注目トピックス 日本株
日本新薬---ストップ高買い気配、CAP-1002の良好な第3相試験結果を受け
配信日時:2025/12/04 10:25
配信元:FISCO
*10:25JST 日本新薬---ストップ高買い気配、CAP-1002の良好な第3相試験結果を受け
日本新薬<4516>はストップ高買い気配。Capricor Therapeuticsが米国で開発中のCAP-1002について、デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者を対象とした臨床第3相試験の肯定的なトップラインデータに関するリリースを行ったと発表している。同剤が米国で承認された場合、同社の米国子会社が販売・販促活動を実施する予定となっている。CAP-1002は期待製品であるが、当初見込みよりも上市が遅れる状況となっていた。
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SMK Research Memo(3):収益力のあるCS事業部と構造改革を加速するSCI事業が両輪
*11:03JST SMK Research Memo(3):収益力のあるCS事業部と構造改革を加速するSCI事業が両輪
■事業概要1. コネクタ、スイッチなどの接続部品の市場動向SMK<6798>の代表的な製品は電子部品の中でも接続部品である。接続部品市場にはスイッチ(電気機器や電子回路の通電状態をオン・オフに切り替えたりする部品)/コネクタ(充電時に差し込むものをはじめ、基板同士の接続やメモリカードの接続も行う部品)/タッチパネル(指先や専用のペンで画面に触れることで入力を行う部品)が含まれる。これらの電子部品は2010年代以降にスマートフォンやタブレット、カーエレクトロニクス等の進化と普及に伴って発展してきた。求められる機能も高度になり小型化・信号の高速化・多機能化・高機能化が進展している。2024年度の接続部品のグローバル出荷額は1兆473億円((一社)電子情報技術産業協会)であり、2020年度から13.0%増加した。今後も自動運転の高度化、AI・ロボットの普及、6G通信の普及などに伴って、接続部品の需要は拡大が見込まれる。2. 製品の特徴とコア技術同社の主な製品は、各種コネクタ/リモコン/カメラモジュール/ユニット/スイッチ/無線モジュールなどの電子部品である。同社の部品が搭載される機器としては、スマートフォン/タブレット/ウェアラブル機器などの電子機器/自動車/電動バイク/家電/住設機器/太陽光発電装置など様々な機器がデジタル化するなかで多様化する傾向にある。標準化された電子部品はコモディティ化し価格競争が激しくなるのが一般的であるが、同社はその競争をできるだけ回避すべく、顧客の要望を取り入れたカスタム品を得意とする。同社のコア技術は、主にコネクタ開発に重要な接続技術、リモコン等の開発に重要な無線技術、操作スイッチ等の開発の重要なインプット技術、各種ユニット開発に重要なモジュール化技術である。3. 顧客の業種、地域展開同社は約100年の歴史の中で顧客の開拓と製品の提供を積み重ねてきており、自動車業界やエレクトロニクス・家電業界など幅広い企業と取引があり、さらには非エレクトロニクス分野の企業とのビジネスも展開している。2026年3月期中間期の市場別の売上構成比では、家電市場が最大で43.3%、車載市場33.7%、情報通信市場13.8%、産機・その他市場9.2%と続く。地域別では、日本市場が35.5%で最大であり、北米が21.1%、中国が21.4%、その他アジア(含む台湾)が17.9%、欧州が4.1%である。海外販売が6割を超えるのに対して海外生産の比率も6割〜7割を占めており、地産地消の方針の下、現地に根差したグローバル化が進んでいる。4. CS事業部の特長と業績動向CS事業部が手掛ける各種コネクタは創業期から続く製品であり、技術的にも業績的にも同社の屋台骨を支える事業である。市場別では車載市場の売上構成比が45.6%、情報通信市場が28.6%であり、2分野で全体の4分の3を占める。車載分野では電動化が進み、BMS(バッテリーマネジメントシステム)の軽量化・薄型化に貢献する製品やADAS(先進運転支援システム)の需要が拡大しており、車載カメラ用コネクタ、ロック付きFPCコネクタなどが今後の注目分野である。情報通信分野では、スマートフォンやウェアラブル市場向けに小型化・薄型化と高速・高周波対応の製品が求められている。同事業部の強みは100年で磨き上げてきた技術力であり、具体的には、1) 小型・高速伝送設計(情報通信市場で培った業界最小・最速通信コネクタの開発、高信頼性)、2) カスタム対応(独自構造+Flexibleなカスタム対応、豊富な実績)、3) 自動化(高速・高品質での汎用性の高い設備開発、コスト対応力・納期対応力)の3点が挙げられる。車載カメラ用コネクタでは、同社は高い市場シェアを獲得している。CS事業部の売上高は2019年3月期以降比較的安定して推移してきた。製品のポートフォリオは、コロナ禍でのリモートワークによる情報端末の需要増や自動車販売台数の減少、中国経済の動向などのマクロ要因から顧客企業の製品のライフサイクルや、売れ行きなどのミクロ要因まで様々な要因で変化してきており、結果として利益の変動も大きい。2026年3月期中間期は、主力の車載分野が堅調に推移したのに加え、家電分野(アミューズメント関連)などが堅調に推移したが、情報通信分野(スマートフォン向け)が減少したことなどから、売上高が11,091百万円(前年同期比3.7%減)、セグメント利益が660百万円(同43.1%減)と減収減益で推移した。5. SCI事業部の特長と業績動向SCI事業部が手掛ける製品はリモコン/スイッチ/カメラモジュールなどであり、多様な製品ラインナップがある。市場別では家電市場の売上構成比が67.6%と高く、車載市場が22.6%と続く。住設や家電機器のリモコンにおいては日系の電子部品メーカーの撤退が相次いだ経緯があるが、同社は高機能リモコンに活路を見出し勝ち残ってきた。現在の市場環境として、環境対応製品へのシフトの加速や安全・健康・見守りに対する意識の高まりがトレンドになっており、センシング技術やAIなどを活用して高付加価値な機能・製品が求められている。同社ではオリジナルのミリ波センサー「Milweb(R)」を基盤に、保有する技術やAIとの融合による新製品開発及び新規ビジネスの開拓を進めている。ミリ波センサーは距離・速度・角度を高精度で検知できるため、車載/ヘルスケアなどの様々な製品やアプリケーションへの活用に適している。非接触で測定可能な睡眠深度測定デバイスとして「Milweb(R) Sleep」の開発を進めている。精度の高い睡眠の質の解析を可能とし、家電機器との連携による快適で良質な睡眠の実現を目指し得意先との実証実験を開始した。そのほか複数の分野での実証実験が進行中である。同事業部の強みはこれまで培ってきた重層的な技術力と製品力であり、具体的には、1) 製品の多様性(基礎技術を幅広く保有し、複合・応用対応が可能)、2) ワンストップサービスの提供(営業・開発・生産・販売を完結できる一貫体制を確立)、3) リスク対策(多拠点生産によるBCP対応が可能)が挙げられる。SCI事業部の売上高は、2019年3月期以降に大きく変動し、ダウントレンドで推移してきた。中国市場の停滞やコロナ禍の影響などのマクロ要因、顧客企業の在庫調整や販売不振などのミクロ要因がある。CS事業部と比較すると多様な技術を活用した複雑な製品が多いため自動化になじまない製品も多く、人件費などの製造コストがかかるため、収益性が相対的に低い傾向にある。2026年3月期中間期は、サニタリー用及びエアコン用のリモコンが堅調に推移したのに加え、車載用製品の需要が好調となり、売上高が12,039百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント損失が533百万円(前年同期は851百万円の損失)と、セグメント損失を計上しているものの収益は改善傾向である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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2025/12/04 11:03
注目トピックス 日本株
ファナック---大幅反発、米政府がロボティクス分野に関する大統領令を発出検討と伝わり
*10:43JST ファナック---大幅反発、米政府がロボティクス分野に関する大統領令を発出検討と伝わり
ファナック<6954>は大幅反発。米政府はロボティクス分野に関する大統領令を来年発出することを検討していると一部で報じられているもよう。ラトニック商務長官がロボティクス業界のCEOらと会談、業界の発展を加速させたい考えだとされている。前日の米国市場では、アイロボットを始めロボット関連が上昇しており、東京市場でも同社や安川電機、ナブテスコ、シンフォニアなどの関連銘柄が上昇率上位にランクインしている。
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2025/12/04 10:43
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(10時台)~免疫生物、トランスGGなどがランクイン
*10:37JST 出来高変化率ランキング(10時台)~免疫生物、トランスGGなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [12月4日 10:32 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<4570> 免疫生物 8420800 2244136.92 312.71% -0.2206%<2342> トランスGG 9141500 726428.98 297.48% 0.1314%<4664> RSC 1657900 225195.78 228.27% 0.0536%<3691> デジプラス 224300 51422.34 197.11% -0.1037%<7779> サイバダイン 7420500 263449.52 169.72% 0.0782%<3444> 菊池製作 2352700 231149.26 137.96% 0.0114%<5885> ジーデップ 147000 138526.98 103.37% 0.0075%<8739> スパークスG 109100 60539.1 101.68% 0.0046%<4425> Kudan 1821600 733869.86 101.4% 0.1096%<8057> 内田洋 160500 707514 69.81% -0.0787%<4554> 富士製薬 189900 154227.8 64.26% -0.0347%<378A> ヒット 215700 165467.38 62.62% 0.0198%<6324> ハーモニック 1837500 3409030.64 57.75% 0.1203%<5597> ブルーイノベ 254900 208228.82 55.86% 0.0681%<4667> アイサンテクノロ 28100 34863.4 46.17% 0.0235%<5590> ネットスターズ 243400 131417.22 45.37% 0.009%<3447> 信和 111000 84261.7 44.98% -0.0285%<3443> 川田TECH 90200 225583.2 43.35% 0.0634%<2982> ADワークスG 1206600 362932.28 43.3% 0.0873%<7505> 扶桑電通 35600 45589.28 42.66% -0.0296%<7088> フォーラムエンシ 405400 456281.02 38.24% 0.0005%<2428> ウェルネット 195400 73333.46 37.85% 0.011%<6675> サクサ 10400 35187.8 31.38% 0.0199%<6506> 安川電 4791900 14120835.6 28.5% 0.0819%<3741> セック 124900 274158.56 24.29% 0.0096%<4839> WOWOW 110100 100809.5 20.37% -0.0508%<299A> クラシル 257000 241965.46 20.18% 0.0274%<5892> yutori 80800 152154.74 19.6% -0.0035%<2846> NFダウHE 41545 65156.691 17.76% 0.0076%<6474> 不二越 139100 508154.7 15.72% 0.0467%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
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2025/12/04 10:37
注目トピックス 日本株
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(8)
*10:18JST GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(8)
GMOグローバルサインHD<3788>■GMOグローバルサインHD 青山様具体的な数値については現在開示しておりませんので詳細はお伝えできませんが、まずご覧いただいているこの循環図こそが、当社の中長期的成長を支える重要な要素になります。当社には電子認証局という強固な基盤があり、その上で重点商材である「電子印鑑GMOサイン」「GMOトラスト・ログイン」が現在の売上成長をけん引しています。これらの事業はストック型サービスであり、安定した成長が見込めるだけでなく、利用期間が長くなるにつれ利用量も増加するため、売上の成長が加速していきます。例えば、電子印鑑GMOサインでは、お申し込み後の利用データを分析すると、5年後には企業内での利用数が5倍に増加しています。そして10年後には10倍以上に成長すると考えています。単に契約していただく月額料金だけでなく、ご利用が広がっていくことにより利用量に応じた課金が増え、売上がさらに積み上がる構造です。GMOトラスト・ログインも同様で、企業が導入した後、ID数、つまり社員数に応じて利用が広がっていきます。企業規模が大きくなれば必要な機能も増えていきますので、その分単価も上昇します。このように、当社が現在特に成長しているサービスはすべて「固定料金+従量課金」のモデルです。お客様に長く使っていただけるほど利用が増え、売上の成長が一段と加速する仕組みになっています。そして、こうして得られたキャッシュ・フローの一部を関連領域への再投資に回すことで、さらなる成長につなげる循環ができていると考えています。●DAIBOUCHOUということは、導入企業数が増え、その企業内での利用が拡大し、さらにオプションなど付加価値の高い機能が利用されることで単価が上がり、売上も伸びていく、そういう見通しということですね。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。おっしゃる通りです。●DAIBOUCHOUなるほど。分かりました。ありがとうございます。次に、第3四半期決算について伺います。決算発表と同時に自社株買いも発表されました。昨年も同時期に実施されていたと思いますが、今回の自社株買いの理由を教えていただけますでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様昨年まで当社は配当性向50%を基本としておりました。そのうえで自社株買いも実施しており、株主の皆さまへの還元策の一つと位置づけています。そして本年の12月期からは、配当性向を従来の50%から65%以上へと引き上げました。この高い配当性向に加え、自社株買いも実施する方針です。株主の皆さまにできる限り還元していきたいという考えからです。こうした還元が可能となる背景には、当社の事業がストック型ビジネスであり、非常に安定していて予測しやすいという特性があります。例えば、決算月が12月ですが、1月の段階でほぼ年間の売上予想が立てられるほどです。売上が読めるからこそ、利益もしっかり確保しながら株主の皆さまへ安定的に還元できると判断しています。●DAIBOUCHOU潤沢なキャッシュ・フローがあり株主還元余地があること、さらに現状の株価が割安水準にあると経営陣が判断したことから、自社株買いを行ったという理解でよろしいでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい、その通りです。当社の、いわゆる競合と比較しても、例えばPERで見ると海外の大手ベンダーの半分以下の水準です。私たちとしては満足できる状況ではありませんので、そういった点も踏まえた判断になります。●DAIBOUCHOUなるほど。SaaS企業の決算を見ていると、最近は収益性の改善によってEPSが伸びているケースも多いです。今回、料金単価の引き上げもありましたので、売上だけでなく利益率の向上も今後期待できそうですね。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。例えば電子印鑑GMOサインは、ここ数年にわたり開発投資や広告宣伝投資を積極的に行ってきたため赤字の期間が続きました。しかし足元では完全に黒字化しています。ここからはさらに利益を生み出せるフェーズに入っています。GMOトラスト・ログインも同様です。このような状況から、利益率はさらに高めていけると考えています。●DAIBOUCHOU分かりました。そして稼いだ利益を配当性向65%以上という高い還元で株主に還元していただけるわけですね。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。おっしゃる通りです。●DAIBOUCHOUありがとうございます。今後の御社の成長に注目させていただきたいと思います。本日はありがとうございました。■終わりのあいさつ▲フィスコ 高井青山様、DAIBOUCHOU様、本日はありがとうございました。最後に、青山様とDAIBOUCHOU様からごあいさつをいただきたいと思います。それでは、まず青山様、お願いいたします。■GMOグローバルサインHD 青山様本日はありがとうございました。今後も引き続き、個人投資家の皆さまにも分かりやすい会社説明・IR活動を積極的に行っていきたいと考えています。そして当然ながら、業績・利益をさらに引き上げ、今以上の成長を実現し、将来に向けて皆さまに夢を持っていただけるような会社にしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。▲フィスコ 高井ありがとうございます。DAIBOUCHOU様、本日の対談はいかがでしたでしょうか。●DAIBOUCHOU今回、電子認証局という仕組みは、普段はなかなか馴染みがなく分かりにくい部分も多いのですが、説明を伺ってその必要性を実感できました。自分の日頃のネット利用にも直結するサービスであることがよく分かりました。また、電子認証局をコアに、コストパフォーマンスの高い電子証明書サービスをSaaSとして提供されている点、そして盤石なストック収入がある上に、今後は利益率も上がり、単価アップなどを通じて売上と利益の両方がさらに成長していきそうだという印象を持ちました。成長率の高い事業が売上構成比を押し上げていくことで、業績の上振れにも期待しています。今日はありがとうございました。▲フィスコ 高井ありがとうございました。これにて対談は終了とさせていただきます。皆様、ご視聴いただき誠にありがとうございました。
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2025/12/04 10:18
注目トピックス 日本株
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)
*10:17JST GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)
GMOグローバルサインHD<3788>収益構造については、電子証明書の発行および更新によって安定的に積み上がるストック型モデルとなっています。デジタル化の進展とともに需要が着実に伸びている領域です。当社の電子証明書は欧米では請求書や卒業証明書などにも多く利用されており、電子印鑑GMOサインと同業である世界大手のDocuSign様やAdobe Sign様にも採用されています。契約書や一部の書類だけでなく、今後は「同意」や「署名」が必要なすべての文章が電子化されていきます。例えば、公的な文書、教育機関の証明書、建築の設計図、環境分野では産業廃棄物のマニフェスト、医療・創薬の領域では過去文書の保存など、幅広いビジネスシーンで電子証明書の活用が進みます。この分野のマーケット規模は国内だけで2030年には1,680億円になるといわれており、その中で当社も存在感を高めていきたいと考えています。また、セキュリティカメラへの証明書搭載も海外では実績が出ており、アメリカのある州では警官が胸につけるボディカメラに当社の証明書が採用されています。セキュリティ問題が深刻化する中、「信頼できるカメラから送られた映像であること」を証明する重要性が高まっているためです。IoTでモノがインターネットにつながる広がりによって電子証明書のニーズはさらに拡大しています。さらにAIにも目を向けると、最近話題になっているAIエージェントが、人間を介さずAI同士で通信することが当たり前になる時代が来ます。その際、デジタル社会の中で“相互に信頼を確かめ合うための技術”として電子証明書が使われていきます。こうした背景から、電子証明書・電子認証は、これからの社会にとって欠かせない基盤技術になっていると考えています。●DAIBOUCHOU投資家の方だと、最近はフィッシング詐欺も増えています。ネット証券を装った偽サイトも多いですが、https の表示や企業ロゴが付いているかどうかなどで、正しいサイトかどうか確認できるという理解でよろしいでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい、その通りです。●DAIBOUCHOUなるほど。電子証明書などを持っていることで、電子認証が必要なさまざまなサービスをコストパフォーマンス良く提供できる、ということですね。分かりました。最近、VMC(企業ロゴ所有証明書)やeシール(電子社印)、そしてC2PA(電子透かし)など、さまざまな認証技術を活用した新しいサービスが増えています。いずれも成りすまし対策やフェイク動画対策だと思いますが、これらの引き合い状況はいかがでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様今お話しいただいた新たなサービスはいずれも、インターネット上で「本物であること」を証明するため、認証技術を発展させて生まれたものです。セキュリティリスクが非常に高まっているため、企業様からの関心は大変高くなっています。まず eシールについては、先ほどご説明した文書の電子化などで導入がどんどん進んでいます。企業ロゴ所有証明書(VMC)については、成りすましメールを防ぐ認証技術として、最近特に注目を集めています。これは世界的に始まった新しいルールに基づいて作られた仕組みで、メールに表示されるブランドと企業の正当なサーバーを結びつけることで、成りすましメールを防ぐ認証技術です。これにより、企業から届いたメールが本物であるかどうかを受信者がひと目で判断できます。企業側にとっては、自社を守るだけでなく、お客様や取引先を守ることにもつながります。そして、もう一つご質問いただいた C2PA、それから耐量子暗号(PQC)といった領域については、未来に向けた投資の位置付けです。たとえば C2PAは、最初にご質問で触れていただいたように、コンテンツの偽造が簡単にできてしまうAI時代において、非常に深刻な社会問題となっている“フェイクコンテンツ”に対応する技術です。こうした課題に対処するため、海外の大手ITベンダーを含むグローバルな企業群がルール整備を進めており、当社も早い段階からこうした団体に参加し、実証実験を行っています。海外の放送局やカメラメーカーなどがグループを作り、具体的なプロジェクトが動き始めています。現時点では収益はまだほとんど立っていませんが、次の需要、そして新しいビジネスチャンスとして確実に捉えていきたいと考えています。●DAIBOUCHOUそうですね。最近は、たとえば私が株を煽るような動画をAIで作られて拡散されるといったリスクもありますし、もっと大きな話でいえば、大統領の偽スピーチ動画のように、世界的に問題となるケースもあります。AIが高度化する中で、こうした状況に対応するために C2PA のような技術が必要になる、という理解でよろしいでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい、その通りです。つい最近のニュースでも、音声の権利、いわゆる“声の権利”を守る団体が生まれています。では、その声が本物なのか、AIが勝手に作った偽物ではないのか。こうした点を証明していく必要が今後ますます高まっていくと考えています。世の中の技術が進歩する中で、セキュリティはもちろん、フェイクコンテンツの問題など、さまざまな課題が出てきています。それらに対応し、“本物であること”を証明していく役割を担うものとして、電子証明書の重要性はさらに高まると考えており、社会の中で役割を発揮していきたいと思っています。●DAIBOUCHOU分かりました。ありがとうございます。次に、企業としてAI活用をどのように推進されているのか教えてください。■GMOグローバルサインHD 青山様すでに社内のさまざまな業務、例えばカスタマーサポート、マーケティング、営業部門などでAIを活用しています。最近の新しい取り組みとしては、電子認証局の審査部門でAI運用を開始しました。電子認証局は、証明書を発行するにあたり企業の存在を審査しており、これまで数十名規模の人員で人手による審査を行っていました。この審査業務のAI化がスタートしたことで、来年以降、数十名規模の業務負担を軽減できる見込みです。この効率化によって生まれた余力は、お客様の更新率向上に向けたアプローチや、新規営業の開拓といった“攻めの領域”に再配置していきます。コストを抑えながら、売上成長をさらに加速させることを目指しています。●DAIBOUCHOUということは、証明書の期限切れをAIで防げるということですね。なるほど。また、期限切れで収益が一時的に途切れてしまうリスクを防ぐことができるわけですね。次に、成長中の重点領域の売上について伺います。今後、シェアが上がるにつれて成長率も加速する局面があると思いますが、長期的な見通しを教えていただけますでしょうか。GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(8)に続く
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2025/12/04 10:17
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GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
*10:16JST GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
GMOグローバルサインHD<3788>このGMOトラスト・ログインが「コスパが良い」と評価される理由は主に3点あります。1つ目は、運用コストの最適化です。安全かつ効率的なインフラ設計により、セキュリティを担保しながらスケーラブルな構成を実現しています。当社はインターネットのクラウドインフラを支える事業が原点にありますので、この分野は得意とするところです。2つ目は、国内外リソースを活用した自社開発です。日本だけでなく海外のエンジニアリングリソースも活用し、開発コストを抑えています。電子印鑑GMOサインと同様、継続的に機能を迅速に拡充できる体制が整っている点も大きなポイントです。3つ目は、シンプルで直感的なUI設計です。多くのSaaSでは、導入前から営業担当が付き、導入後もサポートを受けながら活用を進めるケースが一般的です。一方、当社のサービスはオンラインで簡単に申し込みでき、そのままお客様自身で利用を開始できるよう設計されています。マニュアルを見なくても使い始められるよう、UI設計を非常に重視しています。これにより、当社としてもサポートに必要なリソースを抑えることができ、結果としてコストパフォーマンスの高いサービス提供が可能になっています。●DAIBOUCHOUいいですね。企業に導入する際、社内にはITリテラシーの異なる方が多く、使いやすさは非常に重要だと感じています。使いやすければ管理部門の負担も軽減できますし、導入メリットは大きいですね。また、最近は企業ごとにパスワードのルールが異なり、「特殊文字を入れる」「逆に入れてはいけない」「10文字以上必須」など、条件がバラバラです。その結果、パスワードの使い回し問題も深刻化しています。こうした背景から、シングルサインオンの必要性が高まっているという理解でよろしいでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様おっしゃるとおりです。一般的に、企業1社あたり平均で30種類ほどのWebサービス、たとえばGoogle Workspace、Microsoft製品、Slack、Zoomなど、多数のSaaSを利用しています。これら全てにIDとパスワードを設定する必要があるため、覚えきれずに同じパスワードを使い回すケースが多く見られます。その結果、パスワード流出が企業へのハッキングの“入り口”になってしまう事例が数多く発生しています。こうしたリスクに対し、私どもは強固なセキュリティを提供し、企業をしっかり守ることを使命としています。また、企業のIT管理者の方々にとっては、退職者が出た際に利用していたSaaSのアカウント解約を忘れてしまい、ID・パスワードが放置されるという問題もあります。GMOトラスト・ログインでは、全従業員のアカウントを一元管理できるため、このようなリスクも防ぐことができます。簡単に全社員のID・パスワードが管理できるということで、効率化もできます。●DAIBOUCHOUシングルサインオンによって「誰がどのサービスにログインしているか」が分かることで、部署ごとに勝手にSaaSを契約したり、個人でサービスを利用していたりする“シャドーIT”も可視化できますよね。会社全体でIT資産がどのように使われているかを把握できるようになるという理解でよろしいでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。すべてのログイン情報を記録していますので、問題が発生した時の原因調査や監査対応にも活用できます。必要に応じて正式な証跡としてデータを提出することも可能です。●DAIBOUCHOUということは、IT管理のコストや手間が削減され、企業全体を効率的に管理できるということですね。ログイン状況が見えるのは大きいですね。ありがとうございます。では次に、証券口座の不正利用が社会問題になっていますが、こうしたセキュリティ意識の高まりによって、GMOトラスト・ログインの必要性や需要は増えているのでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。証券会社での不正ログイン問題が大きく報道されましたが、その多くは「ID とパスワードだけ」に依存したログイン方式が原因だったと考えています。従来は「ID とパスワードがあれば十分」という考えが一般的でしたが、現在ではそれだけでは守れないことが広く認識されてきました。これはセキュリティサービスを提供する立場としては当然のことで、利用者側にも理解が広がってきたのが今の段階です。こうした意識の高まりは当社サービスにも追い風となっており、第3四半期では売上高1.4億円(前年同期比33%増)、有料ID数も26%増と、順調に成長しています。●DAIBOUCHOU最近はネット証券でもパスキーでのログインが増えていますが、そのような方式にも対応しているのでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。当社は2要素認証を提供しており、パスキーに限らずさまざまな認証方式に対応できます。企業ごとに最適な認証方法を選んでいただくことが可能です。さらに、高いセキュリティが求められる企業であれば、全端末に証明書をインストールするなど、多要素認証のレベルをさらに高める仕組みも導入できます。●DAIBOUCHOUなるほど。このパソコン以外ではログインできない、といった制限を設けることも可能なのですね。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。そのような設定も可能です。●DAIBOUCHOUありがとうございます。では次に、御社の技術のコアとなる「電子認証」について伺います。御社は国内1位・世界4位の電子認証局を運営されていますが、電子認証局は一般的に馴染みが薄く、どのような役割なのか分かりにくい部分もあります。電子認証局の必要性や収益構造を分かりやすく教えていただけますでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様電子認証局という仕組みはかなり以前から存在しており、当社では1996年からサービスを提供しています。インターネットが一般に使われ始めた頃から生まれた仕組みで、企業が勝手に作ったものではなく、国際的なインターネットのルールに則って運用されている機関です。具体的には、暗号技術を用いてインターネット上で「本物であること」を証明する役割を担っています。いわばネットの信頼の基盤です。分かりやすい例で申し上げると、オンラインショッピングをする時や、投資家の皆さまがIR情報を確認する時、皆さまが「当たり前に安心してネットを使える社会」を支えているのが電子認証局です。また、冒頭でも触れた電子印鑑GMOサインにおいては、契約書類が「いつ・どこで署名され、その後改ざんされていないか」を証明するのも電子認証局の役割です。WebサイトのURLが「https」から始まり、ブラウザに鍵マークが表示されることがありますが、これも電子認証局が発行する SSLサーバー証明書 によるものです。GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)に続く
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2025/12/04 10:16
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GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)
*10:15JST GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)
GMOグローバルサインHD<3788>ご質問のとおり、電子契約サービスは競合の多い市場ですが、当社の競合優位性は大きく3つあります。1つ目は「セキュリティ」です。ISMS や SOC2 など、多くのセキュリティ認証を取得しており、大手企業や自治体にも安心して選んでいただいています。2つ目は「高い機能性とコストパフォーマンス」です。自社開発にこだわることで、新しいサービスや機能を迅速に提供できています。また、電子契約に欠かせない「署名」に用いる電子証明書を、当社は自社で発行できます。外部から仕入れる必要がないため、結果として非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。3つ目は「サポート体制」です。導入前から導入後の運用まで手厚いサポートを提供しています。他社では電話サポートが標準プランに含まれないケースもありますが、当社は標準プランで電話サポートを提供し、また、相手先への電話サポートもカバーしており、電子契約を初めて利用する企業でも安心して導入していただける体制です。こうした強みにより、上場企業におけるシェアは75%を超え、公共団体をはじめ、金融・不動産・製造・サービス業など幅広い業界で採用されています。国内のあらゆる分野で利用されていることが、サービスの信頼性と社会的必要性を裏付けていると考えています。これらの競合優位性を背景に、電子印鑑GMOサインは第3四半期で売上高5億円を突破し、前年同期比34%増と引き続き順調に成長しています。●DAIBOUCHOU成長性が非常に高く、ARR(年間経常収益)も安定して伸びていて、今後ますます期待できるサービスだと感じています。私自身、セミナー登壇依頼などで電子契約を利用していますが、紙の契約に比べて郵送が不要ですし、印紙も貼らなくて良いんですよね?■GMOグローバルサインHD 青山様はい。電子契約の場合は印紙税が不要です。特に不動産売買のように金額の大きな契約では、印紙代が大幅に削減できるため、お客様にとって大きなコストメリットがあります。●DAIBOUCHOUそうですよね。私自身、契約が非常にスムーズで、利用者として料金を支払わずに済んでいるので、本当にありがたいサービスだと感じています。■GMOグローバルサインHD 青山様ありがとうございます。電子契約は簡便であるだけでなく、紙の契約に比べて“改ざんリスクが極めて低い”という点も大きな特徴です。基本的には改ざんできない仕組みになっています。●DAIBOUCHOUなるほど。文書の内容を修正すると、その履歴が電子的に残るということですか?■GMOグローバルサインHD 青山様はい。修正履歴も残りますし、電子証明書の仕組みにより、もし改ざんが行われれば証明書自体が破損します。ですので、一目見ただけで「改ざんされた書類」であることが分かるようになっています。●DAIBOUCHOUなるほど。紙だと追記されたのか元から記載されていたのか判断がつかないですが、電子契約なら明確ですね。それでは、次の質問です。今年11月にプラン改定が行われましたが、この改定によって契約単価の上昇、すなわち収益性の改善は見込めるのでしょうか。どの程度、契約単価が増加しそうでしょうか?■GMOグローバルサインHD 青山様はい。今回のプラン改定では、サービス内容を分かりやすく再構成しました。これにより、契約単価は約30%増加すると見込んでいます。さらに、新規のお申し込み件数も従来より増えることを期待しています。従来はオプションの種類が非常に多く、お客様が最適な組み合わせを選びにくいという課題がありました。今回の改定では、利用規模や利用目的に応じて必要な機能をあらかじめパッケージ化し、4つのプランに整理しました。これにより、お客様がより選びやすい構成になっています。●DAIBOUCHOU今までの平均単価はまだ公表されていないのでしょうか? 1社あたり、または1ユーザーあたりの単価のイメージはどれくらいですか。■GMOグローバルサインHD 青山様平均単価は公表していません。今回の改定によって、当社としては単価が約1.3倍、すなわち30%増加すると予測しています。●DAIBOUCHOUということは、解約が増えなければ、ARRも単純計算で1.3倍になる、という理解でよろしいでしょうか?■GMOグローバルサインHD 青山様はい。その方向でしっかり伸ばしていきたいと考えています。●DAIBOUCHOUなるほど。原価が変わらないのであれば、単価増加分は利益にそのまま寄与するということですよね。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。私どものサービスは自社開発であり、原価の大部分が固定化されています。そのため、売上が伸びればその分だけ利益率の向上につながります。●DAIBOUCHOUなるほど。これは収益性の改善という点で非常に大きな材料になりますね。単価が30%伸びるというのはインパクトがあります。ありがとうございます。では次の質問です。GMOトラスト・ログインについて伺います。競合に比べてコストパフォーマンスが高いとされていますが、どのようにして豊富な機能を低価格で提供できているのでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様ありがとうございます。コストパフォーマンスの良さをご評価いただけて大変嬉しく思いますが、どちらでそのような評価をご覧になったのでしょうか。●DAIBOUCHOUIT製品の評価サイトで商品の名前を調べたところ、同じ機能を求めた場合でも御社のサービスは価格が安いという声が多く見られました。また、AIにも確認してみましたが、やはりコスパが高いという評価が出ていました。■GMOグローバルサインHD 青山様ありがとうございます。GMOトラスト・ログインはシングルサインオン(SSO)のサービスで、1度のログインで複数のシステムに安全にアクセスできる仕組みです。企業側から見ると従業員のログイン情報を一元管理できるため、セキュリティ強化と業務効率化を同時に実現できるサービスです。GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)に続く
<MY>
2025/12/04 10:15
注目トピックス 日本株
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)
*10:14JST GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)
GMOグローバルサインHD<3788>この循環を背景に、2025年12月期より配当性向を従来の50%から65%以上へ引き上げました。今後も、株主の皆さまとの長期的な信頼関係を築けるよう、安定した株主還元と持続的な成長の両立を目指してまいります。最後に、直近の第3四半期決算についてご説明します。売上高は前年同期比7.4%増の151億円、営業利益は同20%増の9億8000万円となり、増収増益を達成しました。重点商材である「電子印鑑GMOサイン」と「GMOトラスト・ログイン」も、ともに34%と高い成長率を維持しています。また、当社は「信頼を設計し、世界をつなぐ。」という理念を掲げています。インターネットは、先ほど申し上げたように相手の姿が直接見えない世界です。リアルの世界とは異なり、誰とつながっているのかが分かりづらい環境にあります。そのような中で、安心して“信頼してつながる”ことのできる社会を実現することが私たちの使命です。今後、インターネットはさらに進化し、複雑化していくと考えています。それに伴い、新たな信頼の仕組みを継続的に設計し、持続的な成長と企業価値の向上に挑み続けてまいります。以上が当社からのご説明となります。よろしくお願いいたします。▲フィスコ 高井青山様、ありがとうございました。続きまして、著名投資家のDAIBOUCHOUさんに気になる質問をしていただきたいと思います。それでは、DAIBOUCHOUさん、お願いいたします。■質疑応答●DAIBOUCHOU先ほどの会社説明を伺っていて感じたことがあります。私はX(旧Twitter)でも“なりすまし”の被害が多く、投資詐欺に利用されるケースも見受けられます。私のイラストは簡単に入手できるため、偽物の著名人広告に悪用されることもあります。このような被害は、御社のサービスを利用することで防ぐことができるのでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様画像や動画を用いた“なりすまし”は、社会的にも大きな課題になっています。特に自治体や行政も強い関心を示しており、実際に過去の災害時にはフェイク映像が多数流れ、現場の救助活動に影響を与える深刻な問題となりました。多くは愉快犯によるものですが、影響は決して小さくありません。現時点では、当社としてこの分野のサービスを提供できているわけではありません。世界的なルールがまだ整備されていないことも背景にあります。しかし、技術的にどのような仕組みで信頼性を担保するかについては、国際的にも方向性が固まりつつあります。当社では、映像分野の事業者、具体的にはテレビ局やカメラメーカーなどと連携し、実証実験を進めています。また、国際的な取り組みとして「C2PA」という団体とも協力しており、次のステージとしてサービス化がそう遠くない将来に可能になると考えています。現在は、この領域に積極的に参画し、実証段階を進めているところです。●DAIBOUCHOUなるほど、よく分かりました。Facebookでも偽物広告が大きな問題になっており、著名人をかたる詐欺広告の被害が拡大しています。ぜひ御社の技術が、この問題の解決につながることを期待しています。■GMOグローバルサインHD 青山様ありがとうございます。画像がどこで作られ、どの段階で改ざんされたかを証明する仕組みを、カメラで撮影した瞬間から一貫して確保する、そうした国際的なルール作りが、現在進められています。実用化にはもう少し時間を要すると思いますが、当社としても“世界の信頼を守る”立場から、しっかりとサービス化に取り組んでまいります。●DAIBOUCHOUそうですね。電子認証は専門性が高く、一般の方には分かりにくい部分もあると思います。今回の例のように、私にも直接関わるテーマもありますので、少し具体例を質問させていただきました。ありがとうございます。では、最初の質問ですが、今回この対談動画に出演しようと思われた理由を教えていただけますか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。当社のサービスは非常に分かりにくく、社会の仕組みの“裏側”で信頼を支える役割を担っているため、一般の個人の方には見えにくい部分が多いという課題があります。そのため、これまで個人投資家の皆さまには十分に当社の強みを知っていただく機会がありませんでした。一方で、機関投資家の皆さまには積極的に情報発信してきましたが、個人投資家向けのIRはまだ十分ではないと感じていました。そこで今年6月以降、個人投資家向けのIR活動を強化しています。その中で、分かりにくいサービスだからこそ、私が一方的に説明するよりも、こうした“対談形式”のほうが理解を深めていただけるのではないかと考えました。今回出演をお願いした背景には、そのような思いがあります。●DAIBOUCHOU分かりました。ありがとうございます。確かに、セキュリティ分野の上場企業はいくつもありますが、具体的にどのようなサービスを提供しているのか分かりにくいケースが多いと感じています。今回の対談では、そのあたりも分かりやすくお伺いできればと思っています。次に、御社の主力商品である「電子印鑑GMOサイン」についてお聞きします。この分野は国内外から多くの競合が参入しており、非常に競争が激しい市場だと思います。電子印鑑GMOサインの競合優位性について教えていただけますでしょうか。■GMOグローバルサインHD 青山様はい。当社が提供する電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」は、10年前にサービスを開始し、現在も大きく成長している重点投資分野です。電子印鑑GMOサインは、従来紙と印鑑で行っていた契約業務を、インターネット上で電子的に締結できるサービスです。このサービスは、改ざん防止というセキュリティ面だけでなく、紙からデータへの移行による業務効率化やコスト削減も同時に実現できます。また、契約書だけでなく、国や自治体が発行する公文書、大学が発行する卒業証明書などにも利用されています。GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)に続く
<MY>
2025/12/04 10:14
注目トピックス 日本株
GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)
*10:13JST GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)
GMOグローバルサインHD<3788>2点目の強みは、売上高の大部分がストック型事業で構成されている収益モデルです。現在、22のストック型事業を展開しており、これにより25年連続の増収を達成しています。これらの事業が成長の原動力となっています。また、健全な財務体質と、成長を支える十分なキャッシュ創出力を実現しています。3点目はグローバル展開です。現在、11カ国に拠点を置き、230を超える国・地域でサービスをご利用いただいています。グローバルの視点で事業を推進する一方、日本発の認証局としての独自性を保っている点は当社ならではの強みです。また、当社はグローバル基盤の強化を続けており、売上高の約4割、従業員(私たちは“パートナー”と呼んでいます)の約半数が海外拠点に所属しています。拡大を続けるデジタルトラスト市場を確実に取り込み、さらなる成長を目指しています。以上が、当社の3つの強み、(1)電子認証局としての信頼性、(2)ストック型事業による健全な財務基盤、(3)グローバル展開です。これらが、当社が新領域へ挑戦し続けるための体制を支え、持続的な成長を生み出す好循環を形成しています。GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)に続く
<MY>
2025/12/04 10:13
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