注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化観測も地政学リスク
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化観測も地政学リスク
5日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用統計の改善で連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的政策が長期化するとの思惑から、ドル買いに振れやすい。ただ、中東の地政学リスクで円買いに振れればドルの重石となりそうだ。前日発表された米新規失業保険申請件数は市場観測を下回り、引き締め的な金融政策への見方は後退。ただ、中東情勢の混迷で原油相場が強含み、インフレ圧力として意識された。FRB当局者からタカ派的な見解が相次ぎドル高に振れると、ユーロ・ドルは1.0830ドルまで値を下げた。ドル・円は株安を受けた円買いに押され、151円10銭台に軟化した。本日アジア市場も円買い先行でドル・円は一時151円を割り込んだ。この後の海外市場は米雇用統計が焦点。非農業部門雇用者数は減少、平均時給は低下が予想され、雇用情勢の回復に一服感が広がりやすい。半面、パウエルFRB議長をはじめ当局者はタカ派的な政策を維持したい考えで、利下げ縮小の意見も出始めた。今晩の雇用統計が想定通りなら、ドル・円は再び152円を目指す可能性も。ただ、中東情勢悪化への警戒が高まり、週末に向けリスク回避円買いに振れやすくドルの重石となる。【今日の欧米市場の予定】・17:30 英・3月建設業PMI(予想:49.9、2月:49.7)・18:00 ユーロ圏・2月小売売上高(前月比予想:-0.4%、1月:+0.1%)・21:30 米・3月非農業部門雇用者数(予想:+21.3万人、2月:+27.5万人)・21:30 米・3月失業率(予想:3.8%、2月:3.9%)・21:30 米・3月平均時給(前年比予想:+4.1%、2月:+4.3%)・21:30 カナダ・3月失業率(予想:5.9%、2月:5.8%)・21:30 コリンズ米ボストン連銀総裁開会あいさつ・22:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(経済見通し)・24:00 ローガン米ダラス連銀総裁講演(デューク大)・01:15 ボウマン米FRB理事講演(金融政策におけるリスクなど)・04:00 米・2月消費者信用残高(予想:+157.00億ドル、1月:+194.95億ドル)
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2024/04/05 17:25
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は反発、夕方は小じっかり
*17:21JST 東京為替:ドル・円は反発、夕方は小じっかり
5日の東京市場でドル・円は反発。中東情勢の混迷を嫌気したリスク回避的な円買いが先行し、午前中に一時150円80銭まで値を下げた。日銀の円安けん制も円買いを支援。ただ、ドルはショートカバーで朝方の高値を上抜け、151円36銭に切り返した。・ユーロ・円は163円47銭から164円05銭まで上昇。・ユーロ・ドルは1.0843ドルから1.0823ドルまで値を下げた。・日経平均株価:始値39,237.39円、高値39,274.76円、安値38,774.24円、終値38,992.08円(前日比781.06円安)・17時時点:ドル円151円30-40銭、ユーロ・円164円00-10銭【経済指標】・日・2月家計支出:前年比-0.5%(予想:-2.9%、1月:-6.3%)・豪・2月貿易収支:+72.80億豪ドル(予想:+105.00億豪ドル、1月:+100.58億豪ドル←+110.27億豪ドル)・日・2月景気動向指数・先行速報値:111.8(予想:111.6、1月:109.5)・独・2月製造業受注:前月比+0.2%(予想:+0.7%、1月:-11.4%←-11.3%)【要人発言】・岸田首相「為替、行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず対応」「為替はファンダメンタルズに基づいた推移が重要、過度な変動は望ましくない」「為替相場の動向を具体的に発言するのは控えなければならない」「日銀の金融政策は為替誘導を目的にしたものではない」「日銀には政府の政策を念頭に置きつつ機動的な政策運営を期待」・植田日銀総裁「物価の基礎的な上昇率、今後徐々に高まっていく」「4月の展望リポートに向け物価見通しを再度確認しているところ」「為替市場の動向、経済・物価への影響を注視する」・鈴木財務相「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せず適切に対応」
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2024/04/05 17:21
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5日の日本国債市場概況:債券先物は145円38銭で終了
*17:10JST 5日の日本国債市場概況:債券先物は145円38銭で終了
<円債市場>長期国債先物2024年6月限寄付145円42銭 高値145円50銭 安値145円24銭 引け145円38銭売買高総計21447枚2年 459回 0.204%5年 166回 0.375%10年 374回 0.769%20年 187回 1.530%債券先物6月限は、145円42銭で取引を開始。前日のNY市場に続いて中東情勢の悪化を懸念した安全逃避的な買いが先行し、145円50銭まで上げた。その後、植田日銀総裁の新聞インタビューにおける追加利上げ言及を材料に売りが強まり、145円24銭まで下げた。現物債の取引では、2年債、5年債、10年債が売られ、20年債が買われた。<米国債概況>2年債は4.65%、10年債は4.31%、30年債は4.47%近辺で推移。債券利回りは横ばい。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.34%、英国債は4.02%、オーストラリア10年債は4.10%、NZ10年債は4.59%。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]<海外>・17:30 英・3月建設業PMI(予想:49.9、2月:49.7)・18:00 ユーロ圏・2月小売売上高(前月比予想:-0.4%、1月:+0.1%)・21:30 米・3月非農業部門雇用者数(予想:+21.4万人、2月:+27.5万人)・21:30 米・3月失業率(予想:3.8%、2月:3.9%)・21:30 米・3月平均時給(前年比予想:+4.1%、2月:+4.3%)・21:30 カナダ・3月失業率(予想:5.9%、2月:5.8%)・21:30 コリンズ米ボストン連銀総裁開会あいさつ・22:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(経済見通し)・24:00 ローガン米ダラス連銀総裁講演(デューク大)・01:15 ボウマン米FRB理事講演(金融政策におけるリスクなど)・04:00 米・2月消費者信用残高(予想:+157.00億ドル、1月:+194.95億ドル)(海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間)
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2024/04/05 17:10
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はこう着、岸田首相は円安をけん制
*16:16JST 東京為替:ドル・円はこう着、岸田首相は円安をけん制
5日午後の東京市場でドル・円は151円20銭付近と、こう着した値動き。岸田首相足元の為替について具体的な発言は控えたいとしたうえで「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず対応する」と円安をけん制。ただ、米金利をにらみドル買いは継続。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円80銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。
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2024/04/05 16:16
注目トピックス 市況・概況
米利下げ観測の後退や地政学リスクが警戒され39000円を割り込む【クロージング】
*16:11JST 米利下げ観測の後退や地政学リスクが警戒され39000円を割り込む【クロージング】
5日の日経平均は大幅反落。781.06円安の38992.08円(出来高概算18億2000万株)と3月15日以来約3週間ぶりに39000円を割り込んで取引を終えた。前日の米国市場で早期の利下げ観測が後退したことや中東情勢に対する警戒感も加わり、リスク回避の動きが強まった。日経平均は39237.39円と大幅安で始まり、前場終盤にかけては38774.24円まで下押しした。ただ、心理的な節目の39000円を割り込む水準では押し目を拾う動きがみられたほか、米国で5日に発表される雇用統計の結果も見極めたいと考える向きも多く、次第に模様眺めムードが広がり、38900円前後と日中の安値圏でもみ合っていた。東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1000を超え、全体の約6割を占めた。セクター別では、繊維製品、陸運、石油石炭など8業種が上昇。一方、精密機器、証券商品先物、電気機器、機械など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、TOTO<5332>、キッコーマン<2801>、花王<4452>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>が軟調だった。前日の米国市場では、主要株価指数が下落した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が「インフレ率が横ばいで推移し続けるなら、利下げを行う必要があるのか疑問視される」と発言したことが早期利下げ観測の後退につながったほか、イランがシリアにおけるイラン大使館の攻撃への報復を行うとの宣言が地政学リスクの高まりを誘発させ、リスクオフの動きが強まった。東京市場でもこの流れが波及し、取引開始直後から広範な銘柄に売りが先行。日経平均下げ幅は一時1000円に迫る場面があった。また、円相場が一時150円台へと円安が一服したことが輸出採算の悪化につながった。日経平均は下落したが、需給悪化の最悪期は脱しつつあるとの指摘もある。新年度入りとなった今週は期初の益出し売りに見舞われたほか、中東情勢の緊迫化、米利下げ観測の後退などが重なったためだ。機関投資家の益出し売りはほぼ峠を越えたとみていいだろう。また、原油価格の上昇によるインフレ再加速への懸念も10日に予定される米消費者物価指数(CPI)が前月との比較で鈍化が想定されており、インフレ懸念も落ち着きを取り戻すきっかけになるとの見方もある。
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2024/04/05 16:11
注目トピックス 市況・概況
日経VI:上昇、株価大幅下落で警戒感強まる
*16:05JST 日経VI:上昇、株価大幅下落で警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比+1.94(上昇率9.93%)の21.48と上昇した。なお、高値は22.08、安値は20.87。昨日の米株式市場で主要指数が取引終了にかけて大幅に下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、警戒感から日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物が軟調な展開となったことに加え、米国で今晩発表される3月の雇用統計に対する警戒感も意識され、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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2024/04/05 16:05
注目トピックス 市況・概況
東証業種別ランキング:精密機器が下落率トップ
*15:36JST 東証業種別ランキング:精密機器が下落率トップ
精密機器が下落率トップ。そのほか証券業、電気機器、機械、電力・ガス業なども下落。一方、繊維業が上昇率トップ。そのほか陸運業、石油・石炭製品、空運業、不動産業なども上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. 繊維業 / 670.05 / 1.512. 陸運業 / 2,113.88 / 0.483. 石油・石炭製品 / 1,816.07 / 0.374. 空運業 / 241.87 / 0.285. 不動産業 / 2,122.2 / 0.156. 鉄鋼 / 829.62 / 0.147. 保険業 / 2,252.25 / 0.038. 食料品 / 2,246.09 / 0.019. 倉庫・運輸関連業 / 2,727.89 / -0.0810. 鉱業 / 711.74 / -0.1011. 小売業 / 1,816.25 / -0.2112. 卸売業 / 3,946.84 / -0.2213. サービス業 / 2,914.39 / -0.2814. 水産・農林業 / 586.27 / -0.2915. 海運業 / 1,569.63 / -0.4016. 建設業 / 1,713.07 / -0.4117. ガラス・土石製品 / 1,476.76 / -0.5218. 非鉄金属 / 1,391.27 / -0.5919. パルプ・紙 / 584.47 / -0.6520. 医薬品 / 3,561.44 / -0.6521. 情報・通信業 / 5,632.5 / -0.7322. その他金融業 / 1,058.48 / -0.7623. 金属製品 / 1,493.75 / -0.7924. ゴム製品 / 4,841.22 / -0.8325. 輸送用機器 / 5,393.53 / -1.0926. 化学工業 / 2,586.22 / -1.1327. 銀行業 / 306.91 / -1.2228. その他製品 / 4,792.87 / -1.5029. 電力・ガス業 / 561.27 / -1.6830. 機械 / 3,219.46 / -1.9931. 電気機器 / 4,681.48 / -2.4232. 証券業 / 609.34 / -2.5033. 精密機器 / 11,283.59 / -3.22
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2024/04/05 15:36
注目トピックス 市況・概況
日経平均大引け:前日比781.06円安の38992.08円
*15:11JST 日経平均大引け:前日比781.06円安の38992.08円
日経平均は前日比781.06円安の38992.08円(同-1.96%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比29.38pt安の2702.62pt(同-1.08%)。
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2024/04/05 15:11
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は変わらず、ドル買いは限定的
*15:07JST 東京為替:ドル・円は変わらず、ドル買いは限定的
5日午後の東京市場でドル・円は151円10銭台と、ほぼ変わらずの値動き。米10年債利回りの戻りは鈍く、ドル買いは限定的。中東情勢の混迷でドルはリスクオフの買いが入りやすい一方、安全通貨のスイスフランや資源国通貨のカナダドルも選好される。、ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円80銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。
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2024/04/05 15:07
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、米金利の小幅低下で
*14:49JST 東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、米金利の小幅低下で
5日午後の東京市場でドル・円は戻りが鈍く、151円10銭台にやや値を下げた。米10年債利回りの小幅低下でドル売りに振れ、ユーロや豪ドルなど主要通貨は対ドルで下げ渋る展開に。一方、日経平均株価は前日比約800円安となり、円買いは継続している。、ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円80銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。
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2024/04/05 14:49
注目トピックス 市況・概況
日経平均は822円安、米雇用統計などに関心
*14:42JST 日経平均は822円安、米雇用統計などに関心
日経平均は822円安(14時40分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、エーザイ<4523>、花王<4452>、住友不<8830>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、証券商品先物、機械、電気・ガス業が値下がり率上位、繊維製品、石油石炭製品、陸運業、不動産業、空運業が値上がりしている。日経平均は小動きとなっている。米国では今晩、3月の米雇用統計、2月の米消費者信用残高が発表される。特に、米国のインフレが警戒される中、市場では雇用統計への関心が強い。
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2024/04/05 14:42
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は動意薄、ドル売りは抑制
*14:13JST 東京為替:ドル・円は動意薄、ドル売りは抑制
5日午後の東京市場でドル・円は151円20銭付近と、動意の薄い値動きが続く。中東情勢の悪化を警戒した株安でリスク回避的な円買いに振れやすい地合いに変わりはない。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測の後退でドルは売りづらい。、ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円80銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。
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2024/04/05 14:13
注目トピックス 市況・概況
日経平均VIは大幅に上昇、株価大幅下落で警戒感強まる
*14:09JST 日経平均VIは大幅に上昇、株価大幅下落で警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+2.02(上昇率10.34%)の21.56と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.08、安値は20.87。昨日の米株式市場で主要指数が取引終了にかけて大幅に下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、警戒感から日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物が軟調な展開となっていることに加え、米国で今晩発表される3月の雇用統計に対する警戒感も意識され、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
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2024/04/05 14:09
注目トピックス 市況・概況
米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、押し目買いも中東リスク
*13:57JST 米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、押し目買いも中東リスク
(13時30分現在)S&P500先物 5,203.50(+6.25)ナスダック100先物 18,105.50(+28.75)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は15ドル高。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ4日の主要3指数は軟調。終盤の失速でナスダックとS&Pは反落、ダウは530ドル安の38596ドルと4日続落で取引を終えた。この日の新規失業保険申請件数が弱い内容となり、金融政策への過度な警戒は一服。ただ、地政学リスクで原油相場が強含むとインフレ圧力が意識された。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解を受け早期利下げ期待は後退し、長期金利の上昇を手がかりとした売りが相場を圧迫した。本日は戻りの鈍い値動きか。今晩の雇用統計は非農業部門雇用者数の減少や平均時給の低下が予想され、緩和的な政策への期待につながる可能性もあろう。ただ、パウエルFRB議長をはじめ当局者は目先もややタカ派的な政策スタンスで、利下げ縮小の意見も出始めたため買いは入りづらい。長期金利の上昇を抑制できれば一部に買戻しは期待されるが、中東情勢の悪化が懸念されるなか、週末に向けた調整売りが指数を下押ししよう。
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2024/04/05 13:57
注目トピックス 市況・概況
日経平均は803円安、ダウ平均先物底堅く東京市場の株価下支え要因に
*13:56JST 日経平均は803円安、ダウ平均先物底堅く東京市場の株価下支え要因に
日経平均は803円安(13時50分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>などがマイナス寄与上位となっており、一方、住友不<8830>、7&iHD<3382>、三菱地所<8802>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、証券商品先物、機械、電気・ガス業が値下がり率上位、繊維製品、石油石炭製品、不動産業、陸運業、空運業が値上がり率上位となっている。日経平均はやや下げ渋った水準で小動きとなっている。ダウ平均先物が時間外取引で底堅い動きとなっていることや、午前の時間帯に1ドル=150円80銭まで進んだ円高・ドル安方向への動きが一服していることなどが東京市場で安心感となっているもよう。一方、米国で今晩発表される3月の米雇用統計を見極めたいとする向きもあり、積極的な買いは限定的のようだ。
<SK>
2024/04/05 13:56
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は小動き、戻りは一服
*13:42JST 東京為替:ドル・円は小動き、戻りは一服
5日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、151円20銭台でのもみ合いが続く。午前の150円80銭から持ち直したが、午後は戻りが一服。中東情勢の混迷が警戒され、日経平均株価は再び下げ幅を拡大しており、リスク回避の円買いに振れやすい。、ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円80銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。
<TY>
2024/04/05 13:42
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株は下げ幅縮小
*13:13JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、日本株は下げ幅縮小
5日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、151円20銭台で推移。午前中に一時150円80銭まで下げた後、ショートカバーで値を戻した。その後は米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解や日経平均株価の下げ幅縮小で、底堅い値動きに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円80銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。
<TY>
2024/04/05 13:13
注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~TOPIXコア30が総じて下落し39000円台割れ
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~TOPIXコア30が総じて下落し39000円台割れ
5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅反落、TOPIXコア30が総じて下落し39000円台割れ・ドル・円は下げ一服、151円台に再浮上・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>■日経平均は大幅反落、TOPIXコア30が総じて下落し39000円台割れ日経平均は大幅反落。前日比960.90円安(-2.42%)の38812.24円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。4日の米国市場は大幅下落。ダウ平均は530.16ドル安(-1.35%)の38596.98ドル、ナスダックは228.38ポイント安(-1.40%)の16049.08、S&P500は64.28ポイント安(-1.23%)の5147.21で取引を終了した。雇用関連指標が労働市場の減速を示唆したため利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。終日相場は堅調に推移したが、午後に入り、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「インフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性がある」と言及したほか、バイデン大統領がネタニヤフ首相との電話会談でガザ支援職員の死亡を受けてイスラエルを非難、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化を警戒し、下落に転じた。米雇用統計への警戒もあり売りに拍車がかかり、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了。米国株安を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は、前日比500円超の下落でスタートした後も下げ幅を拡大し39000円台を割り込む大幅下落となった。今晩の海外時間で、3月米雇用統計の発表を控えていることもあり、様子見ムードが強く押し目を狙う動きは限定的となった。TOPIXコア30銘柄が総じて下落したほか、日経平均採用銘柄で上昇したのは11銘柄に留まった。日経平均採用銘柄では、前日大幅高となったソシオネクスト<6526>、東京電力HD<9501>、ディーエヌエー<2432>の下げが目立ったほか、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体関連が大幅安。このほか、キーエンス<6861>、HOYA<7741>、信越化学<4063>も下げた。一方、原油価格上昇を材料にINPEX<1605>、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>が堅調推移となったほか、協和キリン<4151>、キリンHD<2503>もしっかり。日経平均採用以外の銘柄ではオンワードホールディングス<8016>が一部証券会社のレポートを材料に急騰した。セクター別では、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、精密機器、電気機器、その他製品の下げが目立った一方、鉱業、石油・石炭製品、繊維製品の3セクターのみ上昇した。前日の日経平均が、終値ベースで25日移動平均線を回復できなかったことも売り圧力が強まった要因と言えよう。また、本日、中国、台湾市場が休場のため、米国株安の影響を東京市場が一手に受けたことも下げ幅が拡大の要因と考える。前場は厳しい下げ相場となったが、一時150円台に突入していた為替は、ランチタイムに1ドル151円10銭台まで戻しており、円高ドル安を材料とした株売りは一巡すると想定。後場の日経平均は、下げ幅をどこまで縮小できるかに注目したい。■ドル・円は下げ一服、151円台に再浮上5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。政府や日銀による円安けん制を受け、151円30銭台から150円80銭付近まで下落する場面もあった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解でドル買いは継続し、151円台に再浮上している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円804銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。■後場のチェック銘柄・トラース・オン・プロダクト<6696>、ヤマト・インダストリー<7886>など、2銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・2月家計支出:前年比-0.5%(予想:-2.9%、1月:-6.3%)・豪・2月貿易収支:+72.80億豪ドル(予想:+105.00億豪ドル、1月:+100.58億豪ドル←+110.27億豪ドル)【要人発言】・植田日銀総裁「物価の基礎的な上昇率、今後徐々に高まっていく」「4月の展望リポートに向け物価見通しを再度確認しているところ」「為替市場の動向、経済・物価への影響を注視する」・鈴木財務相「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せず適切に対応」<国内>・14:00 2月景気動向指数・先行速報値(予想:111.6、1月:109.5)<海外>・15:00 独・2月製造業受注(前月比予想:+0.7%、1月:-11.3%)
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2024/04/05 12:26
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ一服、151円台に再浮上
*12:14JST 東京為替:ドル・円は下げ一服、151円台に再浮上
5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。政府や日銀による円安けん制を受け、151円30銭台から150円80銭付近まで下落する場面もあった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解でドル買いは継続し、151円台に再浮上している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円804銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。【経済指標】・日・2月家計支出:前年比-0.5%(予想:-2.9%、1月:-6.3%)・豪・2月貿易収支:+72.80億豪ドル(予想:+105.00億豪ドル、1月:+100.58億豪ドル←+110.27億豪ドル)【要人発言】・植田日銀総裁「物価の基礎的な上昇率、今後徐々に高まっていく」「4月の展望リポートに向け物価見通しを再度確認しているところ」「為替市場の動向、経済・物価への影響を注視する」・鈴木財務相「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せず適切に対応」
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2024/04/05 12:14
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):オンワードHD、三協立山、トラースOPなど
*11:43JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):オンワードHD、三協立山、トラースOPなど
OSG<6136>:2019円(-156円)大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は41億円で前年同期比9.1%減となっている。上半期計画は105億円で同10.6%増の見通しであり、想定よりも低調なスタートと捉えられている。欧米の航空機産業が牽引して売上高は伸長も、日本の在庫調整の影響が響いているようだ。インフレによる人件費高騰や減価償却費増加などで、販管費や製造固定費も増加へ。三協立山<5932>:845円(-96円)大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は26.6億円で前年同期比2.5倍となっている。一方、通期予想は従来の60億円から35億円、前期比31.1%増に下方修正へ。EV向け販売量が想定以上に減少しているほか、住宅投資減退による建築市場の低迷、半導体分野などを中心とするアルミ押出形材の販売回復遅延などが影響。能登半島地震による災害損失を特別損失に計上、純損益は30億円の黒字から10億円の赤字に下方修正。ダイセキ<9793>:3305円(-375円)大幅反落。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は148億円で前期比16.5%増となり、第3四半期決算時に上方修正した水準で着地。一方、25年2月期は140億円で同5.5%減と減益に転じる予想で、ネガティブな反応につながっているようだ。ダイセキ環境ソリューションは前期大型案件の反動減による減収減益、ダイセキMCRは大規模修繕による減益を見込んでいる。なお、中計目標値では、27年2月期営業利益160億円を計画。スルガ銀<8358>:959円(+17円)大幅続伸。発行済み株式数の3.11%に当たる600万株、70億円を上限とする自己株式の取得実施を発表、取得期間は5月13日から9月30日まで。4月30日付での3500万株の自社株消却実施も発表している。また、24年3月期末配当金を従来計画の7円から14円に引き上げるとしており、年間配当金は前期比12円増の21円としている。加えて、26年3月期純利益計画も、従来の110億円から135億円にまで引き上げている。オンワードHD<8016>:638円(+67円)大幅反発。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は113億円で前期比2.2倍となっている。3月28日に上方修正を発表済み。一方、25年2月期は125億円で同11.0%増の見通し、年間配当金は前期比4円増の24円を計画。全ての事業会社、すべての国において増収増益を見込んでいる。同時に発表した中期計画では、27年2月期営業利益160億円を目標とし、25年2月期以降の配当性向を40%以上に引きあげるとしている。トラースOP<6696>:337円(+80円)ストップ高。一部メディアが「空調、AIで自動制御」と題し、丸紅<8002>孫会社の丸紅情報システムズ(東京都文京区)はトラース・オン・プロダクトが開発した空調や照明の消費電力を削減するソリューション「AIrux8」の販売を5日に開始すると報じ、買い材料視されている。報道によると「天井に設置した人感・照度センサーから得たデータを人工知能(AI)が解析して照明や空調を自動制御し、設定温度まで緩やかに調整する」という。くすりの窓口<5592>:1363円(+15円)大幅に反発。自社が運営する患者管理システム「Pharmacy Support」が調剤薬局向けに配送管理機能を新たにリリースしたと発表している。提携している配送事業者を利用すると、当日は550円から、翌日以降は440円からの料金で患者宅へ配送できるという。オンライン服薬指導や配送・決済情報の管理を患者情報とともに閲覧しながら実施することも可能なため、調剤業務の円滑化に貢献できるとしている。免疫生物研究所<4570>:501円(+22円)大幅に反発。徳島大学と胃や腸の消化管壁の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する「肉腫」の一種とされるGIST(消化管間質腫瘍)を診断し、治療するための抗体医薬品の研究開発に関する特許(日本国内)を共同で取得したと発表している。発明の名称は「c-KIT陽性腫瘍特異的抗体断片」。現時点で25年3月期への影響はないが、業績に影響を及ぼす事象が生じた場合は速やかに開示するとしている。
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2024/04/05 11:43
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は150円90銭近辺で推移、上値の重さは払しょくされず
*10:04JST 東京為替:ドル・円は150円90銭近辺で推移、上値の重さは払しょくされず
5日の東京市場でドル・円は150円90銭近辺で推移。リスク回避的な円買いは観測されており、151円35銭から150円82銭まで下落。ここまでの取引レンジは150円82銭-151円35銭、ユーロ・ドルは伸び悩み。1.0841ドルから1.0834ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。164円07銭から163円51銭まで下落。
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2024/04/05 10:04
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は151円を下回る、リスク回避の円買いも
*09:43JST 東京為替:ドル・円は151円を下回る、リスク回避の円買いも
5日の東京市場でドル・円は151円05銭近辺で推移。リスク回避的な円買いは観測されており、151円32銭から150円82銭まで下落。ここまでの取引レンジは150円82銭-151円35銭、ユーロ・ドルは伸び悩み。1.0841ドルから1.0835ドルで推移。ユーロ・円は弱含み。164円07銭から163円51銭まで下落。
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2024/04/05 09:43
注目トピックス 市況・概況
日経平均は606円安、寄り後はもみ合い
*09:11JST 日経平均は606円安、寄り後はもみ合い
日経平均は606円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.01%下落と、ダウ平均(1.35%下落)やナスダック総合指数(1.40%下落)に比べ下落率が大きかったことが、東京市場の半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、外為市場で1ドル=151円20銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、米国で今晩、3月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、年初来、日経平均が25日移動平均線近辺を下値とする上昇相場となっている中、昨日の日経平均はほぼ25日線の水準となっており、市場ではここからの下値は限定的との見方があったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
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2024/04/05 09:11
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:クスリのアオキやオンワードHDなどに注目
*09:06JST 個別銘柄戦略:クスリのアオキやオンワードHDなどに注目
昨日4日の米株式市場でNYダウは530.16ドル安の38596.98、ナスダック総合指数は228.38pt安の16049.08、シカゴ日経225先物は大阪日中比700円安の39120円。為替は1ドル=151.20-30円。今日の東京市場では、第3四半期累計の営業利益が5.8%増と上期の17.6%減から増益に転じたクスリのアオキ<3549>、今期営業利益11%増予想で中長期経営ビジョンと株主優待制度の変更も発表したオンワードHD<8016>、24年2月期業績見込みを上方修正したハローズ<2742>、発行済株式数の3.11%上限の自社株買いと15.08%の自社株消却・24年3月期配当見込みの上方修正・中期経営計画を発表したスルガ銀<8358>、プロモーションの企画提案や技術者の派遣を行う企業を子会社化すると発表したクロスマーケ<3675>、東証スタンダードでは、第1四半期営業利益が0.51億円と前年同期の0.24億円の赤字から黒字に転換したイーサポート<2493>、投資有価証券売却益0.35億円を特別利益として計上すると発表したクシム<2345>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が69.8%減となった不二越<6474>、同じく9.1%減となったOSG<6136>、24年5月期業績予想を下方修正した三協立山<5932>、25年2月期営業利益が5.5%減予想と発表したダイセキ<9793>、東証スタンダードでは、第1四半期営業損益が6.13億円の赤字となったバイク王<3377>、25年2月期営業利益が19.6%減予想と発表したダイセキS<1712>などは軟調な展開が想定される。
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2024/04/05 09:06
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き~
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き~
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き■アダストリア、24/2営業利益 56.4%増 180億円、25/2予想 5.5%増 190億円■前場の注目材料:富士電機、再生エネ向けパワー半導体モジュール、定格電流8割増■中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動き5日の日本株市場は、米株安を受けたギャップダウンから不安定な相場展開になりそうだ。4日の米国市場は、NYダウが530ドル安、ナスダックは228ポイント安だった。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、インフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性に言及した。また、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で、ガザ支援職員の死亡を受けイスラエルを非難、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化が警戒された。シカゴ日経225先物は大阪比700円安の39120円。円相場は1ドル151円30銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする形から、インデックスに絡んだ売りが集中しやすく、ギャップダウンから始まることになりそうだ。米国では半導体株の弱さが目立っていることもあり、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均株価の重荷になりそうだ。昨日の日経平均株価は一時40200円を回復し、その後は上げ幅を縮めたものの、25日線水準での底堅さがみられた。本日は昨日のリバウンド部分を帳消しにし、3日に付けた安値を下回ってくるため、持ち高調整の売りも強まりそうだ。日経平均株価のボリンジャーバンドの-1σは39145円に位置しており、同水準で下げ止まるようなら、押し目狙いの買いが意識されてくる可能性はあるだろう。ただし、米雇用統計の発表を控えていることから、リバウンド機運は強まりづらい。また、地政学リスクの高まりは先行きを見極めづらくさせる。そのため、リスク回避姿勢のなかで、内需系の銘柄に資金が向かいやすくなりそうである。日経平均株価が-1σを下回ってくるようだと、短期的に売りを仕掛けてくる流れになりやすいだろう。まずは売り一巡後の底堅さを見極め、押し目狙いのタイミングも見定めたいところだ。インデックスに振らされにくい中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きのほか、超低位銘柄での割り切りスタンスでのトレードが中心になろう。■アダストリア、24/2営業利益 56.4%増 180億円、25/2予想 5.5%増 190億円アダストリア<2685>が発表した2024年2月期業績は、売上高が前期比13.6%増の2755.96億円、営業利益は同56.4%増の180.15億円だった。EC専業子会社のBUZZWITが前第2四半期から子供服ECのオープンアンドナチュラルを連結子会社化したことも寄与し、EC売上高は前期比10.1%増となった。海外売上高(円換算)について、コロナ禍からの回復や新規出店などの寄与により、前期比で中国大陸が73.7%、香港は26.0%、台湾は46.4%の増収となった。■前場の注目材料・日経平均は上昇(39773.14、+321.29)・米原油先物は上昇(86.59、+1.16)・米長期金利は低下・米国のインフレ沈静化観測・富士電機<6504>再生エネ向けパワー半導体モジュール、定格電流8割増・コニカミノルタ<4902>2400人削減、構造改革で持続的成長へ・JR東海<9022>リニア「山梨県駅」31年工事完了見通し・UBE<4208>廃漁網再生のamuに出資・ロート製薬<4527>三井物産と、シンガポール漢方薬を880億円で買収・丸紅<8002>電子部品卸のシンガポール社買収、印・東南ア参入・日本ペイントHD<4612>新中計、年成長率売上高9%、建築塗料好調・伊藤忠<8001>BCGと、共同出資でDXコンサル設立へ・ホンダ<7267>昨年度の新車販売、「N-BOX」3年連続首位、唯一の20万台超え・スズキ<7269>4輪車、インドで累計3000万台、40年で達成・GMB<7214>インドで車部品生産、電動化対応の子会社設立・ヤマハ発<7272>欧でドライブユニット、電動アシスト自転車用・日立造船<7004>丸紅と、UAEにゴミ発電、30年間運営・売電・NTT<9432>NTTコミュニケーションズ、XR空間に3Dモデル、リモート協働実現・トヨタ自<7203>洋上風車作業用ゼロエミ船、北九州で実証、日本財団と・三井化学<4183>市原工場のフェノールプラント停止、26年度めど・関西電力<9503>関西送配電、仮想発電所基盤SaaS提供、テラスエナジーと・クボタ<6326>グループのケイミュー、住友鉱山系を買収、非住宅の外装強化☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:30 2月家計支出(前年比予想:-2.9%、1月:-6.3%)<海外>・09:30 豪・2月貿易収支(予想:+105.00億豪ドル、1月:+110.27億豪ドル)
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2024/04/05 08:48
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが急拡大する可能性は低い見通し
*08:21JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが急拡大する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、欧州銀行(ECB)による複数回の利上げ後に165円35銭(2024/3/20)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は6月に利下げを開始する可能性が高いが、連続利下げについては否定的な意見が依然として多い。ただ、中東情勢の悪化が懸念されており、リスク選好的なユーロ買い・円売りが急拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ECBの6月利下げ観測・中東情勢の悪化、ユーロ圏経済の減速懸念・日本銀行は政策金利を0.00-0.10%に引き上げ【ユーロ買い要因】・2024年に3回の米利下げ予想・日本銀行は緩和的な金融環境を長期間維持する計画・米欧金利差縮小の可能性
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2024/04/05 08:21
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:中東情勢緊迫化でリスク選好的な為替取引は縮小する可能性
*08:16JST 今日の為替市場ポイント:中東情勢緊迫化でリスク選好的な為替取引は縮小する可能性
4日のドル・円は、東京市場では151円54銭から151円76銭まで反発。欧米市場では151円77銭まで買われた後、一時151円12銭まで下落し、151円35銭で取引終了。本日5日のドル・円は主に151円台で推移か。中東情勢の緊迫化を警戒してリスク選好的な為替取引は縮小する可能性がある。報道によると、バイデン米大統領は4月4日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行い、即時停戦が人道状況の安定や改善、民間人の保護が不可欠であり、支援団体や民間人の安全確保に向けただちに行動を取るよう要請したもよう。一方、ブリンケン米国務長官は、「イスラエルは人道支援の増強と支援従事者の安全確保などに対応する必要がある」、「変化が見られなければ、米国の政策は変更されることになる」と伝えている。なお、ネタニヤフ首相の報道官は米FOXニュースに対し、「米国のガザやイスラエル政策変更の可能性については米政府が説明すべき問題」との見解を伝えたようだ。米国がイスラエル支援に条件を付与したが、対イスラエル政策についての方針が転換されるか予断を許さない状況となった。中東情勢の緊迫化がすみやかに緩和される保証はないため、外為市場ではリスク回避的な為替取引が主体となりそうだ。
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2024/04/05 08:16
注目トピックス 市況・概況
4日の米国市場ダイジェスト:NYダウは530ドル安、利下げ期待後退や中東情勢緊迫化を警戒
*08:15JST 4日の米国市場ダイジェスト:NYダウは530ドル安、利下げ期待後退や中東情勢緊迫化を警戒
■NY株式:NYダウは530ドル安、利下げ期待後退や中東情勢緊迫化を警戒米国株式市場は大幅下落。ダウ平均は530.16ドル安の38,596.98ドル、ナスダックは228.38ポイント安の16,049.08で取引を終了した。雇用関連指標が労働市場の減速を示唆したため利下げ期待が再燃し、寄り付き後、上昇。終日相場は堅調に推移したが、午後に入りミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がインフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性に言及したほか、バイデン大統領がネタニヤフ首相との電話会談でガザ支援職員の死亡を受けイスラエルを非難、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化を警戒し、下落に転じた。米雇用統計への警戒もあり売りに拍車がかかり、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。加工食品メーカーのコナグラ・ブランズ(CAG)は四半期決算で、調整後の1株利益が予想を上回ったほか、利益率目標引き上げが好感され、上昇。ジーンズなどの衣料品メーカー、リーバイ・ストラウス(LEVI)は四半期決算でコスト削減やダイレクトセールが奏功し調整後の1株利益が予想を上回ったほか、通期の見通しを引き上げが好感され、上昇。石油・天然ガス生産会社のエクソン・モービル(XOM)は原油高に連れ買われた。ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。冷凍ポテト製品の製造・供給を手掛けるラム・ウェストン・ホールディングス(LW)は通期の見通し引き下げが嫌気され、大幅下落した。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は16.92まで上昇し2月半ば以来の高水準に達した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:中東情勢緊迫化でリスクオフ4日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円77銭へ上昇後、151円12銭まで下落し、151円35銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想を上回ったため労働市場減速で利下げを織り込むドル売りが優勢となった。その後、米、イスラエル首脳の電話会談でバイデン大統領がイスラエル軍の民間団体誤爆を「容認できず」とし、速やかな停戦を要請、支援を巡り警告したとの報道や、イランがイスラエルの報復宣言するなど中東地政学的リスクの上昇でリスク回避の円買いが加速。ユーロ・ドルは1.0877ドルまで上昇後、1.0833ドルまで下落し、1.0837ドルで引けた。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を受けたドル売りが優勢となったのち、中東情勢緊迫化を警戒し質への逃避のドル買いが強まった。ユーロ・円は、164円92銭へ上昇後、163円80銭まで下落。ポンド・ドルは1.2684ドルまで上昇後、1.2635ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9075フランまで上昇後、0.9010フランまで下落した。安全通貨としてのフラン買いが加速。■NY原油:大幅続伸で86.59ドル、中東情勢緊迫化で供給不安強まるNY原油先物5月限は大幅続伸(NYMEX原油5月限終値:86.59 ↑1.16)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+1.16ドル(+1.36%)の86.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.64ドル-87.22ドル。中東情勢緊迫化で供給不安が強まり、ポジション調整的な買いが入ったようだ。一時87.22ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に86ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 36.92ドル -0.52ドル(-1.38%)モルガン・スタンレー(MS) 92.28ドル -0.72ドル(-0.77%)ゴールドマン・サックス(GS)406.25ドル -7.75ドル(-1.87%)インテル(INTC) 39.73ドル -0.60ドル(-1.48%)アップル(AAPL) 168.82ドル -0.83ドル(-0.48%)アルファベット(GOOG) 151.94ドル -4.43ドル(-2.83%)メタ(META) 510.92ドル +4.18ドル(+0.82%)キャタピラー(CAT) 369.79ドル -6.00ドル(-1.59%)アルコア(AA) 35.95ドル -1.23ドル(-3.30%)ウォルマート(WMT) 59.50ドル +0.07ドル(+0.11%)
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2024/04/05 08:15
注目トピックス 市況・概況
NY原油:大幅続伸で86.59ドル、中東情勢緊迫化で供給不安強まる
*07:35JST NY原油:大幅続伸で86.59ドル、中東情勢緊迫化で供給不安強まる
NY原油先物5月限は大幅続伸(NYMEX原油5月限終値:86.59 ↑1.16)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+1.16ドル(+1.36%)の86.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.64ドル-87.22ドル。中東情勢緊迫化で供給不安が強まり、ポジション調整的な買いが入ったようだ。一時87.22ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に86ドル台で推移。
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2024/04/05 07:35
注目トピックス 市況・概況
NY金:上げ渋りで2308.50ドル、株安を意識した利食い売りが入る
*07:33JST NY金:上げ渋りで2308.50ドル、株安を意識した利食い売りが入る
NY金先物6月限は上げ渋り(COMEX金6月限終値:2308.50 ↓6.50)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比-6.50ドルの2308.50ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2298.70-2325.30ドル。米国市場の後半にかけて2325.30ドルまで買われたが、株安を意識した利食い売りが観測されており、2298.70ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に2305ドルを挟んだ水準で推移。
<CS>
2024/04/05 07:33