注目トピックス 日本株
フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(6)
配信日時:2025/12/04 15:46
配信元:FISCO
*15:46JST フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(6)
フルハシEPO<9221>
■質疑応答
▲司会者
これより質疑応答に移ります。
ご質問がある方は、Q&A欄に会社名とお名前を記載のうえ、ご送信ください。なお、時間の都合上、すべてのご質問にお答えできない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
それでは、Q&Aに寄せられたご質問をご紹介いたします。
『バイオマテリアル事業のセグメント売上高は前年同期比で+9.1%でしたが、セグメント利益は前年同期比で-4.0%となっています。利益が前年同期比で減少した要因は何でしょうか』というご質問です。
■フルハシEPO 山口様
売上が増加しているにもかかわらず利益が低下した要因についてご説明いたします。
主な理由としては、既存工場の体制強化や新設工場稼働に向けた人員確保など、人材への積極的な投資を行っていることが挙げられます。また、昨年稼働した愛知第八工場や、今年9月に稼働した名古屋CEセンターにおける設備投資に伴い、償却費が増加しております。これらの要因が、利益水準に影響を与えた一因となっております。
しかしながら、これらの投資は一時的に利益に影響を与えるものの、生産能力の拡充や供給体制の強化といった、将来的な成長に直結する重要な取組みです。中期経営計画における量的拡大に向けた成長基盤の構築にもつながるものであり、今後も着実に進めてまいります。
▲司会者
続いてのご質問です。
『通期業績予想に対し、中間期の実績は、売上高が 47.2%、営業利益が 38.7%、当期純利益が 40.7%という進捗率となりました。通期では予想を達成できる見込みか、また、その根拠についてお教えください』とのご質問です。
■フルハシEPO 山口様
通期目標の達成についてご心配の声をいただいておりますが、当社では売上・利益のトレンドとして、第3四半期、第4四半期の下半期において売上・利益ともに増加する傾向があります。これが通期目標達成の大きな要因となります。
また、上半期におきましても、昨年10月に稼働した愛知第八工場の本格稼働や、能登半島地震による災害廃棄物の受け入れによる復興支援などの取組みにより、連結売上は前年比108.8%、営業利益は113.6%となっており、順調に成長しております。
さらに、今年9月16日に稼働した中日本エリアの中核拠点である名古屋CEセンターも下半期に大きく寄与する見込みです。これにより、下半期で通期目標にキャッチアップできると考えております。
▲司会者
続いてのご質問です。
『株主優待としてデジタルギフト5,000円分を年2回付与しており、非常に利回りが高い制度ですが、今後も継続していけるのでしょうか。優待によって株価を引き上げるための施策だと、短期間で廃止されてしまうのではないかと懸念しています』とのご質問です。
■フルハシEPO 上野様
ご質問については、私からお答えいたします。株主優待制度につきましては、当社としては、長年ご支援いただいている株主の皆様への感謝の意を示すとともに、株式の流動性向上を目的として検討してまいりました。そして、11月に制度を開示しました。
基本的には、株主の皆様の期待に応えること、また流通性の向上にも寄与することを重視しており、持続的に継続していく方針でございます。
デジタルギフトにつきましては、昨今の環境において、株主の皆様がより簡便に利用できることを考慮し、2単元以上を保有する株主の方々に対して、半期ごとに5,000円分をお配りすることといたしました。引き続き、当社株式へのご支援をお願い申し上げます。
▲司会者
続いてのご質問です。
『新たに株主優待制度を導入した背景と、そこから期待している効果について教えてください』とのご質問です。
■フルハシEPO 上野様
先ほども少し申し上げましたが、当社は機関投資家との対話などを通じて、株式の流動性が大きな課題であることを以前から認識しておりました。上場後には株式分割を実施し、説明会や個人投資家向けセミナーを継続的に行ってきました。その中で、特に個人株主の皆様から株主優待に高い関心をいただくことが多くありました。
こうした背景を踏まえ、株主優待制度を導入することで株式の流動性向上に寄与できるのではないかと考えております。実際に株主優待制度を導入した後は、株主による株式の売買や売買株数が従来に比べて大きく改善しており、一定の効果があったと考えています。
今後も、企業価値の向上とIR活動を通じて株価の上昇を目指すとともに、株主還元策を重要な経営課題の一つとして位置づけ、引き続き取組んでまいります。
▲司会者
続いてのご質問です。
『中期経営計画の見通しと、株主還元策について教えてください』とのご質問です。
■フルハシEPO 山口様
当社の中期経営計画は現在、2年目に入っております。初年度は、量的拡大に向けた用地確保や、選定などが中心となりました。
2年目となる今年度は、一部の工場がすでに稼働を開始しており、今後は中期経営計画における拠点が本格的に稼働してまいります。これらの拠点は10数ヶ所に上る見込みで、順次立ち上がることにより、量的拡大も着実に進むと考えております。
株主還元に関しては、中期経営計画期間中、累進配当の形で株主の皆様に還元してまいります。配当性向は35%を目標としており、現時点でもこの目標達成に向けて全社一丸となって取組んでおります。今後とも、株主の皆様からのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
▲司会者
続いてのご質問です。
『営業利益は前年同期比で13.6%増となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は17.2%減少しました。その理由は何ですか』とのご質問です。
■フルハシEPO 上野様
先ほど社長も触れられましたが、前期には役員退職金準備のための保険解約金として、営業外利益に1億9,400万円を計上しておりました。これは、上場前に役員退職金の手当てとして加入していた保険解約によるものです。
しかし上場後、株主の皆様の同意を得て、RS制度(株式報酬制度)に切り替えたことにより、保険による準備は不要となりました。これに伴い、過去3年間にわたり整備してきた解約処理も完了し、前期が最終年度となりました。そのため、今期からはこの保険解約金がなくなり、経常利益や当期純利益は減少しています。
一方で、本業の営業利益は順調に拡大しており、事業の成長基調に変わりはございません。以上の点をご理解いただければと思います。
フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(7)に続く
<MY>
■質疑応答
▲司会者
これより質疑応答に移ります。
ご質問がある方は、Q&A欄に会社名とお名前を記載のうえ、ご送信ください。なお、時間の都合上、すべてのご質問にお答えできない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
それでは、Q&Aに寄せられたご質問をご紹介いたします。
『バイオマテリアル事業のセグメント売上高は前年同期比で+9.1%でしたが、セグメント利益は前年同期比で-4.0%となっています。利益が前年同期比で減少した要因は何でしょうか』というご質問です。
■フルハシEPO 山口様
売上が増加しているにもかかわらず利益が低下した要因についてご説明いたします。
主な理由としては、既存工場の体制強化や新設工場稼働に向けた人員確保など、人材への積極的な投資を行っていることが挙げられます。また、昨年稼働した愛知第八工場や、今年9月に稼働した名古屋CEセンターにおける設備投資に伴い、償却費が増加しております。これらの要因が、利益水準に影響を与えた一因となっております。
しかしながら、これらの投資は一時的に利益に影響を与えるものの、生産能力の拡充や供給体制の強化といった、将来的な成長に直結する重要な取組みです。中期経営計画における量的拡大に向けた成長基盤の構築にもつながるものであり、今後も着実に進めてまいります。
▲司会者
続いてのご質問です。
『通期業績予想に対し、中間期の実績は、売上高が 47.2%、営業利益が 38.7%、当期純利益が 40.7%という進捗率となりました。通期では予想を達成できる見込みか、また、その根拠についてお教えください』とのご質問です。
■フルハシEPO 山口様
通期目標の達成についてご心配の声をいただいておりますが、当社では売上・利益のトレンドとして、第3四半期、第4四半期の下半期において売上・利益ともに増加する傾向があります。これが通期目標達成の大きな要因となります。
また、上半期におきましても、昨年10月に稼働した愛知第八工場の本格稼働や、能登半島地震による災害廃棄物の受け入れによる復興支援などの取組みにより、連結売上は前年比108.8%、営業利益は113.6%となっており、順調に成長しております。
さらに、今年9月16日に稼働した中日本エリアの中核拠点である名古屋CEセンターも下半期に大きく寄与する見込みです。これにより、下半期で通期目標にキャッチアップできると考えております。
▲司会者
続いてのご質問です。
『株主優待としてデジタルギフト5,000円分を年2回付与しており、非常に利回りが高い制度ですが、今後も継続していけるのでしょうか。優待によって株価を引き上げるための施策だと、短期間で廃止されてしまうのではないかと懸念しています』とのご質問です。
■フルハシEPO 上野様
ご質問については、私からお答えいたします。株主優待制度につきましては、当社としては、長年ご支援いただいている株主の皆様への感謝の意を示すとともに、株式の流動性向上を目的として検討してまいりました。そして、11月に制度を開示しました。
基本的には、株主の皆様の期待に応えること、また流通性の向上にも寄与することを重視しており、持続的に継続していく方針でございます。
デジタルギフトにつきましては、昨今の環境において、株主の皆様がより簡便に利用できることを考慮し、2単元以上を保有する株主の方々に対して、半期ごとに5,000円分をお配りすることといたしました。引き続き、当社株式へのご支援をお願い申し上げます。
▲司会者
続いてのご質問です。
『新たに株主優待制度を導入した背景と、そこから期待している効果について教えてください』とのご質問です。
■フルハシEPO 上野様
先ほども少し申し上げましたが、当社は機関投資家との対話などを通じて、株式の流動性が大きな課題であることを以前から認識しておりました。上場後には株式分割を実施し、説明会や個人投資家向けセミナーを継続的に行ってきました。その中で、特に個人株主の皆様から株主優待に高い関心をいただくことが多くありました。
こうした背景を踏まえ、株主優待制度を導入することで株式の流動性向上に寄与できるのではないかと考えております。実際に株主優待制度を導入した後は、株主による株式の売買や売買株数が従来に比べて大きく改善しており、一定の効果があったと考えています。
今後も、企業価値の向上とIR活動を通じて株価の上昇を目指すとともに、株主還元策を重要な経営課題の一つとして位置づけ、引き続き取組んでまいります。
▲司会者
続いてのご質問です。
『中期経営計画の見通しと、株主還元策について教えてください』とのご質問です。
■フルハシEPO 山口様
当社の中期経営計画は現在、2年目に入っております。初年度は、量的拡大に向けた用地確保や、選定などが中心となりました。
2年目となる今年度は、一部の工場がすでに稼働を開始しており、今後は中期経営計画における拠点が本格的に稼働してまいります。これらの拠点は10数ヶ所に上る見込みで、順次立ち上がることにより、量的拡大も着実に進むと考えております。
株主還元に関しては、中期経営計画期間中、累進配当の形で株主の皆様に還元してまいります。配当性向は35%を目標としており、現時点でもこの目標達成に向けて全社一丸となって取組んでおります。今後とも、株主の皆様からのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
▲司会者
続いてのご質問です。
『営業利益は前年同期比で13.6%増となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は17.2%減少しました。その理由は何ですか』とのご質問です。
■フルハシEPO 上野様
先ほど社長も触れられましたが、前期には役員退職金準備のための保険解約金として、営業外利益に1億9,400万円を計上しておりました。これは、上場前に役員退職金の手当てとして加入していた保険解約によるものです。
しかし上場後、株主の皆様の同意を得て、RS制度(株式報酬制度)に切り替えたことにより、保険による準備は不要となりました。これに伴い、過去3年間にわたり整備してきた解約処理も完了し、前期が最終年度となりました。そのため、今期からはこの保険解約金がなくなり、経常利益や当期純利益は減少しています。
一方で、本業の営業利益は順調に拡大しており、事業の成長基調に変わりはございません。以上の点をご理解いただければと思います。
フルハシEPO株式会社:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(7)に続く
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