みんかぶニュース 市況・概況ニュース一覧

みんかぶニュース 市況・概況 日経平均19日大引け=続伸、88円高の3万8570円  19日の日経平均株価は前日比88.65円(0.23%)高の3万8570.76円と続伸し取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は1027、値下がりは574、変わらずは44と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。  日経平均プラス寄与度トップはアドテスト <6857>で、日経平均を57.54円押し上げ。次いでSBG <9984>が19.61円、リクルート <6098>が17.75円、日東電 <6988>が13.89円、ファストリ <9983>が10.79円と続いた。  マイナス寄与度は26.48円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、ディスコ <6146>が15.82円、トレンド <4704>が9.94円、オリンパス <7733>が9.55円、資生堂 <4911>が7.65円と並んだ。  業種別では33業種中22業種が値上がり。1位は保険で、以下、輸送用機器、不動産、陸運が続いた。値下がり上位には海運、石油・石炭、小売が並んだ。 株探ニュース 2024/06/19 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 <動意株・19日>(大引け)=千代建、JRC、タスキHDなど  千代田化工建設<6366.T>=後場急伸。19日正午過ぎ、同社は、米国テキサス州でLNG(液化天然ガス)プロジェクトを共同で遂行している米ザクリ・インダストリアルが米国連邦破産法第11章(チャプター11)を申請した件について、同プロジェクトの顧客である米ゴールデンパスLNGターミナル(GPX)社が、ザクリ社のプロジェクト離脱などを求める申し立てを行ったと発表した。ザクリ社の正式離脱に備え、短期的・長期的な遂行プランの協議を継続しているという。更に、工事継続に必要な安全対策業務や、千代建の米国のグループ会社であるチヨダ・インターナショナル・コーポレーション(CIC)社の独自業務などについて、GPXからの入金も進んでおり、「当該業務に関するCICの負担はない」とした。これを受け、追加費用の発生に対する投資家の懸念がいったん和らぐ形となり、買い戻しが入ったようだ。  JRC<6224.T>=4連騰。18日の取引終了後、連結子会社のJRC C&Mが水処理設備機器の設置などを手掛ける向井化工機(横浜市金沢区)の株式を取得し、孫会社化すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。向井化工機のグループ参画による連携を通じ、ごみ焼却施設やバイオマスプラントに加え、水処理施設での製作・据え付け・メンテナンスといった営業展開が可能になるという。株式の取得価額は概算で4億1600万円としている。  タスキホールディングス<166A.T>=上値指向継続で5日続伸。18日の取引終了後、物件仕入管理サービス「TASUKI TECH LAND」が、関東圏を中心にファミリー向けマンション開発を手がけるアンビシャス(東京都新宿区)に採用されたと発表しており、好材料視されている。アンビシャスは、自社ブランド「アンビシャスマンション」シリーズの企画・開発・販売を行っているが、新規事業立ち上げに伴い取り扱う情報数が大幅に増加したことを契機に、管理方法の見直しが必要となったことから、「TASUKI TECH LAND」の導入に至ったという。地図上での一元管理となったことで、視認性が向上し、情報の蓄積も簡単になったとしている。  日比谷総合設備<1982.T>=4連騰で青空圏舞う。AI用半導体需要の急拡大は、それが組み込まれるAIサーバーとサーバーが設置されるデータセンターの新設・増設需要を強く喚起している。同社は空調工事大手で、NTT系大型データセンターで受注実績が豊富。生成AIなど新たな市場の立ち上がりを背景にデータセンターの高密度・ハイパースケール化が進むなか、同社は次世代冷却方式である液浸冷却システムなどへの対応も行っており、抜かりなく商機を捉えている。25年3月期営業利益は前期比3%増益の59億円を予想しているが上振れの可能性を内包し、株価は指標面からは割高感に乏しく、戻り売り圧力から解放された青空圏で需給面でも上値の軽さが浮き彫りとなっている。  クシム<2345.T>=物色人気。一時12%高の271円まで駆け上がった。ブロックチェーン分野における受託開発や暗号資産のコンサルティングを手掛ける。足もとの業績は苦戦しているが、中期的に暗号資産分野での事業展開に期待がかかっている。そうしたなか、18日取引終了後、ギグワークス<2375.T>と共同開発する「SNPIT」の独自トークン「SNPIT Token」が海外暗号資産交換所での取引が決定したことを発表しており、これを材料視する買いを呼び込んだ。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 東証スタンダード(大引け)=値上がり優勢、東京ボード、くろ工がS高  19日大引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数791、値下がり銘柄数609と、値上がりが優勢だった。  個別では東京ボード工業<7815>、くろがね工作所<7997>がストップ高。田辺工業<1828>、大盛工業<1844>、日東富士製粉<2003>、B-R サーティワンアイスクリーム<2268>、CSSホールディングス<2304>など64銘柄は年初来高値を更新。日本パワーファスニング<5950>、ディ・アイ・システム<4421>、三和油化工業<4125>、ダイドーリミテッド<3205>、トレーディア<9365>は値上がり率上位に買われた。  一方、伊勢化学工業<4107>がストップ安。ヒップ<2136>、出前館<2484>、ヒラキ<3059>、バイク王&カンパニー<3377>、THE WHY HOW DO COMPANY<3823>など29銘柄は年初来安値を更新。倉元製作所<5216>、放電精密加工研究所<6469>、日本調理機<2961>、クックパッド<2193>、中広<2139>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2024/06/19 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 三越伊勢丹など百貨店株が安い、訪日外国人の消費拡大一服に警戒感◇  三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が大幅安となっているほか、J.フロント リテイリング<3086.T>、近鉄百貨店<8244.T>、松屋<8237.T>など百貨店株の下落が目立っている。中国の中間層による購買意欲の停滞などを背景に、高級品市場の伸びが低調になるとの見方が広がっている。きょうの引け後には5月の訪日外客数の公表を控えているが、百貨店株に関しては、いったん買い持ち高を圧縮する目的の売りが優勢となっているようだ。ロイター通信によると、コンサルタント会社のベイン・アンド・カンパニーは、個人向け高級品の2024年の全世界の売上高の伸び率が前年比で横ばいから4%増になる見通しを発表したという。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 14:59 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位にストレジ王  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の19日午後2時現在で、ストレージ王<2997.T>が「買い予想数上昇」で2位となっている。  18日の取引終了後、25年1月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表した。毎年1月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象にクオカード及び同社トランクルームの割引券を贈呈するとしており、保有株数と保有期間に応じてクオカード3000円分及び割引券2000円相当~クオカード6000円分及び割引券5000円相当を贈呈する。  同時に、24年7月31日時点の株主を対象に記念株主優待を実施するとも発表した。4月に上場3年目を迎えたことを記念して実施するもので、1単元(100株)以上を保有する株主を対象に一律でクオカード2000円分を贈呈する。  これらの発表を受けて、同社株には朝方から買いが殺到し、カイ気配でスタートした後は気配値を切り上げる展開。早い時間にストップ高の657円水準でカイ気配となり、その後も買いが入っていることから、買い予想数の上昇につながったようだ。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 14:46 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位に伊勢化  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」19日午後1時現在で伊勢化学工業<4107.T>が「売り予想数上昇」1位となっている。  19日の東証スタンダード市場で伊勢化が一時ストップ安と大幅に3日続落。同社の株価は年初から4倍強に急騰し、14日には4万500円まで値を上げていたが、足もとでは一転急落している。次世代太陽電池として関心を集める「ペロブスカイト型太陽電池」を巡り、国際的な開発競争が激化。ペロブスカイト型太陽電池は日本発の技術であり、今後市場規模は急拡大する見通しだ。同電池ではヨウ素が使われるが、世界産出量の約3割が日本で、その国内トップシェア企業である伊勢化に対する市場の関心が集まっている。ただ、東京証券取引所は18日の売買分から委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を発表したほか、一部証券会社が18日付で同社株の投資判断を「売り」とするリポートを出したと伝わったことも嫌気された様子だ。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 14:32 みんかぶニュース 市況・概況 ビートレンドが堅調、エコテックサービスをワタミなど10社が利用開始◇  ビートレンド<4020.T>が堅調。18日の取引終了後、同社が開発・戦略パートナーとしてパルコデジタルマーケティング(東京都渋谷区)と共に提供しているエコテックサービス「wezero(ウィーゼロ)」を、ワタミ<7522.T>やJ.フロント リテイリング<3086.T>子会社の大丸松坂屋百貨店など10社以上がトライアル利用を開始したと発表しており、好材料視されている。  「wezero」は、サプライチェーン全体での環境データ収集や企業間コミュニケーションをサポートするクラウドサービスで、アンケートやメッセージ送受信機能、取引先の企業情報やコミュニケーション履歴の管理が可能。また、取引先から収集した情報を一元管理・見える化することで、属人的になりがちなサステナブル関連業務の標準化を実現するとしている。なお、同社では7月末までトライアルキャンペーンを実施している。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 14:15 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後2時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は891、値下がり銘柄数は697、変わらずは57銘柄だった。業種別では33業種中19業種が上昇。値上がり上位に保険、銀行、陸運、輸送用機器など。値下がりで目立つのは海運、小売、その他製品など。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 14:03 みんかぶニュース 市況・概況 14時の日経平均は13円安の3万8468円、東エレクが42.17円押し下げ  19日14時現在の日経平均株価は前日比13.60円(-0.04%)安の3万8468.51円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は890、値下がりは698、変わらずは57。  日経平均マイナス寄与度は42.17円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、ディスコ <6146>が16.8円、オリンパス <7733>が13.34円、トレンド <4704>が8.3円、ファナック <6954>が8.17円と続いている。  プラス寄与度トップはアドテスト <6857>で、日経平均を44.72円押し上げている。次いでSBG <9984>が26.48円、日東電 <6988>が13.57円、リクルート <6098>が13.53円、TDK <6762>が11.38円と続く。  業種別では33業種中19業種が値上がり。1位は保険で、以下、銀行、陸運、輸送用機器と続く。値下がり上位には海運、小売、その他製品が並んでいる。  ※14時0分1秒時点 株探ニュース 2024/06/19 14:01 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均がマイナス転換  日経平均株価がマイナス転換。13時34分現在、18.86円安の3万8463.25円まで下落している。 株探ニュース 2024/06/19 13:35 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後1時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は996、値下がり銘柄数は595、変わらずは54銘柄だった。業種別では33業種中23業種が上昇。値上がり上位に保険、銀行、陸運、鉱業、輸送用機器など。値下がりで目立つのは海運、その他製品など。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 13:04 みんかぶニュース 市況・概況 13時の日経平均は110円高の3万8592円、アドテストが47.60円押し上げ  19日13時現在の日経平均株価は前日比110.34円(0.29%)高の3万8592.45円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は996、値下がりは594、変わらずは55と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均プラス寄与度トップはアドテスト <6857>で、日経平均を47.60円押し上げている。次いでSBG <9984>が36.29円、リクルート <6098>が15.01円、ファストリ <9983>が14.71円、日東電 <6988>が13.40円と続く。  マイナス寄与度は21.58円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、オリンパス <7733>が10.79円、トレンド <4704>が8.04円、ディスコ <6146>が7.98円、スクリン <7735>が7.98円と続いている。  業種別では33業種中22業種が値上がり。1位は保険で、以下、銀行、陸運、鉱業と続く。値下がり上位には海運、その他製品、小売が並んでいる。  ※13時0分5秒時点 株探ニュース 2024/06/19 13:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」4位に三菱重  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」19日正午現在で三菱重工業<7011.T>が「買い予想数上昇」4位となっている。  三菱重は続伸で1600円台に歩を進め連日の上場来高値更新と気を吐いている。防衛省との取引金額で一頭地を抜いた存在であり、防衛関連の中核銘柄として位置づけられている。岸田政権では国家安全保障の観点から防衛予算の拡大に積極的な姿勢を示しており、国策に乗る銘柄として同社株に対するマーケットの注目度は高い。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 12:44 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で伸び悩む  後場寄り付き直後の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比130円高前後と前場終値と比較して伸び悩んでいる。外国為替市場では1ドル=157円80銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 12:31 みんかぶニュース 市況・概況 「親子上場」が5位、帝人のインフォコム売却など動き相次ぐ<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10 1 データセンター 2 ペロブスカイト太陽電池 3 半導体 4 人工知能 5 親子上場 6 生成AI 7 JPX日経400 8 半導体製造装置 9 TOPIXコア30 10 地方銀行  みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「親子上場」が5位とランキング上位に食い込んでいる。  電子書籍サイト「めちゃコミック」を運営するインフォコム<4348.T>は18日、米投資会社ブラックストーン<BX>からTOBを受け、株式を非公開化すると発表した。TOB価格は6060円。親会社の帝人<3401.T>が保有する持ち分はTOB成立後に買い取る予定で、両社の親子関係は解消されることになる。  ここマーケットでは親子上場を巡る動きが相次いでいる。ガバナンス改革の流れが年々強まるなか、一般株主の利益を脅かしかねない親子上場への視線が厳しくなっていることが背景にあるようだ。東京証券取引所は昨年12月、親子関係に加え持ち分法適用関係にあるすべての上場企業に対し、情報開示を充実させるよう求める文書を出している。  直近の動向では、14日にキリンホールディングス<2503.T>が持ち分法適用会社のファンケル<4921.T>を完全子会社化すると発表した。来月にはコナカ<7494.T>が子会社サマンサタバサジャパンリミテッド<7829.T>の完全子会社化完了を予定している。上場子会社・持ち分法適用会社の株式を売却するケースでは前述の帝人―インフォコムのほか、三菱商事<8058.T>―日本KFCホールディングス<9873.T>、アルプスアルパイン<6770.T>―アルプス物流<9055.T>などがある。パソナグループ<2168.T>―ベネフィット・ワンの事例も記憶に新しい。ベネワンは第一生命ホールディングス<8750.T>によるTOBが成立し、5月20日付で上場廃止となった。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 12:21 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にサイバー  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の19日午前11時現在で、サイバーエージェント<4751.T>が「買い予想数上昇」で5位となっている。  この日の東京株式市場でサイバーは小安い。直近決算の23年10月~24年3月期は純利益が前年同期比3.4倍の98億6600万円と急拡大した。主力のインターネット広告事業とゲーム事業が好調だったほか、ネットテレビ「ABEMA(アベマ)」を運営するメディア事業も損益が改善した。  好業績を背景に株価は足もと堅調な動きを続けており、買い予想数の増加につながったようだ。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 12:01 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(前引け)=続伸も半導体関連冴えず上値重い展開に  19日前引けの日経平均株価は前営業日比225円10銭高の3万8707円21銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億8414万株、売買代金概算は1兆6544億円。値上がり銘柄数は1125、対して値下がり銘柄数は468、変わらずは52銘柄だった。  きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株高を受け買い優勢の地合いとなり、日経平均株価は続伸した。前日の米国株市場で主要株価指数が揃って上昇、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は過去最高値更新が続いている。個別に米エヌビディア<NVDA>が最高値を更新し時価総額世界首位に浮上、同社株の人気が波及し、半導体関連も総じて高い。ただ、東京市場では半導体主力銘柄に安いものが目立ち、全体指数の上値が押さえられた。外国為替市場でドル高・円安が一服していることも輸出セクターには向かい風となっているもようだ。日経平均は3万8000円台後半で強弱観を対立させている。  個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が商いを伴い上昇、三菱重工業<7011.T>も買い人気を集めた。アドバンテスト<6857.T>が高く、日立製作所<6501.T>も値を上げた。トヨタ自動車<7203.T>が堅調。藤田観光<9722.T>は前日のストップ高に続ききょうも大幅高。三菱自動車工業<7211.T>も活況高に。半面、売買代金トップとなったディスコ<6146.T>が軟調、東京エレクトロン<8035.T>も冴えない。ソシオネクスト<6526.T>も売りに押され、SCREENホールディングス<7735.T>も下落した。FPパートナー<7388.T>はストップ安、ヤーマン<6630.T>、TOKYO BASE<3415.T>も大きく値を下げた。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 11:52 みんかぶニュース 市況・概況 常勝街道に回帰!目標値は6カ月連続で上昇 (4) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】 ●個別銘柄  ○iPhoneメーカーのアップルはiPad ProとiPad Airの新機種をリリースし、更新されていないエントリーレベル(第10世代モデル)のiPadの価格を従来の429ドルから349ドルに引き下げました。アップルはまた、iPhoneにAIが組み込まれることを示し、独自のAIチップに取り組んでいると付け加えました。さらに、2024年6月に予定されているアップル・ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンスでAIに関する重大発表があると述べました。同社は開発者にAIを使ったプログラムの作成を促しています。  ○米国司法省は、航空機メーカーのボーイングが2件のジェット機墜落死亡事故に関して、2021年に米司法省と結んだ起訴猶予合意に違反したとして、同社を刑事訴追する可能性があることを明らかにしました。  ○電気自動車メーカーテスラの株主は2024年6月16日開催の株主総会で、最高経営責任者(CEO)兼創業者であるイーロン・マスク氏のストックオプション(現在の評価額は460億ドル)の再承認の投票を行う予定です。同氏のストックオプションは前回の投票で承認を得ましたが、裁判所が無効と判断しています。  ○報道によると、半導体大手のインテルは、アイルランド工場向けに、投資会社のApolloから最大110億ドルの資金提供を受ける方向で協議を進めています。インテルは1000億ドルの投資計画で、米国工場の拡張を進めています。  ○娯楽大手のウォルト・ディズニーがテーマパークの入場者数について警告したことから、利食い売りが発生しました。コーヒーハウスチェーンのスターバックスの声明と考え合わせると、この警告は個人消費支出の減速と消費者がより選別的になっていることを物語っており、この点は多くの企業が指摘しています。  ○報道によると、サウジアラビアは同国の国有石油企業アラムコ(Aramco)の新株発行で最大200億ドルを調達するとのことです。 ●注目点  ○ソーシャルメディア企業ティックトック(TikTok)をめぐる騒動は続いています。TikTokは、米国で中国企業として存続し続けるための法的戦いを開始し、中国の親会社がTikTok事業を売却しなければ、米国でのTikTok利用を禁止することを定めた新しい法律は違憲だとして提訴しました(憲法修正第1条への違反を主張しています)。法廷闘争は米大統領選後まで続くとみられます。  ○化学大手のデュポン・ド・ヌムールは、多様化する産業分野に注力するため、エレクトロニクス事業と水関連事業を分離して会社を3分割し、それぞれを上場すると発表しました。デュポンは18?24ヵ月以内に会社分割を完了させる見通しです。  ○S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、電力事業を手掛けるビストラをS&P500指数に追加し、エクソン・モービルに1株につき同社株式2.3234株で買収されたシェール大手のパイオニア・ナチュラル・リソーシズ(PDX)を同指数から除外しました。 ●配当金  ○2024年5月の配当支払い額は前年同月比1.5%増加しました(4月は同5.2%増、2月は同9.0%減。暦が配当の支払いスケジュールに影響しました)。年初来の支払い額は前年同期比で3.6%増加しました。   ⇒5月の配当支払い額は前年同月の1株当たり7.72ドルから7.84ドルに増加し、支払総額も前年同月の645億3000万ドルから657億7000万ドルに増加しました。  ○2024年5月は、増配が24件、配当開始が0件、減配が2件で、配当停止は0件でした。2023年5月は、増配が17件、配当開始が1件で、減配は5件、配当停止は1件でした。   ⇒年初来では、増配が169件、配当開始が5件、減配が9件、配当停止が0件となっています。2023年の同期間は、増配が178件、配当開始が3件、減配が12件で、配当停止は4件でした。   ⇒2023年通年では、増配が348件、配当開始が11件、減配が26件、配当停止が4件ありました。2022年は、増配が377件、配当開始が7件、減配が5件で、配当停止はありませんでした。  ○5月の増配率の中央値は、4月の7.18%および3月の7.14%から6.12%に低下し、年初来では6.78%(4月末時点は6.90%)となっています。5月の平均増配率は4月の8.63%から7.05%に低下し(3月は8.04%)、年初来では8.33%(4月末時点は8.49%。いずれも2倍以上になった銘柄を除く)となりました。2023年の年間の増配率の中央値は7.01%(2022年と2021年はともに8.33%)、平均値は8.68%(同11.80%、同11.76%)でした。  ○2024年の配当に関して、予想は増加となっており、年間の増配率は1936年以降の平均である5.79%を上回る見通しです。この予想では、アルファベットによる新たな配当(年間配当額を86億6000万ドル押し上げ)、米連邦公開市場委員会(FOMC)による2024年第3四半期末時点での利下げ開始に加えて(注:9月18日のFOMCによる政策決定までに、7-9月期の配当の全てが発表され、ほとんどが支払い済みとなるうえ、10-12月期の配当支払いへの影響は限られる見通し)、景気の大幅な減速は回避され、インフレ再燃への懸念は抑制され続け、政府の財政政策の大きな調整はない(政策とインセンティブの継続を予想)ことを織り込んでおり、2024年の実際の現金支払い額は、2023年の5880億ドルから約7.0%増加して、6350億ドルになると予想しています(2023年は5.05%増、2022年は10.80%増)。これにより2024年の現金配当は、15年連続の増加と13年連続の過去最高の更新が見込まれます。   ⇒注目すべき点として、足元の2024年4-6月期の配当支払い額は、過去最高を記録した2023年10-12月期を0.12%下回っている模様で、6月の配当の発表(6月に支払われる分について)によっては、過去最高を更新する可能性もあります。2024年10-12月期の配当支払い額は四半期として過去最高の更新が予想されます(2024年通年では過去最高を優に更新)。 ●インデックス・レビュー ◇S&P 500指数  今回は最高値更新までに本当に長い時間がかかりました。実際には48日(営業日ベースでは33日)だったのですが、もっと長くかかったように思われます。S&P500指数は4月の値下がり分(4.16%下落)を取り戻し、今年に入って23回目となる終値での最高値を更新しました(5月15日の水曜日の5308.15。前回の最高値更新は3月28日の5254.35)。  株式市場は堅調な上昇基調を辿りました。週次騰落率は5週連続でプラスとなり(累計上昇率6.79%)、5300台を突破(5月16日の日中高値は5325.49)して、再び終値での最高値を更新しました(5月21日に年初来で24回目の最高値となる5321.41を記録)。しかしながら、5月の最終週になると小幅反落しました(0.51%下落)。(古き良き)利食い売りが出たようです(5月の最終営業日の午後には買いが戻り、前日比0.84%の下落から0.80%の上昇まで回復して月の取引を終えました)。  S&P500指数は5月に4.80%上昇して5277.51で月を終えました(5月中に騰落率が5.67%まで上昇する場面もありました)。市場は4月の4.16%の下落分を優に取り戻し、年初来の上昇率は10.64%となりました(5月の取引最終日の終値は終値での最高値から0.83%下落)。  ダウ平均も5月15日の3万9908.00ドル、次いで5月17日の4万0003.59ドルと、5月中に2回、最高値を更新しました(終値で4万ドルを超えたのは17日だけでした。なお16日には日中高値で4万0051.05ドルをつけました)。5月は2.30%上昇の3万8686.32ドルで取引を終え、年初来の騰落率は2.64%の上昇となりました。  5月の市場は再び常勝街道に回帰しました(4.80%上昇。配当込みのトータルリターンはプラス4.96%)。限定的ながら広範囲にわたって下落した4月の値下がり分(4.16%下落。同マイナス4.08%)を取り返しただけでなく優に取り戻し、大幅高となった2024年1-3月期のリターン(10.16%上昇、同プラス10.56%)から上昇率をさらにさせ、年初来の上昇率を10.64%(同プラス11.30%)としました。これを年率換算すると27.11%の上昇(同プラス28.90%)に相当します。  市場は引き続き政策金利が長期間にわたって高止まりすることを受け入れており、FRBによる最初の利下げ(0.25%)は9月になるとの予想を(辛うじてではありますが)維持しています。先物市場は年内に2回目の利下げがあることを織り込んだ動きを見せています(とはいえ、先物にはヘッジやポジション調整の動きも反映されていることも広く指摘されています)。要するに、米国経済と雇用(個人消費を下支えしているほか、税収を通じて、財政赤字が続く政府支出の一部分の下支えを含めて)が底堅さを維持している限り、市場はFRBが思うように政策運営を進めていくことに異論はないようです(利上げについては議論しなかったというパウエル議長の発言を都合よく受け止めて以降、こうした傾向が強まりました)。  マグニフィセントセブン銘柄に関して言えば、(年初来で株価が28.3%下落しているテスラと同0.1%下落しているアップルを含めてもなお)これら7銘柄の市場への影響力は依然として大きく、S&P500指数の年初来上昇率に占める割合は56%になっています。また、7銘柄の5月の平均騰落率はプラス8.1%となり、市場(平均騰落率はプラス2.6%で、米国市場は依然として上昇がなお上位銘柄に集中している状態にあります)をアウトパフォームしたという明確なデータもあります。運用担当者もこれら7銘柄への投資を継続しています(なお、株式やオプションを通じて各銘柄を個人的に売買することはあるようです)。  5月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)は0.77%と4月の1.13%から大幅に低下し、年初来では0.84%となっています。なお、2023年通年は1.04%、2022年は1.83%、2021年は0.97%、2020年は1.51%でした(長期平均は1.42%)。5月の出来高は、4月の前月比14%減少の後に、同4%増加し(営業日数調整後)、前年同月比では4%減となりました。2024年5月までの12ヵ月間は前年同期比5%増加しています。2023年通年では前年比1%減で、2022年通年は同6%増でした。  5月は11セクター中10セクターが上昇しました。4月は1セクターのみの上昇で、3月と2月は全11セクターが上昇しました。5月のパフォーマンスが最高となったのは情報技術で、9.95%上昇しました(年初来では16.93%上昇、2021年末比では30.00%上昇)。パフォーマンスが最低(かつ5月に唯一下落したセクター)だったのはエネルギーで、0.97%下落しました(同10.62%上昇、同67.49%上昇)。  5月は1%以上変動した日数は22営業日中3日(上昇が3日、下落が0日)で、2%以上変動した営業日はありませんでした。4月は1%以上変動した日数は22営業日中7日(上昇が3日、下落が4日。2%以上変動した日はなし)でした。年初来では、1%以上変動した日数は20日(上昇が13日、下落が7日)で、2%以上変動した日数は1日(上昇)でした。2023年通年は、1%以上変動した日数が250営業日中63日(上昇が37日、下落が26日)、2%以上変動した日数が2日(上昇が1日、下落が1日)でした。  5月は22営業日中4日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上変動した日ありませんでした。対して4月は1%以上の変動が22営業日中12日で、2%以上変動した日数は2日でした。年初来では、29日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上の変動は2日でした。2023年通年では1%以上の変動が113日、2%以上の変動が13日で、3%以上の変動はありませんでした(直近で3%以上の変動があったのは2022年11月30日)。2022年は1%以上の変動が218日、2%以上の変動が89日、3%以上の変動が20日でした(4%以上の変動が4日、5%以上の変動が1日)。  5月は値上がり銘柄数が増加し、値下がり銘柄数を大幅に上回りました。5月の値上がり銘柄数は327銘柄(平均上昇率は6.66%)と、4月の118銘柄(同3.11%)から増加しました。5月の10%以上上昇した銘柄数は62銘柄(同16.77%)と、4月の3銘柄(同12.12%)から増加し、8銘柄25%以上上昇しました(4月はゼロ)。一方、5月の値下がり銘柄数は176銘柄(平均下落率は4.84%)と、4月の385銘柄(同7.54%)から減少しました。5月は10%以上下落した銘柄数は21銘柄(同14.90%)で、4月の107銘柄(同13.81%)から減少し、25%以上下落した銘柄はありませんでした(4月は2銘柄)。  2024年年初来では、値上がり銘柄数は312銘柄(平均上昇率は15.49%)で、173銘柄(同23.85%)が10%以上上昇し、50銘柄が25%以上上昇しました。一方、値下がり銘柄数は189銘柄(平均下落率は10.76%)で、86銘柄(同18.05%)が10%以上下落し、16銘柄が25%以上下落しました。2023年通年では2022年から改善し、値上がり銘柄数は322銘柄で、値下がり銘柄数は179銘柄でした。10%以上上昇した銘柄数は248銘柄、10%以上下落した銘柄数は85銘柄でした。143銘柄が25%以上上昇し、20銘柄が25%以上下落しました。 [執筆者] ハワード・シルバーブラット S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス シニア・インデックス・アナリスト ※このレポートは、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはサイトをご参照ください。 [免責事項] 著作権(C) 2024年 S&Pグローバルの一部門であるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC。不許複製、Standard & Poor's、S&P、S&P 500、は、S&Pの一部門であるスタンダード・アンド・プアーズ・フィナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登録商標です。LATIXX、MEXICO TITANS及びSPCIは、S&Pグローバル一部門であるスタンダード・アンド・プアーズ・フィナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の商標です。「ダウ・ジョーンズ」は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登録商標です。商標は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCにライセンス供与されています。本資料の全体または一部の再配布、複製、そして(または)複写を書面による承諾なしに行うことを禁じます。 株探ニュース 2024/06/19 11:41 みんかぶニュース 市況・概況 常勝街道に回帰!目標値は6カ月連続で上昇 (3) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】 ●米国経済  ○4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.0となり、速報値の49.9をわずかに上回りました。  ○4月のISM製造業景気指数は49.2となり、3月の50.3を下回りました。  ○4月のサービス業PMIは51.3となりました。市場予想は前月比横ばいの50.9でした。  ○4月のISM非製造業景気指数は49.2となり、3月の51.2から低下しました。市場予想は52.0でした。  ○5月のPMI速報値は、製造業が市場予想では4月の50.0から50.1に上昇が見込まれていましたが、それを上回る50.9となりました。また、サービス業も市場予想では4月の51.3(速報値の50.9から上方修正)から51.4に小幅な上昇が見込まれていましたが、54.8となりました。  ○2024年第1四半期のGDP成長率改定値は前期比年率1.3%となり、速報値の同1.6%から下方修正され、市場予想の同1.5%を下回りました(確報値は6月に発表されます)。個人消費支出(PCE)は前期比年率2.0%増(市場予想は同2.2%増)となり、速報値の同2.5%増から下方修正されました。2024年第1四半期の企業利益は前年同期比10.9%増となり、速報値の同8.6%増から上昇修正されました。  ○4月の個人所得は市場予想通り前月比0.3%増となりました(3月は同0.5%増)。個人消費は市場予想の前月比0.3%増に対し、同0.2%増となりました(3月の個人消費は当初発表の同0.8%増から同0.7%増に下方修正されました)。   ⇒4月のPCE価格指数は前月比0.3%上昇となりました(市場予想通り、3月は同0.3%上昇)。前年同月比では2.7%上昇でした(3月も2.7%上昇)。4月のコアPCE価格指数は前月比0.2%上昇(3月は同0.3%上昇)、前年同月比では2.8%上昇となりました(3月は2.8%上昇)。  ○3月の建設支出は前月比0.2%減となりました。市場予想は同0.3%増でした。2月は当初発表の同0.3%減から横ばいに上方修正されました。前年同月比では9.6%増となり、2月の10.5%増から低下しました。  ○2024年第1四半期の労働生産性(速報値)は前期比年率0.3%上昇となり、市場予想の同0.9%上昇を下回りました(2023年第4四半期は同3.2%上昇)。単位労働コストは前期比年率4.7%上昇し、市場予想の同3.3%上昇を上回りました(2023年第4四半期は同0.4%上昇)。  ○4月の生産者物価指数(PPI)は、市場予想の前月比0.3%上昇に対して同0.5%上昇となりました。3月は当初発表の前月比0.2%上昇から同0.1%低下に下方修正されました。前年同月比では3月の1.8%上昇(当初発表の2.1%上昇から下方修正)から4月は2.2%上昇に加速しました。   ⇒食品とエネルギーを除いたコアPPIは、市場予想の前月比0.2%上昇に対して同0.5%上昇となり、前年同月比では3月と変わらず2.4%上昇でした。  ○4月の消費者物価指数(CPI)は市場予想通りの前月比0.3%上昇、前年同月比では3.4%上昇となり、3月の3.5%上昇から低下しました。   ⇒食品とエネルギーを除いたコアCPIも市場予想通りの前月比0.3%上昇となり、前年同月比は3.6%上昇と、3月の3.8%上昇から伸びが鈍化しました。  ○4月の鉱工業生産指数は、前月比0.1%上昇の市場予想に対して横ばいとなりました(3月は同0.4%上昇)。設備稼働率は78.4%となり、3月は当初発表の78.4%から78.5%に上方修正されました。  ○3月の製造業受注は前月比1.6%増(市場予想通り)となりました。2月は当初発表の同1.4%増から同1.2%増に下方修正されました。  ○4月の耐久財受注は市場予想の前月比0.5%減に対し、同0.7%増となりました。3月は当初発表の同2.6%増から同0.8%増に下方修正されました。  ○4月の小売在庫は前月比0.7%増となりました。3月は当初発表の同0.3%増から同0.1%増に下方修正されました。  ○3月の卸売在庫は、予想通り前月比0.4%減となりました。2月は同0.5%増でした。   ⇒4月の卸売在庫(速報値)は、市場予想の前月比0.1%減に対して同0.2%増となりました。  ○3月の企業在庫は、前月比横ばいが予想されていましたが、同0.1%減となりました。2月は当初発表の同0.4%増から同0.3%増に下方修正されました。  ○4月の小売売上高は前月比横ばいとなりました。市場予想は同0.4%増でした。3月は当初発表の同0.7%増から同0.6%増に下方修正されました。  ○2024年第1四半期のEコマース小売売上高は、前期比2.1%増、前年同期比8.6%増となりました。  ○3月の貿易収支の赤字額は604億ドルとなりました。2月の貿易収支の赤字額は、当初発表の689億ドルから605億ドルに下方修正されました。  ○4月の輸入物価指数は、市場予想の前月比0.2%上昇を上回り、同0.9%上昇となりました。前年同月比では1.1%上昇となり、3月の0.6%上昇を上回りました。輸出物価指数は、市場予想の前月比0.2%上昇に対し、同0.5%上昇しました。前年同月比では3月が1.6%低下したのに対し、4月は1.0%低下となりました。  ○4月の財の貿易収支(速報値)は994億ドルの赤字となりました(3月は951億ドルの赤字)。輸入は前月比3.1%増(3月は同1.7%増)、輸出は同0.5%減(3月は同2.9%減)でした。  ○民間調査機関コンファレンスボードが発表した4月の消費者信頼感指数は、市場予想の104.0に対して、97.0となりました。3月の消費者信頼感指数は当初発表の104.7から103.1に下方修正されました。  ○5月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は、4月の77.2から低下して67.4となりました。市場予想は77.0でした。1年先のインフレ期待は4月の3.2%から3.5%に上昇しました。市場では前月と変わらずの3.2%が予想されていました。  ○4月の景気先行指数は、市場予想が前月比0.3%低下だったのに対し、同0.6%の低下となりました。3月は同0.3%低下でした。  ○5月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は、69.1となりました。市場予想は速報値と変わらず67.4でした。1年先のインフレ期待は速報値の3.5%から3.3%に低下しました。市場では3.5%が予想されていました。  ○民間調査機関コンファレンスボードが発表した5月の消費者信頼感指数は、市場予想の95.3に対して、102.0となりました。4月の消費者信頼感指数は当初発表の97.0から97.5に上方修正されました。 ●雇用関係  ○4月のADP全米雇用統計では、民間部門雇用者数が19万2000人増(サービス業が14万5000人増)となり、市場予想の17万5000人増を上回りました。3月は当初発表の18万4000人増(予想は15万人増)から20万8000人増に上方修正されました。  ○4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比17万5000人増と市場予想の同24万3000人増をまたもや下回りました。3月は当初発表の同30万3000人増から同31万5000人増に上方修正されました。   ⇒4月の失業率は前月比横ばいの3.8%が予想されていましたが、3.9%に上昇しました(2月も3.8%、1月と2023年12月、11月は3.7%、10月は3.9%、9月は3.8%、なお2020年2月は3.5%でしたが、同年5月は13.3%となりました)。   ⇒労働参加率は市場予想通り、前月から横ばいの62.7%でした(2月と1月、12月は62.5%、11月は62.8%、10月は62.7%、9月は62.8%)。   ⇒4月の週平均労働時間は前月比横ばいの34.4時間と予想されていましたが、それを下回る34.3時間となりました(2月は34.3時間、1月は34.2時間、12月は34.3時間、11月は34.4時間、10月は34.3時間、9月は34.4時間)。   ⇒4月の平均時給は前月比0.3%増の市場予想に対し、同0.2%増(前月の34.69ドルから34.75ドルに増加)となりました(2月は同0.2%増、1月は同0.5%増、12月と11月は同0.4%増、10月は同0.2%増、9月は同0.3%増)。    →前年同月比では、市場予想の4.0%増に対して3.9%増となり、3月の4.1%増を下回りました(2月は同4.3%増、1月は同4.4%増、12月は同4.0%増、11月は同4.0%増、10月は同4.0%増、9月は同4.2%増)。  ○4月の雇用統計   ⇒3月のJOLTS(求人労働異動調査)によると、求人数は848万8000人(市場予想は870万人)で、2月は当初発表の875万6000人から881万3000人に上方修正されました。   ⇒失業保険継続受給件数(季節調整済み)は、前月の179万4000件から179万1000件に減少しました。    →2024年5月2日発表の週間新規失業保険申請件数:20万9000件(当初の発表通り)    →2024年5月9日発表の週間新規失業保険申請件数:23万1000件    →2024年5月16日発表の週間新規失業保険申請件数:22万2000件    →2024年5月23日発表の週間新規失業保険申請件数:21万5000件    →2024年5月30日発表の週間新規失業保険申請件数:21万9000件 ●企業業績  ○時価総額の98.0%に相当する490銘柄が2024年第1四半期の決算発表を終え、そのうちの378銘柄(77.1%)で営業利益が予想を上回り、489銘柄中285銘柄(58.3%)で売上高が予想を上回りました。2024年第1四半期の営業利益は前期比で1.9%増、前年同期比では4.6%増が見込まれています。   ⇒売上高は前期比で3.7%減、前年同期比では4.5%増となる見通しです。   ⇒2024年第1四半期の営業利益率は、2023年第4四半期の11.00%を上回り、2023年第1四半期と同じ11.64%になると予想されます(1993年以降の平均は8.41%、過去最高は2021年第2四半期の13.54%)。   ⇒現時点で、2024年第1四半期中に株式数の減少によってEPSが大きく押し上げられた発表済みの銘柄の割合は13.4%となっています。この割合は、2023年第4四半期は12.6%、2022年第4四半期は18.5%でした。  ○2024年通年の利益は前年比12.9%増が見込まれており、この予想に基づく2024年の予想株価収益率(PER)は21.9倍となっています。  ○2025年通年の利益は前年比14.7%増が見込まれており、2025年の予想PERは19.1倍となっています。 ※「常勝街道に回帰!目標値は6カ月連続で上昇 (4)」へ続く 株探ニュース 2024/06/19 11:41 みんかぶニュース 市況・概況 常勝街道に回帰!目標値は6カ月連続で上昇 (2) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】 ●主なポイント  ○5月は再び常勝街道に回帰しました(4.80%上昇、配当込みのトータルリターンは4.96%)。限定的とはいえ広範な銘柄の株価が下落した4月の値下がり分(4.16%下落、同マイナス4.08%)を取り返しただけではなく、2024年第1四半期のリターン(10.16%上昇、配当込みのトータルリターンは10.56%)にさらに上乗せとなって年初来上昇率を10.64%(同プラス11.30%)としました。これを年率換算すると27.11%の上昇(同プラス28.87%)に相当します。  市場は引き続き政策金利が長期間にわたって高止まりすることを受け入れており、連邦準備制度理事会(FRB)による最初の利下げ(0.25%)は9月になるとの予想を(辛うじてではありますが)維持しています。また、先物市場は年内に2回目の利下げがあることを織り込んだ動きを見せています(とはいえ、先物にはヘッジやポジション調整の動きも反映されることも広く指摘されています)。要するに、米国経済と雇用(個人消費を下支えしているほか、税収を通じて、財政赤字が続く政府支出の一部分の下支えを含めて)が底堅さを維持している限り、市場はFRBが思うように政策運営を進めていくことに異論はないようです(利上げについては議論しなかったというパウエル議長の発言を都合良く受け止めて以降、こうした傾向が強まりました)。  マグニフィセント・セブン銘柄に関して言えば、(年初来で株価が28.3%下落しているテスラと同0.1%下落しているアップルを含めてもなお)これら7銘柄の市場への影響力は依然として大きく、S&P500指数の年初来上昇率に占める割合は56%となっています。また、7銘柄の5月の平均騰落率はプラス8.1%となり、市場(平均騰落率はプラス2.6%で、米国市場は依然として上昇がなお上位銘柄に集中している状態にあります)をアウトパフォームしたという明確なデータもあります。運用担当者もこれら7銘柄への投資を継続しています(なお、株式やオプションを通じて各銘柄を個人的に売買することはあるようです)。  ○5月の主なデータ   ⇒S&P500指数は4月の下落(5000台を割り込み、下値を試す場面もありました)から一転して、5月に入ると常勝街道に回帰しました(最高値を2回更新し、5300台を突破しました)。4月は広範な銘柄が売られましたが(4.16%下落)、5月は大幅上昇(4.80%上昇)となりました。3月までは5ヵ月連続で上昇し(累計で25.29%上昇)、それ以前は3ヵ月連続で下落(累計で8.61%下落)しました。さらにその前は5ヵ月連続で上昇していました(累計で15.59%上昇)。こうした指数の動きは相場(と景気に対する認識)が大きく揺れ動いていたことを反映しています。  5月は22営業日のうち14営業日で上昇し(4月は22営業日のうち9営業日)、10セクターが上昇しました(4月は1セクターのみが上昇、3月と2月は全11セクターが上昇しました)。5月は再び値上がり銘柄数が増加し、値下がり銘柄数を大きく上回りました(値上がり銘柄数は327銘柄、値下がり銘柄数は176銘柄。これに対して4月は値上がり銘柄数が118銘柄、値下がり銘柄数が385銘柄)。出来高は前月比で4%増、前年同月比では5%減でした。    →5月は11セクターのうち10セクターが上昇しました。4月は1セクターのみの上昇で、3月と2月は全11セクターが上昇しました。5月のパフォーマンスが最高となったのは情報技術で、9.95%上昇しました(年初来では16.93%上昇、2021年末比では30.00%上昇)。パフォーマンスが最低(かつ5月に唯一下落したセクター)だったのはエネルギーで、0.97%下落しました(同10.62%上昇、同67.49%上昇)。   ⇒S&P500指数は4.80%上昇して5277.51(月中に付けた終値での最高値は5321.41)で取引を終えました(配当込みのトータルリターンはプラス4.96%)。4月は5035.69で月を終え、4.16%下落しました(同マイナス4.08%)。3月は5254.35で月を終え、3.10%上昇しました(同プラス3.22%)。年初来では10.64%の上昇となりました(同プラス11.30%)。過去3ヵ月では3.56%上昇(同プラス3.91%)、過去1年では26.26%上昇しました(同プラス28.19%)。2023年通年は24.23%の上昇(同プラス26.29%)、2022年通年は19.44%の下落でした(同マイナス18.11%)。    →2024年5月にS&P500指数は終値での過去最高値を2回更新しました。4月は更新できませんでしたが、3月は8回、2月も8回、1月は6回、過去最高値を更新しました。年初来での最高値更新回数は24回となりました。なお、2023年の最高値更新回数は0回、2022年は1回、2021年は70回でした(過去最高は1995年の77回)。    →コロナ危機前の2020年2月19日の高値からは55.86%の上昇(同プラス66.92%)となっています。  ○米国10年国債利回りは4月末の4.68%から4.51%に低下して月を終えました(2023年末は3.88%、2022年末も3.88%、2021年末は1.51%、2020年末は0.92%、2019年末は1.92%、2018年末は2.69%、2017年末は2.41%)。30年国債利回りは4月末の4.78%から4.65%に低下して取引を終えました(同4.04%、同3.97%、同1.91%、同1.65%、同2.30%、同3.02%、同3.05%)。  ○英ポンドは4月末の1ポンド=1.2493ドルから1.2745ドルに上昇し(同1.2742ドル、同1.2099ドル、同1.3525ドル、同1.3673ドル、同1.3253ドル、同1.2754ドル、同1.3498ドル)、ユーロは4月末の1ユーロ=1.0672ドルから1.0850ドルに上昇しました(同1.0838ドル、同1.0703ドル、同1.1379ドル、同1.2182ドル、同1.1172ドル、同1.1461ドル、同1.2000ドル)。  円は4月末の1ドル=157.82円から157.31円に上昇し(同141.02円、同132.21円、同115.08円、同103.24円、同108.76円、同109.58円、同112.68円)、人民元は4月末の1ドル=7.2411元から7.2042元に上昇しました(同7.1132元、同6.9683元、同6.3599元、同6.6994元、同6.9633元、同6.8785元、同6.5030元)。  ○5月末の原油価格は5.4%下落し、4月末の1バレル=81.64ドルから同77.22ドルとなりました(2023年末は同71.31ドル、2022年末は同80.45ドル)。米国のガソリン価格(EIAによる全等級)は5月に2.1%下落しました(現在1ガロン=3.698ドル、4月末は3.777ドル、2023年末は同3.238ドル、2022年末は同3.203ドル、2021年末は同3.375ドル)。2020年末から原油価格は59.5%上昇し(2020年末は1バレル=48.42ドル)、ガソリン価格は59.3%上昇しました(2020年末は1ガロン=2.330ドル)。   ⇒2024年4月時点のEIAの報告によると、ガソリン価格の内訳は、55%が原油、12%が販売・マーケティング費、19%が精製コスト、14%が税金となっています。  ○金価格は4月末の1トロイオンス=2303.20ドルから上昇し、2450.00ドルで5月の取引を終えました(2023年末は2073.60ドル、2022年末は1829.80ドル、2021年末は1901.60ドル、2020年末は1520.00ドル、2019年末は1284.70ドル、2018年末は1305.00ドル)。  ○VIX恐怖指数は4月末の15.65から12.92に下落して5月を終えました。月中の最高は16.22、最低は11.52でした(2022年末は21.67、2021年末は17.22、2020年末は22.75、2019年末は13.78、2018年末は16.12)。   ⇒同指数の2023年の最高は30.81、最低は11.81でした。   ⇒同指数の2022年の最高は38.89、最低は16.34でした。   ⇒同指数の2021年の最高は37.51、最低は14.10でした。   ⇒同指数の2020年の最高は85.47、最低は11.75でした。  ○目標株価は引き続き上昇しています。S&P500指数に対する市場関係者の1年後の目標値は6ヵ月連続で上昇し、現在値から11.6%上昇の5890となっています(4月末時点では14.5%上昇の5766、3月末時点では5655)。それ以前の目標値は、9ヵ月連続の低下から11ヵ月連続の上昇を経て、2023年11月まで2ヵ月連続で低下していました。  ダウ平均の目標株価も3ヵ月連続の上昇から2ヵ月連続の低下を経て、5月は6ヵ月連続での上昇となり、現在値から12.0%上昇の4万2955ドルとなっています(4月末時点では13.2%上昇の4万2808ドル、3月末時点では4万2619ドル)。 ※「常勝街道に回帰!目標値は6カ月連続で上昇 (3)」へ続く 株探ニュース 2024/06/19 11:40 みんかぶニュース 市況・概況 常勝街道に回帰!目標値は6カ月連続で上昇 (1) 【シルバーブラットの「S&P500」月例レポート】 S&P500月例レポートでは、S&P500の値動きから米国マーケットの動向を解説します。市場全体のトレンドだけではなく、業種、さらには個別銘柄レベルでの分析を行い、米国マーケットの現状を掘り下げて説明します。 ● THE S&P 500 MARKET:2024年5月 個人的見解:「自力で立ち上がり、再びレースに挑んでいく」、それが市場というものだ……  今回は最高値更新までに本当に長い時間がかかりました。実際には48日(営業日ベースでは33日)だったのですが、もっと長くかかったように思われます。S&P500指数 は4月の値下がり分(4.16%下落)を取り戻し、今年に入って23回目となる終値での最高値を更新しました(5月15日の水曜日の5308.15。前回の最高値更新は3月28日の5254.35)。株式市場は堅調な上昇基調を辿りました。週次騰落率は5週連続でプラスとなり(累計上昇率6.79%)、5300台を突破(5月16日の日中高値は5325.49)して、再び終値での最高値を更新しました(5月21日に年初来で24回目の最高値となる5321.41を記録)。しかしながら、5月の最終週になると小幅反落しました(0.51%下落)。(古き良き)利食い売りが出たようです(5月最終営業日の午後には買いが戻り、前日比0.84%の下落から同0.80%の上昇まで回復して月の取引を終えました)。S&P500指数は5月に4.80%上昇して5277.51で月を終えました(5月中に騰落率が5.67%まで上昇する場面もありました)。市場は4月の4.16%の下落分を優に取り戻し、年初来の上昇率は10.64%となりました(5月の取引最終日の終値は終値での最高値から0.83%下落)。  ダウ・ジョーンズ工業株平均(ダウ平均)も5月15日に3万9908.00ドル、5月17日に4万0003.59ドルと、5月中に2回、最高値を更新しました(終値で4万ドルを超えたのは17日だけでした。なお、16日には日中高値で4万0051.05ドルをつけました)。5月は2.30%上昇の3万8686.32ドルで取引を終え、年初来の騰落率は2.64%の上昇となりました。 ●インデックスの動き  ○5月は再び常勝街道に回帰しました(4.80%上昇、配当込みのトータルリターンはプラス4.96%)。限定的ながら広範囲にわたって下落した4月の値下がり分(4.16%下落、同マイナス4.08%)を優に取り戻しただけではなく、大幅高となった2024年1-3月期のリターン(10.16%上昇、同プラス10.56%)から上昇率をさらに拡大させ、年初来の上昇率を10.64%(同プラス11.30%)としました。これを年率換算すると、27.11%の上昇(同プラス28.90%)に相当します。5月は22営業日中14営業日で上昇し(4月は22営業日中9営業日。年初来では105営業日中56営業日)、11セクター中10セクターが上昇しました(4月は1セクターのみが上昇しました)。5月は再び値上がり銘柄数が増加して、値下がり銘柄数を大きく上回りました(値上がり銘柄数は327銘柄、値下がり銘柄数は176銘柄。これに対して4月は値上がり銘柄数が118銘柄、値下がり銘柄数が385銘柄)。出来高は前月比で4%増、前年同月比では4%減でした。  ○S&P500指数の時価総額は5月に2兆630億ドル増加(4月は1億8430億ドル減少)して、44兆2970億ドルとなりました。年初来では4兆2580億ドル増加しました。2023年は7兆9060億ドルの増加、2022年は8兆2240億ドルの減少でした。   ⇒ダウ平均も5月に2回最高値を更新し、2.30%上昇して(配当込みのトータルリターンはプラス2.58%)、3万8686.32ドルで月を終えました。4月は5.00%下落して(同マイナス4.92%)して、3万7815.92ドルで月を終えました。年初来では2.64%の上昇(同プラス3.52%)、過去1年のリターンは17.56%の上昇(同プラス19.97%)、2023年は13.70%の上昇(同プラス16.18%)、2022年は8.78%の下落(同マイナス6.86%)となりました。  ○5月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)は0.77%と、4月の1.13%から大幅に低下し、年初来では0.84%となっています。なお、2023年通年は1.04%、2022年は1.83%、2021年は0.97%、2020年は1.51%でした(長期平均は1.42%)  ○5月の出来高は4月の前月比14%減少の後に、同4%増加し(営業日数調整後)、前年同月比では4%減少しました。2024年5月までの12ヵ月間では前年同期比5%増加しています。2023年通年では前年比1%減で、2022年通年では同6%増でした。  ○5月は1%以上変動した日数は22営業日中3日(上昇が3日、下落はなし)で、2%以上上昇した営業日はありませんでした。4月は1%以上変動した日数は22営業日中7日(上昇が3日、下落が4日)でした。年初来では、1%以上変動した日数は20日(上昇が13日、下落が7日)で、2%以上変動した日数は1日(上昇)でした。2023年通年は、1%以上変動した日数が250営業日中63日(上昇が37日、下落が26日)、2%以上変動した日数が2日(上昇が1日、下落が1日)でした。5月は22営業日中4日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上変動した日はありませんでした。対して4月は1%以上の変動が22営業日中12日で、2%以上変動した日数は2日でした。年初来では、29日で日中の変動率が1%以上となり、2%以上変動した日数は2日ありました。  2023年通年では1%以上の変動が113日、2%以上の変動が13日で、3%以上の変動はありませんでした(直近で3%以上の変動があったのは2022年11月30日)。2022年は1%以上の変動が219日、2%以上の変動が89日、3%以上の変動が20日でした(4%以上の変動が4日、5%以上の変動が1日)。  過去の実績を見ると、5月は59.4%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.02%、下落した月の平均下落率は4.68%、全体の平均騰落率は0.11%の下落となっています(2月の平均が0.06%の下落、9月が1.16%の下落、他の9ヵ月は上昇、12月が最も良く1.70%の上昇)。2024年5月のS&P500指数は4.80%の上昇でした。  6月は56.3%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.89%、下落した月の平均下落率は3.30%、全体の平均騰落率は0.75%の上昇となっています。  今後の米連邦公開市場委員会FOMCのスケジュールは、2024年は6月11日-12日、7月30日-31日、9月17日-18日、11月6日-7日、12月17日-18日となっています。 ※「常勝街道に回帰!目標値は6カ月連続で上昇 (2)」へ続く 株探ニュース 2024/06/19 11:40 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買代金ランキング=19日前引け  19日前引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。                   売買代金       銘柄名    売買代金 増加率(%)   株価 1. <1570> 日経レバ     71675   -18.5    27985 2. <1321> 野村日経平均   6023   -13.0    40410 3. <1579> 日経ブル2    5681   -41.0    29930 4. <1458> 楽天Wブル    5197   -23.5    33030 5. <1360> 日経ベア2    4788   -13.9    357.9 6. <1459> 楽天Wベア    3340    5.8     590 7. <1357> 日経Dインバ   3070   -18.0     147 8. <1306> 野村東証指数   2282   40.1   2892.0 9. <1568> TPXブル    1731   -20.5    48760 10. <1545> 野村ナスH無   1367   -14.0    31890 11. <1308> 日興東証指数    996   577.6    2858 12. <1320> iF日経年1    965   32.2    40250 13. <2644> GX半導日株    944   -4.6    4825 14. <2244> GXUテック    905   -18.2    2238 15. <1365> iF日経Wブ    866   -12.1    43200 16. <2038> 原油先Wブル    828   -12.8    2427 17. <2243> GX半導体     713   -51.0    2183 18. <1678> 野村インド株    608   56.7    386.1 19. <1330> 日興日経平均    536   -7.7    40440 20. <1489> 日経高配50    527   -14.6    2323 21. <2621> iS米20H    495   -1.4    1260 22. <1615> 野村東証銀行    485   -16.2    346.3 23. <2558> MX米株SP    484   -63.5    24875 24. <1358> 日経2倍      460    1.1    52040 25. <1655> iS米国株     429   -51.5    625.3 26. <1329> iS日経      410   -14.4    40290 27. <1671> WTI原油     355    9.9    3425 28. <1343> 野村REIT    299   60.8   1859.0 29. <1346> MX225     288   -54.1    40220 30. <1540> 純金信託      246   -18.0    11140 31. <2869> iFナ百Wブ    237   -17.4    45550 32. <1557> SPDR5百    234   -23.0    86600 33. <2516> 東証グロース    234   11.4    492.1 34. <201A> iSインド株    229   56.8    208.5 35. <2559> MX全世界株    189    6.8    20805 36. <1305> iFTP年1    170   42.9   2923.5 37. <1475> iSTPX     170   -85.5    2831 38. <2633> 野村SPH無    170   126.7    400.3 39. <200A> 野村日半導     158   -36.0    2034 40. <2635> 野村米ESG    148  -100.0    4184 41. <2046> インドブル     146   186.3    33190 42. <1699> 野村原油      137   -27.5    455.4 43. <1366> iF日経Wベ    124   -17.3     381 44. <1367> iFTPWブ    124   39.3    37880 45. <1571> 日経インバ     122   -72.9     625 46. <1326> SPDR      120   15.4    34020 47. <1547> 日興SP5百    107   -71.4    9435 48. <2563> iS米国株H    104   -45.0    318.0 49. <1328> 野村金連動     102   -1.9    9002 50. <2631> MXナスダク    102   -77.7    22565 ※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日前引けに比べた増減率(%) 株探ニュース 2024/06/19 11:35 みんかぶニュース 市況・概況 <動意株・19日>(前引け)=日比谷設、さくらネット、クシム  日比谷総合設備<1982.T>=4連騰で青空圏舞う。AI用半導体需要の急拡大は、それが組み込まれるAIサーバーとサーバーが設置されるデータセンターの新設・増設需要を強く喚起している。同社は空調工事大手で、NTT系大型データセンターで受注実績が豊富。生成AIなど新たな市場の立ち上がりを背景にデータセンターの高密度・ハイパースケール化が進むなか、同社は次世代冷却方式である液浸冷却システムなどへの対応も行っており、抜かりなく商機を捉えている。25年3月期営業利益は前期比3%増益の59億円を予想しているが上振れの可能性を内包し、株価は指標面からは割高感に乏しく、戻り売り圧力から解放された青空圏で需給面でも上値の軽さが浮き彫りとなっている。  さくらインターネット<3778.T>=動意。18日の取引終了後、子会社プラナスソリューションズが情報・システム研究機構の国立情報学研究所から「令和6年度大規模言語モデル構築向けクラウドサービス一式」を受注したと発表。これが材料視されている。受注総額は約27億9000万円。このうち、GPUクラウドサービスにおいて2025年3月までGPUサーバー100台を約23億5000万円で提供する予定という。なお、今回の案件は25年3月期の業績予想に含めているという。  クシム<2345.T>=物色人気。一時12%高の271円まで駆け上がった。ブロックチェーン分野における受託開発や暗号資産のコンサルティングを手掛ける。足もとの業績は苦戦しているが、中期的に暗号資産分野での事業展開に期待がかかっている。そうしたなか、18日取引終了後、ギグワークス<2375.T>と共同開発する「SNPIT」の独自トークン「SNPIT Token」が海外暗号資産交換所での取引が決定したことを発表しており、これを材料視する買いを呼び込んだ。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 11:33 みんかぶニュース 市況・概況 東証グロース(前引け)=売り買い拮抗、学びエイド、エレメンツがS高  19日前引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数258、値下がり銘柄数261と、売り買いが拮抗した。  個別では学びエイド<184A>、ELEMENTS<5246>がストップ高。AHCグループ<7083>は一時ストップ高と値を飛ばした。G-FACTORY<3474>、DAIWA CYCLE<5888>、GMO TECH<6026>、ジーニー<6562>、ライフネット生命保険<7157>など10銘柄は年初来高値を更新。GLOE<9565>、AppBank<6177>、ファンペップ<4881>、旅工房<6548>、GreenEnergy & Company<1436>は値上がり率上位に買われた。  一方、シンカ<149A>、ハンモック<173A>、D&Mカンパニー<189A>、Chordia Therapeutics<190A>、インテグループ<192A>など15銘柄が年初来安値を更新。monoAI technology<5240>、クオリプス<4894>、グッドパッチ<7351>、ブレインズテクノロジー<4075>、ジャパンM&Aソリューション<9236>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2024/06/19 11:33 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買動向=19日前引け、MX米株SP、日興米債ヘ無が新高値  19日前場の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比19.5%減の1233億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同19.3%減の1037億円だった。  個別ではiFreeETF S&P500(ヘッジなし) <2247> 、NEXT FUNDS NASDAQ-100 <2845> 、iシェアーズ S&P 500米国株 ETF <1655> 、iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF <1657> 、NEXT FUNDSS&P500(為替ヘッジなし) <2633> など45銘柄が新高値。iFreeETF NASDAQ100 ダブルインバース <2870> 、NEXT ブラジル株式指数ボベスパ連動型上場投信 <1325> 、上場インデックスファンドS&P インバース <2240> 、iFreeETF S&P500 インバース <2249> 、iFreeETF NASDAQ100インバース <2842> など6銘柄が新安値をつけた。  そのほか目立った値動きでは中国H株ブル2倍上場投信 <1572> が3.90%高と大幅な上昇。  日経平均株価が225円高と急騰するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金716億7500万円となり東証全銘柄でトップ。ただ、売買代金は過去5営業日における前引け時点の平均908億400万円を大きく下回っており低調。  その他の日経平均ETFではNEXT 日経225連動型 <1321> が60億2300万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が56億8100万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が51億9700万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が47億8800万円、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が33億4000万円の売買代金となった。 株探ニュース 2024/06/19 11:32 みんかぶニュース 市況・概況 東証スタンダード(前引け)=値上がり優勢、パワーファス、DIシステムが買われる  19日前引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数816、値下がり銘柄数535と、値上がりが優勢だった。  個別では日東富士製粉<2003>、B-R サーティワンアイスクリーム<2268>、CSSホールディングス<2304>、ウェルネット<2428>、ヒビノ<2469>など54銘柄が年初来高値を更新。日本パワーファスニング<5950>、ディ・アイ・システム<4421>、ANAP<3189>、水道機工<6403>、遠藤製作所<7841>は値上がり率上位に買われた。  一方、伊勢化学工業<4107>が一時ストップ安と急落した。ヒップ<2136>、出前館<2484>、バイク王&カンパニー<3377>、THE WHY HOW DO COMPANY<3823>、日本一ソフトウェア<3851>など21銘柄は年初来安値を更新。倉元製作所<5216>、中広<2139>、ザインエレクトロニクス<6769>、KG情報<2408>、ナガオカ<6239>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2024/06/19 11:32 みんかぶニュース 市況・概況 ◎19日前場の主要ヘッドライン ・日比谷設は4連騰で青空圏舞う、NTTグループ向け大型DC需要取り込む ・JRCが4連騰、水処理設備関連企業のグループ参画を手掛かり視 ・タスキHDが5日続伸、「TASUKI TECH LAND」がアンビシャスに採用 ・東京産が急反発、今期は最終黒字計画・配当利回り高水準で買いを誘う ・タマホームが大幅続伸、24年5月期業績は計画下振れ着地もアク抜け感強まる ・三菱UFJ、第一生命HDなど堅調、日銀の国債買い入れ減額を巡り思惑錯綜 ・さくらネットが高い、約27億9000万円の案件を受注 ・クシムが一時12%高と急騰、共同開発の独自トークンが海外暗号資産交換所での取引決定 ※ヘッドラインは記事配信時点のものです 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 11:31 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均19日前引け=続伸、225円高の3万8707円  19日前引けの日経平均株価は続伸。前日比225.10円(0.58%)高の3万8707.21円で前場の取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は1124、値下がりは469、変わらずは52と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。  日経平均プラス寄与度トップはSBG <9984>で、日経平均を57.86円押し上げ。次いでアドテスト <6857>が49.95円、TDK <6762>が28.05円、日東電 <6988>が17.49円、リクルート <6098>が16.48円と続いた。  マイナス寄与度は17.65円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、KDDI <9433>が8.04円、トレンド <4704>が7.62円、ファナック <6954>が7.03円、資生堂 <4911>が5.69円と並んだ。  業種別では33業種中26業種が値上がり。1位は保険で、以下、銀行、輸送用機器、機械が続いた。値下がり上位には海運、小売、石油・石炭が並んだ。 株探ニュース 2024/06/19 11:31 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午前11時現在の値上がり値下がり銘柄数  午前11時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は1154、値下がり銘柄数は439、変わらずは52銘柄だった。業種別では33業種中28業種が上昇。値上がり上位に保険、輸送用機器、鉱業、機械、非鉄など。値下がりで目立つのは海運、パルプ・紙など。 出所:MINKABU PRESS 2024/06/19 11:02 みんかぶニュース 市況・概況 11時の日経平均は246円高の3万8728円、SBGが66.69円押し上げ  19日11時現在の日経平均株価は前日比246.03円(0.64%)高の3万8728.14円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は1151、値下がりは441、変わらずは53と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均プラス寄与度トップはSBG <9984>で、日経平均を66.69円押し上げている。次いでアドテスト <6857>が50.74円、TDK <6762>が25.01円、ファストリ <9983>が17.65円、リクルート <6098>が17.46円と続く。  マイナス寄与度は17.65円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、トレンド <4704>が7.06円、スクリン <7735>が6.08円、KDDI <9433>が5.69円、資生堂 <4911>が5円と続いている。  業種別では33業種中28業種が値上がり。1位は保険で、以下、輸送用機器、鉱業、機械と続く。値下がり上位には海運、パルプ・紙、小売が並んでいる。  ※11時0分5秒時点 株探ニュース 2024/06/19 11:01

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