新着ニュース一覧
みんかぶニュース 個別・材料
さくらネットが3日ぶり急反発、ラピダスによる協業検討報道を材料視
さくらインターネット<3778.T>が3日ぶりに急反発した。テレビ東京が26日夜、次世代半導体の量産を目指すラピダスが、国内AI開発大手のプリファード・ネットワークス(東京都千代田区)と、さくらネットの2社と協業することを検討していることがわかったと報じた。これを材料視した買いがさくらネットの株価を押し上げたようだ。報道によると、プリファード・ネットワークスが設計したAI向け半導体を、さくらネットが手掛けるAI向けデータセンターに納入。ラピダスにとっては大型の国内受注につながるとしている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 13:12
みんかぶニュース 個別・材料
西武HDが大幅続伸、国内有力証券が目標株価6070円に増額修正
西武ホールディングス<9024.T>が大幅続伸している。SBI証券が26日、西武HDの目標株価を5370円から6070円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続している。東京ガーデンテラス紀尾井町の流動化に続き、26年3月期以降もダイヤゲート池袋などの流動化により毎期500億円程度の売却益が続くと予想。会社発表の自己株式取得の影響なども加味して同証券はEPS(1株利益)予想を引き上げている。なお、西武HDは27日、11月の月次営業概況を公表。鉄道業の運輸収入は前年同月比5.0%増の84億3600万円、国内ホテル業のRevPAR(1室当たりの収入)は1万7800円(前年同月比18.1%増)、客室稼働率は77.7%(同2.7ポイント増)となった。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 13:11
みんかぶニュース 個別・材料
岡本硝子は後場切り返す、ガラス偏光子の生産能力増強へ
岡本硝子<7746.T>は後場切り返し、プラスに転じている。正午ごろ、世界的なデータセンター建設の加速化などによるガラス偏光子の受注拡大への対応として、生産能力を増強すると発表した。これまで1ラインで生産していたが、新たに1ライン設けることで生産能力を倍増させる。投資時期は2025年度で投資金額は1億円を予定している。これが好感され買われている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 13:05
みんかぶニュース 市況・概況
エアトリは4日ぶり反発、「駅探ドットコム」とアフィリエイト連携を開始◇
エアトリ<6191.T>は4日ぶりに反発している。26日の取引終了後、駅探<3646.T>が運営する乗り換え案内、時刻表検索サービス「駅探ドットコム」とアフィリエイト連携を開始したと発表しており、好材料視されている。これにより、「駅探ドットコム」の国際線時刻表ページ経由で、「エアトリ」の海外航空券・海外航空券+ホテル(エアトリプラス)、海外ホテルの予約が可能となり、利便性向上によるチケット購入の促進が期待されている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 13:05
みんかぶニュース 個別・材料
エアトリは4日ぶり反発、「駅探ドットコム」とアフィリエイト連携を開始◇
エアトリ<6191.T>は4日ぶりに反発している。26日の取引終了後、駅探<3646.T>が運営する乗り換え案内、時刻表検索サービス「駅探ドットコム」とアフィリエイト連携を開始したと発表しており、好材料視されている。これにより、「駅探ドットコム」の国際線時刻表ページ経由で、「エアトリ」の海外航空券・海外航空券+ホテル(エアトリプラス)、海外ホテルの予約が可能となり、利便性向上によるチケット購入の促進が期待されている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 13:05
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後1時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1222、値下がり銘柄数は363、変わらずは49銘柄だった。業種別では33業種中30業種が上昇。値上がり上位に鉄鋼、医薬品、電気・ガス、空運、卸売、サービスなど。値下がりで目立つのは鉱業など。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 13:03
みんかぶニュース 市況・概況
13時の日経平均は583円高の4万151円、ファストリが109.20円押し上げ
27日13時現在の日経平均株価は前日比583.35円(1.47%)高の4万151.41円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は1227、値下がりは364、変わらずは48と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均プラス寄与度トップはファストリ <9983>で、日経平均を109.20円押し上げている。次いでアドテスト <6857>が60.76円、東エレク <8035>が40.94円、リクルート <6098>が20.22円、TDK <6762>が19.24円と続く。
マイナス寄与度は2.42円の押し下げでヤマハ発 <7272>がトップ。以下、日産自 <7201>が1.98円、JT <2914>が1.28円、電通グループ <4324>が1.25円、ブリヂストン <5108>が1.15円と続いている。
業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は鉱業、ゴム製品、海運の3業種にとどまっている。値上がり率1位は鉄鋼で、以下、医薬品、電気・ガス、空運、卸売、サービスと続いている。
※13時0分7秒時点
株探ニュース
2024/12/27 13:01
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」1位にトヨタ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」27日正午現在でトヨタ自動車<7203.T>が「買い予想数上昇」1位となっている。
トヨタは3日続伸。前日まで2営業日合計で300円あまりの上昇をみせており、きょうは目先筋の利益確定売りをこなし一段の上値を追う展開に。今週25日にROEの目標を20%に引き上げる方針が報じられ、引き続きこれを材料に投資資金を呼び込んでいる。きょうは全体指数が先物主導で引き上げられ想定外に値幅を出しており、同社株はインデックス買いの恩恵なども反映されているとみられる。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 13:00
みんかぶニュース 個別・材料
三協立山は底堅い動き、11月中間期業績は計画下振れ着地も織り込み済み
三協立山<5932.T>が底堅い動きとなっている。26日の取引終了後、集計中の11月中間期業績について、売上高が従来予想の1850億円から1820億円(前年同期比0.3%増)へ、営業利益が25億円から18億円(同27.4%減)へ、純利益が10億円から5000万円(同96.1%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、織り込み済みのとの見方が強く、アク抜け感が強まる格好となっている。
政府主導のリフォーム補助金事業によってリフォーム需要は増加したものの、建設費の高騰や人手不足による住宅投資の減退で新築市場の低迷が継続しており、建材事業の販売量が減少したことが要因。また、欧州経済の景気低迷による電気自動車向けアルミ部品の販売量の減少が継続していることも響いたという。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 12:57
新興市場スナップショット
クリアル---続伸、機関投資家3社が出資する赤坂ホテルファンドのアセットマネジメント業務を受託
*12:56JST <2998> クリアル 3000 +41
続伸。26日の取引終了後に国内の機関投資家3社が出資する赤坂ホテルファンドのアセットマネジメント業務を受託したことを発表し、好材料視されている。同ファンドの投資対象物件は「センチュリオンホテルグランド赤坂」で、大成建設、芙蓉総合リース、中央日土地ソリューションズの3社が出資している。同社が展開している機関投資家や超富裕層向けの資産運用サービスである「CREAL PRO(クリアルプロ)」の実績が評価され、このたびの受託に至ったとしている。
<ST>
2024/12/27 12:56
後場の寄り付き概況
後場の日経平均は539円高でスタート、さくらや積水化などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40107.18;+539.12TOPIX;2795.68;+28.90[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比539.12円高の40107.18円と、前引け(40074.56円)からさらに上げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は40160円-40270円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=157.60-70円と午前9時頃から10銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は上海総合指数が下値の堅い展開で0.5%ほど上昇している一方、香港ハンセン指数は一時下げに転じたがその後プラス圏を回復し0.2%ほど上昇している。 後場の東京市場は前引けに比べやや買いが先行して始まった。ホンダと日産自の経営統合や、ニデックによる牧野フへのTOBなど、企業変革に向けたニュースが相次いでいることなどが投資家心理を前向きにさせているとの指摘がある。一方、日経平均は今週に入って昨日までの4営業日で800円を超す上げとなっており、一段の上値追いには慎重な向きもある。 セクターでは、卸売業、医薬品、鉄鋼が上昇率上位となっている一方、鉱業、ゴム製品が下落している。東証プライム市場の売買代金上位では、DeNA<2432>、野村マイクロ<6254>、ソシオネクスト<6526>、さくら<3778>、ニデック<6594>、IHI<7013>、積水化<4204>、楽天グループ<4755>、ルネサス<6723>、三井E&S<7003>が高い。一方、日産自<7201>、三菱自<7211>、INPEX<1605>、JT<2914>、ブリヂストン<5108>、郵船<9101>が下落している。
<CS>
2024/12/27 12:53
注目トピックス 日本株
クスリのアオキ---反落、9-11月期営業益は大幅増もコンセンサス下振れ
*12:52JST クスリのアオキ---反落、9-11月期営業益は大幅増もコンセンサス下振れ
クスリのアオキ<3549>は反落。前日に第2四半期の決算を発表。9-11月期営業利益は53億円で前年同期比33.2倍となっているが、第1四半期の73億円からは水準が低下、市場予想の58億円レベルも下回っている。また、前年同期に発生した株式報酬費用を除いた場合、実質2ケタ減益となる形でもあるようだ。第2四半期に連結されたSM買収が利益を押し下げる形となっているもよう。なお、トップラインの強い成長は継続している。
<ST>
2024/12/27 12:52
みんかぶニュース 個別・材料
三陽商が5日続伸、25年2月期最終利益予想及び配当予想を上方修正
三陽商会<8011.T>は営業利益予想の下方修正を受けてマイナスに転じる場面もあったが、その後切り返し5日続伸している。午前11時ごろ、25年2月期の連結業績予想について、純利益を31億円から40億円(前期比43.5%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を125円から129円へ引き上げたことが好感されている。保有する投資有価証券の一部売却により、投資有価証券売却益18億9000万円を特別利益として計上することなどが要因としている。
一方、売上高は625億円から610億円(同0.6%減)へ、営業利益は33億円から27億円(同11.4%減)へ下方修正した。第3四半期(9~11月)において記録的な高気温の影響により秋冬物の初動が大幅に遅れ、特に例年の商戦の山場となる10月の不振の影響が大きいとしている。第4四半期(12~2月)は気温の低下に伴い持ち直しているものの、第3四半期の落ち込み分を100%挽回することは困難であると見込む。
なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高435億2500万円(前年同期比2.4%減)、営業利益14億2200万円(同17.7%減)、最終利益11億9800万円(同29.3%減)だった。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 12:51
個別銘柄テクニカルショット
住友不---3日続伸で200日線を突破
*12:51JST <8830> 住友不 4945 +62
3日続伸。足もとでリバウンド基調を強めており、上値抵抗線として意識される200日線を突破してきた。一目均衡表では雲を突破しており、シグナルが好転。週足ベースでは雲下限を突破しており、遅行スパンは上方シグナル発生が近づいている。雲上限は下向きで推移していることもあり、週間形状でのシグナル好転が近づく。
<FA>
2024/12/27 12:51
注目トピックス 日本株
DIC---大幅反落、美術館の移転・規模縮小を発表も
*12:49JST DIC---大幅反落、美術館の移転・規模縮小を発表も
DIC<4631>は大幅反落。保有・運営するDIC川村記念美術館を千葉県佐倉市から東京都内に移転すると発表、また、作品数を4分の1程度に減らし、公共性の高い団体と連携して運営するとしている。25年中に作品売却を始め、少なくとも100億円程度の現金収入を見込むようだ。26年以降も段階的に売却を進めて株主還元や成長投資に充てるとしている。ただ、運営中止を期待する動きも強かったとみられ、配当権利落ちも合わせ本日は下げが目立つ展開に。
<ST>
2024/12/27 12:49
個別銘柄テクニカルショット
T&DHD---戻り高値に接近で改めて7月高値意識へ
*12:44JST <8795> T&DHD 2910.5 +32.5
続伸。12月3日につけた戻り高値2925円をピークに調整を継続していたが、上向きで推移する25日線を支持線にリバウンドをみせており、戻り高値に接近。戻り高値を更新してくると、改めて7月11日の高値3105円が射程に入ってきそうだ。週足のボリンジャーバンドの+3σ到達で調整となったが、+1σまでの下げた後の切り返しで過熱感はない。
<FA>
2024/12/27 12:44
新興市場スナップショット
PBシステムズ---反発、愛媛県新居浜市のあかがねミュージアムのシアター上映システムを受注
*12:43JST <4447> PBシステムズ 592 +2
反発。ハートネットワークより愛媛県新居浜市のあかがねミュージアムの360°シアター上映システムを受注したと発表し、好感されている。同社のMetaWalkers Advancedの新バージョンは、全国の自治体や企業が保有するシアターのリニューアル需要に対応するため、既存のシアター施設のスクリーン形状や映写装置の台数を柔軟に選択できる次世代ビデオマッピング機能を搭載した。この度導入が決定した上映システムは、既存の360度スクリーンを活用した施設リニューアルの第一弾となる。
<ST>
2024/12/27 12:43
みんかぶニュース 個別・材料
DWTIに物色人気集中、北里大と共同研究契約
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>が物色人気を集めている。この日前場の取引終了後、北里大学とがん領域における新たな治療薬の研究開発を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。同大学の医療衛生学部病理学教室において、臓器非依存的に腫瘍で発現亢進し、腫瘍悪性化と相関関係にある新規治療ターゲット因子の機能解析を進めるとともに、DWTIの化合物のがんへの有効性を評価する。これが材料視されている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 12:39
みんかぶニュース 個別・材料
綿半HDが上げ幅を拡大、1月9日の「カンブリア宮殿」で紹介
綿半ホールディングス<3199.T>が後場上げ幅を拡大している。正午ごろ、1月9日夜のテレビ東京系列の情報番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」で同社の特集が放送されることが決定したと発表しており、好材料視されている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 12:37
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は上昇幅拡大
後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が前日比580円高前後と前場終値から上昇幅は拡大している。外国為替市場では、1ドル=157円60銭近辺での値動きとなっている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 12:36
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が600円突破
日経平均株価の上げ幅が600円を突破。12時34分現在、605.88円高の4万173.94円まで上昇している。
株探ニュース
2024/12/27 12:35
注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅に3日続伸、ファーストリテが1銘柄で約85円分押し上げ
*12:35JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅に3日続伸、ファーストリテが1銘柄で約85円分押し上げ
27日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり190銘柄、値下がり34銘柄、変わらず1銘柄となった。日経平均は3日続伸。前日比506.50円高(+1.28%)の40074.56円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。26日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は28.77ドル高の43325.80ドル、ナスダックは10.77ポイント安の20020.36で取引を終了した。失業保険申請件数の予想外の減少で、長期金利上昇を嫌気した売りに、寄り付き後、下落。クリスマス祝日明けで動意乏しいなか、年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが根強く下値を支えた。その後、失業保険継続受給者数が3年来の高水準に達したことや7年債入札の強い結果を材料に金利が低下に転じると、終盤にかけて買いが強まり、ダウはかろうじてプラス圏を回復。ナスダックは買いが続かず、まちまちで終了。米国株が高安まちまちだったが、為替が前日比で円安ドル高に振れたことから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、先物の買い観測などを背景にじりじりと上げ幅を拡大。取引時間中としては12月12日以来となる40000円台回復となった。日経平均採用銘柄では、牧野フライス<6135>に同意なきTOBをかけたニデック<6594>が上昇し、牧野フライスはストップ高買い気配となった。このニュースが刺激材料となりオークマ<6103>など工作機械の一角も上昇。また、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>など半導体関連も買われた。このほか、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、日野自動車<7205>、スズキ<7269>など自動車株も引き続き買われた。一方、ホンダ<7267>との統合比率が5対1となるとの報道を受けて日産自<7201>が下落したほか、三菱自動車<7211>も売られた。また、昨日買われた高島屋<8233>、J.フロント リテイリング<3086>など百貨店株の一角も利益確定売りが先行。このほか、ヤマハ発動<7272>、古河電工<5801>、コニカミノルタ<4902>、JT<2914>、キヤノン<7751>などが下落した。業種別では、空運、輸送用機器、電気・ガス、サービス、鉄鋼などが上昇した一方、鉱業、ゴム製品の2セクターのみ下落した。値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約85円押し上げた。同2位はアドバンテスト<6857>となり、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップはヤマハ発<7272>となり1銘柄で日経平均を約2円押し下げた。同2位はJT<2914>となり、キヤノン<7751>、ブリヂストン<5108>、日産自<7201>、電通グループ<4324>、ネクソン<3659>などがつづいた。*11:30現在日経平均株価 40074.56(+506.50)値上がり銘柄数 190(寄与度+523.07)値下がり銘柄数 34(寄与度-16.57)変わらず銘柄数 1○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<9983> ファーストリテ 54210 960 85.23<6857> アドバンテ 9289 194 51.03<8035> 東エレク 24135 305 30.09<6098> リクルートHD 11445 205 20.22<4063> 信越化 5338 101 16.61<9984> ソフトバンクG 9193 84 16.57<6762> TDK 2077 32 15.78<9433> KDDI 5038 61 12.03<7203> トヨタ自動車 3208 66 10.85<4519> 中外製薬 7054 108 10.65<6758> ソニーG 3408 58 9.54<4568> 第一三共 4407 86 8.48<9843> ニトリHD 18770 475 7.81<9766> コナミG 15095 230 7.56<7267> ホンダ 1536 36 7.10<6988> 日東電工 2685 43 7.07<6902> デンソー 2223 52 6.84<6971> 京セラ 1577 26 6.84<9613> NTTデータG 3059 37 6.08<6526> ソシオネクスト 2720 183 6.02○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<7272> ヤマハ発動機 1409 -25 -2.47<2914> JT 4088 -44 -1.45<7751> キヤノン 5185 -29 -1.43<5108> ブリヂストン 5316 -40 -1.32<7201> 日産自動車 513 -39.5 -1.30<4324> 電通グループ 3853 -31 -1.02<3659> ネクソン 2330 -12.5 -0.82<2502> アサヒGHD 1661 -8 -0.79<5803> フジクラ 6661 -19 -0.62<8233> 高島屋 1281 -15.5 -0.51<4578> 大塚HD 8621 -15 -0.49<5201> AGC 4608 -59 -0.39<9147> NXHD 2402 -39.0 -0.38<4452> 花王 6427 -11 -0.36<4151> 協和キリン 2378 -10.5 -0.35<1605> INPEX 1962 -26 -0.34<5801> 古河電気工業 6722 -100 -0.33<3086> Jフロント 2139 -20 -0.33<4902> コニカミノルタ 673 -8.2 -0.27<6302> 住友重機械工業 3230 -41 -0.27
<CS>
2024/12/27 12:35
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~先物買い観測などで2週間ぶりに40000円台回復
*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント~先物買い観測などで2週間ぶりに40000円台回復
27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は3日続伸、先物買い観測などで2週間ぶりに40000円台回復・ドル・円は軟調、利益確定売り・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>■日経平均は3日続伸、先物買い観測などで2週間ぶりに40000円台回復日経平均は3日続伸。前日比506.50円高(+1.28%)の40074.56円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。26日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は28.77ドル高の43325.80ドル、ナスダックは10.77ポイント安の20020.36で取引を終了した。失業保険申請件数の予想外の減少で、長期金利上昇を嫌気した売りに、寄り付き後、下落。クリスマス祝日明けで動意乏しいなか、年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが根強く下値を支えた。その後、失業保険継続受給者数が3年来の高水準に達したことや7年債入札の強い結果を材料に金利が低下に転じると、終盤にかけて買いが強まり、ダウはかろうじてプラス圏を回復。ナスダックは買いが続かず、まちまちで終了。米国株が高安まちまちだったが、為替が前日比で円安ドル高に振れたことから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、先物の買い観測などを背景にじりじりと上げ幅を拡大。取引時間中としては12月12日以来となる40000円台回復となった。日経平均採用銘柄では、牧野フライス<6135>に同意なきTOBをかけたニデック<6594>が上昇し、牧野フライスはストップ高買い気配となった。このニュースが刺激材料となりオークマ<6103>など工作機械の一角も上昇。また、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>など半導体関連も買われた。このほか、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、日野自動車<7205>、スズキ<7269>など自動車株も引き続き買われた。一方、ホンダ<7267>との統合比率が5対1となるとの報道を受けて日産自<7201>が下落したほか、三菱自動車<7211>も売られた。また、昨日買われた高島屋<8233>、J.フロント リテイリング<3086>など百貨店株の一角も利益確定売りが先行。このほか、ヤマハ発動<7272>、古河電工<5801>、コニカミノルタ<4902>、JT<2914>、キヤノン<7751>などが下落した。業種別では、空運、輸送用機器、電気・ガス、サービス、鉄鋼などが上昇した一方、鉱業、ゴム製品の2セクターのみ下落した。本日の日経平均は12月権利落ち(約50円)などの影響もあり横ばい推移を想定する市場関係者が多かったが、想定外の強さで40000円台を回復した。目立った買い観測に乏しい状況だが、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>など225インパクトが大きい銘柄が買われていることから先物主導と見られる。足元静かだった外国人投資家が買いを入れている可能性もある。「掉尾の一振」のような日経平均は後場一段高となるかもしれない。■ドル・円は軟調、利益確定売り27日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、157円94銭から157円50銭まで値を下げた。日経平均株価の強含みで円売りに振れやすい地合いとなったが、ドルは158円の上抜けに失敗。上値の重さを嫌気した売りが強まり、その後は失速した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円50銭から157円94銭、ユーロ・円は164円03銭から164円66銭、ユーロ・ドルは1.0408ドルから1.0424ドル。■後場のチェック銘柄・RIZAPグループ<2928>、アルピコホールディングス<297A>など、6銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・12月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):+2.4%(前年比予想:+2.5%、11月:+2.2%)・日・11月失業率:2.5%(予想:2.5%、10月:2.5%)・日・11月有効求人倍率:1.25倍(予想:1.25倍、10月:1.25倍)・日・11月鉱工業生産速報値:前月比-2.3%(予想:-3.5%、10月:+2.8%)【要人発言】・日銀金融政策決定会合における主な意見(12月18・19日分)「物価のアップサイドリスク、利上げの切迫した理由になっていない」「利上げ判断、賃金、サービス価格、個人消費、米国経済・政策運営、市場動向」「予想インフレ率は安定推移、物価が加速度的に上昇していく状況にはない」「頼年の春闘は2%物価上昇と整合的でしっかりとした賃上げ期待できる」「経済改善の進ちょくをデータで確認するため当面は現状の政策維持が適当」<国内>・特になし<海外>・特になし
<CS>
2024/12/27 12:32
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 12月27日 12時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場
(7203) トヨタ 東証プライム
(7267) ホンダ 東証プライム
(297A) アルピコHD 東証スタンダード
(9073) 京極運 東証スタンダード
(4784) GMO-AP 東証スタンダード
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場
(8894) レボリュー 東証スタンダード
(4755) 楽天グループ 東証プライム
(2695) くら寿司 東証プライム
(6098) リクルート 東証プライム
(7201) 日産自 東証プライム
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 12:30
みんかぶニュース 市況・概況
「大阪万博」が10位にランクイン、開催まであと107日<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 ペロブスカイト太陽電池
2 人工知能
3 量子コンピューター
4 半導体
5 データセンター
6 サイバーセキュリティ
7 TOPIXコア30
8 防衛
9 2024年のIPO
10 大阪万博
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「大阪万博」が10位にランクインした。
25年4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博の開催まであと107日となり、徐々に万博への関心が高まっているようだ。改めて20年12月に策定された基本計画を見ると、期間中の予想来場者数は約2820万人で、単純計算で1日あたり15万人以上の来場が予定されている。
一方、日本国際博覧会協会が26日に明らかにした前売り券の販売状況では、18日時点の販売枚数約744万枚のうち、一般向けを中心とした販売枚数は約131万枚で、目標(700万枚)の2割弱にとどまったとされる。もっとも、25年の一大イベントであり、特に年明け以降にPRなどが本格化すれば、開催に向けて世間の万博機運も盛り上がるとみられており、その動きを先取る形で株式市場でも関心が高まることが期待されている。
この日の関連銘柄の動きでは、ロイヤルホテル<9713.T>のほか、移動の活発化への期待からJR西日本<9021.T>、南海電気鉄道<9044.T>なども堅調な動きとなっている。
出所:MINKABU PRESS
2024/12/27 12:20
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は軟調、利益確定売り
*12:15JST 東京為替:ドル・円は軟調、利益確定売り
27日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、157円94銭から157円50銭まで値を下げた。日経平均株価の強含みで円売りに振れやすい地合いとなったが、ドルは158円の上抜けに失敗。上値の重さを嫌気した売りが強まり、その後は失速した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円50銭から157円94銭、ユーロ・円は164円03銭から164円66銭、ユーロ・ドルは1.0408ドルから1.0424ドル。【経済指標】・日・12月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):+2.4%(前年比予想:+2.5%、11月:+2.2%)・日・11月失業率:2.5%(予想:2.5%、10月:2.5%)・日・11月有効求人倍率:1.25倍(予想:1.25倍、10月:1.25倍)・日・11月鉱工業生産速報値:前月比-2.3%(予想:-3.5%、10月:+2.8%)【要人発言】・日銀金融政策決定会合における主な意見(12月18・19日分)「物価のアップサイドリスク、利上げの切迫した理由になっていない」「利上げ判断、賃金、サービス価格、個人消費、米国経済・政策運営、市場動向」「予想インフレ率は安定推移、物価が加速度的に上昇していく状況にはない」「来年の春闘は2%物価上昇と整合的でしっかりとした賃上げ期待できる」「経済改善の進ちょくをデータで確認するため当面は現状の政策維持が適当」
<TY>
2024/12/27 12:15
後場の投資戦略
先物買い観測などで2週間ぶりに40000円台回復
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;40074.56;+506.50TOPIX;2794.54;+27.76[後場の投資戦略] 本日の日経平均は12月権利落ち(約50円)などの影響もあり横ばい推移を想定する市場関係者が多かったが、想定外の強さで40000円台を回復した。目立った買い観測に乏しい状況だが、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>など225インパクトが大きい銘柄が買われていることから先物主導と見られる。足元静かだった外国人投資家が買いを入れている可能性もある。「掉尾の一振」のような日経平均は後場一段高となるかもしれない。
<AK>
2024/12/27 12:13
ランチタイムコメント
日経平均は3日続伸、先物買い観測などで2週間ぶりに40000円台回復
*12:11JST 日経平均は3日続伸、先物買い観測などで2週間ぶりに40000円台回復
日経平均は3日続伸。前日比506.50円高(+1.28%)の40074.56円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は28.77ドル高の43325.80ドル、ナスダックは10.77ポイント安の20020.36で取引を終了した。失業保険申請件数の予想外の減少で、長期金利上昇を嫌気した売りに、寄り付き後、下落。クリスマス祝日明けで動意乏しいなか、年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが根強く下値を支えた。その後、失業保険継続受給者数が3年来の高水準に達したことや7年債入札の強い結果を材料に金利が低下に転じると、終盤にかけて買いが強まり、ダウはかろうじてプラス圏を回復。ナスダックは買いが続かず、まちまちで終了。 米国株が高安まちまちだったが、為替が前日比で円安ドル高に振れたことから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は39600円台でスタートした後は、先物の買い観測などを背景にじりじりと上げ幅を拡大。取引時間中としては12月12日以来となる40000円台回復となった。 日経平均採用銘柄では、牧野フライス<6135>に同意なきTOBをかけたニデック<6594>が上昇し、牧野フライスはストップ高買い気配となった。このニュースが刺激材料となりオークマ<6103>など工作機械の一角も上昇。また、ソシオネクスト<6526>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>など半導体関連も買われた。このほか、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、日野自動車<7205>、スズキ<7269>など自動車株も引き続き買われた。 一方、ホンダ<7267>との統合比率が5対1となるとの報道を受けて日産自<7201>が下落したほか、三菱自動車<7211>も売られた。また、昨日買われた高島屋<8233>、J.フロント リテイリング<3086>など百貨店株の一角も利益確定売りが先行。このほか、ヤマハ発動<7272>、古河電工<5801>、コニカミノルタ<4902>、JT<2914>、キヤノン<7751>などが下落した。 業種別では、空運、輸送用機器、電気・ガス、サービス、鉄鋼などが上昇した一方、鉱業、ゴム製品の2セクターのみ下落した。 本日の日経平均は12月権利落ち(約50円)などの影響もあり横ばい推移を想定する市場関係者が多かったが、想定外の強さで40000円台を回復した。目立った買い観測に乏しい状況だが、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>など225インパクトが大きい銘柄が買われていることから先物主導と見られる。足元静かだった外国人投資家が買いを入れている可能性もある。「掉尾の一振」のような日経平均は後場一段高となるかもしれない。
<AK>
2024/12/27 12:11
注目トピックス 日本株
三洋化成 Research Memo(8):連結配当性向30%以上をめどに、中長期的な配当水準の向上を目指す
*12:08JST 三洋化成 Research Memo(8):連結配当性向30%以上をめどに、中長期的な配当水準の向上を目指す
■成長戦略3. 株主還元策三洋化成工業<4471>はグループ収益力の向上により、将来に向かっての企業基盤強化を図りながら、株主への利益還元を充実させていくことを経営の重要課題と考え、連結配当性向30%以上をめどに、中長期的な配当水準の向上を目指している。この方針に基づき、2025年3月期の配当予想は前期と同額の170.0円(中間期末85.0円、期末85.0円)としている。予想配当性向は一過性の特別損失を計上しているため94.3%となる。サステナビリティ経営への取り組みを強化4. サステナビリティ経営同社はサステナビリティ経営に対する取り組みを強化している。社是に「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」を掲げ、バイオ・メディカルやアグリ・ニュートリションなどの新規分野も含めた事業を通じて、持続可能な経済成長と社会的課題の解決に貢献するとともに、働き方改革に向けた各種施策(組織改革、人事制度改革、ダイバーシティ、女性活躍支援制度、育児休業・育児軽減勤務制度、看護・介護休暇、再就業希望登録制度等)を通じた意識改革、社内風土改革、人材育成を進めている。2022年7月には「サステナビリティ基本方針」を策定するとともに、中長期での価値創造に大きな影響を及ぼす重要課題として6つのマテリアリティを特定した。「事業に関するマテリアリティ」としてはInterface Innovator※としてカーボンニュートラルの達成(環境:E)、「はたらき」を化学してQOLを向上(同社独自分類の生命/生活:L)、「基盤強化に関するマテリアリティ」としては産業/文化/教育の価値創出を下支えしてイノベーションを創出(社会:S)、多様な価値観を認め合って人財育成と職場環境を向上(社会:S)、ガーディアン機能を強化してリスク管理を徹底(ガバナンス:G)、挑戦を恐れない透明性のある経営(ガバナンス:G)を特定した。※ 界面制御といった技術や製品の提供だけにとどまらず、人と人をつないだり、化学の枠を超えてソリューションを提供するなど、「あらゆる界面」で活性化を促す役割のこと。直近の活動事例としては、2023年9月に「パートナーシップ構築宣言」を公表した。2024年3月には経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2024(ホワイト500)」に認定(健康経営優良法人として6年連続)された。同年7月にはFTSE RusellのFTSE Blossom Japan Index構成銘柄に2年連続で選定された。FTSE Blossom Japan Sector Relative Index構成銘柄にも2023年12月以降連続選定されている。2024年9月にはSanyo Kasei (Thailand) Ltd.の本社とラヨーン工場が、持続可能な原材料調達の取り組みとして「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」の認証(マスバランス方式)を取得した。同社グループは2013年にRSPOへ加入し、2023年1月に同社本社、東京支社及び国内自社工場(名古屋工場、鹿島工場、京都工場)でRSPO認証を取得しており、RSPO認証パーム油の利用拡大に努め、持続可能な原料の調達と供給体制の整備を推進している。2024年11月には性的マイノリティであるLGBTQなどに関する取り組みを評価する「PRIDE指標※2024」において、6年連続で最高位の「ゴールド」を取得した。2024年12月には(株)JobRainbowが主催するダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を認定する「D&I Award 2024」において3年連続で最高位の「ベストワークプレイス」に認定された。※ 任意団体「work with Pride」による、日本初の職場におけるLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標のこと。高吸水性樹脂事業からの撤退を評価、高付加価値製品群の拡販に注目5. 弊社の視点同社は懸案となっていた高吸水性樹脂事業から撤退し、2025年3月期の連結業績はV字回復の見込みとなった。同社の特徴の一つでもあった高吸水性樹脂事業からの撤退を決断し、収益性改善を推進する成長戦略を弊社では高く評価している。今後はスペシャリティ・ケミカル企業として、成長分野であるバイオ・メディカル事業分野やアグリ・ニュートリション分野などにおける新規ビジネス展開の加速によって、同社が新たな成長ステージに入る可能性に期待できる。弊社では今後も、高付加価値5製品群の拡販戦略や新製品開発・事業化の進捗状況に注目したいと考えている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<HN>
2024/12/27 12:08
注目トピックス 日本株
三洋化成 Research Memo(7):ブルーオーシャン戦略で新製品開発・新規事業創出に注力
*12:07JST 三洋化成 Research Memo(7):ブルーオーシャン戦略で新製品開発・新規事業創出に注力
■成長戦略2. 新製品開発・新規事業創出三洋化成工業<4471>の中期成長に向けた戦略としては、事業を通じて持続可能な経済成長と社会的課題の解決に貢献するスペシャリティ・ケミカル企業として、独自技術やアライアンスを活用し、ブルーオーシャン戦略で、遺伝子組み換え技術によって作製された機能性タンパク質「シルクエラスチン(R)」、外科用止血材、アグリ・ニュートリション、匂いセンサーなどの新製品開発・新規事業創出を推進している。(1) バイオ・メディカル事業分野バイオ・メディカル事業分野についてはQOL向上の実現に向けた事業拡大を進めている。生体組織の修復・再生促進の足場として高い可能性のある新規治療材料「シルクエラスチン(R)」については、創傷治癒用途で京都大学大学院医学研究科形成外科学講座の森本尚樹教授らと共同開発を進め、2024年7月に製造販売承認申請を行った。そして2024年10月に科研製薬と、新規の創傷治療材料「シルクエラスチン(R)創傷用シート」の日本国内における独占的販売権に関するライセンス契約を締結した。これにより、科研製薬より契約一時金のほか、売上に対する一定のロイヤルティを受け取る。市場規模としては国内90億円、米国900億円が見込まれている。「シルクエラスチン(R)」は創傷治癒用途のほか、半月板再生材用途(広島大学病院で医師主導治験を完了、市場規模は国内120億円、米国1,270億円の見込み)や、肺リーク塞栓材用途(非臨床試験段階、市場規模は国内14億円、米国250億円の見込み)での開発が進んでおり、2030年に日米で営業利益60億円創出を目指している。外科用止血材「Hydrofit(R)」は、水と反応して柔軟な皮膜をつくるウレタン素材の外科手術用止血材である。胸部大動脈や弓部分岐動脈の人工血管への置換手術の際の吻合部に使用される。同社が製造し、テルモ<4543>に販売委託している。2014年2月に同社初の医療機器として国内で発売開始、2019年7月にCEマーキングを取得して欧州市場への展開を開始、2020年3月に脳血管を除く血管全体吻合部の止血材へ適応拡大した。2021年7月には香港での発売を開始したほか、台湾でも医療機器の薬事承認を取得して同年12月に臨床使用を開始した。2022年6月には富士フイルム(株)と共同で富士フイルム三洋化成ヘルスケア(株)を設立し、同年10月に富士フイルム和光純薬(株)の自動化学発光酵素免疫分析装置「Accuraseed(R)(アキュラシード)」の専用試薬として使用される体外診断用医薬品の製造を開始した。これに伴い富士フイルム三洋化成ヘルスケアに製造を集約する体制に変更した。(2) アグリ・ニュートリション事業分野アグリ・ニュートリション分野への事業展開としては、ペプチドの活用(ペプチド農業)を研究開発している。2021年3月にファーマフーズと資本業務提携したほか、同年6月には持続可能な農業を目指して宮崎県新富町と連携協定を締結した。ペプチド技術を農作物の育成に活用し、持続可能な農業に貢献できる技術の実用化を目指す。なお同年9月にファーマフーズと「アグリ・ニュートリション基本計画」を策定している。新たなペプチド農業を確立し、宮崎県新富町において農業支援を本格展開する計画だ。2022年8月には、卵由来の液体肥料の開発を行うENEGGOと資本業務提携した。ENEGGOは、廃棄物である卵殻及び卵殻膜に含まれているタンパク質を独自の技術で可溶化させ、植物の成長に重要なアミノ酸を抽出し、世界初の卵由来有機アミノ酸を配合した液体肥料を開発している。「アグリ・ニュートリション基本計画」の中核であるペプチド技術との融合やパイプライン拡充により、ペプチド農業の早期確立を目指す。(3) 匂いセンサーAI技術を応用した「匂いセンサー」については、2021年7月に長瀬産業<8012>と共同事業化で合意した。「匂いセンサー」の特徴は、界面制御技術を織り込んだ樹脂材料で構成されていることである。匂いの検知材料に先端AI技術を融合し、特定の匂いをデジタルで識別、定量化するデジタル嗅覚技術は環境モニタリングや医療分野、食品・飲料などの生活関連分野での応用が期待されている。2023年11月に販売開始した匂いセンサー「FlavoTone(フラボトーン)」は、特定の匂いだけでなく複雑な匂いを可視化できるため、匂いによる品質管理、特性比較、モニタリングといったソリューションを提供できる。また、販売だけでなくレンタルや受託分析に加え、個別の課題に対するソリューション提案などのサービスも提供している。(4) その他2021年12月にはロート製薬と資本業務提携した。両社が注力しているスキンケア・医療分野をはじめ、戦略的に相互のリソースを活用して独自の原料開発及び新機能・異業種への適用を図り、事業拡大・企業価値向上を目指す。2022年1月には、京都大学発のベンチャー企業である(株)FLOSFIAに資本参画した。FLOSFIAは、電力変換用に用いられるパワー半導体として圧倒的な材料ポテンシャルを有する最先端半導体材料「コランダム構造酸化ガリウム(α-Ga2O3)」を用いた半導体デバイスの事業化に取り組んでいる。資本参画によってFLOSFIAとの連携を強化し、パワー半導体の量産プロセスの確立やパワーモジュールの社会実装を支援する方針だ。なお2023年12月に、FLOSFIAの基板埋込技術と同社が独自開発したヒューズエレメントを組み合わせることで、超小型・薄型のパワーモジュールにも基板埋込できるマイクロ温度ヒューズの開発に成功した。2022年12月には生分解性の肥料被覆材を開発した。非食用米を用いたバイオマスプラスチック「ライスレジン(R)」を開発販売する(株)バイオマスレジンホールディングスの生分解性樹脂「ネオリザ(R)」を用いて、同社が得意とする界面制御技術により、肥料成分溶出後の非生分解性プラスチック(被膜殻)残存による土壌汚染問題の解決など、持続可能な農業の実現に貢献していく。2024年4月には、再生可能炭素に特化した英国のディープテクノロジー企業であるエコニック(Econic Technologies Ltd)とCO2ポリオールの製造事業開発に関する覚書を締結した。エコニックのCO2利用技術を活用し、同社の重点分野であるカーボンニュートラルに向けた取り組みを進めている。同年7月には環境配慮型プラスチックに適した練り込み型消臭剤「ケシュナール」を開発した。(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<HN>
2024/12/27 12:07