注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 外部環境の先行き不透明感を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】 9日の日経平均は大幅反落。684.22円安の26319.34円(出来高概算12億6000万株)で取引を終えた。前週末の米国株下落を映して半導体関連や電子部品、機械など輸出関連株など幅広い銘柄が売り優勢となり前場半ばには26400円を割り込んだ。後場は下げ渋る動きが見られたものの、引けにかけて再び売られるなか、一時26309.22円まで下げ幅を拡大させた。また、時間外取引で米国株価指数先物がいずれも大幅に下落していることが投資マインドを悪化させたほか、米長期金利も一時3.15%台まで上昇しただけに、先行き不安心理が増幅している。さらに、ロシアの対ドイツ戦勝記念日に伴い、プーチン大統領の演説が9日にモスクワで予定されていることから、ウクライナ情勢の一段の緊迫化懸念につながり、模様眺めムードが強まっていた。東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1600に迫り、全体の8割超を占めた。セクターでは、電気ガス、海運、石油石炭の3業種を除く30業種が下落し、鉄鋼、空運、サービス、非鉄金属、卸売、その他製品、機械の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、川崎船<9107>、アルプスアル<6770>、日東電工<6988>、東京ガス<9531>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>が軟調だった。6日の米国市場は、雇用統計後の長期金利上昇を受けてグロース株中心に弱い動きとなり、主要3株価指数はそろって続落した。この流れを受け、東エレクなど指数寄与度の高い値がさ株を中心に幅広く売りが膨らんだほか、地政学リスクへの警戒感も投資家心理を悪化させ、大引けにかけて下げ幅は700円に迫った。こうしたなか、自社株買いを発表したヤマダHD<9831>がストップ高まで買い進まれたほか、1-3月期の好決算を受けてノジマ<7419>が急伸するなど、決算などを手掛かりとした個別株の一角が賑わった。引き続き投資家の関心は米国のインフレ動向や米金融当局による政策スタンスの行方と言えよう。今週は11日に消費者物価指数(CPI)、12日に卸売物価指数(PPI)、13日には輸入物価指数と物価統計の発表が相次ぐだけに、インフレ高にピークアウトの兆候がみられるのかが注目されそうだ。また、10日にはアトランタ連銀のボスティック総裁が討論会に出席するなど、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言機会が予定されており、米長期金利の動向を受けた米株市場の動きも気がかりで、これらを見極めながら値動きの荒い展開が続きそうだ。 <FA> 2022/05/09 16:12 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:上昇、安全資産としての金の需要継続するも上値は重い展開 大阪取引所金標準先物 23年4月限・日中取引終値:7861円(前日日中取引終値↑11円)・推移レンジ:高値7889円-安値7855円9日の大阪取引所金標準先物(期先:23年4月限)は上昇した。インフレ長期化観測や米長期金利の上昇、中国での新型コロナ対策の経済活動制限、ウクライナ情勢の不透明感など警戒材料が多く、また、今日の東京株式市場で日経平均株価が大幅に下落し、投資家のリスク資産回避の動きが進み、安全資産としての金の需要が継続した。一方、このところ上昇基調を強めている米長期金利が今日も底堅く推移したことから、金利のつかない資産である金の投資魅力低下も意識され、今日の金先物は午前の時間帯に高値をつけた後は上値の重い展開となった。 <FA> 2022/05/09 16:05 注目トピックス 市況・概況 日経VI:上昇、株価下落で警戒感強まり30を上回る 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比+2.63(上昇率9.48%)の30.36と上昇した。なお、高値は31.26、安値は29.61。インフレ長期化観測や米長期金利の上昇、中国での新型コロナ対策の経済活動制限、ウクライナ情勢の不透明感など警戒材料が多く、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は売りに押される展開で、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、プットが買われ、日経VIは不安心理が高まる目安とされる30を上回った。終値で30を上回るのは1月27日以来。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <FA> 2022/05/09 16:00 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:鉄鋼が下落率トップ 鉄鋼が下落率トップ。そのほか空運業、サービス業、非鉄金属、卸売業なども下落。一方、電力・ガス業が上昇率トップ。そのほか海運業、石油・石炭製品も上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. 電力・ガス業 / 372.49 / 0.832. 海運業 / 1,110.46 / 0.803. 石油・石炭製品 / 1,151.18 / 0.774. 保険業 / 1,255.57 / -0.105. 鉱業 / 442.6 / -0.166. 水産・農林業 / 492.93 / -0.967. 建設業 / 1,084.52 / -1.198. 銀行業 / 161.27 / -1.219. 倉庫・運輸関連業 / 1,870.7 / -1.2310. 証券業 / 359.81 / -1.3411. 繊維業 / 528.68 / -1.3412. ガラス・土石製品 / 1,058.05 / -1.5513. 輸送用機器 / 3,423.39 / -1.5814. 情報・通信業 / 4,681.62 / -1.5915. その他金融業 / 691.14 / -1.8016. 化学工業 / 2,040.48 / -1.8217. 電気機器 / 3,321.46 / -1.9418. 金属製品 / 1,114.32 / -1.9819. 不動産業 / 1,456.18 / -1.9920. ゴム製品 / 3,245.57 / -2.0621. 食料品 / 1,655.81 / -2.0822. 医薬品 / 3,115.12 / -2.1623. パルプ・紙 / 478.33 / -2.1824. 精密機器 / 9,065.88 / -2.2225. 小売業 / 1,232.66 / -2.4526. 陸運業 / 1,798.49 / -2.5627. 機械 / 2,044.24 / -2.6028. その他製品 / 3,494.66 / -2.7029. 卸売業 / 2,113.96 / -2.7630. 非鉄金属 / 1,032.9 / -2.9931. サービス業 / 2,468.23 / -3.1032. 空運業 / 189.36 / -3.8133. 鉄鋼 / 446.22 / -4.29 <FA> 2022/05/09 15:38 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、ドル買い基調は継続 9日午後の東京市場でドル・円は131円台で推移し、底堅さが意識される。日経平均株価は前週末比600円超安と大幅に下げ、リスク回避的な円買いが観測された。一方、米金利先高観で欧州やオセアニアの主要通貨は対ドルで弱含み、ドルを押し上げている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から131円10銭、ユーロ・円は137円49銭から137円90銭、ユーロ・ドルは1.0503ドルから1.0547ドル。 <TY> 2022/05/09 15:20 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2022/5/09 15:05現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日経平均 プラス5倍トラッカー (25,000円) -15.90% 9.64 14.99円2 資生堂 コール (6,800円) -43.33% 0.00 0.22円3 トヨタ自動車 プット (2,000円) -7.09% -6.78 1.37円4 ソニーグループ コール (16,500円) -37.50% 0.00 0.10円5 ビットコイン2022年6月 プラス5倍トラッカー (39,000米ドル) -32.55% 6.39 4.12円■eワラント値上がりトップ10(2022/5/09 15:05現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 味の素 プット (3,300円) +144.05% -13.86 -6.66%2 JFEホールディングス プット (1,700円) +83.05% -6.87 -6.88%3 メタ・プラットフォームズ プット (210米ドル) +80.39% -21.06 -3.26%4 ユニ・チャーム プット (4,350円) +76.27% -20.24 -4.41%5 ファーストリテイリング プット (64,000円) +66.10% -8.50 -6.14%6 日本製鉄 プット (2,050円) +65.69% -18.50 -4.28%7 JFEホールディングス プット (1,450円) +52.63% -22.32 -6.88%8 オムロン プット (7,900円) +48.67% -10.44 -4.15%9 野村総合研究所 プット (3,800円) +47.10% -6.49 -5.20%10 味の素 プット (2,950円) +44.19% -6.16 -6.66%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:カイカ証券ウェブサイト) <FA> 2022/05/09 15:11 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前週末比684.22円安の26319.34円 日経平均は前週末比684.22円安の26319.34円(同-2.53%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前週末比37.52pt安の1878.39pt(同-1.96%)。 <FA> 2022/05/09 15:02 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は131円台、米金利先高観で 9日午後の東京市場でドル・円は131円台と、本日の高値圏を維持。米10年債利回りの上昇は抑制されているが、先高観でドル買いに振れやすい地合いに変わりはない。一方、米ダウ先物は下げ幅を拡大し、今晩の米株安を警戒した円買いが観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から131円10銭、ユーロ・円は137円49銭から137円90銭、ユーロ・ドルは1.0503ドルから1.0547ドル。 <TY> 2022/05/09 15:02 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は131円台、4月高値を意識 9日午後の東京市場でドル・円はしっかりの値動きで本日高値を上抜け、一時131円10銭まで値を上げた。ウクライナ情勢の不透明感から欧州通貨が売られやすく、ドルを押し上げている。ドル・円は4月28日に付けた131円25銭を目指す展開に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から131円10銭、ユーロ・円は137円49銭から137円90銭、ユーロ・ドルは1.0503ドルから1.0547ドル。 <TY> 2022/05/09 14:53 注目トピックス 市況・概況 日経平均は665円安、後場の値幅はここまで156円程度 日経平均は665円安(14時45分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>などがマイナス寄与上位となっており、一方、KDDI<9433>、川崎汽船<9107>、アルプスアルパイン<6770>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、鉄鋼、空運業、非鉄金属、サービス業、卸売業が値下がり率上位、海運業、電気・ガス業、石油石炭製品、鉱業、保険業が値上がりしている。日経平均は安値圏で小動きとなっている。日経平均の後場の値幅はここまで156円程度。 <FA> 2022/05/09 14:46 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は131円手前、ドル買い基調は継続 9日午後の東京市場でドル・円は131円台への再浮上を狙う展開で、足元は130円90銭台でのもみ合いが続く。ウクライナ情勢の不透明感から欧州通貨が売られやすく、ドルを押し上げる要因となっている。一方、米金利先高観から、ドル買い基調に変わりはない。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から131円06銭、ユーロ・円は137円49銭から137円90銭、ユーロ・ドルは1.0508ドルから1.0547ドル。 <TY> 2022/05/09 14:36 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は一時131円台、欧州通貨売りで 9日午後の東京市場でドル・円は強含み、一時131円台を付けた。ウクライナ情勢の不透明感からユーロやポンドなど欧州通貨が売られ、ドルを押し上げている。一方、米金融正常化への思惑から金利先高観もあり、ドル・円は目先の131円台定着が予想される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から131円06銭、ユーロ・円は137円49銭から137円90銭、ユーロ・ドルは1.0508ドルから1.0547ドル。 <TY> 2022/05/09 14:33 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小じっかり、米金利にらみ 9日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、130円半ばから後半に値を上げた。米10年債利回りの先高観でドル高基調に振れやすく、主要通貨は対ドルで弱含む展開に。一方、日経平均株価は大幅安だが、ドル・円の上昇でクロス円の下落ペースを弱めている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から130円96銭、ユーロ・円は137円49銭から137円90銭、ユーロ・ドルは1.0506ドルから1.0547ドル。【経済指標】・日・3月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.2%(予想:+0.8%、2月:+1.2%)【要人発言】・レーン・フィンランド中銀総裁「7月の利上げと、秋までにはゼロ金利に戻すことが望ましい」・岸田首相「石油の輸入削減・停止、時間をかけてフェーズアウト」「原発再稼働は安全最優先の方針にまったく変わりはない」 <TY> 2022/05/09 14:32 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:続落か、ウクライナ情勢の悪化に懸念 (13時50分現在)S&P500先物      4,082.50(-40.8)ナスダック100先物  12,580.90(-112.6)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は300ドル超。NY原油先物(WTI)は強含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。6日の主要3指数は続落。序盤から下げ幅を拡大する展開となったが、終盤はやや持ち直し、ダウは98ドル安の32899ドルで取引を終えた。この日発表された雇用統計のうち、非農業部門雇用者数は下方修正後の前月と一致。ただ、失業率が予想よりも弱く、回復持続を確認できなかった。また、高水準の平均時給でインフレの影響も懸念され、売り優勢の展開に。長期金利の上昇でハイテク関連への売りが膨らみ、下げを主導した。本日は続落か。プーチン・ロシア大統領は対独戦勝記念日に合わせウクライナ攻撃を激化させるとの見方から、世界経済の先行きを懸念した売りが優勢となりそうだ。特に、原油相場が需給のひっ迫で強含んでおり、インフレへの警戒感が広がりやすい。また、雇用統計の内容を改めて消化し、連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化加速への思惑も想定される。金利先高観を背景としたハイテク関連への売りが指数を押し下げるだろう。 <TY> 2022/05/09 14:28 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~各種懸念要素むしろ強まるばかり 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅反落、各種懸念要素むしろ強まるばかり・ドル・円は小じっかり、米金利にらみ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984>■日経平均は大幅反落、各種懸念要素むしろ強まるばかり日経平均は大幅反落。593.26円安の26410.30円(出来高概算6億4836万株)で前場の取引を終えている。先週末6日の米株式市場でNYダウは98.60ドル安と続落。4月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を上回った一方、労働参加率が低下したことで、労働市場の逼迫が再確認され、連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めへの警戒感から寄り付き後、下落。金利動向に左右される形で一時上昇に転じる場面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。米10年債利回りが2018年11月以来の高水準を記録するなか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は-1.40%と大幅続落。こうした流れを引き継いで日経平均は298.24円安からスタート。中国経済の減速懸念も根強く、ハイテク株のほか景気敏感株も広く売られ、朝方に26343.29円(660.27円安)まで下落。その後、下げ渋ったが、戻りは弱く、前引けにかけては再びこの日の安値圏まで下げ幅を広げた。個別では、ナスダックの下落や出資先の米セレブラルが規制物質法に違反した疑いで調査を受けていることが判明したソフトバンクG<9984>が大幅に下落。ソニーG<6758>、任天堂<7974>、OLC<4661>、東エレク<8035>などの値がさ株が総じて軟調。4月既存店売上高がプラス転換も同業他社比で相対的な弱さが目立ったファーストリテ<9983>は6%安。ガイダンス非公表による不透明感が嫌気されたJFE<5411>が急落し、他の鉄鋼株も連れ安。丸紅<8002>、三菱商事<8058>などの商社株も大きく下落。川崎汽船<9107>など海運株も冴えない。子会社である日本製鋼所M&Eが生産した鉄鋼部材で検査不正があったことが明らかになった日本製鋼所<5631>はストップ安売り気配で終えている。一方、証券会社の目標株価引き上げを受けてレーザーテック<6920>とブイキューブ<3681>が逆行高。本日13時からNTT<9432>と会見を行うと発表し、思惑が強まっているNTTデータ<9613>は14%高と急伸。高水準の自社株買い実施がポジティブサプライズとなったヤマダHD<9831>はストップ高。大幅営業増益や増配が好感されたノジマ<7419>、ヒロセ電機<6806>なども大幅に上昇。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、卸売などが下落率上位に並んだ一方、電気・ガス、石油・石炭製品の2業種のみが上昇となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は15%となっている。雇用統計の平均賃金の伸びは前月比+0.3%と、3月の同+0.5%から鈍化した。しかし、労働参加率が低下したことで、逼迫する労働市場と今後も賃金上昇圧力がくすぶることが窺える内容となり、米10年債利回りは一時3.14%と3年半ぶりの高水準を記録。これを嫌気し、5日に5%も下落したばかりのナスダックだったが、自律反発も空しく、6日も-1.4%と大幅続落となった。先週末の東京市場は、円安進行や商品市況の上昇を背景に景気敏感株の買いがけん引する形で上昇に転じるなど、想定以上に底堅い動きを見せた。しかし、不安定さが続く米国株の動きや、3%を超えても上昇一服感が見られない米10年債利回りを前にさすがに警戒感は拭えず、本日は一時660円を超える下落となり、その後の戻りも鈍い。先週末に下支え役となった景気敏感株も、中国経済の悪化懸念がくすぶり、本日は総じて厳しい売りに押されている。ネットフリックスやアマゾンなどの米大型テック株の下落基調が続くなか、東京市場でも中小型グロース株のきつい下落が続いており、マザーズ指数は本日、2月24日安値の648.20を窺う位置まで下落してきている。金利先高観が拭えず、FOMC通過後に期待された短期的なあく抜け感も裏切られた形となり、個人投資家の見切り売りが続いているようだ。FOMC後の会見で、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は0.75ptの利上げには否定的な見解を示していたが、その後、リッチモンド連銀のバーキン総裁は、0.75ptの利上げも除外しないべきとの考えを示した。また、債券市場で権威を持つ有識者のモハメド・エラリアン氏は「FRBの信用は失墜した」とも言及しており、厳しい評価を下している。さらに、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、ウクライナ戦争や中国での都市封鎖(ロックダウン)を背景とした供給網の混乱が長期化した場合、米労働市場に一定の減速が生じたとしても一段の引き締めが必要との考えを示した。FOMCの通過後もむしろ金融引き締め懸念が強まるなか、一方で、米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏は、こうした世界的に進む積極的な金融引き締めが世界景気の減速を招くとし、「大いに気がかりだ」と言及。普段、米経済に対して強気な発言が多い、JPモルガン・チェースの最高経営責任者(CEO)ジェイミー・ダイモン氏も最近は世界経済の減速を懸念した見方を示しており、市場関係者だけでなく、多方面での著名実業家からもこうした弱気な発言が増えてきているのは気がかりだ。2日の当欄「イベント通過後はあく抜け? 期待の裏に不安要素も」において記述したが、米株式から大量の資金流出を誘発する「臨界点」とも指摘されている、S&P500指数の4000割れが徐々に近づいているのも懸念要素。今週の11日には米4月消費者物価指数(CPI)が発表予定だ。それまでの間、同水準をどうにかキープし、CPIでのインフレピークアウト確認後に買い戻しが強まる展開に期待したいばかりだ。午後の日経平均は軟調もみ合いとなりそうだ。CPI確認後はあく抜け感が強まることを予想する向きが多いが、発表直前まではヘッジ売りが膨らむ可能性もあり、今晩以降の米株市場の動向が注目される。前場にすでに大きく下落している東京市場だが、時間外取引のNYダウ先物が軟調ななか、押し目買いは期待しにくい。■ドル・円は小じっかり、米金利にらみ9日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、130円半ばから後半に値を上げた。米10年債利回りの先高観でドル高基調に振れやすく、主要通貨は対ドルで弱含む展開に。一方、日経平均株価は大幅安だが、ドル・円の上昇でクロス円の下落ペースを弱めている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から130円96銭、ユーロ・円は137円49銭から137円90銭、ユーロ・ドルは1.0506ドルから1.0547ドル。■後場のチェック銘柄・ヤマダホールディングス<9831>の、1銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・3月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.2%(予想:+0.8%、2月:+1.2%)【要人発言】・レーン・フィンランド中銀総裁「7月の利上げと、秋までにはゼロ金利に戻すことが望ましい」・岸田首相「石油の輸入削減・停止、時間をかけてフェーズアウト」「原発再稼働は安全最優先の方針にまったく変わりはない」<国内>特になし<海外>・時間未定 中・4月輸出(前年比予想:+2.5%、3月:+14.7%)・時間未定 中・4月輸入(前年比予想:-3.0%、3月:-0.1%) <CS> 2022/05/09 14:26 注目トピックス 市況・概況 日経平均は648円安、ロシア「戦勝記念日」にも関心 日経平均は648円安(14時25分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>などがマイナス寄与上位となっており、一方、KDDI<9433>、川崎汽船<9107>、アルプスアルパイン<6770>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、鉄鋼、空運業、非鉄金属、サービス業、卸売業が値下がり率上位、海運業、電気・ガス業、石油石炭製品、鉱業、保険業が値上がりしている。日経平均は安値圏での動きとなっている。市場では引き続き企業決算発表が注目されている。今日はこの後、ワークマン<7564>、ユニチャーム<8113>などが決算発表を予定している。米国では、3月の米卸売在庫・売上高が発表され、アトランタ連銀のボスティック総裁のあいさつが予定されている。また、今日はロシアでは第2次世界大戦の対ドイツ戦「戦勝記念日」にあたり、ロシアのプーチン大統領の発言内容などへの関心が高いようだ。 <FA> 2022/05/09 14:26 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感強まり2カ月ぶりに30を上回る 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+2.57(上昇率9.27%)の30.30と上昇している。なお、今日ここまでの高値は31.26、安値は29.61。インフレ長期化観測や米長期金利の上昇、中国での新型コロナ対策の経済活動制限、ウクライナ情勢の不透明感など警戒材料が多く、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は売りに押される展開で、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、プットが買われ、日経VIは不安心理が高まる目安とされる30を上回って推移している。取引時間中に30を上回るのは3月7日以来、約2カ月ぶり。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <FA> 2022/05/09 14:13 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):ヤマダHD、すららネット、イルグルムなど ブイキューブ<3681>:1027円(+38円)大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を1500円から1600円に引き上げている。イベントDX事業とサードプレイスDX事業を中心とする中期的利益拡大ポテンシャルに注目しているもよう。また、22年12月期営業利益は会社計画並みの20億円にまで上方修正。医薬関連の小規模イベントの内製化影響は落ち着き、医薬関連以外も含め中大規模イベントへのシフトが順調に進んでいると指摘。日製鋼所<5631>:3025円 ウ -ストップ安売り気配。日本製鋼所の子会社である日本製鋼所M&Eが生産した鉄鋼部材で検査不正があったことが明らかになった。検査データを書き換え、顧客と契約した品質基準を満たしているように装っていたもよう。検査データを書き換えていたのは、火力発電所で使うタービンの軸材であるロータシャフトなどとされている。業績への影響は本日中に発表するとしている。業績への直接的な影響や今後の信頼性の低下などを懸念する動きが強まっているようだ。ヤマダHD<9831>:471円(+80円)ストップ高。発行済み株式数の23.9%に当たる2億株、1000億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は5月9日から1年間。極めて高水準の規模となり、ポジティブサプライズが強まっているようだ。なお、22年3月期の決算も同時に発表、営業利益は657億円で前期比28.6%減となり、従来計画の900億円を大きく下振れたが、未達自体は想定線でネガティブインパクトは限定的のもよう。JFE<5411>:1451円(-143円)大幅安。先週末に22年3月期の決算を発表、事業利益は4165億円で従来計画の3900億円を上振れて着地した。鋼材の値上げ効果などが寄与したもよう。一方、23年3月期の業績見通しは、原材料価格の乱高下や鋼材価格の動向が不透明であるとして公表を見送っている。価格上昇に伴う鋼材需要の先行き懸念につながる形となっているほか、株価の下支えとなる配当利回り水準も不透明なため、ネガティブな反応が優勢に。イルグルム<3690>:759円(-148円)年初来安値。22年9月期の営業利益を従来予想の4.70億円から3.40億円(前期実績3.65億円)に下方修正している。マーケティングプラットフォーム事業の主力サービス「アドエビス」の新規獲得が想定を下回っているため。商流プラットフォーム事業の「EC-CUBE」で利益率の高い決済手数料収入が予想を下回っていることも利益を圧迫する見通し。併せて期末配当予想を7.50円から7.00円(前期末実績5.20円)に減額修正した。JAL<9201>:2211円(-31円)伸び悩んで反落。先週末に22年3月期の決算を発表、4月15日の下方修正水準で着地している。一方、23年3月期の財務・法人所得税前損益(EBIT)は800億円の黒字見通しとしており、市場コンセンサスを大きく上回る水準となっている。前提として、国内線旅客数をコロナ前の90%程度、国際線は45%程度まで回復すると見込んでいるもよう。旅客需要の回復見通しはやや強気との見方もあって、買い一巡後は出尽くし感も優勢に。ラクオリア創薬<4579>:753円(-22円)買い先行後、伸び悩み続落。韓国のHKイノエン社に導出した胃食道逆流症治療薬tegoprazanについて、中国のサブライセンス先であるLuoxin社が同国での販売を開始したと発表している。ラクオリア創薬はHKイノエン社から開発マイルストン2億円を受領し、22年12月期第2四半期に計上する。また、tegoprazanの新たな剤形である口腔内崩壊錠の韓国での販売を開始したことも明らかにしている。すららネット<3998>:1180円(+169円)大幅に3日ぶり反発。22年12月期第1四半期(22年1-3月)の営業利益を2.31億円と発表している。前年同期比増減率は非開示。AI×アダプティブラーニング教材の高校生版で「古文・漢文」などを新たにリリースした。また、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択されたほか、アジア開発銀行のパイロット事業に参画した。通期予想は4.76億円で維持した。進捗率は48.5%に達しており、第1四半期の好調なスタートが評価されているようだ。 <ST> 2022/05/09 13:08 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は130円90銭近辺で推移、米長期金利上昇で131円台に再上昇の可能性 9日午前の東京市場でドル・円は130円90銭近辺で推移。米長期金利の上昇を意識して130円96銭まで買われている。本日中に直近高値の131円25銭を目指す可能性もあるとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から130円96銭、ユーロ・ドルは、1.0525ドルから1.0547ドル。ユーロ・円は137円58銭から137円90銭。 <MK> 2022/05/09 09:46 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は130円90銭台で推移、米長期金利の上昇を意識したドル買い継続 9日午前の東京市場でドル・円は130円90銭台で推移。米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りは続いており、130円95銭まで買われている。本日中に直近高値の131円25銭を目指す可能性もあるとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円58銭から130円85銭、ユーロ・ドルは、1.0530ドルから1.0547ドル。ユーロ・円は137円58銭から137円72銭。 <MK> 2022/05/09 09:24 注目トピックス 市況・概況 日経平均は351円安、寄り後はもみ合い 日経平均は351円安(9時5分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。先週末の米株式市場で主要指数が続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、今日は旧ソ連の「戦勝記念日」にあたり、ロシアのプーチン大統領の発言内容などを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、22年3月期の決算発表が佳境となっており、好業績銘柄への物色意欲が継続していることに加え、政府が6月をメドに外国人観光客の新規受け入れを再開する調整に入ったと報じられたことなどから経済活動の活性化への期待が高まり、株価の支えとなったが、寄付き段階は売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。 <FA> 2022/05/09 09:05 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:ヤマダHDやJALなどに注目 先週末6日の米株式市場でNYダウは98.60ドル安の32899.37、ナスダック総合指数は173.03pt安の12144.66、シカゴ日経225先物は225円安の26885円。為替は1ドル=130.70-80円。米4月雇用統計を受けて米10年債利回りは一段と上昇し、ナスダックは更に大きく下げた。こうした流れを引き継いで東京市場でもソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、村田製<6981>、リクルートHD<6098>などのハイテク・グロース株に売りが先行しそうだ。一方、原油先物相場の高止まりや、米エネルギー会社のシェブロンが原油高を受けた収益増期待やアナリストの目標株価引き上げで上昇していることもあり、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>などには買いが向かいそうだ。先週末に大幅高となった三井物産<8031>など商社株も底堅い展開が見込まれる。ほか、市場予想を上回る今期計画に加え、高水準の自社株買いを発表したヤマダHD<9831>、市場予想を大幅に上回る今期最終黒字計画を公表し、復配の目標も示したJAL<9201>などに物色が向かいそうだ。4月既存店売上高で堅調さが確認されたUアローズ<7606>、アダストリア<2685>、ファーストリテ<9983>なども堅調に推移しよう。 <FA> 2022/05/09 09:05 注目トピックス 市況・概況 東京為替:米長期金利の上昇を意識したドル買いは継続 9日午前の東京市場でドル・円は130円70銭台で推移。朝方に130円78銭まで買われており、米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りは続いているようだ。本日中に直近高値の131円25銭を目指す可能性もあるとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円50銭から130円78銭、ユーロ・ドルは、1.0531ドルから1.0547ドル。ユーロ・円は137円58銭から137円72銭。 <MK> 2022/05/09 09:01 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~個人や短期のヘッジファンドなどによる決算を手掛かりとした日替わり物色が中心~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:個人や短期のヘッジファンドなどによる決算を手掛かりとした日替わり物色が中心■JAL、22/3純損失▲1775億円、23/3予想450億円黒字転換へ■前場の注目材料:三菱UFJ、ネット広告参入、サイバーエージェントと提携■個人や短期のヘッジファンドなどによる決算を手掛かりとした日替わり物色が中心9日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。6日の米国市場はNYダウが98ドル安だった。4月雇用統計で雇用の伸びが予想を上回り労働市場のひっ迫が再確認されたため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ加速が警戒された。金利動向に左右される形で、一時上昇に転じる局面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の26885円。円相場は1ドル130円60銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。日経平均は6日の上昇部分を失う格好となるため、27000円近辺や25日、75日線接近では上値の重さが意識されやすくなると見られる。G7首脳はロシア産原油の禁輸に向けて取り組むと表明したことから原油先物相場の上昇のほか、中国・上海でロックダウンの早期解除のめどが立っていないことなども重荷となりそうだ。先物主導で短期筋の売り仕掛け的な動きが入りやすいと見られ、値動きの荒い展開には注意する必要がありそうだ。一方で、今週は決算発表が集中することから、投資家の関心が企業の業績に向かうことになるだろう。機関投資家は決算が通過するまでは積極的には動かないと考えられ、個人や短期のヘッジファンドなどによる決算を手掛かりとした日替わり物色が中心になると見ておきたい。また、岸田首相は先週、ロンドンの金融街シティーで講演し「資産所得倍増プラン」を進めることを明らかにした。また、新型コロナウイルス対策について6月にも段階的に見直す方針を表明し、水際対策のほか国内活動の緩和も視野に入れるようであり、日米金利差拡大による円安基調が続くなか、海外勢による資金流入への期待が高まる可能性がある。そのため、売り一巡後は次第に底堅さが意識されると見られるほか、売り仕掛け的な動きに対しては押し目狙いの資金流入が意識されよう。物色については決算を手掛かりとしたなか、ナスダックが連日で年初来安値を更新している状況であるため、内需系企業の決算反応が注目されよう。調整が続いていた銘柄については、大幅減益見通しといったものではなければ、ひとまずアク抜け感が台頭する可能性はありそうだ。なお、6日取引終了後に決算を発表したところでは、JAL<9201>、テクノスマート<6246>、ヘリオスTH<6927>、ヒロセ電<6806>、栗田工<6370>、アルメディオ<7859>、JIG−SAW<3914>辺りが注目されそうである。■JAL、22/3純損失▲1775億円、23/3予想450億円黒字転換へJAL<9201>が発表した2022年3月期決算は、純損失が1775.50億円の赤字だった。21年3月期(2866億円の赤字)から赤字幅は縮小。2023年3月期の最終損益は450億円の黒字になりそうだと発表。新型コロナウイルス感染の影響が収束に向かうなか、旅客需要の回復により3期ぶりの最終黒字を見込んでおり、コンセンサス(370億円程度)を上回る。■前場の注目材料・日経平均は上昇(27003.56、+185.03)・1ドル=130.70-80円・VIX指数は低下(30.19、-1.01)・米原油先物は上昇(109.77、+1.51)・米国景気の拡大・コロナ流行下の経済活動正常化・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・有権者、防衛力強化「賛成」6割超、ロシアの侵攻影響か・北、SLBM発射か、今年14回目、短距離弾、EEZ外に・東部2州攻防続く、ウクライナ侵攻、製鉄所からは50人退避・安保理が「深い懸念」ウクライナ侵攻、初の議長声明・三菱UFJ、ネット広告参入、サイバーエージェントと提携☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:30 3月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+0.8%、2月:+1.2%)<海外>・時間未定 中・4月輸出(前年比予想:+2.5%、3月:+14.7%)・時間未定 中・4月輸入(前年比予想:-3.0%、3月:-0.1%) <ST> 2022/05/09 08:25 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに広がる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長く伸び悩んだが、日欧金利差の拡大観測が広がり、一時140円00銭(2022/04/21)まで買われている。米政策金利が大幅に上昇する可能性は低いものの、ウクライナとロシアの戦闘が短期間で終わる見込みは薄いこと、欧州におけるエネルギー供給不安は消えていないことから、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに広がる可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米長期金利の上昇・欧州におけるエネルギー供給不安・ウクライナとロシアの戦闘は長期化の公算【ユーロ買い要因】・米政策金利の大幅上昇の可能性は低下・日欧金利差拡大の思惑・代替エネルギー確保の可能性 <FA> 2022/05/09 07:55 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドル買い継続の可能性 6日のドル・円は、東京市場では130円10銭から130円81銭まで反発。欧米市場では、130円16銭まで下げた後、130円71銭まで反発し、130円59銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に130円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドル買い・円売りは継続する可能性がある。米労働省が5月6日発表した4月雇用統計で失業率は3.6%と、3月と同水準だったが、非農業部門雇用者数は前月比+42.8万人と、市場予想を上回った。労働市場の需給関係はひっ迫しているとの見方は変わっていないため、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利の引き上げによる金融正常化を推進するとみられる。一方、日本銀行は長期金利の上昇を抑えるための指し値オペを継続的に実施しており、目先的に日米の長期金利格差が縮小する可能性は低いと予想されている。新たなドル売り材料が提供されない場合、米国株式はさえない動きが続いてもドルは対円で下げづらい展開となりそうだ。 <FA> 2022/05/09 07:53 注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:上昇か、インフレ長期化意識するも上値は重い展開へ 大阪取引所金標準先物 23年4月限・夜間取引終値:7880円(前日日中取引終値↑30円)・想定レンジ:上限7920円-下限7840円9日の大阪取引所金標準先物(期先:23年4月限)は上昇しそうだ。先週末に発表された4月の米雇用統計が労働市場の需給逼迫と高い賃金上昇を示したことから。市場ではインフレ長期化が意識され、インフレをヘッジ(回避)する手段としての金の投資需要が継続することが想定される。ただ、先週末の海外市場で米長期金利が一段と上昇するなど、金価格の重しとなる動きもあり、今日の金先物は上昇しても上値は重い展開となりそうだ。 <FA> 2022/05/09 07:45 注目トピックス 市況・概況 6日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続落、雇用統計受けた金利高を警戒 ■NY株式:米国株式市場は続落、雇用統計受けた金利高を警戒ダウ平均は98.60ドル安の32,899.37ドル、ナスダックは173.03ポイント安の12,144.66で取引を終了した。4月雇用統計で雇用の伸びが予想を上回ったほか、労働参加率が低下したことで、労働市場のひっ迫が再確認され、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げへの警戒感から寄り付き後、大幅下落。金利動向に左右される形で、一時上昇に転じる局面もあったが、戻り売り圧力が強く、終日軟調に推移した。引けにかけては、押し目買いに支えられ、下げ幅を縮小。セクター別では、エネルギーが上昇した一方で、耐久消費財・アパレルが下落した。エネルギー会社のシェブロン(CVX)は原油高を受けた収益増加期待やアナリストの目標株価引き上げを受けて上昇。エネルギー飲料販売のモンスター・ビバレッジ(MNST)は第1四半期の決算が好感され、買われた。保険会社のシグナ(CI)も第1四半期決算で1株利益が予想を上回り上昇。一方で、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はパンデミック後の需要減少やサプライチェーン混乱で減益が警戒されるなか、株式15%-20%の売却を目指して複数の買い手候補に接触しているとの報道を受けて下落。スポーツアパレルメーカーのアンダーアーマー(UA)は世界的なサプライチェーン混乱が影響し、予想外の赤字を計上、さらに、今後の悲観的な見通しを示し、大幅下落した。家庭用品販売のウェイフェア(W)はアナリストの投資判断引き下げで下落。2022年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たないリッチモンド連銀のバーキン総裁は、75ベーシスポイントの利上げ支持も除外しない考えを示した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米労働市場のひっ迫を意識してドルは底堅く推移6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円16銭まで弱含んだのち、130円71銭まで上昇し、130円59銭で引けた。米4月雇用統計で失業率が予想を上回ったほか、賃金上昇率も鈍化したためドル買いが一時後退。しかし、非農業部門雇用者数は予想を上回り、労働市場のひっ迫を示唆していることから10年債利回りは2018年来の高水準となり、ドル買いが再燃した。ユーロ・ドルは1.0596ドルまで上昇後、1.0536ドルへ反落し、1.0542ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が年内にマイナス金利を終了するとの思惑にユーロ買いが一時優勢となった。ユーロ・円は138円16銭まで上昇後、137円63銭まで反落。ポンド・ドルは1.2375ドルまで上昇後、1.2301ドルまで反落した。英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏の発言「ロシア産燃料禁輸なら英国のインフレ悪化」でポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9828フランまで下落後、0.9892フランまで上昇した。■NY原油:堅調推移、一時111ドル台に上昇6日のNY原油先物6月限は堅調推移(NYMEX原油6月限終値:109.77 ↑1.51)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.51ドルの109.77ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは107.24ドル-111.18ドル。アジア市場で107.24ドルまで下げたが、供給不安が再び高まり、ロンドン市場で110ドル台を回復。米雇用統計発表後に108ドル台前半まで下げたが、まもなく反転し、111.18ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では株安や長期金利の上昇を意識して上げ渋り、主に110ドル台で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  37.45ドル   -0.09ドル(-0.24%)モルガン・スタンレー(MS) 84.23ドル   -0.71ドル(-0.84%)ゴールドマン・サックス(GS)312.96ドル  -0.11ドル(-0.04%)インテル(INTC)        44.30ドル   -0.30ドル(-0.67%)アップル(AAPL)        157.28ドル  +0.74ドル(+0.47%)アルファベット(GOOG)    2313.20ドル -21.73ドル(-0.93%)フェイスブック(FB)     203.77ドル  -4.51ドル(-2.17%)キャタピラー(CAT)      214.65ドル  -1.28ドル(-0.59%)アルコア(AA)         61.04ドル   -2.42ドル(-3.81%)ウォルマート(WMT)      149.56ドル  -3.18ドル(-2.08%) <ST> 2022/05/09 06:37 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:毎月勤労統計、サービス業PMI、中貿易収支など <国内>08:30 毎月勤労統計-現金給与総額(3月) 0.8% 1.2%08:30 実質賃金総額(3月) -0.6% 0%08:50 日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(3月17・18日分)09:30 総合PMI(4月)  50.909:30 サービス業PMI(4月)  50.5<海外>20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週)  1.08%20:25 ブ・週次景気動向調査23:00 米・卸売在庫(3月) 2.3% 2.3%27:00 ブ・貿易収支(先週)  20.33億ドル中・貿易収支(4月) 506.5億ドル 473.8億ドル中・資金調達総額(4月、15日までに) 2兆3000億元 4兆6531億元中・マネーサプライ(4月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(4月、15日までに) 1兆5500億元 3兆1254億元ブ・個人ローン・デフォルト率(3月、14日までに)  4.7%ブ・融資残高(3月、14日までに)  4兆7110億レアルブ・経常収支(3月、14日までに)  -24.14億ドルブ・海外直接投資(3月、14日までに)  118.43億ドルブ・基礎的財政収支(3月、14日までに)  35億レアルブ・純債務対GDP比(3月、14日までに)  57.1%インドネシア・GDP(1-3月) 5.04% 5.02%香港・株式市場は祝日のため休場(仏誕節の振替休日)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <FA> 2022/05/09 06:30 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:業績好調&チャート妙味の株を狙うべし【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2022年5月2日14時に執筆株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。ロシア軍がウクライナに侵攻してから2ヶ月が経ちますが、状況は改善しているように見えません。米国の利上げ、20年ぶりとなる円安水準、原油高騰という三重苦が株式市場を動揺させているようです。さらに中国では、ロックダウン中の上海だけでなく北京にまで感染拡大が報告されるなど、果たして何重苦となるのか…景気減速への不安が高まっております。金利上昇に加えてボラタイルな動きが続く相場では、グロース株への売り圧力が強まっているようです。それでも業績好調な銘柄は、しっかりと監視リストに入れておくべきでしょう。下落が目立つ結果となったGW前の日経平均は、4月27日に26051円(安値)を付けた翌日には反発しており一定の底堅さは見られました。大型株をメインに構成されている日経平均も下げているわけですから、逆張りの強気のトレードよりは様子見ムードで業績好調な銘柄を見定める時間に充てたいところです。パウエルFRB議長は利上げについて「私の考えでは、もう少し迅速に動く事が適切だ。」と、言及しており、今年中に何度か投げ売りのような相場の急転が起こると予想されます。投資家として先の未来を予想しながら、売り圧力を跳ね返せる業績好調な銘柄を探し出したいものですねぇ。さて、業績好調でチャート妙味のある銘柄を見て参ります。22年2月1日より日本電産グループとなったOKK<6205>は、4月21日の決算で23年3月期は黒字転換する見通しを発表すると好感されました。工作機械のマシニングセンタを主力とする同社は、日本電産とのシナジー効果が期待された買いも流入している模様です。船舶やコンテナのオペリースが主力のFPG<7148>は、4月26日に上方修正を発表後に動意しております。FPG信託の元本が2000億円を突破に加えて、不動産市場の活況も思惑となるか。期末一括配当は従来計画の32円から40円へ増配しました。コロナの影響を抜けて業績拡大を見込むスタジオアリス<2305>は、4月12日の決算発表で増益着地すると、23年2月期も2期連続で過去最高益を更新する見通しです。期末一括配当も50円から70円へ増配を発表しており、成人式用振袖レンタルと前撮りがセットになった「ふりホ」が、中長期的にコロナの終息によって伸長すると思われますねぇ。3月上旬から下値を切り上げているキヤノンMJ<8060>は、4月25日の決算発表後に年初来高値を更新しました。インクジェットプリンターが好調で、ITソリューション事業も伸長するか監視中です。電力需給の逼迫で思惑が入っているイーレックス<9517>は、4月19日に上方修正を発表すると好感されました。電力販売量が想定を上回り業績寄与した事で、市場ではサプライズ的な上方修正となった模様です。底値からじわじわと切り返しているチャート(日足)は、5月13日の決算後にどうなるか注視しております。最後は不動産業者向けに管理システムやソフトウエア・サービスを提供する日本情報クリエイト<4054>です。4月25日に不動産業界に特化した業務支援サービスを展開するリアルネットプロの完全子会社化と、自社株買いを発表すると窓を開けて動意しました。動意後の翌日から調整しますが、5月13日の決算発表まで監視を強めていきたいところです。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2022/05/08 10:00

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