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フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(3)
配信日時:2025/12/04 15:43
配信元:FISCO
*15:43JST フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(3)
フルハシEPO<9221>
続いて、セグメント別の売上高と利益についてご説明いたします。
当社の主力セグメントであるバイオマテリアル事業は、木質資源を活用し、日本の循環型社会をつくるという思いで展開している事業です。こちらの売上高は前年同期比9.1%増となりました。
次に資源循環事業です。この事業は、建設系廃棄物を木材に限定せず幅広い廃材を資源化する取組みを行っています。また、拠点の量的拡大が進んだことにより、売上高は前年同期比14.6%増となりました。
最後にその他事業です。物流機器の販売、環境コンサルティング、人材派遣、さらには当社が多数の拠点を運営していることから、拠点運営に伴う警備業務などを含んでいます。売上高は6億8,600万円となりました。
こちらのグラフは、バイオマテリアル事業における四半期ごとの売上高と営業利益を示したものです。営業利益は折れ線グラフで表しています。
バイオマテリアル事業では、量的拡大と付加価値向上に取組むことで、堅実に業績を伸ばしています。図は上場後4年間の四半期推移を示しており、左から第1四半期、第2四半期、第3四半期、第4四半期と並んでいますが、いずれの期間も着実に右肩上がりの成長を続けています。
量的拡大については、2022年の上場後に稼働した岐阜第二工場、西東京工場、さらに昨年稼働した愛知第八工場が順調に稼働していることが背景にあります。加えて、本年9月に開設した名古屋CEセンターも、下期の第3・第4四半期の業績に寄与する見込みです。
また、前期および今期にかけては、能登半島地震により発生した木質系災害廃棄物の受け入れを行いました。昨年後半から今年の上期にかけて災害廃棄物を再資源化しております。自然災害が発生すると、大量の廃棄物が生じるという現実があり、当社の事業はその再資源化や被災地の復旧支援にも貢献しています。昨日も熊本で震度5の地震があったと報じられていますが、こうした災害への迅速な対応を可能とする体制づくりを今後も強化してまいります。
続いて、付加価値化についてご説明します。木材チップと一口にいっても、用途によって求められる品質は異なります。燃料として使用されるものから、木質繊維板や紙パルプ原料として使用される高品質なものまで幅があります。原料系の製品は高い品質が求められるため、製品単価も上昇します。当社では、このような高付加価値品の製造を強化することで、さらなる収益性向上を図っております。
次に、資源循環事業の四半期ごとの推移についてご説明いたします。こちらの事業は、現段階ではまだ拠点数が十分ではありません。そのため、バイオマテリアル事業の拠点展開が一巡したタイミングで、本格的に拠点拡大のスピードを上げていく計画です。
資源循環事業では、量的拡大に努めております。具体的には、取引先のインナーシェアの拡大や、サービス提供エリアの拡大などにより、事業規模の拡大を進めているところです。
次に、営業利益の増減要因についてご説明いたします。2026年3月期第2四半期の営業利益は5億400万円となっております。
主な増加要因は売上の伸びです。バイオマテリアル事業で3億700万円、資源循環事業で1億600万円の増加となり、両事業合計で4億1,300万円の売上増が営業利益に寄与しました。
一方で、人的投資も行っております。ベースアップを含む人件費増加が1億2,300万円発生しております。ベースアップを含めた賃上げは3期平均で5%以上の水準で実施しており、今後も人的投資として高い水準での支出が見込まれます。また、木材チップの販売数量増加に伴う輸送コスト上昇が5,400万円発生しております。
これらの増減を踏まえ、営業利益は前期比6,000万円増加し、5億400万円となりました。
次に貸借対照表についてご説明いたします。中期経営計画の達成に向け、現時点で積極的に設備投資を行っております。中期経営計画期間中には、約100億円の投資を予定しております。
本第2四半期では、名古屋CEセンターやその他新設工場の建設および設備投資を実施しており、その結果、固定資産は7億800万円増加いたしました。これにより、資産の合計は125億5,900万円となっております。
一方で、短期借入金は増加しましたが、長期借入金は減少しており、借入金の総額自体は大きく変動しておりません。以上が貸借対照表の概要です。
フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(4)に続く
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続いて、セグメント別の売上高と利益についてご説明いたします。
当社の主力セグメントであるバイオマテリアル事業は、木質資源を活用し、日本の循環型社会をつくるという思いで展開している事業です。こちらの売上高は前年同期比9.1%増となりました。
次に資源循環事業です。この事業は、建設系廃棄物を木材に限定せず幅広い廃材を資源化する取組みを行っています。また、拠点の量的拡大が進んだことにより、売上高は前年同期比14.6%増となりました。
最後にその他事業です。物流機器の販売、環境コンサルティング、人材派遣、さらには当社が多数の拠点を運営していることから、拠点運営に伴う警備業務などを含んでいます。売上高は6億8,600万円となりました。
こちらのグラフは、バイオマテリアル事業における四半期ごとの売上高と営業利益を示したものです。営業利益は折れ線グラフで表しています。
バイオマテリアル事業では、量的拡大と付加価値向上に取組むことで、堅実に業績を伸ばしています。図は上場後4年間の四半期推移を示しており、左から第1四半期、第2四半期、第3四半期、第4四半期と並んでいますが、いずれの期間も着実に右肩上がりの成長を続けています。
量的拡大については、2022年の上場後に稼働した岐阜第二工場、西東京工場、さらに昨年稼働した愛知第八工場が順調に稼働していることが背景にあります。加えて、本年9月に開設した名古屋CEセンターも、下期の第3・第4四半期の業績に寄与する見込みです。
また、前期および今期にかけては、能登半島地震により発生した木質系災害廃棄物の受け入れを行いました。昨年後半から今年の上期にかけて災害廃棄物を再資源化しております。自然災害が発生すると、大量の廃棄物が生じるという現実があり、当社の事業はその再資源化や被災地の復旧支援にも貢献しています。昨日も熊本で震度5の地震があったと報じられていますが、こうした災害への迅速な対応を可能とする体制づくりを今後も強化してまいります。
続いて、付加価値化についてご説明します。木材チップと一口にいっても、用途によって求められる品質は異なります。燃料として使用されるものから、木質繊維板や紙パルプ原料として使用される高品質なものまで幅があります。原料系の製品は高い品質が求められるため、製品単価も上昇します。当社では、このような高付加価値品の製造を強化することで、さらなる収益性向上を図っております。
次に、資源循環事業の四半期ごとの推移についてご説明いたします。こちらの事業は、現段階ではまだ拠点数が十分ではありません。そのため、バイオマテリアル事業の拠点展開が一巡したタイミングで、本格的に拠点拡大のスピードを上げていく計画です。
資源循環事業では、量的拡大に努めております。具体的には、取引先のインナーシェアの拡大や、サービス提供エリアの拡大などにより、事業規模の拡大を進めているところです。
次に、営業利益の増減要因についてご説明いたします。2026年3月期第2四半期の営業利益は5億400万円となっております。
主な増加要因は売上の伸びです。バイオマテリアル事業で3億700万円、資源循環事業で1億600万円の増加となり、両事業合計で4億1,300万円の売上増が営業利益に寄与しました。
一方で、人的投資も行っております。ベースアップを含む人件費増加が1億2,300万円発生しております。ベースアップを含めた賃上げは3期平均で5%以上の水準で実施しており、今後も人的投資として高い水準での支出が見込まれます。また、木材チップの販売数量増加に伴う輸送コスト上昇が5,400万円発生しております。
これらの増減を踏まえ、営業利益は前期比6,000万円増加し、5億400万円となりました。
次に貸借対照表についてご説明いたします。中期経営計画の達成に向け、現時点で積極的に設備投資を行っております。中期経営計画期間中には、約100億円の投資を予定しております。
本第2四半期では、名古屋CEセンターやその他新設工場の建設および設備投資を実施しており、その結果、固定資産は7億800万円増加いたしました。これにより、資産の合計は125億5,900万円となっております。
一方で、短期借入金は増加しましたが、長期借入金は減少しており、借入金の総額自体は大きく変動しておりません。以上が貸借対照表の概要です。
フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(4)に続く
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