の理事会で6月利下げ観測が高まれば、リスク回避のユーロ売り・円買いがやや強まり、方向感を欠く展開となろう。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・7日:欧州中央銀行(ECB)理事会(政策金利は据え置きの公算)予想レンジ:161円00銭-164円00銭 <FA> 2024/03/02 15:00 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日米金融政策にらみ152円台トライも *14:59JST 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日米金融政策にらみ152円台トライも [ドル・円]【今週の概況】■日銀マイナス金利解除観測でドルは上げ渋る今週のドル・円はやや伸び悩んだ。2月27日発表の日本の1月コア消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びを記録したこと、日本銀行の高田審議委員は29日に行われた経済懇談会で「2%物価目標実現がようやく見通せる状況になってきた」との見方を伝えたこと受けて、日本銀行は3月にもマイナス金利政策を解除するとの見方が広がり、リスク選好的なドル買い・円売りは一服した。日銀はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持する可能性は高いとの見方で150円85銭まで買われたものの、150円台後半で顧客筋などのドル売りが観測されており、29日の欧米市場で一時149円21銭まで値を下げた。3月1日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円72銭まで買われた後、150円05銭まで下落した。2月ISM製造業景況指数が予想に反して低下し、2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は速報値から下方修正されたことから、米長期金利は低下し、6月利下げ観測を受けたドル売りが観測された。ドル・円は150円14銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:149円21銭-150円85銭。【来週の見通し】■ドルは底堅い値動きか、日米金融政策にらみ152円台トライも来週のドル・円は底堅い値動きか。日本のインフレ指標で伸びが鈍化し、金融緩和継続の思惑が広がればドル買い・円売りが強まる可能性がある。また、米国の早期利下げ観測が後退した場合、ドル選好の流れが続く見通し。2月27日に発表された日本の1月消費者物価指数(CPI)コア指数は前年比+2.0%と市場予想を上回った。ただ、12月の+2.3%から低下している。2月CPIの先行指標となる東京都区部CPIが低下した場合、日本銀行の緩和修正期待の後退でドル買い・円売りが強まる可能性がある。日銀は金融正常化に前向きな見解を示し、今月開催の金融政策決定会合でマイナス金利は解除されるとの見方が高まっている。ただ、3月発表の2月全国CPIコア指数は前年比+2%を下回る可能性もあり、マイナス金利解除は4月以降とのシナリオもある。一方、米国の1月コアPCE価格指数は前年比+2.8%と市場予想と一致したが、伸びは前回から低下した。ただ、インフレ抑制のペースは緩慢で、米2月CPIが次の注目材料となろう。ドル・円相場は日本政府による為替介入ゾーンに接近しており、ドルへの下押し圧力が強まるだろう。ただ、米国の利下げ開始時期は後ずれし、150円を中心に足場固めの展開に。目先的に節目の152円を試す場面も想定したい。【日・2月東京都区部消費者物価コア指数】(3月5日発表予定)3月5日発表の2月東京都区部消費者物価コア指数は、1月実績を下回る可能性がある。全国CPIの先行指標として注目され、市場予想を下回った場合、円売り要因になりやすい。【米・2月雇用統計】(3月8日発表予定)3月8日発表の2月米雇用統計は1月が予想外に強かったことから、反動により弱含む可能性もあろう。1月は失業率が3.7%、非農業部門雇用者数は前月比+35.3万人、平均時給は前年比+4.5%。予想レンジ:149円00銭-152円00銭 <FA> 2024/03/02 14:59 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:日経平均は未踏の40000円台を試すも、そろそろ調整入りか *14:08JST 国内株式市場見通し:日経平均は未踏の40000円台を試すも、そろそろ調整入りか ■日経平均は史上最高値を更新今週の日経平均は週間で812.14円高(+2.08%)の39910.82円と上昇した。週初は、値がさ半導体株の上昇一服や、2月22日の日経平均の史上最高値更新によって達成感なども意識されて、プライム市場の主力大型株は上値の重い展開となった。一方、幕間つなぎ的な出遅れ物色が、スタンダード市場やグロース市場に向かったことから中小型株は売買活況。投資家のモメンタムは良好なままで、2月決算企業や8月決算企業の配当に絡んだ売買やTOPIX、MSCIのリバランスなどの売買をこなした週末、東京市場は雰囲気が一変した。3月1日、ナスダック指数が史上最高値を更新したことや、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が大幅高となったことなどから、東京エレクトロン<8035>が買い優勢で上場来高値を更新。値がさ半導体株の大幅高に、先物・オプション市場で指数に絡んだ買いが入ったとの観測も加わったことから、日経平均は大幅高。40000円の大台に迫る場面が見られた。なお、2月第3週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を634億円売り越した一方、TOPIX先物2054億円買い越し、225先物は1262億円売り越したことから、合計158億円の小幅買い越しとなった。個人投資家は現物を1138億円売り越し、合計では1247億円売り越している。この週は、米半導体大手エヌビディアの決算を受けて、2月22日に日経平均が史上最高値を更新したが、日経平均押し上げの原動力と見られていた外国人投資家は総合で小幅な買い越しに留まった。おそらく外国人投資家はエヌビディア決算発表前にポジションをある程度売っていたことから、週間ベースでは差し引き小幅な買い越しとなったと推測する。■200日移動平均線乖離率は過熱感を示す20%超え今週末3月1日の米国市場は続伸。ダウ平均は前日比90.99ドル高(+0.23%)の39087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高(+1.14%)の16274.94、S&P500は40.81ポイント高(+0.80%)の5137.08で取引を終了した。225ナイトセッションは日中終値比190円高の40190円で取引を終了。週明けの日経平均は史上初の40000円台乗せを試す展開を迎えよう。TOPIXの史上最高値2884.80pt(1989年12月18日)に3月1日の終値ベースで計算したNT倍率14.73倍をかけると日経平均は42493円という値が算出される。この水準が次のターゲットとなると考える。日経平均が39000円水準で日柄調整を迎えたことで、週末の大幅高を加味しても、日経平均の25日移動平均線乖離率は+6.34%と短期的な過熱感を示す+7%を下回っている。ただ、200日移動平均線乖離率は+20.22%とこちらは、短期的な過熱感を示唆する+20%を上回ったことで、上値の重さが意識されそうだ。また、昨年4月から5月にかけて上昇した日経平均の上昇幅(約6000円)と今回の上昇幅がほぼイコールとなったことも考慮されよう。プライム市場の売買代金が4兆円を割るような地合いが数日続いた場合、1月から続いた日経平均の上昇基調はいったん終わりを迎えるかもしれない。■来週は重要な経済指標が相次ぐ次段落のスケジュールにもある通り、来週は重要な米国経済指標の発表が相次ぐ。とりわけ、5日の2月ISM非製造業景況指数、6日の2月ADP全米雇用報告、1月JOLTS求人件数、そして、8日の2月雇用統計が注目されよう。この経済指標は、前回ADP全米雇用報告以外そろって市場予想を上振れる結果となり、米長期金利上昇、そして、円安ドル高の原動力ともなった。前回と同じように市場予想上振れが相次ぐと、為替は円安ドル高に振れやすくなり、輸出関連銘柄の追い風となろう。2月29日の個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想通りだったことでインフレ再燃懸念は後退したが、3月19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは、経済指標の結果に一喜一憂する地合いは継続と考えておいた方がいいだろう。一方、強い米経済指標は米長期金利の上昇要因となることから、米国株の上値が重くなる可能性はある。強い米経済指標は諸刃の剣となることから要注意と言えよう。なお、6-7日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言も予定されていることから、来週は為替動向を警戒したい。■8日に米雇用統計発表来週にかけて、国内は、4日に10-12月期設備投資、2月マネタリーベース、5日に2月東京消費者物価指数(CPI)、8日に1月国際収支、2月景気ウォッチャー調査などが予定されている。海外では、5日に中・2月財新総合購買担当者景気指数(PMI)、財新サービス業PMI、欧・2月ユーロ圏サービス業PMI、米・2月総合PMI(改定値)、2月サービス業PMI(改定値)、1月製造業新規受注、1月耐久財受注(確報値)、2月ISM非製造業景況指数、6日に豪・10-12月期国内総生産(GDP)、米・2月ADP全米雇用報告、加・カナダ中銀政策金利発表、米・1月JOLTS求人件数、週次石油在庫統計、7日に中・2月貿易収支、豪・1月貿易収支、欧・欧州中央銀行(ECB)政策金利発表、米・1月貿易収支、8日に欧・ユーロ圏10-12月期GDP(確定値)、米・2月雇用統計などが予定されている。 <FA> 2024/03/02 14:08 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:日経平均の上値が重くなれば、主力銘柄中心に出遅れ物色再開か *14:07JST 新興市場見通し:日経平均の上値が重くなれば、主力銘柄中心に出遅れ物色再開か ■出遅れ物色向かうも週末に動きは一服今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+2.08%だったのに対し、東証グロース市場指数は+2.89%、東証グロース市場250指数も+2.90%と上回った。日経平均が史上最高値を更新したことでやや上値が重くなった一方、東証グロース市場には出遅れ物色が向かい、東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心に買い優勢の展開となった。特にサービス価格の値上げを発表したフリー<4478>が急騰。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに昨年8月以来の水準まで上昇した。週末こそ、日経平均が大幅高で史上初の40000円台に迫る強い動きを見せたことで、東証グロース市場の出遅れ物色は一服したが、週を通して強い動きは見られた。個別銘柄は、経営陣の交代を発表したAppBank<6177>が連日ストップ高後急落。ジィ・シィ企画<4073>は2月27日にトランザクション・メディア・ネットワークス<5258>と資本業務提携契約を締結すると開示し買われた。ジェイドグループ<3558>は、ファッションECを展開するマガシーク社を子会社化すると発表し大幅高。一方、売れるネット広告社<9235>、QPS研究所<5595>は足元の急騰に対する過熱感などが先行し売られた。なお、2月28日にグロース市場に上場したCocolive<137A>は公開価格の約2.2倍となる強い初値に。ただ、初値形成後は乱高下し下落。同日、グロース市場と名証ネクスト市場に上場した光フードサービス<138A>は初値を上場日翌日へ持ち越した。上場2日目は売り気配スタートとなったものの、公開価格の約2.2倍となる初値をつけ、その日は一時ストップ高水準まで上昇したが、週末には急落した。■日経平均が調整を迎えればグロース銘柄には好機か、3月IPOは15社来週の新興市場は上昇を想定する。今週末は日経平均が40000円に迫る大幅高となった。大型株物色が強まる地合いとなり、東証グロース市場はやや蚊帳の外に置かれた。今週末の海外市場動向を受けて、日経平均は週明け一段高し40000円台に乗せそうな雰囲気だが、200日移動平均線乖離率が+20%を超えるなど短期的な過熱感は意識されよう。日経平均の上値が重くなると、今週前半に見られたような東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心とした買いが入ると考える。つまり日経平均が調整を迎えれば、出遅れている東証グロース市場に投資資金が還流するというロジックだ。東証グロース市場Core指数構成銘柄での注目銘柄は今週大幅高したフリーだ。昨年6月や11月の戻り高値水準を今週末に上回ったことから、昨年来高値4250円超えが意識されるところ。この水準を上回れば、ようやく安値圏からの反発が本格化しよう。また、ispace<9348>も高いテーマ性などから短期資金が流出入し派手な動きをするが、1000円水準では底堅い。こうした銘柄や、右肩上がりのGENDA<9166>、ジーエヌアイグループ<2160>などもそろって上昇すると、東証グロース市場は売買代金を伴った強い動きを見せると推測する。なお、3月は15社の新規株式公開(IPO)が予定されている。直近IPO銘柄や短期的に急騰していた銘柄は換金売りが入りやすくなるが、下旬の21日から一気に15社上場することから、3月第2週までは既上場銘柄について需給面を気にする必要はないだろう。 <FA> 2024/03/02 14:07 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:パウエルFRB議長の議会証言や雇用統計に注目 *14:06JST 米国株式市場見通し:パウエルFRB議長の議会証言や雇用統計に注目 来週は引き続き連邦準備制度理事会(FRB)の利下げの行方を探る展開の中、2月雇用統計やFRBのパウエル議長の上下両議会での半年に1度の証言に注目だ。議長は利下げにはインフレが2%目標達成に一段の確信を持つ必要があると繰り返し、時期尚早の利下げによるリスクを警告すると見られる。もし、想定外に年内の利下げの可能性に言及があれば、相場上昇要因になるだろう。大半のFRB高官は、イベントや講演での発言などから、インフレの改善により、年半ばもしくは後半にも利下げの条件が満たされると見ているようだ。連邦公開市場委員会(FOMC)の中でも影響力の強いNY連銀のウィリアムズ総裁は昨年12月FOMCで発表されたスタッフ予測通り、手始めに年内3回の利下げを協議することは理にかなっているかもしれない、と利下げの可能性を示唆している。ただ、最終的にはデータ次第と慎重だ。FRBが注目しているコアPCE価格指数は上方サプライズなく、前年比で鈍化傾向を示したものの、1月消費者物価指数(CPI)に加えパウエル議長が注目している住宅を除いたサービスコアは伸びが拡大するなど、物価圧力が依然強いことが証明された。インフレの2%達成進展の道のりは荒くなる可能性がありそうで、相場不透明感にもつながるだろう。1月FOMCでも、FRBが景気のリスクよりもインフレ制御に依然重点を置いている姿勢が明らかになっており、もし来週発表される雇用時計で労働市場の底堅さが証明された場合、利下げの軌道は緩慢になりそうだ。逆に弱まった場合は、6月の利下げ観測が強まり、買い材料となりそうだ。同時に地銀のニューヨーク・コミュニティ・バンコープの問題はずさんな管理体制が原因で、金融システムに与えるリスクは少ないと見られているが、商業用不動産をめぐるリスクがくすぶることには警戒だ。経済指標では、2月サービス業PMI(改定値)、1月製造業受注、2月ISM非製造業景況指数、1月耐久財受注確報値(5日)、2月ADP雇用統計、1月JOLT求人、1月卸売売上高(6日)、1月貿易収支、10-12月期非農業部門労働生産性、単位人件費、週次新規失業保険申請件数(7日)、2月雇用統計(8日)、などが予定されている。なお、FRBは6日に地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表予定。パウエル議長は6日に下院金融サービス委員会、7日に上院銀行委員会での証言を予定している。主要企業決算では、ハイテクでは、サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウドストライク(5日)半導体のブロードコムやマーベル・テクノロジー・グループ(7日)、小売では、廉価アパレルと家庭装飾品のブランドストア経営のロス・ストアーズ、ディスカウント小売のターゲット(5日)、会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコ・ホールセール、スーパーマーケットのクローガー(7日)、などが予定されている。半導体関連企業の強い決算が続けば、相場全体を一段と押し上げる可能性もあるだろう。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2024/03/02 14:06 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:人気化している株には理由あり!思惑ありの銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:人気化している株には理由あり!思惑ありの銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年2月26日12時に執筆日本株と米国株、共に好調ですな。株価は現在より将来への期待で上昇するわけですから、これからの世界を変えるであろうAI(人工知能)や半導体関連への注目は益々高まっていくでしょうねぇ。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。2024年2月22日、日本の株式市場で新たな歴史が刻まれました。これまでバブル後最高値という見出しをよく見ていましたが、ついに「バブル後」の文言が消えて日経平均の史上最高値を更新しましたな。一時39156.97円を付けて、39000円台にまで突入しました。さらに同日発表された米エヌビディアの決算が、市場予想を上回り好感されたようです。売上高が221億300万ドルで前年比3.7倍、純利益に関しては122億8500万ドルで前年比8.7倍という驚異的な数字でございましたな。このニュースはさらにAI・半導体関連への物色増となる契機となるでしょう。AIデータセンターの旺盛な需要を取り込んで、先端半導体の成長は留まるところを知らない様子です。つい先日、OpenAI社が発表した動画生成AI「Sora」は、作ってほしい動画をテキストで要求するだけで最長一分の動画を制作してくれるとの事。クオリティも申し分なく、AI映像分野でも新たなビジネスチャンスが生まれる匂いがしますねぇ…。AIはインターネットのように全ての産業に効率化をもたらすのであれば、AI関連銘柄だけでなくAIの発達により産業構造が大きく変化するような業界も投資妙味があるのではないでしょうか。今回ご紹介する材料性や業績期待のある銘柄達もAIのパワーを何かしらの形で享受するかもしれませんねぇ。さて、情報機器向けソフト開発会社を手掛けるACCESS <4813>は、昨年12月にNTT<9432>との資本業務提携が材料視されました。「NTTは次世代通信基盤『IOWN(アイオン)』の中核技術で大幅な消費電力削減につながる光半導体を開発する」と日経新聞で報じられると、同社にも思惑が入っているようです。オランダの半導体設計会社であるMAGnetIC Holdingを子会社化する事を発表した佐鳥電機<7420>は、このニュースの発表後から窓を開けて動意しましたな。半導体商社の同社は、業績も好調でAIブームの潮流に乗れるか監視中です。底値から切り返した助川電気工業<7711>は、25日線・75日線を上回ってきました。核融合関連製品及び原子力発電所の再稼働に向けた関連製品が好調との事。核融合など新たなテクノロジーの関連銘柄は是非チェックしておきたいですねぇ。米国が2050年までに世界の原発の発電容量を3倍に拡大するとの宣言も、同社に思惑買いを誘った模様。2月9日の決算後に窓を開けて動意したNCD<4783>、昨年来高値を更新しました。システム開発会社として時価総額100億台ながらも業績は堅調で、24年3月期の最終益は前年比で約2倍に拡大しております。配当に関してもしっかり増配するなど株主還元に手厚い企業に見えますな。自動車向けばね等を手掛けるニッパツ<5991>は、2月13日の決算が好感されました。さらに同日1200万株を上限とする自社株買いを発表しておりますよ。チャートは昨年から上昇トレンドに乗ると直近で昨年来高値を更新しますが、まだまだPER・PBRは割安です。同じくプラント向け防爆形照明トップの星和電機<6748>かなり割安でもある事から、値幅が獲れるのではと期待しております。最後に…ここ最近の当連載では珍しく、バイオ関連からティムス<4891>をご紹介します。「大根踊り」でお馴染みの東京農工大学発のバイオベンチャーですが、直近では高血圧患者対象の合成阻害剤「JX09」で日本での開発販売権のライセンス契約締結した事を発表して動意していましたね。同社が注力する急性期脳梗塞治療薬候補『TMS-007』は、従来の脳梗塞治療の発症後4.5時間と言われるリミットを、12時間以内まで延ばす可能性があるとして、その臨床の進捗が注目されています。チャートも保ち合いを上抜いてきていますね。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/03/02 10:00 注目トピックス 市況・概況 決算情報を早読みできるサイト「IR Speed」の解説 *09:25JST 決算情報を早読みできるサイト「IR Speed」の解説 4月後半から3月期決算発表シーズンがスタートします。大企業の多くは3月期決算としており、株式投資を手掛ける個人投資家にとっても、このシーズンは決算内容の読み込みが最も忙しくなります。今回、投資家Vtuberのはっしゃんさんとフィスコが決算情報を早読みできるサイト「IR Speed」を共同開発しましたので、このWEBサイトの特徴をご紹介いたします。※はっしゃん氏についてITエンジニア兼業投資家として割安成長株に長期投資するスタイルで1億円を達成。現在は独立・起業して「初心者にも持続可能な株式市場の実現」という理念のもと、専門的な金融知識なしで利用できる株式入門サイト「株Biz」を監修・開発。理論株価や月次情報など独自の投資コンテンツを配信する。投資家Vtuberとしてマネー誌、投資メディア、SNSでも活動し、ビジネス著書累計10万部、Twitter(X)フォロワー数8.1万人、YouTubeはっしゃん式投資勉強会チャンネル登録数2.0万人。☆「IR Speed」のポイント1決算リストは前期、今期経過、今期予想の3期表示、前期比や業績修正の有無も色分け表示、この画面だけで決算書速読が可能です。☆「IR Speed」のポイント2決算チャートで財務三表を最大6期分まで見える化表示、優良企業・成長株の決算チャートは右肩上がり、不振企業・成長倒れの決算チャートは右肩下がりとなり、これらを一目で判別できます。☆「IR Speed」のポイント3決算サマリーと財務三表を略式で最大6期・24四半期テーブル表示、本格的かつ効率的な時系列の決算分析が可能です。IR Speedに興味をもって頂いた方へこちらのサイトは、「IR Speed」で検索できます。また「IR Speed」の開発はユーザー参加型となっており、現在開発メンバーは募集中となっています。開発参加に興味のある方は「FSCC投資ツール開発プロジェクト」で検索して、「FSCC投資ツール開発プロジェクト」のサイトに進み、プロジェクト一覧から「はっしゃん氏:XBRL決算速報システム等」の「詳細を見る」にてご覧ください。 <FA> 2024/03/02 09:25 注目トピックス 市況・概況 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは90ドル高、ハイテクがけん引 *07:40JST 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは90ドル高、ハイテクがけん引 ■NY株式:NYダウは90ドル高、ハイテクがけん引米国株式市場は続伸。ダウ平均は90.99ドル高の38,087.38ドル、ナスダックは183.02ポイント高の16,274.94で取引を終了した。商業不動産セクターへの懸念が再燃し、寄り付き後、まちまち。その後、2月ISM製造業景況指数や2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に大幅悪化したため利下げ期待が再開、さらに、根強い人工知能(AI)関連需要への期待にハイテクセクターが続伸し、相場全体を押し上げた。ダウも上昇に転じ、終盤にかけて上げ幅を拡大。ナスダックは連日で史上最高値を更新し、終了した。セクター別では半導体・同製造装置、医薬品・バイテクが上昇した一方、保険が下落。民間・軍用機の機体などの航空機構造の設計・製造を手掛けるスピリット・エアロシステムズ(SPR)は元親会社の航空機メーカーのボーイング(BA)が737型機の部品供給会社である同社の買収交渉をしているとの報道で、上昇。ボーイング(BA)は下落した。コンピューターメーカーのデル・テクノロジー(DELL)は第4四半期決算でAIの強い需要の勢いが支援した好決算が好感され、続伸。半導体のエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も期待感からそれぞれ連れ高となった。一方、携帯端末のアップル(AAPL)はゴールドマンサックスが同社株を「強い買い推奨リスト」から除外したことが嫌気され、売られた。地銀のニュ―ヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)は融資審査に関する内部管理に重大な脆弱性を確認、証券取引委員会(SEC)への年次報告書の提出を延期すると発表し、大幅安。エヌビディア(NVDA)の時価総額は初めて2兆ドルに達した。 生成AIの利用の急速な拡大が背景となる。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:ドル弱含み、2月ISM製造業景況指数などの悪化で利下げ期待高まる1日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円72銭へ上昇後、150円06銭まで下落し、150円14銭で引けた。米2月製造業PMI改定値が予想外に上方修正されたためドル買いが優勢となった。その後、米2月ISM製造業景況指数が上昇予想に反して低下したほか、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は予想外に速報値から下方修正され、利下げ観測を受けた長期金利の低下に伴うドル売りに転じた。ユーロ・ドルは1.0798ドルまで下落後、1.0843ドルまで上昇し、1.0835ドルで引けた。ユーロ・円は、162円92銭から162円52銭まで下落。ユーロ・ドル圏2月消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化で欧州中央銀行(ECB)の利下げを織り込むユーロ売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2600ドルまで下落後、1.2664ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8893フランまで上昇後、0.8830フランまで下落した。■NY原油:堅調推移、一時80.85ドルまで値上りNYMEX原油4月限終値:79.97 ↑1.711日のNY原油先物4月限は堅調推移。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+1.71ドル(+2.19%)の79.97ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.05ドル-80.85ドル。ロンドン市場の序盤に78.05ドルまで売られたが、米国市場の中盤にかけて80.85ドルまで上昇した。80ドル突破でポジション調整的な買いが入ったようだ。米国経済指標の軟化で早期利下げ期待が高まったことも影響したようだ。通常取引終了後の時間外取引では利食い売りが観測されており、主に79ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  34.35ドル   -0.17ドル(-0.49%)モルガン・スタンレー(MS) 86.48ドル   +0.44ドル(+0.51%)ゴールドマン・サックス(GS)388.10ドル  -0.95ドル(-0.24%)インテル(INTC)        43.82ドル   +0.77ドル(+1.78%)アップル(AAPL)        179.66ドル  -1.09ドル(-0.60%)アルファベット(GOOG)    138.08ドル  -1.70ドル(-1.21%)メタ(META)           502.30ドル  +12.17ドル(+2.48%)キャタピラー(CAT)      336.70ドル  +2.74ドル(+0.82%)アルコア(AA)         27.68ドル   +0.47ドル(+1.72%)ウォルマート(WMT)      58.76ドル   +0.15ドル(+0.25%) <ST> 2024/03/02 07:40 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は強含み、2月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る *07:37JST NY債券:米長期債相場は強含み、2月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る 1日の米国長期債相場は強含み。この日発表された2月ISM製造業景況指数は市場予想を下回る47.8に低下したことが要因。新規受注と雇用の指数は大幅に低下した。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)が議会に提出する報告書で、「インフレが持続的に2%に向かっているという一段の確信が得られるまで、FF金利の誘導目標を引き下げることは適切ではないと予想している」などの見解が提示されている。経済指標の悪化を受けて6月利下げの期待が再び高まり、イールドカーブはスティープニング。CMEのFedWatchツールによると、1日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は74%程度。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は91%程度。10年債利回りは4.254%近辺で取引を開始し、一時4.294%近辺まで反発したが、4.176%近辺まで反落し、取引終了時点にかけて4.182%近辺で推移した。イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は-34.80bp近辺、2-30年は-20.30bp近辺で引けた。2年債利回りは4.53%(前日比:-9bp)、10年債利回りは4.18%(前日比-8bp)、30年債利回りは、4.33%(前日比:-5bp)で取引を終えた。 <MK> 2024/03/02 07:37 注目トピックス 市況・概況 NY原油:堅調推移、一時80.85ドルまで値上り *07:34JST NY原油:堅調推移、一時80.85ドルまで値上り NYMEX原油4月限終値:79.97 ↑1.711日のNY原油先物4月限は堅調推移。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+1.71ドル(+2.19%)の79.97ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.05ドル-80.85ドル。ロンドン市場の序盤に78.05ドルまで売られたが、米国市場の中盤にかけて80.85ドルまで上昇した。80ドル突破でポジション調整的な買いが入ったようだ。米国経済指標の軟化で早期利下げ期待が高まったことも影響したようだ。通常取引終了後の時間外取引では利食い売りが観測されており、主に79ドル台で推移。 <MK> 2024/03/02 07:34 注目トピックス 市況・概況 NY金:上昇、利下げ期待の高まりで一時2097.10ドル *07:32JST NY金:上昇、利下げ期待の高まりで一時2097.10ドル COMEX金4月限終値:2095.70 ↑41.001日のNY金先物4月限は上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比+41.00ドル(+2.00%)の2095.70ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2047.00-2097.10ドル。ロンドン市場の序盤に2047.00ドルまで売られた後、米国市場の後半にかけて2097.10ドルまで一段高となった。さえない米国経済指標を受けて早期利下げ期待が再燃し、ヘッジファンド勢などの買いが入った。通常取引終了後の時間外取引では主に2090ドル台で推移。 <MK> 2024/03/02 07:32

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