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インタートレード---25年9月期は売上高微減、主力の金融ソリューション事業の売上高は堅調に推移

配信日時:2025/11/18 14:46 配信元:FISCO
*14:46JST インタートレード---25年9月期は売上高微減、主力の金融ソリューション事業の売上高は堅調に推移 インタートレード<3747>は14日、2025年9月期連結決算を発表した。売上高は前期比0.7%減の18.36億円、営業損失は0.08億円(前期は0.80億円の利益)、経常損失は2.13億円(同1.59億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は1.45億円(同0.97億円の損失)となった。

金融ソリューション事業の売上高は前期比2.0%増の14.73億円、セグメント利益は同5.6%減の3.93億円となった。大口顧客からのライセンス利用料等の減収とWEB3関連事業では期初で計画していた受注が遅れたものの、2024年11月に東京証券取引所でarrowhead4.0が運用を開始したことや、既存顧客からの受託案件の受注があったことにより、売上高は増収になった。一方で損益面では、セグメント利益は減益になった。粗利率の高いライセンス利用料が減少し、粗利率の低いハードウェア売上が増加したことが主な要因としている。2025年3月に、Fireblocks社とWEB3インフラ導入支援に関する戦略的パートナーシップを締結し、デジタルアセットマーケッツと連携して、WEB3領域に対し経営資源の一部を適切に配分し、取り組みを強化している。さらに、同年4月には、AndGoの株式25%取得し、持分法適用会社としたことで、暗号資産向けソリューションや暗号分散技術を活用したサービスの共同開発を推進している。

ビジネスソリューション事業の売上高は同13.5%減の2.58億円、セグメント損失は0.30億円(前期は0.20億円の利益)となった。売上面では、SIサービスの増収がみられたものの、主力である経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@ITe2」において、既存顧客からの追加開発案件等が前年同期に比べて少なく、また期初で計画していた受注が遅れたことにより、売上高は減収となった。損益面では、減収の影響に加えて、人材の確保等、人件費の増加や開発工数の増加等により、損失となった。

ヘルスケア事業の売上高は同0.6%減の1.04億円、セグメント損失は0.51億円(同0.51億円の損失)となった。2025年3月に消費者庁から「ITはなびらたけ」製品の機能性表示食品の届出番号を取得したが、7月に新製品を市場に投入するまでのリードタイムの間に、旧製品の買い控えにより、売上高は微減となった。損益面に関して、セグメント損失は前年同期と同水準となった。2025年3月28日に公表したとおり、「ITはなびらたけ」の機能性を明記した新商品である「エストロリッチピュア」を展開し、事業の拡大を図っていくとしている。

2026年9月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比14.3%増の21.00億円、営業利益は1.00億円、経常利益は0.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益は0.80億円を見込んでいる。

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