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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ルネサス、収益変化際立ちスケールの大きい上昇相場へ  ルネサスエレクトロニクス<6723.T>の1300円近辺でのもみ合いは買い対処して面白い。半導体メーカー大手で車載向けマイコンでは世界トップクラスの実力を有する。また、世界的に電気自動車(EV)シフトが進むなかで今後、市場拡大加速が予想されるパワー半導体にも傾注しており、商機獲得に虎視眈々だ。  今年3月に発生した工場火災の影響が一巡し、車載用やデータセンター向けなどで世界的に旺盛な半導体需要を享受している。21年12月期業績予想を会社側は開示していないが営業利益は前期比2.5倍の1630億円前後がマーケットのコンセンサスとなっている。22年12月期も大幅増益基調を維持し、同利益は2000億円台を大幅に上回る可能性がある。  株価は9月27日につけた年初来高値1477円を通過点とするスケールの大きな相場が期待できる。収益変化の大きさを考慮すれば、中長期的に2008年以来となる2000円大台乗せも十分視野に入る。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/12 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日東紡、5G需要増も追い風に  日東紡績<3110.T>に注目したい。同社はガラス繊維活用の産業資材で高実績を持つ。22年3月期の連結経常利益は前期比1.2%減の62億円の見通しだが、今期を底に業績回復が見込める。特にスペシャルガラスの需要増が期待できる。パソコンや5Gなど通信インフラの高速・高周波化でプリント基板の低誘電材料が求められるなか、同社のスペシャルガラスが伸びている。また、体外診断用医薬品などライフサイエンス部門も堅調だ。  市場では、23年3月期の同利益は今期予想比61%増の100億円へV字形回復するとの見方が出ている。株価は9月に3900円台に上昇した後、一服局面にあるが、来期業績の急回復を視野に、ここは絶好の拾い場だ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/11 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=WSCOPE、EV市場の拡大追い風に投資回収期入りへ  ダブル・スコープ<6619.T>に注目したい。同社はリチウムイオン電池セパレーターの専業メーカーで、今後普及が見込まれる電気自動車(EV)市場での活躍が期待されている。  直近1~6月期は車載用電池や民生ハイエンド電池向けがともに好調で、売上高は8割増と大幅増収。営業利益については中期的な車載用電池の増産に伴う費用増加のほか、生産計画に遅れが出たことなどから赤字を余儀なくされたが、前年同期に比べ赤字幅は大きく改善している。通期は売上高が5割増、営業損益は4期ぶりの黒字転換を見込む。  株価は、9月に直近高値1044円をつけた後下落に転じたものの、足もと200日移動平均線にサポートされて切り返す展開。今後、投資回収期入りとなれば株価の居所を大きく変える可能性を秘めており、中長期でマークしておきたい。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヤマシタHD、ワクチン普及で医療需要回復  ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265.T>は9月30日、22年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比2.7倍の2億2100万円となり、通期計画の5億8400万円に対する進捗率は37.8%に達した。  新型コロナワクチンの普及に伴って医療需要が回復するなか、中核事業の医療機器販売で急性期医療機関向けの画像診断機器や手術室関連機器などの高度医療機器、内視鏡関連製品などの低侵襲治療機器の売り上げが伸長。また、感染対策機器や各種検査機器などコロナ関連商品の販売が好調だった。同社は7月に策定した中期経営計画で24年5月期の経常利益目標6億8000万円を掲げており、今後の着実な成長が期待される。  株価は足もとの好業績を手掛かりに上値を志向。直近では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現しており、まずは4月につけた年初来高値2382円を目指す展開が見込まれる。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=リンテック、MLCC用コートフィルムなど好調  リンテック<7966.T>は、全般相場の下落に伴い調整局面にあるが、割安感台頭で投資妙味が増している。  同社は、粘接着製品の一貫生産体制に強みを持つリーディングカンパニー。5G関連やカーエレクトロニクス、パソコン需要の増加などを背景に、半導体テープやMLCC(積層セラミックコンデンサ)用コートフィルムなどのアドバンストマテリアルズ事業が好調に推移している。第1四半期(4~6月)の同事業部門売上高は168億1600万円(前年同期比33.4%増)と好調で、引き続き同事業が業績を牽引しよう。  また同社は、今年10月1日出荷分からシール・ラベル用粘着紙・粘着フィルムで10%の価格改定を打ち出しており、印刷材・産業工材関連の収益改善が期待されている。会社側では22年3月期は営業利益175億円と実質前期比2.8%増を見込むが、調査機関によっては210億円前後を見込むところもある。中期経営計画で目標とする24年3月期営業利益210億円は前倒し達成の可能性が高い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=すかいらーく、脱コロナ背景に需給相場の素地  すかいらーくホールディングス<3197.T>の1600円近辺のもみ合いは買い向かってみたい。ファミリーレストランの最大手で「ガスト」や「夢庵」など低価格帯の商品構成で顧客ニーズに応えている。  足もとで新型コロナウイルスの感染者数が急減しているほか、9月末で緊急事態宣言が解除されたことで、外食産業は向かい風の強い従来の収益環境が大きく改善に向かうとの期待がある。同社の既存店売上高も10月以降は回復色の強いものとなりそうだ。  21年12月期営業損益は50億円前後の黒字(前期は230億3100万円の赤字)を見込んでいる。22年12月期業績については、新型コロナ経口薬の普及も見込まれるなか経済活動の正常化が進む見通しにあり、トップラインの急増とともに利益回復も加速する公算が大きい。信用取組は直近の信用倍率が0.93倍と売り買い拮抗、日証金では株不足状態にあり、需給相場の素地がある。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/05 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ジェイエイシ、信用売り長で取り組み妙味も  ジェイエイシーリクルートメント<2124.T>に注目したい。同社は外資系企業向け人材紹介ビジネスを展開しており、高額案件に特徴がある。足もとは生産性の改善を背景に業績が堅調に推移し、8月に発表した第2四半期累計(1~6月)の連結営業利益が32億9800万円(前年同期比1.4%減)と計画の28億400万円を上回って着地。加えて、有効求人倍率が2020年10月以降概ね上昇基調にあり、事業環境の改善も追い風となっている。  株価は高値圏にあるが、2200円近辺は押し目買いの好機といえる。信用倍率は0.76倍と売り長で取り組み妙味があり、株式需給面からも上値が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2021/10/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ベステラ、受注残豊富で下期業績に期待  ベステラ<1433.T>は各種プラントの解体工事を手掛けており、オリジナルの特許工法や新工法が強みとなっている。  22年1月期第2四半期累計期間(2~7月)ではスクラップ相場の高騰が追い風となったほか、工事進行基準対象工事の施工が順調に推移したことから、連結経常利益は2億7300万円(前年同期は1700万円)で着地。通期の経常利益予想は前期比2.4倍の5億1800万円と従来計画を据え置いているが、第2四半期末時点の受注残高は前年同期比6.9%増の24億5600万円と豊富で下期業績も期待できそうだ。また、同社は増加する風力発電設備の解体需要に応えるため、他社に先駆けて解体工法を特許として開発し、実証実験を行っていることも注目点となる。  株価は8月20日につけた年初来安値1356円で底入れ。足もとでは戻り一服となっているが、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入ってきている。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=I-ne、主力ブランド好調で大幅増益へ  I-ne<4933.T>は、8月20日安値4300円を起点にした戻り歩調にあるが、好業績期待を背景に上昇継続が期待できる。  同社は、ヘアケア用品や美容家電、健康食品などのファブレスメーカーで、ヘアケア用品の「ボタニスト」とヘアアイロンの「サロニア」が現在の主力ブランド。このほか、育成中のブランドに禁煙サポート用品「ニコレス」、化粧品「カロミー」、日本コカ・コーラ社との共同出資で展開するリラクゼーションドリンク「チルアウト」などがある。  上期決算発表時に上方修正した21年12月期連結業績予想は、営業利益20億円(前期比32.2%増)を見込む。配荷店舗拡大などの施策が奏功し、主力ブランド、育成ブランドがともに大幅に伸長する見通しのほか、資材共通化による原価率改善なども寄与する。追加的なプロモーションの強化などを考慮しても大幅増益となる見通しだ。  ただ、会社側の今期予想は保守的との見方も強く、市場予想平均は22億円と上振れが見込まれている。更に、「ボタニスト」のリニューアルや「ニコレス」の取り扱いコンビニや「チルアウト」の取り扱い自動販売機の増加などの効果が加わる22年12月期も連続増益が期待できる。更に主力ブランドの中国展開も中期成長に寄与しよう。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=i-plug、新形態の就活サイト運営で成長局面へ  i-plug<4177.T>は今月13日につけた7620円の戻り高値形成後、急な押し目を形成したが、ここは逆張りのチャンスとみたい。新卒に特化したダイレクトリクルーティング、いわゆる企業が学生に直接呼びかけるスカウト型の就活サイト「OfferBox」を運営している。企業の人材担当が就職活動をする学生に直接オファーすることにより、学生と企業がミスマッチするリスクを減らす。「OfferBox」累積企業登録数は既に9000社を超えている状況にある。  新型コロナウイルスが収束に向かうプロセスで、ビジネスチャンスが広がるアフターコロナ関連の一角。緊急事態宣言が解除されるなか、今後はマーケットの注目度が再び増す可能性が高まっており、株価はリバウンド局面に移行しそうだ。22年3月期営業利益は小幅減益を見込むが、23年3月期は2ケタ成長トレンドに復帰する公算が大きい。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=セプテニHD、DX需要が業績押し上げ  セプテーニ・ホールディングス<4293.T>に注目したい。同社の第3四半期累計(20年10月~21年6月)の連結純利益は前年同期比2.9倍の22億5400万円となった。デジタル広告をはじめとするデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要の伸びで、同社のデジタルマーケティング事業は好調。21年9月期の同利益は会社予想28億5000万円(前期比94.6%増)に対し29億円前後で着地しそうだ。  22年9月期の同利益は32億円前後と今期に続き最高益更新が予想されている。デジタルマーケティング絡みの需要拡大は続くとみられている。株価は2月高値555円更新から600円を目指す展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ジーエヌアイ、黒字バイオベンチャーとして評価  ジーエヌアイグループ<2160.T>は、黒字バイオベンチャーとして注目したい。主力製品である特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の販売が拡大しており、足もと21年12月期上期(1~6月)は48%増収、営業69%増益と好調。8月に通期見通しを大幅上方修正したが、依然として営業利益の進捗率は8割近い水準で、一段の上方修正もあり得る。  7月下旬、開発中の肝線維症治療薬において、マーケットの期待が高まっていた第2相臨床試験後の早期条件付き承認ではなく、第3相臨床試験を行うことが明らかとなり株価は急落。その後、今月中ごろまでは1600円前後で落ち着いた値動きを続けた。足もと、ここ全般相場が不安定な状況となっただけに同社株も下落基調にあるものの、全体に連れ安して一時的に下げる場面は買いの好機とみてよさそうだ。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=東洋水産、即席めん値上げの可能性高まる  東洋水産<2875.T>は、1月29日につけた年初来高値5440円更新を射程に捉えている。ただ、今後の収益改善期待などを考慮すると更なる上値が期待でき、注目余地は大きいだろう。  今年10月から輸入小麦の政府売り渡し価格が改定され、4月期に比べて19%、前年同期に比べると26%の大幅アップになるが、これを受けて国内即席めん値上げの可能性が高まっている。即席めんは値上げによる収益への影響が強いカテゴリーで、2015年、19年の値上げも、収益性の改善につなげているだけに、今回も収益改善効果が期待できる。  これに加えて、北米事業も成長基調にあり、今後の業績牽引役となろう。22年3月期は営業利益335億円(前期比8.1%減)と減益の見込み。ただ、23年3月期は同390億円前後を見込む調査機関もある。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=テスHD、「脱炭素関連」有望株として再評価へ  テスホールディングス<5074.T>の押し目形成場面は買い場と判断される。同社は今年4月27日に東証1部に上場したニューフェースで、グループでエネルギーの総合ソリューション事業を展開しており、再生可能エネルギー発電所の設計から調達、施工に至るまでワンストップで対応し、自社所有発電所による売電事業も手掛けている。  21年6月期は営業利益段階で前の期比25%増の43億9900万円と大幅な伸びを達成、22年6月期については前期計上した一時収入の剥落で減収ながら、新規案件の寄与で営業利益は前期比12%増の49億500万円と2ケタ成長を見込む。世界的に脱炭素への取り組みが進むなか、関連有力株の一角として改めて評価される公算が大きい。今月13日に2650円の上場来高値をつけた後は調整を余儀なくされているが、25日移動平均線との上方カイ離修正後に再び最高値圏を目指す展開が期待できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日本コンセプ、事業環境良好で業績好調  日本コンセプト<9386.T>に注目したい。化学品や危険物、食品など液体貨物の国際複合一貫輸送を手掛けるが、足もと海上輸送需要の高まりが収益面で強力な追い風となっている。また、地球環境への影響が少なく繰り返して利用できるISOタンクコンテナを用いるため、環境問題関連の点からも注目される。  8月中旬に発表した第2四半期累計(1~6月)の連結営業利益は11億7300万円(前年同期比65.0%増)と大幅な増益となった。21年12月期通期業績予想は未定としているものの、市場では19億円(前期比27.0%増)前後になるとみられている。業績好調が見込まれるなか、株価は8月2日につけた年初来高値2479円乗せから一段高が期待される。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日化産、電池関連の割安銘柄  日本化学産業<4094.T>は無機化学薬品大手で、二次電池用正極材の受託加工も手掛けている。今年4月に設立された「電池サプライチェーン協議会」にも加入しており、電池関連として注目してみたい。  足もと業績は好調で、8月5日に発表した22年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比79.0%増の12億1800万円で着地。事業環境の回復に加え、非鉄金属相場の上昇による売価アップにより、主力の薬品事業が伸長したことなどが寄与した。通期の経常利益予想は従来計画通り前期比36.4%増の35億5000万円で据え置いているが、第1四半期時点の進捗率は34.3%に達している。  株価は8月13日に年初来高値1499円をつけたあとは上げ一服商状となっているものの、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。PER11倍前後、PBR0.7倍前後と割安感もあり、再び上値を試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アルペン、ゴルフやアウトドア商品の好調続く  アルペン<3028.T>は8月13日に年初来高値3865円をつけた後に調整しているが、アウトドア人気を背景にした好業績期待から先高観は強い。  8月5日に発表した22年6月期業績予想で、営業利益は175億円と実質16%増益を予想する。密を避けられるスポーツとして注目され、若いプレーヤーも増加するゴルフや、同じく密を避けるレジャーとして人気が高まるアウトドア関連の市場環境が良好なことから、需要取り込みを強化するほか、部活動の制限緩和やスポーツイベントの再開などによる競技スポーツ需要の回復も見込む。  これに加え、自社ブランド商品やメーカーと共同企画した商品の拡充など、商品力の強化を進めていることも寄与する見通しで、増収効果に加え、オリジナル商品による粗利益率改善が利益を押し上げよう。更にアウトドア人気は一過性のものではなく、ここ数年来のトレンドであることや、競技スポーツ関連やスイム・フィットネスなども今後、本格的に復調に向かうとみられることから、好環境は続きそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=TOWA、半導体封止装置などが収益牽引  TOWA<6315.T>の3000円近辺の水準は積極的に買いで対処したい。超精密金型で培った技術を強みに、後工程の半導体製造装置大手として封止装置や切断加工装置で高い商品競争力を誇る。半導体封止装置は自社開発のマルチプランジャ方式で高評価を獲得している。世界的な半導体需給の逼迫を背景に、中国などに生産拠点を持っている利点を生かし、アジアの大手半導体メーカーの設備投資拡大の恩恵を取り込んでいる。  21年3月期は営業利益が前の期比4.5倍と急拡大したが、続く22年3月期も前期比2.5倍の91億円と飛躍的な伸びを見込んでいる。株価は2000年9月以来約21年ぶりの高値圏にあるが、時価予想PERは11倍台で成長力を考慮すれば非常に割安感が強い。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ライト、大型経済対策への期待も  ライト工業<1926.T>に注目したい。同社は特殊土木工事に強く、山の斜面など法面の保護工事や建造物の基礎・地盤改良工事などで高実績を誇る。防災・減災、国土強靱化で良好な受注環境にある。自民党総裁選挙、衆院選挙と重要な政治日程が続くなか大型経済対策への期待も強く、同社株に活躍期待が膨らむ。22年3月期連結営業利益は118億円(前期比0.6%増)と最高益予想だが、市場には125億円前後への増額観測がある。  政策関連銘柄への関心が高まるなか、同社株は1996年7月以来、25年ぶりに2000円台を回復している。国土強靱化関連株などの見直し機運に乗り、株価は2000円台から一段と上げ足を速める展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トランスG、PCR検査など貢献し業績急拡大  トランスジェニック<2342.T>の戻り足に注目したい。同社は熊本大発のバイオベンチャーで、PCR検査や新型コロナウイルス変異株のスクリーニング検査なども手掛け、業績は急拡大途上にある。直近4~6月期業績は5割増収、営業黒字転換と好調だ。通期見通しも売上高130億円(前期110億4600万円)、営業利益17億円(同8億9300万円)を見込む。  株価は、昨年末に新型コロナ関連の開発プロジェクトの進捗を手掛かり材料に物色人気化し、今年1月に828円の高値まで駆け上がった。その後調整局面入りとなったものの、52週移動平均線がサポートとして機能し底堅く推移、足もと自社株買い発表が好感されて株価水準を急速に切り上げ、一気に下落トレンドを抜け出した。押し目を拾っていくスタンスが有効とみられ、目先は直近高値の653円、そこをクリアした後は1月高値奪回が当面の目標となる。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=京写、プリント配線板の受注好調  京写<6837.T>はプリント配線板の製造・販売などを手掛け、国内では自動車関連や家電製品分野向けの受注が回復傾向。海外では中国で事務機や自動車関連向けが好調なほか、インドネシアではオーディオなどの音響製品や家電製品分野向けが伸長している。  これが反映された22年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常損益は9600万円の黒字(前年同期は1億4800万円の赤字)で着地。通期の経常利益見通しは前期比87.8%増の3億円で据え置いているが、第1四半期時点の進捗率は32.0%に達している。5月には同業のメイコー<6787.T>と資本・業務提携しており、今後の展開が注目される。  株価は上昇基調にある75日移動平均線をサポートに、5月25日につけた年初来高値386円をうかがう動き。PBRは0.8倍弱と割安感もあり、押し目は積極的に拾ってみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フルヤ金属、半導体製造装置用センサーなど好調  フルヤ金属<7826.T>は、高成長期待を背景に5ケタ台での活躍が期待できる。  21年6月期第3四半期(1~3月)以降、貴金属価格の上昇に伴う利益への影響ばかりが注目されていたが、それ以上に注目したいのが実質面の好調ぶりだ。8月6日発表の21年6月期連結決算は、営業利益が104億5200万円(前の期比2.8倍)となった。5Gサービス開始に伴いSAW(表面弾性波)フィルター向けイリジウムルツボの改鋳受注が堅調だったほか、つくば、土浦の両工場の能力増強を行った触媒リサイクル受注や半導体製造装置用センサーの受注も好調だった。  これらの好調は当面続くとみられることに加えて、大型パネル需要が高まると予想される有機EL用燐光材料なども業績を牽引しよう。また半導体のEUV(極端紫外線)露光用フォトマスクブランクスや、次世代半導体配線材料向けルテニウムなども中期成長に貢献しそうだ。なお、22年6月期は会社側では営業利益118億円(前期比12.9%増)を見込むが、上振れの可能性が高い。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=HOYA、半導体フォトマスクなど好調で高成長続く  HOYA<7741.T>は上場来高値圏での強調展開が続きそうだ。光学ガラスの大手メーカーで光学技術を中核テクノロジーに幅広い事業を手掛けている。特に現在は世界的に半導体需給が逼迫しており、同社が製造するフォトマスク、マスクブランクスなどが高い商品競争力を発揮し収益に貢献している。このほか、メガネレンズやコンタクトレンズ、医療用内視鏡なども伸びている。  21年4~6月期の業績は税引き前利益が前年同期比59.7%増の510億1800万円と大幅な伸びを達成した。なお、22年3月期通期業績予想は非開示だが、21年4~9月期については税引き前利益が同37.2%増の990億円予想としている。株価は戻り売り圧力のない青空圏を進む展開が予想され、株式需給面でも信用買い残が枯れ切った状態にあり上値の軽さが意識されそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=オイシックス、会員数の増加基調続く  オイシックス・ラ・大地<3182.T>に注目したい。食材の宅配事業を手掛ける同社の21年3月期の連結純利益は前の期比6.3倍の50億3100万円と最高益を更新した。新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の恩恵を享受した。22年3月期第1四半期(4~6月)の連結純利益は前年同期比9.3%増の12億9300万円となった。会員数は、前年同期比で3割強の増加と順調に拡大し米国子会社の利益も伸びている。  22年3月通期の連結純利益は、前期大幅増益の反動もあり前期比40%減の30億円の見通しだが、市場には45億円前後への増額修正観測が出ている。事業環境は順調であり、株価は先行き5000円乗せから一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=B&P、増額修正含みで投資妙味  ビーアンドピー<7804.T>に注目したい。同社は業務用インクジェットプリンターを使用した販促用の広告制作を手掛けるが、広告市場が回復するなか営業などを強化し足もとの業績は急回復している。1日に発表した第3四半期累計(20年11月~21年7月)の単独営業利益は1億8500万円(前年同期比0.4%増)と微増益だった。しかし、直近の四半期(5~7月)では3500万円(同8.8倍)と大幅な増益となっている。  リアルとデジタルを組み合わせた商品の提案や生産効率化など利益率の向上を図った取り組みが奏功した。会社側は21年10月期通期の同利益が2億5600万円(前期比23.3%増)と計画しているが、市場では3億円前後に上振れするとの見方もある。  株価は、第3四半期決算の発表後に材料出尽くし感から利益確定売りに押され下落した。しかし、中期的成長性は高く、この押し目は拾い場。ここから3月3日につけた年初来高値1241円を目指す展開が期待できる。(れい) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/03 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日理化、足もと業績好調でテクニカル妙味も  新日本理化<4406.T>は化学製品の製造・販売が主な事業。8月6日に発表した22年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の4億800万円となり、通期計画9億円に対する進捗率は45.3%に達した。  トイレタリー及び繊維関連の需要回復を追い風に高級アルコール製品の販売が伸長したほか、日用品や医薬・食品向け添加剤も好調。壁紙や床材などの住宅関連資材原料、タイヤ及び自動車塗料向け原料の売り上げが増加したことも好業績に寄与した。同社は新たな価値創造を目的とした京都R&Dセンターを5月下旬に開設しており、今後の動向が注目される。  株価は260円前後で底堅さをみせ、足もとでは下値を切り上げる展開。チャート上では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入っており、上値を試す展開が期待される。(参) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=飯田GHD、戸建分譲好調で増益基調継続へ  飯田グループホールディングス<3291.T>は、コロナ禍で分譲戸建住宅の潜在需要が顕在化しており、増益基調継続が期待できる。PBR0.9倍台の株価水準は割安感が強い。  コロナ禍に伴う在宅時間の増加やリモートワークの普及など生活様式が変化したことで、部屋数が多く、独立性の高い戸建住宅への需要が高まっている。低金利環境の継続や住宅ローン減税の再延長など、各種住宅取得支援策の継続などもあり、住宅需要は引き続き堅調が見込まれている。同社の第1四半期(4~6月)決算も、営業利益が413億7600万円(前年同期比2.6倍)と大幅増益となり、22年3月期通期では同1280億円(前期比5.6%増)を見込む。  ただ、第1四半期の戸建分譲事業で販売棟数が前年同期比4.8%減の1万235棟となったことでコロナ特需のピークアウト感が意識され、株価はやや調整局面にある。しかし、仕入契約棟数は計画どおり順調に増加していることから、販売戸数が大幅に減少するリスクは限定的。これに加えて、平均単価が上昇し分譲戸建住宅の粗利率は上昇しており、高い利益水準での業績推移が期待できる。  23年3月期以降も同様で、コロナ特需が一段落しても、分譲戸建のシェア拡大、請負事業・リフォーム事業の強化などで増益基調は続きそう。株価も業績拡大に合わせた動きが期待できよう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2021/09/01 10:00

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