注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~米国とEUとの関税合意を好感~
配信日時:2025/07/28 08:54
配信元:FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~米国とEUとの関税合意を好感~
28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米国とEUとの関税合意を好感
■ファナック、1Q営業利益 28.7%増 424億円
■前場の注目材料:住友重、海外向け精密減速機生産を名古屋からベトナムに移管
■米国とEUとの関税合意を好感
28日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。25日の米国市場はNYダウが208ドル高、ナスダックは50ポイント高だった。欧州連合(EU)に加え、対中通商交渉での合意期待を受けた買いや消費セクターを中心とした買いが目立った。シカゴ日経225先物は大阪比10円高の41370円。円相場は1ドル=147円60銭台で推移している。
トランプ米大統領は27日、欧州連合(EU)との貿易交渉で合意したと発表した。自動車を含む欧州製品に対して15%の基本関税を設定。EUは米国から7500億ドル相当のエネルギー製品を購入するほか、6000億ドルを米国に投資することで合意したと報じられている。また、中国と米国は28日から行う貿易協議で、関税一時停止措置を90日間延長すると報じられている。
EUとの関税合意については「合意間近」との報道もあったことである程度は織り込んでいると考えられるが、最大の貿易相手との貿易戦争を回避したことで、朝方は先物主導で買いが先行することが見込まれる。先週末の日経平均株価は前日までの急伸で過熱感が警戒されるなか、利益確定の売りが優勢だった。ボリンジャーバンドの+2σ(41379円)までの調整を経て、再び42000円を捉えてくる動きが期待されそうである。
ただし、今週は主要国の金融政策決定会合が予定されているほか、米国では重要な経済指標の発表が予定されている。また、決算発表が本格化することで、結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性もある。そのため、買い一巡後は戻り待ち狙いの売りが入る可能性も考えられそうだ。また、自民党はきょう、党所属の国会議員が参加する「両院議員懇談会」を開く。「両院議員総会」を開催するための署名も集まったと伝えられるなか、国内政治空白への警戒が高まりそうだ。
そのほか、決算発表が本格化することで、業績面を手掛かりとした物色に向かわせやすいだろう。なお、25日の引け後に決算を発表したところでは、名工建<1869>、研創<7939>、日本電技<1723>、ユーグレナ<2931>、メタウォーター<9551>、イーグル工<6486>などが注目される。
■ファナック、1Q営業利益 28.7%増 424億円
ファナック<6954>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の1963億6300万円、営業利益は同28.7%増の424億2800万円だった。ロボット部門については、中国でEV関連向け、一般産業向けが好調に推移し、売上が大きく増加。FA部門について、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、国内や欧州で低調に推移したものの、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で堅調に推移。2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比1.2%増の8070億円、営業利益は同0.4%増の1595億円を計画。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44901.92、+208.01)
・ナスダック総合指数は上昇(21108.32、+50.36)
・SOX指数は上昇(5645.86、+1.49)
・シカゴ日経225先物は上昇(41370、+10)
・VIX指数は低下(14.93、-0.46)
・為替相場は円安・ドル高(147.70-80)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友重<6302>海外向け精密減速機生産を名古屋からベトナムに移管
・オリンパス<7733>手術ロボ合弁に676億円、米ファンドと出資
・7&iHD<3382>セブン-イレブン・ジャパンが備蓄米弁当を来月発売、100円安く
・ゼロ<9028>輸送ドライバー確保、正社員登用・待遇改善
・トヨタ自<7203>会長、日系の米生産車「逆輸入」に前向き
・トヨタ自<7203>水素安全輸送、充填モジュールを横型に改良
・横浜ゴム<5101>中国コンベヤーベルト社を完全子会社化
・コマツ<6301>欧銅鉱山で次世代トラック稼働、GHG削減
・NTN<6472>発塵量9割減、サーボモーター用軸受を量産
・ベステラ<1433>三谷産業とガスホルダー安全解体、表面処理の特許出願
・メルカリ<4385>スキマバイトサービスのメルカリハロ、ベネッセ系の求人情報掲載
・エフピコ<7947>丈夫で柔軟なOPPフィルム量産化へ、本命は車部品
・三菱ケミG<4188>来年トナー材料から撤退
・オカムラ<7994>次世代いす開発加速、社内資格で専門人材増強
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■米国とEUとの関税合意を好感
■ファナック、1Q営業利益 28.7%増 424億円
■前場の注目材料:住友重、海外向け精密減速機生産を名古屋からベトナムに移管
■米国とEUとの関税合意を好感
28日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。25日の米国市場はNYダウが208ドル高、ナスダックは50ポイント高だった。欧州連合(EU)に加え、対中通商交渉での合意期待を受けた買いや消費セクターを中心とした買いが目立った。シカゴ日経225先物は大阪比10円高の41370円。円相場は1ドル=147円60銭台で推移している。
トランプ米大統領は27日、欧州連合(EU)との貿易交渉で合意したと発表した。自動車を含む欧州製品に対して15%の基本関税を設定。EUは米国から7500億ドル相当のエネルギー製品を購入するほか、6000億ドルを米国に投資することで合意したと報じられている。また、中国と米国は28日から行う貿易協議で、関税一時停止措置を90日間延長すると報じられている。
EUとの関税合意については「合意間近」との報道もあったことである程度は織り込んでいると考えられるが、最大の貿易相手との貿易戦争を回避したことで、朝方は先物主導で買いが先行することが見込まれる。先週末の日経平均株価は前日までの急伸で過熱感が警戒されるなか、利益確定の売りが優勢だった。ボリンジャーバンドの+2σ(41379円)までの調整を経て、再び42000円を捉えてくる動きが期待されそうである。
ただし、今週は主要国の金融政策決定会合が予定されているほか、米国では重要な経済指標の発表が予定されている。また、決算発表が本格化することで、結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性もある。そのため、買い一巡後は戻り待ち狙いの売りが入る可能性も考えられそうだ。また、自民党はきょう、党所属の国会議員が参加する「両院議員懇談会」を開く。「両院議員総会」を開催するための署名も集まったと伝えられるなか、国内政治空白への警戒が高まりそうだ。
そのほか、決算発表が本格化することで、業績面を手掛かりとした物色に向かわせやすいだろう。なお、25日の引け後に決算を発表したところでは、名工建<1869>、研創<7939>、日本電技<1723>、ユーグレナ<2931>、メタウォーター<9551>、イーグル工<6486>などが注目される。
■ファナック、1Q営業利益 28.7%増 424億円
ファナック<6954>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の1963億6300万円、営業利益は同28.7%増の424億2800万円だった。ロボット部門については、中国でEV関連向け、一般産業向けが好調に推移し、売上が大きく増加。FA部門について、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、国内や欧州で低調に推移したものの、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で堅調に推移。2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比1.2%増の8070億円、営業利益は同0.4%増の1595億円を計画。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44901.92、+208.01)
・ナスダック総合指数は上昇(21108.32、+50.36)
・SOX指数は上昇(5645.86、+1.49)
・シカゴ日経225先物は上昇(41370、+10)
・VIX指数は低下(14.93、-0.46)
・為替相場は円安・ドル高(147.70-80)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友重<6302>海外向け精密減速機生産を名古屋からベトナムに移管
・オリンパス<7733>手術ロボ合弁に676億円、米ファンドと出資
・7&iHD<3382>セブン-イレブン・ジャパンが備蓄米弁当を来月発売、100円安く
・ゼロ<9028>輸送ドライバー確保、正社員登用・待遇改善
・トヨタ自<7203>会長、日系の米生産車「逆輸入」に前向き
・トヨタ自<7203>水素安全輸送、充填モジュールを横型に改良
・横浜ゴム<5101>中国コンベヤーベルト社を完全子会社化
・コマツ<6301>欧銅鉱山で次世代トラック稼働、GHG削減
・NTN<6472>発塵量9割減、サーボモーター用軸受を量産
・ベステラ<1433>三谷産業とガスホルダー安全解体、表面処理の特許出願
・メルカリ<4385>スキマバイトサービスのメルカリハロ、ベネッセ系の求人情報掲載
・エフピコ<7947>丈夫で柔軟なOPPフィルム量産化へ、本命は車部品
・三菱ケミG<4188>来年トナー材料から撤退
・オカムラ<7994>次世代いす開発加速、社内資格で専門人材増強
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・特になし <ST>
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