注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は一段高、日銀審議委員の発言で 24日午後の東京市場でドル・円は一段高となり、一時121円70銭台に浮上した。片岡日銀審議委員が円安の影響について「全体的な効果はプラス」と容認し、円売りが強まった。引き続き、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りに振れやすい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円71銭、ユーロ・円は133円03銭から133円68銭、ユーロ・ドルは1.0977ドルから1.1012ドル。 <TY> 2022/03/24 16:24 注目トピックス 市況・概況 利食い一巡後は、円安進行などを背景に押し目買い強まり8営業日続伸【クロージング】 24日の日経平均は8営業日続伸。70.23円高の28110.39円(出来高概算12億4000万株)で取引を終えた。前日までの7日間で2870円超上昇したため、急ピッチの上昇に対する警戒感から、朝方は主力株中心に利益確定売りが先行して始まり、一時27624.62円まで売られる場面があった。ただし、底堅さが見られるなか、午後入り円相場が一時1ドル=121円台半ばへと円安基調が進んでいることから上昇に転じた。輸出関連株の一角には押し目買いが入ったほか、配当の再投資など期末特有の需給要因なども下支えとなった。東証1部の騰落銘柄は値上がり銘柄が1100に迫り、全体の過半数を占めた。セクター別では、非鉄金属、鉱業、輸送用機器、ゴム製品、サービスなど15業種が上昇。一方、海運、建設、不動産、証券商品先物、小売などの18業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、TDK<6762>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、キッコーマン<2801>、中外薬<4519>、アステラス薬<4503>が軟化した。前日の米国市場は、原油市況の上昇による資源インフレに対する警戒感から主要3株価指数がそろって反落したことから、東京市場は値がさハイテク株などを中心に利益確定売りが先行した。インフレ高進と景気後退が同時進行するスタグフレーションへの懸念も相場の重しとなり、日経平均は一時400円超下落する場面が見られた。ただし、為替市場での円安進行が改めて好感されたほか、大規模な自社株買いを発表したトヨタ<7203>が買われ、資源高を背景に商社株も値を上げるなど、相場を下支えた。日経平均は朝安のあとプラスに転じたことで、相場の地合いは強いと判断する向きは多い。ただ、本日は欧米で3月の製造業およびサービス業の購買担当者景況指数(PMI)が発表される。ロシアのウクライナ侵攻や経済制裁が決まった後初めてとなる。ウクライナ情勢が景況感に悪影響を与えていることが予想されるだけに、これら経済指標を受けて、欧米の金融市場が崩れるのか、織り込み済みとなるのか見定めたいとする投資家も多いようだ。 <FA> 2022/03/24 16:14 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:大幅に上昇、インフレヘッジ手段や安全資産としての金需要膨らむ 大阪取引所金標準先物 23年2月限・日中取引終値:7559円(前日日中取引終値↑105円)・推移レンジ:高値7570円-安値7536円24日の大阪取引所金標準先物(期先:23年2月限)は大幅に上昇した。昨日のニューヨーク市場でWTI原油先物価格が大幅に上昇したことなどから、インフレが加速するとの観測が強くなり、ヘッジ(回避)手段として金の投資需要が膨らんだ。また、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大など懸念材料が多く、安全資産とされる金の需要も継続し、こうした動きや心理を映し、今日の金先物は大幅に上昇した。 <FA> 2022/03/24 16:05 注目トピックス 市況・概況 日経VI:小幅に低下、株価底堅く警戒感は緩和 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比-0.04(低下率0.16%)の24.32と低下した。なお、高値は24.82、安値は24.11。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。ただ、日本株は昨日までの7日続伸で大幅に上昇しており、今日の下げは適度なスピード調整との見方が多く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが大きく広がることはなく、午前は日経VIは昨日の水準を上回ったものの、上昇幅は限定的だった。その後、日経225先物が底堅く推移し、警戒感はさらに緩和し、日経VIは午後は概ね昨日の水準を小幅に下回る水準で推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <FA> 2022/03/24 16:00 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ 海運業が下落率トップ。そのほか建設業、不動産業、証券業、小売業なども下落)。一方、非鉄金属が上昇率トップ。そのほか鉱業、輸送用機器、ゴム製品、サービス業なども下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 非鉄金属 / 1,148.01 / 2.072. 鉱業 / 419.52 / 1.873. 輸送用機器 / 3,465.16 / 1.554. ゴム製品 / 3,172.63 / 0.925. サービス業 / 2,845.56 / 0.916. 陸運業 / 1,867.41 / 0.707. 鉄鋼 / 500.09 / 0.598. その他製品 / 3,894.03 / 0.579. 電気機器 / 3,625.03 / 0.4610. 卸売業 / 2,245.6 / 0.4211. 情報・通信業 / 4,802.58 / 0.2912. 繊維業 / 547.14 / 0.1613. ガラス・土石製品 / 1,110.29 / 0.1414. その他金融業 / 736.68 / 0.0715. 機械 / 2,224.09 / 0.0416. 保険業 / 1,320.75 / -0.0117. 化学工業 / 2,147.63 / -0.0718. 金属製品 / 1,179.23 / -0.0719. 医薬品 / 3,044.42 / -0.0820. 空運業 / 192.5 / -0.2821. 倉庫・運輸関連業 / 1,937.87 / -0.3022. 食料品 / 1,664.9 / -0.4423. 石油・石炭製品 / 1,118.88 / -0.4424. 精密機器 / 9,559.97 / -0.6025. 銀行業 / 167.94 / -0.7026. パルプ・紙 / 493.21 / -0.7127. 電力・ガス業 / 346.32 / -0.8228. 水産・農林業 / 480.11 / -0.9029. 小売業 / 1,300.1 / -0.9130. 証券業 / 405.48 / -1.0031. 不動産業 / 1,486.58 / -1.0832. 建設業 / 1,165.52 / -1.1933. 海運業 / 1,195.37 / -7.54 <FA> 2022/03/24 15:38 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は高値圏を維持、日本株高で円売り 24日午後の東京市場でドル・円は121円40銭付近と、本日高値圏で推移する。日経平均株価はプラスを維持したまま取引を終え、日本株高を好感した円売りに振れやすい。日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りの動きをやや強めたようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円42銭、ユーロ・円は133円03銭から133円47銭、ユーロ・ドルは1.0977ドルから1.1012ドル。 <TY> 2022/03/24 15:19 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2022/3/24 15:00現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日本郵船 コール (13,000円) -51.43% 10.17 0.56円2 アップル コール (170米ドル) +3.96% 5.17 3.52円3 野村総合研究所 プット (4,350円) +0.26% -5.86 4.06円4 日経平均 マイナス3倍トラッカー (29,500円) -10.61% -8.48 10.69円5 トヨタ自動車 コール (2,150円) +13.86% 6.04 3.15円■eワラント値上がりトップ10(2022/3/24 15:00現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 商船三井 プット (8,600円) +76.47% -10.79 -6.46%2 デンソー コール (10,100円) +70.00% 0.00 +4.11%3 日本郵船 プット (8,700円) +62.96% -10.13 -6.48%4 デンソー コール (11,400円) +60.00% 0.00 +4.11%5 商船三井 プット (7,300円) +58.97% -12.29 -6.46%6 住友金属鉱山 コール (6,700円) +49.52% 9.32 +4.64%7 オリエンタルランド コール (25,000円) +47.25% 12.15 +3.35%8 日本郵船 プット (7,400円) +47.17% -11.40 -6.48%9 デンソー コール (8,800円) +46.97% 10.43 +4.11%10 住友金属鉱山 コール (7,000円) +43.75% 8.05 +4.65%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:カイカ証券ウェブサイト) <FA> 2022/03/24 15:12 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比70.23円高の28110.39円 日経平均は前日比70.23円高の28110.39円(同+0.25%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比2.86pt高の1981.56pt(同+0.14%)。 <FA> 2022/03/24 15:01 注目トピックス 市況・概況 日経平均は39円高、後場の値幅はここまで334円程度 日経平均は39円高(14時45分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>などがプラス寄与上位となっており、一方、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、非鉄金属、鉱業、輸送用機器、鉄鋼、サービス業が値上がり率上位、海運業、建設業、不動産業、水産・農林業、小売業が値下がり率上位となっている。日経平均は上げに転じた。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)はここまで334円程度。 <FA> 2022/03/24 14:49 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は本日高値を更新、日本株は反発 24日午後の東京市場でドル・円は本日高値を上抜けストップロスを巻き込み、一時121円42銭まで値を切り上げた。日経平均株価はプラスに転じ、日本株高を好感した円売りが主要通貨を押し上げた。一方、ユーロ・ドルは一段安となり、1.0980ドルを割り込んだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円42銭、ユーロ・円は133円03銭から133円47銭、ユーロ・ドルは1.0977ドルから1.1012ドル。 <TY> 2022/03/24 14:49 注目トピックス 市況・概況 日経平均は29円安、NATOやEU、G7の首脳会議に関心 日経平均は29円安(14時20分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>などがマイナス寄与上位となっており、一方、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、建設業、不動産業、小売業、証券商品先物が値下がり率上位、非鉄金属、輸送用機器、鉱業、鉄鋼、ゴム製品が値上がり率上位となっている。日経平均は昨日終値近辺での推移となっている。今晩、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)、G7の首脳会議がベルギーで開かれることから、議論の内容を見極めたいとして、市場の関心が向いているようだ。 <FA> 2022/03/24 14:21 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意薄、全般的に様子見 24日午後の東京市場でドル・円は121円20銭台と、動意が薄い。今晩発表の主要国のPMIや北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議の行方などが注目され、足元は全般的に様子見ムードが広がる。一方、日経平均株価は下げ幅を縮小し、日本株安を嫌気した円買いを弱めている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円30銭、ユーロ・円は133円03銭から133円44銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.1012ドル。 <TY> 2022/03/24 14:02 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:弱含みか、対ロ制裁を見極め買い後退 (13時50分現在)S&P500先物      4,468.90(+12.7)ナスダック100先物  14,518.50(+71.0)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は上昇、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。23日の主要3指数は反落。ナスダックはプラスに転じる場面もあったが、ダウは序盤から下げ幅を拡大し448ドル安の34358ドルで取引を終えた。原油相場は上昇基調に振れ、インフレ高進による景気への影響を懸念した売りが先行。特に、前日の取引で買い戻された金融やハイテクなど主力株への利益確定売りが下げを主導。連邦準備制度理事会(FRB)は景気回復よりもインフレ抑制を優先させるとの見方が、全般的に買いを抑制した。本日は弱含みか。原油相場が前日から失速しており、インフレ懸念による株売りは一服しそうだ。ただ、今晩発表のPMIや耐久財受注など経済指標は前回から失速が予想され、回復持続を期待した買いは後退しよう。一方、ウクライナ情勢に関連し、北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議では武力侵攻したロシアへの制裁が協議される見通し。ただ、事態打開の材料にはなりにくく、地政学リスクへの警戒が高まれば売りを強める可能性があろう。 <TY> 2022/03/24 13:57 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは小幅に低下、株価底堅く警戒感は緩和 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.14(低下率0.57%)の24.22と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は24.82、安値は24.14。昨日の米株式市場で主要指数が反落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は軟調な動きとなったが、日本株は昨日までの7日続伸で大幅に上昇しており、今日の下げは適度なスピード調整との見方が多く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが大きく広がることはなく、午後に入り日経225先物が底堅く推移すると、日経VIは昨日の水準を下回る動きとなっている。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <FA> 2022/03/24 13:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、日本株は下げ幅縮小 24日午後の東京市場でドル・円は121円20銭台と、変わらずの値動き。日経平均株価は下げ幅を縮小し、日本株安を嫌気した円買いを弱めた。また、NY原油先物(WTI)は前日からやや失速し、インフレ懸念による株安を抑えるとの見方からも円買いを抑制している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円30銭、ユーロ・円は133円03銭から133円44銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.1012ドル。 <TY> 2022/03/24 13:37 注目トピックス 市況・概況 日経平均は109円安、海外株底堅く東京市場の下支え要因に 日経平均は109円安(13時20分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>などがマイナス寄与上位となっており、一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、トヨタ<7203>などがプラス寄与上位となっている。セクターでは、海運業、小売業、建設業、不動産業、精密機器が値下がり率上位、輸送用機器、非鉄金属、鉱業、鉄鋼、陸運業が値上がり率上位となっている。日経平均は下げ渋っている。ダウ平均先物や、朝方安かった香港ハンセン指数が底堅い動きとなっていることも、東京市場の株価下支え要因となっているようだ。 <FA> 2022/03/24 13:23 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、ややドル買いの流れ 24日午後の東京市場でドル・円は121円20銭台と、底堅い値動きとなっている。日経平均株価は前日比100円超安だが、下げ幅を縮小し日本株安を嫌気した円買いを抑制。一方、ウクライナ情勢の事態打開は困難との見方から、ややドル買いに振れやすい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円30銭、ユーロ・円は133円03銭から133円44銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.1012ドル。 <TY> 2022/03/24 13:13 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~需給良化はある程度先取り? 24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は8日ぶり反落、需給良化はある程度先取り?・ドル・円は底堅い、仲値の売り一巡後は上昇・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がダイキン工業<6367>■日経平均は8日ぶり反落、需給良化はある程度先取り?日経平均は8日ぶり反落。312.40円安の27727.76円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えている。23日の米株式市場でNYダウは反落し、448ドル安となった。悪天候によるロシア・カザフスタンのパイプライン障害で原油輸出が急減したと伝わり、原油先物相場が大きく上昇。インフレとそれに伴う景気悪化、金融引き締めへの懸念が広がった。2月の新築住宅販売件数の減少などもネガティブ視された。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は-1.31%と反落。日経平均は前日までの7日続伸で2800円超上昇していたこともあり、本日は米株安の流れで売りが先行して346円安からスタートした。寄り付き後は軟調もみ合いの展開となり、朝方には27624.62円(415.54円安)まで下落する場面があった。個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株が大幅に下落。共同出資するコンテナ船会社Ocean Network Express(ONE)が事業説明会を開催したが、数値目標が物足りないなどといった見方が出ているようだ。米半導体関連株が軟調だった流れからレーザーテック<6920>は4%近い下落となり、東エレク<8035>もさえない。また、清水建設<1803>による株式公開買付け(TOB)の成立を発表した日道路<1884>が海運各社などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。一方、自社株買い実施を発表したトヨタ自<7203>、原油高が買い材料視されたINPEX<1605>は2%超の上昇。ソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>は小高い。また、ニッケル価格の急伸で大平洋金<5541>が大きく買われ、ファイズHD<9325>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。セクターでは、海運業、小売業、建設業などが下落率上位で、その他も全般軟調。一方、鉱業、非鉄金属、輸送用機器など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は14%となっている。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで8日ぶりに反落し、下げ幅を400円あまりに広げる場面もあった。ただ、日足チャートを見ると27400円台に位置する75日移動平均線を上回って推移しており、底堅さも感じる。前日までの上昇ピッチが急だっただけに、スピード調整の範囲内と受け止める向きは少なくないだろう。個別・業種別では商品市況の上昇に伴い鉱業や非鉄金属といった関連セクターの一角が堅調だが、個人投資家にも人気の高い海運株やレーザーテックの下げが目立つ。東証1部全体としても8割超の銘柄が下落している。前引けの日経平均が-1.11%なのに対し、東証株価指数(TOPIX)は-0.99%。ここまでの東証1部売買代金は1兆5000億円弱となっている。新興市場ではマザーズ指数が-0.98%と反落。こちらは朝方にプラスへ転じる場面もあったが続かず、やはり軟調もみ合いの展開となっている。メルカリ<4385>などの主力株はやや軟調で、売買代金トップのグローバルW<3936>が大幅高。値動き重視の小型株物色の様相だ。さて、前日の米市場では原油先物相場(ウエスト・テキサス・インターミディエート、WTI5月物)が1バレル=114.93ドル(+5.66ドル)に上昇。需給ひっ迫観測が強まったうえ、米在庫の減少も価格を押し上げたという。パイプライン障害による輸出減少を巡っては、折も折だけに政治的意図を疑う向きもあるようだ。一方、10年物国債利回りは2.29%(-0.09pt)に低下した。景気減速懸念に直近の売られ過ぎ感もあって買いが入ったとみられる。また、20年物国債入札の結果が好調だったことも影響しただろう。金融政策の影響を受けやすい2年物の利回りは2.10%(-0.05pt)に低下。期待インフレ率の指標とされる10年物ブレークイーブン・インフレ率(BEI)は2.94%(+0.03pt)に上昇した。15~16日の連邦公開市場委員会(FOMC)通過後、金利の急上昇にも関わらず米株は需給主導で大きくリバウンドしたが、やはり商品市況の先高観やインフレ、景気悪化、金融引き締めへの懸念が拭いづらいところだろう。金融政策を巡っては、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が経済データ次第ながら5月FOMCでの0.5ptの利上げやバランスシート縮小決定を示唆。また、米国では新築住宅販売の減少が続き、英国も今年の経済成長率予想を従来の6%から3.8%に下方修正した。実需筋でも売り持ちの解消を迫られている可能性はあるが、かといって積極的に買い持ちに傾くとまでは考えづらい。国内株式市場の動向も見ておきたい。ここ数日の先物手口を見ると、BofA証券などの外資系証券による買い越しが目立っていた。日経レバETF<1570>の純資産総額が5500億円規模まで膨らんでいるのも気になるところ。ただ、ネット証券の取引状況を見ると日経レバETFはここ数日一貫して売り超となっている。また、18日申込み時点の市場全体の信用買い残高の合計(東名2市場、制度・一般合計)は3兆400億円(-1667億円)と2週連続で大きく減少した。昨年3月以来およそ1年ぶりの低水準となっている。新年度に向けてリバランス(資産配分の再調整)目的の買いや配当再投資目的の買いといった需給面の押し上げが期待される点はこれまで度々述べた。ただ、株価指数先物の買い戻しが進んだことと、短期リバウンドを見越したものとみられる日経レバETFなどの持ち高の増加により、需給良化はある程度先取りしてしまった感が拭えない。また、緩和相場下で拡大した信用買い残はリバウンド局面を捉え整理が続いていると言える。来週29日の権利付き最終売買日の前後までに一段の上昇もあるかもしれないが、こうした市場動向を踏まえればその余地はかなり減ってきたとも考えられる。後場の日経平均もまずまず底堅く推移しそうだが、今晩開催される北大西洋条約機構(NATO)や主要7カ国(G7)の首脳会議、それに各国経済指標などを注視しておきたい。■ドル・円は底堅い、仲値の売り一巡後は上昇24日のアジア市場でドル・円は底堅く推移。前日同様、国内勢は仲値にかけてドル売りを強め、一時120円95銭まで値を下げた。ただ、売り一巡後は切り返し、121円20銭台に浮上している。引き続き、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りが観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円30銭、ユーロ・円は133円03銭から133円44銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.1012ドル。■後場のチェック銘柄・アララ<4015>、リボミック<4591>など、4銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がダイキン工業<6367>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・2月新築住宅販売件数:77.2万戸(予想:81.0万戸、1月:80.1万戸)・ユーロ圏・3月消費者信頼感指数速報値:-18.7(予想:-12.9、2月:-8.8)【要人発言】・ブラード米セントルイス連銀総裁「米国経済の一部は過大評価されている可能性」・片岡日銀審議委員「金融緩和姿勢をより強める必要がある」「2%の物価目標に向けたモメンタムはみられない」<国内>特になし<海外>・北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議・G7首脳会議・EU首脳会議(25日まで) <CS> 2022/03/24 12:30 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、仲値の売り一巡後は上昇 24日のアジア市場でドル・円は底堅く推移。前日同様、国内勢は仲値にかけてドル売りを強め、一時120円95銭まで値を下げた。ただ、売り一巡後は切り返し、121円20銭台に浮上している。引き続き、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りが観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円30銭、ユーロ・円は133円03銭から133円44銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.1012ドル。【要人発言】・ブラード米セントルイス連銀総裁「米国経済の一部は過大評価されている可能性」・片岡日銀審議委員「金融緩和姿勢をより強める必要がある」「2%の物価目標に向けたモメンタムはみられない」 <TY> 2022/03/24 12:17 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):大平洋金、アルメタックス、BlueMemeなど ミツバ<7280>:364円(-17円)大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来の90億円から50億円、前期比41.5%減と、一転減益見通しに引き下げ。最終損益は12億円の黒字から30億円の赤字になるとしている。自動車メーカーの生産回復の遅れ、材料費や輸送費の上昇が響くほか、子会社譲渡に伴う特別損失約20億円を計上する。1-3月期営業減益幅が一段と拡大することなどをネガティブ視する動きが優勢。アルメタックス<5928>:286円(+14円)大幅反発。前日に22年3月期の業績修正を発表している。営業利益は従来の2億円から2.7億円に上方修正、前期は0.7億円の赤字であった。売上高は下振れとなる見込みだが、生産性の改善や費用の削減が想定以上に進んだもよう。第3四半期までの進捗から業績上振れは想定線と考えられるが、昨年10月の業績上方修正後も株価のさえない動きが続いていたため、見直しの動きのきっかけにつながっているようだ。ユーグレナ<2931>:806円(+37円)大幅続伸。商船三井ロジスティクスのグループ会社であるハーモニートランスポートが1都6県で運行する輸出入航空・海上貨物の国内集荷・配送用トラックに、同社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を導入すると発表している。成長過程でCO2を吸収するユーグレナを原料に使用していることで、カーボンニュートラル実現につながるようだ。ユーグレナの採用の広がりによる同事業の成長期待などが高まる形に。トヨタ自<7203>:2187円(+50円)続伸。前日に発表した自社株買いが好材料視されている。発行済み株式数の0.58%に当たる8000万株、1000億円を取得上限としており、取得期間は3月24日から5月10日まで。短期的な需給の改善につながるとの期待が先行している。同社としては、ここ1年間で3回目の自社株買い実施となる。継続的な株主還元策への評価に加え、今後の業績に対する自信の表れなどとも捉えられているようだ。大平洋金<5541>:4200円(+345円)大幅続伸で高値更新。前日のLME市場では、ニッケル価格が15%の値幅制限いっぱいまで上昇している。ニッケル相場は一時、膨大な踏み上げの動きを受けて取引が停止され、16日に取引が再開されたが、その後では初の値上がりとなる。引き続き、今後の需給ひっ迫観測などは強いようだ。フェロニッケル大手の同社は、あらためてマージンの拡大などが期待される状況になっているもよう。イオン九州<2653>:2151円(+40円)大幅に反発。22年2月期の営業利益を従来予想の34.00億円から56.00億円(前期実績31.39億円)に上方修正している。売上構成比の高い食品が好調に推移したほか、本社のスリム化や店舗後方業務の見直し、レジのスマート化など生産性の改善が奏効した。併せて期末配当を従来予想の15.00円から20.00円(前期末実績15.00円)に増額修正した。創業50周年の記念配当5.00円を加えた。年間配当も同額となる。BlueMeme<4069>:1839円(+119円)大幅に続伸。信頼性の高いテストをローコードで実施できるプラットフォーム(SaaS)「mabl(メーブル)」を提供する米mabl社とパートナーシップを締結すると発表している。企業のシステム開発の内製化事業を進めるBlueMemeのナレッジとmablの技術力を掛け合わせ、大規模な業務システム向けのテスト手法を共同開発する。ローコードは、可能な限りソースコードを書かずにシステム開発を行う手法。ステムリム<4599>:720円(-20円)朝高後、マイナス転換。塩野義製薬<4507>へ導出済みの再生誘導医薬開発候補品レダセムチド(HMGB1)から創製したペプチド医薬に係る物質特許がインドで登録されることになったと発表している。発明の名称は「組織再生を誘導するためのペプチドとその利用」。レダセムチドを含むHMGB1断片ペプチドの物質特許を含め、現在までに世界で102件の特許が成立しているという。 <ST> 2022/03/24 12:13 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け) ■eワラント売れ筋トップ5(2022/3/24 11:33現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日経平均 コール (34,500円) -3.70% 12.45 0.58円■eワラント値上がりトップ10(2022/3/24 11:34現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 商船三井 プット (8,600円) +88.24% -10.50 -7.10%2 日本郵船 プット (8,700円) +71.60% -9.88 -7.08%3 商船三井 プット (7,300円) +66.67% -11.94 -7.10%4 日本郵船 プット (7,400円) +54.72% -11.12 -7.08%5 商船三井 プット (6,000円) +44.83% -13.21 -7.10%6 日本郵船 プット (6,100円) +38.46% -12.73 -7.08%7 住友金属鉱山 コール (6,700円) +31.43% 9.62 +3.26%8 デンソー コール (10,100円) +30.00% 0.00 +2.09%9 電源開発 コール (2,450円) +28.57% 0.00 +2.10%10 住友金属鉱山 コール (7,000円) +28.57% 8.26 +3.26%注:eワラントについてが前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:カイカ証券ウェブサイト) <FA> 2022/03/24 11:38 注目トピックス 市況・概況 東京為替:株安を意識したドル売りは一部にとどまる 24日のアジア市場でドル・円は121円20銭台で推移。主要通貨に対するドル買いが再び優勢となっている。日経平均は300円超の下げとなっているが、株安を意識した円買いは増えていないようだ。安全逃避的なドル買いがすみやかに縮小する可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円30銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.1012ドル。ユーロ・円は133円03銭から133円44銭で推移。 <MK> 2022/03/24 11:37 注目トピックス 市況・概況 東京為替:主要通貨に対するドル買いが再び強まる 24日のアジア市場でドル・円は121円20銭台で推移。主要通貨に対するドル買いが優勢となっている。米国金利の先高観は後退していないことから、安全逃避的なドル買いがすみやかに縮小する可能性は低いとみられる。120円台後半には顧客筋などのドル買い興味が残されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円95銭から121円30銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.1012ドル。ユーロ・円は133円03銭から133円44銭で推移。 <MK> 2022/03/24 10:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:日米金利差拡大観測でドル買い継続も 24日のアジア市場でドル・円は121円10銭近辺で推移。日米金利差拡大の思惑は後退していないため、ドルは引き続き底堅い動きを保つとみられる。ウクライナとロシアによる停戦に向けた協議がすみやかに進展する見込みは薄いこと、米国金利の先高観は強くなっていることから、安全逃避的なドル買いがすみやかに縮小する可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は121円05銭から121円20銭、ユーロ・ドルは1.1001ドルから1.1012ドル。ユーロ・円は133円21銭から133円44銭で推移。 <MK> 2022/03/24 09:25 注目トピックス 市況・概況 日経平均は235円安、寄り後はやや下げ渋り 日経平均は235円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反落したことが東京市場の株価の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの7日続伸で2800円を超す上げとなったことから利益確定売りも出やすかった。また、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、インフレ高進や米金融引き締め加速観測など多くの懸念材料が継続し、買い手控え要因となった。一方、岸田首相が物価高騰への対策の策定を指示すると表明したことを受け、経済対策への期待感が強まり、株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はやや下げ渋っている <FA> 2022/03/24 09:10 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:INPEXやKNTCTなどに注目 23日の米株式市場でNYダウは448.96ドル安の34358.50、ナスダック総合指数は186.21pt安の13922.60、シカゴ日経225先物は大阪日中比475円安の27385円。米ハイテク・グロース(成長)株の下落を受けてソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、三井ハイテク<6966>、TDK<6762>、SHIFT<3697>、ベイカレント<6532>などに売りが出そうだ。米SOX指数が2.48%と大幅に下落したことでレーザーテック<6920>や東エレク<8035>にも売りが広がりやすいだろう。米長期金利が大きく低下に転じたことで、三菱UFJ<8306>や東京海上HD<8766>などの金融株にも利食い売りが膨らみやすい。原油先物相場が再び上昇基調を強めるなか、王子HD<3861>、クラレ<3405>、JAL<9201>、東京電力HD<9501>なども軟調となろう。一方、原油高を支援要因にINPEX<1605>、三井物産<8031>、石油資源開発<1662>などには根強い買いが向かいそうだ。そのほか、自社株買いを発表したトヨタ自<7203>、業績予想を上方修正したKNTCT<9726>、配当予想を増額修正したアイロムG<2372>、中期経営計画を発表したJR九州<9142>などにも注目。 <FA> 2022/03/24 09:05 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~過熱を冷ます調整といった見方、押し目待ちの買いの動きは意識されやすい~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:過熱を冷ます調整といった見方、押し目待ちの買いの動きは意識されやすい■久光薬、22/2下方修正 営業利益93億円←107億円■前場の注目材料:富士フイルム、米新興買収、細胞治療薬開発・製造支援を拡大■過熱を冷ます調整といった見方、押し目待ちの買いの動きは意識されやすい24日の日本株市場は、売り優勢ながらも底堅い相場展開になりそうだ。23日の米国市場ではNYダウが448ドル安だった。高インフレや利上げを懸念した売りが再燃したほか、2月の新築住宅販売件数が予想以上に減少したことが嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比475円安の27385円。円相場は1ドル121円10銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになろう。もっとも米国同様、日本も急ピッチでの上昇を見せていたこともあり、いったんは調整が望まれている水準と見られるため、過熱を冷ます調整といった見方に向わせそうである。そのため、いったんは利食いを出しやすい水準であるものの、押し目待ちの買いの動きも意識されやすいところだ。日経平均は前日まで7営業日続伸で2877円上昇した。ボリンジャーバンドでは+2σを超えてきたところであり、テクニカル面でも過熱感が見られているほか、節目の28000円を回復してきたことから達成感も意識されやすいだろう。75日線は27483円に位置しており、この水準までの調整を想定しつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。配当再投資のほか、期末の株式配分比率の調整による買い需要なども見込まれるなか、下値の堅さは意識されやすく、短期的に売り仕掛けてくる動きに対しては、その後のリバウンドを狙った動きを想定しておきたい。また、直近のリバウンドでは指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する格好だったが、本日のところは利食い優勢となる可能性から、ややバリューシフトが見込まれるほか、原油先物相場が大幅に上昇しているなか、資源関連へのシフトも意識されそうだ。また、昨日はマザーズ指数も3%を超える反発を見せていた。3月前半の直近戻り高値は超えられていないため、戻り売り圧力は警戒されるものの、累積出来高の積み上がっていた価格帯を上回ってきていることから、リバウンド狙いの資金シフトは意識されやすい。直近IPO銘柄の見直しの動きも広がりを見せてきそうだ。■久光薬、22/2下方修正 営業利益93億円←107億円久光薬<4530>は2022年2月期業績予想の修正を発表。売上高は1226億円から1200億円、営業利益を107億円から93億円に下方修正した。国内一般用医薬品において、新型コロナウイルス感染拡大に伴う活動制限等による影響を引き続き受けたことにより、売上高が前回発表予想を下回る見通し。■前場の注目材料・日経平均は上昇(28040.16、+816.05)・米原油先物は上昇(114.93、+5.66)・1ドル=121.00-10円・米長期金利は低下・米国景気の拡大・コロナ感染沈静化・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・富士フイルム<4901>米新興買収、細胞治療薬開発・製造支援を拡大・丸紅<8002>英BPと合弁、洋上風力・脱炭素で協業・三菱自<7211>DeNAと商用EVデータ活用で協業、電池劣化など予測・日本ガイシ<5333>マーケティング新組織、新規事業育成、売上高30年1000億円に・スズキ<7269>スカイドライブと協定、空飛ぶクルマ事業化、インド市場開拓・日本触媒<4114>新中計、24年度営業益330億円、レジスト材など伸ばす☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(1月17-18日開催分)・10:30 片岡日銀審議委員あいさつ(青森、午後会見予定)<海外>・特になし <ST> 2022/03/24 08:23 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。ウクライナとロシアの早期停戦への期待は高まっていないが、ユーロ圏の金利先高観は消えていない。目先的に日欧の金利差拡大が意識されていることから、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米長期金利の上昇・エネルギー供給不足の懸念・ウクライナ情勢のすみやかな改善は期待薄【ユーロ買い要因】・ユーロ圏の金利先高観・エネルギー価格の安定・ロシアとウクライナの停戦合意期待 <FA> 2022/03/24 08:09 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:日米金利差の拡大を想定したドル買い継続も 23日のドル・円は、東京市場では120円77銭から121円41銭まで上昇。欧米市場では、120円60銭まで下げた後、121円16銭まで反発し、121円14銭で取引終了。本日24日のドル・円は主に121円台で推移か。日米金利差拡大の思惑は後退していないため、ドルは引き続き底堅い動きを保つとみられる。報道によると、ロシアのプーチン大統領は23日、友好的でないと見なす国に輸出する天然ガスについては代金をルーブル建てで支払うことを求める方針を示した。プーチン大統領はロシア中央銀行に対し、1週間以内にルーブル建ての決済を可能にする仕組みを開発するよう命じた。米国、英国、欧州連合(EU)加盟国、日本は非友好的な国に指定されている。市場参加者の間では「ルーブルの価値を押し上げることや、制裁で打撃を受けた外貨準備を補充する狙いがある」との見方が出ている。また、一部の市場参加者は「今回のロシアの決断は各種貿易取引におけるドル決済の減少につながる可能性がある」と指摘している。中東の主要産油国、中国、インドなどの対応が注目されそうだ。 <FA> 2022/03/24 08:06 注目トピックス 市況・概況 23日の米国市場ダイジェスト:NYダウ448ドル安、原油高を警戒 ■NY株式:NYダウ448ドル安、原油高を警戒米国株式市場は反落。ダウ平均は448.96ドル安の34358.50ドル、ナスダックは186.21ポイント安の13922.61で取引を終了した。高インフレや利上げを懸念した売りが再燃し、寄り付き後、下落。2月の新築住宅販売件数が予想以上に減少したほか、原油高で景気への懸念も再燃し、終日軟調に推移し、引けにかけ下げ幅を拡大した。セクタ—別ではエネルギー、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、銀行が下落。メーカーのゼネラル・ミルズ(GIS)は四半期決算で調整後の1株利益が予想を大幅に上回ったほか、業績見通しを引き上げたことが好感され、上昇。ゲーム販売のゲームストップ(GME)はコーエン会長が自社株を追加で10万株購入したことが明らかになり、上昇した。一方、ソフトウェアメーカーのアドビ(ADBE)は四半期決算で内容が予想を上回ったが、ロシアでの商品販売停止により通期の収益が削減されると弱い見通しを示し、下落。法人顧客向けユーザー認証サービスのソフトウェアを提供するオクタ(OKTA)はハッカー集団によるセキュリティー侵害被害を確認したほか、アナリストの投資判断引き下げで、下落した。ソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)も同様のハッカー集団による被害を確認し、下落。住宅建設会社のKBホームズ(KBH)は取引終了後に決算を発表。1株利益が予想を下回ったため、時間外取引で下落している。Horiko Capital Management LLC■NY為替:米長期金利低下もドルは下げ渋る23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円60銭まで反落後、121円16銭まで反発し、121円14銭で引けた。米2月新築住宅販売件数が予想以上に減少し米国債利回り低下に伴いドル買いが一服。株安に連れ円売りも一段落した。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が今後、利上げぺースを加速させるとの思惑を受けたドル買い意欲も強く、再び上昇。ユーロ・ドルは1.0964ドルまで下落後、1.1012ドルまで反発し、1.1007ドルで引けた。ユーロ圏3月消費者信頼感指数速報値が予想以上に悪化したためユーロ売りが優勢となったのち、金利低下に伴うドル売りに底堅く推移。ユーロ・円は132円33銭まで下落後、133円39銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3175ドルまで下落後、1.3214ドルまで上昇した。ウクライナ戦争や燃料価格の上昇を受け英国政府は春予算案計画発表に伴い22年の成長見通しを昨年10月から大幅に引き下げたためポンド売りが優勢となった。スナク財務相は予算計画で、燃料価格の上昇などを補う税制優遇措置を発表し下げ止まった。ドル・スイスは0.9353フランから0.9301フランまで下落した。■NY原油:反発で114.93ドル、一時115.40ドルまで買われるNY原油先物5月限は、反発(NYMEX原油5月限終値:114.93 ↑5.66)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+5.66ドルの114.93ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは108.38ドル-115.40ドル。アジア市場で108.38ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の中盤にかけて115.40ドルまで上昇。その後、113ドル台まで下げる場面があったが、通常取引終了後の時間外取引で一時115ドル台に戻す場面があった。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  43.09ドル   -1.09ドル(-2.47%)モルガン・スタンレー(MS) 92.38ドル   -1.84ドル(-1.95%)ゴールドマン・サックス(GS)335.61ドル  -7.40ドル(-2.16%)インテル(INTC)        48.27ドル   -0.12ドル(-0.25%)アップル(AAPL)        170.21ドル  +1.39ドル(+0.82%)アルファベット(GOOG)    2770.07ドル -35.48ドル(-1.26%)フェイスブック(FB)     213.46ドル  -3.19ドル(-1.47%)キャタピラー(CAT)      222.17ドル  -0.54ドル(-0.24%)アルコア(AA)         94.22ドル   +4.34ドル(+4.83%)ウォルマート(WMT)      141.95ドル  -1.85ドル(-1.29%) <ST> 2022/03/24 07:45

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