みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=Gセキュリ、26年3月期営業利益22億円目指す
グローバルセキュリティエキスパート<4417.T>は、1月30日に高値5400円をつけたあと調整しているが、業績拡大基調を背景に先高感は強く、再度上値を目指す展開が期待できよう。
同社は、中堅・中小企業にサイバーセキュリティーやセキュリティーエンジニア育成サービスを提供している。第3四半期累計(23年4~12月)単独決算は、営業利益が8億5600万円(前年同期比51.4%増)と大幅増益となった。これまで相対的に遅れているといわれていた中堅・中小企業でも、サイバーセキュリティーのニーズが高まっており、セキュリティーソリューション・ITソリューション・コンサルティングなどの需要が増加し業績を牽引した。
サイバーセキュリティーニーズの高まりから引き続きセキュリティー・ITソリューションの需要が拡大傾向にあるほか、各種のセキュリティーガイドライン準拠の必要性の高まりからコンサルティング需要も増大傾向にある。セキュリティー人材育成サービスに加えてこれらの事業が成長することで、事業ポートフォリオが分散され業績拡大に力強さが増すことになろう。
会社側では24年3月期通期業績予想で営業利益10億8500万円(前期比47.3%増)を見込むが、調査機関のなかには同12億円強を予想するところもあり、上振れ期待が高まる。会社側では中期経営計画で26年3月期に営業利益22億円を目指しており、中期的な成長にも注目したい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2024/02/07 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=住友理工、PER・PBR超割安で見直し買い続く
住友理工<5191.T>は1200円台半ばで強弱観を対立させているが、時価はPERが10倍を割り込んでいるほかPBRも0.7倍前後と超割安圏にあり、ここは強気対処で報われそうだ。自動車用防振ゴムの最大手で世界トップクラスのシェアを誇る。名古屋市に本社を構えており、トヨタ向けなどで実績が高い。自動車生産回復の恩恵を享受するなか、合理化努力も功を奏し24年3月期業績は従来予想を3回にわたり上方修正した。直近では1月末に営業利益段階で265億円を300億円に大幅増額し、前期比8割増の急拡大を見込んでいる。
株価は1月末につけた1330円の昨年来高値を早晩上抜くことが予想される。また、長期波動でみて1300円台半ばから上は滞留出来高の少ない真空ゾーンであり、ここから上げ足が早まる可能性がある。中期的にも1500円ラインを通過点に2000円大台を目指すスケールの大きい相場を期待したい。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2024/02/06 10:00
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<注目銘柄>=USENHD、課金ユーザー数が拡大
USEN-NEXT HOLDINGS<9418.T>に注目したい。コンテンツ配信サービス「U-NEXT」が好調。第1四半期(23年9~11月)の課金ユーザー数はテレビドラマ「VIVANT」などの効果もあり過去最高の純増を記録。同期の連結営業利益は前年同期比63.0%増の74億7800万円だった。24年8月期の同利益予想は240億円(前期比11.3%増)と最高益見通しだが上振れ期待も膨らんでいる。
市場には25年8月期の業績にも連続最高益期待が膨らんでいる。株価は業績拡大基調を評価し、上場来高値水準にあるが、なお再評価余地は大きく先行き5000円乗せから一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2024/02/05 10:00
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<注目銘柄>=ジャパンMA、参入障壁高い中小向けM&Aで高成長へ
ジャパンM&Aソリューション<9236.T>の上昇トレンドに乗りたい。同社は中小企業に特化したM&A仲介会社。提携関係を結ぶ金融機関や会計事務所からの紹介を通じ、安定的・継続的に案件を獲得している。中小企業向けのM&A仲介は成果報酬が決して大きくはないが、それにより大型案件を指向する大手や小規模な同業他社が手掛けづらく、参入障壁の高いビジネス領域とされる。
業績は絶好調だ。24年10月期の売上高は前期比2割増の9億1300万円、営業利益は同4割増の2億4500万円と前期に続き過去最高を更新する見通し。高齢化社会が進むなか、経営者の高齢化に伴う事業承継ニーズは今後も拡大していくだろう。加えて、コロナ禍を機に企業が事業をスリム化・多角化する動きも出ており、これらを追い風に同社は更なる高成長を遂げることが期待される。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2024/02/02 10:00
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<注目銘柄>=アルテック、今期黒字見込みで指標面に割安感も
アルテック<9972.T>は1月15日、24年11月期通期の連結業績予想を公表。売上高は前期比17.8%増の210億円、経常損益は4億5000万円の黒字(前期は9億6300万円の赤字)を見込んでいる。
商社事業では、23年12月に販売を開始した小型ノンステップ電気バスをはじめとする新規商権での新たな売り上げと既存商権での安定的な収益確保に注力する方針。プリフォーム(ペットボトルを膨らます前の原型となる材料)事業は厳しい事業環境が続きそうだが、需要動向に応じた適切な販売・在庫対策を推進することで業績の回復に努めるとしている。
足もとの株価は下値を切り上げる展開で、直近では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。PERやPBRには割安感があり、押し目は積極的に狙ってみたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2024/02/01 10:00
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<注目銘柄>=ウイングアク、リカーリングビジネスで中期高成長に期待
ウイングアーク1st<4432.T>は昨年12月1日に高値3320円をつけたあと調整していたが、1月18日安値2615円を底に再騰機運を強めており、高値更新から更なる上値を目指す展開が期待できる。
同社は、大手SIerなどとの協働により顧客企業の基幹業務を支える「帳票・文書管理ソリューション」と、企業内のデータを活用して新しい価値を生み出す「データエンパワーメントソリューション」が事業の2本柱。同社のビジネスは、ソフトウェアライセンスや導入時のサービス提供など継続的な契約を前提としない取引と、ソフトの保守サポート契約、サブスクリプション契約やクラウドサービスの利用契約のような継続的な契約を前提とした取り引きにより構成。後者は導入企業が増加するにつれて年々収益が積みあがるリカーリングビジネスで、会社側ではその拡大に注力している。
昨年10月開始のインボイス制度や今年1月の電子帳簿保存法の本格施行を追い風に帳票・文書管理ソリューションの「invoiceAgent(クラウド)」が好調に推移しているほか、企業システムのクラウド化の進展に伴いデータエンパワーメントソリューションの引き合いも増加しており、24年2月期第3四半期累計(23年3~11月)連結営業利益は62億5500万円(前年同期比19.5%増)と大幅増益となった。
足もとの好調を受けて通期業績予想も営業利益を従来予想の63億5000万円から72億円(前期比21.1%増)へ上方修正したが、日本のビジネスにおいて、「帳票」は必要不可欠であり、多様な書式に対応するソフトウェアを提供する同社への需要は引き続き拡大するとみられる。中長期的にも高成長が続きそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/31 09:59
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<注目銘柄>=三菱HCキャ、株主還元に積極的で収益成長力も十分
三菱HCキャピタル<8593.T>の1000円近辺の押し目は強気に買いで対処したい。三菱UFJリースと日立キャピタルの経営統合によって発足したリース会社で、国内トップクラスに位置。リース事業にとどまらず、ファイナンスや環境エネルギー事業など幅広く展開する。また、海外M&A戦略による業容拡大に積極的であり、業績はトップライン、利益ともに高水準の伸びを確保している。
株主還元に前向きで毎期増配を繰り返していることは見逃せないポイント。24年3月期は前期実績比4円増配となる37円を計画、時価予想配当利回りは3.5%を超える水準だが、来期以降も増配が期待できる。PER12倍台で割高感はなく、PBRも0.9倍前後と1倍を下回る。中期的な成長余地は十分といってよく、昨年9月20日の上場来高値1088円を払拭し、早晩青空圏へ再浮上する可能性が高そうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/30 10:00
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<注目銘柄>=アルトナー、技術者派遣ニーズが拡大
アルトナー<2163.T>に注目したい。同社は技術者派遣の老舗企業。足もとでは自動車や半導体関連企業の業績が好調で、同社に対する技術者派遣ニーズが拡大している。昨年12月には24年1月期の単独営業利益を13億2500万円から15億2600万円(前期比27.8%増)に増額修正し最高益を更新する見込み。また、年間配当も69円50銭から75円(前期比15円増)に見直している。
電気自動車(EV)開発関連の技術者ニーズなども拡大している。25年1月期の同利益は16億円台へ拡大しそうだ。株価は最高値水準にあるが、配当利回りは3.3%前後と依然として割安で、ここから一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/29 10:00
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<注目銘柄>=トランザク、マド埋め完了で仕切り直しへ
トランザクション<7818.T>は1月11日、24年8月期第1四半期(23年9~11月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比20.9%増の15億1800万円となり、上半期計画の26億3400万円に対する進捗率は57.6%となった。
ライフスタイルプロダクツ(多彩なコト消費を起点とした雑貨)はゲーム・アニメ業界やVチューバーなどの業界に対する売り上げが伸長したほか、2.5次元やスポーツイベントなどの業界でもECやイベント会場での物販品の需要が増加。また、エコプロダクツではエコバッグやタンブラー・サーモボトルなど主力製品の販売が好調だった。
株価は1月12日に昨年来高値2600円をつけたあとは上げ一服となっているが、25日移動平均線や75日移動平均線は上昇基調を維持。足もとで開けたマドを埋めたことから仕切り直しが期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/25 10:00
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<注目銘柄>=Appier、グローバルSaaS企業として評価
Appier Group<4180.T>は、昨年2月14日につけた昨年来高値2175円更新に向けた動きが期待できよう。
同社は、AIを活用したマーケティングソリューションを提供するSaaS企業。創業当時からファーストパーティーデータ(第三者を経由せず自社で収集したデータ)を活用してアルゴリズムの精度を高めているのが強みだ。
昨年11月13日に発表した23年12月期第3四半期(23年1~9月)連結決算は、営業利益が3億6200万円(前年同期8700万円の赤字)だった。北東アジアや米国及びEMEA(欧州、中東、アフリカ)市場における事業拡大や既存顧客の利用量の増加などが寄与。第3四半期までの業績好調を受けて、23年12月期通期業績予想を5億3500万円から7億400万円(前の期比14.1倍)へ上方修正した。
海外事業の拡大でグローバルSaaS企業としての評価が高まっていることに加えて、今後は個人情報の保護の観点からサードパーティーCookieの規制の動きが強まっていることが成長加速に寄与しそう。米グーグルの「Chrome」は24年後半にサードパーティーCookieの使用禁止を予定しており、今後ファーストパーティーデータへのシフトが予想される。同社の予測型広告プラットフォーム「CrossX」の成長が一段と加速する可能性が強い。24年12月期は営業利益30億円強を見込むところもあり、2月14日に予定されている決算発表に注目したい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/24 10:00
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<注目銘柄>=三精テクノロ、低PBRで材料性も併せ持つ
三精テクノロジーズ<6357.T>の1200円近辺のもみ合いは拾い場となっている可能性が高い。遊戯機械や舞台設備の大手で企画・製作・施工・保守などワンストップで手掛ける。サンリオ・ピューロランドなどのテーマパークや歌舞伎座などの劇場向けで実績が豊富だが、2025年に予定される万博開催では関連有力株に位置付けられている。また、インバウンド消費を追い風に国内のテーマパーク開発の動きも今後活発化することが予想され、同社の収益環境にフォローウインドとなりそうだ。
足もとの業績は好調で、24年3月期は営業利益段階で前期比45%増の29億円予想と前期の大幅増益に続き高変化を見込む。配当利回りは3.3%前後と高く、一方でPBRは0.5倍台と極めて低水準に放置されている。小型株で材料性に富み、東証による低PBR是正に向けた経営改善要請を背景に水準訂正高への期待が募る。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/23 10:00
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<注目銘柄>=QBNHD、ヘアカット需要は回復基調
キュービーネットホールディングス<6571.T>に注目したい。同社はヘアカット専門店「QB HOUSE」を運営している。同社の国内既存店売上高は、昨年11月が前年同月比11.5%増、12月が同14.3%増と堅調に推移。コロナ禍後のヘアカット需要の回復が続いている。第1四半期(23年7~9月)の連結営業利益は前年同期比42.6%増の8億7300万円と大幅増益を記録。24年6月期の同利益は前期比12.3%増の24億円と最高益の見通しだ。
今後、採用強化による人材確保を進めることで新規出店数の拡大も期待でき、来期以降の連続最高益も見込める。業績拡大を評価し、株価は先行き昨年11月高値1750円更新からの一段高を目指す展開が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/22 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=DDグループ、好決算確認で底値離脱の動き鮮明に
DDグループ<3073.T>の出直りに期待したい。同社はカフェやレストラン、居酒屋など複数業態を手掛ける外食企業。コロナ禍に伴う行動制限の緩和を受けて人出が増加し、インバウンド需要も復活するなか、業績は急回復局面を突き進んでいる。
今月12日に発表した第3四半期累計(23年3~11月)連結決算は営業損益が23億800万円の黒字となり、前年同期の赤字から大きく改善した。通期計画(29億5000万円)に対する進捗率は78%と良好だ。株価は、昨年10月の上期好決算と通期上方修正の発表を受け材料出尽くしの売りに見舞われ、その後1200~1400円前後で横ばいの動きを続けてきた。今回業績の好調ぶりが改めて確認されたことで、足もと底値離脱の動きを鮮明としている。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/19 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=マクビープラ、金融向けが予想以上に拡大
Macbee Planet<7095.T>は、昨年12月20日に直近高値1万9890円をつけたのち調整しているが、業績拡大期待を背景に再度上値を目指す展開が期待できる。
12月14日に上期(23年5~10月)連結決算を発表しており、営業利益は20億1000万円(前年同期比2.2倍)と大幅増益となった。会社側では第1四半期(5~7月)にはウエルネス・来店型向け(エステサロン、パーソナルジム)の季節性需要が取り込まれていたため、第2四半期(8~10月)はその効果の剥落により落ち込むとみていたが、ウエルネス向けが堅調に推移したことに加えてコンシューマーファイナンス(銀行)向けの予想以上の拡大により、前四半期比、前年同期比ともに増収増益で着地。子会社All Ads(旧ネットマーケティング)のシナジーが表れていることも考慮し、24年4月期業績予想を営業利益で28億5000万円から37億円(前期比71.1%増)へ上方修正した。
また、上期には金融分野で複数顧客における予算シェアの獲得に成功しており、今後も安定成長が期待できる。更に来期業績への貢献が期待できる大型案件を受注できたとしていることから、増益基調の継続が見込まれている。調査機関によっては、25年4月期営業利益50億円強を見込むところもあり、業績拡大期待を株価に織り込む展開へと向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/17 10:00
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<注目銘柄>=ローツェ、半導体人気に乗り青空圏飛翔へ
ローツェ<6323.T>は上場来高値近辺で頑強な値動きを示すが、早晩ここを大きく上放れ青空圏飛翔の展開が見込まれる。半導体シリコンウエハーの搬送装置などを主力に手掛けるが、海外売上比率が約9割と非常に高い。半導体王国の台湾や米国向けで実力を発揮、TSMC<TSM>や米アプライド・マテリアルズ<AMAT>といった大口の納入先を確保している。生成AI市場の拡大とともに先端半導体の新たな需要が発現しており、追い風は強まる一方だ。
24年2月期は営業利益が前期比18%減の216億1900万円と低調ながら、株価的には織り込み済み。続く25年2月期の同利益は大幅増益で切り返す公算が大きい。上場来高値圏に株価が位置することで戻り売り圧力から解放されており、国内外機関投資家の実需買いの動きが一段と水準を押し上げる展開に。当面はPER20倍の1万7000円どころを目指す動きが予想される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/16 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=鳥貴族HD、業績の回復基調強まる
鳥貴族ホールディングス<3193.T>に注目したい。焼鳥屋「鳥貴族」を展開する同社の業績は、コロナ禍からの回復で拡大基調を強めている。足もとの既存店売上高は、昨年11月が前年同月比23.6%増、12月は同30%増と高水準の伸びを記録。24年7月期の連結営業利益は前期比31.3%増の18億6100万円が予想されているが、市場には20億円前後への増額修正期待が膨らんでいる。
25年7月期の同利益は23億円前後が予想され、連続最高益が見込める。株価は、上昇基調を強めており、昨年9月高値3795円更新から、先行き上場来高値圏の4000円台での活躍が期待できそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/15 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ソフトウェア、医療現場の業務効率化が追い風
ソフトウェア・サービス<3733.T>は、電子カルテをはじめとする医療情報システムの開発・販売・導入・保守までを行っている企業。24年10月期通期の連結営業利益予想は前期比10.3%増の71億8900万円で、期末一括配当は前期比10円増配の130円を計画している。
医療現場などで業務効率化の需要が高まるなか、中核となる医療情報システムの重要度が増しており、高水準な受注残高や保守サービスなどのストック収益の伸長が今期業績に寄与する見通し。また、既に電子カルテを導入している医療機関のリプレイス需要なども見込んでいる。
足もとの株価は下値を切り上げる展開で、日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。PERは10倍台と割安感があり、押し目は積極的に狙ってみたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/11 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=トリプラ、26年10月期営業利益10億円目指す中計に注目
tripla<5136.T>は、昨年10月24日安値1013円を底に反騰局面にあるが、中期的な成長力を考慮すると上昇余地は大きい。
同社は、ホテルや旅館向けの宿泊予約エンジン「tripla Book」を中心に、会話ツールのAIチャットボットシステムや決済システムなどを提供している。23年10月期は、主力の「Book」の導入施設数が前の期末比861増の2485施設と順調に増加したほか、各施設の取扱高(GMV)も増加し業績を牽引。AIチャットボットの「tripla Bot」も導入施設数を増やした結果、単独営業利益は1億7700万円(前の期比2.1倍)と大幅増益となった。
第3四半期決算時にシンガポールのBookandLink社、第4四半期決算時に台湾のSurehigh社のM&Aをそれぞれ発表した。短期的にはコスト増加要因になるものの、中期的には海外顧客基盤の拡大に加えて、システム連携、開発コスト最適化といったシナジーが期待できる。24年10月期は連結営業利益2億3800万円の予想だが、中期経営計画で26年10月期に営業利益10億円の達成を目指しており、今後の成長性への期待は大だ。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/10 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=シンクロ、脱コロナで業績は絶好調
シンクロ・フード<3963.T>の600円台半ばのもみ合いは買い場と判断したい。同社は飲食店向け情報サイトを運営しており、求人や仕入れ先、出店に関する物件など店舗運営に関する情報を取り扱う。脱コロナに伴う外食需要の高まりやインバウンド消費などを背景に飲食店の開業や採用の動きが活発化していることで、22年3月期以降は売上高、利益ともに目を見張る回復色を示している。23年3月期営業利益は前の期比95%増の8億7600万円と過去最高利益を達成したが、続く24年3月期も好調を持続、営業利益は前期比14%増の10億円予想と2ケタ増益を見込み、連続での過去最高更新が濃厚となっている。
株価は750円近辺を上限とするボックス圏推移から12月下旬に下放れる形となったが、600円台半ばで売り物を吸収し、もみ合いに転じている。業績は好調を極めており、早晩リバウンド局面に移行する公算が大きい。信用買い残も整理が進んでいることで戻りに転じれば上値は軽そうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/09 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=TREHD、災害廃棄物処理で実績ある割安株
TREホールディングス<9247.T>は底値圏から立ち上がる動きをみせている。同社は廃棄物処理大手タケエイと資源リサイクル大手リバーホールディングス(現リバー)が経営統合して2021年に誕生した共同持ち株会社。東北の震災復興事業をはじめ全国各地で災害廃棄物の処理に携わった実績があり、統合前のタケエイは復興関連株として過去注目されたことがある。
直近決算の4~9月期は小幅な増収・営業増益で着地。廃棄物処理の大型案件や東北復興プロジェクトの継続、災害廃棄物対応が寄与したほか、再生可能エネルギー事業の利益増が業績を支えた。通期でも増収増益を見込み、配当は年40円を計画する。業績は堅調ながら、株価はここ1年以上にわたり下げ基調が継続。足もと前日まで5連騰と気を吐いたが、それでもPBR1倍割れ、配当利回り3%台と依然割安感がある。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/05 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=バイセル、主要KPIの仕入れ増加に注目
BuySell Technologies<7685.T>は、着物やブランド品などのリユース事業を展開。売り上げを左右する重要な要素である仕入れが足もとで増加していることに注目したい。
同社が23年12月15日に公表した11月の重要業績評価指標(KPI)は、出張訪問買取事業の仕入高が再訪(リピート)比率の向上などから前年同月比20%増の7億3700万円と単月で過去最高を更新。グループ店舗買取事業・その他買取事業も新規出店効果などを背景に同40%増の16億2500万円と大きく伸びており、今後の販売増が期待できそうだ。
株価は戻りの鈍い展開が続いているものの、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあり、潮目が変わる可能性がある。(参)
出所:MINKABU PRESS
2024/01/04 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=トリプラ、旅行需要回復を追い風に収益拡大へ
tripla<5136.T>は、インターネットサービスの企画運営や旅行業を展開。24年10月期は連結決算に移行するため前期との単純比較はできないが、経常利益は2億2700万円(前期は単独で1億6600万円)となる見通しだ。
今期は旅行需要の回復などを追い風に、旅行予約エンジン「tripla Book」や人工知能(AI)チャットボット「tripla Bot」、集客を支援するマーケティングツール「tripla Connect」などの収益が更に拡大する見通し。また、海外子会社が連結業績に加わることも押し上げ要因となる。
株価は戻りの鈍さも感じられるが、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつあることから時価は仕込み好機と捉えたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/28 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=パーク24、業績は回復期から再拡大期へ
パーク24<4666.T>は10月20日安値1615円を起点とした上昇局面にあるが、業績が回復基調から再拡大期入りしたことを考慮すると、更なる上値余地は十分にあろう。
12月14日に発表した23年10月期連結決算は営業利益が319億8600万円(前の期比54.7%増)と従来予想の315億円を上回り、過去最高益を更新した。国内の駐車場事業では、タイムズパーキングの運営件数が1万7639件(前の期比1.4%増)、運営台数が57万6262台(同4.4%増)と前年に比べて増加。新規開発も974件と21年10月期の443件、22年10月期の558件から増加し規模拡大基調に回帰した。また、観光や出張などの需要が戻りつつあり、これらの需要を取り込んだモビリティ事業も好調に推移。更にコロナ禍以降継続してきた厳選開発や駐車場の筋肉質化、赤字駐車場の解約なども寄与した。
24年10月期はタイムズパーキングの新規開発が1500件とサービス規模拡大の加速を計画しており、運営件数を1万8200件に拡大させる計画。あわせて精算機やフラップレスカメラ監視型次世代駐車場への入れ替えなども進める方針だ。一方、モビリティ事業でも高水準の増車ペースを継続する見通しで、営業利益350億円(前期比9.4%増)を見込む。調査機関のなかには今期営業利益370億円前後を見込むところもあり、上振れ余地がありそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/27 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=地主、来期大幅増益見込み株価も最高値圏へ
地主<3252.T>は転用性の高い土地を購入し、長期の定期借地契約を締結した後に、投資家に売却して収益を獲得するというビジネスモデルで、不動産流動化関連の一角に位置付けられる。23年12月期は営業利益段階で前期比6%減の60億円と減益見通しにあるが、これは一部の売却案件を来期に持ち越したことによるもの。24年12月期は延期した売却案件の計上が見込まれ、私募REIT向け案件が収益を押し上げることで、大幅な利益成長が有力視される。なお、26年12月期に売上高1000億円(今期は320億円予想)と野心的な中期経営計画を掲げている。
株価は11月29日に2368円の年初来高値をつけた後上昇一服となっているが、早晩切り返す展開が見込まれる。PER8倍台で投資指標面でも時価は割安感がある。また、今から8年前の2015年8月に2648円の上場来高値をつけているが、来期は営業ピーク利益更新の公算が大きいだけに、中期的に最高値圏突入の可能性は十分だ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/26 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=サカタINX、今期業績に上振れ期待も
サカタインクス<4633.T>に注目したい。印刷インキ大手である同社の第3四半期(1~9月)の連結営業利益は前年同期比2.6倍の85億2500万円と好調だった。販売価格改定やインキコスト削減効果が寄与し、アジアや米州事業などが伸びた。23年12月期の同利益は前期比2.4倍の100億円の見込みだが、第3四半期までの進捗率は85%に達しており110億円前後に増額修正され7期ぶり最高益の観測が出ている。
株価は9月に1409円の高値をつけた後は高値圏での一進一退が続くが、連結PBRは0.6倍の水準にあり、再評価余地は大きい。ここから再度上昇基調を強め、9月高値抜けから一段高を目指す展開が見込めそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/25 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=HEROZ、“藤井効果”で5~10月期好決算
HEROZ<4382.T>に注目だ。同社は人工知能(AI)技術を活用したサービスの提供を手掛ける。株式市場で人気が高いAI関連株の一角として今後もマークしたい。
8日に発表した5~10月期決算は売上高が前年同期比3.1倍の23億3500万円、営業利益が同6.7倍の2億5200万円だった。藤井聡太棋士の八冠獲得に伴う将棋への注目度向上の効果により、対戦ゲーム「将棋ウォーズ」や将棋AI解析サービス「棋神アナリティクス」が安定した収益を上げた。また、法人向けで引き合いが増加したほか、インターネットセキュリティー関連の事業も好調だった。通期でも増収・営業増益を見込む。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/22 10:00
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<注目銘柄>=加藤製、インド事業に期待
加藤製作所<6390.T>は24年1月1日付で「インド事業準備室」を新設する予定。更なる成長が見込まれる同市場は長期的に安定した建設機械の需要が期待できるためで、あわせて周辺国での新規顧客の開拓も進めるとしている。
足もとでは建設用クレーンの売り上げが堅調で、国内では景気回復基調が追い風となっているほか、海外向けも営業力強化などにより伸長。これを反映した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が前年同期比60.5%増の16億400万円となり、通期計画の9億円を超過している。
株価は11月13日につけた直近安値1114円を底に下値を切り上げる展開で、25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前。PERやPBRには割安感があり、押し目は積極的に狙ってみたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/21 10:00
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<注目銘柄>=ディップ、27年2月期に営業利益200億~250億円目指す中計に注目
ディップ<2379.T>は10月24日安値2865円を底に株価は戻り基調にある。採用需要の回復や11月に発表された新たな中期経営計画への評価を考慮すると、戻り歩調を強める展開が期待できそうだ。
10月11日に発表した上期(3~8月)連結決算は、営業利益が62億3200万円(前年同期比7.8%増)だった。国内最大級のアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」をはじめとする人材サービス事業の売上高が順調に拡大したほか、DX事業で月額課金対象社数の成長が継続した。新卒社員の売り上げ貢献が小さく、既存社員による新卒教育の工数も多いことから、営業利益率(23.5%)は通期計画(25.8%)を下回っているものの、会社側では期初計画通りで進捗しているという。
下期は人材サービス事業で新卒社員の売り上げ貢献が始まり人件費率が低下する見込みで営業利益率は改善される見通し。また、DX事業でクロスセルも進むとみられており、24年2月期通期営業利益は145億円(前期比25.7%増)を見込む。
また同社は11月24日、27年2月期に営業利益200億~250億円を目指すとする中期経営計画を発表した。エージェント(人材紹介)サービスの増収率加速とAIエージェント事業のスタート、DXサービスにおける人事・採用、販促領域のサービス開発の加速などの施策で高い利益成長を見込む。また、配当性向50%に加え、総還元性向65%を新たに設定しており、追加の株主還元策にも注目したい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/20 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=日本酸素HD、半導体ガスでラピダス特需に期待
日本酸素ホールディングス<4091.T>に注目したい。工業用ガス大手で海外売上比率が6割を超え、米国やアジアを中心に顧客開拓を進めている。鉄鋼や化学向けのほか、エレクトロニクス向けでも実績が高く、強みとする半導体製造向けで高水準の需要を獲得している。日の丸半導体の最先端品量産を目指すラピダスによって構築される新たな半導体サプライチェーンにおいて、日本酸素HDの商機は大きく高まることになる。24年3月期営業利益は前期比36%増の1630億円を予想するが、これは期初見通しの1275億円から大幅に増額修正されたものだ。25年3月期も利益成長トレンドは継続する公算が大きい。
株価は11月24日に4147円の戻り高値を形成後再び調整色を強めていたが、75日移動平均線近辺で下げ止まった形となっており、時価3700円台は絶好の買い場と判断される。当面4000円台回復から一段の戻りを試す展開が期待される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/19 10:00
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<注目銘柄>=エクシオG、高配当利回りで割安顕著
エクシオグループ<1951.T>に注目したい。同社は電気通信工事大手。デジタルトランスフォーメーション(DX)需要の拡大を受け、情報システムの受託開発・サーバー構築などが好調なほか、データセンターの通信設備構築などの受注も伸びている。24年3月期の連結営業利益は前期比4.4%増の340億円と2期ぶりに増益に転換する見込み。今期配当は前期比18円増の120円と12期連続増配の見通しだ。
今期配当利回りは3.9%前後の水準と割安感が強い。24年3月末には1株を2株とする株式分割も予定している。株価の見直し余地は大きく、18年につけた3410円最高値更新からの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2023/12/18 10:00