注目トピックス 市況・概況
19日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場はまちまち、新型コロナ第4波への懸念が重し
配信日時:2021/11/22 07:49
配信元:FISCO
■NY株式:米国株式市場はまちまち、新型コロナ第4波への懸念が重し
ダウ平均は268.97ドル安の35,60198ドル、ナスダックは63.73ポイント高の16,057.44で取引を終了した。
オーストリアが再び全土ロックダウン入りするなど欧州で新型コロナが再流行、米国でも一部地域で感染件数の増加が見られ世界経済の回復を遅らせるとの懸念が根強く、寄り付き後、下落。連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング加速協議が適切となる可能性を示唆し早期利上げへの懸念も更なる重しとなり、ダウは終日軟調に推移した。一方、長期金利の低下でハイテク株は好調で、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、エネルギーが下落した。
バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)が同社や製薬会社ファイザー(PFE)製造の新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種について、18歳以上の全成人を対象に承認したため上昇。ファイザーは小幅下落した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は787ドリームライナーの生産がさらに遅れるとの報道が嫌気され、売られた。また、欧州の一部都市封鎖を受け需要回復期待が後退し、航空会社のユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)などが下落。履物販売のフットロッカー(FL)は四半期決算の内容や既存店売り上げが予想を上回ったものの、世界的な供給混乱が今期も続くと悲観的な見通しを示し、大きく売られた。
下院議会は、バイデン政権が経済政策の柱としている福祉拡充や気候変動対策を盛り込んだ1.75兆ドル規模の大型歳出法案を可決した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:新型コロナウイルス再流行で世界経済の回復ペース鈍化を警戒
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円68銭まで下落後、114円07銭まで反発し、114円01銭で引けた。欧州で新型コロナ感染数が再流行しロックダウンによる世界経済の回復鈍化を懸念して長期金利が低下し、ドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月FOMCでのテーパリング加速協議が適切となる可能性を指摘。さらに、ウォラー理事もテーパリング加速を支持する姿勢を表明したことから、ドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは1.1250ドルまで下落後、1.1322ドルまで反発し、1.1285ドルで引けた。オーストリアやドイツなど欧州で新型コロナ感染数がパンデミック開始以降で最高に達しており、オーストリアは22日から全土対象の都市封鎖(ロックダウン)入り、2月からワクチン義務化を発表。ドイツもロックダウンなどが検討されており域内の景気回復は鈍化するとの懸念が強まった。さらに、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁などが時期尚早な引き締めを警告したため、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は127円98銭まで下落後、129円05銭まで反発。ポンド・ドルは1.3414ドルまで下落後、1.3475ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9290フランまで上昇後、0.9257フランまで反落したが、その後0.9290フランまで戻している。
■NY原油:反落、新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気
19日のNY原油先物1月限は、反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-2.47ドルの75.94ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.09ドル-79.33ドル。アジア市場で79.33ドルまで買われたが、ユーロ安ドル高は続いていることや、欧州諸国における新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気してリスク回避的な売りが優勢となった。需給ひっ迫の状態は年内に解消されるとの見方が一段と広がっており、75.09ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では75ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.40ドル -0.92ドル(-1.99%)
モルガン・スタンレー(MS) 96.91ドル -0.77ドル(-0.79%)
ゴールドマン・サックス(GS)387.39ドル -3.98ドル(-1.02%)
インテル(INTC) 49.52ドル -0.16ドル(-0.32%)
アップル(AAPL) 160.55ドル +2.68ドル(+1.70%)
アルファベット(GOOG) 2999.05ドル -15.13ドル(-0.50%)
フェイスブック(FB) 345.30ドル +6.61ドル(+1.95%)
キャタピラー(CAT) 200.44ドル -0.98ドル(-0.49%)
アルコア(AA) 47.60ドル -0.10ドル(-0.21%)
ウォルマート(WMT) 142.39ドル -0.77ドル(-0.54%)
<NH>
ダウ平均は268.97ドル安の35,60198ドル、ナスダックは63.73ポイント高の16,057.44で取引を終了した。
オーストリアが再び全土ロックダウン入りするなど欧州で新型コロナが再流行、米国でも一部地域で感染件数の増加が見られ世界経済の回復を遅らせるとの懸念が根強く、寄り付き後、下落。連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング加速協議が適切となる可能性を示唆し早期利上げへの懸念も更なる重しとなり、ダウは終日軟調に推移した。一方、長期金利の低下でハイテク株は好調で、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇、エネルギーが下落した。
バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)が同社や製薬会社ファイザー(PFE)製造の新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種について、18歳以上の全成人を対象に承認したため上昇。ファイザーは小幅下落した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は787ドリームライナーの生産がさらに遅れるとの報道が嫌気され、売られた。また、欧州の一部都市封鎖を受け需要回復期待が後退し、航空会社のユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)などが下落。履物販売のフットロッカー(FL)は四半期決算の内容や既存店売り上げが予想を上回ったものの、世界的な供給混乱が今期も続くと悲観的な見通しを示し、大きく売られた。
下院議会は、バイデン政権が経済政策の柱としている福祉拡充や気候変動対策を盛り込んだ1.75兆ドル規模の大型歳出法案を可決した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:新型コロナウイルス再流行で世界経済の回復ペース鈍化を警戒
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円68銭まで下落後、114円07銭まで反発し、114円01銭で引けた。欧州で新型コロナ感染数が再流行しロックダウンによる世界経済の回復鈍化を懸念して長期金利が低下し、ドル売りやリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が12月FOMCでのテーパリング加速協議が適切となる可能性を指摘。さらに、ウォラー理事もテーパリング加速を支持する姿勢を表明したことから、ドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは1.1250ドルまで下落後、1.1322ドルまで反発し、1.1285ドルで引けた。オーストリアやドイツなど欧州で新型コロナ感染数がパンデミック開始以降で最高に達しており、オーストリアは22日から全土対象の都市封鎖(ロックダウン)入り、2月からワクチン義務化を発表。ドイツもロックダウンなどが検討されており域内の景気回復は鈍化するとの懸念が強まった。さらに、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁などが時期尚早な引き締めを警告したため、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は127円98銭まで下落後、129円05銭まで反発。ポンド・ドルは1.3414ドルまで下落後、1.3475ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9290フランまで上昇後、0.9257フランまで反落したが、その後0.9290フランまで戻している。
■NY原油:反落、新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気
19日のNY原油先物1月限は、反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比-2.47ドルの75.94ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは75.09ドル-79.33ドル。アジア市場で79.33ドルまで買われたが、ユーロ安ドル高は続いていることや、欧州諸国における新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気してリスク回避的な売りが優勢となった。需給ひっ迫の状態は年内に解消されるとの見方が一段と広がっており、75.09ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では75ドル台で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 45.40ドル -0.92ドル(-1.99%)
モルガン・スタンレー(MS) 96.91ドル -0.77ドル(-0.79%)
ゴールドマン・サックス(GS)387.39ドル -3.98ドル(-1.02%)
インテル(INTC) 49.52ドル -0.16ドル(-0.32%)
アップル(AAPL) 160.55ドル +2.68ドル(+1.70%)
アルファベット(GOOG) 2999.05ドル -15.13ドル(-0.50%)
フェイスブック(FB) 345.30ドル +6.61ドル(+1.95%)
キャタピラー(CAT) 200.44ドル -0.98ドル(-0.49%)
アルコア(AA) 47.60ドル -0.10ドル(-0.21%)
ウォルマート(WMT) 142.39ドル -0.77ドル(-0.54%)
<NH>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況