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NYの視点:米7月住宅着工件数もパンデミック来の低水準
配信日時:2022/08/17 07:30
配信元:FISCO
米7月住宅着工件数も米住宅市場がパンデミック来の低水準に落ち込んだことを示す新たな証拠となった。7月住宅着工件数は前月比-9.6%の144.6万戸と、6月159.9万戸から予想以上に減少し、パンデミックによる経済封鎖直後の20年8月来で最低となった。
住宅ローン金利の上昇など、コストの上昇に加えて、景気後退への懸念が広がり、結果として、住宅購入や売却契約解約が増えている。住宅建設会社の契約解約率は、4月以降ほぼ倍増している。7月時点の契約解約率は前年比+17.6%と、4月時点の+8%、2021年の+7.5%を大幅に上回る。買い手自信の判断で、契約を解約する例もあるが、契約時点で買い手が住宅ローンの借り入れ条件を満たしていたものの、金利の急伸により買い手が条件を満たせなくなり契約を完了ができない例も増加している。特に新築住宅契約の場合、住宅が建設される前に借りての住宅ローンの条件が精査されることが多く、契約解約に繋がりやすい。
中古住宅でもほぼ同じような現象が見られる。7月の契約解約率は16%。前年同月は12.5%だった。
このような状況もあり、建設業者のセンチメントを示す8月NAHB住宅市場指数は50割れとネガティブ圏入り。米7月住宅着工件数は前月比-9.6%の144.6万戸と、6月159.9万戸から予想以上に減少し、パンデミックによる経済封鎖直後の20年8月来で最低となった。
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住宅ローン金利の上昇など、コストの上昇に加えて、景気後退への懸念が広がり、結果として、住宅購入や売却契約解約が増えている。住宅建設会社の契約解約率は、4月以降ほぼ倍増している。7月時点の契約解約率は前年比+17.6%と、4月時点の+8%、2021年の+7.5%を大幅に上回る。買い手自信の判断で、契約を解約する例もあるが、契約時点で買い手が住宅ローンの借り入れ条件を満たしていたものの、金利の急伸により買い手が条件を満たせなくなり契約を完了ができない例も増加している。特に新築住宅契約の場合、住宅が建設される前に借りての住宅ローンの条件が精査されることが多く、契約解約に繋がりやすい。
中古住宅でもほぼ同じような現象が見られる。7月の契約解約率は16%。前年同月は12.5%だった。
このような状況もあり、建設業者のセンチメントを示す8月NAHB住宅市場指数は50割れとネガティブ圏入り。米7月住宅着工件数は前月比-9.6%の144.6万戸と、6月159.9万戸から予想以上に減少し、パンデミックによる経済封鎖直後の20年8月来で最低となった。
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