みんかぶニュース 市況・概況ニュース一覧
みんかぶニュース 市況・概況
1日の株式相場見通し=6日続伸か、利食い圧力も下値抵抗力を発揮
1日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価は6日続伸する公算が大きい。ここ不透明な環境のなかも一貫した戻り足をみせているが、これは欧米株の強調展開に引っ張られているもので、世界的なリスク回避売りのアンワインドの流れに日本株も乗っている形だ。前日の欧州株市場は高安まちまちの展開だったが、ドイツやフランスなど主要国の株価は引き続き強さを発揮した。空売り筋のショートカバーや月末特有の機関投資家によるリバランスの買いが全体を押し上げた。独DAXは7日続伸となったが、特筆すべきは英国株式市場であり、FTSE100は小幅ながら13日続伸という記録的な連騰をみせている。米国株市場では朝方に発表された1~3月期の米実質GDP速報値が3年ぶりのマイナス成長となったことで、米経済の失速懸念から取引前半はNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに売りが先行した。しかし取引後半は下げ渋り、引け際に両指数ともに水準を急速に切り上げ、ダウは140ドルあまり上昇して引けた。ナスダック指数の方はプラス圏にはわずかに届かなかったが、朝方に500ポイントを超える急落をみせ1万7000大台を割り込む場面もあっただけに、その後の立ち直りが際立った。同日に開示された3月のPCEデフレーターは総合指数、コア指数ともに前月比で横ばいとなり、スタグフレーションに対する懸念は後退しており、FRBが政策金利の引き下げを実施しやすくなるとの見方が、株価を下支えする背景ともなった。東京市場では、前日まで日経平均が5日続伸し、この間に1800円あまりも水準を切り上げており利益確定売り圧力が意識されやすいが、下値抵抗力も発揮されそうだ。きょうの日銀金融政策決定会合の結果発表では現状維持の可能性が高いが、展望リポートや引け後の植田日銀総裁の記者会見などが注目される。
30日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比141ドル74セント高の4万669ドル36セントと7日続伸。ナスダック総合株価指数は同14.976ポイント安の1万7446.342だった。
日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の結果発表と4月の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)、植田日銀総裁の記者会見など。海外では週間の米新規失業保険申請件数、4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、3月の米建設支出など。中国、香港、韓国、台湾、シンガポールなどアジア市場はおおむね休場となる。
出所:MINKABU PRESS
2025/05/01 08:00
みんかぶニュース 市況・概況
シカゴ日経平均先物 大取終値比 135円高 (4月30日)
シカゴ日経225先物 (円建て) 36165 ( +135 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て) 36235 ( +205 )
※( )は大阪取引所終値比
株探ニュース
2025/05/01 07:55
みんかぶニュース 市況・概況
1日の主なマーケットイベント
○経済統計・イベントなど
10:30 豪・輸入物価指数
10:30 豪・貿易収支
14:00 日・消費者態度指数
17:30 英・消費者信用残高
17:30 英・マネーサプライ
17:30 英・製造業購買担当者景気指数(改定値)
20:30 米・チャレンジャー人員削減数
21:30 米・新規失業保険申請件数
21:30 米・失業保険継続受給者数
22:45 米・製造業購買担当者景気指数(改定値)
23:00 米・ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数
23:00 米・建設支出
※日・日銀金融政策決定会合の結果発表
※日・日銀展望レポート
※ドイツ,フランス,スウェーデン,ノルウェー,ポーランド,スイス,中国,香港,韓国,シンガポール,マレーシア,フィリピン,タイ,インドネシア,インド,ベトナム,南アフリカ,ブラジル,トルコ,メキシコ,ロシア市場が休場
○決算発表・新規上場など
決算発表:ITメディア<2148>,コカBJH<2579>,双日<2768>,dely<299A>,モノタロウ<3064>,協和キリン<4151>,アイカ<4206>,ブロメディア<4347>,日華化学<4463>,ニッカトー<5367>,ニチダイ<6467>,JVCケンウ<6632>,エプソン<6724>,きらぼし<7173>,GMO-FH<7177>,東北化学<7446>,HOYA<7741>,三井物<8031>,住友商<8053>,日ガス<8174>,アサックス<8772>,ヤマトHD<9064>,DTS<9682>,旭情報<9799>ほか
※海外企業決算発表:アップル,アマゾン・ドット・コム,アムジェン,マクドナルドほか
出所:MINKABU PRESS
2025/05/01 07:50
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【株主優待】情報 (30日 発表分)
4月30日に、株主優待制度について発表した銘柄を取り上げた。
■廃止 ――――――――――――――
トランス・コスモス <9715> [東証P] 決算月【3月】 4/30発表
25年3月末を最後に株主優待制度を廃止する。
内外トランスライン <9384> [東証P] 決算月【12月】 4/30発表(場中)
TOB成立に伴い、株主優待制度を廃止する。
株探ニュース
2025/04/30 19:50
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【自社株買い】銘柄 (30日大引け後 発表分)
○ZOZO <3092> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の1.12%にあたる1000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から9月1日まで。また、発行済み株式数の1.04%にあたる939万0171株の自社株を消却する。消却予定日は5月9日。
○日精化 <4362> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の5.33%にあたる120万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月7日から26年4月28日まで。
○理ビタ <4526> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の3.34%にあたる100万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月26日から26年3月24日まで。
○アルプスアル <6770> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の9.73%にあたる2000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から26年3月31日まで。取得した自社株は26年4月30日付で全て消却する。
○遠藤照明 <6932> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.5%にあたる7万5000株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から10月31日まで。
○村田製 <6981> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の4.13%にあたる7700万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月7日から10月29日まで。
○東武 <9001> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の2.50%にあたる500万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から8月31日まで。
○JR東海 <9022> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の4.57%にあたる4500万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から26年2月27日まで。取得した自社株は26年3月18日付で全て消却する。
○三菱倉 <9301> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の9.2%にあたる3300万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から26年3月19日まで。取得した自社株は26年3月31日付で全て消却する。
○杉村倉 <9307> [東証S]
発行済み株式数(自社株を除く)の0.52%にあたる8万5000株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から6月16日まで。
○西部ガスHD <9536> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の4.0%にあたる150万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から26年3月31日まで。
○M&A総研 <9552> [東証P]
発行済み株式数(自社株を除く)の12.81%にあたる750万株(金額で75億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から9月30日まで。
[2025年4月30日]
株探ニュース
2025/04/30 19:20
みんかぶニュース 市況・概況
本日の【増資・売り出し】銘柄 (30日大引け後 発表分)
○スターマイカ <2975> [東証P]
日本政策投資銀行を割当先とする75万5900株の第三者割当増資を実施する。発行価格は926円。
[2025年4月30日]
株探ニュース
2025/04/30 18:40
みんかぶニュース 市況・概況
【↑】日経平均 大引け| 5連騰、トランプ関税緩和期待で3万6000円台回復 (4月30日)
日経平均株価
始値 35946.88
高値 36056.52(15:14)
安値 35793.33(09:31)
大引け 36045.38(前日比 +205.39 、 +0.57% )
売買高 22億8183万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆4367億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均株価は5連騰、米株高でリスク選好続く
2.トランプ政権が自動車関税の一部軽減措置を発表
3.日米間の協議をあすに控え、空売り買い戻し誘発
4.取引終盤は次第高に、値上がり銘柄数も後場急増
5.売買代金は5兆4000億円台と約3週間ぶりの高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比300ドル高と6日続伸した。トランプ米政権の貿易交渉が進んでいるとの期待から買いが優勢となった。
東京市場では、買い優勢の地合いで、日経平均株価は上値指向が続いた。終値で約1ヵ月ぶりに3万6000円台を回復した。
30日の東京市場は、主力株を中心に朝方買い優勢でスタートした後、いったん急速に値を消しマイナス圏に沈んだが、その後は底堅さを発揮し、後場取引後半から次第高の様相となった。前日の米株市場では、トランプ米政権の関税政策に緩和の兆しが見られ、中国をはじめ海外各国との貿易摩擦が緩和するとの思惑からNYダウが6日続伸と上値追い態勢を継続した。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが強気に傾いている。日米間の関税に絡む協議が5月1日に予定されており、この結果を見極めたいとのニーズもあるが、それに先立ってショート筋手仕舞いの動きが指数を押し上げた格好だ。商いも活況で、プライム市場の売買代金は5兆4000億円台と大きく膨らんだ。これは4月11日以来約3週間ぶり。値上がり銘柄数は前引け段階では値下がり数を大きく下回っていたが、後場の取引で逆転し900銘柄以上が上昇した。
個別では、ディスコ<6146>がしっかり、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>なども上昇するなど半導体製造装置関連が買われた。豊田自動織機<6201>が大きく上値を伸ばし、ソニーグループ<6758>が物色人気、任天堂<7974>も値を上げた。小松ウオール工業<7949>、住友ファーマ<4506>がいずれもストップ高で買い物を残した。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、Genky DrugStores<9267>、トーエネック<1946>、太陽ホールディングス<4626>なども急騰した。
半面、後場の取引で売買代金トップに躍り出た商船三井<9104>が急落。日立製作所<6501>の下げが目立ったほか、トヨタ自動車<7203>も冴えない。キーエンス<6861>、ファーストリテイリング<9983>などが売られ、オリエンタルランド<4661>も安い。中国電力<9504>が値下がり率トップに売り込まれ、キッコーマン<2801>、ニコン<7731>が急落した。東京地下鉄<9023>、南海電気鉄道<9044>なども大幅安。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソニーG <6758>、アドテスト <6857>、リクルート <6098>、TDK <6762>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約182円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、キッコマン <2801>、トヨタ <7203>、ファナック <6954>、日立 <6501>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約129円。うち78円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)サービス業、(3)医薬品、(4)銀行業、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)石油石炭製品、(3)輸送用機器、(4)パルプ・紙、(5)陸運業。
■個別材料株
△オーテック <1736> [東証S]
25年3月期業績は計画上振れで着地。
△トーエネク <1946> [東証P]
25年3月期営業2ケタ増益。
△エスエムエス <2175> [東証P]
今期最終16%増益予想で上限3.98%の自社株買いへ。
△Aiming <3911> [東証G]
1-3月期営業黒字転換を好感。
△住友ファーマ <4506> [東証P]
25年3月期営業利益増額。
△太陽HD <4626> [東証P]
26年3月期は連続営業最高益更新で100円増配を予想。
△TOTO <5332> [東証P]
今期営業増益予想で上限4.7%の自社株買いを材料視。
△小松ウオール <7949> [東証P]
今期経常は10%増で12期ぶり最高益、実質増配へ。
△Genky <9267> [東証P]
7-3月期(3Q累計)経常が5%増益で着地・1-3月期も6%増益。
△KSK <9687> [東証S]
今期大幅増配予想を好感。
▼アズジェント <4288> [東証S]
25年3月期従来予想から一転赤字へ。
▼シーユーシー <9158> [東証G]
今期最終は8%減益へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)小松ウオール <7949>、(2)スクエニHD <9684>、(3)Genky <9267>、(4)住友ファーマ <4506>、(5)トーエネク <1946>、(6)太陽HD <4626>、(7)シンクロ <3963>、(8)蝶理 <8014>、(9)エスエムエス <2175>、(10)GMOインタ <4784>。
値下がり率上位10傑は(1)中国電 <9504>、(2)商船三井 <9104>、(3)キッコマン <2801>、(4)ニコン <7731>、(5)東京メトロ <9023>、(6)北陸電 <9505>、(7)南海電 <9044>、(8)日立 <6501>、(9)愛知鋼 <5482>、(10)北陸電工 <1930>。
【大引け】
日経平均は前日比205.39円(0.57%)高の3万6045.38円。TOPIXは前日比16.68(0.63%)高の2667.29。出来高は概算で22億8183万株。東証プライムの値上がり銘柄数は923、値下がり銘柄数は650となった。東証グロース250指数は676.85ポイント(4.91ポイント高)。
[2025年4月30日]
株探ニュース
2025/04/30 18:27
みんかぶニュース 市況・概況
[PTS]ナイトタイムセッション17時30分時点 上昇113銘柄・下落94銘柄(東証終値比)
4月30日のPTSナイトタイムセッション(17:00~06:00)17時30分時点で売買が成立したのは229銘柄。東証終値比で上昇は113銘柄、下落は94銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は53銘柄。うち値上がりが33銘柄、値下がりは14銘柄と買いが優勢。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は55円高と買われている。
PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の30日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。
△PTS値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <7022> サノヤスHD 303 +80( +35.9%)
2位 <4319> TAC 263 +53( +25.2%)
3位 <7949> 小松ウオール 2163 +383( +21.5%)
4位 <7063> バードマン 252 +38( +17.8%)
5位 <6196> ストライク 3431 +500( +17.1%)
6位 <3041> ビューテHD 570 +67( +13.3%)
7位 <7363> ベビカレ 1631 +188( +13.0%)
8位 <6932> 遠藤照明 1720 +167( +10.8%)
9位 <9235> 売れるG 1439.8 +103.8( +7.8%)
10位 <3482> ロードスター 2695 +165( +6.5%)
▼PTS値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <260A> オルツ 170.9 -86.1( -33.5%)
2位 <297A> アルピコHD 175 -76( -30.3%)
3位 <3137> ファンデリー 530.5 -99.5( -15.8%)
4位 <300A> MIC 1470 -273( -15.7%)
5位 <9552> M&A総研 1105 -161( -12.7%)
6位 <6080> M&Aキャピ 2570 -183( -6.6%)
7位 <7747> 朝日インテク 2050 -142.5( -6.5%)
8位 <3635> コーテクHD 2301.1 -146.9( -6.0%)
9位 <6961> エンプラス 3840 -205( -5.1%)
10位 <3358> YSフード 81 -4( -4.7%)
△PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <4506> 住友ファーマ 807 +20( +2.5%)
2位 <8035> 東エレク 21740 +515( +2.4%)
3位 <9022> JR東海 2997 +66.0( +2.3%)
4位 <8308> りそなHD 1160 +21.0( +1.8%)
5位 <8306> 三菱UFJ 1822.5 +19.0( +1.1%)
6位 <8316> 三井住友FG 3431 +31.0( +0.9%)
7位 <2801> キッコマン 1407 +11.5( +0.8%)
8位 <6506> 安川電 3040 +23.0( +0.8%)
9位 <8411> みずほFG 3605 +25.0( +0.7%)
10位 <4005> 住友化 346 +2.3( +0.7%)
▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <9503> 関西電 1710 -45.0( -2.6%)
2位 <6981> 村田製 2166.5 -47.5( -2.1%)
3位 <1802> 大林組 2205 -11.5( -0.5%)
4位 <9101> 郵船 4630 -20( -0.4%)
5位 <7201> 日産自 340.2 -1.3( -0.4%)
6位 <9104> 商船三井 4723 -16( -0.3%)
7位 <4568> 第一三共 3635 -9.0( -0.2%)
8位 <4661> OLC 3027.1 -5.9( -0.2%)
9位 <9434> SB 215.5 -0.4( -0.2%)
10位 <7012> 川重 8458 -11( -0.1%)
※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Market及びX-Marketより取得
株探ニュース
2025/04/30 17:33
みんかぶニュース 市況・概況
明日の株式相場に向けて=カオスの中で輝き放つ中小型株を攻める
きょう(30日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比205円高の3万6045円と5日続伸。終値で3万6000円台を回復した。月末の特殊要因が影響したとはいえ売買代金は5兆4000億円台と久し振りの活況を呈した。
トランプ米大統領の発言が猫の目のように変わることには慣れてきた面もあるが、朝令暮改というよりは、「朝令」自体がイソップのオオカミ少年の虚言に匹敵するくらい不確実性の塊となっている。しかし、それでも政策変更のアナウンスの度に株価が反応してしまうのはマーケットの悲しい性で、今回も自動車関税についての軽減措置発表でにわかに買い方にフォローの風が吹くこととなった。もっとも、今回の国内企業の決算発表における混乱ぶりを見ても分かるように、企業側はもはや今期見通しについては開き直るよりないところ。このカオスを織り込むのはそう簡単ではない。PERなどバリュエーション面での評価が困難となるからだ。
個別株戦略は非常に難しい環境に置かれているといってよい。これは半導体関連株などの動きにも如実に反映されている。米エヌビディア<NVDA>と密接な関係にあるアドバンテスト<6857.T>の決算が前週末25日の引け後に発表されたが、26年3月期の収益予想はコンセンサスを大幅に下回る内容だったにもかかわらず、週明け28日はカイ気配でスタートした。いわゆるアク抜けというパターンだが、今の相場は一筋縄ではいかない。同社株はカイ気配で寄ったところがほぼ天井となり、その後は転がるように値を崩し、大引けは5%近い下げとなった。祝日を挟んで、きょうの取引では株価が再び浮上に転じたが、1日の値動きをみても壊れた計器のような状態で甚だ心許ない。
同社に限らず今3月期の業績見通しについては、収益環境がトランプ関税により五里霧中という状況だが、株価の方は気まぐれでその時の全体相場の地合いで、アク抜けとなるケースもあるし、売り直されることもある。正直なところ、これは今期業績について「未定」としても、あるいは想定し得るゾーンでの予想を開示してもあまり差異はなく、決算プレーについてもルール不在の場外乱闘のような状態に陥る。一つ言えるのは、決算後に株価が上昇する場合は、空売りのショートカバーが原動力となっているということ。したがって、明らかに当該企業の好実態が担保されるケースを除けば、買い戻しが一巡した時点で上げ足は止まる。その先の値動きは“引力次第”というよりなく、信用買い残など株式需給が重ければそれだけ下げも大きくなる。
きょうは、商船三井<9104.T>が正午に発表した今期見通しが事前期待に大きく届かなかったほか、配当計画の減額が響き、後場の取引で一時800円を超える暴落に見舞われマーケットをざわつかせた。もっとも、全体指数への影響はそれほどでもなく、ソニーグループ<6758.T>やリクルートホールディングス<6098.T>、TDK<6762.T>といった指数寄与度の高い銘柄の健闘によって日経平均はプラス圏を維持した。ただ、5連騰とはいってもおよそ方向感はつかめない。例えば日経レバ<1570.T>を投資対象とした場合、売りも買いも入れづらい時間帯で、つまり見送るのが良しという地合いである。
そうしたなか、個別株に活路を求めるのであれば、全体指数に左右されにくい銘柄にテーマ性を見いだしたい。決算発表通過後の企業でPER・PBR・配当利回りから、さすがに拾い場と思わせる銘柄ではフタバ産業<7241.T>が挙げられる。トランプ米大統領が自動車・部品関税の負担軽減措置を発表したことが一つのメルクマールとなり、割安放置が際立つ自動車部品株は風向きが変わる可能性がある。また、南海トラフ地震への警戒が強まるなか、防災関連株への物色ニーズが今の市場には潜在している。そのなか、穴株的な魅力を搭載しているのがナカバヤシ<7987.T>だ。アルバムや図書館製本の最大手だが、実は防犯・防災関連製品で高水準の需要を獲得、今後の成長ドライバーとして注目される。このほか、低位材料株でサノヤスホールディングス<7022.T>もマークしておきたい。業績面はやや不安定で決算発表絡みでは注意が必要ながら、有配の低PBR株として水準訂正期待がある。機械式立体駐車装置に強みを持つが、日本駐車場開発<2353.T>が一貫して同社株式を買い増していることも見逃せない。
あすのスケジュールでは、日銀金融政策決定会合の結果発表と4月の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)が開示されるほか、植田日銀総裁の記者会見が予定されている。海外では週間の米新規失業保険申請件数、4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、3月の米建設支出などが発表される。米国ではアップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>の決算にもマーケットの視線が集まる。なお、この日は中国、香港、韓国、台湾、シンガポールなどをはじめアジアの各市場が休場となる。(銀)
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 17:30
みんかぶニュース 市況・概況
30日香港・ハンセン指数=終値22119.41(+111.30)
30日の香港・ハンセン指数の終値は前営業日比111.30ポイント高の22119.41と続伸した。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 17:27
みんかぶニュース 市況・概況
明日の【信用規制・解除】銘柄 (30日大引け後 発表分)
○ぷらっと <6836> [東証S]
東証が5月1日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
[2025年4月30日]
株探ニュース
2025/04/30 16:50
みんかぶニュース 市況・概況
30日中国・上海総合指数=終値3279.0314(-7.6234)
30日の中国・上海総合指数の終値は前営業日比7.6234ポイント安の3279.0314と4日続落。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 16:46
みんかぶニュース 市況・概況
[PTS]デイタイムセッション終了 15時30分以降の上昇1343銘柄・下落1217銘柄(東証終値比)
4月30日のPTSデイタイムセッション(08:20~16:30)が終了。東証の取引が終了した15時30分以降に売買が成立したのは2645銘柄。東証終値比で上昇は1343銘柄、下落は1217銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は225銘柄。うち値上がりが125銘柄、値下がりは98銘柄と買いが優勢。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は78円高と買われている。
PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の30日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。
△PTS値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <8244> 近鉄百 2500 +504( +25.3%)
2位 <7022> サノヤスHD 265 +42( +18.8%)
3位 <6196> ストライク 3430 +499( +17.0%)
4位 <6932> 遠藤照明 1690 +137( +8.8%)
5位 <5280> ヨシコン 1862 +139( +8.1%)
6位 <1950> 日本電設 2338 +165( +7.6%)
7位 <9301> 三菱倉 1042.5 +60.3( +6.1%)
8位 <8918> ランド 7.4 +0.4( +5.7%)
9位 <9158> シーユーシー 1185 +63( +5.6%)
10位 <3482> ロードスター 2658 +128( +5.1%)
▼PTS値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <8143> ラピーヌ 175 -81( -31.6%)
2位 <3137> ファンデリー 539 -91( -14.4%)
3位 <9552> M&A総研 1145 -121( -9.6%)
4位 <2114> フジ日本 995 -85( -7.9%)
5位 <6080> M&Aキャピ 2546 -207( -7.5%)
6位 <3635> コーテクHD 2300 -148.0( -6.0%)
7位 <4082> 稀元素 630 -40( -6.0%)
8位 <3969> エイトレッド 1355 -85( -5.9%)
9位 <4768> 大塚商会 3000 -171.0( -5.4%)
10位 <4308> Jストリーム 394 -19( -4.6%)
△PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <8308> りそなHD 1189 +50.0( +4.4%)
2位 <5214> 日電硝 3397.9 +123.9( +3.8%)
3位 <8035> 東エレク 21945 +720( +3.4%)
4位 <9022> JR東海 2993 +62.0( +2.1%)
5位 <8053> 住友商 3548.9 +50.9( +1.5%)
6位 <4005> 住友化 348 +4.3( +1.3%)
7位 <5713> 住友鉱 3205.9 +24.9( +0.8%)
8位 <2801> キッコマン 1406 +10.5( +0.8%)
9位 <6723> ルネサス 1683.8 +11.3( +0.7%)
10位 <9009> 京成 1488.3 +9.8( +0.7%)
▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング
コード 銘柄名 株価 終値比( 率 )
1位 <6981> 村田製 2163 -51.0( -2.3%)
2位 <6594> ニデック 2475.5 -57.5( -2.3%)
3位 <6770> アルプスアル 1420 -28.0( -1.9%)
4位 <9503> 関西電 1722 -33.0( -1.9%)
5位 <9020> JR東日本 3038 -58.0( -1.9%)
6位 <2432> ディーエヌエ 3810 -45( -1.2%)
7位 <8015> 豊田通商 2796.6 -28.4( -1.0%)
8位 <9107> 川崎汽 1936 -14.0( -0.7%)
9位 <3092> ZOZO 1445 -9.0( -0.6%)
10位 <7832> バンナムHD 4919.7 -29.3( -0.6%)
※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Market及びX-Marketより取得
株探ニュース
2025/04/30 16:33
みんかぶニュース 市況・概況
30日韓国・KOSPI=終値2556.61(-8.81)
30日の韓国・KOSPIの終値は前営業日比8.81ポイント安の2556.61と4日ぶり反落。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 16:32
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(大引け)=205円高、トランプ関税緩和の兆しで3万6000円台回復
30日の東京株式市場は買い優勢の地合いで、日経平均株価は上値指向が続いた。終値で約1カ月ぶりに3万6000円台を回復した。
大引けの日経平均株価は前営業日比205円39銭高の3万6045円38銭と5日続伸。プライム市場の売買高概算は22億8183万株、売買代金概算は5兆4367億円。値上がり銘柄数は923、対して値下がり銘柄数は650、変わらずは62銘柄だった。
きょうの東京市場は主力株を中心に朝方買い優勢でスタートした後、いったん急速に値を消しマイナス圏に沈んだが、その後は底堅さを発揮し、後場取引後半から次第高の様相となった。前日の米株市場では、トランプ米政権の関税政策に緩和の兆しが見られ、中国をはじめ海外各国との貿易摩擦が緩和するとの思惑からNYダウが6日続伸と上値追い態勢を継続した。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが強気に傾いている。日米間の関税に絡む協議が5月1日に予定されており、この結果を見極めたいとのニーズもあるが、それに先立ってショート筋手仕舞いの動きが指数を押し上げた格好だ。商いも活況で、売買代金は5兆4000億円台と大きく膨らんだ。これは4月11日以来約3週間ぶり。値上がり銘柄数は前引け段階では値下がり数を大きく下回っていたが、後場の取引で逆転し900銘柄以上が上昇した。
個別では、ディスコ<6146.T>がしっかり、レーザーテック<6920.T>、アドバンテスト<6857.T>なども上昇するなど半導体製造装置関連が買われた。豊田自動織機<6201.T>が大きく上値を伸ばし、ソニーグループ<6758.T>が物色人気、任天堂<7974.T>も値を上げた。小松ウオール工業<7949.T>、住友ファーマ<4506.T>がいずれもストップ高で買い物を残した。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>、Genky DrugStores<9267.T>、トーエネック<1946.T>、太陽ホールディングス<4626.T>なども急騰した。
半面、後場の取引で売買代金トップに躍り出た商船三井<9104.T>が急落。日立製作所<6501.T>の下げが目立ったほか、トヨタ自動車<7203.T>も冴えない。キーエンス<6861.T>、ファーストリテイリング<9983.T>などが売られ、オリエンタルランド<4661.T>も安い。中国電力<9504.T>が値下がり率トップに売り込まれ、キッコーマン<2801.T>、ニコン<7731.T>が急落した。東京地下鉄<9023.T>、南海電気鉄道<9044.T>なども大幅安。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 16:26
みんかぶニュース 市況・概況
明日の主なマーケットイベント
○経済統計・イベントなど
10:30 豪・輸入物価指数
10:30 豪・貿易収支
14:00 日・消費者態度指数
17:30 英・消費者信用残高
17:30 英・マネーサプライ
17:30 英・製造業購買担当者景気指数(改定値)
20:30 米・チャレンジャー人員削減数
21:30 米・新規失業保険申請件数
21:30 米・失業保険継続受給者数
22:45 米・製造業購買担当者景気指数(改定値)
23:00 米・ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数
23:00 米・建設支出
※日・日銀金融政策決定会合の結果発表
※日・日銀展望レポート
※ドイツ,フランス,スウェーデン,ノルウェー,ポーランド,スイス,中国,香港,韓国,シンガポール,マレーシア,フィリピン,タイ,インドネシア,インド,ベトナム,南アフリカ,ブラジル,トルコ,メキシコ,ロシア市場が休場
○決算発表・新規上場など
決算発表:ITメディア<2148>,コカBJH<2579>,双日<2768>,dely<299A>,モノタロウ<3064>,協和キリン<4151>,アイカ<4206>,ブロメディア<4347>,日華化学<4463>,ニッカトー<5367>,ニチダイ<6467>,JVCケンウ<6632>,エプソン<6724>,きらぼし<7173>,GMO-FH<7177>,東北化学<7446>,HOYA<7741>,三井物<8031>,住友商<8053>,日ガス<8174>,アサックス<8772>,ヤマトHD<9064>,DTS<9682>,旭情報<9799>ほか
※海外企業決算発表:アップル,アマゾン・ドット・コム,アムジェン,マクドナルドほか
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 16:00
みんかぶニュース 市況・概況
明日の決算発表予定 三井物、住友商など25社 (4月30日)
※決算発表の集中期間(4月24日~5月15日)は、『決算特報』を毎日3本配信します。
1.★本日の【サプライズ決算】 速報 <16時40分>に配信
2.★本日の【サプライズ決算】 続報 <18時00分>に配信
3.★本日の【イチオシ決算】 <20時00分>に配信
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【株探プレミアム】会員向けには、より早い“超速報”を毎日2本配信します。
1.★本日の【サプライズ決算】 超速報 <15時40分>に配信
2.★本日の【サプライズ決算】 超速報・続報 <16時10分>に配信
ご注目ください。なお、配信時間は多少前後します。
5月1日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■取引時間中の発表
◆本決算:
<2768> 双日 [東P]
<4347> ブロメディア [東S]
<6632> JVCケンウ [東P]
<7741> HOYA [東P]
★<8031> 三井物 [東P]
<8053> 住友商 [東P]
<8772> アサックス [東S]
◆第1四半期決算:
<4463> 日華化学 [東S]
■引け後発表
◆本決算:
<2148> ITメディア [東P]
<299A> dely [東G]
<4206> アイカ [東P]
<5367> ニッカトー [東S]
<6724> エプソン [東P]
<7173> 東京きらぼし [東P]
<8174> 日ガス [東P]
<9064> ヤマトHD [東P]
<9682> DTS [東P]
<9799> 旭情報 [東S]
◆第1四半期決算:
<2579> コカBJH [東P]
<3064> モノタロウ [東P]
<4151> 協和キリン [東P]
<7177> GMO-FH [東S]
◆第2四半期決算:
<2551> マルサンアイ [名M]
<7446> 東北化学 [東S]
■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
◆本決算:
<6467> ニチダイ [東S] (前回15:10)
合計25社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース
2025/04/30 15:41
みんかぶニュース 市況・概況
東証グロース(大引け)=値上がり優勢、アイズ、ベビカレがS高
30日大引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数332、値下がり銘柄数236と、値上がりが優勢だった。
個別ではアイズ<5242>、ベビーカレンダー<7363>、売れるネット広告社グループ<9235>がストップ高。クラスターテクノロジー<4240>は一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス<1401>、クリアル<2998>、BRUNO<3140>、ティーケーピー<3479>、ベガコーポレーション<3542>など26銘柄は年初来高値を更新。Def consulting<4833>、Aiming<3911>、Heartseed<219A>、ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774>、ヌーラボ<5033>は値上がり率上位に買われた。
一方、オルツ<260A>がストップ安。シーユーシー<9158>など2銘柄は年初来安値を更新。メタリアル<6182>、ユニフォームネクスト<3566>、ダイナミックマッププラットフォーム<336A>、Liberaware<218A>、ココナラ<4176>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2025/04/30 15:33
みんかぶニュース 市況・概況
<動意株・30日>(大引け)=太陽HD、Genky、十六FGなど
太陽ホールディングス<4626.T>=後場上げ幅広げ一時ストップ高。正午ごろに発表した26年3月期の連結業績予想で、売上高1234億円(前期比3.7%増)、営業利益233億円(同5.6%増)、純利益160億円(同48.4%増)と増収増益で営業最高益更新を見込み、年間配当予想を前期比100円増の290円としたことが好感されている。想定為替レートを1ドル=145円(25年3月期152円50銭)としたことでエレクトロニクス事業は横ばいを見込むものの、リジッド基板用部材や半導体パッケージ基板用部材で需要回復を見込む。一方、医療・医薬品事業で受託数量の増加を背景に引き続き医療用医薬品の製造受託事業が堅調を持続する見通しだ。なお、25年3月期決算は、売上高1190億1000万円(前の期比13.6%増)、営業利益220億6700万円(同21.2%増)、純利益107億8000万円(同24.6%増)だった。
Genky DrugStores<9267.T>=大幅反発で新値街道まい進。福井県に本社を構え、中部圏を中心に展開するドラッグストアで、生鮮食品や弁当などの食品関連の取り扱いが多いことでも知られ、物価高のなか生活防衛関連の有望株としてマークが強まっている。そうしたなか、週明け28日取引終了後に25年6月期第3四半期(24年7月~25年3月)の決算を発表、トップライン、利益ともに堅調で本業のもうけを示す営業利益は前年同期比5%増の68億3900万円と拡大基調が続いている。これを手掛かり材料に投資マネーの攻勢が加速した。4月中旬以降の上げ足の強さが際立ち目先スピード警戒感も意識されるが、信用買い残は枯れた状態となっており、利食い圧力も限定的となっている。
十六フィナンシャルグループ<7380.T>=高値圏で利益確定売りこなす。25日取引終了後に25年3月期業績予想の修正を発表、経常利益は従来予想の275億円から312億円(前の期比12%増)に増額修正するとともに、前期年間配当を160円から180円に上方修正した。これが評価される形で投資資金の流入が継続している。PBRは0.4倍程度と極めて低い水準にあり、水準訂正余地が改めて意識された。また、同社株に限らずきょうは地銀株に上値を追う銘柄が多い。市場関係者は「地銀株は個別のファンダメンタルズというよりは、上がる時は一斉に上昇し、下がる時は一斉に軟化する傾向が強いが、きょうは買いのターンに入っている。地銀同士の連携や再編思惑が広がっており、全体相場が半導体や防衛関連株などに対する物色が一巡したところで、足もと資金が還流しやすいタイミングにあった」(中堅証券マーケットアナリスト)という声が聞かれた。
Aiming<3911.T>=大幅高で新高値。28日取引終了後に1~3月期連結決算を発表。売上高が51億6800万円(前年同期比12.2%増)、営業損益が13億5200万円の黒字(前年同期1億4900万円の赤字)に転換して着地しており、これを好感した買いが集まっている。従来予想(売上高51億2700万円、営業損益が11億6900万円の黒字)から上振れして着地した。既存配信サービス全体で予想をわずかに上回ったほか、損益面では開発中のゲームタイトルの費用負担を清算したこと、業務委託費を抑制したことなどが寄与した。あわせて、競輪投票ポータル事業を手掛けるKPJ企画(東京都渋谷区)に出資することを明らかにした。
トーエネック<1946.T>=急上昇。約1カ月ぶりにフシ目の4ケタ大台に突入した。中部電グループの電気工事大手で旺盛な民間設備投資需要と公共投資案件を取り込み、業績好調を維持している。今週明け28日に開示した26年3月期の営業利益は、前期比12%増の180億円予想と2ケタ成長でピーク利益更新基調が続く見通し。PERやPBRの割安さと相まって水準訂正狙いの買いを引き寄せている。また、好業績を背景に株主還元も強化し、前期配当を従来計画の40円に10円上乗せの50円(分割後修正値)とすることを発表した。また、今期は52円と更に増配を計画している。今期予想配当利回りは前営業日終値換算で5.2%に達し、インカムゲイン狙いの買いも株高を助長している。
住友ファーマ<4506.T>=物色人気加速でストップ高。住友化学系の医薬品準大手で精神神経領域、がん、再生医療分野で実績を積み重ねている。今週明けの28日取引終了後に25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の210億円から288億円(前の期は3548億5900万円の赤字)に増額した。北米で前立腺がん治療薬「オルゴビクス」などの売り上げが想定を上回り全体収益を押し上げている。これを材料に上値を見込んだ投資マネーが集中する格好となった。株式需給面では700円台は累積売買代金が少なく、上値の軽さが意識されやすい点もポイントとなっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 15:32
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均30日大引け=5日続伸、205円高の3万6045円
30日の日経平均株価は前営業日比205.39円(0.57%)高の3万6045.38円と5日続伸し取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は921、値下がりは648、変わらずは63と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。
日経平均プラス寄与度トップはソニーG <6758>で、日経平均を41.74円押し上げ。次いでアドテスト <6857>が40.71円、リクルート <6098>が38.12円、TDK <6762>が30.93円、コナミG <9766>が30.77円と続いた。
マイナス寄与度は78.23円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、キッコマン <2801>が24.61円、トヨタ <7203>が9.56円、ファナック <6954>が8.65円、日立 <6501>が7.62円と並んだ。
業種別では33業種中23業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、サービス業、医薬品、銀行業が続いた。値下がり上位には海運業、石油・石炭、輸送用機器が並んだ。
株探ニュース
2025/04/30 15:32
みんかぶニュース 市況・概況
東証スタンダード(大引け)=値上がり優勢、桂川電機がS高
30日大引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数843、値下がり銘柄数541と、値上がりが優勢だった。
個別では桂川電機<6416>がストップ高。美樹工業<1718>、松井建設<1810>、ヤマト<1967>、フジ日本<2114>、ブルボン<2208>など52銘柄は年初来高値を更新。パレモ・ホールディングス<2778>、MRKホールディングス<9980>、鉱研工業<6297>、メタプラネット<3350>、KSK<9687>は値上がり率上位に買われた。
一方、アズジェント<4288>がストップ安。ぷらっとホーム<6836>は一時ストップ安と急落した。ベルグアース<1383>、ビート・ホールディングス・リミテッド<9399>など3銘柄は年初来安値を更新。システム・ロケーション<2480>、アストマックス<7162>、ザッパラス<3770>、KIMOTO<7908>、大阪製鐵<5449>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2025/04/30 15:32
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の上げ幅が200円突破
日経平均株価の上げ幅が200円を突破。15時11分現在、200.41円高の3万6040.4円まで上昇している。
株探ニュース
2025/04/30 15:12
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後3時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後3時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は860、値下がり銘柄数は706、変わらずは68銘柄だった。業種別では33業種中19業種が上昇。値上がり上位にその他製品、銀行、サービス、医薬品など。値下がりで目立つのは海運、石油・石炭、陸運など。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 15:03
みんかぶニュース 市況・概況
15時の日経平均は136円高の3万5976円、ソニーGが38.09円押し上げ
30日15時現在の日経平均株価は前日比136.73円(0.38%)高の3万5976.72円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は855、値下がりは712、変わらずは64。
日経平均プラス寄与度トップはソニーG <6758>で、日経平均を38.09円押し上げている。次いでリクルート <6098>が37.82円、TDK <6762>が34.93円、コナミG <9766>が26.78円、アドテスト <6857>が21.55円と続く。
マイナス寄与度は79.83円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、キッコマン <2801>が22.87円、ファナック <6954>が9.98円、トヨタ <7203>が8.32円、テルモ <4543>が7.58円と続いている。
業種別では33業種中19業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、銀行、サービス、医薬品と続く。値下がり上位には海運、石油・石炭、陸運が並んでいる。
※15時0分12秒時点
株探ニュース
2025/04/30 15:01
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にオルツ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の30日午後2時現在で、オルツ<260A.T>が「売り予想数上昇」で1位となっている。
25日の取引終了後、主力サービスの「AI GIJIROKU」に関して、売上高を過大計上している可能性が認められたと発表。また、事実関係を明らかにするために第三者委員会を設置して調査することから、25年12月期第1四半期の決算発表を延期するとした。
これを受けて、同社株には売りが殺到しており、28日は取引時間内に値がつかず337円ストップ安配分で終了。この日もストップ安の257円水準でウリ気配となっており、ガバナンス(企業統治)への懸念が売り予想数上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 14:21
みんかぶニュース 市況・概況
住友化が大幅5日続伸、25年3月期業績は計画上振れ◇
住友化学<4005.T>が大幅高で5日続伸している。午後1時30分ごろ、集計中の25年3月期連結業績について、売上高が従来予想の2兆6000億円から2兆6060億円(前の期比6.5%増)へ、営業利益が1800億円から1930億円(前の期4888億2600万円の赤字)へ、最終利益が250億円から380億円(同3118億3800万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
子会社である住友ファーマ<4506.T>で、北米でのオルゴビクス(進行性前立腺がん治療剤)などの売り上げが拡大したことに加えて、ICT&モビリティソリューション部門でディスプレー関連材料の出荷が増加したことが要因。また、不透明な事業環境などを踏まえてリスクを織り込んでいたものの、全社で取り組んだ短期集中業績改善策が順調に進捗したことなども寄与した。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 14:11
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後2時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は781、値下がり銘柄数は791、変わらずは62銘柄だった。業種別では33業種中19業種が上昇。値上がり上位にその他製品、医薬品、銀行、サービスなど。値下がりで目立つのは海運、石油・石炭、鉄鋼など。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 14:03
みんかぶニュース 市況・概況
14時の日経平均は89円高の3万5929円、ソニーGが39.91円押し上げ
30日14時現在の日経平均株価は前日比89.79円(0.25%)高の3万5929.78円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は779、値下がりは791、変わらずは61。
日経平均プラス寄与度トップはソニーG <6758>で、日経平均を39.91円押し上げている。次いでTDK <6762>が32.68円、リクルート <6098>が30.43円、コナミG <9766>が25.78円、中外薬 <4519>が21.85円と続く。
マイナス寄与度は79.03円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、キッコマン <2801>が19.87円、東エレク <8035>が18.96円、ファナック <6954>が9.81円、トヨタ <7203>が7.73円と続いている。
業種別では33業種中19業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、医薬品、銀行、サービスと続く。値下がり上位には海運、石油・石炭、鉄鋼が並んでいる。
※14時0分1秒時点
株探ニュース
2025/04/30 14:01
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位に東京メトロ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」30日午後1時現在で東京地下鉄<9023.T>が「買い予想数上昇」2位となっている。
東京メトロは今週明け28日に発表した26年3月期の業績予想で営業利益が前期比2%増の887億円を見込んでいるが、これがコンセンサスに届かず失望売りを誘った。同日発表した28年3月期を最終年度とする中期経営計画も、インパクトが薄い内容との見方が強まり、実需買いにつながらなかった。ただ、株価的にはマドを開けて大きく売り込まれたものの「そこまで嫌気される内容ではなかった」(中堅証券ストラテジスト)との指摘もある。下値ではリバウンド期待を背景に逆張り指向の短期資金が流入しているもようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 13:27
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後1時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は652、値下がり銘柄数は930、変わらずは52銘柄だった。業種別では33業種中16業種が上昇。値上がり上位にその他製品、医薬品、銀行など。値下がりで目立つのは海運、鉄鋼、石油・石炭、証券・商品など。
出所:MINKABU PRESS
2025/04/30 13:02