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前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした日替わり的な動き~
配信日時:2025/07/29 08:43
配信元:FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした日替わり的な動き~
29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■決算を手掛かりとした日替わり的な動き
■日東電、1Q営業利益 15.9%減 426億円
■前場の注目材料:ローム、「GaNパワーデバイス」8インチに大型化、27年量産
■決算を手掛かりとした日替わり的な動き
29日の日本株市場は、やや売り優勢のなかでこう着感の強い相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが64ドル安、ナスダックは70ポイント高だった。欧州連合(EU)との貿易交渉の合意を受けて買いが先行した。ただし、合意については織り込まれていたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて米長期金利が上昇したことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比115円安の40795円。円相場は1ドル=148円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売りが先行して始まりそうだ。米国とEUが貿易交渉で合意したほか、中国とは交渉期限の延長との報道もあるなか、市場の関心はFOMCや日銀の金融政策決定会合に向かうことになるだろう。また、日米ともに主要企業の決算発表が本格化しており、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。米雇用統計など重要な経済指標の発表が相次ぐことも手掛けにくくさせよう。
昨日はアドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>の3社で日経平均株価を400円超押し下げていた。特にアドバンテストの下落影響が大きく、下げ止まりをみせてくるかが注目されよう。一方で、レーザーテック<6920>には米系証券で格下げが観測されている。ハイテク株の弱い値動きが続くようだと、センチメントを冷ます可能性がありそうだ。
昨日の日経平均株価は41000円を割り込んでおり、ボリンジャーバンドの+1σが位置する40675円辺りが意識されてきた。同水準まで下げてくるようだと、いったんはリバウンドが入ると考えられるため、+1σ水準での底堅さを見極めたいところである。物色は決算を手掛かりとした日替わり的な動きになりやすく、昨夕決算を発表したところでは、日車輌<7102>、ディーエムエス<9782>、川岸工<5921>、美樹工業<1718>、ゴールドクレ<8871>、NRI<4307>などが注目される。
■日東電、1Q営業利益 15.9%減 426億円
日東電<6988>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上収益が前年同期比1.3%減の2461億9200万円、営業利益は同15.9%減の426億4500万円だった。自動車、IT機器、ハイエンドスマートフォンにおいて、米国の追加関税実施の猶予期間中に前倒し生産の動きが見られ、製品の需要が増加する一方で、対米ドル為替レートは、前第1四半期連結累計期間と比較し5.8%円高の1ドル145.7円となり、営業利益68億円の減益要因となった。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(21178.59、+70.27)
・SOX指数は上昇(5737.10、+91.24)
・為替相場は円安・ドル高(148.50-60)
・米原油先物相場は上昇(66.71、+1.55)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ローム<6963>「GaNパワーデバイス」8インチに大型化、27年量産
・佐鳥電機<7420>萩原電気HDと来春統合、車以外の領域拡大
・いすゞ自<7202>ディーゼル小型トラック生産移管を検討、関税の影響最小化
・NEC<6701>東芝・情報通信研究機構と光通信で多重化利用、安全・大容量実現
・三菱電機<6503>東京科学大学とギ酸光合成パネル化、新技術確立
・九電工<1959>伊藤忠と太陽光発電のFIP転で協業、大型蓄電池併設
・住友商事<8053>東北大学発新興に出資、アジアでがん治療支援ソフト
・洋エンジ<6330>グリーンメタノール向け小型反応器開発
・タクマ<6013>沼津市からゴミ焼却発電施設、454億円で受注、AI制御システム導入
・洋エンジ<6330>日鉄エンジニアリングなどと水中ロボ自律・無人化、社会実装へ工程表
・パナソニックHD<6752>インフラ点検管理DX化、来年度アプリ投入
・キオクシアHD<285A>第9世代NANDを年度内量産
・ソフトバンク<9434>AIエージェント連携、安全にデータ流通
・グリッド<5582>AIでメタノール配船、三菱ガス化学向け
・日立<6501>仮想で原発再現、効率保全にIT基盤開発
・日立<6501>東電パワーグリッドと、DC間で電力融通、最適化実証
・西部ガスHD<9536>北九州のLNGタンク増設、29年稼働
・有機合成薬品工業<4531>グリシン増産体制整う、世界最大級設備
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■決算を手掛かりとした日替わり的な動き
■日東電、1Q営業利益 15.9%減 426億円
■前場の注目材料:ローム、「GaNパワーデバイス」8インチに大型化、27年量産
■決算を手掛かりとした日替わり的な動き
29日の日本株市場は、やや売り優勢のなかでこう着感の強い相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが64ドル安、ナスダックは70ポイント高だった。欧州連合(EU)との貿易交渉の合意を受けて買いが先行した。ただし、合意については織り込まれていたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて米長期金利が上昇したことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比115円安の40795円。円相場は1ドル=148円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売りが先行して始まりそうだ。米国とEUが貿易交渉で合意したほか、中国とは交渉期限の延長との報道もあるなか、市場の関心はFOMCや日銀の金融政策決定会合に向かうことになるだろう。また、日米ともに主要企業の決算発表が本格化しており、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。米雇用統計など重要な経済指標の発表が相次ぐことも手掛けにくくさせよう。
昨日はアドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>の3社で日経平均株価を400円超押し下げていた。特にアドバンテストの下落影響が大きく、下げ止まりをみせてくるかが注目されよう。一方で、レーザーテック<6920>には米系証券で格下げが観測されている。ハイテク株の弱い値動きが続くようだと、センチメントを冷ます可能性がありそうだ。
昨日の日経平均株価は41000円を割り込んでおり、ボリンジャーバンドの+1σが位置する40675円辺りが意識されてきた。同水準まで下げてくるようだと、いったんはリバウンドが入ると考えられるため、+1σ水準での底堅さを見極めたいところである。物色は決算を手掛かりとした日替わり的な動きになりやすく、昨夕決算を発表したところでは、日車輌<7102>、ディーエムエス<9782>、川岸工<5921>、美樹工業<1718>、ゴールドクレ<8871>、NRI<4307>などが注目される。
■日東電、1Q営業利益 15.9%減 426億円
日東電<6988>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上収益が前年同期比1.3%減の2461億9200万円、営業利益は同15.9%減の426億4500万円だった。自動車、IT機器、ハイエンドスマートフォンにおいて、米国の追加関税実施の猶予期間中に前倒し生産の動きが見られ、製品の需要が増加する一方で、対米ドル為替レートは、前第1四半期連結累計期間と比較し5.8%円高の1ドル145.7円となり、営業利益68億円の減益要因となった。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(21178.59、+70.27)
・SOX指数は上昇(5737.10、+91.24)
・為替相場は円安・ドル高(148.50-60)
・米原油先物相場は上昇(66.71、+1.55)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ローム<6963>「GaNパワーデバイス」8インチに大型化、27年量産
・佐鳥電機<7420>萩原電気HDと来春統合、車以外の領域拡大
・いすゞ自<7202>ディーゼル小型トラック生産移管を検討、関税の影響最小化
・NEC<6701>東芝・情報通信研究機構と光通信で多重化利用、安全・大容量実現
・三菱電機<6503>東京科学大学とギ酸光合成パネル化、新技術確立
・九電工<1959>伊藤忠と太陽光発電のFIP転で協業、大型蓄電池併設
・住友商事<8053>東北大学発新興に出資、アジアでがん治療支援ソフト
・洋エンジ<6330>グリーンメタノール向け小型反応器開発
・タクマ<6013>沼津市からゴミ焼却発電施設、454億円で受注、AI制御システム導入
・洋エンジ<6330>日鉄エンジニアリングなどと水中ロボ自律・無人化、社会実装へ工程表
・パナソニックHD<6752>インフラ点検管理DX化、来年度アプリ投入
・キオクシアHD<285A>第9世代NANDを年度内量産
・ソフトバンク<9434>AIエージェント連携、安全にデータ流通
・グリッド<5582>AIでメタノール配船、三菱ガス化学向け
・日立<6501>仮想で原発再現、効率保全にIT基盤開発
・日立<6501>東電パワーグリッドと、DC間で電力融通、最適化実証
・西部ガスHD<9536>北九州のLNGタンク増設、29年稼働
・有機合成薬品工業<4531>グリシン増産体制整う、世界最大級設備
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