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注目トピックス 市況・概況 英総選挙に向けポンドは交錯【フィスコ・コラム】 *09:00JST 英総選挙に向けポンドは交錯【フィスコ・コラム】 今年の後半にも予定される英総選挙に向け、ポンドに売り買い両面の手がかりが浮上しています。支持率回復を狙うスナク政権による国民負担の軽減は、インフレ圧力を押し上げる公算。一方、中東情勢への対応が争点となれば、政治の不安定化につながりかねません。3月の英中銀金融政策委員会(MPC)で金融政策に関する票決は8対1となり、現行の政策が維持されました。前回反対の3人のうち2人が25ベーシスポイント(bp)引き上げの主張を取り下げ、1人は25bpの利下げを主張。イギリスのインフレ率は昨年11月に前年比+3.9%まで低下したものの、再加速の可能性から利上げの意見が目立ちましたが、直近は利下げを模索していることが明らかになっています。ポンド・ドルは昨年末から底堅く推移し、2024年に入っても1.25ドル台前半を下値に底堅さが目立ちます。英中銀の利下げ時期は米連邦準備制度理事会(FRB)よりも後とみられ、ポンドは売りづらい地合いが目先も続きそうです。24年の成長率の上方修正と25年のインフレ率の上方修正を受け、主要中銀のなかでも想起の利下げは見込めず、ポンドは中長期的にも買いが見込まれます。そんななか、スナク政権は総選挙の時期を年後半と決定し、与党・保守党の支持回復を狙い、手を打ち始めました。労働者が納める国民保険料のうち賃金の2%分を引き下げ、負担分を圧縮するのが主眼。そのほか、児童手当の対象拡大、低所得世帯支援の延長など、生活費の高騰に対応する負担の軽減策を打ち出しました。それにより成長率は0.8%と予測し、昨年11月時点の0.7%からわずかに上乗せしています。国民の可処分所得の拡大はインフレ圧力を強める要因になるものの、市場の反応は限定的でした。やはり保守党が支持率で労働党に大幅なリードを許し、政権交代は時間の問題と見られているためかもしれません。2月行われた下院補欠選挙は、労働党候補が2選挙区でいずれも勝利し、先の総選挙で圧勝した保守党から議席を奪いました。保守党の退潮は鮮明で、労働党は波に乗っているもようです。ところが、その後、別の選挙区の補選で労働党候補が左派政党を創設した親パレスチナの候補者に敗れる波乱がありました。イスラエルとハマスの紛争で労働党執行部は当初、イスラエルの軍事報復を全面的に支持。ただ、即時停戦を求める声も強く、党内で意見は一致していません。中東情勢が争点になり労働党の弱点が露呈されれば、「スターマー政権」の不安定さを警戒したポンド売りも見込まれます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <TY> 2024/04/07 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米CPI、米PPI、ECBが政策金利発表 *18:41JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米CPI、米PPI、ECBが政策金利発表 ■株式相場見通し予想レンジ:上限39700円-下限38500円今週末は、台湾や中国市場が休場だったことで、米国株安の影響を東京市場が一手に受けたために下げ幅がきつくなったとの声もあるため、来週はまずは反発スタートとなろう。一方、今週末の日経平均は25日移動平均線を大きく下回った。3月中旬もこの水準を割り込む場面はあったが、今回は今年初めて下向きに転じた25日移動平均線を割り込んでいることから状況がやや異なる。まだ日経平均が3月安値の38271.38円(3月12日)より上で推移している状況なので、さほど悲観する必要はないとの見方はあるが、5日移動平均線も25日移動平均線を明確に割り込んだことも考慮すると、年始から続いていた強いトレンドは短期的には弱まったと考える。週足では、右肩上がりの13週移動平均線が38191.55円で位置していることから、中期的には強いトレンドは継続と考えるが、今後、プライム市場の売買代金が4兆円を割り込むなど商いが細るような展開となれば調整局面は継続しそうだ。来週は、ニュージーランド準備銀行や欧州中央銀行(ECB)などの金融政策決定会合の開催が予定されている。ECBは早ければ6月にも利下げを実施する可能性が高まっていたが、足元の原油価格上昇などエネルギー価格の上昇が影響して、利下げ実施のタイミングが後ずれするとの見方もある。日銀金融政策決定会合は4月25-26日、米連邦公開市場委員会(FOMC)は4月30日-5月1日に開催される。ECB理事会後、2週間ほど時間が空くうえ、各中央銀行は独自の声明及び見解を出すことで参考にならないかもしれないが、インフレ見通しと利下げのタイミング等に関して、ECB理事会がどのような声明を出すか注目だ。足元、政府・日銀による円買い介入への警戒感が強いことから、インフレ見通しの長期化や利下げ時期の後ずれ等が発表されれば、米連邦準備制度理事会(FRB)も同様の見解をするとの思惑から、日米金利差の拡大期待に着目した投機筋による円売りドル買いなども再開する可能性がある。為替の乱高下は、株式市場にネガティブな要因となる傾向が多いので注意が必要だ。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。ドル高円安が加速した場合、日本政府による為替介入が実施される可能性はあるものの、日本銀行は金融正常化を早急に進めることには消極的とみられ、リスク回避的な米ドル売り・円買いが急拡大する可能性は低いとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)は金融緩和を早急に進める意向は特にないことから、ドル高・円安の流れは続くと予想される。一方、ハマス・イスラエル紛争にイランの介入が警戒され、中東情勢の混迷を背景に原油価格は上昇。原油高は日本の貿易収支を悪化させ、ドル買い材料となる。また、エネルギー価格の上昇を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)は引き締め的な政策スタンスを緩めていない。6月から年3回の利下げ予想は今後修正される可能性もあり、当面は米金利高・ドル高の状況が続くとみられる。■来週の注目スケジュール4月8日(月):毎月勤労統計-現金給与総額(2月)、実質賃金総額(2月)、独・鉱工業生産(2月)、米・ミネアポリス連銀総裁がタウンホール会議に参加、など4月9日(火):消費者態度指数(3月)、工作機械受注(3月)、米・イエレン財務長官の訪中最終日、など4月10日(水):国内企業物価指数(3月)、植田日銀総裁が信託大会であいさつ、NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表、米・消費者物価コア指数(3月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月19日-20日会合分)、日米首脳会談、米・シカゴ連銀総裁がパネル討論会に参加、など4月11日(木):ファストリ決算、中・生産者物価指数(3月)、中・消費者物価指数(3月)、欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁が記者会見、米・生産者物価コア指数(3月)、米・岸田首相が議会で演説、石油輸出国機構(OPEC)月報、など4月12日(金):鉱工業生産(2月)、設備稼働率(2月)、独・CPI(3月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)、中・貿易収支(3月)、JPモルガン・シティグループ・ブラックロック決算、など <CN> 2024/04/06 18:41 注目トピックス 市況・概況 株ブロガー・さなさえ:強力テーマ!データセンター関連&不動産関連に市場は注目【FISCOソーシャルレポーター】 *17:00JST 株ブロガー・さなさえ:強力テーマ!データセンター関連&不動産関連に市場は注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年4月2日15時に執筆皆様、おはこんばんちは。わたしのブログでは毎月の注目株についてご紹介していますが、先月は話題であった生成AI関連のトレンドが剥がれたタイミングを見極められず、思ったパフォーマンスが出せませんでした(涙)。「今月こそ強いテーマ株を選びたい!」と躍起となっていますが…毎週末、実はその数字を追いながらドキドキのさなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、2年目へ…はや64回目。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<データセンター関連と不動産関連へ注目中>GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)によるリバランス売り観測に加え、日本政府による円買いの為替介入への警戒感もあって円安は一服…今週は日経平均株価の上値が重くなってきているようですね。それでも米国FRBによる利下げ転換への期待に加え、日銀はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持する姿勢を打ち出している為、日米金利差の縮小の見通しはまだ薄く、円安基調が継続は変わらないだろうとの見方から、下値も限定的なようです。以上の事から環境的にまだまだ良好と言える株式市場において、わたし自身も強気は継続です。目先の相場は下値目途を確認してからのレンジ相場を想定して「押し目買いの噴き値売り」の戦略で相場に臨んでいます。冒頭に述べたように、3月初旬に生成AI関連への物色が一巡して調整に入ったと同時に、市場は再びバリュー株物色に移行しているようですね。また、円安一服との見方もあって内需株である不動産関連への物色が盛り上がってきているようです。また、今週4月1日、マイクロソフトとOpenAIは約15兆円にのぼるAI向けスーパーコンピューターに投資する事、そしてAmazonは向う15年で約22兆円をデータセンターに投資すると報じられ、特にデータセンター関連への物色が増えてきたようです…と、いう訳で、今週はそんな2つのテーマに照準を絞って注目中の株をご紹介していきます。<チャート妙味もある人気テーマ株に注目☆彡>まずはデータセンター関連から穴株として急連騰していたさくらケーシーエス<4761>は業績も良好とあってさらなる人気化なるかと注目です。同じく決算期待もあるとすれば、アイネット<9600>、京阪神ビルディング<8818>…逆に業績期待はないものの、株価にやや割安感もある両毛システムズ<9691>は、チャートもしっかり上昇トレンドを辿っていますね。また、不動産関連で言えば東京都内で投資用ワンルームマンションを手掛けるグッドコムアセット<3475>、グローバル・リンク・マネジメント<3486>、マンション再生販売が好調なLAホールディングス<2986>、業績はまだよくないようですが同業の小型株のアルデプロ<8925>なども買われていますね。チャートで先高感がありそうだと見ているのが、アゴーラHG<9704>、ロードスターキャピタル<3482>、ジェイ・エス・ビー<3480>、さくらさくプラス<7097>、トーセイ<8923>、アールプランナー<2983>などでしょうか。いずれも業績面での期待もあって見ていくつもりです。そして成長セクターでもある不動産テック関連も忘れてはいけませんね。いずれもまだトレンドは巡ってきていないようですが、バリュークリエーション<9238>、ツクルバ<2978>、スパイダープラス<4192>は密かにチェック中です。同関連でもあり、直近IPOでもあるタスキHD<166A>は上場から売りが続いていますが、底を確認して拾ってみても面白いかな…と思っています。このテーマについてはまだまだ書きたい事は多いですが、わたし個人としては期待継続です。最後にテーマとして人気化している直近IPOをご紹介。まずは不動産コンサル&支援事業を手掛けるコロンビア・ワークス<146A>、そして九州ディスカウントストアを展開しているトライアルHD<141A>は、熊本におけるTSMCの進出などから『シリコンアイランド九州』への構想で面白そうだなぁ…と、注目中です。はい、今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』 <TY> 2024/04/06 17:00 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日本の為替介入を警戒 *14:53JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日本の為替介入を警戒 ■強含み、米利下げ予想維持でユーロ売り縮小今週のユーロ・ドルは強含み。週前半は中東情勢の悪化を警戒したユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。しかしながら、米国経済は2%インフレに向かっているとの見方は変わらず、年内3回の利下げ予想は維持されていることから、ユーロ売り・米ドル買いは縮小。ユーロ買い・円売りもやや優勢となり、週後半はおおむね1.08ドル台を維持した。取引レンジ:1.0725ドル-1.0877。「もみ合いか、米国の引き締め的な金融政策を意識来週のユーロ・ドルはもみ合いか。ユーロ圏のインフレ指標は高止まり、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測はやや後退しているようだ。域内経済の回復期待はユーロの支援材料に。ただし、米国のインフレ指標の改善が目立ち、米国の引き締め的な金融政策を意識してユーロ買い・米ドル売りが一段と拡大する可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.0700ドル-1.0950■強含み、域内経済の回復を期待したユーロ買いも今週のユーロ・円は強含み。日本の為替介入が警戒されたが、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測はやや後退し、域内経済の回復が期待されたことから、リスク回避的なユーロ売りは縮小。原油価格の上昇を意識したユーロ買いも観測され、一時165円に迫る場面があった。取引レンジ:162円62銭-164円92銭。■伸び悩みか、日本の為替介入を警戒来週のユーロ・円は伸び悩みか。ユーロ圏やドイツのインフレ指標の高止まりを受け、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測は後退しつつある。域内経済の回復期待もユーロを支援する。一方、日本政府は円安進行で為替介入に踏み切るとの見方は残されており、リスク選好的なユーロ買い・円売り拡大の可能性は低いと予想される。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・11日:欧州中央銀行理事会:(政策金利は据え置き予想)予想レンジ:162円50銭-165円50銭 <FA> 2024/04/06 14:53 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行による早期利下げ観測は後退 *14:52JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行による早期利下げ観測は後退 ■強含み、日豪金利差を意識した豪ドル買い今週の豪ドル・円は強含み。日本の為替介入が警戒されたものの、豪準備銀行(中央銀行)の3月理事会議事要旨で利下げを急がない姿勢が示され、日豪金利差を意識した豪ドル買い・円売りが観測された。豪ドル・円は2014年12月以来となる100円40銭まで買われた。2月貿易収支は大幅な黒字となったことや原油価格の上昇も豪ドル買いにつながったとみられる。取引レンジ:98円26銭-100円40銭。■底堅い展開か、豪準備銀行による早期利下げ観測は後退来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)の3月理事会では利上げに関する議論はなかったが、インフレ目標に戻ると確信できるまで時間がかかり、「将来の政策金利変更を選択肢に入れることも排除することも困難」とし、利下げも急がない姿勢が示された。そのため、リスク回避的な豪ドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想される。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:98円50銭-101円00銭 <FA> 2024/04/06 14:52 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中央銀行は利下げを急がない方針 *14:51JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中央銀行は利下げを急がない方針 ■やや強含み、原油高などが支援材料に今週のポンド・円はやや強含み。日本政府による為替介入に対する警戒感は消えていないものの、原油高を意識したポンド買い・円売りが観測されたことで対円レートは底堅い動きを維持した。英中央銀行による早期利下げの可能性は高まっていないとの見方もポンド相場に対する支援材料となった。取引レンジ:190円05銭-192円25銭。■底堅い値動きか、英中央銀行は利下げを急がない方針来週のポンド・円は底堅い値動きか。英国経済の減速が懸念されているものの、足元の経済指標は特に悪化していないため、英中央銀行は利下げを急がない方針のようだ。日本政府の為替介入に対する警戒はあるものの、新たなポンド売り材料が提供されない場合、ポンド・円は目先的に底堅い動きを保つとみられる。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:190円00銭-193円50銭 <FA> 2024/04/06 14:51 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:底堅い値動きか、日本の為替介入警戒もドル高基調は持続 *14:46JST 為替週間見通し:底堅い値動きか、日本の為替介入警戒もドル高基調は持続 【今週の概況】■中東情勢の悪化を警戒してドルは上げ渋る今週のドル・円は上げ渋り。4月3日に発表された3月米ADP雇用統計で雇用者数の伸びは市場予想を上回ったことから、6月利下げ観測は後退。ドル・円は一時151円95銭まで買われた。しかしながら、同日発表された3月ISM非製造業景況指数は予想に反して悪化したため、リスク選好的なドル買いは縮小。さらに、岸田首相は「行き過ぎた為替の動きにはあらゆる手段を排除せず対応する」との見方を伝えたこと、中東情勢の混迷を嫌気したリスク回避的な円買いも観測されたことから、5日の東京市場でドル・円は一時150円81銭まで値を下げた。5日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円75銭まで反発した。この日発表された3月米雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を上回ったこと、失業率は低下したことから、米長期金利は上昇した。6月利下げの確率は低下したことから、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢となり、ドル・円は151円65銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:150円81銭-151円95銭。【来週の見通し】■底堅い値動きか、日本の為替介入警戒もドル高基調は持続来週のドル・円は底堅い値動きか。ドル高円安が加速した場合、日本政府による為替介入が実施される可能性はあるものの、日本銀行は金融正常化を早急に進めることには消極的とみられ、リスク回避的な米ドル売り・円買いが急拡大する可能性は低いとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)は金融緩和を早急に進める意向は特にないことから、ドル高・円安の流れは続くと予想される。一方、ハマス・イスラエル紛争にイランの介入が警戒され、中東情勢の混迷を背景に原油価格は上昇。原油高は日本の貿易収支を悪化させ、ドル買い材料となる。また、エネルギー価格の上昇を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)は引き締め的な政策スタンスを緩めていない。6月から年3回の利下げ予想は今後修正される可能性もあり、当面は米金利高・ドル高の状況が続くとみられる。【米・3月消費者物価指数(CPI)】(4月10日発表予定)4月10日発表の米3月消費者物指数(CPI)は前年比+3.5%、同コア指数は前年比+3.7%と予想される。市場予想を上回り、インフレ再加速の思惑ならドル買い要因に。【米4月ミシガン大学消費者信頼感指数】(4月12日発表予定)4月12日発表の米4月ミシガン大学消費者信頼感指数が改善傾向を維持すれば引き締め的な政策を後押し。インフレ予測はこのところ底堅く推移し、3月実績を上回った場合、ドル買い要因になりやすい。予想レンジ:150円00銭-153円50銭 <FA> 2024/04/06 14:46 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:今年初めて25日線が下向きに転換、短期的な強気トレンドは終了か *14:45JST 国内株式市場見通し:今年初めて25日線が下向きに転換、短期的な強気トレンドは終了か ■日経平均は39000円を割り込む今週の日経平均は週間で1377.36円安(-3.41%)の38992.08円と下落した。週初に日本銀行が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、前回(2023年12月調査)比2ポイント悪化のプラス11と4期ぶりの悪化となったことが嫌気されて、トヨタ自動車<7203>など自動車株が下げ幅を拡大。また、年度初めに伴う機関投資家による益出しの売りも加わり、4月1日は全面安の地合いに。益出しの売りが一巡した後は、東京エレクトロン<8035>が上場来高値を更新するなど値がさ半導体株が日経平均の押し上げ役となったが、4日の海外市場で様相が一変。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が「インフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性がある」と言及したほか、バイデン大統領がネタニヤフ首相との電話会談でガザ支援職員の死亡を受けてイスラエルを非難し、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化が警戒されて、米国株が大幅安。週末の東京市場は大型株を中心に売り優勢の地合いとなり、日経平均は3月15日以来となる39000円台を割れとなった。なお、3月第4週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を1832億円売り越したほか、TOPIX先物を6002億円売り越し、225先物は2005億円売り越したことから、合計9839億円の売り越しとなった。個人投資家は現物を4113億円買い越すなど現先合計で3238億円買い越し。そのほか、信託が現物を5495億円売り越したほか、自己が現物を5261億円買い越した。■25日線が今年初めて下向きに転換週末の米国株式市場は反発。ダウ平均は前日比307.06ドル高(+0.80%)の38904.04ドル、ナスダックは199.44 ポイント高(+1.24%)の16248.52、S&P500は57.13ポイント高(+1.11%)の5204.34で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値320円高の39300円で終了。今週末の東京市場の下げは、台湾や中国市場が休場だったことで、米国株安の影響を東京市場が一手に受けたために下げ幅がきつくなったとの声もあるため、週初の東京市場はまずは反発スタートとなろう。一方、週末の日経平均は25日移動平均線を大きく下回った。3月中旬もこの水準を割り込む場面はあったが、今回は今年初めて下向きに転じた25日移動平均線を割り込んでいることから状況がやや異なる。まだ日経平均が、3月安値の38271.38円(3月12日)より上で推移している状況なので、さほど悲観する必要はないとの見方はあるが、5日移動平均線も25日移動平均線を明確に割り込んだことも考慮すると、年始から続いていた強いトレンドは短期的には弱まったと考える。週足では、右肩上がりの13週移動平均線が38191.55円で位置していることから、中期的には強いトレンドは継続と考えるが、今後、プライム市場の売買代金が4兆円を割り込むなど商いが細るような展開となれば調整局面は継続しそうだ。■11日のECB理事会に注目来週は、ニュージーランド準備銀行や欧州中央銀行(ECB)などの金融政策決定会合の開催が予定されている。3月のECB理事会において、早ければECBは6月にも利下げを実施する可能性が高まっていたが、足元の原油価格上昇などエネルギー価格の上昇が影響して、利下げ実施のタイミングが後ずれするとの見方もある。日銀金融政策決定会合は4月25-26日、米連邦公開市場委員会(FOMC)は4月30日-5月1日に開催される。ECB理事会後、2週間ほど時間が空くうえ、各中央銀行は独自の声明及び見解を出すことで参考にならないかもしれないが、インフレ見通しと利下げのタイミング等に関して、ECB理事会がどのような声明を出すか注目だ。足元、政府・日銀による円買い介入への警戒感が強いことから、インフレ見通しの長期化や利下げ時期の後ずれ等が発表されれば、米連邦準備制度理事会(FRB)も同様の見解をするとの思惑から、日米金利差の拡大期待に着目した投機筋による円売りドル買いなども再開する可能性がある。為替の乱高下は、株式市場にネガティブな要因となる傾向が多いので注意が必要だ。■10日に米CPI発表来週にかけて、国内は、8日に2月国際収支、3月景気ウォッチャー調査、9日に3月消費者態度指数、10日に3月国内企業物価指数、12日に2月鉱工業生産(確報値)などが予定されている。海外では、10日にニュージーランド準備銀行(中央銀行)政策金利、カナダ中央銀行政策金利、米・3月消費者物価指数(CPI)、2月卸売在庫(確報値)、週次原油在庫、3月FOMC議事録、11日に中・3月生産者物価指数、欧・ECB政策金利、独・2月経常収支、米・週次新規失業保険申請件数、3月生産者物価指数、12日に英・2月鉱工業生産指数、製造業生産高、商品貿易収支、月次GDP、独・3月消費者物価指数(確報)、米・4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)などが予定されている。 <FA> 2024/04/06 14:45 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:グロース指数は年初来安値圏での攻防、反発のきっかけが欲しいところ *14:44JST 新興市場見通し:グロース指数は年初来安値圏での攻防、反発のきっかけが欲しいところ ■目立った材料がないなか年初来安値を更新今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-3.41%だったのに対して、グロース市場指数は-6.90%、グロース市場250指数は-7.42%と厳しい下落となった。プライム市場は機関投資家の益出し売りといった年度初めの需給や、為替の円高推移に押されて下落した一方、グロース市場は目立った材料がないなか、主力株中心に売られ5日続落。物色の矛先は3月IPO銘柄に向かったが、初値を割る銘柄が続出した。東証グロース市場Core指数構成銘柄など主力銘柄も押し目買いが入らず下落。グロース市場250指数は取引時間中の年初来安値を更新するなどきつい地合いとなった。個別銘柄では、マネーフォワード<3994>と資本業務提携の検討に係る基本合意書を締結すると発表したキャスター<9331>が急騰したほか、金融機関の新規口座開設の審査業務などの効率化につながるサービスを手掛ける3月IPOのカウリス<153A>が上場来高値を更新した。また、ACSL<6232>は、ドローンメーカーとして初めて日本防衛装備工業会の正会員として承認されたと発表し買われた。このほか、サウジアラビア社とデジタルコンサルティング事業で業務提携すると発表したモンスターラボホールディングス<5255>も上昇。一方、グリーンモンスター<157A>、情報戦略テクノロジー<155A>、L is B<145A>、ソラコム<147A>、JSH<150A>、イシン<143A>、ハッチ・ワーク<148A>など3月IPOの下げが目立った。なお、4月4日にスタンダード市場へ上場したアズパートナーズ<160A>の初値は公開価格を52.2%上回る2923円となったが、その後は初値を大きく下回った。■反発のきっかけが見いだせない状況か、IPOは2社来週の新興市場は、今週の大幅安に対する反発を期待したいところだが、反発のきっかけが見いだせない状況にある。グロース市場指数、グロース市場250指数ともに、25日移動平均線、200日移動平均線を下放れた後、大陰線を残して75日移動平均線を下回ったことから、投げ売りのような展開となっている。それぞれ年初来安値圏での攻防を迎えており、この水準を割り込むと一段安となろう。両指数を売買する投資家は少ないが、日経平均やTOPIXと比較すると極めて弱いことから、新興市場を中心に売買する投資家のモメンタムは悪化の一途をたどっている。直近IPOへの関心は引き続き高いものの、初値を下回っている3月IPOが多く、初値などで参戦したセカンダリー投資家は厳しい状況を迎えている。GENDA<9166>、ispace<9348>といった東証グロース市場Core指数構成銘柄などの時価総額が大きい銘柄や、3月IPOで核となる銘柄が出てこない限り、グロース市場の反発は難しい。東証による企業統治改革もプライム市場の次はスタンダード市場で、グロース市場は先との見方だ。来週の新興市場は、反発のきっかけを探る地合いとなろう。なお、来週のIPOは、8日にECサイト等を通じたセールスプロモーション商材の販売等を行うイタミアート<168A>、11日にIT資産管理のセキュリティ対策などを手掛けるハンモック<173A>がそれぞれグロース市場に上場する。 <FA> 2024/04/06 14:44 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:3月CPIで米金利上昇となれば米国株の重しに *14:43JST 米国株式市場見通し:3月CPIで米金利上昇となれば米国株の重しに 来週は、インフレ長期化を市場が徐々に織り込みつつあるなか、4.4%台の米10年債利回りが一段高となるか見極める展開となろう。来週10日に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)の結果次第では、インフレ長期化観測が強まり、年内利下げ見送りの流れが強まる可能性はある。現時点での食品・エネルギー除くコアの市場予想は、前月比+0.3%と2月の同+0.4%より鈍化する見通し。コア前年比は+3.7%とこちらも前回(同+3.8%)を下回っているが、食品・エネルギーを含めた前年比は+3.5%と前回(同+3.2%)を大きく上回っている。足元のエネルギー価格上昇の影響が顕在化するのは4月以降のCPIと考えるが、3月CPIが市場予想を上回る内容となった場合、「インフレ長期化懸念→10年債利回り4.5%台に上昇→ナスダック中心に株安」といった流れが想定される。そして、日米金利差拡大に伴い、ドル高円安が加速するだろう。極端なドル高円安が進むと、日本当局による円買い介入が入る可能性があるため、為替市場、株式市場、債券市場いずれも乱高下が見込まれる。程よいCPIの結果を期待したいところだが、市場の波乱要因となる可能性は十分ある。なお、今週の米国株下落の要因でもあった中東情勢の緊迫化だが、いったん高まった緊張感がより高まるには、米国とイスラエルの協力関係が破綻し、イランも参戦し地上戦が激化する可能性が高まるなどのインパクトが必要と考える。つまりこれ以上の緊張感は高まりにくくなったため、中東情勢を警戒した売りは限定的になると想定する。経済指標では、10日に3月CPI、2月卸売在庫(確報値)、週次原油在庫、3月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、11日に週次新規失業保険申請件数、3月生産者物価指数、12日に4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)などが予定されている。主要企業決算では、10日にデルタ航空、12日にブラックロック、JPモルガンチェース、ステート・ストリート、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなど大手金融機関の決算発表が予定されている。足元沈静化しているが、商業用不動産向け融資債権に関する損失の話が蒸し返されると、株式市場全体の重しとなるため、念のため警戒しておきたい。 <FA> 2024/04/06 14:43 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:割安&成長性に「買い」の流れあり!ここから注目の6銘柄【FISCOソーシャルレポーター】 *10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:割安&成長性に「買い」の流れあり!ここから注目の6銘柄【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年4月1日12時に執筆AI(人工知能)ブームが落ち着くと、3月末の決算期を経て業績期待のある銘柄が改めて物色されているようです。新NISAで低PBRや高配当バリュー株も人気化しておりますな。新年度から中長期投資を意識した個人投資家の参入が増えれば、底堅い相場となるでしょうか。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。AI関連への関心は引き続き高いものの、幅広く小型株まで買われるほどの株高ではありませんな。日本株がこれから伸びていくのであれば、この程度の株高で「バブル」という表現は使いたくないですねぇ。盛り上がった後の調整でふるい落とされると、大型バリュー株へ資金が集まる印象を受けます。そうなると小型のグロース株にとっては、停滞してばかりの難しい相場となるでしょう。決算発表の前後だけ物色されてすぐに売られてしまうような銘柄ですと、上昇トレンドを形成するのが難しい現実があります。中長期目線で買うのであれば、将来の業績から逆算して現在の株価が割安なのか判断しなければなりません。簡単な事ではありませんが、その作業の継続が一流の投資家に辿り着く近道です。マイナス金利解除というイベントを経過して、これからの相場を想像しながら割安で放置されている銘柄を見つけていきましょう。やはり国の政策に関連するテーマや、成長性・業績拡大が見込まれる銘柄はしっかりチェックしていきたいところですな。円安の修正や衆議院が解散したら相場の様相も変わるでしょうし、マクロ経済などの不確実性が高まると好業績の割安のバリュー株や成長性が高い銘柄が狙われやすくなるかもしれませんねぇ。やはり今後もバリュー株の潮流は継続なのかもしれません。PER・PBRがともに割安となっているツバキ・ナカシマ<6464>は、精密ローラー等を手掛けるメーカーです。昨年10月に第三者割当による新株予約権及びCBの発行で需給悪化・希薄化が懸念されましたが、その後はしっかりと株価を上げてきました。かのイトーキ<7972>を手掛けたアドバンテッジアドバイザーズ傘下との事業提携で思惑があります。3月25日に上方修正を発表した日邦産業<9913>は窓を開け急動意しました。過去最高益となる見通しで、期末一括配当を42円から74円へ増配しております。5月15日の決算発表で、25年3月期の業績予想が気になるところです。半導体関連としても注視しております。こちらも直近で上方修正と増配を発表したモリ工業<5464>です。PER・PBRも割安水準で、鮮やかな上昇トレンドを形成しておりますよ。ステンレス管大手の同社は、材料価格が低位で安定しているとの事。昨年来高値を更新して、上値追いとなるか。持ち分法適用関連会社である巴技研と泉興産を連結子会社化すると発表した巴コーポレーション<1921>は、およそ100億円の特別利益が好感された模様。昨年5月に当記事でご紹介した同社ですが、鮮やかな上昇トレンドですねぇ。高値圏でもPBRは1倍割れで、どこまで高値を更新するか引き続き監視しております。産業用制御機器などを手掛けるニレコ<6863>は、深紫外レーザーが半導体関連として思惑があるようです。2月13日の決算発表後に急動意したチャート(日足)は、下値を切り上げております。業績も堅調ですな。最後は現状でバリューとは言えませんが、今後の成長性を加味すると割安と言えそうなソシオネクスト<6526>で締めさせて頂きます。半導体関連としてSoC(システム・オン・チップ)をファブレスで手掛ける同社は、TSMCとの協業で2ナノ品への思惑もあります。直近で下値を切り上げており、23年6月に付けた高値5666円を目指すか…ですな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2024/04/06 10:00 注目トピックス 市況・概況 5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは307ドル高、強い成長に期待 *07:22JST 5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは307ドル高、強い成長に期待 ■NY株式:NYダウは307ドル高、強い成長に期待米国株式市場は反発。ダウ平均は307.06ドル高の38,904.04ドル、ナスダックは199.44 ポイント高の16,248.52で取引を終了した。3月雇用統計で失業率の低下に加え、雇用の伸びが予想外に加速するなど、労働市場が依然強い証拠を受け、強い成長期待に買われ、寄り付き後、上昇。国内の雇用や成長見通しに楽観的な見方が一段と強まり投資家心理の改善につながったほか、企業の業績改善期待を受けた買いに終日堅調に推移し、終了した。セクター別では、小売・メディア・娯楽が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。クレジットカード会社のアメックス(AXP)はアナリストの投資判式上げで上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は電気自動車(EV)とディスプレーの開発終了で600人余りの従業員削減を発表し、堅調推移。ドーナッツチェーン運営するクリスピー・クリーム(DNUT)はファーストフード・チェーン運営のマクドナルド(MCD)との提携を「ゲームチェンジャー」と強気に転じ、アナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。EVメーカーのテスラ(TSLA)は、のちにマスク最高経営責任者(CEO)が否定したが、需要低迷で低価格の電気自動車(EV)開発を停止する計画との報道で、売られた。連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「可能性は少ないものの、インフレ対処でFRB追加利上げを強いられる可能性もある」と、指摘した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:予想外に強い米3月雇用統計を受けて利下げ観測後退5日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円30銭から151円75銭まで上昇し、151円63銭で引けた。米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外の伸びが拡大したほか、失業率も低下し労働市場が依然強い証拠となったほか、ダラス連銀のローガン総裁が多くが想定しているように、政策が十分に引き締まっていない可能性を懸念しており利下げを検討するのはかなり時期尚早との考えを示したほかボウマン米FRB理事も、インフレの前進が停滞した場合、利上げも辞さない構えを示したため金利上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.0848ドルから1.0791ドルまで下落し、1.0837ドルで引けた。強い米雇用統計を受けたドル買い加速したのち、中東情勢緊迫化を警戒した質への逃避のドル買い後退で、下げ止まった。ユーロ・円は、163円70銭へ下落後、164円44銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2645ドルから1.2575ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9071フランまで上昇後、0.8998フランまで下落した。安全通貨としてのフラン買いが続いた。■NY原油:強含み、一時87.63ドルまで値上りNYMEX原油5月限終値:86.91 ↑0.325日のNY原油先物5月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+0.32ドル(+0.37%)の86.91ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは86.32ドル-87.63ドル。ロンドン市場で86.32ドルまで下落したが、中東地域の緊張状態がすみやかに緩和される見込みは薄いため、ポジション調整的な買いが入ったようだ。米国市場の後半にかけて87.63ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引で利食い売りが入ったことで主に86ドル台で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  37.11ドル   +0.19ドル(+0.51%)モルガン・スタンレー(MS) 92.47ドル   +0.19ドル(+0.20%)ゴールドマン・サックス(GS)408.07ドル  +1.82ドル(+0.44%)インテル(INTC)        38.71ドル   -1.02ドル(-2.56%)アップル(AAPL)        169.58ドル  +0.76ドル(+0.45%)アルファベット(GOOG)    153.94ドル  +2.00ドル(+1.31%)メタ(META)           527.34ドル  +16.42ドル(+3.21%)キャタピラー(CAT)      379.30ドル  +9.51ドル(+2.57%)アルコア(AA)         36.49ドル   +0.54ドル(+1.50%)ウォルマート(WMT)      59.85ドル   +0.35ドル(+0.58%) <ST> 2024/04/06 07:22 注目トピックス 市況・概況 NY為替:予想外に強い米3月雇用統計を受けて利下げ観測後退 *07:10JST NY為替:予想外に強い米3月雇用統計を受けて利下げ観測後退 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円30銭から151円75銭まで上昇し、151円63銭で引けた。米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外の伸びが拡大したほか、失業率も低下し労働市場が依然強い証拠となったほか、ダラス連銀のローガン総裁が多くが想定しているように、政策が十分に引き締まっていない可能性を懸念しており利下げを検討するのはかなり時期尚早との考えを示したほかボウマン米FRB理事も、インフレの前進が停滞した場合、利上げも辞さない構えを示したため金利上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.0848ドルから1.0791ドルまで下落し、1.0837ドルで引けた。強い米雇用統計を受けたドル買い加速したのち、中東情勢緊迫化を警戒した質への逃避のドル買い後退で、下げ止まった。ユーロ・円は、163円70銭へ下落後、164円44銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2645ドルから1.2575ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9071フランまで上昇後、0.8998フランまで下落した。安全通貨としてのフラン買いが続いた。 <MK> 2024/04/06 07:10 注目トピックス 市況・概況 NY金:堅調推移、安全逃避的な買いが再び強まる *07:07JST NY金:堅調推移、安全逃避的な買いが再び強まる COMEX金6月限終値:2345.40 ↑36.905日のNY金先物6月限は堅調推移。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比+36.90ドル(+1.60%)の2345.40ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2286.20-2350.00ドル。アジア市場で2286.20ドルまで売られたが、安全逃避的な買いが再び強まり、米国市場の後半にかけて2350.00ドルまで値上り。通常取引終了後の時間外取引では主に2345ドルを挟んだ水準で推移。 <MK> 2024/04/06 07:07 注目トピックス 市況・概況 NY原油:強含み、一時87.63ドルまで値上り *07:05JST NY原油:強含み、一時87.63ドルまで値上り NYMEX原油5月限終値:86.91 ↑0.325日のNY原油先物5月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+0.32ドル(+0.37%)の86.91ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは86.32ドル-87.63ドル。ロンドン市場で86.32ドルまで下落したが、中東地域の緊張状態がすみやかに緩和される見込みは薄いため、ポジション調整的な買いが入ったようだ。米国市場の後半にかけて87.63ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引で利食い売りが入ったことで主に86ドル台で推移。 <MK> 2024/04/06 07:05 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は弱含み、3月雇用統計は市場予想を上回る *07:01JST NY債券:米長期債相場は弱含み、3月雇用統計は市場予想を上回る 5日の米国長期債相場は弱含み。米労働省がこの日発表した3月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+30.3万人で市場予想を大幅に上回ったことが要因。株高も意識されたようだ。利下げ開始は6月以降となる可能性が浮上。イールドカーブは若干のフラットニング。CMEのFedWatchツールによると、5日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は49%程度。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は70%程度。10年債利回りは4.305%近辺で取引を開始し、一時4.300%近辺まで低下したが、3月雇用統計発表後に反転し、取引終了時点にかけて4.402%近辺で推移。イールドカーブはフラットニング。2年-10年は-34.70bp近辺、2-30年は-19.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.75%(前日比:+10bp)、10年債利回りは4.40%(前日比+9bp)、30年債利回りは、4.55%(前日比:+7bp)で取引を終えた。 <MK> 2024/04/06 07:01 注目トピックス 市況・概況 NY株式:NYダウは307ドル高、強い成長に期待 *05:59JST NY株式:NYダウは307ドル高、強い成長に期待 米国株式市場は反発。ダウ平均は307.06ドル高の38,904.04ドル、ナスダックは199.44 ポイント高の16,248.52で取引を終了した。3月雇用統計で失業率の低下に加え、雇用の伸びが予想外に加速するなど、労働市場が依然強い証拠を受け、強い成長期待に買われ、寄り付き後、上昇。国内の雇用や成長見通しに楽観的な見方が一段と強まり投資家心理の改善につながったほか、企業の業績改善期待を受けた買いに終日堅調に推移し、終了した。セクター別では、小売・メディア・娯楽が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。クレジットカード会社のアメックス(AXP)はアナリストの投資判式上げで上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は電気自動車(EV)とディスプレーの開発終了で600人余りの従業員削減を発表し、堅調推移。ドーナッツチェーン運営するクリスピー・クリーム(DNUT)はファーストフード・チェーン運営のマクドナルド(MCD)との提携を「ゲームチェンジャー」と強気に転じ、アナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。EVメーカーのテスラ(TSLA)は、のちにマスク最高経営責任者(CEO)が否定したが、需要低迷で低価格の電気自動車(EV)開発を停止する計画との報道で、売られた。連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「可能性は少ないものの、インフレ対処でFRB追加利上げを強いられる可能性もある」と、指摘した。(Horiko Capital Management LLC) <ST> 2024/04/06 05:59 注目トピックス 市況・概況 4月5 日のNY為替概況 *04:26JST 4月5 日のNY為替概況 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円30銭から151円75銭まで上昇し、引けた。米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外の伸びが拡大したほか、失業率も低下し労働市場が依然強い証拠となったほか、ダラス連銀のローガン総裁が多くが想定しているように、政策が十分に引き締まっていない可能性を懸念しており利下げを検討するのはかなり時期尚早との考えを示したほかボウマン米FRB理事も、インフレの前進が停滞した場合、利上げも辞さない構えを示したため金利上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.0848ドルから1.0791ドルまで下落し、引けた。強い米雇用統計を受けたドル買い加速したのち、中東情勢緊迫化を警戒した質への逃避のドル買い後退で、下げ止まった。ユーロ・円は、163円70銭へ下落後、164円44銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2645ドルから1.2575ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9071フランまで上昇後、0.8998フランまで下落した。安全通貨としてのフラン買いが続いた。[経済指標]・米・3月失業率:3.8%(予想:3.8%、2月:3.9%)・米・3月非農業部門雇用者数:+30.3万人(予想:+21.3万人、2月:+27万人←+27.5万人)・米・3月平均時給:前年比+4.1%(予想:+4.1%、2月:+4.3%) <KY> 2024/04/06 04:26 注目トピックス 市況・概況 [通貨オプション]まちまち *03:30JST [通貨オプション]まちまち ドル・円オプション市場はまちまち。短中期物は週末要因でオプション売りが優勢となった。1年物はオプション買いが再開。リスクリバーサルもまちまち。3カ月物、6か月物で円先安観に伴う円プット買いがドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いに比べ、強まった。1か月物、1年物は変わらず。■変動率・1カ月物7.69%⇒7.52%(08年/24=31.044%)・3カ月物8.03%⇒7.91%(08年10/24=31.044%)・6カ月物8.30%⇒8.27%(08年10/24=25.50%)・1年物8.61%⇒8.62%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+1.42%⇒+1.42%(08年10/27=+10.90%)・3カ月物+1.16%⇒+1.19%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.84%⇒+0.88%(08年10/27=+10.71%)・1年物+0.45%⇒+0.45%(08年10/27=+10.71%) <KY> 2024/04/06 03:30 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル買い再開、ローガン・ダラス連銀総裁のタカ派発言 *00:29JST NY外為:ドル買い再開、ローガン・ダラス連銀総裁のタカ派発言 NY外為市場でドル買いが再開した。朝方は3月雇用統計で雇用者数の伸びが予想外に拡大し、利下げ開始見通しが7月から9月に先送りされたため金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。欧州引けにかけ、ドル買いが後退したものの、ダラス連銀のローガン総裁が金融引き締めが十分でない可能性に言及したほか、利下げ検討するのはかなり時期尚早との考えを示したためドル買いが再開した。ドル・円は151円45銭から151円60銭までじり高推移。ユーロ・ドルは1.0791ドルの安値から1.0830ドル付近まで反発後、1.0828ドルで伸び悩み。ポンド・ドルは1.2575ドルまで下落後、1.2620ドルまで反発も、1.2615ドルで伸び悩んだ。 <KY> 2024/04/06 00:29 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】カナダ3月雇用、予想外に減少、失業率上昇でカナダドル売り加速 *22:42JST 【市場反応】カナダ3月雇用、予想外に減少、失業率上昇でカナダドル売り加速 カナダ3月失業率は6.1%と、2月5.8%から予想以上に上昇し21年11月来で最高となった。同月雇用者数増減は-0.22万人と、予想外に昨年7月来の減少に落ち込んだ。低調な雇用指標を受けて、カナダドル売りが優勢となった。ドル・カナダは1.3560カナダドルから1.3644カナダドルまで上昇し、年初来の高値を更新。カナダ円は111円65銭から111円20銭まで下落した。【経済指標】・カナダ・3月失業率:6.1%(予想:5.9%、2月:5.8%)・カナダ・3月雇用者数増減:-0.22万人(予想:+2.50万人、2月:+4.07万人) <KY> 2024/04/05 22:42 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米3月雇用統計、予想上回り利下げ観測後退、ドル反発 *22:20JST 【市場反応】米3月雇用統計、予想上回り利下げ観測後退、ドル反発 米労働省が発表した3月雇用統計で失業率は3.8%と、予想通り2月3.9%から低下した。同月非農業部門雇用者数は前月比+30.3万人と、伸びは2月+27万人から鈍化予想に反し拡大し、昨年5月来で最大。2月分は+27万人と、+27.5万人から下方修正も1月分は22.9万人から25.6万人に上方修正され、過去2カ月間で2.2万人上方修正された。3カ月平均は27.6万人。一方で、同月平均時給は前年比+4.1%と、予想通り2月+4.3%から伸びが鈍化し21年6月来で最小となった。労働参加率は62.7%と、2月62.5%から予想以上に上昇した。米国債相場は反落。10年債利回りは4.397%まで上昇した。結果を受けてドル買いも強まり、ドル・円は151円26銭から151円75銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.0848ドルから1.0800ドルまで下落。ポンド・ドルは1.2644ドルから1.2583ドルまで下落した。【経済指標】・米・3月失業率:3.8%(予想:3.8%、2月:3.9%)・米・3月非農業部門雇用者数:+30.3万人(予想:+21.3万人、2月:+27万人←+27.5万人)・米・3月平均時給:前年比+4.1%(予想:+4.1%、2月:+4.3%) <KY> 2024/04/05 22:20 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は上げ渋り、米雇用統計にらみ *20:17JST 欧州為替:ドル・円は上げ渋り、米雇用統計にらみ 欧州市場でドル・円は上げ渋り、151円40銭台でのもみ合い。この後発表される米雇用統計が予想に反して前回から強い内容となれば、ドル買い再開で152円を目指す展開となりそうだ。ただ、為替介入への警戒や地政学リスクでドルの上値は重いだろう。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円30銭から151円45銭、ユーロ・円は163円92銭から164円21銭、ユーロ・ドルは1.0830ドルから1.0846ドル。 <TY> 2024/04/05 20:17 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は上値が重い、様子見ムードで *19:18JST 欧州為替:ドル・円は上値が重い、様子見ムードで 欧州市場でドル・円は上値が重く、151円40銭台でのもみ合いが続く。この後発表される米雇用統計が注目され、様子見ムードが広がる。米10年債利回りの上昇一服で、ドル買いは手控えられているようだ。一方、欧州株の軟調で円買いに振れやすい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円30銭から151円45銭、ユーロ・円は163円97銭から164円21銭、ユーロ・ドルは1.0834ドルから1.0846ドル。 <TY> 2024/04/05 19:18 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は伸び悩み、高値圏での売りに警戒 *18:24JST 欧州為替:ドル・円は伸び悩み、高値圏での売りに警戒 欧州市場でドル・円は伸び悩み、151円40銭台でのもみ合い。夕方にかけて151円半ばに浮上したが、その後は高値圏での売りが警戒され、上昇は一服。米10年債利回りの上昇基調でドル買いに振れやすい半面、欧州株安を受け円買いは抑制されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円30銭から151円45銭、ユーロ・円は163円97銭から164円21銭、ユーロ・ドルは1.0834ドルから1.0846ドル。 <TY> 2024/04/05 18:24 注目トピックス 市況・概況 日経平均テクニカル:急反落、短期デッドクロス示現 *18:15JST 日経平均テクニカル:急反落、短期デッドクロス示現 5日の日経平均は急反落した。終値が3日連続で25日移動平均線を下回ったことに加え、下降角度を増した5日線が25日線を上から下に抜いて短期デッドクロスを示現し、下落局面入りを警告する形となった。一目均衡表では遅行線の弱気シグナル発生で三役好転の強気形状が終了。株価は雲上方に位置するが、下向きの転換線が短期的な下落圧力の強まりを窺わせている。ただ、NT倍率は0.13ポイント低下の14.42と急低下しており、対TOPIXでの日経平均の割高解消は一気に進んだとみられ、潜在的な調整圧力の後退が推察される。 <CS> 2024/04/05 18:15 注目トピックス 市況・概況 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化観測も地政学リスク *17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化観測も地政学リスク 5日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用統計の改善で連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的政策が長期化するとの思惑から、ドル買いに振れやすい。ただ、中東の地政学リスクで円買いに振れればドルの重石となりそうだ。前日発表された米新規失業保険申請件数は市場観測を下回り、引き締め的な金融政策への見方は後退。ただ、中東情勢の混迷で原油相場が強含み、インフレ圧力として意識された。FRB当局者からタカ派的な見解が相次ぎドル高に振れると、ユーロ・ドルは1.0830ドルまで値を下げた。ドル・円は株安を受けた円買いに押され、151円10銭台に軟化した。本日アジア市場も円買い先行でドル・円は一時151円を割り込んだ。この後の海外市場は米雇用統計が焦点。非農業部門雇用者数は減少、平均時給は低下が予想され、雇用情勢の回復に一服感が広がりやすい。半面、パウエルFRB議長をはじめ当局者はタカ派的な政策を維持したい考えで、利下げ縮小の意見も出始めた。今晩の雇用統計が想定通りなら、ドル・円は再び152円を目指す可能性も。ただ、中東情勢悪化への警戒が高まり、週末に向けリスク回避円買いに振れやすくドルの重石となる。【今日の欧米市場の予定】・17:30 英・3月建設業PMI(予想:49.9、2月:49.7)・18:00 ユーロ圏・2月小売売上高(前月比予想:-0.4%、1月:+0.1%)・21:30 米・3月非農業部門雇用者数(予想:+21.3万人、2月:+27.5万人)・21:30 米・3月失業率(予想:3.8%、2月:3.9%)・21:30 米・3月平均時給(前年比予想:+4.1%、2月:+4.3%)・21:30 カナダ・3月失業率(予想:5.9%、2月:5.8%)・21:30 コリンズ米ボストン連銀総裁開会あいさつ・22:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(経済見通し)・24:00 ローガン米ダラス連銀総裁講演(デューク大)・01:15 ボウマン米FRB理事講演(金融政策におけるリスクなど)・04:00 米・2月消費者信用残高(予想:+157.00億ドル、1月:+194.95億ドル) <CS> 2024/04/05 17:25 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は反発、夕方は小じっかり *17:21JST 東京為替:ドル・円は反発、夕方は小じっかり 5日の東京市場でドル・円は反発。中東情勢の混迷を嫌気したリスク回避的な円買いが先行し、午前中に一時150円80銭まで値を下げた。日銀の円安けん制も円買いを支援。ただ、ドルはショートカバーで朝方の高値を上抜け、151円36銭に切り返した。・ユーロ・円は163円47銭から164円05銭まで上昇。・ユーロ・ドルは1.0843ドルから1.0823ドルまで値を下げた。・日経平均株価:始値39,237.39円、高値39,274.76円、安値38,774.24円、終値38,992.08円(前日比781.06円安)・17時時点:ドル円151円30-40銭、ユーロ・円164円00-10銭【経済指標】・日・2月家計支出:前年比-0.5%(予想:-2.9%、1月:-6.3%)・豪・2月貿易収支:+72.80億豪ドル(予想:+105.00億豪ドル、1月:+100.58億豪ドル←+110.27億豪ドル)・日・2月景気動向指数・先行速報値:111.8(予想:111.6、1月:109.5)・独・2月製造業受注:前月比+0.2%(予想:+0.7%、1月:-11.4%←-11.3%)【要人発言】・岸田首相「為替、行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず対応」「為替はファンダメンタルズに基づいた推移が重要、過度な変動は望ましくない」「為替相場の動向を具体的に発言するのは控えなければならない」「日銀の金融政策は為替誘導を目的にしたものではない」「日銀には政府の政策を念頭に置きつつ機動的な政策運営を期待」・植田日銀総裁「物価の基礎的な上昇率、今後徐々に高まっていく」「4月の展望リポートに向け物価見通しを再度確認しているところ」「為替市場の動向、経済・物価への影響を注視する」・鈴木財務相「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せず適切に対応」 <TY> 2024/04/05 17:21 注目トピックス 市況・概況 5日の日本国債市場概況:債券先物は145円38銭で終了 *17:10JST 5日の日本国債市場概況:債券先物は145円38銭で終了 <円債市場>長期国債先物2024年6月限寄付145円42銭 高値145円50銭 安値145円24銭 引け145円38銭売買高総計21447枚2年 459回  0.204%5年 166回  0.375%10年 374回  0.769%20年 187回  1.530%債券先物6月限は、145円42銭で取引を開始。前日のNY市場に続いて中東情勢の悪化を懸念した安全逃避的な買いが先行し、145円50銭まで上げた。その後、植田日銀総裁の新聞インタビューにおける追加利上げ言及を材料に売りが強まり、145円24銭まで下げた。現物債の取引では、2年債、5年債、10年債が売られ、20年債が買われた。<米国債概況>2年債は4.65%、10年債は4.31%、30年債は4.47%近辺で推移。債券利回りは横ばい。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.34%、英国債は4.02%、オーストラリア10年債は4.10%、NZ10年債は4.59%。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]<海外>・17:30 英・3月建設業PMI(予想:49.9、2月:49.7)・18:00 ユーロ圏・2月小売売上高(前月比予想:-0.4%、1月:+0.1%)・21:30 米・3月非農業部門雇用者数(予想:+21.4万人、2月:+27.5万人)・21:30 米・3月失業率(予想:3.8%、2月:3.9%)・21:30 米・3月平均時給(前年比予想:+4.1%、2月:+4.3%)・21:30 カナダ・3月失業率(予想:5.9%、2月:5.8%)・21:30 コリンズ米ボストン連銀総裁開会あいさつ・22:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(経済見通し)・24:00 ローガン米ダラス連銀総裁講演(デューク大)・01:15 ボウマン米FRB理事講演(金融政策におけるリスクなど)・04:00 米・2月消費者信用残高(予想:+157.00億ドル、1月:+194.95億ドル)(海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間) <KK> 2024/04/05 17:10 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はこう着、岸田首相は円安をけん制 *16:16JST 東京為替:ドル・円はこう着、岸田首相は円安をけん制 5日午後の東京市場でドル・円は151円20銭付近と、こう着した値動き。岸田首相足元の為替について具体的な発言は控えたいとしたうえで「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せず対応する」と円安をけん制。ただ、米金利をにらみドル買いは継続。ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円80銭から151円34銭、ユーロ・円は163円47銭から163円99銭、ユーロ・ドルは1.0823ドルから1.0843ドル。 <TY> 2024/04/05 16:16

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