注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 19日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場はまちまち、新型コロナ第4波への懸念が重し ■NY株式:米国株式市場はまちまち、新型コロナ第4波への懸念が重しダウ平均は268.97ドル安の35,60198ドル、ナスダックは63.73ポイント高の16,057.44で取引を終了した。オーストリアが再び全土ロックダウン入りするなど欧州で新型コロナが再流行、米国でも一部地域で感染件数の増加が見られ世界経済の回復を遅らせるとの懸念が根強く、寄り付き後、下落。連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング加速協議が適切となる可能性を示唆し早期利上げへの懸念も更なる重しとなり、ダウは終日軟調に推移した。一方、長期金利の低下でハイテク株は好調で、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、エネルギーが下落した。バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)が同社や製薬会社ファイザー(PFE)製造の新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種について、18歳以上の全成人を対象に承認したため上昇。ファイザーは小幅下落した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は787ドリームライナーの生産がさらに遅れるとの報道が嫌気され、売られた。また、欧州の一部都市封鎖を受け需要回復期待が後退し、航空会社のユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)などが下落。履物販売のフットロッカー(FL)は四半期決算の内容や既存店売り上げが予想を上回ったものの、世界的な供給混乱が今期も続くと悲観的な見通しを示し、大きく売られた。下院議会は、バイデン政権が経済政策の柱としている福祉拡充や気候変動対策を盛り込んだ1.75兆ドル規模の大型歳出法案を可決した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:新型コロナウイルス再流行で世界経済の回復ペース鈍化を警戒19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円68銭まで下落後、114円07銭まで反発し、114円01銭で引けた。欧州で新型コロナ感染数が再流行しロックダウンによる世界経済の回復鈍化を懸念して長期金利が低下し、ドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月FOMCでのテーパリング加速協議が適切となる可能性を指摘。さらに、ウォラー理事もテーパリング加速を支持する姿勢を表明したことから、ドル売りは後退した。ユーロ・ドルは1.1250ドルまで下落後、1.1322ドルまで反発し、1.1285ドルで引けた。オーストリアやドイツなど欧州で新型コロナ感染数がパンデミック開始以降で最高に達しており、オーストリアは22日から全土対象の都市封鎖(ロックダウン)入り、2月からワクチン義務化を発表。ドイツもロックダウンなどが検討されており域内の景気回復は鈍化するとの懸念が強まった。さらに、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁などが時期尚早な引き締めを警告したため、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は127円98銭まで下落後、129円05銭まで反発。ポンド・ドルは1.3414ドルまで下落後、1.3475ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9290フランまで上昇後、0.9257フランまで反落したが、その後0.9290フランまで戻している。■NY原油:反落、新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気19日のNY原油先物1月限は、反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-2.47ドルの75.94ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.09ドル-79.33ドル。アジア市場で79.33ドルまで買われたが、ユーロ安ドル高は続いていることや、欧州諸国における新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気してリスク回避的な売りが優勢となった。需給ひっ迫の状態は年内に解消されるとの見方が一段と広がっており、75.09ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では75ドル台で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  45.40ドル   -0.92ドル(-1.99%)モルガン・スタンレー(MS) 96.91ドル   -0.77ドル(-0.79%)ゴールドマン・サックス(GS)387.39ドル  -3.98ドル(-1.02%)インテル(INTC)        49.52ドル   -0.16ドル(-0.32%)アップル(AAPL)        160.55ドル  +2.68ドル(+1.70%)アルファベット(GOOG)    2999.05ドル -15.13ドル(-0.50%)フェイスブック(FB)     345.30ドル  +6.61ドル(+1.95%)キャタピラー(CAT)      200.44ドル  -0.98ドル(-0.49%)アルコア(AA)         47.60ドル   -0.10ドル(-0.21%)ウォルマート(WMT)      142.39ドル  -0.77ドル(-0.54%) <NH> 2021/11/22 07:49 注目トピックス 市況・概況 大阪金見通し:下落か、原油価格下落などでインフレ意識がやや後退へ 大阪取引所金標準先物 22年10月限・夜間取引終値:6756円(前日日中取引終値↓75円)・想定レンジ:上限6800円-下限6720円22日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は下落しそうだ。先週末の海外市場で原油(WTI)先物価格が下落したことに加え、政府が石油の国家備蓄の放出を検討していると伝えられたこともあり、市場では原油高によるインフレに対する意識がやや後退した。これを受け、ヘッジ(回避)手段としての金の投資需要が減少するとの見方から、金先物はナイトセッションで下落しており、今日の金先物はこの流れを引き継ぎ、売りが優勢の展開となりそうだ。 <FA> 2021/11/22 07:45 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:米中古住宅販売件数、ユーロ圏消費者信頼感指数、ブ貿易収支など <国内><海外>10:30 中・1年物貸出金利(11月) 3.85% 3.85%10:30 中・5年物貸出金利(11月) 4.65% 4.65%20:25 ブ・週次景気動向調査24:00 米・中古住宅販売件数(10月) 620万件 629万件24:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(11月) -5.2 -4.827:00 ブ・貿易収支(週次)(11月21日まで1カ月間)  2.78億ドル米・キャサリン・タイ通商代表部(USTR)代表がインド訪問注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <FA> 2021/11/22 06:30 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:好業績&テーマでチェック中の個別株【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2021年11月15日14時に執筆自民党が大幅に議席を減らすと思われていた衆議院選挙は、結果として僅かに議席を減らしたものの過半数を確保した自民党の大勝でした。選挙を終えた安心感と経済政策への期待もあってか、底堅い値動きとなっています。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。日本では選挙が終わり、米国ではテーパリングが開始されるなど不安視されたイベントが一段落した事で安心感が市場に広がっているようです。大局のトレンドとしては、今後株高になると予想するアナリストが多いと聞きます。11月8日から日本への入国制限も緩和され始め、外国人のビジネス客や留学生、技能実習生の新規入国が可能となってきますので、さらに経済的な復調に期待したいところです。改めて101代目の総理大臣となった岸田総理は、経済対策として給付金の具体案を固めました。目玉政策である18歳以下へ現金5万円と5万円分のクーポンを給付する政策は、景気へのインパクトは限定的だと感じますが、企業が従業員の給与を引き上げると税制優遇を受けられる政策は、長期的には景気に良い効果をもたらす可能性がありそうです。目先の相場環境はポジティブに見えても、企業業績を中心に投資戦略を練る事を疎かにしてはいけませんな。ひとまず思惑が錯綜する決算前の様子見を終えて、決算後のチャートを見極めていきたいところです。ネットリユース「NET OFF」を展開するリネットジャパングループ<3556>は、11月9日に上方修正を発表すると動意しました。巣ごもりでリサイクル事業が業績寄与した模様です。経常利益は過去最高益を更新する予想で、需要が拡大するか監視しております。11月9日の決算発表が増益着地となったイノベーション<3970>は、オンラインメディア事業を中心に業績が拡大しました。決算後に窓を開け動意したチャート(日足)は調整して窓を埋めるか監視中。DX関連としても物色される可能性があるか。チャート(日足)が下落基調となっていたアイキューブドシステムズ<4495>は、11月9日の決算発表後に急動意しました。BtoB向けモバイル端末管理サービスなどのクラウドを利用したSaaS事業は、MDM市場で10年連続シェアNo1との事です。底値から反発してトレンドを形成できるか注視しております。メタバース関連として思惑があるYE DIGITAL<2354>は、短期資金が流入して底値から動意しました。同社は2020年6月にマイクロソフトのパートナー認定制度において、「Gold Cloud Platform」コンピテンシー認定を取得しており、MR(複合現実)分野での進捗がどうなるか監視を強めております。樹脂封止装置を主力とする半導体製造装置メーカーのTOWA<6315>は、直近で下値を切り上げて年初来高値を更新しました。11月8日の決算で上方修正を併せて発表し、過去最高益予想を上乗せしております。10月15日の決算発表後に売りが入りましたが、11月に入り底を打って下値を切り上げたJMACS<5817>は電線事業を主力にJSEEQ-Careという介護施設向け見守りシステムの受注が増加しているようです。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2021/11/21 10:00 注目トピックス 市況・概況 ベトナム株ウィズコロナ【フィスコ・コラム】 ベトナム市場の代表的な株価VN指数が7月の過去最高値を上抜け、さらに上値を伸ばしています。ただ、新型コロナウイルスの感染第4波はなかなか思いどおり抑制できておらず、上昇が続かない値動きから投資家心理は強弱入り交じっているようにも見えます。VN指数は10月下旬に心理的節目の1400ptを上抜けるとさらに値を切り上げ、7月に付けた過去最高値1420pt付近に浮上。その後も緩やかな上昇基調を維持しながら1470pt台に乗せ、心理的節目の1500ptが視野に入ってきました。ベトナム市場の活況を反映し、売買代金は過去最大規模に。製造業や小売、エネルギー株が買いを集め、相場をけん引する格好です。一方、ベトナムの今年7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は前年比-6.2%と、2000年の集計開始以来、四半期ベースで最大の下げを記録。国内有力企業のビングループは同期の連結決算で5年ぶりの赤字に転落しています。それを受け、世界銀行はベトナムの2021年のGDP成長率について+3.8%に下方修正しました。1年前まで新型コロナ抑止の「優等生」だったベトナムにとって、信じられない状況です。今年4月以降に急速に拡大した新型コロナ感染第4波では、新規感染者や死者が激増しました。厳しい移動規制で一部の工場は閉鎖され、製造業中心の同国経済に打撃となりました。VN指数もそれを反映して夏場は低迷が続いたものの、それがやや過熱した株式市場にとっては適度な調整となり、その後の新規の買いにつながったのかもしれません。株価が秋口から持ち直したのは、そうした制限の解除が背景にあります。相場をけん引する銘柄にも変化がみられます。7月までの株高では銀行や不動産が中核でしたが、足元は小売の買いが目立ちます。このうち最大手のマサン・グループは巣ごもり需要を背景に食品などのネット販売が増加し、指数の上昇に寄与。また、原油相場の強含みを手がかりにペトロベトナムガスなどエネルギー関連が広く買われ、指数を押し上げる場面が目立っています。ベトナム株は予想PER(株価収益率)から割高とは言えず、上昇余地が指摘されています。来年に向けコロナ禍からの経済正常化のプロセスで、一段の株高も見込まれます。とはいえ、VN指数は小幅な上昇が続いたかと思えば、その後に比較的大きく下げる「プチ」パニックのような値動きが時折見られます。相場は確かに持ち直しているものの、投資家心理はまちまちで安定感があるとは言い切れないように思えます。新型コロナ感染第4波で、1日当たりの感染者数は直近では1万人を超え、国内の感染者数は累計ですでに100万人を突破しました。ベトナム経済は長期的には持続的な成長が見込まれるものの、なお新型コロナとの戦いが株安リスクとして強く意識されそうです。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <YN> 2021/11/21 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米PCEコアデフレータ、米FOMC議事要旨、マザーズIPO3社など ■株式相場見通し予想レンジ:上限30000-下限29400円来週の日経平均は一進一退か。米国も含め注目企業の決算発表はほぼ一巡した。小売売上高などの発表も終え、ここからは一段と手掛かり材料が乏しくなる。こうしたなか、インフレを巡る思惑、米長期金利や為替の動向など外部環境の動きに影響を受けやすい展開となりそうだ。国内では、19日に閣議決定された岸田政権による経済対策が従来よりも大規模になることが判明したが、相場の反応は限られた。給付金など分配政策が中心で、市場が求める成長戦略の色が薄いことや、一時は「当面触ることを考えていない」とした金融所得課税の引き上げについて、来年以降に本格的に議論する方向で調整に入ったとも伝わっており、こうした面が相場にネガティブに働いていると考えられる。成長に関する部分について、より具体的な話が出てこない限り、日経平均が明確に3万円を回復するには今しばらく時間がかかりそうだ。来週は、国内で23日、米国で25日がそれぞれ祝日で休場となり、ともに立会いが4日に限られる。材料としては週半ばの24日に集中しており、米国で10月の耐久財受注、個人支出・個人所得、PCEコアデフレータ、新築住宅販売などの経済指標のほか、11月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表が予定されている。11月のFOMC後の記者会見で、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は従来通り早期利上げには慎重な見解を示した。しかし、その後に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の激しい食品・エネルギーを除いたコアで前月比+0.6%と、9月の+0.2%から大きく加速。11月の政策決定会合で予想に反して利上げを見送った英国でも、10月のコアCPIの伸びが9月から加速。期待インフレ率の指標とされる米10年物ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は2.7%台と歴史的な高値圏での推移が続いており、一時は後退した早期利上げ懸念も再び高まっている。このため、FRBが政策判断として重要視するPCEコアデフレータや、11月FOMC議事録における将来の利上げに対する政策メンバーの見解などが注目される。材料難のなか注目度は高いとみられ、利上げ前向きな姿勢が窺われるようだとグロース(成長)株中心に利益確定売りの口実とされる可能性がある。個別では、引き続き好決算や国策テーマに絡んだところで半導体関連株の相場けん引に期待したい。7-9月期は供給網混乱、電力不足、東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大など様々な懸念事項があり、多くの産業が苦しんだなか、半導体関連企業の決算は世界的に特に好調で、相対的な強さが印象付けられた。今週は東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SCREENHD<7735>が上場来高値を更新した。材料難のなか、下がったところでの押し目買い意欲は旺盛とみられる■為替市場見通し来週のドル・円は伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測は後退したが、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策は長期化すると見られており、安全逃避的なドル買いが継続しそうだ。欧州中央銀行(ECB)が来年のインフレ上昇に懐疑的な見方を示しているほか、豪準備銀行も2024年まで利上げを見合わせるとの方針を崩していない。他の主要中央銀行が金融緩和策の縮小に慎重な姿勢を維持していることも、ドル買いを誘発する要因となっている。来週発表の米経済指標のうち、国内総生産(GDP)や個人消費支出コアPCEなどが良好な内容なら、FRBの早期利上げへの思惑が再び広がり、ドル高の基調は強まりそうだ。ただ、1ドル=115円台は2017年3月以来の高値圏であることから、顧客筋などからのドル売りは継続する可能性がある。また、11月24日には今月2-3日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表される。FRBは資産買入れの段階的縮小(テーパリング)の開始に踏み切ったが、その後の利上げに関するトーンが想定ほどタカ派寄りではなかった場合、リスク選好的なドル買いは縮小するとみられる。なお、市場関係者の間では、来年2月に任期を迎えるパウエルFRB議長が再指名されるとの見方が多いようだが、その場合も2022年における利上げは2回にとどまるとの見方が増えている。また、可能性は低いものの、利上げに慎重とされるハト派のブレイナード理事がFRB議長に昇格した場合、利上げ先送りの思惑が強まり、リスク回避的なドル売り・円買いが活発となる可能性があるため、次期FRB議長人事にも注目が集まりそうだ。■来週の注目スケジュール11月22日(月):米・中古住宅販売件数(10月)、欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(11月)など11月23日(火):株式市場は祝日のため休場(勤労感謝の日)、米・欧・英・独・製造業/サービス業PMI(11月)、決算発表:米アナログ・デバイセズなど11月24日(水):製造業/サービス業PMI(11月)、サイエンスアーツ/ラストワンマイルが東証マザーズに新規上場、独・IFO企業景況感指数(11月)、米・GDP改定値(7-9月)、米・個人所得/個人支出(10月)、米・PCEコアデフレータ(10月)、米・新築住宅販売件数(10月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月会合分)など11月25日(木):景気動向指数(9月)、全国百貨店売上高(10月)、月例経済報告(11月)、スローガンが東証マザーズに新規上場、欧・欧州中央銀行(ECB)議事要旨、英・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁がイベントでモハメド・エラリアン氏と対談、米・株式市場は祝日のため休場(感謝祭)など11月26日(金):米・株式市場は短縮取引(感謝祭翌日の金曜日「ブラックフライデー」)など <YN> 2021/11/20 18:38 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:新興株の売買膨らむも大型株との循環物色か、12月はIPOラッシュ 今週の新興市場では、マザーズ指数が週前半に強い動きを見せた。7-9月期の決算発表が一巡し、値幅の大きく出やすい新興株に個人投資家の物色の矛先が向いたようで、好業績銘柄を中心に賑わった。1日の売買代金は3月以来となる2000億円台まで膨らんだ。ただ、マザーズ指数は週半ばに一時1200ptに接近すると失速。高値圏のメルカリ<4385>などに利益確定売りが出て、投資資金の一部がレーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>といった東証1部の高値更新銘柄にもシフトしたとみられる。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.5%であったのに対して、マザーズ指数は+1.4%、日経ジャスダック平均は+0.5%だった。個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリが週間で2.5%高、JMDC<4483>が同6.6%高と堅調。決算が好感されたプラスアルファ・コンサルティング<4071>は同21.4%高、FRONTEO<2158>は同39.5%高と急伸した。売買代金上位ではグローバルウェイ<3936>やENECHANGE<4169>が大幅高。また、エスユーエス<6554>とリビン・テクノロジーズ<4445>は1週間で株価が2倍超となった。一方、フリー<4478>が同13.4%安、セーフィー<4375>が同18.4%安と大きく下落。ともに決算発表後に軟調となった。また、Waqoo<4937>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力では、ウエストHD<1407>が同6.7%高と堅調。一部証券会社の目標株価引き上げが観測された。売買代金上位ではシンバイオ製薬<4582>が大幅高となり、壽屋<7809>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。一方、ワークマン<7564>は同3.8%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.1%安となり、イー・ロジット<9327>などが下落率上位に顔を出した。IPOでは、GRCS<9250>が公開価格の5割高となる初値を付ける一方、AB&Company<9251>は公開価格を下回る初値形成となった。来週の新興市場では、マザーズ指数のしっかりとした値動きに期待したいが、日足チャートではなお現行のもち合いレンジ内で推移しそうだ。米国でハイテク株比率が高いナスダック総合指数の過去最高値更新が続いているほか、決算発表の一巡とともにマザーズ市場の売買代金が膨らんでいることなど、強気になれる材料も散見される。ただ、先週後半の動向を見ても一本調子での上昇までは期待しづらく、半導体関連等の主力大型株との循環的な物色が続きそうだ。好業績銘柄も株価への織り込みが非常に早いため、既に上値を買いづらいというケースが少なくない。ただ、Appier Group<4180>やカオナビ<4435>、NexTone<7094>などは現値を上回る強気の目標株価設定が出てきており、一段の上昇に期待したい。また、今週末に政府の経済対策が閣議決定され、子育て支援や医療体制の充実などの政策関連銘柄への関心が高まる可能性もある。IPO関連では、11月24日にサイエンスアーツ<4412>とラストワンマイル<9252>、25日にスローガン<9253>がいずれもマザーズへ新規上場する。また、今週は再生可能エネルギー発電のリニューアブル・ジャパン<9522>(12月22日、マザーズ)、人工知能(AI)開発のエクサウィザーズ<4259>(12月23日、マザーズ)など一挙26社の新規上場が発表されている。12月後半はIPOラッシュの様相だ。 <FA> 2021/11/20 15:16 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、115円台での売りを意識 【今週の概況】■米経済指標改善でドル・円は年初来高値更新今週のドル・円は、やや強含み。米国の10月小売売上高が市場予想を上回り、10年債利回りが上昇したことから、ドル買い・円売りが強まり、11月17日に114円97銭までドル高・円安が進行し、ドルは年初来高値を更新した。ただ、115円近辺では利益確定を狙ったドル売りや輸出企業などの顧客筋のドル売り・円買いが観測されており、ドル・円は114円を下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に利上げに慎重とされるブレイナード理事が指名されるとの思惑が浮上したことも、ドル売りにつながった。19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、一時113円59銭まで下落した。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「金融引き締めを急がない」と発言したことや、欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大が報告されており、オーストリアは22日から再び全国的な都市封鎖(ロックダウン)に入ることから、ユーロ売り・円買いが活発となり、この影響でドル・円の取引でも一時ドル売りが優勢となった。ただ、ウォラーFRB理事が量的緩和の縮小ペースを速めることを支持したことから、ドル売りは一服し、ドル・円は114円01銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:113円59銭−114円97銭。【来週の見通し】■ドルは伸び悩みか、115円台での売りを意識来週のドル・円は伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測は後退したが、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策は長期化すると見られており、安全逃避的なドル買いが継続しそうだ。欧州中央銀行(ECB)が来年のインフレ上昇に懐疑的な見方を示していること、豪準備銀行は2024年まで利上げを見合わせるとの方針を崩していない。他の主要中央銀行が金融緩和策の縮小に慎重な姿勢を維持していることも、ドル買いを誘発する要因となっている。来週発表の米経済指標のうち、国内総生産(GDP)改定値や個人消費支出コアPCEなどが良好な内容ならFRBの早期利上げへの思惑が再び広がり、ドル高の基調は強まりそうだ。ただ、1ドル=115円台は2017年3月以来の高値圏であることから、顧客筋などからのドル売りは継続する可能性がある。また、11月24日には今月2-3日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表される。FRBは資産買入れの段階的縮小(テーパリング)の開始に踏み切ったが、その後の利上げに関するトーンが想定ほどタカ派寄りではなかった場合、リスク選好的なドル買いは縮小するとみられる。なお、市場関係者の間では、来年2月に任期を迎えるパウエルFRB議長が再指名されるとの見方が多いようだが、その場合も2022年における利上げは2回にとどまるとの見方が増えている。また、可能性は低いものの、利上げに慎重とされるハト派のブレイナード理事がFRB議長に昇格した場合、利上げ先送りの思惑が強まり、リスク回避的なドル売り・円買いが活発となる可能性があるため、次期FRB議長人事にも注目が集まりそうだ。【米・11月製造業・サービス業PMI】(23日発表予定)23日発表の11月PMIは、製造業が59.0、サービス業は59.0といずれも10月実績を上回る見込み。市場予想を上回った場合は、ドル買い材料になる。【米・7-9月期国内総生産(GDP)改定値】(24日発表予定)24日発表の米7-9月期国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率+2.2%と、わずかに上方修正される見込み。ただし、市場予想を下回った場合、経済成長の減速を警戒してドルは伸び悩む可能性がある。予想レンジ:113円00銭−115円00銭 <FA> 2021/11/20 14:42 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:軟調推移、一時128円を下回る ■軟調推移、新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気今週のユーロ・ドルは、軟調推移。ドイツ、オーストリア、オランダなどでの新型コロナウイルス感染再拡大による行動制限の再導入を受けて、ユーロ圏の経済回復抑制への懸念からユーロ売りになった。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が金融引き締めを急がないと発言したことも、ユーロ売り・米ドル買いを促す一因となった。取引レンジ:1.1250ドル-1.1464ドル。■伸び悩みか、ユーロ圏の金利先高観は後退来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)は来年の物価上昇に懐疑的な見方を示しており、早期利上げ観測の後退でユーロは売られやすい展開となりそうだ。新型コロナウイルスの感染再拡大も嫌気されそうだ。1.12ドル台では押し目買いの興味が残されているものの、ユーロの反発は限定的となりそうだ。予想レンジ:1.1200ドル−1.1350ドル■軟調推移、一時128円を下回る今週のユーロ・円は軟調推移。欧州での新型コロナウイルス感染再流行がユーロ圏域内の回復を抑制するとの懸念からユーロ売りが先行。その後も、オーストリアが「22日から全土ロックダウン」と発表、また、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が「時期尚早な引き締めに急ぐべきではない」、「インフレ圧力が徐々に和らぐと確信」と述べたことを受けて、ユーロ・円は一時128円を下回った。取引レンジ:127円98銭−130円60銭。来週のユーロ・円は、もみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は来年の物価上昇に懐疑的で、緩和政策を長期間維持するとの見方からユーロは買いづらい展開となりそうだ。また、域内での新型コロナウイルスまん延で経済への影響が懸念され、ユーロ売り要因になりやすい。一方、原油高一服で日本経済の持ち直しを期待した円売りが強まる可能性があることから、ユーロ・円は主に129円近辺でもみ合う可能性がある。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・23日:11月マークイット製造業PMI(10月:58.3)・23日:11月マークイットサービス業PMI(10月:54.6)予想レンジ:127円50銭−130円00銭 <FA> 2021/11/20 14:41 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、インフレ見通し引き上げの可能性残る ■軟調推移、利上げ先送りの可能性高まる今週の豪ドル・円は軟調推移。豪準備銀行(中央銀行)の11月理事会議事要旨において「経済に関する中心的シナリオでは政策金利は24年まで据え置かれる見込み」との見解が改めて注目されたとみられ、豪ドル売りが優勢になった。また、原油価格の急反落を受けて、資源国通貨としての買いも後退したようだ。取引レンジ:82円16銭-84円16銭。■下げ渋りか、インフレ見通し引き上げの可能性残る来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)の11月理事会議事要旨では、政策金利の2024年までの据え置きが示唆される一方、「インフレ見通しリスクが上方にシフトするなか、早期引き上げが適切となる可能性が出てきた」との指摘もみられ、リスク回避的な豪ドル売り・円買いがさらに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・26日:10月小売売上高(9月:前月比+1.3%)予想レンジ:81円50銭-83円50銭 <FA> 2021/11/20 14:40 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:底堅い動きか、金利先高観は後退せず ■強含み、インフレ関連指標は予想を上回る今週のポンド・円は強含み。英中央銀行は早期利上げに慎重との見方が広がり、週前半はポンド売りが優勢となった。しかしながら、11月17日発表の10月消費者物価指数は予想を上回ったことや19日発表の10月小売売上高も市場予想を上回る伸びを記録したことから、ポンド買い・円売りが広がった。週末前にユーロ売り・ポンド買いの取引が増えたことも対円レートの反転につながったようだ。取引レンジ:152円53銭−154円74銭。■底堅い動きか、金利先高観は後退せず来週のポンド・円は、底堅い値動きか。足元で発表された英国のインフレ指標は予想を上回る堅調な内容となり、英中央銀行による今後の引き締めを期待したポンド買いが入りやすい。ただ、英中銀内には利上げに慎重な見方も根強く、具体的な手がかりが乏しければポンド買いは限定的となりそうだ。英国内での新型コロナウイルスまん延も引き続き警戒され、ポンド買いを抑える要因に。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・23日:11月マークイット製造業PMI(10月:57.8)・23日:11月マークイットサービス業PMI(10月:59.1)予想レンジ:152円00銭−155円00銭 <FA> 2021/11/20 14:39 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:半導体のけん引役に期待、FOMC議事録に注目 ■3万円手前での上値の重さ確認、半導体は絶好調今週の日経平均は反発。週間の上げ幅は135.90円(+0.46%)となった。週初15日は好調な7-9月期実績及び通期計画の上方修正を発表した東京エレクトロン<8035>の大幅上昇を手掛かりにハイテク株を中心に買いが入り、日経平均は166.83円高の29776.80円となった。16日は材料難のなか朝方はもみ合いが続いていたが、米中首脳協議の結果が伝わると、香港ハンセン指数などが強含み、日経平均は一時29960.93円まで上昇。しかし、ヘッドラインに反応した機械的な買いにとどまり、失速すると、結局31.32円高と小幅高にとどまった。週半ばからの日経平均は、近くて遠い3万円を手前に根強い売りに押される展開となり、17日、18日と続けて下落。米国では10月小売売上高が予想を上回ったこともあり、好決算を発表したホーム・デポなどの小売企業が買われたほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が史上最高値を更新するなどの追い風もあり、東京市場でも半導体関連株は堅調だった。しかし、鉄鋼や海運などの市況関連株を中心にその他のセクターが冴えず、日経平均は軟調な値動きに。18日には一時29402.57円と29500円を割り込む場面もあった。午後には岸田政権が打ち出す経済対策の規模が財政支出ベースで55.7兆円に及ぶとの報道をきっかけに、一時上昇に転じる動きも見られたが、買いは続かず、結局、下落した。ただ、週末の日経平均は147.21円高の29745.87円と3日ぶりに反発。米半導体メーカーのエヌビディアが第3四半期決算において市場予想を上回る実績及び第4四半期見通しを示したことで、再びSOX指数が最高値を更新。これを刺激材料に週末は半導体関連株が改めて相場のけん引役となった。東京エレクトロン、SCREENHD<7735>などが朝方から大幅高で上場来高値を更新、午後は信越化学<4063>、TDK<6762>、キーエンス<6861>など他の主力株も上げ幅を拡げ、日経平均は大引けまで騰勢を強める、引け味のよい終わり方となった。■外部環境に影響されやすい来週の日経平均は一進一退か。米国の半導体メーカーや小売企業の決算発表も終わり、注目企業の決算は一巡した。米中の小売売上高をはじめとした注目の経済指標の発表も終えたことから、ここからは一段と手掛かり材料が乏しくなる。その分、米国の期待インフレ率や長期金利の動向のほか、為替など外部環境の動きに影響を受けやすい展開となりそうだ。国内では、19日に閣議決定された岸田政権による経済対策は財政支出で56兆円程度、事業規模にして79兆円程度と、従来よりも大規模になることが判明したが、相場の反応は限られた。給付金など分配政策が中心で、市場が求める成長戦略の色が薄いことや、一時は「当面触ることを考えていない」とした金融所得課税の引き上げについて、来年以降に本格的に議論する方向で調整に入ったとも伝わっており、こうした面が相場にネガティブに働いていると考えられる。成長に関する部分について、より具体的な話が出てこない限りは、日経平均が明確に3万円を回復するには今しばらく時間がかかりそうだ。来週は、国内は23日が祝日で休場の一方、米国は25日が感謝祭の祝日で休場となり、それぞれ立会いが4日に限られる。材料としては週半ばの24日に集中しており、米国で10月の耐久財受注、個人消費支出・個人所得、PCEコアデフレータ、新築住宅販売などの経済指標のほか、11月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表が予定されている。11月のFOMCでは予想通り量的緩和縮小(テーパリング)開始が正式に決定された一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は「インフレは一時的」との姿勢を維持し、早期利上げには慎重な見解を示した。しかし、その後に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の激しい食品・エネルギーを除いたコアで前月比+0.6%と、9月の+0.2%から大きく加速。11月の政策決定会合で予想に反して利上げを見送った英国でも、10月のコアCPIは前年前月比+3.4%と9月の+2.9%から加速した。こうした背景から、期待インフレ率の指標とされる米10年物ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は2.7%台と歴史的な高値圏での推移が続いており、一時は後退した早期利上げ懸念も再び高まっている。このため、FRBが政策判断として重要視するPCEコアデフレータの結果や、11月FOMC議事要旨における将来の利上げに対する政策メンバーの見解などが注目される。材料難のなか注目度は高いとみられ、利上げ前向きな内容が窺えるとグロース(成長)株中心に利益確定売りの口実とされる可能性がありそうだ。■半導体の押し目での買い意欲を確認したい個別では、引き続き好決算や国策テーマに絡んだところで半導体関連株に人気化した買いが向かいそうだ。7-9月期は供給網混乱、電力不足、東南アジアでの新型コロナ感染拡大など様々な懸念事項があり、多くの産業が苦しんだなか、半導体関連の企業決算は世界的にとりわけ好調で、「何だかんだ言ってやっぱり半導体は強い」という印象を強烈に残した。国内でも今週は、東京エレクトロン、レーザーテック<6920>、SCREENHDが上場来高値を更新し、ルネサスエレクトロニクス<6723>も4年ぶりの高値を記録するなど、半導体セクターの強さが際立った。全体的に材料難のなか、相対的な安心感のある半導体関連株には根強い買いが入りそうで、高値更新劇に期待したい。■米PCEコアデフレータ、FOMC議事録などなお、来週は22日に米10月中古住宅販売、米5年債入札、23日に米7年債入札、24日に米7-9月期国内総生産(GDP)改定値、米10月耐久財受注、米10月個人消費支出・個人所得、PCEコアデフレータ、米10月新築住宅販売、FOMC議事要旨(11月開催分)、26日に10月都区部消費者物価指数、米ブラックフライデーなどが予定されている。 <FA> 2021/11/20 14:19 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:好調な小売りが引き続き相場を支援 バイデン大統領は感謝祭前に次期連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名する計画で注目だ。投資家の多くはパウエル議長の再任を予想しているものの、多様化を推進する現政権が民主党で女性のブレイナード理事を指名するとの見方も強まりつつある。同理事は環境問題や規制強化などに力を入れると見られる。万が一、ブレイナード理事が指名された場合、不透明感などで短期的な売りに繋がる可能性もありそうだ。しかし、同理事は今までFRBの決定に反対票を投じたことはなく、金融政策の基本路線が大幅に変更される可能性は少ないだろう。また、同理事はパウエル議長よりも慎重派で利上げが先送りされる可能性もあり、株式相場にとってはむしろ支援材料となりそうだ。最大経済のドイツを含め欧州の一部ではロックダウンが実施検討されており、今後の世界経済の回復を損ねるとの懸念も少なくない。しかし、パンデミック発生直後とは違い、ワクチンや治療薬の利用が可能で、入院・死亡率の大幅上昇に繋がる可能性は少ないだろう。また、好調な小売りが引き続き相場を支援するだろう。残念ながらブラックフライデーは例年に比べて、サプライチェーン混乱が響き在庫不足により、スポーツ用品や電化製品などの大幅な割引が期待されていない。このような状況下での需要の強さが証明できるかどうかに注目だ。また、年末商戦が早めに開始されているとの報告も見られ、消費者も前倒しでギフト商品などを購入済みで、シーブン後半にかけて消費ペースが鈍化する可能性も警戒されるが、累積需要が相殺し、それなりの結果を期待したい。なお、25日は感謝祭の祝日で休場となるほか、26日は短縮取引となる。経済指標では、10月シカゴ連銀製造業活動指数、10月中古住宅販売件数(22日)、11月製造業・サービス業PMI速報値、11月リッチモンド連銀製造業指数(23日)、週次新規失業保険申請件数、10月前渡商品貿易収支、10月卸売在庫、第3四半期GDP、個人消費改定値、10月コアPCEデフレータ、個人所得・支出、11月ミシガン大消費者信頼感指数確定値、10月新築住宅販売件数(24日)、などが予定されている。また、FRBは24日に11月2日、3日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表する予定。FRBはこの会合で、市場の予想通り政策金利を据え置いたが、経済の拡大が一段とさらに進んだため量的緩和縮小を今月から開始することを決定した。ただ、利上げには言及せず。労働市場が最大雇用に達する必要があり、実施を急ぐ必要がないとの見方が示唆された。金利先物市場では2022年の2回超の利上げをすでに織り込んでおり、議事要旨で利上げに関する具体的な協議内容を確かめたい。主要企業決算では、ビデオ会議サービスを提供するズーム・ビデオ・コミュニュケーションズ、衣料小売りのアーバンアウトフィッターズ、レストランチェーンを運営するジャック・イン・ザ・ボックス(22日)、ハイテク企業のデル・テクノロジー(23日)、農機具メーカーのディア(24日)などに加えて、小売りではエレクトロニクス小売りチェーンのベストバイ、ディスカウント小売りのダラー・ツリー、スポーツ用品小売りのディックス・スポーティング・グッズ、衣料小売りのギャップ、アメリカン・イーグル、アバクロンビー&フィッチ、百貨店のノードストローム(23日)、などが予定されている。百貨店や衣料小売りは経済活動の再開に伴い実店舗への客足が大幅に伸びている兆候が見られ、売り上げ増が期待できそうだ。各企業とも需要の増加で増益が目立つが、サプライチェーン混乱や工場、輸送などでの人手不足が響きコストの大幅上昇で、利益率の縮小を警告しており、見通しに特に注意が必要だ。また、ディアは賃上げを要請する従業員によるストライキの影響で生産が滞ったため決算の収益悪化は避けられそうもなく警戒だ。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2021/11/20 14:18 注目トピックス 市況・概況 NY株式:米国株式市場はまちまち、新型コロナ第4波への懸念が重し ダウ平均は268.97ドル安の35,60198ドル、ナスダックは63.73ポイント高の16,057.44で取引を終了した。オーストリアが再び全土ロックダウン入りするなど欧州で新型コロナが再流行、米国でも一部地域で感染件数の増加が見られ世界経済の回復を遅らせるとの懸念が根強く、寄り付き後、下落。連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング加速協議が適切となる可能性を示唆し早期利上げへの懸念も更なる重しとなり、ダウは終日軟調に推移した。一方、長期金利の低下でハイテク株は好調で、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、エネルギーが下落した。バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)が同社や製薬会社ファイザー(PFE)製造の新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種について、18歳以上の全成人を対象に承認したため上昇。ファイザーは小幅下落した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は787ドリームライナーの生産がさらに遅れるとの報道が嫌気され、売られた。また、欧州の一部都市封鎖を受け需要回復期待が後退し、航空会社のユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)などが下落。履物販売のフットロッカー(FL)は四半期決算の内容や既存店売り上げが予想を上回ったものの、世界的な供給混乱が今期も続くと悲観的な見通しを示し、大きく売られた。下院議会は、バイデン政権が経済政策の柱としている福祉拡充や気候変動対策を盛り込んだ1.75兆ドル規模の大型歳出法案を可決した。(Horiko Capital Management LLC) <YN> 2021/11/20 10:14 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:半導体や自動車部材関連は注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2021年11月15日11時に執筆株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。いつになったら半導体不足が解消されるのでしょうか。国内でもTSMCの新工場を誘致するなど供給体制を整えておりますが、2024年末に生産開始との事ですぐに問題が解決するわけではありません。米グーグルやアップルが自社開発の半導体チップを搭載した新商品をリリースするなど、これから半導体業界の勢力図が変わる可能性も考慮すべきでしょう。コロナ禍で半導体業界は目まぐるしく変化しました。そして半導体は今や製品の基幹部品となりつつあります。EVやスマートフォン、データセンターなどで使われる半導体の進化は続くでしょうし、車のエンジンのように半導体の性能が製品の顔となるかもしれません。日本の代表的な自動車メーカーは部品不足による減産を強いられていましたが、直近の決算では上方修正を発表しました。部品不足が完全に解消されれば、自動車メーカーのみならずゲーム機から家電メーカーまで息を吹き返す可能性もあります。半導体の供給不足を乗り越えた先は、半導体の質をどう高めていくかが重要な課題となりそうです。さて、今回は世界的に株高ムードとなっている中で、半導体・自動車部品関連をチェックして参ります。半導体ファブレスメーカーであるメガチップス<6875>は、任天堂<7974>が27年3月期までニンテンドースイッチ関連ビジネスへ約4500億円の投資を行うと発表すると思惑から買われました。11月5日に発表された同社の決算では、22年3月期が13期ぶりの最高益を更新する見通しでチャート(日足)は年初来高値を記録しております。同じく任天堂と繋がりが強いホシデン<6804>も監視です。10月26日の上方修正発表後に窓を開けて動意すると、その後は下値を切り上げています。11月5日の決算発表では年間配当を20円から55円に増配しており、PER・PBRも割安となっています。その2銘柄と合わせて見ていきたいのが、プリント配線版を手掛けるシライ電子工業<6658>です。12日の決算にて上方修正に加えて復配も発表した事で動意し、保ち合いを上抜いてきております。こちらも任天堂関連として監視を強めています。そして車載向け、スマホ向けなどのプリント配線板の製造を手掛けるメイコー<6787>は、11月5日に決算と併せて上方修正を発表しました。その後チャート(日足)は窓を開けて動意しております。車載向けが想定を上回るほど好調との事です。半導体テスト用ソケット製品や車載機器向けコネクタなどを手掛ける山一電機<6941>は、11月5日に決算と上方修正を併せて発表すると24期ぶりに過去最高益を更新する予想です。チャート(日足)も年初来高値を更新しており監視を強めています。二次電池向け電極塗工装置を手掛けるヒラノテクシード<6245>は、11月5日の上方修正と増配の発表で動意した模様です。直近で下値を切り上げており、EV関連やその他製造業が好調となれば同社も連動する可能性があるか。自動車プレス部品最大手のプレス工業<7246>は、国内外で油圧ショベルの需要が拡大した他、トラックの輸出も大幅に伸長しました。11月5日の決算発表も好調で、年間配当予想は16円から19円に引き上げております。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2021/11/20 10:00 注目トピックス 市況・概況 NY債券:強含み、ECB総裁の発言などが意識される 19日の米国長期債相場は強含み。欧州中央銀行のラガルド総裁がインフレ率はいずれ鈍化すると述べ、金融政策の引き締めは必要ないとの見方を示したことや、欧州で新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けた都市封鎖が再導入されていることを受けて安全逃避的な債券買いが優勢となった。原油先物の下落も意識されたようだ。イールドカーブはフラットニング気配で推移した。10年債利回りは一時1.514%近辺まで低下した後、1.555%近辺まで戻したが、取引終了時点にかけて1.55%近辺で推移した。イールドカーブは、短・超長期間などでフラットニング気配。2年−10年は+103.90bp近辺、2−30年は+140.30p近辺で引けた。2年債利回りは0.51%(前日比:+1bp)、10年債利回りは1.55%(同比:-3bp)、30年債利回りは、1.91%(同比:-6bp)で取引を終えた。 <MK> 2021/11/20 07:20 注目トピックス 市況・概況 NY原油:反落、新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気 NYMEX原油1月限終値:75.94 ↓2.4719日のNY原油先物1月限は、反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-2.47ドルの75.94ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.09ドル-79.33ドル。アジア市場で79.33ドルまで買われたが、ユーロ安ドル高は続いていることや、欧州諸国における新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気してリスク回避的な売りが優勢となった。需給ひっ迫の状態は年内に解消されるとの見方が一段と広がっており、75.09ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では75ドル台で推移した。 <MK> 2021/11/20 07:18 注目トピックス 市況・概況 NY金:小幅続落、換金目的の売りが増える COMEX金12月限終値:1851.60 ↓9.8019日のNY金先物12月限は、小幅続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-9.80ドルの1851.60ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1844.20ドル-1868.10ドル。ロンドン市場の序盤で1853.00ドルまで下げた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて1868.10ドルまで戻したが、欧州諸国の都市封鎖を警戒した換金売りが増えたことで1844.20ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引ではおおむね1850ドルを下回る水準で推移した。 <MK> 2021/11/20 07:17 注目トピックス 市況・概況 NY為替:新型コロナウイルス再流行で世界経済の回復ペース鈍化を警戒 19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円68銭まで下落後、114円07銭まで反発し、114円01銭で引けた。欧州で新型コロナ感染数が再流行しロックダウンによる世界経済の回復鈍化を懸念して長期金利が低下し、ドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月FOMCでのテーパリング加速協議が適切となる可能性を指摘。さらに、ウォラー理事もテーパリング加速を支持する姿勢を表明したことから、ドル売りは後退した。ユーロ・ドルは1.1250ドルまで下落後、1.1322ドルまで反発し、1.1285ドルで引けた。オーストリアやドイツなど欧州で新型コロナ感染数がパンデミック開始以降で最高に達しており、オーストリアは22日から全土対象の都市封鎖(ロックダウン)入り、2月からワクチン義務化を発表。ドイツもロックダウンなどが検討されており域内の景気回復は鈍化するとの懸念が強まった。さらに、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁などが時期尚早な引き締めを警告したため、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は127円98銭まで下落後、129円05銭まで反発。ポンド・ドルは1.3414ドルまで下落後、1.3475ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9290フランまで上昇後、0.9257フランまで反落したが、その後0.9290フランまで戻している。 <MK> 2021/11/20 07:10 注目トピックス 市況・概況 [通貨オプション]R/R、円コール買い加速、2カ月ぶり最大 ドル・円オプション市場で変動率は上昇。リスク警戒感を受けたオプション買いが強まった。リスクリバーサルでは円コールスプレッドが拡大。ドル・円下値をヘッジする目的の円コール買いが加速し、2カ月ぶり最大となった。■変動率・1カ月物6.88%⇒7.13%(08年10/24=31.044%)・3カ月物6.91%⇒7.03%(08年10/24=31.044%)・6カ月物7.02%⇒7.19%(08年10/24=25.50%)・1年物7.17%⇒7.31%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+0.12%⇒+0.41% (08年10/27=+10.90%)・3カ月物+0.25%⇒+0.48%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.39%⇒+0.55%(08年10/27=+10.71%)・1年物+0.50%⇒+0.64%(08年10/27=+10.71%) <KY> 2021/11/20 05:35 注目トピックス 市況・概況 11月19日のNY為替概況  19日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円68銭から114円06銭まで強含み推移し、引けた。欧州で新型コロナ感染数が再流行しロックダウンによる世界経済の回復鈍化懸念に金利低下に伴うドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月FOMCでのテーパリング加速協議が適切となる可能性を指摘。さらに、ウォラー理事もテーパリング加速を支持する姿勢を表明するなどタカ派発言を受けて、ドル売りが後退した。  ユーロ・ドルは1.1250ドルまで下落後、1.1322ドルまで反発し、引けた。オーストリアやドイツなど欧州で新型コロナ感染数がパンデミック開始以降で最高に達しており、オーストリアは22日から全土ロックダウン入り、2月からワクチン義務化を発表。ドイツもロックダウンなどが検討されており域内の景気回復鈍化懸念が強まった。さらに、欧州中銀(ECB)のラガルド総裁などが時期尚早な引き締めを警告したためユーロ売りに拍車がかかった。  ユーロ・円は127円98銭まで下落後、129円04銭まで反発。 ポンド・ドルは1.3414ドルまで下落後、1.3475ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9290フランまで上昇後、0.9258フランまで反落した。【経済指標】・特になし <KY> 2021/11/20 05:20 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル買い再燃、FRBクラリダ副議長やウォラー理事のタカ派発言で NY外為市場では欧州市場引けにかけていったんドルの売り戻しが強まったもののクラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長やウォラーFRB理事のタカ派発言を受けてドル買いが再燃した。ドル・円は114円を挟み底堅く推移。ユーロ・ドルは1.1320ドルから1.1300ドルまで弱含んだ。ポンド・ドルは1.3474ドルまで上昇後、1.3456ドルまで反落した。米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は、「FRBのモデルにおいて、最大雇用への道のりはあまりよくない」としたものの、第4四半期の経済成長が非常に強くなる可能性が強く、インフレに上方リスクがあると認めた。FRBのテーパーペースの変更は要請しないとしたものの、12月FOMCでのテーパリング加速協議が適切となる可能性もあるとした。ウォラー理事も米国の労働市場が速やかなペースで最大雇用に近づいており、「指標は2022年のより速いペースでの緩和解除を示唆している」と言及。テーパリング加速を支持する姿勢を表明した。 <KY> 2021/11/20 03:09 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ユーロ売り一服も戻り鈍い、ECBの年内の利上げ観測後退、ユーロ圏のコロナ第4波で回復警戒 NY外為市場ではユーロ売りが一服したが、戻りが鈍い。ユーロ・ドルは朝方1.1250ドルまで下落し昨年7月来の安値を更新後、1.1315ドルまで反発も伸び悩んだ。ユーロ・円は127円98銭まで下落後、128円80銭まで反発。ユーロ・ポンドは0.8386ポンドまで下落後、0.8403ポンドまで反発した。オーストリアやドイツなど欧州で新型コロナ感染数がパンデミック開始以降で最高に達しており、オーストリアは22日から全土ロックダウン入り、2月からワクチン義務化を発表。ドイツもワクチン未接種の国民対象のロックダウンなどが検討されているという。インフレ高進で一時強まった来年の利上げ観測も後退しつつある。特に欧州では欧州中銀(ECB)のラガルド総裁などが繰り返し、来年に利上げ条件が達成できる可能性はほぼないとしていたほか、時期尚早な引き締めに急ぐべきではないと警告。金利先物市場では最初の利上げのタイミングを2023年に先送り。ユーロ売り圧力となっている。 <KY> 2021/11/20 02:26 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円持ち直す、ウォラーFRB理事のタカ派発言で 米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は講演草案で、経済や雇用が強いペースで回復しており、労働市場もFRBの目標である最大雇用に速やかなぺースで近づいているとの見解を示した。指標が金融緩和の速やかなペースでの解除を示唆していると言及した。理事のタカ派発言を受けて米国債相場は伸び悩み。10年債利回りは1.52%から1.53%へ上昇した。ドル・円は113円68銭付近から114円00銭を一時回復。ユーロ・ドルは1.1320ドルで伸び悩んだ。 <KY> 2021/11/20 01:17 注目トピックス 市況・概況 NY外為:トルコリラ連日で史上最安値更新、リラ円は10円割れ寸前 NY外為市場ではトルコリラ売りが加速し、連日で史上最安値を更新した。ドル・リラは11.33リラまで上昇し、史上最高値を更新。リラ円は10円03銭と10円され寸前まで売られ史上最安値を更新した。トルコ中銀は18日、金融政策会合で3カ月連続の利下げを決定。リラ売りの流れが続いた。 <KY> 2021/11/20 00:34 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円再び113円台、リスクオフ、新型コロナ再流行を嫌気 NY外為市場ではリスク回避の動きが優勢となった。欧州など世界で新型コロナ感染が再流行しており、オーストリアが全土ロックダウン入り、ドイツでも一部ロックダウンが検討されており世界経済の回復を損なうとの懸念が強まりつつある。ドル・円はロンドン市場で一時113円59銭まで下落後、113円70-75銭の安値圏でもみ合い。ユーロ・ドルは1.1250ドルまで下落後も1.12ドル台後半で推移した。ユーロ・円は127円98銭まで下落し9月22日以降2カ月ぶり安値を更新した <KY> 2021/11/19 23:11 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】カナダ9月小売売上高、予想ほど悪化せず、加ドル強含む カナダ9月小売売上高は前月比—0.6%となった。8月+2.1%からマイナスに落ち込んだものの予想-1.7%ほど悪化しなかった。結果を受けてカナダドルは強含み推移。ドル・カナダは1.266カナダドルから1.2632カナダドルまでじり安推移。カナダ円は89円71銭から90円15銭へ上昇した。【経済指標】・カナダ・9月小売売上高:前月比—0.6%(予想:-1.7%、8月:+2.1%) <KY> 2021/11/19 22:58 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は下げ一服、ユーロ・ドルは安値もみ合い 欧州市場でドル・円は114円53銭か一時113円89銭まで急落したが、その後は114円付近に値を戻した。ユーロ圏のリスク要因がクローズアップされ、ユーロ・ドルは1.1280ドル台に下げた後も安値圏でもみ合う。一方、欧米株価指数はまちまちで、円買いは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円89銭から114円53銭、ユーロ・円は128円64銭から129円76銭、ユーロ・ドルは1.1282ドルから1.1345ドル。 <TY> 2021/11/19 19:53 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は急落、欧州発のリスク要因で円買いに 欧州市場でドル・円は一時114円53銭まで上昇後、一転して売り優勢の展開に。欧州中銀(ECB)総裁のハト派的な見解に続き、ドイツが新型コロナウイルスまん延で「国家的緊急事態」としリスク回避ムードが強まった。それらを受け、安全通貨の円やスイスフランが買われている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円89銭から114円53銭、ユーロ・円は128円64銭から129円76銭、ユーロ・ドルは1.1282ドルから1.1345ドル。 <TY> 2021/11/19 19:11 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は本日高値を更新、ECB総裁発言受けドル買い 欧州市場でドル・円は本日の高値を上抜け、一時114円53銭まで値を切り上げた。ラガルド欧州中銀(ECB)総裁は19日、「時期尚早な引き締めに急ぐべきではない」などと述べ、ユーロ売りを誘発。その影響でドル買いが強まり、主要通貨は対ドルげ下落している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円33銭から114円53銭、ユーロ・円は129円53銭から129円76銭、ユーロ・ドルは1.1310ドルから1.1345ドル。 <TY> 2021/11/19 18:18

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