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<注目銘柄>=串カツ田中、「ちょい飲み」回復期待も出遅れ感

配信日時:2023/05/19 10:00 配信元:MINKABU
 串カツ田中ホールディングス<3547.T>は、リオープン関連銘柄の一角と位置付けられながらも出遅れ感があり、投資妙味が強まっている。  「串カツ田中」を運営する同社の業績は、回復基調が鮮明だ。4月に発表した23年11月期第1四半期(22年12月~23年2月)の連結決算は、売上高が前年同期比48.9%増の33億3200万円、営業損益は1億9100万円の黒字(前年同期は2億4800万円の赤字)となった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行する前の期間にもかかわらず、営業利益の進ちょく率は中間期の計画に対し、約64%に上る。  企業のオフィス回帰の動きが広がるなか、「ちょい飲み」を目的とした会社員らによる来店客数は今後も回復が続くと考えられる。更に、経済活性化に向け、月末金曜日の終業時間を早める「プレミアムフライデー」を復活させようとする機運も高まっており、業績面でのプラス効果が期待されるところだ。  株価収益率(PER)は37倍台だが、リオープン期待の強い外食関連株のなかでは割安感が意識される。2月下旬にSNSを通じて拡散されたハラスメントや、社内ルールに照らした不適切な食材管理の発覚を受け、運営面での改善も進めているもようだ。ボリンジャーバンドのプラス1シグマに沿ったバンドウォークの継続を見込み、25日移動平均線を下回った局面では、押し目買いスタンスで臨みたい。(碧) 出所:MINKABU PRESS

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