注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は144円台半ば近辺でもみ合う展開 *13:41JST 東京為替:ドル・円は144円台半ば近辺でもみ合う展開 9日午後の東京市場で米ドル・円は144円40銭台で推移。144円36銭から144円51銭まで反発。ユーロ・ドルは伸び悩み1.1421ドルから1.1411ドルで推移。ユーロ・円は伸び悩み、165円02銭から164円85銭まで値下がり。 <MK> 2025/06/09 13:41 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~前週末の米株高受けて投資家心理改善 *12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~前週末の米株高受けて投資家心理改善 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅続伸、前週末の米株高受けて投資家心理改善・ドル・円は伸び悩み・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>■日経平均は大幅続伸、前週末の米株高受けて投資家心理改善日経平均は大幅続伸。395.48円高の38137.09円(出来高概算6億5083万株)で前場の取引を終えている。6日の米国市場でダウ平均は443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは231.50ポイント高の19529.95で取引を終了。雇用統計で雇用の伸びが減速するも予想を上回ったため景気への悲観的見方が後退した。また、テスラの反発やトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表すると、投資家心理改善で終日堅調に推移し終了した。米株式市場の動向を横目に、9日の日経平均は前営業日比287.10円高の38028.71円と続伸でスタート。5回目の日米関税協議については議論進展とする一方、「一致点は見いだせていない」と赤沢経財相が語っている。ただ、米中の閣僚級通商協議がロンドンで9日に開催されると伝わっており、米中貿易摩擦が和らぐとの期待感が浮上している他、為替市場で円安・ドル高基調で推移したこと、無事に米雇用統計を通過したことも安心感に繋がっているようだ。個別では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>など一部の半導体関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの金融株が堅調に推移。また、任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテ<9983>、川崎重工業<7012>、サンリオ<8136>などが上昇した。そのほか、5月既存店好調や決算受けたあく抜け感が広がったエターナルホスピタリティグループ<3193>が大幅高、エイチーム<3662>、大塚ホールディングス<4578>、ブレインパッド<3655>などが値上がり率上位となった。一方、三菱商事<8058>、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、メルカリ<4385>、トヨタ自動車<7203>、良品計画<7453>などが下落した。ほか、好決算発表も出尽くし感が強まる展開となったカナモト<9678>が急落、井関農機<6310>、三和ホールディングス<5929>、マーケットエンタープライズ<3135>などが値下がり率上位となった。業種別では、医薬品、電気機器、サービス業が上昇した一方で、金属製品、パルプ・紙、鉄鋼が下落した。後場の日経平均はプラス圏で堅調に推移しそうだ。前週末の米雇用統計の結果を受けて米景気減速懸念が和らいで投資家心理にポジティブに働いた。また、アジア市況では、香港ハンセン指数や上海総合指数など週明けのアジア指数が総じて上昇しており、投資家心理を下支えしている可能性もある。そのほか、月末にかけては株主総会の集中日を迎えるが、企業側も株高をより意識するタイミングとみられ、ポジティブ材料の出現も期待しやすい局面であるといえる。本日もポジティブな個別材料が出た銘柄へ物色が活発している印象があるが、株主総会の接近を思惑視した物色などに注目しておきたい。■ドル・円は伸び悩み9日午前の東京市場で米ドル・円は144円40銭台で推移。144円95銭から144円35銭まで下落。1-3月期国内総生産(GDP)改定値の上方修正を受けて円売りはやや縮小。ユーロ・ドルは下げ渋り、1.1392ドルから1.1425ドルで推移。ユーロ・円は伸び悩み、165円18銭から164円92銭まで値下がり。■後場のチェック銘柄・メタプラネット<3350>、データセクション<3905>など、8銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・1-3月期国内総生産(GDP)改定値:前期比年率-0.2%(予想:-0.7%)・日・4月経常収支:+2兆2580億円(予想:+2兆5964億円)・中国・5月消費者物価指数:前年比-0.1%(予想:-0.2%)・中国・5月生産者物価指数:前年比-3.3%(予想:-3.2%)【要人発言】・林官房長官「LAへの州兵派遣、大きな関心を持ち、事態の推移を注視」<国内>・特になし<海外>・特になし <CS> 2025/06/09 12:43 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は伸び悩み、一時144円台前半まで値下がり *12:01JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、一時144円台前半まで値下がり 9日午前の東京市場で米ドル・円は144円40銭台で推移。144円95銭から144円35銭まで下落。1-3月期国内総生産(GDP)改定値の上方修正を受けて円売りはやや縮小。ユーロ・ドルは下げ渋り、1.1392ドルから1.1425ドルで推移。ユーロ・円は伸び悩み、165円18銭から164円92銭まで値下がり。【要人発言】・林官房長官「LAへの州兵派遣、大きな関心を持ち、事態の推移を注視」【経済指標】・日・1-3月期国内総生産(GDP)改定値:前期比年率-0.2%(予想:-0.7%)・日・4月経常収支:+2兆2580億円(予想:+2兆5964億円)・中国・5月消費者物価指数:前年比-0.1%(予想:-0.2%)・中国・5月生産者物価指数:前年比-3.3%(予想:-3.2%) <MK> 2025/06/09 12:01 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):エイチーム、エターナルG、CINCなど *11:44JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):エイチーム、エターナルG、CINCなど 大塚HD<4578>:7364 円(+586円)大幅反発。難治性の腎疾患を対象とした新薬候補「シベプレンリマブ」について、最終段階の臨床試験の中間解析結果を先週末の欧州腎臓学会で発表しており、本日の買い材料につながっている。同薬は、腎臓病「IgA腎症」における腎障害の進行や末期の腎疾患への進行を遅らせることが期待できるもの。投与9カ月後の尿中のたんぱく質量を評価する数値の変化率が、プラセボ群と比べて統計学的かつ臨床的に意義のある51.2%減少となっている。エターナルG<3193>:3285円(+386円)大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は20.3億円で同25.0%減と大幅減益となったが、11-1月期の同34.7%減に対して2-4月期は同32.1%減であり、ネガティブなサプライズは限定のようだ。通期計画の30.4億円、前期比6.5%減は据え置いている。同時に発表した5月の月次動向では、既存店売上が前年同月比11.0%増となり、9カ月ぶりの2ケタ増に回帰している。シップHD<3360>:1939.5円(+71.5円)大幅反発。発行済み株式数の3.5%に当たる330万株、50億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は6月7日から12月31日まで。、ROE12%の達成を目標として、資本コストを上回るリターンの創出を掲げており、それに向けた資本政策の一環と位置付けているようだ。また、消却前の発行済み株式数の7.20%に当たる731万9266株の消却を6月30日に行うともしている。エイチーム<3662>:1263円(+177円)大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は9.2億円で前年同期比6.4倍の水準に。2-4月期は8.3億円で同2.5倍となっている。通期予想は、暗号資産関連事業に関わる「販売促進引当金繰入額」を計上しているものの、10億円、前期比77.8%増を据え置いている。利益確保優先の事業運営が奏功し、各事業の利益が順調に進捗のようだ。なお、暗号資産評価益の計上で経常利益は10億円から13億円に上方修正。フジコーポ<7605>:2641円 カ -ストップ高買い気配。サービスステーションの運営を基盤として燃料の直送販売やカーライフ事業などを展開している宇佐美鉱油が、完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表。同社では賛同の意見を表明し、TOBへの応募を推奨としている。TOB価格は2830円で先週末終値に対して32.2%のプレミアムとなっており、完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。なお、TOB期間は6月9日から7月22日まで。INGS<245A>:2545円(+105円)続伸。25年8月期5月度直営店売上高速報および店舗数推移を発表、好材料視されている。直営店の店舗数はラーメン事業で前年同月比6店舗増、レストラン事業で同6店舗増。直営店全店の前年同月比売上高はラーメン事業で140.2%、レストラン事業で119.6%となった。既存店は、ラーメン事業でインバウンド客の来店増や一部商品の値上げによる客単価向上等を背景に、前年同月比売上高は109.8%、レストラン事業では客単価が前年同月比104.0%の伸びとなる中で、同105.5%の水準となった。エクサウィザーズ<4259>:482円(+31円)急反発。6日の取引終了後、出光興産に海外の原油を輸送する配船計画を高度化するオペレーションモデルおよび最適化システムを開発・提供したと発表し、好材料視されている。25年4月より外航船配船のタンカーを対象に段階的に運用を開始した。外航船配船に特有の複雑な条件を考慮した独自アルゴリズムを開発し、安定供給と運航コストの最小化を高い次元で両立させることが可能となったとしている。また同日、東京都中央区と生成AIの活用による業務効率化等の実証実験に関する連携協定を締結したことも発表した。CINC<4378>:651円(+100円)ストップ高。「TikTok Shop」導入・運用支援の開始を発表した。TikTok ShopはTikTokアプリ内で商品を紹介・販売できるEC機能で、ユーザーは動画やライブ配信を視聴しつつ、アプリを離れず商品を購入できる。企業やクリエイターがショート動画やライブ配信を通じて商品を紹介、視聴者はそのまま商品を購入できるため、新たな販売チャネルとして注目されている。マーケティング支援で培ったデータ収集・分析、戦略立案、アカウント運用等のノウハウをもとに導入・運用支援を開始する。 <ST> 2025/06/09 11:44 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:様子見か、米中閣僚協議の行方が焦点に *11:29JST 米国株見通し:様子見か、米中閣僚協議の行方が焦点に (11時18分現在)S&P500先物      5,997.00 (-9.75)ナスダック100先物  21,739.00(-50.50)9日の米株式市場は、トランプ政権の関税政策及び連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を見極めたいとして、様子見ムードが強まっていく展開となりそうだ。関税政策に関しては、9日に開催予定の米中閣僚協議の行方が焦点となる。両国首脳の会見などで事態の打開に向けた進展を占うことになるが、レアアース輸出規制問題を背景に、関税率の相互引き下げに向けた流れは強まっている印象がある。この場合、米中半導体規制の緩和などにも期待が高まる可能性があり、半導体株の支援材料にもつながっていこう。 <FA> 2025/06/09 11:29 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は弱含み、144円50銭を下回る *11:15JST 東京為替:ドル・円は弱含み、144円50銭を下回る 9日午前の東京市場で米ドル・円は144円40銭台で推移。144円89銭から144円45銭まで下落。1-3月期国内総生産(GDP)改定値の上方修正を受けて円売りはやや縮小。ユーロ・ドルは下げ渋り、1.1392ドルから1.1420ドルで推移。ユーロ・円は伸び悩み、165円18銭から164円92銭まで値下がり。 <MK> 2025/06/09 11:15 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、144円台後半で推移 *09:54JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、144円台後半で推移 9日午前の東京市場で米ドル・円は144円80銭近辺で推移。144円89銭から144円58銭まで下落。1-3月期国内総生産(GDP)改定値の上方修正を受けて円売りはやや縮小。ユーロ・ドルは下げ渋り、1.1392ドルから1.1411ドルで推移。ユーロ・円は伸び悩み、165円18銭から164円92銭まで値下がり。 <MK> 2025/06/09 09:54 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:CAPITAやエイチームに注目 *09:12JST 個別銘柄戦略:CAPITAやエイチームに注目 先週末6日の米株式市場でNYダウは443.13ドル高の42,762.87、ナスダック総合指数は231.50pt高の19,529.95、シカゴ日経225先物は大阪日中比220円高の37,990円。為替は1ドル=144.70-80円。今日の東京市場では、6月2日に上方修正した上期決算を発表したカナモト<9678>、第3四半期累計の営業利益が前年同期比6.4倍で25年7月期経常利益予想を上方修正したエイチーム<3662>、25年7月期業績予想を上方修正した日駐<2353>、25年10月期業績予想を上方修正した巴工業<6309>、発行済株式数の3.5%上限の自社株買いと7.20%の自社株消却を発表したシップHD<3360>、株主優待制度を導入すると発表したCAPITA<7462>、マネジメント支援ソリューション「ManeAI(マネアイ)」がアークスリーに導入されたと発表したブイキューブ<3681>、ガソリンスタンド運営の宇佐美鉱油が1株2830円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したフジコーポ<7605>、東証スタンダードでは、26年3月期第1四半期に投資有価証券売却益1.96億円を特別利益として計上すると発表したDLE<3686>、「2025-2027ビットコイン計画」を発表したメタプラ<3350>などが物色されそうだ。一方、第3四半期累計の営業利益が25.0%減と上期の20.5%減から減益率が拡大したエターナルG<3193>、5月の売上高が12.0%減と4月の8.3%減から減少率が拡大したシュッピン<3179>、6月13日をもって東証プライムから東証スタンダードに上場市場区分が原稿されると発表した駒井ハルテク<5915>、東証スタンダードでは、株主優待制度の内容を変更した進学会HD<9760>、5月のグループ売上高が3%減と4月の1%増から減少に転じたテイツー<7610>などは軟調な展開が想定される。 <CS> 2025/06/09 09:12 注目トピックス 市況・概況 日経平均は333円高、寄り後は上げ幅拡大 *09:06JST 日経平均は333円高、寄り後は上げ幅拡大 日経平均は333円高(9時10分現在)。今日の東京市場は買いが先行した。先週末の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場で株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=144円60銭台と、先週末6日15時30分頃と比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、先週末の海外市場で米長期金利が上昇しており、東京市場で投資家心理を慎重にさせた。また、15日からカナダで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)に向け円高リスクが指摘されていることに加え、G7サミットに合わせて開かれると見られる日米首脳会談で関税や貿易に関し何らかの合意に至ることができるかどうかを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は上げ幅を拡大している。 <SK> 2025/06/09 09:06 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~上へのバイアスが強まる可能性~ *08:23JST 前場に注目すべき3つのポイント~上へのバイアスが強まる可能性~ 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■上へのバイアスが強まる可能性■エターナルホスピタリティ、3Q営業利益 25.0%減 20.25億円■前場の注目材料:新米概算金、はや高騰「米価高止まり続く」指摘も■上へのバイアスが強まる可能性9日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。6日の米国市場は、NYダウが443ドル高、ナスダックは231ポイント高だった。5月の米雇用統計は、雇用の伸びが前月から減速したものの、予想を上回ったため米景気への悲観的見方が後退した。トランプ米大統領が米中通商交渉再開を発表したことも下支えになった。シカゴ日経225先物は大阪比220高の37990円。円相場は1ドル=144円70銭台で推移している。日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38170円まで買われ、終値でも38000円を上回った。ボリンジャーバンドのバンドが収れんするなかで+1σ(37990円)を上回ってきたことで、上へのバイアスが強まる可能性がありそうだ。米中の通商交渉担当者がロンドンで9日に再開する通商協議の準備を進めていると伝えられ、米中貿易摩擦が和らぐとの期待から売りを仕掛けづらくさせよう。為替市場ではドル・円が1ドル=144円台半ばと先週末から円安に振れて推移していることも安心感につながりそうである。先週の日経平均株価は上向きで推移する25日線が支持線として機能する一方で、200日線に上値を抑えられる形での方向感の定まらない状況が続いていた。200日線(37874円)突破が意識されるなかで、売り方の買い戻しの動きが強まる展開もありそうだ。週末には6月限の先物・オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、トレンドが出てくるようだとヘッジ対応の動きが強まることも意識しておきたい。トランプ大統領は、習近平国家主席がレアアースの供給再開に同意したと自身のSNSに投稿した。自動車株への買い戻しの動きが強まるようだと、センチメント改善につながる。また、米中貿易摩擦への警戒が和らぐなかで、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株のリバウンドが強まるようだと、先物主導での強い基調に向かう展開につながりそうである。■エターナルホスピタリティ、3Q営業利益 25.0%減 20.25億円エターナルホスピタリティ<3193>が発表した2025年7月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比9.4%増の338億2200万円、営業利益は同25%減の20億2500万円だった。既存店売上が前期を上回り推移したこと及び新規出店による直営店店舗数の純増により、売上高は増加となった。海外進出に伴う開業準備費用、2024年8月から実施した1人当たり4.8%の賃金引上げや店舗スタッフの充足率の向上による人件費の増加、政府による電気・ガス料金に関する支援の打ち切りによる光熱費の高騰などの影響により販管費が前年を上回った結果、営業利益は減少となった。■前場の注目材料・日経平均株価は上昇(37741.61、+187.12)・NYダウは上昇(42762.87、+443.13)・ナスダック総合指数は上昇(19529.95、+231.50)・SOX指数は上昇(5038.06、+27.13)・VIX指数は低下(16.77、-1.71)・シカゴ日経225先物は上昇(37990、+220)・為替相場は円安・ドル高(144.70-80)・米原油先物相場は上昇(64.58、+1.21)・新米概算金、はや高騰「米価高止まり続く」指摘も・米中、英で9日貿易協議、中国、レアアース輸出許可か・日本とEUが「競争力同盟」、経済安保など連携強化へ・日米関税「一致点まだ」5回目協議、今後も交渉継続・街の書店、効率化支援、政府活性化案、在庫管理にICタグ☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 4月経常収支(予想:+2兆5964億円、3月:3兆6781億円)<海外>・10:30 中国・5月消費者物価指数(予想:前年比-0.2%、4月:-0.1%)・10:30 中国・5月生産者物価指数(予想:前年比-3.2%、4月:-2.7%)・10:30 中国・5月貿易収支(予想:+1011.8億ドル、4月:+961.8億ドル) <ST> 2025/06/09 08:23 注目トピックス 市況・概況 東証グロース市場250指数先物見通し:買い一巡後は上値の重い展開か *08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:買い一巡後は上値の重い展開か 本日の東証グロース市場250指数先物は、買い一巡後、上値の重い展開を予想する。先週末のダウ平均は443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは231.50pt高の19529.95ptで取引を終了した。雇用統計で雇用の伸びが減速も予想を上回ったため景気への悲観的見方が後退し、寄り付き後、大幅高。昨日下げたテスラの反発やトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表すると、投資家心理改善で続伸した。終日堅調に推移し終了。上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、買い一巡後、上値の重い展開を予想する。米国株高や為替の円安など良好な外部環境を受け、朝方は買い優勢となりそうだ。一方、宇宙ベンチャー株急落による投資家心理の悪化により、戻り売り圧力の高まりも予想され、早期に年初来高値772ptを回復しないと、上値の重さが意識される可能性もある。ストキャスティクスの過熱感が解消されつつあることから、急落リスクは少なそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比7pt高の750ptで終えている。上値のメドは760pt、下値のメドは740ptとする。 <SK> 2025/06/09 08:05 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが拡大する可能性は低い見通し *07:52JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが拡大する可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)による利下げサイクルは終了したが、ユーロ圏経済の先行きについては楽観視できない状況のため、リスク選好的なユーロ買い・円売りが拡大する可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米国の関税措置・米長期金利の高止まり・欧州諸国の政治不安【ユーロ買い要因】・米長期金利の低下・ECBの金融緩和サイクルは終了との見方・欧州諸国の財政拡大計画 <CS> 2025/06/09 07:52 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:良好な米雇用統計を意識してドルは下げ渋る可能性 *07:49JST 今日の為替市場ポイント:良好な米雇用統計を意識してドルは下げ渋る可能性 6日のドル・円は、東京市場では143円45銭から144円14銭まで上昇。欧米市場では143円88銭から145円09銭まで上昇し、144円86銭で取引終了。本日9日のドル・円は主に144円台で推移か。良好な米雇用統計を意識してドルは下げ渋る可能性がある。報道によると、トランプ米大統領は6月6日、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に関する決定が近く明らかになると述べた。記者団に対して「非常に近い時期に明らかになる」と伝えたようだ。トランプ大統領は6日にFRBが政策金利を1ポイント引き下げるべきだ」と述べている。市場参加者の間からは「5月の米雇用統計はまずまずの内容だったので利下げを急ぐ必要は感じられない」との声が聞かれている。ただし、一部の市場参加者は「トランプ大統領が利下げ要請を繰り返していることは無視できない」と指摘し、FRB議長人事を巡るトランプ政権の動向を注視している。 <CS> 2025/06/09 07:49 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:GDP改定値、中消費者物価指数、中貿易収支など *06:30JST 今日の注目スケジュール:GDP改定値、中消費者物価指数、中貿易収支など <国内>08:50 GDP改定値(1-3月) -0.7% -0.7%08:50 貸出動向 銀行計(5月)  2.6%08:50 銀行貸出動向(含信金前年比)(5月)  2.4%08:50 国際収支(経常収支)(4月) 2兆6746億円 3兆6781億円10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年、残存25年超)(日本銀行)14:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(5月)  42.714:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(5月) 43.8 42.6<海外>10:30 中・消費者物価指数(5月) -0.2% -0.1%10:30 中・生産者物価指数(5月) -3.0% -2.7%20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週)  0.34%20:25 ブ・週次景気動向調査23:00 米・卸売在庫(4月)  0%27:00 ブ・貿易収支(先週)  22.98億ドル中・貿易収支(5月) 1006.0億ドル 961.8億ドル中・資金調達総額(5月、15日までに) 18兆5430億元 16兆3429億元中・マネーサプライ(5月、15日までに)中・元建て新規貸出残高(5月、15日までに) 10兆9600億元 10兆597億元米・ニューヨーク連銀インフレ期待(5月)国際原子力機関(IAEA)定例理事会(13日まで)2025国連海洋会議(13日まで)米・アップル年次世界開発者会議「WWDC25」(13日まで)注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2025/06/09 06:30 注目トピックス 市況・概況 6日の米国市場ダイジェスト:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感 *06:04JST 6日の米国市場ダイジェスト:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感 ■NY株式:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感米国株式市場は反発。ダウ平均は443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは231.50ポイント高の19529.95で取引を終了した。雇用統計で雇用の伸びが減速も予想を上回ったため景気への悲観的見方が後退し、寄り付き後、大幅高。昨日下げたテスラの反発やトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表すると、投資家心理改善で続伸した。終日堅調に推移し終了。セクター別では自動車・自動車部品やメディア・娯楽が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。携帯端末のアップル(AAPL)は来週開催する新製品発表イベント、年次開発者会議「WWDC25」を控え、期待感に上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は自動運転、ロボタクシー開始期待に買われた。テクノロジ―会社のアップラビン(APP)や株式取引アプリを運営するロビンフッド・マーケッツ(HOOD)は、S&P500種株価指数の構成銘柄入れ替えで新たに採用される銘柄の最有力候補とのアナリストの見解にそれぞれ買われた。ステーブルコイン発行企業、米サークル・インターネット・グループステーブルコインのサークル(CRCL)は上場後、キャシー・ウッド氏運営のアークインベストメントなどが買いをさらに進め、続伸。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は関税などによるマクロ経済を巡る不透明性を理由に通期の見通しを下方修正し、売られた。トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)に1%の利下げを要請した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米雇用統計で雇用や賃金の伸びが予想上回る、早期利下げ観測後退でドル買い強まる6日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円06銭から145円09銭まで上昇し、144円86銭で引けた。米雇用統計で雇用者数が前月から伸び鈍化も予想を上回ったほか、賃金の伸びも予想を上回ったため早期の利下げ観測後退で、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.1431ドルから1.1372ドルまで下落し、1.1393ドルで引けた。ユーロ・円は164円58銭から165円29銭まで上昇した。来週の米中代表協議を控え、貿易摩擦緩和期待にリスク選好の動きが優勢となった。ポンド・ドルは1.3563ドルから1.3508ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8210フランから0.8248フランのレンジで上下に振れた。■NY原油:続伸、米雇用統計を好感した買いが入るNYMEX原油7月限終値:64.58 ↑1.216日のNY原油先物7月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.21ドル(+1.91%)の64.58ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.82ドル-64.80ドル。予想を上回る米雇用統計を受けて需要減少の思惑は後退し、米国市場の中盤にかけて64.80ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では主に64ドル台後半で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  44.97ドル   +0.59ドル(+1.32%)モルガン・スタンレー(MS) 131.82ドル  +1.20ドル(+0.91%)ゴールドマン・サックス(GS)614.00ドル  +8.12ドル(+1.34%)インテル(INTC)        20.06ドル   +0.07ドル(+0.35%)アップル(AAPL)        203.92ドル  +3.29ドル(+1.63%)アルファベット(GOOG)    174.92ドル  +5.11ドル(+3.00%)メタ(META)           697.71ドル  +13.09ドル(+1.91%)キャタピラー(CAT)      353.35ドル  +4.39ドル(+1.25%)アルコア(AA)         28.01ドル   +0.14ドル(+0.50%)ウォルマート(WMT)      97.47ドル   -0.49ドル(-0.50%) <ST> 2025/06/09 06:04 注目トピックス 市況・概況 ユーロの巻き返し【フィスコ・コラム】 *09:00JST ユーロの巻き返し【フィスコ・コラム】 ブルガリアが来年1月からユーロを導入する見通しです。ユーロの値動きへの影響は軽微ですが、国際金融市場で存在感が高まる手がかりとなります。ドルの信認が低下するなか、ユーロが再び代替通貨としての輝きを増していくか注目されます。欧州委員会と欧州中銀(ECB)は6月4日、ブルガリアに対しユーロ導入の基準を満たしたと評価。7月の正式決定を経て、2026年1月から21番目のユーロ加盟国に加わりそうです。ユーロ圏はさらに東方へと拡大。ブルガリアは通貨レフを長らくユーロとペッグさせており、すでに経済面では一定の連動性がありましたが、正式導入により、金融・通貨政策の一体性がさらに強化される見通しです。ブルガリアは2007年の欧州連合(EU)加盟以来、自国通貨レフからユーロへの移行に取り組んでおり、財政赤字の抑制やインフレ率の安定化など、導入基準の達成に注力してきました。政府債務はGDP比25%前後と域内でも良好な水準にとどまり、通貨の安定性や対外収支も健全と評価されています。ユーロ導入によって金融市場からの信用力が向上するほか、外国直接投資の促進の効果が期待されます。ユーロは発足当初、ドルの代替通貨として期待されながらも、金融危機や制度的不備によって信認を損ねた時期がありました。近年はECBの対応により安定を回復し、ブルガリアの加盟はその流れを象徴。一方、ドルは高関税政策や財政赤字の拡大、金融政策への政治介入といった要因から信認が低下し、足元では米国債、株、ドルの「トリプル安」が再燃するなど、不安定な値動きが目立ちます。足元のユーロ・ドルはドル安によって2022年以来3年ぶりの高値水準となる1.15ドル台に押し上げられる場面がありました。ユーロ圏経済はコロナ禍後の回復が遅れ、ECBは政策金利の追加的な引き下げを継続。トランプ政権の高関税政策にも翻弄され、ドルに主導権を握られています。ただ、欧米貿易交渉は延期され、米連邦裁判所の司法判断によってはユーロの買戻しも期待されます。ブルガリアに続く東欧諸国の動向は、ユーロ再浮上への重要なカギを握るでしょう。数年内の導入を目指すルーマニアのほか、セルビアやモンテネグロなど、EU加盟を目指す国々でもユーロは実質的な準備通貨として流通。一方で、ポーランドのように政治的にユーロ導入に慎重な国もあります。それでも政治的な統合が進めば、ユーロは再び「ドルに代わる通貨」としての存在感を強めるかもしれません。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <ST> 2025/06/08 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:国際収支、米CPI、G7サミット *18:10JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:国際収支、米CPI、G7サミット ■株式相場見通し予想レンジ:上限38800円-下限37200円6日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は前日比443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは同231.51ポイント高の19529.95で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中終値比220円高の37990円で取引を終えた。注目された米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比13万9000人の増加と、市場予想を上回った。失業率は前月比横ばいの4.2%にとどまり、過度な景気減速への懸念が後退する形になっている。また、トランプ米大統領は、米中が9日にロンドンで通商問題を巡り協議すると明らかにしており、協議進展への期待が高まることにもつながっている。雇用統計を受けて為替市場でもドル高・円安反転の動きとなっている。米中協議に関しては、6月5日にトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の電話協議が行われ、両政府の閣僚級協議などが近く開催される見方はすでに強まっていた。交渉の進展にはなお予断を許さないであろう。また、日米貿易交渉に関しても、6月15日から17日に開催されるG7サミット(主要7カ国首脳会議)において、日米首脳会談が行われる可能性が高いとされている。引き続き、米国の関税政策の行方を見極めるべき相場展開が継続する公算が大きい。とりわけ、日本株にとっては、自動車関税の大幅縮小・撤廃が早い段階で決定すればポジティブサプライズとなり得るが、現状ではその可能性は低いように見える。また、G7を週末に控える中、為替市場での円高進行なども翌週はリスク要因となってこよう。加えて、再翌週には日米金融政策決定会合の開催を控えており、これも来週の株式市場の方向感を乏しくさせよう。ともに大きな政策変更は想定されないが、米国ではトランプ大統領と連邦準備制度理事会(FRB)の軋轢が再度強まってこないか注視する必要もある。ちなみに、トランプ大統領はFRBに1.00%の利下げを要請したとも伝わっている。月末にかけては株主総会の集中日を迎える。企業側も株高をより意識するタイミングとみられ、実際に6月相場は、11月~4月相場と比べてパフォーマンスの悪い5月~10月相場の中にあって、相対的に堅調な株価推移となりやすい。特に近年では、株主還元の強化や再編の動きなどが増加傾向にあるため、ポジティブ材料の出現も期待しやすい局面であるといえよう。ファンドの大量保有が直近で明らかになっているような銘柄、親子上場の関係にある銘柄などへの思惑買いが強まりやすいだろう。また、9日にはアップルが年次世界開発者会議「WWDC25」を開催予定で、電子部品株などアップル関連銘柄の動意につながるかなども注目されるところだ。プライム市場と比較して足下で堅調な推移が目立つグロース市場だが、6月6日には前日比17ポイント安と4月9日以来の大幅下落となっている。米関税策や為替の影響が乏しい内需株のウェイトが高いという優位性が高い状況下、週前半には押し目買いの勢いの程度が計れることとなる。■為替市場見通し来週のドル・円は下げ渋りか。米トランプ政権の流動的な政策運営で不透明感が高まっており、日米関税協議に向けドル高・円安是正への思惑も根強い。しかしながら、米中貿易交渉への期待感は根強く、リスク回避的な米ドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。トランプ米大統領は鉄鋼・アルミニウムに対する追加関税について、現行の2倍にあたる50%に引き上げる方針を示し、適用された。政策方針の予測ができず、経済見通しの不透明感は消え去っていない。ただ、来週発表される5月消費者物価指数(CPI)が市場予想と一致、または上回った場合、米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げ再開について一層慎重となるため、ドル買い・円売りがやや強まるとみられる。一方、今週発表された5月ISM景況指数は製造業、サービス業とも低調な内容だった。5月消費者物価指数(CPI)でインフレ再加速の可能性が示された場合、物価高と成長率の鈍化に対する警戒感が再び高まり、リスク回避のドル売りにつながる可能性も残されている。■来週の注目スケジュール6月9日(月):GDP改定値(1-3月)、国際収支(経常収支)(4月)、景気ウォッチャー調査 現状判断(5月)、景気ウォッチャー調査 先行き判断(5月)、貸出動向 銀行計(5月)、米・卸売在庫(4月)、米・ニューヨーク連銀インフレ期待(5月)、中・消費者物価指数(5月)、中・生産者物価指数(5月)、中・貿易収支(5月)、中・資金調達総額(5月、15日までに)、中・マネーサプライ(5月、15日までに)、中・元建て新規貸出残高(5月、15日までに)、米・アップル年次世界開発者会議「WWDC25」(13日まで)など6月10日(火):工作機械受注(5月)、英・失業率(5月)、英・ILO失業率(2-4月)など6月11日(水):国内企業物価指数(5月)、今国会3回目の石破総理大臣と野党党首による党首討論、米・消費者物価コア指数(5月)、米・財政収支(5月)など6月12日(木):景況判断BSI大企業全産業(4-6月)、景況判断BSI大企業製造業(4-6月)、東京オフィス空室率(5月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、米・生産者物価コア指数(5月)、英・鉱工業生産指数(4月)、英・商品貿易収支(4月)など6月13日(金):鉱工業生産(4月)、設備稼働率(4月)、第3次産業活動指数(4月)、東京都議選2025告示(22日投開票)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)、欧・ユーロ圏貿易収支(4月)、欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(4月)、独・CPI(5月)など6月15日(日):主要7カ国首脳会議(G7サミット、17日まで)など <YU> 2025/06/07 18:10 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:関税政策や金融政策を見極めるべく様子見ムード強まる公算 *16:12JST 米国株式市場見通し:関税政策や金融政策を見極めるべく様子見ムード強まる公算 来週の米国株は、トランプ政権の関税政策及び連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を見極めたいとして、様子見ムードが強まっていく展開となりそうだ。関税政策に関しては、9日に開催予定の米中閣僚協議の行方が焦点となる。両国首脳の会見などで事態の打開に向けた進展を占うことになるが、レアアース輸出規制問題を背景に、関税率の相互引き下げに向けた流れは強まっている印象がある。この場合、米中半導体規制の緩和などにも期待が高まる可能性があり、半導体株の支援材料にもつながっていこう。17日~18日にかけては連邦公開市場員会(FOMC)が開催予定であり、11日や12日に発表予定のインフレ指標にも注目が向かう。関税政策実施によるインフレへの影響が依然不透明である中、今週末発表された雇用統計で平均時給が市場予想を上回っていること、消費者物価指数(CPI)コア指数は伸びの加速が予想されていることなどから、早期利下げには慎重な姿勢が取られる公算が大きいとみられる。この際、トランプ大統領とFRBの軋轢が再度強まっていかないか、FRBの中立性が損なわれないかなどの警戒感が再燃しやすく、来週はこうした警戒感なども意識されることになりそうだ。そのほか、トランプ政権の関税政策を巡って他国の反発が見られている中、財務省が実施する国債入札で外国資本の資産投資状況などを注視する必要性も高いとみる。経済指標は、9日に卸売在庫、米中通商協議再開、10日に3年債入札、11日に米・5月消費者物価指数、5月財政収支、10年債入札、12日に米・5月生産者物価指数、新規失業保険申請件数、30年債入札、13日に米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、などが予定されている。なお、15日から17日にかけてはカナダでG7サミットが開催され、FRBは連邦公開市場委員会(FOMC)を控えたブラックアウト期間入りとなる。企業決算は、10日にジェイ・エム・スマッカー、ゲームストップクラスA、デイブ&バスターズ・エンターテインメント、11日にジェイ・ジル、セールスポイント・テクノロジーズ、オラクル、12日にガンディ・テクノロジーズ、アドビ、RH、デッジクラスBなどが予定されている。 <FA> 2025/06/07 16:12 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:日米、米中関税交渉の進展を見極めるべく、上値の重い相場展開が継続の公算 *16:07JST 国内株式市場見通し:日米、米中関税交渉の進展を見極めるべく、上値の重い相場展開が継続の公算 ■貿易摩擦への懸念再燃で日経平均は上値の重い動きに今週の日経平均は週間で223.49円安(-0.59%)の37741.61円で取引を終了。米中対立への懸念が再燃したことで、上値追いへの手控えムードが強まった。25日移動平均線(25MA)が下支えとなる一方、38000円水準が上値抵抗ラインと捉える見方もより強まってきている。トランプ米大統領が、鉄鋼の輸入関税を25%から50%に引き上げると表明したほか、中国の関税合意違反を非難して厳しい措置を示唆したとも伝わり、週初から米国を中心とした世界的な貿易摩擦への懸念があらためて強まる展開となった。5月の米ISM製造業景気指数が市場予想を下回ったほか、ISM非製造業景気指数も好不調の境目となる50を下回るなど、米国景気の先行き懸念も上値の抑制要因となった。一方、エヌビディアをはじめ、米半導体関連株に対する見直しの動きが優勢になったことは、日本株の下支えにもつながった。なお、5月第5週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を6116億円買い越したほか、TOPIX先物を1000億円買い越したことなどから合計6516億円の買い越しとなった。一方、個人投資家は現物を3610億円売り越すなど合計で3340億円売り越し。事業法人は現物を2532億円買い越し、自己は現物を273億円買い越した。■米国の関税政策の行方を見守る相場展開が継続へ6日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は前日比443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは同231.51ポイント高の19529.95で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中終値比220円高の37990円で取引を終えた。注目された米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比13万9000人の増加と、市場予想を上回った。失業率は前月比横ばいの4.2%にとどまり、過度な景気減速への懸念が後退する形になっている。また、トランプ米大統領は、米中が9日にロンドンで通商問題を巡り協議すると明らかにしており、協議進展への期待が高まることにもつながっている。雇用統計を受けて為替市場でもドル高・円安反転の動きとなっている。米中協議に関しては、6月5日にトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の電話協議が行われ、両政府の閣僚級協議などが近く開催される見方はすでに強まっていた。交渉の進展にはなお予断を許さないであろう。また、日米貿易交渉に関しても、6月15日から17日に開催されるG7サミット(主要7カ国首脳会議)において、日米首脳会談が行われる可能性が高いとされている。引き続き、米国の関税政策の行方を見極めるべき相場展開が継続する公算が大きい。とりわけ、日本株にとっては、自動車関税の大幅縮小・撤廃が早い段階で決定すればポジティブサプライズとなり得るが、現状ではその可能性は低いように見える。また、G7を週末に控える中、為替市場での円高進行なども翌週はリスク要因となってこよう。加えて、再翌週には日米金融政策決定会合の開催を控えており、これも来週の株式市場の方向感を乏しくさせよう。ともに大きな政策変更は想定されないが、米国ではトランプ大統領と連邦準備制度理事会(FRB)の軋轢が再度強まってこないか注視する必要もある。ちなみに、トランプ大統領はFRBに1.00%の利下げを要請したとも伝わっている。■株主総会の接近を思惑視した物色などに注目も月末にかけては株主総会の集中日を迎える。企業側も株高をより意識するタイミングとみられ、実際に6月相場は、11月~4月相場と比べてパフォーマンスの悪い5月~10月相場の中にあって、相対的に堅調な株価推移となりやすい。特に近年では、株主還元の強化や再編の動きなどが増加傾向にあるため、ポジティブ材料の出現も期待しやすい局面であるといえよう。ファンドの大量保有が直近で明らかになっているような銘柄、親子上場の関係にある銘柄などへの思惑買いが強まりやすいだろう。また、9日にはアップルが年次世界開発者会議「WWDC25」を開催予定で、電子部品株などアップル関連銘柄の動意につながるかなども注目されるところだ。プライム市場と比較して足下で堅調な推移が目立つグロース市場だが、6月6日には前日比17ポイント安と4月9日以来の大幅下落となっている。米関税策や為替の影響が乏しい内需株のウェイトが高いという優位性が高い状況下、週前半には押し目買いの勢いの程度が計れることとなる。■11日に米消費者物価指数発表来週、国内では、9日に1-3月期GDP(2次速報値)、5月景気ウオッチャー調査、4月経常収支、10日に5月マネーストック、11日に5月国内企業物価指数、12日に4-6月期法人企業景気予測調査、5月都心オフィス空室率、13日に4月第三次産業活動指数、メジャーSQ算出などが予定されている。海外では、9日に中・5月生産者物価指数、5月消費者物価指数、5月貿易収支、10日に英・5月失業保険申請件数、11日に米・5月消費者物価指数、5月財政収支、12日に米・5月生産者物価指数、新規失業保険申請件数、13日に米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、欧・4月鉱工業生産、4月貿易収支などが予定されている。なお、15日から17日にかけては、カナダでG7サミットが開催される。 <FA> 2025/06/07 16:07 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:ispace<9348>の需給整理の進展を見極め *16:05JST 新興市場見通し:ispace<9348>の需給整理の進展を見極め ■週末にかけて上げ幅を縮めた今週の新興市場は小幅に上昇。同時期の騰落率は、日経平均が-0.58%だったのに対して、グロース市場指数は+0.18%、グロース市場250指数は+0.05%。日経平均は防衛関連や半導体関連株などがにぎわった一方で、一時為替市場でドル・円が1ドル=142円台と、ドル安円高が重荷となり自動車株が売られた。全体として方向感が定まらない中、中小型株への物色は継続。ただし、グロース、グロース250指数いずれも週半ばに年初来高値を更新した後は、週末にかけて上げ幅を縮めた。時価総額が大きい銘柄は一部銘柄が週末に急落した影響もあって、グロース市場コア指数は週間ベースで-0.62%だった。時価総額上位銘柄では、ispace<9348>がストップ安で4月半ば以来の水準に急落。6日未明に実施した月面着陸が失敗に終わり、失望売りが膨らんだ。この影響からSynspective<290A>やアストロスケールHD<186A>、Ridge-i<5572>など宇宙関連の一角に売りが波及した。フリー<4478>は、一部アナリストが好業績への期待を背景に目標株価を引き上げたことが材料視され、5日に2月半ば以来の年初来高値を更新したものの、6日は7%近く下落するなど、ispaceの急落が他の時価総額上位銘柄の利益確定に向かわせた面もあったとみられる。今週はIPOがなかった。4月22日にグロース市場に上場したデジタルグリッド<350A>への物色が継続しており、5日には8550円まで買われ上場来高値を更新。一方、4月24日に上場したLIFE CREATE<352A>は調整が続き、5日には1141円まで下落して上場来安値を更新した。■中小型株は神経質な動きか来週の新興市場は、ispaceの急落に伴う影響を見極めることになりそうだ。同社は6日、ストップ安の比例配分で終えており、需給整理が長引くようだと、他の時価総額上位銘柄への換金売りにつながる可能性があるだろう。東証グロース・コアETF<1563>は、週間で-2.47%となり、5月27日以来の水準に低下している。6日の米国市場は、米国と中国の貿易交渉が進展するとの期待が高まったほか、5月の米雇用統計が労働市場の底堅さを示す内容だったことで上昇した。そのため、主力大型株に資金がシフトしやすく、中小型株については神経質な動きになりそうである。売れるネット広告社G<9235>が6日に急騰した。子会社である売れる越境EC社の「TikTok Shop運営代行サービス」で、上場企業を含めた複数社のEC企業とすでに正式契約を締結済みであることを発表したことが材料視された。「TikTok Shop」とは、ライブ配信中に商品を紹介し、その場で購入へと誘導できる「LIVE Shopping」機能が利用可能であり、米国や東南アジア、EUなどでは既に提供されているが、日本においても2025年6月にリリースされる予定である。「TikTok Shop」向けサービスを展開する企業は今後増えてくると考えられるため、注目しておきたいテーマであろう。 <FA> 2025/06/07 16:05 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中銀は追加利下げに慎重姿勢 *13:28JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中銀は追加利下げに慎重姿勢 ■堅調推移、日英金利差縮小観測は後退今週のポンド・円は強含み。英国経済の悪化が警戒されているものの、日本銀行による追加利上げ観測は後退し、日英金利差のさらなる縮小を想定したポンド売り・円買いは後退した。原油先物の上昇もポンド・円相場に対する支援材料となった。取引レンジ:192円65銭-196円18銭。■底堅い値動きか、英中銀は追加利下げに慎重姿勢来週のポンド・円は底堅い値動きか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)を控え金融当局者から追加利下げに慎重な見解が聞かれ、ポンドは売りづらい状況が続く見通し。鉱工業生産など経済指標が改善すればポンド買いの支援材料となりそうだ。一方、日本の実質賃金は悪化し、早期追加利上げ観測の後退で円売りに振れやすい。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・12日:4月鉱工業生産(3月:前月比-0.7%)・12日:4月商品貿易収支(3月:-198.69億ポンド)予想レンジ:193円00銭-196円00銭 <FA> 2025/06/07 13:28 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:上げ渋りか、中国経済の先行き不安は解消されず *13:26JST 豪ドル週間見通し:上げ渋りか、中国経済の先行き不安は解消されず ■強含み、原油高や日本の長期金利低下を意識今週の豪ドル・円は堅調推移。米中貿易交渉への期待が広がったことや原油高を意識した豪ドル買い・円売りが優勢となった。日本銀行による追加利上げ観測は後退しており、日本の長期金利が低下したことも意識されたようだ。豪ドル・円は週末前に94円台前半まで反発した。取引レンジ:92円01銭-94円13銭。■上げ渋りか、中国経済の先行き不安は解消されず来週の豪ドル・円は上げ渋りか。国内経済の大幅な悪化に対する懸念は緩和されたが、米中貿易協議の一層の進展が保証されているわけではない。中国経済の先行きについての不安は解消されていないため、新たな豪ドル買い材料が提供されない場合、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:92円50銭-95円00銭 <FA> 2025/06/07 13:26 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECBの利下げサイクル終了の可能性高まる *13:25JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECBの利下げサイクル終了の可能性高まる ■強含み、ECBによる利下げ終了の思惑強まる今週のユーロ・ドルは強含み。欧州中央銀行(ECB)は6月5日開催の理事会で主要政策金利を0.25pt引き下げることを決めたが、声明で「インフレ率は現在、中期目標である2%付近にある」との認識を示した。さらに、ラガルドECB総裁は利下げ局面の終わりに差し掛かっているとの見解を示したことから、ユーロ・ドルは一時1.15ドルに接近する場面があった。取引レンジ:1.1341ドル-1.1495ドル。■下げ渋りか、ECB利下げ休止や米国経済の行方を材料視来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は7月以降、利下げを停止する可能性が高いことから、リスク回避のユーロ売りは限定的となりそうだ。米高関税政策を巡る米国経済の不確実性は消えていないこともユーロに対する目先的な支援材料となる。予想レンジ:1.1300ドル-1.1450ドル■強含み、日欧金利差縮小観測は後退今週のユーロ・円は強含み。欧州中央銀行(ECB)は6月5日開催の理事会で主要政策金利を0.25pt引き下げることを決めたが、同時に利下げ終了観測も広がった。日欧金利差縮小の思惑は一段と後退し、リスク選好的なユーロ買い・円売りが観測された。ユーロ・円は165円台前半まで買われる展開となった。取引レンジ:162円78銭-165円28銭。■下げ渋りか、ECBの利下げサイクル終了の可能性高まる来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)は追加利下げを決めたが、次回以降、金利据え置きとなる可能性が高い。このため、新たなユーロ売り・円買い材料が提供されない場合、ユーロ・円は163円近辺で下げ止まる可能性がある。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・13日:4月鉱工業生産(3月:+2.6%)予想レンジ:163円00銭-166円00銭 <FA> 2025/06/07 13:25 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、米中貿易交渉への期待感残る *13:24JST 為替週間見通し:ドルは下げ渋りか、米中貿易交渉への期待感残る 【今週の概況】■ドルは強含み、米中貿易交渉への期待で円買い弱まる今週の米ドル・円は強含み。米経済指標の悪化を受けて142円台前半まで米ドル安円高に振れる場面があったが、6月5日にトランプ米大統領と中国の習国家主席が通商問題についての電話会談が行われたことを受けてリスク回避の米ドル売り・円買いは縮小した。円安是正で日米が将来的に協議する可能性は消えていないものの、日本銀行による追加利上げ観測は後退したままであり、米ドル・円は次第に底堅い動きとなり、週後半にかけて145円台前半まで米ドル高・円安が進行した。6日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円09銭まで買われた。この日発表された5月米雇用統計で非農業部門雇用者数と平均時給の伸び率は市場予想を上回ったため、利下げ再開時期は9月以降になるとの見方が強まり、長期金利上昇に伴う米ドル買い・円売りが優勢となった。米ドル・円は144円86銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:142円38銭-145円09銭。【来週の見通し】■ドルは下げ渋りか、米中貿易交渉への期待感残る来週のドル・円は下げ渋りか。米トランプ政権の流動的な政策運営で不透明感が深まっており、日米関税協議に向けドル高・円安是正への思惑も根強い。しかしながら、米中貿易交渉への期待感は根強く、リスク回避的な米ドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。トランプ米大統領は鉄鋼・アルミニウムに対する追加関税について、現行の2倍にあたる50%に引き上げる方針を示し、適用された。政策方針の予測ができず、経済見通しの不透明感は消え去っていない。ただ、来週発表される5月消費者物価指数(CPI)が市場予想と一致、または上回った場合、米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げ再開について一層慎重となるため、ドル買い・円売りがやや強まるとみられる。一方、今週発表された5月ISM景況指数は製造業、サービス業とも低調な内容だった。5月消費者物価指数(CPI)でインフレ再加速の可能性が示された場合、物価高と成長率の鈍化に対する警戒感が再び高まり、リスク回避のドル売りにつながる可能性は残されている。【米・5月消費者物価コア指数(CPI)】(11日発表予定)6月11日発表の5月米消費者物価コア指数(CPI)は前年比+2.9%とインフレ再加速が予想される。市場予想と一致してもインフレ持続が意識され、ドル買いが入りやすい展開に。【米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数】(13日発表予定)6月13日発表の米6月ミシガン大学消費者信頼感指数で個人消費の減退が示された場合、4-6月期国内総生産(GDP)の2期連続マイナスが警戒され、ドル売り要因となる可能性がある。予想レンジ:142円50銭-146円50銭 <FA> 2025/06/07 13:24 注目トピックス 市況・概況 6日の米国市場ダイジェスト:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感 *07:12JST 6日の米国市場ダイジェスト:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感 ■NY株式:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感米国株式市場は反発。ダウ平均は443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは231.50ポイント高の19529.95で取引を終了した。雇用統計で雇用の伸びが減速も予想を上回ったため景気への悲観的見方が後退し、寄り付き後、大幅高。昨日下げたテスラの反発やトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表すると、投資家心理改善で続伸した。終日堅調に推移し終了。セクター別では自動車・自動車部品やメディア・娯楽が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。携帯端末のアップル(AAPL)は来週開催する新製品発表イベント、年次開発者会議「WWDC25」を控え、期待感に上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は自動運転、ロボタクシー開始期待に買われた。テクノロジ―会社のアップラビン(APP)や株式取引アプリを運営するロビンフッド・マーケッツ(HOOD)は、S&P500種株価指数の構成銘柄入れ替えで新たに採用される銘柄の最有力候補とのアナリストの見解にそれぞれ買われた。ステーブルコイン発行企業、米サークル・インターネット・グループステーブルコインのサークル(CRCL)は上場後、キャシー・ウッド氏運営のアークインベストメントなどが買いをさらに進め、続伸。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は関税などによるマクロ経済を巡る不透明性を理由に通期の見通しを下方修正し、売られた。トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)に1%の利下げを要請した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米雇用統計で雇用や賃金の伸びが予想上回る、早期利下げ観測後退でドル買い強まる6日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円06銭から145円09銭まで上昇し、144円86銭で引けた。米雇用統計で雇用者数が前月から伸び鈍化も予想を上回ったほか、賃金の伸びも予想を上回ったため早期の利下げ観測後退で、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.1431ドルから1.1372ドルまで下落し、1.1393ドルで引けた。ユーロ・円は164円58銭から165円29銭まで上昇した。来週の米中代表協議を控え、貿易摩擦緩和期待にリスク選好の動きが優勢となった。ポンド・ドルは1.3563ドルから1.3508ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8210フランから0.8248フランのレンジで上下に振れた。■NY原油:続伸、米雇用統計を好感した買いが入るNYMEX原油7月限終値:64.58 ↑1.216日のNY原油先物7月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.21ドル(+1.91%)の64.58ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.82ドル-64.80ドル。予想を上回る米雇用統計を受けて需要減少の思惑は後退し、米国市場の中盤にかけて64.80ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では主に64ドル台後半で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  44.97ドル   +0.59ドル(+1.32%)モルガン・スタンレー(MS) 131.82ドル  +1.20ドル(+0.91%)ゴールドマン・サックス(GS)614.00ドル  +8.12ドル(+1.34%)インテル(INTC)        20.06ドル   +0.07ドル(+0.35%)アップル(AAPL)        203.92ドル  +3.29ドル(+1.63%)アルファベット(GOOG)    174.92ドル  +5.11ドル(+3.00%)メタ(META)           697.71ドル  +13.09ドル(+1.91%)キャタピラー(CAT)      353.35ドル  +4.39ドル(+1.25%)アルコア(AA)         28.01ドル   +0.14ドル(+0.50%)ウォルマート(WMT)      97.47ドル   -0.49ドル(-0.50%) <ST> 2025/06/07 07:12 注目トピックス 市況・概況 NY原油:続伸、米雇用統計を好感した買いが入る *06:46JST NY原油:続伸、米雇用統計を好感した買いが入る NYMEX原油7月限終値:64.58 ↑1.216日のNY原油先物7月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.21ドル(+1.91%)の64.58ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは62.82ドル-64.80ドル。予想を上回る米雇用統計を受けて需要減少の思惑は後退し、米国市場の中盤にかけて64.80ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では主に64ドル台後半で推移した。 <MK> 2025/06/07 06:46 注目トピックス 市況・概況 NY金:続落、米長期金利の上昇を意識した売りが入る *06:42JST NY金:続落、米長期金利の上昇を意識した売りが入る COMEX金8月限終値:3346.60 ↓28.506日のNY金先物8月限は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前営業日比-28.50ドル(-0.84%)の3346.60ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは3329.00-3398.30ドル。米長期金利の上昇を意識した売りが入った。 <MK> 2025/06/07 06:42 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は続落、5月米雇用統計は予想をやや上回る *06:41JST NY債券:米長期債相場は続落、5月米雇用統計は予想をやや上回る 6日の米国長期債相場は続落。米労働省がこの日発表した5月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+13.9万人で増加幅は市場予想をやや上回った。失業率は4.2%で横ばいだった。雇用情勢は特に悪化していないこと、米中貿易協議の進展が期待されていることから、安全逃避の債券買いは縮小。米国の利下げ再開は9月以降となる可能性が一段と高まった。CMEのFedWatchツールによると、9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は61%程度。10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は80%程度。10年債利回りは4.391%近辺で取引を開始し、一時4.372%近辺まで低下したが、米雇用統計発表後に上昇。米国市場の終盤にかけて4.512%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.506%近辺で推移。イールドカーブは若干のフラットニング気配。2年-10年は47.3bp近辺、2-30年は93.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.04%(前日比:+12bp)、10年債利回りは4.51(前日比+12bp)、30年債利回りは、4.97%(前日比:+9bp)で取引を終えた。 <MK> 2025/06/07 06:41 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米雇用統計で雇用や賃金の伸びが予想上回る、早期利下げ観測後退でドル買い強まる *06:28JST NY為替:米雇用統計で雇用や賃金の伸びが予想上回る、早期利下げ観測後退でドル買い強まる 6日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円06銭から145円09銭まで上昇し、144円86銭で引けた。米雇用統計で雇用者数が前月から伸び鈍化も予想を上回ったほか、賃金の伸びも予想を上回ったため早期の利下げ観測後退で、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.1431ドルから1.1372ドルまで下落し、1.1393ドルで引けた。ユーロ・円は164円58銭から165円29銭まで上昇した。来週の米中代表協議を控え、貿易摩擦緩和期待にリスク選好の動きが優勢となった。ポンド・ドルは1.3563ドルから1.3508ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8210フランから0.8248フランのレンジで上下に振れた。 <MK> 2025/06/07 06:28 注目トピックス 市況・概況 NY株式:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感 *05:57JST NY株式:NYダウは443ドル高、雇用統計を好感 米国株式市場は反発。ダウ平均は443.13ドル高の42762.87ドル、ナスダックは231.50ポイント高の19529.95で取引を終了した。雇用統計で雇用の伸びが減速も予想を上回ったため景気への悲観的見方が後退し、寄り付き後、大幅高。昨日下げたテスラの反発やトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表すると、投資家心理改善で続伸した。終日堅調に推移し終了。セクター別では自動車・自動車部品やメディア・娯楽が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。携帯端末のアップル(AAPL)は来週開催する新製品発表イベント、年次開発者会議「WWDC25」を控え、期待感に上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は自動運転、ロボタクシー開始期待に買われた。テクノロジ―会社のアップラビン(APP)や株式取引アプリを運営するロビンフッド・マーケッツ(HOOD)は、S&P500種株価指数の構成銘柄入れ替えで新たに採用される銘柄の最有力候補とのアナリストの見解にそれぞれ買われた。ステーブルコイン発行企業、米サークル・インターネット・グループステーブルコインのサークル(CRCL)は上場後、キャシー・ウッド氏運営のアークインベストメントなどが買いをさらに進め、続伸。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)は関税などによるマクロ経済を巡る不透明性を理由に通期の見通しを下方修正し、売られた。トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)に1%の利下げを要請した。(Horiko Capital Management LLC) <ST> 2025/06/07 05:57

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