注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
高値警戒感からリバランスの動きに【クロージング】
*16:51JST 高値警戒感からリバランスの動きに【クロージング】
8日の日経平均は5営業日ぶりに反落。215.89円安の47734.99円(出来高概算22億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株を中心に下落した流れを引き継ぐ形から、半導体株などの一角に利益確定の売りが先行した。一方で、自民党の高市早苗総裁が積極財政政策や金融緩和政策を目指しているとの見方から、円相場が1ドル=152円台と8カ月ぶりの円安水準となったことが材料視され、前場中盤には48181.12円とプラスに転じる場面もみられた。しかし、直近の株価上昇に対する高値警戒感から積極的な上値追いは限られ、売り買いが交錯するなか終盤にかけて持ち高調整の売りが優勢となった。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が1000に迫り、全体の6割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、水産農林、保険、証券商品先物、銀行など14業種が上昇。一方、ゴム製品、精密機器、パルプ紙、化学など19業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、フジクラ<5803>、リクルートHD<6098>、東京海上<8766>、ソニーG<6758>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、KDDI<9433>が軟調だった。前日の米国市場でAI関連株などが売られ、東京市場にも波及した格好だったが、週初の高市トレードの初動で売られた銀行や保険など金融セクターに買い戻しの動きがみられており、リバランス中心の相場展開になったとみられる。後場に入ると、立憲民主党の安住淳幹事長が15日に予定される首相指名選挙を巡り、「国民民主党の玉木雄一郎代表が野党の統一候補になりうる」との考えを示したことが伝わった。国内政局の先行きに対する警戒感が投資家心理を萎縮させたとの見方もされていた。日経平均は反落したものの、このところの上昇幅からみれば当然の下げで、先高期待感は崩れていないだろう。ただ、期待先行で株価は上昇してきただけに、ここからさらに上値を目指すには、新政権による経済対策の進展や市場の期待に応えた27年3月期業績への期待が高まることが必要だろう。目先は短期的な相場の過熱感を解消しながら、新たな材料待ちの状況といえそうだ。
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2025/10/08 16:51
注目トピックス 市況・概況
日経VI:上昇、市場心理は一方向に傾かず
*16:35JST 日経VI:上昇、市場心理は一方向に傾かず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比+1.82(上昇率6.75%)の28.78と上昇した。なお、高値は28.98、安値は26.18。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなり、今日の東京市場は朝方の売り買い一巡後は、やや売り優勢の展開となった。市場では高値警戒感がある一方、高市自民党新総裁の就任で日銀が10月の会合で利上げを見送るとの思惑もあり、市場心理が一方向に傾きにくく、こうした状況を映し、今日の日経VIは昨日の水準をはさんだ動きとなった。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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2025/10/08 16:35
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物概況:出遅れ感への着目や押し目買いで小幅反発
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:出遅れ感への着目や押し目買いで小幅反発
10月8日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt高の745pt。なお、高値は751pt、安値は740pt、日中取引高は3124枚。前日7日の米国市場のダウ平均は続落。相場への楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比1pt高の745ptからスタートした。朝方は下押しする場合があったものの、売り一巡後は切り返し、その後は買い優勢の展開。日経平均株価が伸び悩む中、出遅れ感に着目した買いが入り、堅調な値動きとなった。午後はやや伸び悩んだものの、押し目買い意欲のほか、プライム市場からの資金シフトも観測され、小幅反発となる745ptで取引を終了した。東証グロース市場の主力株では、カバー<5253>や技術承継機構<319A>などが上昇した。
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2025/10/08 16:30
注目トピックス 市況・概況
東証業種別ランキング:非鉄金属が上昇率トップ
*16:07JST 東証業種別ランキング:非鉄金属が上昇率トップ
非鉄金属が上昇率トップ。そのほか水産・農林業、保険業、証券業、銀行業なども上昇。一方、ゴム製品が下落率トップ。そのほか精密機器、パルプ・紙、化学工業、不動産業なども下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 非鉄金属 / 2,960.84 / 3.492. 水産・農林業 / 674.05 / 2.753. 保険業 / 2,993.94 / 2.494. 証券業 / 767.74 / 1.985. 銀行業 / 454.69 / 1.936. 石油・石炭製品 / 2,120.66 / 1.477. 機械 / 4,234.64 / 1.198. その他金融業 / 1,165.36 / 1.149. 鉱業 / 800.7 / 1.0710. 卸売業 / 4,583.16 / 0.7211. 電力・ガス業 / 607.25 / 0.6012. 建設業 / 2,310.66 / 0.2913. 医薬品 / 3,659.8 / 0.1014. 小売業 / 2,079.04 / 0.0915. 電気機器 / 5,962.33 / -0.0316. 繊維業 / 822.25 / -0.0317. 食料品 / 2,396.52 / -0.0418. サービス業 / 3,153.76 / -0.0919. 金属製品 / 1,640.88 / -0.1020. 倉庫・運輸関連業 / 4,246.81 / -0.2621. 輸送用機器 / 4,802.9 / -0.3222. ガラス・土石製品 / 1,584.33 / -0.4023. 海運業 / 1,739.77 / -0.5624. 空運業 / 233.08 / -0.5825. その他製品 / 7,479.46 / -0.6526. 陸運業 / 2,302.32 / -0.7327. 鉄鋼 / 736.09 / -0.7628. 不動産業 / 2,421.69 / -0.7629. 情報・通信業 / 7,809.82 / -0.7730. 化学工業 / 2,589.68 / -1.0331. パルプ・紙 / 575.75 / -1.1832. 精密機器 / 12,448.98 / -1.3533. ゴム製品 / 5,405.59 / -1.61
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2025/10/08 16:07
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は変わらず、欧州株は堅調
*16:05JST 東京為替:ドル・円は変わらず、欧州株は堅調
8日午後の東京市場でドル・円は152円40銭付近と、ほぼ変わらず。欧州株式市場で主要指数はおおむね堅調地合いとなり、株高を好感した円売りに振れやすい。ただ、米10年債利回りの小幅低下でドルは売られやすく、主要通貨は底堅さが目立つ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。
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2025/10/08 16:05
注目トピックス 市況・概況
10月8日本国債市場:債券先物は135円68銭で取引終了
*15:45JST 10月8日本国債市場:債券先物は135円68銭で取引終了
[今日のまとめ]<円債市場>長期国債先物2025年12月限寄付135円79銭 高値135円83銭 安値135円61銭 引け135円68銭2年 476回 0.911%5年 180回 1.206%10年 379回 1.682%20年 193回 2.679%8日の債券先物12月限は135円79銭で取引を開始し、135円68銭で引けた。<米国債概況>2年債は3.56%、10年債は4.12%、30年債は4.72%近辺で推移。債権利回りは低下。(気配値)。<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.70%、英国債は4.72%、オーストラリア10年債は4.36%、NZ10年債は4.16%近辺で推移。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・15:00 独・8月鉱工業生産(予想:前月比-1.0%、7月:+1.3%)・03:00 米連邦公開市場委員会議事要旨(9月開催分)海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間
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2025/10/08 15:45
注目トピックス 市況・概況
日経平均大引け:前日比215.89円安の47734.99円
*15:33JST 日経平均大引け:前日比215.89円安の47734.99円
日経平均は前日比215.89円安の47734.99円(同-0.45%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比7.75pt高の3235.66pt(同+0.24%)。
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2025/10/08 15:33
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は底堅い、円売り基調の継続で
*15:32JST 東京為替:ドル・円は底堅い、円売り基調の継続で
8日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、152円30銭台から小幅に値を戻した。日経平均株価の下げ幅拡大で日本株安を嫌気した円買いに振れやすいものの、主要通貨は対円で下値の堅さが目立つ。一方、米金利は軟調もドル買い地合いが続く。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。
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2025/10/08 15:32
注目トピックス 市況・概況
日経平均は153円安、引き続きノーベル賞発表などに関心
*14:53JST 日経平均は153円安、引き続きノーベル賞発表などに関心
日経平均は153円安(14時50分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、コナミG<9766>、フジクラ<5803>、リクルートHD<6098>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、ゴム製品、精密機器化学、パルプ・紙、鉄鋼が値下がり率上位、非鉄金属、水産・農林業、保険業、銀行業、証券商品先物が値上がり率上位となっている。日経平均は今日の安値圏で推移している。今日はこの後、日本時間18時45分にノーベル化学賞が発表される。米国では、日本時間明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月16-17日開催分)が発表される。
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2025/10/08 14:53
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、日本株安でやや円買い
*14:46JST 東京為替:ドル・円は小動き、日本株安でやや円買い
8日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、152円30銭台でのもみ合いが続く。米10年利回りはほぼ横ばいとなり、ドルは売り買いともに動きづらい。一方、日経平均株価は前日比100円超安と弱含み、日本株安に反応した円買いがドルの重石に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。
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2025/10/08 14:46
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは低下、株価の上値重く高値警戒感は緩和
*14:14JST 日経平均VIは低下、株価の上値重く高値警戒感は緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比-0.51(低下率1.89%)の26.45と低下している。なお、今日ここまでの高値は28.98、安値は26.18。外為市場で円安・ドル高方向への動きが続いていることなどが株価支援要因となり、日経225先物は朝方は上げ幅を拡大する場面があった。しかし、一段の上値追いには慎重で、朝方の買い一巡後は日経225先物の上値は重く、午後は下げに転じた。市場ではこのところの株価上昇で高値警戒感が強まっていたが、今日は株価の上値が重く、高値警戒感がやや緩和。日経VIは昨日の水準を下回って推移する時間が長くなっている。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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2025/10/08 14:14
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はやや失速、日本株安で
*13:58JST 東京為替:ドル・円はやや失速、日本株安で
8日午後の東京市場でドル・円はやや失速し、152円30銭台に値を下げた。米10年利回りは下げ渋り、ドル売りは後退しているもよう。一方、日経平均株価は前日比100円超安と下げ幅を拡大し、日本株安を嫌気した円買いが主要通貨の下押し要因に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。
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2025/10/08 13:58
注目トピックス 市況・概況
日経平均は154円安、利益確定売りが重しに
*13:52JST 日経平均は154円安、利益確定売りが重しに
日経平均は154円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、コナミG<9766>、フジクラ<5803>、リクルートHD<6098>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、ゴム製品、鉄鋼、化学、精密機器、情報・通信業が値下がり率上位、水産・農林業、保険業、非鉄金属、銀行業、証券商品先物が値上がり率上位となっている。日経平均はマイナス圏でやや軟調な展開となっている。日経平均は昨日までの4日続伸で3400円あまり上昇したことから、利益確定売りが出やすいようだ。また、自民党新執行部は発足したが、次期政権の枠組みなど当面の政治の不透明感が意識され投資家心理を慎重にさせているとの指摘もある。
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2025/10/08 13:52
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、全般的に動意薄
*13:37JST 東京為替:ドル・円は小動き、全般的に動意薄
8日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、152円40銭台でのもみ合いが続く。米10年利回りは低下一服後にほぼ横ばいとなり、ドル売りは後退。一方、日経平均株価は前日終値付近から弱含む展開となり、日本株安を嫌気した円買いが見込まれる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。
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2025/10/08 13:37
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:下げ渋りか、ハイテクの買戻しに期待
*13:32JST 米国株見通し:下げ渋りか、ハイテクの買戻しに期待
(13時30分現在)S&P500先物 6,770.75(+9.25)ナスダック100先物 25,088.50(+49.25)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は46ドル高、米金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。7日の米株式市場は続落。ダウは91ドル安の46602ドルで取引を終えた。政府機関の一部閉鎖が長期化するとの懸念が強まり、投資家心理が冷え込んだ。上院でつなぎ予算案が否決され、医療関連予算を巡る対立が深まったことが背景。金融株や景気敏感株が売られ、ナスダックは大幅安。NY連銀の消費者調査で、1年先の期待インフレ率が上昇したことも重荷に。高値圏での利益確定売りも散見され、全般リスク回避姿勢が優勢となった。本日は下げ渋りか。政府閉鎖の影響で経済指標の発表が延期される中、金融政策の行方を占う材料に乏しい。注目は今晩公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨。追加利下げの可能性を探る動きが予想されるが、慎重姿勢が示されれば買いは抑制される可能性がある。一方で、景気減速懸念を背景に債券利回りはやや低下傾向を維持し、ハイテク株など一部には押し目買いの余地も。全般的に指数の上値は限定的で、様子見姿勢が強まりそうだ。
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2025/10/08 13:32
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は伸び悩み、日本株の失速で
*13:19JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、日本株の失速で
8日午後の東京市場でドル・円は伸び悩み。午前中に151円74銭から152円64銭まで上値を伸ばしたが、午後は152円40銭台にやや値を下げた。上昇ピッチの速さから、調整が出やすい。また、日経平均株価は再びマイナスに落ち込み、円売りは一服。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。
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2025/10/08 13:19
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯
8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は小幅続伸、円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯・ドル・円は堅調、円売り主導で・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はフジクラ<5803>■日経平均は小幅続伸、円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯日経平均は小幅続伸。14.41円高の47965.29円(出来高概算10億5147万株)で前場の取引を終えている。前日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は25.66円安の47925.22円と反落して取引を開始。その後は買い戻しの動きが広がったが、上げ幅は限定的で小幅高で前場の取引を終了した。日経平均は昨日までの4日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。一方で、為替の円安傾向や先物買いの流れも支えとなり、全体として底堅さが意識されやすい状況となった個別では、フジクラ<5803>、アドテスト<6857>、第一三共<4568>、コナミG<9766>、リクルート<6098>、東京海上<8766>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>、伊藤忠<8001>、日本取引所<8697>、IHI<7013>、アサヒ<2502>などの銘柄が上昇。一方、SBG<9984>、東エレク<8035>、信越化<4063>、KDDI<9433>、富士フイルム<4901>、ダイキン<6367>、SMC<6273>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、オリンパス<7733>、レーザーテク<6920>、ブリヂストン<5108>、テルモ<4543>、ローム<6963>、HOYA<7741>などの銘柄が下落。業種別では、水産・農林業、保険業、銀行業などが上昇した一方で、ゴム製品、化学、精密機器などが下落した。後場の日経平均株価は、方向感に乏しい展開となる可能性が高い。高市早苗総裁が重視する積極的な財政・金融政策への警戒から為替の円安傾向は続いて一時1ドル152円台に下落しており、輸出関連株には追い風が続こう。ただ、米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連銘柄を中心に売りが優勢となる場面もあり、こちらは上値抑制要因となろう。そのほか、直近の急騰に対する過熱感も広がっており、売り買いが交錯する展開を想定しておきたい。■ドル・円は堅調、円売り主導で8日午前の東京市場でドル・円は堅調地合いとなり、151円74銭から152円64銭まで水準を切り上げた。自民党の高市新総裁による積極財政に警戒感が広がり、円売り継続。また、米10年債利回りは小幅に持ち直し、主要通貨はドルに対し弱含む展開に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。■後場のチェック銘柄・わらべや日洋ホールディングス<2918>、ウリドキ<418A>など、7銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はフジクラ<5803>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・8月現金給与総額:前年比+1.5%(7月:+3.4%)・日・8月経常収支(予想:+3兆5400億円、7月:+2兆6843億円)【要人発言】・NZ準備銀行(RBNZ)声明「インフレ率は2026年前半に目標レンジ中間値の2%程度に回帰すると予想」「インフレ見通しには、上振れリスクと下振れリスクがある」「インフレ率が持続的に落ち着くためには、更なる引き下げも検討する」<国内>・特になし<海外>・15:00 独・8月鉱工業生産(予想:前月比-1.0%、7月:+1.3%)
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2025/10/08 12:43
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は堅調、円売り主導で
*12:33JST 東京為替:ドル・円は堅調、円売り主導で
8日午前の東京市場でドル・円は堅調地合いとなり、151円74銭から152円64銭まで水準を切り上げた。自民党の高市新総裁による積極財政に警戒感が広がり、円売り継続。また、米10年債利回りは小幅に持ち直し、主要通貨はドルに対し弱含む展開に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円74銭から152円64銭、ユ-ロ・円は176円94銭から177円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1617ドルから1.1661ドル。【金融政策】・NZ準備銀行政策金利発表:2.50%(予想:2.75%、前回3.00%)【要人発言】・NZ準備銀行(RBNZ)声明「インフレ率は2026年前半に目標レンジ中間値の2%程度に回帰すると予想」「インフレ見通しには、上振れリスクと下振れリスクがある」「インフレ率が持続的に落ち着くためには、更なる引き下げも検討する」【経済指標】・日・8月現金給与総額:前年比+1.5%(7月:+3.4%)・日・8月経常収支(予想:+3兆5400億円、7月:+2兆6843億円)
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2025/10/08 12:33
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):わらべ日洋、サカタのタネ、noteなど
*12:14JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):わらべ日洋、サカタのタネ、noteなど
パルHD<2726>:2158円(-206円)大幅反落。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は141億円で前年同期比19.4%増となり、従来予想の127億円を上回る着地になっている。タウン系ブランド、EC売上などが順調に伸長のほか、3コインズ事業も300円超の価格帯の新商品の積極投入などで利益率が大幅に改善したようだ。ただ、第1四半期の同24.6%増から伸び率はやや縮小しており、インパクトは限定的になっている。為替相場の円安進行もあって出尽くし感が先行。IHI<7013>:3073円(+182円)大幅続伸。子会社の明星電気とともに、小型衛星を開発・製造する豪州の新興企業イノバー・テクノロジーズと、小型衛星の技術実証に関する共同研究契約を結んだと発表している。同社では複数の人工衛星を一体運用する「衛星コンステレーション」を構築しており、安全保障につながる海域監視能力を高めていく計画。なお、前日には、原子力事業の25年度売上高が当初予想486億円から大幅に上振れする見通しとなったとも報じられている。サカタのタネ<1377>:4040円(+415円)大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は44.6億円で前年同期比63.5%増となり、据え置きの上半期計画50億円、同11.9%減に対する進捗率は89%の水準となっている。野菜種子の販売が好調に推移し、円高によるマイナス影響を打ち返す形となったもよう。ロイヤリティー収入の計上なども粗利益の増加を押し上げた。セグメント別では海外卸売事業が2ケタ増収増益とけん引役に。大東港運<9367>:949円 カ -ストップ高買い気配。株主優待制度の拡充を発表している。3月末現在の200株以上500株未満株主に対する500円分のクオカード贈呈に変更はないが、500株以上株主に対しては、これまでのクオカード1500円分贈呈に加えて、コラボレーションするコストコの「メンバーシップクーポン株主様ご優待券」5280円券を贈呈するとしている。500株保有の株主にとって、前日終値ベースでの優待・配当利回りは4.7%の水準となる。わらべ日洋<2918>:3460円(+503円)ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は52.9億円で前年同期比24.3%増となり、従来予想の38億円を大きく上回る着地となっている。つれて、通期予想は従来の60億円から73億円、前期比61.7%増に上方修正している。国内食品関連事業の販売好調に加えて、国内新工場や海外事業が想定よりも順調に推移していることが上振れの要因に。年間配当金も従来計画の90円から120円に引き上げ、前期比30円の増配となる。Zenmu<338A>:8420円(+1240円)大幅に3日続伸。自社の秘密分散技術を搭載した次世代ファイル交換システム「RevoWorks ZENMU-Storage」の販売が26年1月から予定されていると7日に発表し、引き続き買い材料視されている。身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウェア」による攻撃などに対応したソリューション。アサヒグループホールディングス<2502>がランサムウェア攻撃で被害を受けていることから注目されているようだ。ヘリオス<4593>:523円(+18円)大幅に反発。開発中の急性呼吸窮迫症候群(ARDS)及びその他の急性治療領域への適応を目指す治療薬「HLCM051」について、米Minaris社での商用生産に向けて協力体制を構築すると発表している。Minaris社は世界有数の受託開発製造機関で、試験サービスプロバイダーでもある。また、ヘリオスの3Dバイオリアクター製造プロセスを利用した細胞治療薬の商用生産に向けた製造委託契約も両社で締結した。note<5243>:1643円(+299円)一時ストップ高。25年11月期の営業利益予想を従来の0.60億円から2.00億円(前期実績0.52億円)に上方修正している。CtoCメディアプラットフォーム「note」事業で流通総額が拡大していることに加え、法人向け情報発信メディアSaaS「note pro」事業の契約獲得が加速した。子会社の新規事業も貢献し、期初予想を上回る見込みとなった。第3四半期(24年12月-25年8月)は前年同期比271.3%増の1.27億円で着地している。
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2025/10/08 12:14
注目トピックス 市況・概況
東京為替:円キャリー取引継続、米ドル・円は152円38銭まで続伸
*09:48JST 東京為替:円キャリー取引継続、米ドル・円は152円38銭まで続伸
8日午前の東京市場でドル・円は強含み、151円74銭から152円38銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0661ドルから1.1646ドルまで値下がり。ユーロ・円は最高値を更新。176円94銭から177円46銭まで値上り。
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2025/10/08 09:48
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:サカタのタネやわらべ日洋に注目
*09:13JST 個別銘柄戦略:サカタのタネやわらべ日洋に注目
昨日7日の米株式市場でNYダウは91.99ドル安の46,602.98ドル、ナスダック総合指数は153.31pt安の22,788.36pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比70円高の48,010円。為替は1ドル=151.90-152.00円。今日の東京市場では、第1四半期営業利益が63.5%増で自社株TOBも発表したサカタのタネ<1377>、第3四半期累計の営業利益が31.6%増となったサーラ<2734>、26年2月期業績予想を上方修正し増配も発表したわらべ日洋<2918>、欧州遺伝子細胞治療学会でアデノ随伴ウイルスについて口頭発表を行ったと発表したJCRファーマ<4552>、東証スタンダードでは、第3四半期累計の営業利益が37.3%増と上期の33.1%増から増益率が拡大したFブラザーズ<3454>、25年10月期売上高予想を上方修正したReYuu<9425>、26年2月期売上高予想は下方修正だが経常利益と純利益予想を上方修正した大和<8247>、株主優待制度を拡充すると発表した大東港運<9367>、分散型AIデータセンター事業が経産省支援事業に採択されたと発表したアジア投資<8518>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業損益が11.64億円の赤字となった三協立山<5932>、上期営業利益が19.4%増と第1四半期の24.6%増から増益率が縮小したパルHD<2726>などは軟調な展開が想定される。
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2025/10/08 09:13
注目トピックス 市況・概況
日経平均は40円高、寄り後は上げに転じる
*09:12JST 日経平均は40円高、寄り後は上げに転じる
日経平均は40円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は昨日までの4日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。さらに、自民党新執行部は発足したが、次期政権の枠組みなど当面の政治の不透明感が意識され投資家心理を慎重にさせた。一方、外為市場で1ドル=152円20銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことも安心感となった。さらに、引き続き高市自民党新総裁の政策への期待感が株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。
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2025/10/08 09:12
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~相対的に日本株の強さが意識されやすい~
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~相対的に日本株の強さが意識されやすい~
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■相対的に日本株の強さが意識されやすい■サカタのタネ、1Q営業利益 63.5%増 44.62億円、自社株TOB■前場の注目材料:大阪ガス、インドでLNG販売、自社調達供給■相対的に日本株の強さが意識されやすい8日の日本株市場は、やや利食い優勢の相場展開になりそうだが、底堅さは意識されそうだ。7日の米国市場はNYダウが91ドル安、ナスダックは153ポイント安だった。オラクルが一時7%を超える下落となるなかで人工知能(AI)バブルに対する警戒感が高まり、ハイテク株へ売りが広がった。米政府機関の一部閉鎖が長期化すれば米経済に大きく影響を与えるとの懸念もあり、持ち高調整の売りが出やすかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の48010円、円相場は1ドル=151円80銭台で推移している。米国市場でハイテク株の下げが目立ったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株に影響を与える可能性はありそうだ。ただ、日経225先物はナイトセッションで47830円まで下げる場面もみられたが、終盤にかけて買い戻されており、48000円を上回って終えている。高市政権に対する期待感から押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられ、相対的に日本株の強さがみられるなかで、海外投資家による資金流入も期待されそうである。昨日の日経平均株価は寄り付き直後に48527円まで上昇したが、その後は持ち高調整の売りから上げ幅を縮めていた。ボリンジャーバンドの+2σは47624円辺りに位置していることもあり、同バンドに接近する局面においては、押し目買いで対応したいところであろう。また、ハイテク株に利益確定の売りが強まるようだと日経平均株価の重荷になるだろうが、為替市場では円相場が一時1ドル=152円台に乗せるなど円安に振れて推移しており、輸出関連などへの押し目買いに向かわせそうだ。また、週初に弱さが目立っていたメガバンクなどへの買い戻しの動きがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。なお、相対的に出遅れが目立つ新興市場だが、グロース250指数は3営業日続伸で25日・75日線水準まで上昇してきた。両線を明確に上抜けてくるようだと、リバウンド機運が高まる可能性はありそうだ。そのほか「高市トレード」は活発であり、急伸した銘柄への利益確定の動きはありそうだが、関連するテーマにおいて物色対象の広がりも期待されそうである。■サカタのタネ、1Q営業利益 63.5%増 44.62億円、自社株TOBサカタのタネ<1377>が発表した2026年5月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比9.6%増の230億500万円、営業利益は同63.5%増の44億6200万円だった。コンセンサス(27億円程度)を大きく上回る。菜種子の販売が好調に推移したことから、円高によるマイナス影響を打ち返し、売上高は増加となった。あわせて110万100株の自社株を公開買付(TOB)すると発表。買い付け価格は3285円。■前場の注目材料・日経平均株価は上昇(47950.88、+6.12)・シカゴ日経225先物は上昇(48010、+70)・米長期金利は低下・米原油先物相場は上昇(61.73、+0.04)・為替相場は円安・ドル高(151.80-90)・活発な自社株買い・東証による企業価値向上の要請・大阪ガス<9532>インドでLNG販売、自社調達供給・双日<2768>植物由来ナイロン商用化、米バイオ化学と提携・カナデビア<7004>商船三井などと、LNG燃料船で実証、未燃メタン漏れ98%減・しまむら<8227>タイ進出、期間限定店・ECサイト開設・日本製鉄<5401>三井物産などと、豪鉄鉱山の新鉱区開発、27年生産開始・日本特殊陶業<5334>熱伝導性20%向上した窒化ケイ素放熱基板、2年内に市場投入・TPR<6463>中国のアルミ強化、アイシン現地子会社に出資・住友重<6302>米社と立位型陽子線治療システム開発・ニコン<7731>ArF露光装置の生産性1.5倍、来年投入・KOKUSAI<6525>シンガポール社と提携、チップ直接接続・ENEOSHD<5020>EV6台を急速充電、東京・大井に9mトラック対応施設開設・メタウォーター<9551>水処理エンジ独社を買収・トクヤマ<4043>体外診断医薬社をJSRから取得・エーザイ<4523>皮下注射剤、米で発売、早期アルツハイマー薬・西松屋チェーン<7545>台湾に進出、日本品質で乳幼児用品開拓、来春・オリンパス<7733>シングルユース生検針を発売、超音波内視鏡下向け☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:30 8月現金給与総額(7月:前年比+3.4%)・08:50 8月経常収支(予想:+3兆5400億円、7月:+2兆6843億円)<海外>・10:00 NZ準備銀行政策金利発表(予想:2.75%、前回3.00%)
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2025/10/08 08:36
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想
*08:14JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円43銭(2024/7/11)まで上昇。その後は上げ渋っていたが、高市市の自民総裁就任を受けて177円15銭(2025/10/7)まで一段高となった。日本銀行による10月利上げ観測は後退しており、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想される。【ユーロ売り要因】・米国の関税措置・米長期金利の高止まり・ウクライナ戦争の継続【ユーロ買い要因】・米国の追加利下げ観測・ウクライナ戦争の終結期待・米政府機関の一部閉鎖
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2025/10/08 08:14
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:日銀10月利上げ観測後退で円売り縮小の可能性低い
*08:09JST 今日の為替市場ポイント:日銀10月利上げ観測後退で円売り縮小の可能性低い
7日のドル・円は、東京市場では150円24銭から150円71銭まで上昇。欧米市場では150円53銭まで売られた後、152円04銭まで上昇し、151円92銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に152円を挟んだ水準で推移か。日本銀行による10月利上げ観測は後退しており、リスク選好的な円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。米ニューヨーク連銀が10月7日発表した9月消費者調査で雇用市場の将来に対する懸念が高まっていることが判明した。一方、短期的なインフレ期待は悪化していることが確認された。調査結果によると、1年後の失業率が上昇するとの見方が8月調査を上回った。また、1年先のインフレ期待は3.4%、5年先のインフレ期待は3.0%でいずれも8月から上昇。インフレ持続と雇用情勢の悪化は米ドルや株式にとっての悪材料となり得るが、日本銀行による10月利上げ観測の後退や高市政権下における財政拡張的な経済政策への思惑で円売りが拡大しているため、リスク回避的な米ドル売りは抑制されている。ただ、急激な円安に対する懸念も浮上しており、足元の米ドル・円相場は不安定な状態が続く可能性がある。
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2025/10/08 08:09
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物見通し:出遅れ感を修正か
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:出遅れ感を修正か
本日の東証グロース市場250指数先物は、出遅れ感を修正する値動きとなりそうだ。前日7日のダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31pt安の22788.36ptで取引を終了した。相場への楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。下落した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は出遅れ感を修正する値動きとなりそうだ。このところ米株やプライム市場との相関性が低下しているうえ、未だ8月の年初来高値よりも下に位置しているため、見直し余地は高まっている。日足チャートでは、夜間取引でパラボリックが陽転したほか、一目均衡表の先行スパン(雲)下限と基準線を上抜いたことで、短期的なトレンド転換も意識されやすい。一方、朝高後、午後に失速するような動きは、投資家心理を冷やす可能性もあるため留意したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比3pt高の747ptで終えている。上値のメドは760pt、下値のメドは740ptとする。
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2025/10/08 08:05
注目トピックス 市況・概況
7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは91ドル安、AIバブル警戒感が高まる
*07:59JST 7日の米国市場ダイジェスト:NYダウは91ドル安、AIバブル警戒感が高まる
■NY株式:NYダウは91ドル安、AIバブル警戒感が高まる米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。セクター別では家庭・パーソナル用品、保険が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。ITサービス・コンサルティングのIBM(IBM)はAI企業のアンソロピックと戦略的提携を発表し、上昇。ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)は、予測市場プラットフォーム、ポリマーケットに20億ドル規模の投資を行う計画を発表し、上昇。PCメーカーのデル・テクノロジーズ(DELL)はAIの強い需要を背景に今後4年の見通しを引き上げ、上昇した。ソフトウエアメーカーのオラクル(ORCL)はクラウドコンピューティングビジネスの利益率が想定を下回っているとの一部報道が嫌気され、下落。飲料会社のコンステレーション・ブランズ(STZ)は第2四半期決算で売上が警戒された程落ち込まず、上昇。自動車メーカーのフォード(F)は主要サプライヤー、ノベリスのアルミ工場火災が生産に影響を与えるとの懸念に、下落。高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOL)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。連邦準備制度理事会(FRB)のマイラン理事はもし、金融政策の調整がなければ、リスクになると、警告した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:円キャリー取引活発化で円全面安7日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円71銭から152円04銭まで上昇し、151円95銭で引けた。米9月NY連銀調査で消費者のインフレ期待率が上昇し連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利下げ観測後退でドル買いが強まったほか、日銀の10月利上げ観測後退に伴う円売りがさらに強まった。ユーロ・ドルは1.1681ドルへ強含んだのち、1.1648ドルまで下落し、1.1657ドルで引けた。フランスの政局不安を受けたユーロ売りに押された。ユーロ・円は175円88銭から177円15銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3394ドルから1.3454ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7992フランへ上昇後、0.7966フランまで下落した。■NY原油:小幅高で61.73ドル、時間外取引で62.10ドルまで上げ幅拡大NY原油先物11月限は小幅高(NYMEX原油11月限終値:61.73 ↑0.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.04ドル(+0.06%)の61.73ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.72-62.10ドル。米国市場の前半にかけて60.72ドルまで値を下げたが、主要産油国による生産増加は織り込み済みのため、売りは続かず。通常取引終了後の時間外取引で62.10ドルまで買われている。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 50.29ドル -0.10ドル(-0.19%)モルガン・スタンレー(MS) 155.97ドル -2.12ドル(-1.34%)ゴールドマン・サックス(GS)789.65ドル -7.13ドル(-0.89%)インテル(INTC) 37.17ドル +0.58ドル(+1.58%)アップル(AAPL) 256.48ドル -0.21ドル(-0.08%)アルファベット(GOOG) 247.13ドル -4.38ドル(-1.74%)メタ(META) 713.08ドル -2.58ドル(-0.36%)キャタピラー(CAT) 486.71ドル -8.67ドル(-1.75%)アルコア(AA) 35.53ドル +1.74ドル(+5.14%)ウォルマート(WMT) 103.24ドル +0.54ドル(+0.52%)
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2025/10/08 07:59
注目トピックス 市況・概況
NY原油:小幅高で61.73ドル、時間外取引で62.10ドルまで上げ幅拡大
*07:43JST NY原油:小幅高で61.73ドル、時間外取引で62.10ドルまで上げ幅拡大
NY原油先物11月限は小幅高(NYMEX原油11月限終値:61.73 ↑0.04)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.04ドル(+0.06%)の61.73ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは60.72-62.10ドル。米国市場の前半にかけて60.72ドルまで値を下げたが、主要産油国による生産増加は織り込み済みのため、売りは続かず。通常取引終了後の時間外取引で62.10ドルまで買われている。
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2025/10/08 07:43
注目トピックス 市況・概況
NY金:続伸で4004.40ドル、節目の4000ドルを突破
*07:37JST NY金:続伸で4004.40ドル、節目の4000ドルを突破
NY金先物12月限は続伸(COMEX金12月限終値:4004.40 ↑28.10)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+28.10ドル(+0.71%)の4004.40ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは3963.40-4014.60ドル。ロンドン市場の序盤にかけて3963.40ドルまで下落したが、日本の金融引き締めに対する懐疑的な見方が一段と強まり、安全逃避的な買いが拡大した。米国市場の後半にかけて4014.60ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に4000ドルをやや上回る水準で推移。
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2025/10/08 07:37
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:国際収支(経常収支)、NZ中央銀行が政策金利発表、独鉱工業生産指数など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:国際収支(経常収支)、NZ中央銀行が政策金利発表、独鉱工業生産指数など
※米国の政府機関の一部閉鎖に伴い、以下米国の経済指標の発表は延期される可能性があり、また延期された経済指標がいつ発表されるかについては現時点で未定です。<国内>08:30 毎月勤労統計-現金給与総額(8月) 3.4%08:30 実質賃金総額(8月) -0.2%08:50 国際収支(経常収支)(8月) 3兆3698億円 2兆6843億円10:10 国債買い入れオペ(残存1年以下、残存1-3年、残存5-10年、残存10-25年)(日本銀行)10:35 植田日銀総裁がパリ・ユーロプラス主催のフォーラムで講演14:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(9月) 46.814:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(9月) 47.5サイプレス・ホールディングスが東証スタンダードに新規上場(公開価格:710円)<海外>10:00 NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表 2.50% 3.00%15:00 独・鉱工業生産指数(8月) -1.0% 1.3%20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週) 0.65%22:00 ブ・自動車販売台数(9月) 22万5380台27:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月16-17日会合分)米・バーFRB理事が基調講演米・ミネアポリス連銀総裁が講演注:数値は市場コンセンサス、前回数値
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2025/10/08 06:30