注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、米金利・日本株にらみ
*14:45JST 東京為替:ドル・円は小動き、米金利・日本株にらみ
1日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、151円30銭台でのもみ合いが続く。米10年債利回りの下げ渋りでドル売りは後退し、ユーロ・ドルは本日安値圏に軟化。一方、日経平均株価は前週末比500円超安と下げ幅を拡大し円買いがドルの重石に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円25銭から151円42銭、ユーロ・円は163円15銭から163円42銭、ユーロ・ドルは1.0784ドルから1.0798ドル。
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2024/04/01 14:45
注目トピックス 市況・概況
日経平均は545円安、米経済指標などに関心
*14:42JST 日経平均は545円安、米経済指標などに関心
日経平均は545円安(14時40分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、オムロン<6645>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、全業種が値下がり。石油石炭製品、証券商品先物、輸送用機器、その他金融業、銀行業が値下がり率上位となっている。日経平均は戻りの鈍い展開となっている。今日は、英・独市場が休場。米国では今晩、3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、2月の米建設支出が発表される。
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2024/04/01 14:42
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる
*14:08JST 日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.99(上昇率5.33%)の19.56と上昇している。なお、今日ここまでの高値は20.15、安値は18.28。先週末の欧米市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、安心感から日経VIは低下して始まった。ただ、取引開始後は日経225先物の上値は重く、午前の早い時間帯に下げに転じ、その後は下落幅を広げた。特に懸念材料が表面化したわけではないが、市場ではこうした値動きからボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは午前の中頃に上昇に転じ、その後は先週末の水準を上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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2024/04/01 14:08
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は上値が重い、上値での売りに警戒
*14:05JST 東京為替:ドル・円は上値が重い、上値での売りに警戒
1日午後の東京市場でドル・円は上値が重く、151円40銭付近での推移が続く。日銀短観が前回から悪化し、日銀の緩和的な政策の継続を見込んだ円売りに振れやすい。ただ、ドルは151円50銭以上で上昇を抑制されるケースが目立ち、売りが警戒される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円25銭から151円42銭、ユーロ・円は163円15銭から163円42銭、ユーロ・ドルは1.0784ドルから1.0798ドル。
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2024/04/01 14:05
注目トピックス 市況・概況
日経平均は424円安、利益確定売りが重しに
*13:52JST 日経平均は424円安、利益確定売りが重しに
日経平均は424円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、オムロン<6645>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、石油石炭製品、輸送用機器、証券商品先物、その他金融業、銀行業が値下がり率上位、ゴム製品が値上がりしている。日経平均はやや下げ渋った水準で推移している。特に悪材料があるわけではないが、実質新年度入りで、機関投資家の資産配分見直しに伴う利益確定売りが出ているとの指摘がある。
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2024/04/01 13:52
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:底堅い値動きか、調整一巡で新規の買い
*13:47JST 米国株見通し:底堅い値動きか、調整一巡で新規の買い
(13時30分現在)S&P500先物 5,328.00(+19.50)ナスダック100先物 18,581.25(+106.25)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は135ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ3月28日の主要3指数はまちまち。おおむね前日終値付近でもみ合う展開でナスダックは反落、S&Pは続伸、ダウは47ドル高の39807ドルと2日連続で値を上げた。翌日の休場を前に、同日発表で堅調予想のコアPCE価格指数をにらみ、方向感の乏しい展開。10-12月期国内総生産(GDP)確定値の上方修正は連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策方針を後押し。ただ、長期金利が低下に転じると主力株が買い戻された。本日は底堅い値動きか。3月29日のコアPCE価格指数は想定内の内容となり、FRBのタカ派的な政策方針を警戒した売りは収束。3月末にかけて強まった利益確定や持ち高調整の売りは一巡し買戻しが見込まれる。ISM製造業景況感指数は前回から改善が予想され、新年度入りで新規の買いも期待される。金利高が抑制されればハイテク関連が注目される。また、週末の強い中国PMIを背景に景気敏感や消費などにも関心が集まるとみる。
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2024/04/01 13:47
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、日本株は軟調継続
*13:32JST 東京為替:ドル・円は底堅い、日本株は軟調継続
1日午後の東京市場でドル・円は151円40銭付近と、底堅い値動き。日経平均株価は下げ渋る展開だが、前週末比400円超安と軟調地合いが続く。一方、足元の中国PMIは改善し、中国・香港株は堅調。米ダウ先物も強含み、株高期待の円売りも観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円25銭から151円42銭、ユーロ・円は163円15銭から163円42銭、ユーロ・ドルは1.0785ドルから1.0798ドル。
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2024/04/01 13:32
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株は下げ幅縮小
*13:14JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株は下げ幅縮小
1日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、151円40銭付近に値を戻す展開。日経平均株価は前週末比400円超安と下げ幅をやや縮小し、円買いは抑制されている。一方、日銀短観は前回より悪化し、緩和的政策の継続を見込んだ円売りに振れやすい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円25銭から151円42銭、ユーロ・円は163円15銭から163円42銭、ユーロ・ドルは1.0785ドルから1.0798ドル。
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2024/04/01 13:14
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~日銀短観を受けて売り優勢、40000円台を割り込む
*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀短観を受けて売り優勢、40000円台を割り込む
4月1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅反落、日銀短観を受けて売り優勢、40000円台を割り込む・ドル・円はもみ合い、方向感欠いた値動き・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■日経平均は大幅反落、日銀短観を受けて売り優勢、40000円台を割り込む日経平均は大幅反落。前営業日比604.22円安(-1.50%)の39765.22円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えている。3月29日の米国株式市場はグッドフライデーの祝日で休場。為替は1ドル151円30銭台で推移した。米国市場休場で売買材料に乏しいなか、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。ただ、買い一巡後は、日本銀行が朝方に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、前回(2023年12月調査)比2ポイント悪化のプラス11と4期ぶりの悪化となったことが嫌気されて、トヨタ自<7203>など自動車が下げ幅を拡大。高寄り後の日経平均は前営業日比マイナス圏に突入した後は、節目の40000円台も割り込む大幅安の展開となった。取引時間中の40000円割れは3月19日以来となる。日経平均採用銘柄では、三菱重<7011>、川崎重<7012>の下げが目立ったほか、レゾナック<4004>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>も下落した。また、足元強かった三井不動産<8801>、住友不動産<8830>、東京建物<8804>など不動産株も売り優勢となった。一方、中国の3月製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.8と半年ぶりに節目の50を上回ったことから、ファナック<6954>、安川電機<6506>、資生堂<4911>、花王<4452>、村田製作所<6981>など中国関連銘柄の一角が買われた。また、一部証券会社のレポートを材料に楽天グループ<4755>、シチズン<7762>も買われた。全セクターが下落するなか、石油・石炭製品、輸送用機器、銀行業、鉱業、証券・商品先物取引業の下げが目立った。3月日銀短観は、大企業製造業の景況感を示すDIが4期ぶりの悪化となることが既に伝わっており、市場予想通りの結果となったが、大型株を中心にじりじりと下げ幅を拡大する展開となった。朝方から金融機関の売りが入っていたとの一部観測もあり、下げ足を強めたようだ。本日の海外市場は、イースターマンデーの祝日に伴い英国、欧州、香港、オセアニア市場は休場となっていることで、午後の東京市場は商いが減少する可能性はあるが、大型株を中心に押し目を狙う動きを期待したいところ。売られすぎ感がやや強いことから、後場は下げ幅縮小の展開を想定したい。■ドル・円はもみ合い、方向感欠いた値動き1日午前の東京市場でドル・円はもみ合いとなり、151円前半で方向感を欠く値動きとなった。日銀短観の悪化で円売りに振れる場面もあったが、鈴木財務相の円安けん制発言で円買いに押された。一方、日経平均株価は大幅に下げ、やや円買いに振れた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円25銭から151円42銭、ユーロ・円は163円15銭から163円42銭、ユーロ・ドルは1.0785ドルから1.0798ドル。■後場のチェック銘柄・コロンビア・ワークス<146A>、総医研ホールディングス<2385>など、5銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言・日・3月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI:+11(予想:+10、12月:+12)・日・3月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI:+34(予想:+32、12月:+30)・日・3月調査日銀短観・大企業全産業設備投資:前年度比+4.0%(予想:+9.5%、12月:+13.5%)・中・3月財新製造業PMI:51.1(予想:50.8、2月:50.9)【要人発言】・鈴木財務相「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず適切に対応」「内外の経済状況やインフレ動向などを踏まえると投機的な動きがみられる」<国内>特になし<海外>・イースターマンデー休場:NZ、豪、香港、独、仏、伊、スイス、英、カナダなど
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2024/04/01 12:19
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はもみ合い、方向感欠いた値動き
*12:14JST 東京為替:ドル・円はもみ合い、方向感欠いた値動き
1日午前の東京市場でドル・円はもみ合いとなり、151円前半で方向感を欠く値動きとなった。日銀短観の悪化で円売りに振れる場面もあったが、鈴木財務相の円安けん制発言で円買いに押された。一方、日経平均株価は大幅に下げ、やや円買いに振れた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円25銭から151円42銭、ユーロ・円は163円15銭から163円42銭、ユーロ・ドルは1.0785ドルから1.0798ドル。【要人発言】・鈴木財務相「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず適切に対応」「内外の経済状況やインフレ動向などを踏まえると投機的な動きがみられる」【経済指標】・日・3月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI:+11(予想:+10、12月:+12)・日・3月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI:+34(予想:+32、12月:+30)・日・3月調査日銀短観・大企業全産業設備投資:前年度比+4.0%(予想:+9.5%、12月:+13.5%)・中・3月財新製造業PMI:51.1(予想:50.8、2月:50.9)
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2024/04/01 12:14
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):サノヤスHD、ERI HD、総医研など
*12:08JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):サノヤスHD、ERI HD、総医研など
ミタチ<3321>:1149円(-86円)大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表している。累計営業利益は12.9億円で前年同期比41.9%減となり、12-2月期も3.6億円で同37.5%減と大幅減益基調が継続する格好になっている。国内では産業機器分野、アミューズメント分野で受注が減少し、海外ではEMSや半導体・電子部品や中国での投資低迷による産業機器分野で受注が減少のもよう。足元の株価は高値圏にあったため、失望売りが優勢の展開に。サノヤスHD<7022>:222円(+43円)大幅続伸。発行済み株式数の2.96%に当たる100万株、1.5億円を上限とする自社株買いの実施を発表、リバウンド材料につながる形へ。取得期間は4月1日から25年3月31日まで。同時に業績予想の修正、並びに、25年3月期の業績予想数値を公表。24年3月期営業利益は5億円から4億円に下方修正も、第3四半期までの状況からあく抜け感に。新年度は1億円で大幅減益見通しだが、中計では27年3月期10億円までの拡大を見込んでいる。ERI HD<6083>:1952円(+216円)大幅反発。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は15億円で前年同期比2.4%減となっているが、12-2月期は6.7億円で同39.4%増と大幅増益に転じている。据え置きの通期計画24億円、前期比3.2%増の達成確度は高まる状況となってきている。新設着工が減少していることで確認申請件数は伸び悩む一方、M&A効果と省エネ性能表示の拡大が増収をけん引。ソリューション事業の収益性が改善している。三井E&S<7003>:1957円(+42円)大幅続伸。米子会社であるPACECOとともに、米国のパートナー候補と協議を始めていると発表。2月21日にバイデン大統領が港湾施設や設備に関するサイバーセキュリティー対策を強化する大統領令を発出。クレーンに中国製が増えていることを懸念し、補助金を投じてクレーンの国産化を進めるとしている。同社の米子会社でもクレーンの米国内生産を再開する方針と伝わっていたが、会社側の正式発表を受け、あらためて期待感が高まる流れに。ファナック<6954>:4321円(+136円)大幅反発。先週末に中国国家統計局が3月の製造業PMIを発表している。PMIは50.8となり、前月比1.7ptの上昇、6カ月ぶりに好調・不調の境目である50を上回っている。2月の春節休暇後は3月にかけて生産活動が正常化したもようだ。想定以上の改善とみられ、中国景気の先行きに対する警戒感はやや後退の方向へ。同社や安川電機、日立建機など、中国関連の一角が買い先行となっている。HOUSEI<5035>:501円(+1円)反発。グループ会社のHOUSEI香港が香港でWeb3.0デジタル資産分野に正式に参入すると発表している。香港の有名ギャラリーやNFT取引会社と共同で物理的な通常のアート作品とブロックチェーン上のデジタル証明書を組み合わせたアート取引を「RWAT(リアルワールドアートトークン)」として開始した。香港では初の試みで、著名な水墨画家で香港芸術家協会会長の林天興氏のアート作品を最初に取り扱う。すららネット<3998>:418円(+8円)反発。ウィザス<9696>と業務提携すると発表している。すららネットのICT教材をウィザスグループで活用することを通じ、両社のサービス・コンテンツの販路拡大と顧客の満足度向上などを図る。また、両社共同での新たな教育コンテンツ開発とサービスモデルの構築、ICT教材「すらら」の利用者・利用実績の分析を通じた教育効果の調査・研究及びエビデンス創出・可視化を目指す。総医研<2385>:198円(+36円)年初来高値。東京慈恵会医科大学に産学連携講座「疲労医学講座」を開設するとともに、学校法人慈恵大学と共同研究契約を締結すると発表している。疲労及びうつ病等に関する研究成果の社会実装が目的。講座の設置期間は4月1日から29年3月31日までの5年間。共同研究で期待される研究成果として、唾液を用いた生理的疲労を客観的に測定する疲労測定方法の提供や分子機構の分析に基づく疲労及び回復力測定方法の提供などを挙げている。
<ST>
2024/04/01 12:08
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は引き続き151円20銭台で推移
*11:52JST 東京為替:ドル・円は引き続き151円20銭台で推移
4月1日の東京市場でドル・円は151円20銭台で推移。本日は英国、欧州主要国が祝日となるため、アジア市場におけるドル・円など主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ドル・円はこの後も151円台を推移し、底堅い動きを見せる可能性があるとみられている。ここまでの取引レンジは151円23銭-151円43銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0785ドル-1.0799ドルで推移。ユーロ・円は下げ渋り。163円15銭から163円43銭で推移。
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2024/04/01 11:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は151円20銭台で推移、この後も151円台を維持する可能性高い
*11:39JST 東京為替:ドル・円は151円20銭台で推移、この後も151円台を維持する可能性高い
4月1日の東京市場でドル・円は引き続き151円20銭台で小動き。は豪州、NZ、英国、欧州主要国が祝日となるため、アジア市場におけるドル・円など主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ドル・円はこの後も151円台を維持し、底堅い動きを見せる可能性があるとみられている。ここまでの取引レンジは151円23銭-151円43銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0785ドル-1.0799ドルで推移。ユーロ・円は下げ渋り。163円15銭から163円43銭で推移。
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2024/04/01 11:39
注目トピックス 市況・概況
東京為替:アジア市場でドル・円は151円台を維持か
*10:32JST 東京為替:アジア市場でドル・円は151円台を維持か
4月1日の東京市場でドル・円は主に151円30銭近辺で小動き。本日は豪州、英国、欧州主要国が祝日となるため、アジア市場におけるドル・円など主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。ただ、ドル・円は151円台を維持し、底堅い動きを見せる可能性があるとみられている。ここまでの取引レンジは151円23銭-151円43銭、ユーロ・ドルは下げ渋り。1.0786ドル-1.0799ドルで推移。ユーロ・円は下げ渋り。163円20銭から163円43銭で推移。
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2024/04/01 10:32
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:一生命HDやテクノプロHDなどに注目
*09:10JST 個別銘柄戦略:一生命HDやテクノプロHDなどに注目
先週末3月29日の米株式市場は休場。為替は1ドル=151.20-30円。今日の東京市場では、24年3月期純利益予想は下方修正だが売上高と経常利益予想を上方修正したワコム<6727>、発行済株式数の5.26%上限の自社株買い・増配と中期経営計画・グループ企業理念の改定を発表した第一生命HD<8750>、発行済株式数の0.94%上限の自社株買いを発表したテクノプロHD<6028>、イメージセンサ検査関連製品1.54億円の大口受注を獲得したと発表したインターアク<7725>、インドのグジャラート工場が稼働を開始したと発表した小糸製<7276>、東証スタンダードでは、24年2月期営業利益は31.2%減だが25年2月期は21.4%増予想と発表したパレモ・HD<2778>、上期営業利益が30.2%増となったクラウディア<3607>、第3四半期累計の営業利益が前年同期比3.8倍となった岡山製紙<3892>、第3四半期累計の営業利益が2.4%減と上期の21.4%減から減益率が縮小したERI HD<6083>、発行済株式数の2.96%上限の自社株買いを発表したサノヤスHD<7022>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が9.0%減となったスター・マイカHD<2975>、第3四半期累計の営業利益が7.7%減となった三益半導<8155>、東証スタンダードでは、第3四半期累計の営業利益が41.9%減となったミタチ<3321>、24年3月期利益予想は上方修正だが公募増資と株式売出しを発表したヤマイチ<2984>などは軟調な展開が想定される。
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2024/04/01 09:10
注目トピックス 市況・概況
日経平均は260円高、寄り後はもみ合い
*09:07JST 日経平均は260円高、寄り後はもみ合い
日経平均は260円高(9時5分現在)。今日の東京市場は買いが先行した。今日から名実ともに新年度入りとなり、先週まで懸念されていた、期末にかけての年金基金など機関投資家によるリバランス(資産配分の調整)に伴う売りなど、期末特有の需給による株価変動要因がなくなることが市場の買い安心感となった。一方、引き続き為替介入への警戒感が意識され、輸出株などを中心に買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
<SK>
2024/04/01 09:07
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~海外勢のフローが限られこう着感の強い相場展開~
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外勢のフローが限られこう着感の強い相場展開~
4月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■海外勢のフローが限られこう着感の強い相場展開■東京電力HD、24/3 業績予想 営業利益 2640億円■前場の注目材料:日立、グループ会社のGLS、家電直送体制を拡大、今年度3割■海外勢のフローが限られこう着感の強い相場展開1日の日本株市場は、名実ともに新年度相場入りに伴う新規資金の流入が期待されるが、海外勢のフローが限られるなか、こう着感の強い相場展開になりそうだ。3月29日の米国市場は、グッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場だった。日経225先物のナイトセッションは参加者が限られるなか、日中終値を挟んだ40510円~40610円での狭いレンジでの推移が続き、結局は日中比変わらずの40550円で終えている。円相場は1ドル151円30銭台で推移している。日経平均株価は小動きで始まることになりそうだ。注目されていた2月の米個人消費支出(PCE)統計によると、連邦準備理事会(FRB)がインフレを判断する上で重視するPCEコア価格指数は前月比0.3%上昇となり、予想一致した。日経225先物のナイトセッションでの反応もなく、通過材料になりそうだ。もっとも、米国市場の反応を見極めたいとして先回り的な動きは限られると考えられ、グローベックスの米株先物の動向を横目でにらみながらの相場展開になりそうだ。先週の日経平均は週間では下落となったものの、4万円接近での底堅さが確認された。週後半はボリンジャーバンドの+1σ下回っての推移とはなったが、期末の需給要因が影響したと考えられる。日経平均構成銘柄の入れ替えに伴う需給も通過したため、新年度相場入りに伴う資金の流入への期待に向かわせやすいだろう。+1σは40399円辺りに位置しているため、同水準を上回っての推移をみせてくるようだと、リバウンド機運が高まりやすいだろう。物色の流れとしては先週までの配当志向から、新年度を意識した流れに向かう可能性はありそうだ。先週は方向感が定まらなったハイテク株などへの資金流入が期待されそうである。また、先週末には日経平均構成銘柄の入れ替えに伴い、新規組み入れとなったディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>が先回り的な動きもあってか、3%を超える上昇となった。ZOZO<3092>も1.5%高となったが、イベント通過で利食いが意識されやすい。ただし、本日も強含みの展開が継続するようだと、相場全体の先高期待が高まりそうだ。■東京電力HD、24/3 業績予想 営業利益 2640億円東京電力HD<9501>は、通期の費用・収益が見通せる情勢となったことから、未定としていた2024年3月期業績予想を発表。売上高は前期比11.2%減の6兆9260億円、営業利益を2640億円(前期は2289.69億円の赤字)と黒字に転換する。■前場の注目材料・日経平均は上昇(40369.44、+201.37)・大阪夜間取引の日経先物は変わらず(40550、大阪日中比 0)・米国のインフレ沈静化観測・日立<6501>グループ会社のGLS、家電直送体制を拡大、今年度3割・住友金属鉱山<5713>社内公募制導入、自律的キャリア形成促進・スズキ<7269>日立アステモと、車載半導体の開発組織に合流・レゾナックHD<4004>AI半導体材料の生産能力引き上げ、27年めど5倍に・ローム<6963>東芝と提携強化、JIPに協議提案・マツダ<7261>パナエナジーと、車載用円筒形リチウムイオン電池供給で合意・住友ゴム<5110>米工場の生産性向上、自動タイヤ成形機導入・小糸製作所<7276>印に車用ランプ工場、西部で迅速供給・パナソニックHD<6752>アポロと、PAS運営の共同持ち株会社設立・サノヤスHD<7022>経営計画、売上高30年度500億円、産業インフラ・環境重点・山善<8051>Daigasエナジーと、トーヨーコーケンと契約、山梨の工場でPPA・三浦工業<6005>東京ガスと、燃料電池システム共同開発、発電効率63%実現・東レ<3402>東レエンジニアリング、社長・岩出卓氏、電極用塗工装置を拡大・日揮HD<1963>希少鉱物を安定供給、低温精製の新興に出資・TOPPANHD<7911>インダストリアル・エックスに出資、DX支援事業で協業・日本製鉄<5401>電炉化「早期に判断」・大阪ガス<9532>プロロジスから太陽光電力買い取り、物流施設屋根に設置・住友金属鉱山<5713>希少金属回収の新設備建設、使用済みリチウム電池処理・西松建設<1820>梁端部に開孔で下がり天井縮小、RC造向け技術開発☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 3月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI(予想:+10、12月:+12)・08:50 3月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI(予想:+32、12月:+30)・08:50 3月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+9.5%、12月:+13.5%)<海外>・10:45 中・3月財新製造業PMI(予想:50.8、2月:50.9)
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2024/04/01 08:40
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
*08:17JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に165円35銭(2024/3/20)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は6月に利下げを開始する可能性は高いが、利下げを急速に進める可能性は低い。そのため、リスク回避的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの6月利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日本銀行は政策金利を0.00-0.10%に引き上げ【ユーロ買い要因】・2024年に3回の米利下げ予想・日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する計画・米欧金利差縮小の可能性
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2024/04/01 08:17
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを保つ見込み
*08:14JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを保つ見込み
3月29日のドル・円は、東京市場では151円50銭から151円25銭まで反落。欧米市場では151円18銭まで売られた後、151円39銭まで反発し、151円35銭で取引終了。本日4月1日のドル・円は主に151円台で推移か。米長期金利は下げ渋る可能性があるため、目先的にドルは底堅い動きを保つ見込み。本日4月1日発表の日銀短観3月調査などで日本の景気回復への期待が高まった場合、将来的な利上げを見込んだ円買いがやや強まる可能性がある。日本政府による為替介入を警戒した円買いが増えるケースも想定されるが、米金融当局は利下げを急ぐ姿勢を見せていないこと、欧州、英国などの主要中銀が金融緩和に傾くなか、投資家は目先的にドル選好をやや強める可能性があることから、日本政府による円安抑制の効果は限定的との声が聞かれている。日本単独で為替介入を実行しても顕著な効果は期待できないとの見方も出ており、ドル・円が152円をしっかりと上抜けるシナリオも想定したい。
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2024/04/01 08:14
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:日銀短観(大企業製造業DI)、中財新製造業PMI、米ISM製造業景況指数など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:日銀短観(大企業製造業DI)、中財新製造業PMI、米ISM製造業景況指数など
<国内>08:50 日銀短観(大企業製造業DI)(3月) 10 1209:30 製造業PMI(3月) 48.2<海外>10:45 中・財新製造業PMI(3月) 50.9 50.920:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週) 0.22%22:00 ブ・製造業PMI(3月) 54.122:45 米・製造業PMI(3月) 52.5 52.523:00 米・建設支出(2月) 0.7% -0.2%23:00 米・ISM製造業景況指数(3月) 48.5 47.8米・S&P500種株価指数にソルベンタム採用中・馬英九前台湾総統が訪問(11日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値
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2024/04/01 06:30
注目トピックス 市況・概況
個人投資家・有限亭玉介:AIと半導体のトレンドは継続!直近で注目した株を公開【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:AIと半導体のトレンドは継続!直近で注目した株を公開【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年3月25日14時に執筆世界中でAIの開発競争が激化する中で、AI半導体への注目度が高まっております。以前はChatGPT関連銘柄へ短期資金が流入する場面がよく見られました。最近ではエヌビディア関連の物色も盛んになっておりますな。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。3月18日、米エヌビディアは最新のデータセンター向けAI半導体を2024年内に投入すると発表しました。推論能力を現行の30倍に高め、省電力化も実現するとの事です。あたくしは今の性能でも十分にすごいと感じてしまいますが、30倍の推論能力ともなると2024年で改めて歴史が変わるのは間違いないでしょう。また、米エヌビディアのファンCEOは「日本は自ら人工知能(AI)を構築すべきだ」と、開発者会議「GTC」の記者会見で語っております。日本語という言語の特殊性や文化的な背景を考えると、その意見には納得ですな。AI向けデータセンターを建設するにあたっても、部品供給を自国で賄える方が国防の観点からも良いと思われます。高性能のAIを実現させる為には高性能のAI半導体は必須ですので、日本企業の技術力を結集させる時が来たかもしれません。米オープンAI社が発表した「Sora(ソラ)」のような動画生成AIによって、広告や映画などの映像制作にかける時間とコストを大幅に削減される事になりますし、アニメ・漫画大国である日本も無関係ではないでしょう。AIという漠然としたイメージから、今後は細分化が進むように思われます。海外とは違った日本の労働文化に適合した業務効率化AIなども出てくる気がしますねぇ。エヌビディア・オープンAI・TSMCの経済圏に入り込める日本企業は要チェックです。画像処理ソフトを開発するモルフォ<3653>は、AIカメラソリューション・エッジAI関連で思惑がありますな。3月15日の決算発表も堅調に赤字が縮小しており、24年10月期は黒字転換する見通しです。チャート(日足)も上昇トレンドを形成しております。オンライン本人確認サービスを展開するELEMENTS<5246>も、直近で下値を切り上げてきましたな。撮影や編集作業を業務効率化させる画像生成AIツール「SugeKae(スゲカエ)」がアパレルEC企業に導入されるなど、AI分野でも頭角を現しております。4月12日の決算発表も注視です。AIの導入支援などを手掛けるエクサウィザーズ<4259>は、第一三共<4568>とのAI活用による創薬プロジェクトが好感された模様。「病気の原因となる標的タンパク質のなかでも高難易度のターゲットに関して良質なヒット化合物を取得した」との発表で、急動意しております。AIにより不治の病は無くなるのでは…。そんな気さえしますな。22年11月に上場したpluszero<5132>も直近で下値を切り上げてきました。三井物産ケミカルへDX支援を発表し材料視されております。また、5月1日付で1株を3株に株式分割するとの発表も好感されました。半導体やFPD製造装置向け真空パーツ等を手掛けるマルマエ<6264>は、半導体市況の復調に合わせて物色が入っているようです。3月20日の米政府がインテルへ最大85億ドル(1.3兆円相当)の補助金を支給するとの発表も同社が物色される材料となるか。最後はファブレスの半導体メーカーであるアクセル<6730>です。コロナ禍で落ち込んだ業績から目覚ましい回復を見せておりますよ。子会社がゲーム開発を手掛けるディンプスとAIを活用したゲーム開発ツール等で協業するとの発表が好感されました。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
<TY>
2024/03/31 10:00
注目トピックス 市況・概況
NY市場の強気相場は続くか【フィスコ・コラム】
*09:00JST NY市場の強気相場は続くか【フィスコ・コラム】
2024年1-3月期のNY株式市場は安定的に上昇したものの、そのペースはやや鈍化しました。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策が背景にあります。ただ、インフレは想定ほど鈍化せず、6月からの利下げシナリオに狂いが生じた際の失速も警戒されます。第1四半期最後の取引となった3月28日のNY株式市場で、ダウは史上初の40000ドルを目指したものの、最終的に前日比47ドル高の39807ドルで取引終了。1-3月期の上昇率は+5.6%と堅調ではあるものの、昨年10-12月期の+12.5%を下回りました。バブル期以来の株高に沸く日本は日経平均株価が+19.8%、減速懸念のドイツでもDAX指数は+10.4%とダウを上回っています。主要株価指数の伸び率はS&Pが+10.2%、ナスダックは+9.1%。最高値更新が続いたせいか、この四半期にかなり上値を伸ばした印象でしたが、振り返ってみるとやや保守的だったと言えそうです。やはり金融政策に不透明感が広がったことが主因でしょう。FRBは昨年7月にFFレートを5.25%から5.50%に引き上げた後、5会合連続で政策を維持。その間、インフレ率は鈍化から再加速に転じました。直近の米2月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.2%と、伸びは1月から上昇。生産者物価指数(PPI)やミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率でも高止まりが示されました。それらを受けた3月19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定で、6月から3回の利下げが予想されています。株式市場は一段の引き締め的なトーンを予想していたため、安心感による買いが優勢になりました。逆に、債券市場や外為市場では中立的ながらもタカ派姿勢の維持と受け止め、金利高・ドル高に振れています。FRBの政策方針を大まかに把握するなら、年内の利下げに傾いているものの、今後発表される雇用やインフレの統計次第で6月利下げ開始の市場観測通りには緩めない可能性がある、ということでしょう。だとすれば、4月以降は経済指標が堅調になるほど金利高・株安の地合いを強めると推測されます。株高を抑えたもう1つの要因として、米大統領選の指名争いが挙げられます。11月の本選は4年前の前回と同じ「バイデンVSトランプ」の顔合わせにほぼ決まり、共和党の予備選はトランプ氏の圧勝が目立ちました。半年以上も先の選挙とはいえ、米国政治の激しい揺り戻しに備える必要が出てきたことは株買いを躊躇させる材料になったはずです。4-6月期はトランプ氏の「利下げ圧力」が株価を押し上げるでしょうか。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。
<TY>
2024/03/31 09:00
注目トピックス 市況・概況
来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀短観、さくらリポート、米雇用統計
*18:50JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀短観、さくらリポート、米雇用統計
■株式相場見通し予想レンジ:上限41000円-下限40000円期末特有の需給イベントを通過し、来週は新年度入り相場となる。週初の4月1日に公表予定の日銀短観(3月調査)の民間企業予想は、大企業・製造業の業況判断DI(中心値)が+10ポイント(12月調査:+13ポイント)と、前回調査から3ポイントの悪化が見込まれている。2023年の3月調査以来、4期ぶりに悪化するとの見方だ。主に自動車メーカーの工場停止が影響したもようだが、既に伝わっている話のため、日銀短観の結果をネガティブ視する動きは限定的となろう。市場では、4月25日から26日に開催される日本銀行の金融政策決定会合で、追加の利上げ判断の前提となる物価や景気の見通しをどう示すかに関心が向かっており、日銀短観の影響は限定的と考える。ただ、政府・日銀による円買い介入実施によって、株式市場が乱高下するリスクはある。3月28日、岸田首相は会見で、円安への対応について「為替介入について具体的に言うことは控えなければならない」とした上で、「為替相場は、ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要。少なくとも過度な変動は望ましくない」と指摘。「政府として高い緊張感を持って為替動向を注視していきたい」とした上で、「行き過ぎた動きに対しては、あらゆる手段を排除せず、適切な対応を取りたい。これが政府の基本的な考え方だ」と述べた。強い円安けん制発言という内容ではないが、岸田首相が為替介入も辞さない姿勢を明確にしたことで、投機筋は円売りポジションをより積み上げにくくなったと想定。一方、市場では、「前日比1.2%円安ドル高が進まなければ介入はできない」との見方もあり、151円台水準でのもみ合っている足元の状況では、政府・日銀は介入に動けないと想定できる。介入実施のタイミングとしては、米経済指標などを材料に円売りドル買いが強まり152円台に乗せた頃合いを考える。152円より上は「ドル売りポジションの巻き戻しのドル買い」が入り、加速的な円安も想定される。来週、鈴木財務大臣、神田財務官は円安けん制発言を連日行った。その発言のなかで、過去の介入直前に出た「断固たる措置」があったことから、既に「スタンバイ」状態にあると推測する。来週は3月の米雇用統計など雇用に関する重要な経済指標の発表が相次ぐことから、投機筋と政府・日銀関係者によるせめぎあいは続くと想定。介入警戒感の高まりは、日経平均の重しとなりそうだ。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。4月1日発表の日銀短観3月調査などで景気回復への期待が強まれば、今後の利上げを見込んだ円買いがやや強まる可能性がある。また、152円以上の水準にドルが浮上すれば、日本政府の為替介入を警戒した円買いが強まることでドル・円相場を下押ししそうだ。ただ、日銀は緩和的な金融環境を当面維持する方針であり、ドル選好地合いの継続が見込まれる。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利見通しでは、利下げは6月から年内3回の可能性が示されているが、利下げ時期の先送りや利下げ幅の縮小などタカ派的な政策を維持するとの見方は少なくない。欧州中央銀行、英中央銀行、スイス中央銀行など他の主要中銀が金融緩和に傾くなか、ドル選好地合いに振れやすい。日本政府は円安けん制を繰り返すものの、円安抑制は限定的でドル・円相場は徐々に水準を切り上げていることも注視される。日本単独で為替介入を実行しても顕著な効果は期待できないため、152円をしっかりと上抜けるシナリオも想定したい。■来週の注目スケジュール4月1日(月):日銀短観(大企業製造業DI)(3月)、中・財新製造業PMI(3月)、米・製造業PMI(3月)、米・ISM製造業景況指数(3月)、など4月2日(火):独・消費者物価指数(3月)、米・JOLT求人件数(2月)、米・ニューヨーク連銀総裁が討論会で司会、米・クリーブランド連銀総裁が講演、米・サンフランシスコ連銀総裁が討論会に参加、など4月3日(水):中・財新サービス業PMI(3月)、中・財新総合PMI(3月)、欧・ユーロ圏消費者物価コア指数(3月)、欧・ユーロ圏失業率(2月)、米・ADP全米雇用報告(3月)、米・ISM非製造業景況指数(3月)、米・シカゴ連銀総裁が開会のあいさつ、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演、など4月4日(木):日銀支店長会議、地域経済報告(さくらリポート)(4月、日本銀行)、日本労働組合総連合会(連合)が24年春闘の第3回回答集計結果公表、欧・ユーロ圏サービス業PMI(3月)、欧・ユーロ圏総合PMI(3月)、米・貿易収支(2月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、米・フィラデルフィア連銀総裁が討論会に参加、米・シカゴ連銀総裁が質疑応答に参加、米・クリーブランド連銀総裁が講演、米・セントルイス連銀総裁が開会のあいさつなど4月5日(金):家計支出(2月)、景気先行CI指数(2月)、景気一致指数(2月)、印・インド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表、欧・ユーロ圏小売売上高(2月)、米・非農業部門雇用者数(3月)、米・失業率(3月)、米・平均時給(3月)、など
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2024/03/30 18:50
注目トピックス 市況・概況
株ブロガー・さなさえ:上昇トレンドについていこう!売られても買われる強い株とは?【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:上昇トレンドについていこう!売られても買われる強い株とは?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年3月27日17時に執筆皆様、おはこんばんちは。世の中は大谷翔平選手と水原一平さんの話題で持ち切りですが、それでも先の「政治とカネ」問題については投資家としての欲目を無視した、曇りなき眼で見つめる政治リテラシーは必要だなぁと思いながら嘆息する今日この頃…さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目突入…はや63回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<日経平均株価はそれでも強い>3月19日の日銀会合後の植田総裁は記者会見や、続く21日での国会答弁で「当面の金融緩和環境を継続する」旨を述べた事で、為替相場は円安に振れました。これが米国株に左右されがちな日経平均株価はさらに買われる流れとなりました。日本と欧米諸国の金利差の開きとその長期化見通しの強まった事が、結果的に株高に繋がったのですが、やはり事前に関係者によってマイナス金利解除やYYC(イールドカーブ・コントロール)の終了についての情報が市場に漏れ、既に織り込まれた状況になっていた事も、「波乱なし」として買い安心感に繋がったようにも思えます。よくも悪くもこの辺りのそつなさが植田総裁らの上手なところにあるのですが、結果的に日経平均株価は4万円台を回復しましたし、この相場環境は投資家としてのチャンスとして活かしていきたいものですね。ただ、3月7日まで買われていたAI関連などの物色が一部落ち着き、グロース市場は調整に入っているようです。つまりは新興をメインの戦場としていた個人投資家さん達からは「ちょっとなぁ…」と、ため息が聞こえてきそうな様子だと…ええ、わたしも同じです(苦笑)。それでも物色は循環するもので、こういう時こそ、柔和に対応していくのが個人の強みというものです。今回は再び買いが入っているセクターやテーマに注目し、その中でも気になる個別株をメインにご紹介していこうと思います。<今気になる個別株とは?>まずは直近IPOの中で、個人の注目の的となれるか…ソラコム<147A>をご紹介。IoTプラットフォーム「SORACOM」を手掛け、企業のIoT導入・運用におけるコンサル・支援事業を展開している企業です。注目すべきは、同社は「日本発のグローバルIoTプラットフォーム」を目指すとしていて、主要顧客の年間解約率は0.3%と、右肩上がりの収益構造である事。また、スズキ<7269>傘下による出資の下、EVなどのモビリティーサービス分野でのIoT技術の活用や、主要株主であるKDDI<9433>との自動車向けプラットフォーム構築でも期待されている事です。時代にマッチしたIPO…引き続き個人としては見ておきたいですね。また、昨年のIPOからはアイウェアの企画・製造・卸しまで手掛けるJEH<5889>も高値圏で堅調です。こちらは業績面での期待が高いようですね。同じく昨年12月にも配信したINFORICH<9338>はその後の2月決算も好調、さらに金融SI企業であるノバシステム<5257>も好調な決算と中期経営計画が好感され、いずれも青天井を突き進んでいます。IPOは地合い悪化の際には注意したい株ではありますが、「まだ狙えるかな…」と監視は続けています。業績期待のある割安株への物色も目立っていますので要チェックです。上方修正と増配を発表した小田急・路線バスの神奈川中央交通<9081>、同じく好決算、その後の増配を発表して堅調な鉄建建設<1815>、業績回復への期待を残しながら、先日21日に自社株買いを発表したクニミネ工業<5388>はチャートもしっかりしていますね。パチンコ・パチスロ関連へも再び物色が広まっていたので、株価の戻しに期待中です。新株予約権による資金調達の中止を発表したゲームカード・ジョイコHD<6249>、業績期待がまだ続くかの藤商事<6257>、「ウルトラマン」の版権ビジネスで期待が持たれる円谷フィールズも週足一目均衡表の雲を前に売りが出ていますが、いずれも反発トレンドに入るか監視していきたいと思っていまっす♪最後はおまけとして…ウルトラマンと同じく「ハローキティ」でおなじみ、キャラクタービジネスの雄・サンリオ<8136>も昨年の5月にこちらでご紹介しましたが、ずっと強いですね。世界展開も含めて引き続き期待したい企業です。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
<TY>
2024/03/30 17:00
注目トピックス 市況・概況
ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ドイツ経済の不透明感は払しょくされず
*14:37JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ドイツ経済の不透明感は払しょくされず
■弱含み、米長期金利下げ止まりでユーロ買い縮小今週のユーロ・ドルは弱含み。欧州中央銀行(ECB)は年内に複数回の利下げを行う可能性があること、インフレ緩和ペースの減速によって年内3回の米利下げ観測はやや後退したことでユーロ買い・ドル売りが一時優勢となった。しかしながら、米長期金利の下げ止まりを受けてユーロ買いは縮小。週後半は1.08ドルを挟んだ水準で推移した。取引レンジ:1.0768ドル-1.0864「もみ合いか、ユーロ圏インフレ率などが手掛かり材料に来週のユーロ・ドルはもみ合いか。4月3日発表のユーロ圏消費者物価指数(HICP)は高止まりが予想される。市場予想を上回った場合、欧州中央銀行(ECB)による利下げ先送りを見込んだユーロ買いが強まる可能性がある。ただ、米長期金利が下げ渋った場合、ドル選好の状況は続くとみられる。予想レンジ:1.0650ドル-1.0900■弱含み、日本の円安是正介入に対する警戒高まる今週のユーロ・円は弱含み。日本銀行による追加利上げ観測は後退し、リスク選好的なユーロ買い・円売りが優勢となった。ユーロ・円は164円台半ば近辺まで買われたが、日本の通貨当局による円安是正介入が警戒されたことでリスク選好的な円売りは縮小。週後半は主に163円台前半で推移した。取引レンジ:162円94銭-164円42銭。■伸び悩みか、ドイツ経済の不透明感は払しょくされず来週のユーロ・円は伸び悩みか。4月3日発表のユーロ圏消費者物価指数(HICP)は高止まりが予想され、ユーロは売りづらい。ただ、ドイツ経済の不透明感で、ユーロの上昇を抑制しよう。日本の円安是正介入に対する警戒もユーロ買い・円売りを抑制する一因となりそうだ。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・3日:3月消費者物価コア指数:(2月:前年比+3.1%)予想レンジ:161円50銭-164円50銭
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2024/03/30 14:37
注目トピックス 市況・概況
豪ドル週間見通し:弱含みか、豪準備銀行理事会3月議事要旨に注目
*14:36JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、豪準備銀行理事会3月議事要旨に注目
■もみ合い、豪インフレ緩和で豪ドル買い縮小今週の豪ドル・円はもみ合い。円安是正介入への警戒感は根強いものの、日本銀行は金融政策の正常化を慎重に進めるとの見方もあり、円売りが一時優勢となった。一方、2月豪消費者物価指数は横ばいにとどまり、2月小売売上高も予想下振れとなり、週後半は豪ドル売り・円買いが広がった。取引レンジ:98円17銭-99円25銭。■弱含みか、豪準備銀行理事会3月議事要旨に注目来週の豪ドル・円は弱含みか。2月の消費者物価指数は2カ月連続で横ばいにとどまったことから、豪準備銀行(中央銀行)の利下げ時期は早まるとの見方が浮上し、豪ドル売りに振れやすくなりそうだ。4月2日公表の豪準備銀行3月理事会議事要旨が利下げ支持の意見が含まれていた場合は、豪ドル売りが強まる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・2日:豪準備銀行3月理事会議事要旨・5日:2月貿易収支(1月:110.27億豪ドル)予想レンジ:97円00銭-99円50銭
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2024/03/30 14:36
注目トピックス 市況・概況
英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英利下げ模索も日銀緩和継続の影響残る
*14:36JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英利下げ模索も日銀緩和継続の影響残る
■下げ渋り、原油先物の上昇が支援材料に今週のポンド・円は下げ渋り。日本の円安是正介入に対する警戒感が高まり、一時190円台前半までポンド安に振れたが、英中央銀行による早期利下げの可能性は高まっていないとの理由でリスク回避のポンド売り・円買いは縮小。原油先物が上昇したこともポンド相場に対する支援材料となった。取引レンジ:190円35銭-191円68銭。■底堅い値動きか、英利下げ模索も日銀緩和継続の影響残る来週のポンド・円は底堅い値動きか。英中央銀行は市場の早期利下げ観測に慎重な見方を示し、ポンドは売りづらい展開となりそうだ。日銀短観3月調査など日本の経済指標が市場予想を上回った場合も日銀は緩和的な金融環境を維持する方針であり、リスク回避的な円買いは抑制されるとみられる。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:190円00銭-192円50銭
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2024/03/30 14:36
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日銀緩和方針とドル選好地合い継続で
*14:31JST 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日銀緩和方針とドル選好地合い継続で
【今週の概況】■日本の為替介入を警戒してドルは伸び悩む今週のドル・円は伸び悩み。日本銀行の植田総裁は3月27日の参院予算委員会で「短期金利を中心に金融緩和を継続することが重要」と答弁したこと、同日行われた青森県金融経済懇談会で日銀田村審議委員は金融政策運営について、「ゆっくりと着実に正常化を進めていく」との考えを示したことを受けて日銀による追加利上げ観測は後退し、リスク選好的なドル買い・円売りが拡大。東京市場で34年ぶりの高値となる151円97銭までドル高円安が進行した。しかしながら、財務省と金融庁、日銀による3者会合の開催が報じられ、日本の通貨当局による円安是正介入が警戒されたことでリスク選好的なドル買いは縮小。28日のアジア・欧米市場でドル・円は151円台後半で上げ渋る状態が続いた。29日のニューヨーク市場は、米国が「聖金曜日」の祝日となるため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いたが、ドルはやや底堅い動きを保った。151円18銭まで売られた後、151円39銭まで反発し、151円35銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:151円03銭-151円97銭。【来週の見通し】■ドルは底堅い値動きか、日銀緩和方針とドル選好地合い継続で来週のドル・円は底堅い値動きか。4月1日発表の日銀短観3月調査などで景気回復への期待が強まれば、今後の利上げを見込んだ円買いがやや強まる可能性がある。また、152円以上の水準にドルが浮上すれば、日本政府の為替介入を警戒した円買いが強まることでドル・円相場を下押ししそうだ。ただ、日銀は緩和的な金融環境を当面維持する方針であり、ドル選好地合いの継続が見込まれる。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利見通しでは、利下げは6月から年内3回の可能性が示されているが、利下げ時期の先送りや利下げ幅の縮小などタカ派的な政策を維持するとの見方は少なくない。欧州中央銀行、英中央銀行、スイス中央銀行など他の主要中銀が金融緩和に傾くなか、ドル選好地合いに振れやすい。日本政府は円安けん制を繰り返すものの、円安抑制は限定的でドル・円相場は徐々に水準を切り上げていることも注視される。日本単独で為替介入を実行しても顕著な効果は期待できないため、152円をしっかりと上抜けるシナリオも想定したい。【米・3月ISM製造業景況指数】(4月1日発表予定)4月1日発表の3月ISM製造業景況指数は48.5と、前月の47.8からやや改善の見通し。節目の50に接近すれば、ソフトランディングへの期待感からドル買い材料に。【米・3月雇用統計】(4月5日発表予定)4月5日発表の米3月雇用統計は失業率が3.9%、非農業部門雇用者数は前月比+21.6万人、平均時給は前年比+4.1%程度の市場観測。想定に沿った内容ならドル買い材料か。予想レンジ:149円50銭-153円50銭
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2024/03/30 14:31
注目トピックス 市況・概況
国内株式市場見通し:為替介入への警戒感高まりが日経平均の重しに
*14:30JST 国内株式市場見通し:為替介入への警戒感高まりが日経平均の重しに
■日経平均は41000円手前まで上昇今週の日経平均は週間で518.99円安(-1.27%)の40369.44円と下落した。3月期末のため、配当・優待の権利取り売買や、配当落ちに関連した先物買い、年金のリバランスなど需給面での売買が多く、日経平均、TOPIXはともに方向感に乏しい展開となった。3月27日の権利取り最終日は、公示価格上昇で不動産株が上昇したことや、配当落ちに関連した先物買いが入ったとの観測などもあり、日経平均は40979.36円まで上昇した。ただ、タカ派寄りの田村直樹日本銀行審議委員が、ハト派的な発言を行ったことで、為替は円安進行が加速。1ドル=151.97円と2022年高値の151.96円を上回ったことで、政府・日銀による円買い介入警戒が一気に高まったことから、日経平均は史上最高値更新とはならなかった。29日には、日経平均の構成銘柄の定期見直しの銘柄入れ替えが実施され、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、ZOZO<3092>が新しく採用され、宝ホールディングス<2531>、住友大阪セメント<5232>、大平洋金属<5541>が除外された。大引けで、日経平均採用銘柄を対象にまとまった売買が入ったことで、東証プライム市場の売買代金は5兆円台に乗せた。なお、3月第3週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を829億円買い越したほか、TOPIX先物を3013億円買い越し、225先物は4442億円売り越したことから、合計600億円の売り越しとなった。個人投資家は現物を8730億円売り越すなど合計で8150億円売り越し。そのほか、信託が現物を676億円売り越したほか、自己が現物を9265億円買い越した。■日銀短観は4期ぶりに悪化する見込み3月29日の米国株式市場は、グッドフライデーの祝日に伴い休場。大証ナイト・セッションの日経225先物終値は、通常取引終値と同じ40550円。為替は1ドル151円台前半での小動きとなった。期末特有の需給イベントを通過し、来週は新年度入り相場となる。週初の4月1日に公表予定の日銀短観(3月調査)の民間企業予想は、大企業・製造業の業況判断DI(中心値)が+10ポイント(12月調査:+13ポイント)と、前回調査から3ポイントの悪化が見込まれている。2023年の3月調査以来、4期ぶりに悪化するとの見方だ。主に自動車メーカーの工場停止が影響したもようだが、既に伝わっている話のため、日銀短観の結果をネガティブ視する動きは限定的となろう。市場では、4月25日から26日に開催される日本銀行の金融政策決定会合で、追加の利上げ判断の前提となる物価や景気の見通しをどう示すかに関心が向かっており、日銀短観の影響は限定的と考える。■政府・日銀による円買い介入警戒高まるただ、政府・日銀による円買い介入実施によって、株式市場が乱高下するリスクはある。3月28日、岸田首相は会見で、円安への対応について「為替介入について具体的に言うことは控えなければならない」とした上で、「為替相場は、ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要。少なくとも過度な変動は望ましくない」と指摘。「政府として高い緊張感を持って為替動向を注視していきたい」とした上で、「行き過ぎた動きに対しては、あらゆる手段を排除せず、適切な対応を取りたい。これが政府の基本的な考え方だ」と述べた。強い円安けん制発言という内容ではないが、岸田首相が為替介入も辞さない姿勢を明確にしたことで、投機筋は円売りポジションをより積み上げにくくなったと想定。一方、市場では、「前日比1.2%円安ドル高が進まなければ介入はできない」との見方もあり、151円台水準でのもみ合っている足元の状況では、政府・日銀は介入に動けないと想定できる。介入実施のタイミングとしては、米経済指標などを材料に円売りドル買いが強まり152円台に乗せた頃合いを考える。152円より上は「ドル売りポジションの巻き戻しのドル買い」が入り、加速的な円安も想定される。来週、鈴木財務大臣、神田財務官は円安けん制発言を連日行った。その発言のなかで、過去の介入直前に出た「断固たる措置」があったことから、既に「スタンバイ」状態にあると推測する。来週は3月の米雇用統計など雇用に関する重要な経済指標の発表が相次ぐことから、投機筋と政府・日銀関係者によるせめぎあいは続くと想定。介入警戒感の高まりは、日経平均の重しとなりそうだ。■週末に米雇用統計来週にかけて、国内は、4月1日に、日銀短観(3月調査)、2日に3月マネタリーベース、5日に2月景気動向指数(速報値)などが予定されている。海外では、4月1日に米・3月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)、3月ISM製造業景気指数、2日に独・3月製造業PMI(改定値)、欧・3月製造業PMI(改定値)、英・3月製造業PMI(改定値)、独・3月消費者物価指数(速報値)、米・2月JOLTS求人件数、2月製造業新規受注、2月耐久財受注(改定値)、3日に中・3月財新サービス業/総合PMI、欧・3月消費者物価指数(速報値)、2月雇用統計、米・3月サービス部門/総合PMI(改定値)、3月ISM非製造業景気指数、週次石油在庫統計、4日に米・週次新規失業保険申請件数、2月貿易収支、5日に、英・3月建設業PMI、欧・2月小売売上高、米・3月雇用統計などが予定されている。
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2024/03/30 14:30
注目トピックス 市況・概況
新興市場見通し:直近IPO銘柄中心の物色は続くが、新年度入りで主力処にも資金が向かうか
*14:29JST 新興市場見通し:直近IPO銘柄中心の物色は続くが、新年度入りで主力処にも資金が向かうか
■IPO中心の日替わり物色で主力銘柄へ関心が向かわず今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-1.27%だったのに対して、東証グロース市場指数は-1.12%、東証グロース市場250指数は-1.16%とほぼ同じような動きとなった。3月期末に伴う需給に絡んだ売買が東証プライム市場中心に入った一方、新興市場はIPO(新規株式公開)中心の日替わり物色で主力銘柄への関心は向かいにくくなった。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに25日移動平均線より下を推移し200日移動平均線水準でのもみ合いとなった。個別銘柄では、NTT<9432>傘下のNTTアグリテクノロジー(東京都新宿区)との協業を開始すると発表したファンデリー<3137>が急騰したほか、順天堂大学と生成AIを活用した「医療DX」の共同研究を開始したと発表したFIXER<5129>も買われた。また、メンタルヘルステクノロジーズ<9218>は好業績が材料視されて上昇。一方、24年12月期業績予想を未定に修正したほか、有報の提出期限延長申請を発表したENECHANGE<4169>が急落したほか、外傷性脳損傷対象の再生細胞薬SB623の日本認可が大幅に遅延する可能性が高まったことからサンバイオ<4592>も売りに押された。今週のIPOは12社。コロンビア・ワークス<146A>がスタンダードに上場したほか、他11社がグロース市場に上場したことで、直近IPO銘柄も加えてにぎわった。3月29日に上場したマテリアルグループ<156A>以外は、初値が公開価格を上回り、ソラコム<147A>は上場来高値を連日で更新する強い動きを見せた。一方、ソラコム、コロンビア・ワークス、ダイブ<151A>以外は、初値を下回って週末の取引を終えた(情報戦略テクノロジー<155A>は初値と同値)。■直近IPO物色続くとともに主力株へも資金向かうか、IPOは1社来週の新興市場は、直近IPO銘柄中心とした日替わり物色は続きながらも、新年度入りで徐々に主力株に資金が向かい、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はともに持ち直す展開を想定する。両指数ともに200日移動平均線がサポートラインとして機能しており、下への動きは限定的と考える。3月21日に上場したトライアルHD<141A>が連日、上場来高値を更新しており、29日時点の時価総額は3435億円と、グロース市場トップだったフリー<4478>の2064億円(29日時点)を大きく上回った。指数にまだ採用されていないことから、トライアルHDやソラコムが高値を更新しても指数への寄与は無いが、投資家のモメンタムは強気に傾くだろう。一方、初値を割り込んだ直近IPOが多いのは気がかりだが、投資家のモメンタムが良好であれば、上場後、1-2週間で見直す動きも徐々に出てくると想定する。来週はスタンダード市場にシニア事業や不動産事業を手掛けているアズパートナーズ<160A>が上場する。足元のプライム市場では不動産株が買われているため人気化する可能性はある。
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2024/03/30 14:29