注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):菱瓦斯化、コーセー、アイスタイルなど
*11:40JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):菱瓦斯化、コーセー、アイスタイルなど
ブラザー<6448>:2960円(+314.5円)大幅続伸。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は387億円で前年同期比0.5%増となり、第1四半期の同26.8%減からは急回復。通期予想も従来の730億円から820億円、前期比17.3%増に上方修正している。対ドルや対ユーロでの為替レートの前提を変更したことに伴うものだが、想定以上の収益回復をポジティブに評価の動きが先行。なお、ドイツのKonrad Busche社から自動車部品向け部門の事業を譲受したことも発表。アイスタイル<3660>:510円(+62円)大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は10.4億円で前年同期比36.4%増となり、据え置きの通期予想38億円、前期比20.1%増に対する進捗率は27%超の水準となっている。会社計画も上回る着地となったようだ。リテール事業がトップラインを牽引したほか、シナジー効果でマーケティング支援事業の成長も加速。香港旗艦店のオープン前費用を吸収する形となったもよう。コーセー<4922>:5078円(-978円)大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は22.6億円で前年同期比55.5%減となり、55億円程度の市場予想を大きく下振れている。第3四半期累計営業利益は136億円で同27.8%減となっており、据え置きの通期予想200億円、前期比15.2%増の達成ハードルが高まったとの見方に。会社側では経費削減効果などによって、利益目標の達成は可能としているようだ。菱瓦斯化<4182>:2457円(-500円)ストップ安。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は142億円で前年同期比21.4%減となり、135億円程度の市場予想は上回った。ただ、502億円の減損損失を計上したため、純損益は赤字に転落している。また、通期営業利益予想は従来の460億円から440億円、前年同期比13.5%減に下方修正。主要製品の市況低迷を背景としている。通期コンセンサスは従来会社計画を上回る480億円程度であったため、ネガティブ反応が優勢。フォーラムエンジニア<7088>:1590円 カ -ストップ高買い気配。米投資ファンドのKKRが完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表している。同社ではTOBに賛同するとともに、株主に応募を推奨している。TOB価格は1710円で、前日終値に対して33%のプレミアムとなっており、同TOB価格へのサヤ寄せを目指す動きが先行。TOB期間は11月11日から12月23日までとされている。ホープ<6195>:209円(+14円)急騰。26年3月期第2四半期業績予想の上方修正を発表した。売上高は、各事業(特に、広告事業、ジチタイワークス事業、企業版ふるさと納税支援事業)の受注が順調に推移し、前回予想値を0.99億円上回る見込みとなった。営業利益及び経常利益は、売上高の要因に加え、一部のコスト削減や期中の投資的費用の計画変更による投資抑制・時期ズレ等により、前回予想値を大きく上回り一転黒字の着地となる見込みとしている。なお、通期予想については修正の必要が認められた場合には、速やかに発表するとしている。シーユーシー<9158>:979円(-21円)反落、年初来安値更新。10日の取引終了後に、26年3月期第2四半期の業績を発表し、これを嫌気した売りに押されている。売上収益は262.91億円(前年同期比21.7%増)と増収も、営業利益は17.11億円(同43.9%減)と減益だった。また、前連結会計年度に発生した米国子会社への貸付の回収に係る為替差益が3.60億円剥落したこと等により、税引前中間利益は13.97億円(同56.1%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益は6.12億円(同69.5%減)となった。アイリッジ<3917>:462円(-44円)急落。10日の取引終了後に、26年3月期第2四半期の業績を発表し、これを嫌気した売りが優勢となっている。売上高31.87億円(前年同期比3.9%増)と増収も、経常損失1.13億円(前年同期は経常利益0.64億円)と一転赤字に転落した。アプリビジネス事業でスマートフォンアプリの開発体制の強化に伴い原価が増加したことに加え、EX-DX領域におけるソフトウエア償却費等が増加した。フィンテック事業では、ソフトウエア償却費や組織体制の拡充に伴い人件費が増加した。
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2025/11/11 11:40
注目トピックス 市況・概況
東京為替:リスク選好的な円売り優勢の展開
*11:36JST 東京為替:リスク選好的な円売り優勢の展開
11日午前の東京市場でドル・円は154円30銭台で推移。154円02銭から154円49銭まで値上り。米政府機関の週内再開への期待でリスク選好的な米ドル買い・円売りが観測されている。ユーロ・円は177円98銭から178円40銭まで反発。ユーロ・ドルは1.1560ドルから1.1547ドルまで値下がり。
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2025/11/11 11:36
注目トピックス 市況・概況
東京為替:リスク選好的な米ドル買い・円売りは継続
*11:02JST 東京為替:リスク選好的な米ドル買い・円売りは継続
11日午前の東京市場でドル・円は154円30銭台で推移。154円02銭から154円49銭まで値上り。米政府機関の週内再開への期待でリスク選好的な米ドル買い・円売りが観測されている。ユーロ・円は177円98銭から178円39銭まで反発。ユーロ・ドルは1.1560ドルから1.1547ドルまで値下がり。
<MK>
2025/11/11 11:02
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:ディーエヌエーやアイスタイルに注目
*09:37JST 個別銘柄戦略:ディーエヌエーやアイスタイルに注目
昨日10日の米株式市場でNYダウは381.53ドル高の47,368.63ドル、ナスダック総合指数は522.64pt高の23,527.18pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比225円高の51,275円。為替は1ドル=154.10-20円。今日の東京市場では、第1四半期営業利益が36.4%増となったアイスタイル<3660>、上期営業利益が前年同期比4.5倍となったディーエヌエー<2432>、上期営業利益が前年同期比2.2倍となったレノバ<9519>、上期営業利益が0.5%増と第1四半期の26.8%減から増益に転じたブラザー<6448>、上期決営業利益が第1四半期の減益から増益に転じた武蔵精密<7220>、上期営業利益が16.6%増で1対3の株式分割と新社名記念株主優待制度の導入も発表したマルハニチロ<1333>、上期経常利益が31.0%増と第1四半期の18.1%減から増益に転じ配当予想を上方修正した西日本FH<7189>、26年3月期売上高予想は下方修正だが利益予想を上方修正した大阪チタ<5726>、26年3月期売上高予想は下方修正だが損益予想を上方修正し発行済株式数の9.50%上限の自社株買いも発表したフジHD<4676>などが物色されそうだ。一方、上期営業利益が99.0%減となった科研薬<4521>、通期予想の営業利益155億円に対し上期営業利益が0.12億円にとどまったミラースHD<8897>、通期予想の営業利益に対する上期進捗率が33.4%にとどまった広済堂HD<7868>、第3四半期累計の営業利益が27.8%減と上期の17.7T減から減益率が拡大したコーセー<4922>、25年12月期業績予想を下方修正した資生堂<4911>、26年3月期業績予想を下方修正した菱瓦斯化<4182>、26年3月期業績予想を下方修正した関電化<4047>などは軟調な展開が想定される。
<CS>
2025/11/11 09:37
注目トピックス 市況・概況
日経平均は416円高、寄り後はもみ合い
*09:13JST 日経平均は416円高、寄り後はもみ合い
日経平均は416円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.27%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.02%上昇と、ダウ平均(0.81%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、国内主要企業の4-9月期決算発表が続いており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、昨日の日経平均が600円を超す上げとなったことから短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、主要企業の決算発表に関心が向く中、今日は取引終了後にソフトバンクG<9984>が4-9月期決算を発表することから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあるが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は4兆4833億円の黒字。前年同月に比べ2兆9458億円黒字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2兆4433億円の黒字だった。寄り後、日経平均はもみ合い後なっている。
<SK>
2025/11/11 09:13
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~AI関連株への成長期待が再燃~
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~AI関連株への成長期待が再燃~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■AI関連株への成長期待が再燃■三菱地所、2Q営業利益 7.7%増 1075億円■前場の注目材料:大日本印刷、ICカード再資源化、金属部分を効率除去■AI関連株への成長期待が再燃11日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後もリバウンド基調が強まりやすい相場展開になろう。10日の米国市場はNYダウが381ドル高、ナスダックは522ポイント高だった。米政府機関の閉鎖終了が近づいたとの期待から買いが先行した。ジョンソン下院議長が速やかな採決を呼びかけ期待感が高まった。さらに、エヌビディアが大幅高となり、AI関連株への成長期待が再燃する形となり、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の51275円、円相場は1ドル=154円00銭台で推移している。日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時50740円まで売られる場面もみられたが、終盤にかけての切り返しで一時51300円まで買われ、51260円とボリンジャーバンドの+1σを上回って終えた。昨日の日経平均株価は635円高で+1σ(50888円)を捉えてきており、同バンドを明確に上抜けてくることが見込まれる。エヌビディアの大幅高が支援材料となり、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>がリバウンドをみせてくると見込まれ、半導体・AI関連株への物色が日経平均株価を押し上げる展開が期待される。本日はソフトバンクG<9984>の決算が控えている。指数インパクトが大きい値がさ株のため、決算内容を見極めたいとする様子見姿勢が強まる可能性はありそうだ。一方で、同社は直近の大幅な調整によって25日線を割り込み、-1σ水準まで下げてきたことで、決算を前に買い戻しを誘う可能性もある。リバウンドを強めてくるようだと、先物市場においてもロングを強めてくると考えられ、これがインデックスに絡んだ買いに向かわせて相場全体を押し上げてくる展開も意識しておきたい。もっとも、買い一巡後はこう着感が強まる可能性もあるため、決算を手掛かりにした個別での値幅取り狙いが中心になりやすい。なお、昨夕に決算を発表したところでは、構造計画HD<208A>、網屋<4258>、yutori<5892>、サンテック<1960>、大阪チタ<5726>、ホープ<6195>、ストライダーズ<9816>、日東工<6651>、フォーラムエンジニア<7088>、フォスター電<6794>、イーグル工<6486>、ニプロ<8086>、Iスペース<2122>などが注目されよう。■三菱地所、2Q営業利益 7.7%増 1075億円三菱地所<8802>が発表した2026年3月期第2四半期の連結業績は、営業収益が前年同期比15.9%増の7432億400万円、営業利益は同7.7%増の1075億9000万円だった。営業利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同期を上回り、通期業績見通し達成に向けて順調に進捗。 キャピタルゲインの計上は下期を中心に予定しており、想定どおりの進捗。通期業績見通しに変更無し。■前場の注目材料・日経平均株価は上昇(50911.76、+635.39)・NYダウは上昇(47368.63、+381.53)・ナスダック総合指数は上昇(23527.18、+522.64)・SOX指数は上昇(7156.95、+209.59)・シカゴ日経225先物は上昇(51275、+225)・VIX指数は低下(17.60、-1.48)・為替相場は円安・ドル高(154.00-10)・米原油先物相場は上昇(60.13、+0.38)・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策・活発な自社株買い・東証による企業価値向上の要請・大日本印刷<7912>ICカード再資源化、金属部分を効率除去・古河電工<5801>DC水冷機器、生産増強で追加投資・シャープ<6753>AIDC向けサーバー、27年めど事業化・住友商事<8053>油井管でオマーンに合弁、再生エネ供給網を視野・日本製鉄<5401>住友商事と、英シェルと契約更改、10年間油井管供給・トヨタ自<7203>水素エンジン搭載ラリーカーを国内初披露、1600cc直列3気筒・SUBARU<7270>EV戦略見直し、内燃機関・HV投資厚く・日本触媒<4114>三菱重工とアンモニア分解技術開発、水素供給向け実証・IHI<7013>スペースデータと、衛星コンステで協業・コニカミノルタ<4902>再生樹脂を低コスト化、マレーシア社に技術・旭化成<3407>超イオン伝導性電解液技術を独社に供与・東ソー<4042>クロロプレンゴム増産、山口工場を改良・花王<4452>極細繊維シートを量産、手・かかとケア製品化・阪急阪神HD<9042>阪急阪神エクスプレス、インド西部に新事務所、半導体・車貨物狙う・エーザイ<4523>抗がん剤後発薬特許侵害で米トレントと和解☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 9月経常収支(8月:+3兆7758億円)<海外>・特になし
<ST>
2025/11/11 08:44
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物見通し:買い優勢の展開か
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:買い優勢の展開か
本日の東証グロース市場250指数先物は、買い優勢の展開を予想する。前日10日のダウ平均は381.53ドル高の47368.63ドル、ナスダックは522.64pt高の23527.18ptで取引を終了した。政府機関閉鎖終了が近づいたとの期待に寄り付き後、上昇。ジョンソン下院議長が速やかな採決を呼びかけ期待感が高まり、さらに、半導体のエヌビディア(NVDA)などハイテクの回復が相場を押し上げ、終日堅調に推移した。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了。上昇した米株市場同様、本日の東証グロース市場250指数先物は買い優勢の展開を予想する。米株やプライム市場と比べ、相関性低下というより取り残されている感の強い新興市場だが、5日安値683ptを下回らずに切り返しており、短期的な底打ち感は高まっている。5日移動平均線や日足一目均衡表の転換線を上回ってきており、トレンド転換も意識されやすい形と言えそうだ。ボリンジャーバンドのプラス1シグマを上限、ミドルラインを下限とした「バンドウォーク」をイメージしたい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比4pt高の714ptで終えている。上値のメドは725pt、下値のメドは705ptとする。
<SK>
2025/11/11 08:05
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想
*07:59JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行、高市氏の自民総裁就任を受けて178円23銭(2025/10/27)まで一段高となった。欧州中央銀行(ECB)の金融政策の方向性は明示されていない。一方、日本銀行は追加利上げに引き続き慎重であるため、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いと予想される。【ユーロ売り要因】・欧州の政治不安・米政府機関の早期再開期待・ウクライナ戦争の継続【ユーロ買い要因】・日欧金利差の維持・ウクライナ戦争の終結期待・米政府機関の一部閉鎖
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2025/11/11 07:59
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:米政府機関の週内再開への期待で円買い抑制も
*07:54JST 今日の為替市場ポイント:米政府機関の週内再開への期待で円買い抑制も
10日の米ドル・円は、東京市場では153円45銭まで売られた後、154円15銭まで反発。欧米市場では154円25銭まで買われた後、153円89銭まで売られたが、154円12銭で取引終了。本日11日の米ドル・円は主に154円を挟んだ水準で推移か。米政府機関の週内再開への期待でリスク回避の円買いは抑制される見込み。報道によると、米ホワイトハウスは米政府閉鎖を終結させる超党派の合意を支持する立場を示した。米議会上院は11月9日夜、連邦政府の閉鎖解除に向けた法案成立に向けた表決を実施し、可決した。共和党のスーン上院院内総務は同日にトランプ氏と合意内容について協議したと述べ、「議会が法案を可決し次第、大統領が署名する」との見方を示した。議会上院では10日に民主党の一部との合意内容の審議が再開されたようだ。最終可決に向けた採決の日程はまだ決まっていないが、関係者の見方を総合すると政府機関の再開は週末頃となる見通し。
<CS>
2025/11/11 07:54
注目トピックス 市況・概況
10日の米国市場ダイジェスト:NYダウは381ドル高、ハイテクの回復を好感
*07:51JST 10日の米国市場ダイジェスト:NYダウは381ドル高、ハイテクの回復を好感
■NY株式:NYダウは381ドル高、ハイテクの回復を好感米国株式市場は上昇。ダウ平均は381.53ドル高の47368.63ドル、ナスダックは522.64ポイント高の23527.18で取引を終了した。政府機関閉鎖終了が近づいたとの期待に寄り付き後、上昇。ジョンソン下院議長が速やかな採決を呼びかけ期待感が高まり、さらに、半導体のエヌビディア(NVDA)などハイテクの回復が相場を押し上げ、終日堅調に推移した。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了。セクター別では半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。半導体のエヌビディア(NVDA)は人工知能(AI)需要期待が根強く、上昇。統合レアアース生産企業のMPマテリアルズ(MP)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。製薬会社のイーライ・リリー(LLY)はAI生成リサーチ開始を発表し、上昇。レストランチェーン運営のパパ・ジョンズ・インターナショナル(PZZA)は投資会社による同社に対する現金買収で合意に近いと報じられ、上昇した。航空会社のデルタ(DAL)やアメリカン(AAL)は政府機関閉鎖に加え悪天候による運航停止で収益減が警戒され、それぞれ下落した。AI特化型GPUクラウドインフラのコアウィーブ(CRWV)は取引終了後に四半期決算を発表。内容を受け時間外取り引きで売り買いが交錯している。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米政府機関の閉鎖終了への期待でリスクオン10日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円15銭から153円89銭まで下落し、154円12銭で引けた。米政府機関の閉鎖終了期待が強まり、リスク選好の動きやドル買いが優勢となった。同時に、日銀公表の10月会合の主な意見を受け、12月の利上げ観測が強まり、円売り、円買いが交錯した。ユーロ・ドルは1.1578ドルへ上昇後、1.1541ドルまで下落し、1.1559ドルで引けた。ユーロ・円は178円40銭から177円74銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3191ドルまで上昇後、1.3146ドルまで下落。ドル・スイスは0.8067フランへ上昇後、0.8044フランまで下落した。スイスは米国と関税率15%で合意に近いとの関係筋の話が報じられた。■NY原油:強含みで60.13ドル、59ドル台半ばで押し目買いが入るNY原油先物12月限は強含み(NYMEX原油12月限終値:60.13 ↑0.38)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.38ドル(+0.64%)の60.13ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.41-60.48ドル。ロンドン市場で60.48まで買われた後、米国市場の後半にかけて59.41ドルまで売られたが、押し目買いが入ったことで反転。通常取引終了後の時間外取引で60.20ドルまで戻した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 53.42ドル +0.22ドル(+0.41%)モルガン・スタンレー(MS) 165.05ドル +2.69ドル(+1.65%)ゴールドマン・サックス(GS)797.20ドル +10.86ドル(+1.38%)インテル(INTC) 38.45ドル +0.32ドル(+0.83%)アップル(AAPL) 269.43ドル +0.96ドル(+0.35%)アルファベット(GOOG) 290.59ドル +10.89ドル(+3.89%)メタ(META) 631.76ドル +10.05ドル(+1.61%)キャタピラー(CAT) 570.85ドル +7.75ドル(+1.37%)アルコア(AA) 38.79ドル +1.47ドル(+3.93%)ウォルマート(WMT) 102.42ドル -0.17ドル(-0.16%)
<ST>
2025/11/11 07:51
注目トピックス 市況・概況
NY原油:強含みで60.13ドル、59ドル台半ばで押し目買いが入る
*07:38JST NY原油:強含みで60.13ドル、59ドル台半ばで押し目買いが入る
NY原油先物12月限は強含み(NYMEX原油12月限終値:60.13 ↑0.38)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.38ドル(+0.64%)の60.13ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.41-60.48ドル。ロンドン市場で60.48まで買われた後、米国市場の後半にかけて59.41ドルまで売られたが、押し目買いが入ったことで反転。通常取引終了後の時間外取引で60.20ドルまで戻した。
<CS>
2025/11/11 07:38
注目トピックス 市況・概況
NY金:大幅高で4122.00ドル、米12月利下げを想定した買いが入る
*07:34JST NY金:大幅高で4122.00ドル、米12月利下げを想定した買いが入る
NY金先物12月限はやや強含み(COMEX金12月限終値:4122.00 ↑112.20)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+112.20ドル(+2.80%)の4122.00ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは4004.20-4123.90ドル。アジア市場の序盤で4004.20ドルまで売られたが、その後はじり高となり、米国市場の後半にかけて4123.90ドルまで一段高となった。12月の米追加利下げを想定した買いが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に4120ドルを挟んだ水準で推移。
<CS>
2025/11/11 07:34
注目トピックス 市況・概況
NY為替:米政府機関の閉鎖終了への期待でリスクオン
*07:24JST NY為替:米政府機関の閉鎖終了への期待でリスクオン
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円15銭から153円89銭まで下落し、154円12銭で引けた。米政府機関の閉鎖終了期待が強まり、リスク選好の動きやドル買いが優勢となった。同時に、日銀公表の10月会合の主な意見を受け、12月の利上げ観測が強まり、円売り、円買いが交錯した。ユーロ・ドルは1.1578ドルへ上昇後、1.1541ドルまで下落し、1.1559ドルで引けた。ユーロ・円は178円40銭から177円74銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3191ドルまで上昇後、1.3146ドルまで下落。ドル・スイスは0.8067フランへ上昇後、0.8044フランまで下落した。スイスは米国と関税率15%で合意に近いとの関係筋の話が報じられた。
<MK>
2025/11/11 07:24
注目トピックス 市況・概況
NY株式:NYダウは381ドル高、ハイテクの回復を好感
*06:51JST NY株式:NYダウは381ドル高、ハイテクの回復を好感
米国株式市場は上昇。ダウ平均は381.53ドル高の47368.63ドル、ナスダックは522.64ポイント高の23527.18で取引を終了した。政府機関閉鎖終了が近づいたとの期待に寄り付き後、上昇。ジョンソン下院議長が速やかな採決を呼びかけ期待感が高まり、さらに、半導体のエヌビディア(NVDA)などハイテクの回復が相場を押し上げ、終日堅調に推移した。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、終了。セクター別では半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落した。半導体のエヌビディア(NVDA)は人工知能(AI)需要期待が根強く、上昇。統合レアアース生産企業のMPマテリアルズ(MP)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。製薬会社のイーライ・リリー(LLY)はAI生成リサーチ開始を発表し、上昇。レストランチェーン運営のパパ・ジョンズ・インターナショナル(PZZA)は投資会社による同社に対する現金買収で合意に近いと報じられ、上昇した。航空会社のデルタ(DAL)やアメリカン(AAL)は政府機関閉鎖に加え悪天候による運航停止で収益減が警戒され、それぞれ下落した。AI特化型GPUクラウドインフラのコアウィーブ(CRWV)は取引終了後に四半期決算を発表。内容を受け時間外取り引きで売り買いが交錯している。(Horiko Capital Management LLC)
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2025/11/11 06:51
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:国際収支(経常収支)、英失業率、独ZEW期待指数など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:国際収支(経常収支)、英失業率、独ZEW期待指数など
<国内>08:50 銀行貸出動向(含信金前年比)(10月) 3.8%08:50 貸出動向 銀行計(10月) 4.2%08:50 国際収支(経常収支)(9月) 2兆4784億円 3兆7758億円14:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(10月) 47.5 47.114:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(10月) 48.5<海外>16:00 英・失業率(10月) 4.4%16:00 英・ILO失業率(7-9月) 5.0% 4.8%17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(先週) 0.52%19:00 独・ZEW期待指数(11月) 42.0 39.320:00 ブ・ブラジル中央銀行金融政策委員会(COPOM)議事録公表21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA)(10月) 5.17%イラク・議会選挙中・「独身の日」注:数値は市場コンセンサス、前回数値
<CS>
2025/11/11 06:30
注目トピックス 市況・概況
11月10日のNY為替概況
*04:56JST 11月10日のNY為替概況
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円15銭から153円89銭まで下落し、引けた。米政府機関の閉鎖終了期待が強まり、リスク選好の動きやドル買いが優勢となった。同時に、日銀公表の10月会合の主な意見を受け、12月の利上げ観測が強まり、円売り、円買いが交錯した。ユーロ・ドルは1.1578ドルへ上昇後、1.1541ドルまで下落し、引けた。ユーロ・円は178円40銭から177円74銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3191ドルまで上昇後、1.3146ドルまで下落。ドル・スイスは0.8067フランへ上昇後、0.8044フランまで下落した。スイスは米国と関税率15%で合意に近いとの関係筋の話が報じられた。[経済指標]・特になし
<KY>
2025/11/11 04:56
注目トピックス 市況・概況
[通貨オプション]R/R、円コールスプレッド縮小
*04:36JST [通貨オプション]R/R、円コールスプレッド縮小
ドル・円オプション市場はまちまち。週初で短中期物のオプション買い戻しが優勢となった。1年物ではオプション売りが続いた。リスクリバーサルで円コールスプレッドが縮小。ドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いが後退した。■変動率・1カ月物8.09%⇒8.11%(08年=31.044%)・3カ月物8.67%⇒8.69%(08年=31.044%)・6カ月物9.03%⇒9.03%(08年=23.92%)・1年物9.26%⇒9.25%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+1.08%⇒+0.91%(08年10/27=+10.63%)・3カ月物+0.98%⇒+0.90%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.80%⇒+0.77%(08年10/27=+10.70%)・1年物+0.57%⇒+0.53%(08年10/27=+10.71%)
<KY>
2025/11/11 04:36
注目トピックス 市況・概況
NY外為:ドル・円153円台後半、ドル売りに転じる、米3年債入札は好調
*03:24JST NY外為:ドル・円153円台後半、ドル売りに転じる、米3年債入札は好調
米財務省は580億ドル規模の3年債入札を実施した。結果で最高落札利回りは3.579%となった。テイルはマイナス1ベーシスポイント(bps)。過去6回入札平均は0。応札倍率は2.85倍と過去6回入札平均の2.58倍を上回り需要は強かった。外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は63%。過去6回入札平均の62.4%を上回った。良好な入札結果を受け、米国債相場は下げ止まり。10年債利回りは4.11%から4.1%へ低下。ドルは売りに転じ、ドル・円は153円95銭で推移した。
<KY>
2025/11/11 03:24
注目トピックス 市況・概況
NY外為:BTC続伸、リスク資産に資金戻る、米政府機関再開期待
*03:02JST NY外為:BTC続伸、リスク資産に資金戻る、米政府機関再開期待
暗号通貨のビットコイン(BTC)は続伸し、10.7万ドル手前まで上昇した。米議会上院が連邦政府機関閉鎖を終了させるための法案を前進させる手続き上の措置を可決。政府機関再開への期待が強まり、リスク資産に投資資金が戻ったと見られる。ただ、依然、重要な節目である200日移動平均水準の11万ドルを下回っているため、上値も限定的となる可能性がある。
<KY>
2025/11/11 03:02
注目トピックス 市況・概況
NY外為:ドル伸び悩む、ミランFRB理事は引き続き12月の0.5%利下げ支持
*01:38JST NY外為:ドル伸び悩む、ミランFRB理事は引き続き12月の0.5%利下げ支持
NY外為市場でドルは伸び悩んだ。連邦準備制度理事会(FRB)のミラン理事がインタビューで、インフレを巡り、「多くのインフレデータは後ろ向き」「コアPCEインフレは2%目標にさらに近づいた」との考えを示した。また、データが9月よりもハト派姿勢を後押しする結果となっており、「現状で、12月の0.5%利下げが適切」と主張。ドル・円は154円17銭から153円89銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.1545ドルから1.1555ドルまで上昇、ポンド・ドルは1.3146ドルから1.3163ドルまで上昇した。
<KY>
2025/11/11 01:38
注目トピックス 市況・概況
NY外為:ドル反発、セントルイス連銀総裁は利下げの余地限定的との見方、FRB高官は利下げに慎重
*01:04JST NY外為:ドル反発、セントルイス連銀総裁は利下げの余地限定的との見方、FRB高官は利下げに慎重
NY外為市場でドルは反発した。米セントルイス連銀のムサレム総裁はインタビューで、「利下げは労働市場にとり保険を供給」とし、「インフレを低下させることに引き続き焦点を当てていくことが非常に重要」と主張。さらに、「我々はインフレ対処により引き続き傾斜していくことが必要」「追加利下げの余地は限定的」との考えを示した。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁も政策調整後、FRBが良い位置にあると、追加利下げには慎重姿勢を示した。米10年債利回りは4.1%まで上昇。ドル・円は154円台前半で引き続き底堅く推移した。ユーロ・ドルは1.1577ドルから1.1546ドルまで下落、ポンド・ドルは1.3191ドルから1.3137ドルまで下落した。
<KY>
2025/11/11 01:04
注目トピックス 市況・概況
NY外為:リスクオン、米政府機関の再開期待
*23:49JST NY外為:リスクオン、米政府機関の再開期待
NY外為市場では米政府機関再開期待にリスク選好の動きが優勢となった。政府機関閉鎖が過去最長を記録する中、共和党、民主党は政府機関再開のための法案を前進させる手続き上の措置を可決。政府機関再開期待が広がった。ただ、最終表決、下院でも可決する必要があることからリスクは残る。ドル・円は154円06銭で底堅く推移した。ユーロ・円は178円16銭と10月末以来の円安・ユーロ高水準で推移。ポンド・円は202円81銭で推移した。
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2025/11/10 23:49
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は底堅い、欧米株高で
*20:06JST 欧州為替:ドル・円は底堅い、欧米株高で
欧州市場でドル・円は底堅く推移し、足元は154円10銭台と154円台に定着する。欧州株式市場で主要指数は大幅高となり、時間外取引の米株式先物は上げ幅を拡大。欧米株価指数の強含みでリスク選好的な円売りに振れ、主要通貨は対円で下げづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円95銭から154円23銭、ユ-ロ・円は178円14銭から178円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1561ドルから1.1582ドル。
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2025/11/10 20:06
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は154円台、ユーロ・ドルは失速
*19:10JST 欧州為替:ドル・円は154円台、ユーロ・ドルは失速
欧州市場でドル・円は154円23銭まで上昇後は小幅に下げたが、154円台を維持する。欧州株の反発や米株式先物の上げ幅拡大で円売りに振れ、主要通貨は対円で高値圏で推移する。一方、欧州通貨は伸び悩み、ユーロ・ドルは夕方以降の上昇分を削った。ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円95銭から154円23銭、ユ-ロ・円は178円14銭から178円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1564ドルから1.1582ドル。
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2025/11/10 19:10
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は堅調、欧州株高で
*18:27JST 欧州為替:ドル・円は堅調、欧州株高で
欧州市場でドル・円は堅調地合いとなり、153円95銭から154円23銭まで上値を伸ばした。154円台ではドル売りが強まり下押し圧力が続くものの、欧州株式市場で主要指数はプラスに切り返し、円売りに振れやすい。クロス円もそれに追随した値動きに。ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円95銭から154円23銭、ユ-ロ・円は178円14銭から178円45銭、ユ-ロ・ドルは1.1564ドルから1.1582ドル。
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2025/11/10 18:27
注目トピックス 市況・概況
日経平均テクニカル: 大幅反発、一目均衡表では転換線上方に復帰
*18:15JST 日経平均テクニカル: 大幅反発、一目均衡表では転換線上方に復帰
10日の日経平均は大幅に反発した。高値と安値も先週末から切り上がり、終値は635.39円高と先週末の下落分(607.31円)を埋めるとともに4営業日ぶりに5日移動平均線を上回った。三役好転下にある一目均衡表で本日終値が転換線上方に復帰したこともあり、足元の地合いは再び強気側に傾いたと推察される。
<CS>
2025/11/10 18:15
注目トピックス 市況・概況
ドル・円は伸び悩みか、インフレ鈍化にらみ利下げ観測に警戒
*17:25JST ドル・円は伸び悩みか、インフレ鈍化にらみ利下げ観測に警戒
10日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国の政府機関閉鎖は解除に向かい、ドル買いに振れやすい。ただ、今週発表される米インフレ指標は鈍化が予想され、追加利下げへの思惑からドル買いは抑制されよう。前週末の海外市場は米長期金利低下を背景にドル安に振れ、ユーロ・ドルは1.1590ドルまで値を上げ、ドル・円は153円付近に失速。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者による利下げを緩やかに進める意向が材料視された。その後、米政府機関の一部閉鎖を巡る協議に前向きな動きが伝わると、ドル売りは一服した。週明けアジア市場で日経平均株価の堅調地合いで円売りに振れ、ドル・円は154円付近に浮上する場面があった。この後の海外市場は米金融政策に思惑が広がりやすい。米政府機関閉鎖の解除に向けた期待がドル買いを支える一方、今週発表予定の米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化予想が重しに。インフレ指標が軟調ならFRBによる追加利下げ観測が再燃し、米金利の上昇余地は限られよう。また、トランプ政権の政策運営を巡る不透明感が残る中、積極的なドル買いは手控えられそうだ。さらに、日銀の今後の利上げ観測も引き続き意識され、円売りは後退しよう。【今日の欧米市場の予定】・特になし
<CS>
2025/11/10 17:25
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はしっかり、午後は154円台に浮上
*17:24JST 東京為替:ドル・円はしっかり、午後は154円台に浮上
10日の東京市場でドル・円はしっかり。週明け東京株式市場で日経平均株価の堅調地合いで、153円43銭を付けた後は上昇基調に。節目付近の売りで伸び悩む場面もあったが、高市首相の積極財政を意識した円売りが続き、夕方に154円15銭まで値を上げた。・ユ-ロ・円は177円34銭から178円26銭まで上昇。・ユ-ロ・ドルは1.1541ドルから1.1572ドルまで値を上げた。・日経平均株価:始値50,645.27円、高値50,969.50円、安値50,392.44円、終値50,911.76円(前日比635.39円高)・17時時点:ドル・円153円90-00銭、ユ-ロ・円178円10-20銭【要人発言】・トランプ米大統領「政府閉鎖の終結が非常に近づいているようだ」・高市首相「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべき」「マクロ経済政策の責任は政府が持つもの」「日銀には賃金上昇伴う2%の目標実現に適切な金融政策期待」「(対GDP比引き下げ対象について)債務残高も純債務残高も含まれる」「債務残高については様々な定義がある」・中川日銀審議委員「経済・物価の見通し実現なら、改善に応じ引き続き政策金利引き上げ」「国内経済の現状は一部に弱めの動きも、緩やかに回復」・米通商代表部(USTR)「中国の海運・物流・造船分野を対象とした301条調査を一時停止」「停止措置は11月10日から1年間有効」・ハウザー豪準備銀行(RBA)副総裁「将来的に利下げが行われると考えるのはおかしなことではない」「金融政策は異例の課題に直面」「インフレ抑制には引き締め政策が必要」「中期的にインフレ目標達成は依然可能 」・日銀金融政策決定会合(主な意見)「先行きの政策判断、特に来年の春闘に向けた初動のモメンタムが重要」「適切な情報発信続けタイミング逃さず利上げ行うべき」「金利の正常化をもう一歩進める上では、条件が整いつつある」「企業が世界経済の不確実性踏まえた上で積極的な賃金設定行動維持するかが重要」「経済・物価見通しと達成確度次第で金利を調整すべき環境」「企業の積極的な賃金設定行動が維持される見通し確認できれば政策変更に」「利上げ行うべきタイミング近づいているが、状況をもう少し見極めることが適当」「将来の急激な利上げショック避けるため、中立金利にもう少し近づけるべき」「現段階での利上げは金利正常化のプロセス」【経済指標】・日・9月景気先行指数速報値:108.0(8月:107.0)
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2025/11/10 17:24
注目トピックス 市況・概況
米政府再開への思惑から自律反発に【クロージング】
*16:36JST 米政府再開への思惑から自律反発に【クロージング】
10日の日経平均は大幅反発。635.39円高の50911.76円(出来高概算24億1000万株)で取引を終えた。前週末の大幅反落の反動から半導体や人工知能(AI)関連株中心に自律反発の流れとなった。米政府機関の再開への思惑から円相場が一時1ドル=154円台を窺う円安水準をみせたことも材料視され、前場終盤には50900円台を回復。その後はこう着感が強まったが、後場中盤に「米中両国が追加関税を引き下げた」と各種メディアが報じたことが材料となり、50969.50円まで上値を伸ばす場面もあった。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1200を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、石油石炭、鉱業、金属製品、ガラス土石など25業種が上昇。一方、その他製品、サービス、水産農林、医薬品など8業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が堅調だった半面、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>、任天堂<7974>、ホンダ<7267>が軟調だった。前週末の米国市場では、主要株価指数は高安まちまちだったが、米政府機関閉鎖が終了するとの思惑が高まるなか、東京市場は買い戻しの動きが強まった。後場には米中貿易摩擦激化への懸念が後退したことも相場を押し上げる要因につながり、日経平均の上げ幅は一時700円に迫った。個別では米半導体大手サンディスクの好決算を受け、フラッシュメモリを共同開発するキオクシアHD<285A>が急伸するなか、AIデータセンター関連においてメモリに資金が広がりをみせているとの見方もあった。米政府機関の再開への期待などが相場を押し上げたが、依然として先行き不透明感は残る。米経済指標の発表が再開され、景況感の悪化を示すものが相次ぐことになれば、再び相場の波乱要因になる可能性がある。明日にはソフトバンクGの2025年9月中間決算が発表される予定であり、日経平均株価の変動要因になるとみられており、決算内容を確認したいと考える向きも多いだろう。
<CS>
2025/11/10 16:36
注目トピックス 市況・概況
日経VI:低下、株価大幅高で警戒感が緩和
*16:35JST 日経VI:低下、株価大幅高で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-1.79(低下率5.04%)の33.72と低下した。なお、高値は34.79、安値は32.95。先週末の米株式市場で主要指数は高安まちまちだったが、一時500ドル近く下落したダウ平均が小幅ながら上げに転じたことが東京市場で一定の安心感となり、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では引き続き高値波乱が警戒されているが、今日は取引開始後も日経225先物が底堅く推移し、大幅高となったことからボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和。日経VIは先週末の水準を下回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
<SK>
2025/11/10 16:35