注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:毎月勤労統計、サービス業PMI、中貿易収支など <国内>08:30 毎月勤労統計-現金給与総額(3月) 0.8% 1.2%08:30 実質賃金総額(3月) -0.6% 0%08:50 日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(3月17・18日分)09:30 総合PMI(4月)  50.909:30 サービス業PMI(4月)  50.5<海外>20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週)  1.08%20:25 ブ・週次景気動向調査23:00 米・卸売在庫(3月) 2.3% 2.3%27:00 ブ・貿易収支(先週)  20.33億ドル中・貿易収支(4月) 506.5億ドル 473.8億ドル中・資金調達総額(4月、15日までに) 2兆3000億元 4兆6531億元中・マネーサプライ(4月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(4月、15日までに) 1兆5500億元 3兆1254億元ブ・個人ローン・デフォルト率(3月、14日までに)  4.7%ブ・融資残高(3月、14日までに)  4兆7110億レアルブ・経常収支(3月、14日までに)  -24.14億ドルブ・海外直接投資(3月、14日までに)  118.43億ドルブ・基礎的財政収支(3月、14日までに)  35億レアルブ・純債務対GDP比(3月、14日までに)  57.1%インドネシア・GDP(1-3月) 5.04% 5.02%香港・株式市場は祝日のため休場(仏誕節の振替休日)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <FA> 2022/05/09 06:30 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:業績好調&チャート妙味の株を狙うべし【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年5月2日14時に執筆株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。ロシア軍がウクライナに侵攻してから2ヶ月が経ちますが、状況は改善しているように見えません。米国の利上げ、20年ぶりとなる円安水準、原油高騰という三重苦が株式市場を動揺させているようです。さらに中国では、ロックダウン中の上海だけでなく北京にまで感染拡大が報告されるなど、果たして何重苦となるのか…景気減速への不安が高まっております。金利上昇に加えてボラタイルな動きが続く相場では、グロース株への売り圧力が強まっているようです。それでも業績好調な銘柄は、しっかりと監視リストに入れておくべきでしょう。下落が目立つ結果となったGW前の日経平均は、4月27日に26051円(安値)を付けた翌日には反発しており一定の底堅さは見られました。大型株をメインに構成されている日経平均も下げているわけですから、逆張りの強気のトレードよりは様子見ムードで業績好調な銘柄を見定める時間に充てたいところです。パウエルFRB議長は利上げについて「私の考えでは、もう少し迅速に動く事が適切だ。」と、言及しており、今年中に何度か投げ売りのような相場の急転が起こると予想されます。投資家として先の未来を予想しながら、売り圧力を跳ね返せる業績好調な銘柄を探し出したいものですねぇ。さて、業績好調でチャート妙味のある銘柄を見て参ります。22年2月1日より日本電産グループとなったOKK<6205>は、4月21日の決算で23年3月期は黒字転換する見通しを発表すると好感されました。工作機械のマシニングセンタを主力とする同社は、日本電産とのシナジー効果が期待された買いも流入している模様です。船舶やコンテナのオペリースが主力のFPG<7148>は、4月26日に上方修正を発表後に動意しております。FPG信託の元本が2000億円を突破に加えて、不動産市場の活況も思惑となるか。期末一括配当は従来計画の32円から40円へ増配しました。コロナの影響を抜けて業績拡大を見込むスタジオアリス<2305>は、4月12日の決算発表で増益着地すると、23年2月期も2期連続で過去最高益を更新する見通しです。期末一括配当も50円から70円へ増配を発表しており、成人式用振袖レンタルと前撮りがセットになった「ふりホ」が、中長期的にコロナの終息によって伸長すると思われますねぇ。3月上旬から下値を切り上げているキヤノンMJ<8060>は、4月25日の決算発表後に年初来高値を更新しました。インクジェットプリンターが好調で、ITソリューション事業も伸長するか監視中です。電力需給の逼迫で思惑が入っているイーレックス<9517>は、4月19日に上方修正を発表すると好感されました。電力販売量が想定を上回り業績寄与した事で、市場ではサプライズ的な上方修正となった模様です。底値からじわじわと切り返しているチャート(日足)は、5月13日の決算後にどうなるか注視しております。最後は不動産業者向けに管理システムやソフトウエア・サービスを提供する日本情報クリエイト<4054>です。4月25日に不動産業界に特化した業務支援サービスを展開するリアルネットプロの完全子会社化と、自社株買いを発表すると窓を開けて動意しました。動意後の翌日から調整しますが、5月13日の決算発表まで監視を強めていきたいところです。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2022/05/08 10:00 注目トピックス 市況・概況 ドル高円安はより鮮明に【フィスコ・コラム】 焦点の米連邦公開市場委員会(FOMC)で一段の利上げ幅拡大の観測は後退し、ドル買いが一服しています。ただ、日銀の異次元緩和継続による円安を日本政府は抑止できず、引き続きドルをサポート。また、日米関係はドル高・円安の強い支援材料となりそうです。デフレ脱却宣言をしていない日本でインフレ圧力が強まるなか、4月27-28日に開催された日銀金融政策決定会合は異次元緩和を維持。2022年の消費者物価指数の見通しを前回から上方修正したものの、10年物国債金利0.25%の利回りで指し値を原則毎日実施すると決めています。黒田東彦総裁が改めて円安容認の姿勢を示すと円は急落し、ドル・円は一時131円25銭まで値を切り上げました。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は5月3-4日のFOMCで、FF(フェデラルファンド)レート誘導目標レンジを0.75-1.00%に引き上げ、6月から475億ドルペースでバランスシート縮小する政策を決定。パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、利上げ幅について0.75%への拡大に慎重な姿勢を示しています。それを受けた米長期金利の低下で引き締め加速を期待したドル買いは巻き戻され、ドル・円は失速しました。ただ、ドル・円はすぐに持ち直しています。日米中央銀行の政策決定を受け、方向性の違いからドル買い・円売りへカンタンに戻りました。特に、日銀の金利上昇を抑える指値オペは効果的で、クロス円の上昇要因にもなっています。財務省は鈴木財務相をはじめ「悪い円安」と明言してけん制のトーンを強めているものの、円安を抑止するのは困難で、円が主要通貨を支える構図が目立ちます。さらに、中国の新型コロナウイルスまん延で、緩和政策による人民元安の進行にも目は離せません。周辺国の通貨もそれに追随しており、ドル高が際立ってきました。英中銀は昨年12月から4会合連続で利上げを実施したものの、今後のマイナス成長見通しが金融政策に影響を与えかねない状況です。つまり、ドル高・円安というより、目先はドル独歩高・円独歩安とみられます。アメリカは輸入インフレを回避するためドル高を望んでいるとみられ、日米協調介入の可能性もほぼゼロ。直近のイエレン米財務長官と鈴木財務相との会談で協調介入が議論されたと伝えられ、市場は一時騒然。その後誤報とわかり、円売り再開の場面もありました。今月下旬のバイデン米大統領と岸田首相による首脳会談で恐らく為替は棚上げされ、政治力からみてもドル高・円安はより鮮明になります。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <YN> 2022/05/08 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米4月CPI、トヨタ自・ソニーG決算、景気ウォッチャー調査など ■株式相場見通し予想レンジ:上限27500円-下限26200円来週の日経平均は引き続き神経質な展開か。週半ばに米国で発表予定の4月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が非常に注目され、結果を受けた米株市場の動きに翻弄される展開となりそうだ。連邦公開市場委員会(FOMC)後の米株市場は乱高下が続いており、相場の方向感が定まらない。FOMC直後に一時低下した米10年債利回りは3.1%と、2018年11月以来の水準を付けるなど再び上昇に転じており、週末の雇用統計を受けて一段高となっている。欧州連合(EU)はロシア産石油の輸入を年内に停止する方針を示した。また、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスが小幅な増産ペースを維持する姿勢を堅持したことなどから、原油先物相場は再び上昇基調を強めている。さらに、英イングランド銀行(中央銀行)が10月にインフレ率が10%を超えるとの見通しを示したこともあり、今後も世界的なインフレ懸念が根強くくすぶるだろう。こうしたなか、株式市場は連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げ姿勢を示せば警戒感から下落。一方で0.75ptの大幅利上げの可能性が後退しても、結局インフレを抑えられないのではとの懸念から下落するなど、非常に脆い状態だ。米国では11日に4月CPI、12日に4月PPIが発表予定で、非常に注目だ。インフレ懸念が根強いなか、インフレピークアウトを示唆した3月のCPIの結果に続き、4月のCPIでより明確な伸びの鈍化が示されれば、市場は安心感から再び上昇基調に転じる可能性が高い。その場合、FOMC前からすでに市場のセンチメントは機関投資家も個人投資家もかなり悲観的に傾いていたことから、リバウンドが長めに続く可能性があろう。一方、CPIやPPIの結果が予想を上回り、インフレピークアウト期待を打ち消す場合には、相場は一段の深押しが警戒される。今後も高いボラティリティー(変動率)が続きそうで、下落した時には買い、上昇した時には即座に売るといったこまめな逆張り戦略が引き続き求められる。国内では決算発表が本格化する。9日の日本郵船<9101>、10日のソニーグループ<6758>、三菱商事<8058>、11日のトヨタ自動車<7203>、INPEX<1605>、12日のソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>などと注目決算が目白押し。直近の相場動向を踏まえる限り、海運やコモディティなどの市況関連株の好決算には素直に買いが入りそうで、利益確定売りが先行した場合でも持ち直しは早そうだ。一方、需要のピークアウト懸念や金融引き締め懸念から、ハイテク株は好決算でも買いが手控えられることが予想される。物色動向としては、引き続きハイテク・グロース(成長)株は相対的に厳しく、コモディティ関連やディフェンシブ性の強い銘柄が好まれよう。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化をにらみ、米金利高に連動した買いが入りやすい。また、日本銀行は長期金利の上昇を抑えるための指し値オペを継続的に実施しており、金融緩和策の長期継続が予想されていることから、ドルは下げづらい展開となりそうだ。FRBはFFレート誘導目標レンジを0.75-1.00%に引き上げ、6月から月額475億ドルのペースでバランスシートを縮小する方針を決めた。利上げ幅についてパウエルFRB議長は0.75ptへの拡大に慎重だが、今後数回の会合で0.50ptの利上げが続く見通し。経済指標では5月11日発表の米3月消費者物価コア指数(CPI)が、有力な手掛かり材料となりそうだ。市場予想は前年比+6.1%と、3月実績の+6.5%を下回る見込みだが、市場予想を上回った場合、金融正常化の継続を見込んだドル買い要因になりそうだ。日米の金融政策の違いを背景としたドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられており、ドル・円は4月28日に付けた直近高値131円25銭を試す展開となりそうだ。■来週の注目スケジュール5月9日(月):日・毎月勤労統計(3月)、日・日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(3月17・18日分)、日・サービス業PMI(4月)、決算発表→日本郵船、中・貿易収支(4月)など5月10日(火):日・家計支出(3月)、決算発表→日本製鉄、三菱商、ソニーG、任天堂、米・アトランタ連銀総裁が講演など5月11日(水):日・景気動向指数(3月)、決算発表→トヨタ自、INPEX、中・消費者物価指数(4月)、中・生産者物価指数(4月)、米・消費者物価コア指数(4月)、米・決算発表→ウォルト・ディズニーなど5月12日(木):日・日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27、28日分)、日・景気ウォッチャー調査(4月)、決算発表→東エレク、ソフトバンクG、米・生産者物価コア指数(4月)など5月13日(金):決算発表→ヤクルト、ダイフク、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)など <YN> 2022/05/07 18:53 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:マザーズ指数5週連続の下落、厳しい局面続く ゴールデンウィークの連休前後の新興市場では、日経平均が27000円近辺で踏みとどまる一方、マザーズ指数は下落基調が続いた。週間では5週連続の下落となっており、日次でも5月6日まで4営業日続落した。米国では3〜4日の連邦公開市場委員会(FOMC)と前後してやや反動も見られたとはいえ、根強いインフレ観測とともに金利高・ハイテク株安の流れが続き、日本でもグロース(成長株)色の強い新興株にとっては依然として厳しい環境だった。小型の材料株やIPO銘柄などが物色されたが、主力IT株は全般軟調となった。なお、4月25日から5月6日までの騰落率は、日経平均が-0.4%であったのに対して、マザーズ指数は-4.1%、東証グロース市場指数は-4.0%だった。個別では、東証グロース市場の時価総額上位銘柄であるメルカリ<4385>が同期間で3.6%安、ビジョナル<4194>が同7.8%安、フリー<4478>が同10.3%安。決算発表のメルカリは流通総額(GMV)の伸び鈍化などがネガティブ視された。売買代金上位でもBASE<4477>やFRONTEO<2158>といったIT株が軟調で、ここまで比較的堅調だった2月上場のエッジテクノロジー<4268>は連休を前に売りがかさんだ。また、有価証券報告書の提出遅延で監理銘柄(確認中)に指定されたアジャイルメディア・ネットワーク<6573>、直近上場のサークレイス<5029>やセカンドサイトアナリティカ<5028>がこの期間の東証グロース市場の下落率上位に顔を出した。一方、時価総額上位ではJTOWER<4485>が同2.0%高と堅調。スマートフォン向けアプリの配信開始が材料視されたAppBank<6177>はこの期間の東証グロース市場の上昇率トップとなり、好決算のアズーム<3496>も大きく買われた。IPOでは、連休前に4社が東証グロースへ新規上場。ライブ配信サービス「ツイキャス」のモイ<5031>が公開価格比+91.9%という初値を付けるなど、全般に堅調な出足だった。来週の新興市場では、軟調な展開が続くとともに、不安定化する場面も出てくる可能性がある。今週末の米国市場では長期金利の上昇が続き、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は連日で年初来安値を更新。また、米国では5月11日に4月消費者物価指数(CPI)、翌12日に4月卸売物価指数(PPI)の発表が控えており、インフレ観測から米ハイテク株が乱高下すれば日本の新興株にも波及しそうだ。今週末6日の東証グロース市場の売買代金が1000億円あまりと低調だったのも気掛かり。連休明けの一時的なものかもしれないが、円安の恩恵が大きい主力大型株に投資資金が向かい、新興株が敬遠されている印象を受ける。来週は、5月9日にAppier Group<4180>、11日にMTG<7806>、12日にGMOフィナンシャルゲート<4051>、JTOWER、13日にプラスアルファ・コンサルティング<4071>、フリー、メドレー<4480>、そーせいグループ<4565>、弁護士ドットコム<6027>、ウェルスナビ<7342>などが決算発表を予定している。メルカリなど緒戦の評価はさえなかったが、デジタル化の追い風で好決算が出てくることに期待したい。IPO関連では、次の新規上場予定は5月31日のトリプルアイズ<5026>となっている。同社は12日に仮条件を決定し、13日からブックビルディング期間に入る。また、新たにANYCOLOR<5032>(6月8日、東証グロース)の上場も発表されている。 <FA> 2022/05/07 15:36 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:米物価指標を睨んだ神経質な展開 ■米株波乱のなか日経平均は堅調推移先週・今週の日経平均は週間でそれぞれ257.36円安(-0.95%)、155.66円高(+0.58%)となった。終値では13週移動平均線や、75日移動平均線を超えた。先週(4月25-28日)の日経平均は軟調な展開。連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めや都市封鎖(ロックダウン)が続く中国経済を中心とした景気減速懸念などから、週初から日経平均は500円を超える下落。その後、“GAFAM”の呼び名をもつ大型IT企業を含めた米主要企業の決算がまちまちな中、東京市場でも指数はもみ合いが続いた。一方、週末は信越化学<4063>やキーエンス<6861>、アドバンテスト<6857>などの好決算銘柄への買いが投資家心理の改善に寄与。前日にかけて空売り比率が高まっていたこともあり、国内の大型連休を前に買い戻しが強まり、日経平均は週前半の下げを半分程取り戻して終えた。一方、2、6日と飛び石での立会いとなった5月第1週は、もみ合いの末に上昇。2日は決算を受けた米アマゾン・ドット・コムの株価急落が重しとなった一方、1ドル=130円を突破した円安進行や好決算銘柄への買いが相場を下支えした。3-4日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り0.5ptの利上げと6月からの量的引き締め(QT)の開始が決定された。一方、0.75ptの利上げについて、パウエルFRB議長は「積極的には検討されていない」と言及したことで市場では安心感が先行、4日の米株市場は大幅高となった。ただ、FRBが高インフレを抑制することは困難との見方も根強く、翌5日の米株市場ではNYダウが一時1300ドル超下落するなど急反落。乱高下した米株市場を嫌気し、連休明け6日の日経平均は一時270円超と下落。一方、商品市況の上昇や為替相場の円安推移を背景とした関連銘柄の買いが相場を押し上げ、日経平均はその後プラスに転じて堅調推移となった。■こまめな逆張り戦略が肝要来週の日経平均は引き続き神経質な展開か。週半ばに米国で発表予定の4月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が非常に注目され、結果を受けた米株市場の動きに翻弄される展開となりそうだ。FOMC後の米株市場は乱高下が続いており、相場の方向感が定まらない。FOMC直後に一時低下した米10年債利回りは、3.1%と、2018年11月以来の水準を付けるなど再び上昇に転じており、週末の雇用統計を受けて一段高となっている。欧州連合(EU)はロシア産石油の輸入を年内に停止する方針を示した。また、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスが小幅な増産ペースを維持する姿勢を堅持したことなどから、原油先物相場は再び上昇基調を強めている。さらに、英イングランド銀行(中央銀行)が10月にインフレ率が10%を超えるとの見通しを示したこともあり、今後も世界的なインフレ懸念が根強くくすぶるだろう。こうしたなか、市場は、FRBが積極的な利上げ姿勢を示せば、警戒感から下落。一方で0.75ptの大幅利上げの可能性が後退しても、結局、インフレを抑えられないのではとの懸念から下落するなど、非常に脆い状態だ。米国では11日には4月CPI、12日には4月PPIが発表予定で、非常に注目だ。インフレ懸念が根強いなか、インフレピークアウトを示唆した3月のCPIの結果に続き、4月のCPIでより明確な伸びの鈍化が示されれば、市場は安心感から再び上昇基調に転じる可能性が高い。その場合、FOMC前からすでに市場のセンチメントは機関も個人もかなり悲観的に傾いていたことから、リバウンドが長めに続く可能性があろう。一方、CPIやPPIの結果が予想を上回り、インフレピークアウト期待を打ち消す場合には、相場は一段の深押しが警戒される。今後も高いボラティリティー(変動率)が続きそうで、下落した時には買い、上昇した時には即座に売るといったこまめな逆張り戦略が引き続き求められよう。■国内決算は佳境迎える国内では決算発表が本格化する。9日の日本郵船<9101>、10日のソニーG<6758>、三菱商事<8058>、11日のトヨタ自動車<7203>、INPEX<1605>、12日のソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>などと注目決算が目白押し。直近の相場動向を踏まえる限り、海運やコモディティなどの市況関連株の好決算には素直に買いが入りそうで、利益確定売りが先行した場合でも持ち直しは早そうだ。一方、需要のピークアウト懸念や金融引き締め懸念から、ハイテク株は好決算でも買いが手控えられることが予想される。物色動向としては、引き続きハイテク・グロース(成長)株は相対的に厳しく、コモディティ関連やディフェンシブ性の強い銘柄が好まれよう。■米中CPI・PPI、景気ウォッチャー調査など来週は9日に日銀金融政策決定会合議事要旨(3月17-18日開催)、3月毎月勤労統計調査、中国4月貿易収支、10日に3月家計調査、11日に3月景気動向指数、中国4月PPI、中国4月CPI、米4月CPI、米4月財政収支、米10年国債入札、12日に日銀金融政策決定会合の主な意見(4月27-28日開催)、4月都心オフィス空室率、4月景気ウォッチャー調査、米4月PPI、米30年国債入札、13日に5月限オプション取引に係る特別清算指数(SQ)算出などを控える。 <FA> 2022/05/07 14:29 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:4月CPIに注目 FRBは引き締めサイクル入りしたが、その軌道に関しての評価が分かれ、相場は引き続き荒い展開になりそうだ。不透明感からディフェンシブ株への投資が続くだろう。高インフレが長期化すると同時に、来年にも経済が景気後退入りするスタグフレーション懸念も強まりつつある。来週は4月の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が発表予定で注目だ。インフレが高止まりした場合、FRBが現在計画している以上に速いペースでの引き締めが必要となってくるため、金利のさらなる上昇に繋がり、売り圧力になるだろう。FRBが特にインフレ指標として注目している燃料や食料品を除いたコアCPIは前年比で3月から伸びが鈍化する見込み。PPIも同様だ。3月にインフレがピークをつけた兆候が多く見られ始めている。金利の上昇が一段落した場合は、売り圧力が後退しよう。ただ、中国のパンデミックによる経済封鎖でサプライチェーン混乱が一段と深刻化する可能性や、ウクライナ戦争の影響で、燃料や食料品、原材料価格の上昇がインフレを一段と引き上げる可能性が警戒される。インフレ高進を制御できないと、FRBが投資家の信頼を失いつつあることも売り材料になるだろう。一方、多くの企業が需要には問題がなく、サプライチェーンの混乱が収益を圧迫していると指摘。中国の都市封鎖が解除されれば、世界経済の回復による需要増や供給回復で、投資家心理の急速な改善も見込まれる。また、2兆ドルとも指摘されている消費者の余剰資金により、経済活動の本格化が成長に寄与する兆候が見られれば、下げ止まるだろう。経済指標では、3月卸売在庫、卸売利上高(9日)、4月消費者物価指数(CPI)(11日)、4月卸売物価指数(PPI)、週次新規失業保険申請件数(12日)、4月輸入・輸出物価指数、5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値(13日)などが予定されている。主要企業決算では、暗号通貨の取引プラットフォームを提供するコインベース、肉食品メーカーのタイソンフーズ、製薬会社のノババックス(9日)、ホテルチェーンのハイアット・ホテルズ、クルーズ船運営のノルウェージャンクルーズ、エネルギー会社のオキシデンタル・ペトロリアム、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(10日)、エンターテインメントのウォルトディズ二—、代替肉のビヨンド・ミート、ファーストフードチェーンのウェンディーズ、ドーナッツチェーンのクリスピークリーム、電気トラックメーカーのリビアン(11日)、衣料品メーカーのタペストリー、後払いサービスのアファーム(12日)などが発表予定だ。著名投資家のバフェット氏が株式保有率を増やしたオキシデンタル・ペトロリアムは燃料価格の上昇が貢献し、好決算が期待できそうだ。また、経済活動再開関連ではホテルやクルーズ船運営会社などの決算にも期待したい。一方で、新型コロナ関連を巡る特需の大幅減少の影響で、ペロトン・インタラクティブの決算や見通しには引き続き警戒感が漂う。また、ウォルトディズニーも、パークの再開は収益増につながるが、同社の動画配信サービス、ディズニープラスの契約者数の減少などには警戒が必要だ。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2022/05/07 14:28 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:底堅い値動きか、米金融正常化と日銀緩和継続で騰勢維持 【先週・今週の概況】■米利上げ推進期待で円売り継続先週・今週のドル・円は続伸。世界経済の減速が警戒されたことから、リスク回避的な円買いが一時優勢となったが、日本銀行は4月28日に金融政策の現状維持を決定し、さらに指値オペを毎日実施すると発表したことから、ドル・円は一時2002年4月以来となる131円25銭までドル高・円安に振れた。29日の欧米市場でドルは129円台前半まで下げたが、米国金利の先高観は後退していないため、ドルの押し目買いが観測された。5月3−4日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.50ポイントの利上げが予想通り決定された。0.75ポイントの大幅利上げの思惑が外れたことから、ドル・円は一時128円台後半まで反落した。ただ、インフレ高進の可能性が再浮上し、米長期金利は反発したことから、ドル・円は5日の取引で130円台に戻した。6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円16銭まで下げた後、130円71銭まで反発した。この日発表された4月米雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を上回り、労働市場のひっ迫が確認されたことから、米長期金利は一段と上昇し、ドル買い・円売りが優勢となった。ドル・円は130円59銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:126円95銭−131円25銭。【来週の見通し】■底堅い値動きか、米金融正常化と日銀緩和継続で騰勢維持来週のドル・円は底堅い値動きか。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化をにらみ、米金利高に連動した買いが入りやすい。また、日本銀行は長期金利の上昇を抑えるための指し値オペを継続的に実施しており、金融緩和策の長期継続が予想されていることから、ドルは下げづらい展開となりそうだ。FRBはFFレート誘導目標レンジを0.75-1.00%に引き上げ、6月から月額475億ドルのペースでバランスシートを縮小する方針を決めた。利上げ幅についてパウエルFRB議長は0.75ポイントへの拡大に慎重だが、今後数回の会合で0.50ポイントの利上げが続く見通し。経済指標では5月11日発表の米3月消費者物価コア指数(CPI)が、有力な手掛かり材料となりそうだ。市場予想は前年比+6.1%と、3月実績の+6.5%を下回る見込みだが、市場予想を上回った場合、金融正常化の継続を見込んだドル買い要因になりそうだ。日米の金融政策の違いを背景としたドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられており、ドル・円は4月28日に付けた直近高値131円25銭を試す展開となりそうだ。【米・4月消費者物価コア指数(CPI)】(11日発表予定)11日発表の米4月消費者物価指数(CPI)コア指数は前年比+6.1%と、上昇率は3月実績の+6.5%を下回る見通し。ただし、インフレ率が市場予想を上回った場合、金利高・ドル高の要因となり得る。【米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値】(13日発表予定)13日発表の5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は63.7と、4月実績の65.2を下回る見込み。個人消費の縮小はインフレ高進を抑制する要因として注目され、市場予想を下回った場合、金利安・株高・ドル安の要因となろう。予想レンジ:129円20銭−132円20銭 <FA> 2022/05/07 14:27 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:もみ合いか、日欧金利差拡大の思惑残る ■軟調推移、欧州は景気後退に陥るとの懸念が強まる先週・今週のユーロ・ドルは軟調推移。ドイツが欧州連合(EU)のロシア産石油禁輸計画を支持する姿勢に転じたため、燃料危機により欧州が景気後退に陥るとの懸念からユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。米国金利の先高観は後退していないことも材料視されたようだ。取引レンジ:1.0472ドル-1.0851ドル。■もみ合いか、米国の高インフレを意識した相場展開に来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)による7月利上げが期待されるなか、ユーロ圏3月鉱工業生産など域内経済指標が堅調ならユーロ買いが入りやすい。ただ、米国金利の先高観は後退していないことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.0400ドル−1.0650ドル■弱含み、ユーロ圏経済の減速懸念強まる先週・今週のユーロ・円は弱含み。日本銀行が長期金利の上昇抑制に強い姿勢を示したことから、リスク選好的なユーロ買い・円売りが一時優勢となった。しかしながら、ユーロ圏経済の減速懸念が強まり、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが増えたことから、ユーロは対円で弱含みとなった。米国金利の先高観は後退していないことも意識されたようだ。取引レンジ:134円79銭−139円48銭。■もみ合いか、日欧金利差拡大の思惑残る来週のユーロ・円はもみ合いか。米国金利の先高観は後退していないことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは抑制されそうだ。ただ、ユーロ圏3月鉱工業生産など域内経済指標が堅調な内容だった場合、欧州中央銀行(ECB)による早期利上げ期待がやや高まることが予想される。一方、日本銀行は直近の金融政策決定会合で現行の金融緩和を維持しており、ユーロ売り・円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・13日:3月鉱工業生産(2月:前月比+0.7%)予想レンジ:136円00銭−139円00銭 <FA> 2022/05/07 14:26 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、6月追加利上げの可能性残る ■弱含み、豪中銀利上げも世界的な株安を嫌気先週・今週の豪ドル・円は弱含み。中国経済の減速懸念は消えていないこと、米長期金利の上昇を嫌気して豪ドル売り・米ドル買いが優勢となった。日本銀行は長期金利の上昇抑制に強い姿勢を示しており、豪ドル買い・円売りが一時優勢となったが、アジア・欧米諸国の株安を嫌気してリスク回避的な豪ドル売り・円買いが観測された。取引レンジ:90円46銭-94円03銭。■下げ渋りか、6月追加利上げの可能性残る来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)は5月理事会で、「今が異例の支援を解除する適切な時期」として、政策金利を0.25ポイント引き上げ0.35%に決めた。また、「インフレ目標(2-3%)達成にはさらなる利上げが必要」と言明しており、6月会合での追加利上げ観測が浮上している。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪ドル・円は下げ渋る可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:91円00銭-94円00銭 <FA> 2022/05/07 14:25 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:もみ合いか、日英金利差拡大の思惑残る ■下落、英国経済の減速懸念強まる先週・今週のポンド・円は下落。日英金利差の拡大観測は後退していないものの、英中央銀行は金融引き締めを急がない姿勢を見せたことや、2023年の英国経済はマイナス成長となる可能性が示されたことから、リスク回避的なポンド売り・円買いが観測された。原油価格は強い動きを見せたものの、欧米諸国の株安が嫌気されており、ポンド売り・円買いが優勢となった。取引レンジ:159円65銭-165円57銭。■もみ合いか、日英金利差拡大の思惑残る来週のポンド・円はもみ合いか。英中央銀行は市場の想定通り追加利上げを決定したが、2023年度の英国経済はマイナス成長となる可能性があるため、リスク選好的なポンド買い・米ドル売りは縮小した。一方、日本銀行は現行の金融緩和策を長期間維持する方針であることから、日英金利差の拡大を想定したポンド買い・円売りがさらに縮小するとの見方は少ないようだ。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・12日:1-3月期国内総生産(10-12月期:前年比+6.6%)・12日:3月鉱工業生産(2月:前月比-0.6%)予想レンジ:159円00銭-163円00銭 <FA> 2022/05/07 14:24 注目トピックス 市況・概況 もちこ@株初心者:FOMCと雇用統計通過!その後もしっかり狙っていきたい銘柄5選【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「もちこ@株初心者」氏(ブログ:「株初心者もちこのゆるゆる株日記」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年05月02日17時に執筆【株初心者もちこのゆるゆる株日記】という投資ブログを執筆している【もちこ@株初心者】と申します。この記事が公開される頃にはFOMCと米雇用統計が通過した後になるでしょうが、その後の相場はどうなっていくでしょうか。個人的にはアク抜け感が出てきて、再び買われる動きになってほしいですが……。また、5月の2週目は大量の決算発表があるので、銘柄によってはっきり明暗が分かれてきそうです。どんな時間軸で取引するのであれ、好決算銘柄はちょこちょことチェックしておきたいところ。私は以前、持っていた銘柄の決算発表日を間違えて覚えていて、うっかり決算跨ぎをしてしまい、とんでもない損を出したことがあります。鬼のような形相で泣くしかないので、これをご覧のあなたもご注意ください。さて、世間の状況はといえば相変わらず良くはありません。こう着状態になりつつあるロシアによるウクライナ軍事侵攻、さらに引き続き重くのしかかるコロナの影響で、モノ不足の問題は想像以上に長引きそうです。日本でもいよいよインフレと景気の後退が同時に起きる【スタグフレーション】がリアルに感じられるようになってきました。そんな中でも強さを見せる銘柄をちゃっかり狙って、新しい状況に合わせた資産の守り方をしていきたいですね。私が注目しているのは、下記の5銘柄です。まずはコンサル、ブランディング、広告キャンペーンやPRの企画・遂行等を行う広告代理店で、メタバース関連でも強みを持つBirdman<7063>。インスタレーションのようにダイレクトに商品を体験できるプロモーションは非常に魅力的で、少し長い目線で注目していきたい銘柄です。ちなみに決算は5月13日に発表予定。余談ですが、ゲームが好きな人にとってはお馴染みの小島プロダクションのサイトをデザインしたのも同社だったりします。次はあなたもご存知の7&iHD<3382>。最近ディフェンシブが地味に強さを見せていますね。同社の場合はインフレの影響も比較的受けづらそうで、しかも株価の推移も堅調なので、これも少し長めのスパンで注目していますよ。ちなみに、決算は4月7日に発表済み。決算発表が終わっていると少し安心して見ていられます……。PCのレンタル、中古PCの販売、データ消去等を行うパシフィックネット<3021>にも注目しています。4月14日に発表された決算では、ITサブスクリプション事業の受注・売上高ともに拡大して増収となりましたが、同時に積極投資を行っているため増収減益となっています。法人のサブスク利用が進むと想定し、利用台数は3年後に2倍以上に拡大すると予想しているため、積極投資をしているのだそう。株価もジワジワと上昇に転じているので、これからが楽しみです。次に液化石油ガス・都市ガス・電力の販売を行う日本瓦斯<8174>です。4月27日に発表された決算では大幅増収増益+増配。更に自己株式の取得と消却も行うとのことで非常に注目されています。こちらもディフェンシブ銘柄としての側面も持つので、しばらくは注視しておきたいところ。最後はUUUM<3990>です。4月14日に決算を発表しましたが、22年5月期第3四半期累計の連結経常利益は従来予想から35.4%上方修正。24.0%減益予想だったのが、2.9%増益見通しになっています。株価もジワジワと面白そうな推移になっているため注目していますよ。では、今回はここまでとなりますが……この他にも私の日々の取引の記録は【株初心者もちこのゆるゆる株日記】にて配信中です。私の絶叫や含み笑いをご覧になりたい方は、ぜひ検索のうえ遊びにいらしてください。最後まで読んでくださって有難うございます。----執筆者名:もちこ@株初心者ブログ名:株初心者もちこのゆるゆる株日記 <TY> 2022/05/07 11:00 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:乱高下する相場では割安&好業績の株に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年5月2日10時に執筆株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。3月上旬からコロナの再拡大が始まった上海では、4月末でコロナによる死者数が過去最多を更新するまでの事態となっています。5月に入った現在、ゼロコロナ政策を取りながらも北京での感染拡大も確認されており、先の見通せないリスクが新たに追加されました。御存知の通り外部環境の悪さを嫌気してNYダウ・日経平均ともに上値が重い展開となっています。米国の住宅価格のインフレが顕著で、住宅価格の高騰による需要の減退が起こっているようです。予想以上にインフレが加速している状況を受けて、FRBとしては5月のFOMC後も段階的に金利を引き上げたいとの意向が見て取れます。その一方で日銀は、4月27日・28日の金融政策決定会合で金融緩和を継続する方針を明らかにしました。日本としては待ちに待ったデフレからインフレに転換できる機会ですが、企業が社員の給与に転嫁する好循環を生み出せるのか疑問です。投資家としては、政府主導で景気や日本株全体を底上げするようなサプライズの経済政策が欲しいところですな。目先の5月下旬では、TOPIXの浮動株比率の厳格化による需給悪化や、日米豪印4カ国でのクアッドサミット開催で日中関係にネガティブにはたらく可能性も予想されます。なんだか先の事を考えるとため息が出てしまいますが、外部環境ばかりに目を向けてもキリがありませんので、まずは基本に立ち返って割安&好業績の銘柄を狙っていきたいところです。半導体商社である東京エレクトロンデバイス<2760>は、4月26日に決算発表後に動意しました。23年3月期も増益予想で、年間配当を205円から240円へ増配しております。チャート(日足)はおよそ半年近く下落基調でしたが、トレンド転換するか監視です。同じく4月26日に決算を発表した日本鋳造<5609>は、前期の年間配当を25円から30円へ増配に加えて上限7.3%の自社株買いも発表しました。PER・PBRも割安で、半導体製造装置向けや鉱山機械向け鋳鋼品が好調な模様です。ステンレス鋼の専門商社のUEX<9888>は、4月22日に上方修正を発表しております。再販価格の見直しで利益率が改善した事や、円安の恩恵を受けて好業績となりました。PER・PBRもかなり割安水準で、5月13日の決算発表前後で値動きがあるか。小型・精密サーボモーターを手掛ける山洋電気<6516>は、4月26日に業界トップの高加速度を誇るリニアサーボモータを開発したと発表すると急動意しました。翌日の決算発表も好感されると、底値圏から一気に75日移動平均線を上抜いております。23年3月期も最高益予想ながら株価は割安であり、技術力も充分となると見過ごす訳にはいきませんな。電子部品・材料商社のエレマテック<2715>も2期連続の最高益となりました。車載向けや5G関連商品が業績寄与した事もあり、年間配当を53円から60円へ増配しております。4月22日の決算後に年初来高値を更新するなど、地合いの悪さを感じさせませんねぇ。最後は23年度3月期が僅かに減益予想となるも動意した東京製鐵<5423>です。4月22日に決算と併せて2.42%の自社株買いと増配の発表が好感されました。製品出荷の増加に加えて、鉄スクラップ単価の利幅拡大が業績寄与したとの事。チャート(日足)はじわじわと下値を切り上げております。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2022/05/07 10:00 注目トピックス 市況・概況 NY株式:米国株式市場は続落、雇用統計受けた金利高を警戒 ダウ平均は98.60ドル安の32,899.37ドル、ナスダックは173.03ポイント安の12,144.66で取引を終了した。4月雇用統計で雇用の伸びが予想を上回ったほか、労働参加率が低下したことで、労働市場のひっ迫が再確認され、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げへの警戒感から寄り付き後、大幅下落。金利動向に左右される形で、一時上昇に転じる局面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。引けにかけては、押し目買いに支えられ、下げ幅を縮小。セクター別では、エネルギーが上昇した一方で、耐久消費財・アパレルが下落した。エネルギー会社のシェブロン(CVX)は原油高を受けた収益増加期待やアナリストの目標株価引き上げを受けて上昇。エネルギー飲料販売のモンスター・ビバレッジ(MNST)は第1四半期の決算が好感され、買われた。保険会社のシグナ(CI)も第1四半期決算で1株利益が予想を上回り上昇。一方で、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はパンデミック後の需要減少やサプライチェーン混乱で減益が警戒されるなか、株式15%-20%の売却を目指して複数の買い手候補に接触しているとの報道を受けて下落。スポーツアパレルメーカーのアンダーアーマー(UA)は世界的なサプライチェーン混乱が影響し、予想外の赤字を計上、さらに、今後の悲観的な見通しを示し、大幅下落した。家庭用品販売のウェイフェア(W)はアナリストの投資判断引き下げで下落。2022年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たないリッチモンド連銀のバーキン総裁は、75ベーシスポイントの利上げ支持も除外しない考えを示した。(Horiko Capital Management LLC) <YN> 2022/05/07 08:20 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は続落、4月非農業部門雇用者数は市場予想を上回る 6日の米国長期債相場は、続落。米労働省がこの日発表した4月雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比+42.8万人と市場予想の+38万人程度を上回ったことが長期債利回りの上昇につながった。インフレ抑制のために米連邦準備制度理事会(FRB)は積極的に利上げを推進するとの見方は変わらず、2年−10年などのイールドカーブはスティープニング気配で推移。CMEのFedWatchによると、6日時点で6月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が1.50-1.75%となる確率は83%程度。7月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.00-2.25%となる確率は82%程度。10年債利回りは3.035%近辺まで低下した後、3.13%近辺まで反発。その後、一時3.057%近辺まで低下する場面があったが、取引終了前に3.144%近辺まで上昇。イールドカーブは、スティープニング気配。2年−10年は+40.60bp近辺、2−30年は+50.00bp近辺で引けた。2年債利回りは2.73%(前日比:+3bp)、10年債利回りは3.13%(同比:+9bp)、30年債利回りは、3.22%(同比:+10bp)で取引を終えた。 <MK> 2022/05/07 06:55 注目トピックス 市況・概況 NY原油:堅調推移、一時111ドル台に上昇 NYMEX原油6月限終値:109.77 ↑1.516日のNY原油先物6月限は堅調推移。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.51ドルの109.77ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは107.24ドル-111.18ドル。アジア市場で107.24ドルまで下げたが、供給不安が再び高まり、ロンドン市場で110ドル台を回復。米雇用統計発表後に108ドル台前半まで下げたが、まもなく反転し、111.18ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では株安や長期金利の上昇を意識して上げ渋り、主に110ドル台で推移した。 <MK> 2022/05/07 06:53 注目トピックス 市況・概況 NY金:小幅高、株安を意識した買いが入る COMEX金6月限終値:1882.80 ↑7.106日のNY金先物6月限は小幅高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比+7.10ドルの1882.80ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1865.00ドル-1894.00ドル。アジア市場で1865.00ドルまで下げたが、ユーロ安が一服したことを受けてロンドン市場で1880ドル台を回復した。米雇用統計発表後に1880ドルを下回ったが、株安を意識した買いが入っており、一時1894.00ドルまで買われた。ただ、通常取引終了後の時間外取引では米長期金利の上昇を嫌気した売りが観測されており、上げ渋った。 <MK> 2022/05/07 06:52 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米労働市場のひっ迫を意識してドルは底堅く推移 6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円16銭まで弱含んだのち、130円71銭まで上昇し、130円59銭で引けた。米4月雇用統計で失業率が予想を上回ったほか、賃金上昇率も鈍化したためドル買いが一時後退。しかし、非農業部門雇用者数は予想を上回り、労働市場のひっ迫を示唆していることから10年債利回りは2018年来の高水準となり、ドル買いが再燃した。ユーロ・ドルは1.0596ドルまで上昇後、1.0536ドルへ反落し、1.0542ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が年内にマイナス金利を終了するとの思惑にユーロ買いが一時優勢となった。ユーロ・円は138円16銭まで上昇後、137円63銭まで反落。ポンド・ドルは1.2375ドルまで上昇後、1.2301ドルまで反落した。英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏の発言「ロシア産燃料禁輸なら英国のインフレ悪化」でポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9828フランまで下落後、0.9892フランまで上昇した。 <MK> 2022/05/07 06:51 注目トピックス 市況・概況 5月6日のNY為替概況   6日のニューヨーク外為市場でドル・円は130円15銭まで弱含んだのち、130円70銭まで上昇し、引けた。米4月雇用統計で失業率が予想を上回ったほか、賃金も鈍化したためドル買いが一時後退した。しかし、非農業部門雇用者数が予想を上回り1年間40万人超の伸びを示し労働市場のひっ迫の新たな証拠との見方に金利が上昇。10年債利回りは2018年来の高水準となり、ドル買いも再燃した。)  ユーロ・ドルは1.0596ドルまで上昇後、1.0543ドルへ反落し、引けた。欧州中央銀行(ECB)が年内にマイナス金利を終了するとの思惑にユーロ買いが優勢となった。  ユーロ・円は137円20銭まで上昇後、136円52銭まで反落。 ポンド・ドルは1.2375ドルへ上昇後、1.2300ドルまで反落した。英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏の発言「ロシア産燃料禁輸なら英国のインフレ悪化」でポンド買いが優勢となった。_NEW_LINE_ドル・スイスは0.9888フランまで上昇後、0.9827フランまで反落した。_NEW_LINE_[経済指標]・米・4月失業率:3.6%(予想:3.5%、3月:3.6%)・米・4月非農業部門雇用者数:+42.8万人(予想:+38.0万人、3月:+42.8万人←+43.1万人)・米・4月平均時給:前年比+5.5%(予想:+5.5%、3月:+5.6%) <KY> 2022/05/07 04:05 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ユーロ高止まり、ECB年内にもマイナス金利終了との思惑 NY外為市場ではユーロが高止まりとなった。フランス中銀やドイツ連銀の総裁が金融政策の正常化を進め、年内にもマイナス金利を終了すべきとの考えを示した。ユーロ・ドルは1.05ドル台後半で高止まり。ユーロ・円は朝方138円16銭まで上昇し、4月25日来の高値を更新した。ユーロ・ポンドは一時0.8591ポンドまで上昇し昨年12月来の高値を更新後買いが一巡したものの0.8555ポンドで底堅い。 <KY> 2022/05/07 02:18 注目トピックス 市況・概況 [ドル・円通貨オプション]変動率低下、週末要因でOP売り ドル・円オプション市場の変動率は低下。週末要因やイベント通過でオプション売りが優勢となった。リスクリバーサルは円先安観に伴う円プット買いが一段と強まった。円コールスプレッドに比べ円プットスプレッドが上回る差は2015年来で最大。■変動率・1カ月物11.53%⇒11.33%(08年10/24=31.044%)・3カ月物11.50%⇒11.31%(08年10/24=31.044%)・6カ月物10.96%⇒10.93%(08年10/24=25.50%)・1年物10.41%⇒10.37%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物−0.55%⇒-0.56%(08年10/27=+10.90%)・3カ月物−0.48%⇒-0.52%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物−0.39%⇒-0.44%(08年10/27=+10.71%)・1年物−0.31%⇒-0.35%(08年10/27=+10.71%) <KY> 2022/05/07 01:20 注目トピックス 市況・概況 NY外為:リスクオフ一服、米株下げ幅縮小、ダウ一時500ドル近く下落 NY外為市場ではリスク回避の動きが一段落した。ドル・円は130円20銭まで弱含んだのち、130円37銭で揉み合い。ユーロ・円は欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測に137円95-00銭で高止まりとなった。米国株式相場は金利高を受けて乱高下が継続する中、朝方500ドル近く下げたダウは50ドル安と、いったん下げ幅を縮小。米10年債利回りは3.1%で推移した。 <KY> 2022/05/07 00:22 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】加4月雇用の伸びは予想下回る、カナダドル売り カナダ4月失業率は5.2%と、3月5.3%から予想通り低下し、過去最低を記録した。雇用者数増減は+1.53万人。伸びは3月+7.25万人から予想以上に鈍化した。カナダドル売りが優勢となり、ドル・カナダは1.2914ドルへ下落後、1.2895カナダドルまで上昇した。カナダ円は101円70銭から101円02銭まで下落した。【経済指標】・カナダ・4月失業率:5.2%(予想:5.2%、3月:5.3%)・カナダ・4月雇用者数増減:+1.53万人(予想:+4.00万人、3月:+7.25万人 <KY> 2022/05/06 23:18 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米4月雇用統計、雇用は12カ月連続で40万人超、米10年債利回りは上昇、ドル買い再開 米労働省が発表した4月雇用統計で失業率は3.6%と、3月から低下予想に反し変わらずだった。非農業部門雇用者数は前月比+42.8万人と、伸びが減少予想に反して3月から変わらず。12カ月連続で40万人超え。3月分は43.1万人から+42.8万人へ、2月分は75万人から71.4万人へそれぞれ下方修正された。2カ月分の修正は-3.9万人。平均時給は前月比+0.3%と、3月+0.5%から伸びが予想以上に鈍化。前年比も+5.5%と、伸びは3月+5.6%から予想通り鈍化した。労働参加率は62.2%と、3月62.4%から上昇予想に反し低下。不完全雇用率(U6)も7.0%と、3月6.9%から上昇した。賃金は低下も雇用が予想以上に増加したため米国債相場は続落。10年債利回りは3.04%まで低下後、3.11%まで上昇した。ドル・円は賃金の低下で一時ドルが軟調に推移し、130円15銭へ弱含んだのち130円70銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.06ドルへ上昇後、1.0550ドルへ反落した。【経済指標】・米・4月失業率:3.6%(予想:3.5%、3月:3.6%)・米・4月非農業部門雇用者数:+42.8万人(予想:+38.0万人、3月:+42.8万人←+43.1万人)・ 米・4月平均時給:前年比+5.5%(予想:+5.5%、3月:+5.6%) <KY> 2022/05/06 22:10 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は軟化、欧州通貨買いで 欧州市場でドル・円は軟化し、130円20銭台に値を下げた。仏中銀総裁のタカ派的な見解でユーロ買いが継続し、ユーロ・ドルは1.06ドルを目指す展開。ポンド・ドルも一段高となり、ドルを下押しする。一方で米10年債利回りの先高観で、ドル・円は下値が堅い。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円24銭から130円57銭、ユーロ・円は137円24銭から138円18銭、ユーロ・ドルは1.0512ドルから1.0598ドル。 <TY> 2022/05/06 20:12 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円はもみ合い、方向感は乏しい 欧州市場でドル・円は130円50銭を挟んでもみ合う展開で、方向感は乏しい。仏中銀総裁のタカ派的な見解を受けたユーロ買いで、ドルは一段の上昇を抑えられた。ただ、今晩の米雇用統計が堅調なら金融正常化期待のドル買いが見込まれるため、ドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円39銭から130円57銭、ユーロ・円は137円24銭から138円01銭、ユーロ・ドルは1.0512ドルから1.0580ドル。 <TY> 2022/05/06 19:07 注目トピックス 市況・概況 日経平均テクニカル:反発、5日線上向き75日線突破 6日の日経平均は反発した。終値は節目の27000円を回復し、75日移動平均線を上回ったほか、5日線が下向きから上向きに転換。ローソク足が長い下ヒゲを伴う陽線を引いたこともあり、短期的な買い圧力の強まりが窺える。反面、一目均衡表では基準線が下向きで終了し、25日線の下降継続と併せて、一定の売り圧力も残っているとみられる。本日終値は雲上限を上回ったが、遅行線は弱気シグナル発生を続けているため足元では強弱感の対立が推察され、5月10日の変化日を前に地合いが強弱どちらにも急変する可能性に留意が必要となろう。 <FA> 2022/05/06 18:15 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は下げ渋り、ユーロは高値圏 欧州市場でドル・円は130円30銭台に下げる場面もあったが、その後は130円50銭台に戻した。ビルロワドガロー仏中銀総裁のタカ派的な発言でユーロ全面高となり、対ドルでは1.0580ドルまで値を切り上げた。ユーロはその後も高値圏で推移し、ドルの戻りを抑制する。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円39銭から130円57銭、ユーロ・円は137円24銭から137円99銭、ユーロ・ドルは1.0512ドルから1.0580ドル。 <TY> 2022/05/06 18:11 注目トピックス 市況・概況 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計がまちまちならドル買い後退 6日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金融正常化への期待は続くものの、雇用統計がまちまちならドル買い後退の見通し。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者は今後の過度な引き締めに慎重で、ドル買いを抑制しそうだ。前日の取引は連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を消化し、金融正常化をにらんだ米10年債利回りの上昇によりドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.05ドルを割り込み、ドル・円は130円半ばに浮上。本日は連休明けの東京株式市場で日経平均株価が安寄り後にプラスへ転じ、やや円売りに振れやすい地合いに。また、米金利の先高観からドル買いも継続しており、ドル・円は130円前半から130円後半に強含んだ。この後の海外市場は今晩発表の米雇用統計が焦点。失業率は改善の一方、非農業部門雇用者数と平均時給は前回から伸びが鈍化する見通し。パウエルFRB議長は今後の利上げ幅拡大に慎重だが、市場は経済指標が堅調なら引き締め加速を想定している。そのため、想定に沿った内容なら米金利は失速しドル買いを弱める。また、当局者は金融正常化方針を維持するものの、過度なタカ派姿勢を抑えるとみられドルの上昇は小幅にとどまろう。【今日の欧米市場の予定】・17:30 英・4月建設業PMI(予想:58.0、3月:59.1)・21:30 米・4月非農業部門雇用者数(予想:+39.0万人、3月:+43.1万人)・21:30 米・4月失業率(予想:3.5%、3月:3.6%)・21:30 米・4月平均時給(前年比予想:+5.5%、3月:+5.6%)・21:30 カナダ・4月失業率(予想:5.2%、3月:5.3%)・22:15 ウィリアムズNY連銀開会あいさつ(環境経済・政策関連会合)・24:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁討論会参加(ミネソタ大)・04:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁卒業式スピーチ(ジョージア工科大) <FA> 2022/05/06 17:25 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は伸び悩み、午後は動意薄 6日の東京市場でドル・円は伸び悩み。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化期待の金利先高観でドル買いが先行し、午前中に130円10銭から130円81銭まで上昇。日本株高による円売りもドルを支援。ただ、その後は模様眺めとなり、ドル買いは縮小した。・ユーロ・円は137円65銭から136円74銭まで下落した。・ユーロ・ドルは1.0550ドルから1.05483ルまで値を下げた。・17時時点:ドル・円130円40-50銭、ユーロ・円137円50-60銭・日経平均株価:始値26,784.29円、高値27,072.59円、安値26,543.29円、終値27,003.56円(前日比185.03円高)【経済指標】・日・4月マネタリーベース:前年比+6.6%(3月:+7.9%)・スイス・4月失業率:2.3%(予想:2.2%、3月:2.4%)・独・3月鉱工業生産:前月比-3.9%(予想:-1.3%、2月:+0.2%)【要人発言】・ビルロワドガロー仏中銀総裁「ユーロが弱すぎると物価安定の目標を危うくする」「金融政策の正常化は十分に正当化するべき」「スタグフレーションの結論は急ぐべきではない」・フォンデアライエン欧州委員長「ロシアはもはや信頼できるパートナーではない」「エネルギー面での依存度を弱めるべき」・豪準備銀行・四半期金融政策報告「一段の利上げがインフレ抑制のために必要」「コアインフレは2024年までに2-3%の目標レンジを上回ると予想」「金利正常化の開始が適切」「経済は想定よりも回復力が強く、完全雇用に近づいている」 <TY> 2022/05/06 17:16

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