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注目トピックス 市況・概況 29日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は続伸、押し目買い強くインフレ懸念を払しょく ■NY株式:米国株式市場は続伸、押し目買い強くインフレ懸念を払しょくダウ平均は89.08ドル高の35,819.56ドル、ナスダックは50.27ポイント高の15,498.39で取引を終了した。9月個人消費支出(PCE)デフレーターや7-9月期の雇用コスト指数の上昇で、インフレ懸念が重しとなり寄り付き後、下落。昨日引け後に発表された携帯端末アップル(AAPL)やオンライン小売のアマゾン(AMZN)の決算が予想に満たず失望感から両社株が売られ全体指数を一時押し下げた。しかし、押し目買い意欲も強く、引けにかけて回復。下げを消し主要株式指数は史上最高値を更新し終了した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器がが下落。ユナイテッド・ステイツ・スチール(X)は第3四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、増配を発表し上昇。エネルギー会社のシェブロン(CVX)は原油高が奏功し、四半期決算で2013年以降初めての黒字を計上したことが好感され上昇した。不動産関連会社のロケット(RKT)はソフトウェア会社のセールスフォース(CRM)との提携を発表し上昇。製薬会社のファイザー(PFE)は当局が同社製新型コロナワクチンの5歳から11歳の子供への緊急使用を許可したとの報道が好感され買われた。一方、コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は従業員の賃金引き上げなどコストの上昇が影響し第3四半期決算で利益が予想を下回ったほか、中国の既存店売り上げが7%減と予想以上に落ち込み、アナリストの目標株価引き下げも嫌気され下落。携帯端末のアップル(AAPL)は昨日引け後に発表した決算で、サプライチェーンの混乱が影響し売上高が予想に満たず失望感から下落した。デジタル・ソリューション・プロバイダーのウエスタンデジタル(WDC)は決算で悲観的な見通しが嫌気され下落。イエレン米財務長官は訪問中のイタリアで、「物価上昇は正常化すると確信している」と述べた。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米インフレ上昇でドル買い強まる29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭まで下落後、114円10銭まで上昇し、104円01銭で引けた。米9月コアPCE価格指数は予想を下振れたものの、高い伸びを維持したほか、7-9月期雇用コスト指数は伸び率が市場予想を上回っており、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測も強まり、ドル買いが優勢となった。月末に絡んだドル買いも観測された。ユーロ・ドルは1.1648ドルから1.1535ドルまで下落し、1.1560ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は理事会で早期の利上げの可能性を否定し、慎重な姿勢を維持したため、ユーロ売りが続いた。ユーロ・円は132円69銭から131円61銭まで下落。ポンド・ドルは1.3790ドルから1.3668ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9109フランから0.9176フランまで上昇した。■NY原油:強含み、需給ひっ迫の懸念は解消されず29日のNY原油先物12月限は、強含み(NYMEX原油12月限終値:83.57 ↑0.76)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.76ドルの83.57ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.41ドル-83.74ドル。アジア市場で83.29ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて81.41ドルまで反落した。石油輸入国などが主要産油国に対して増産を要請しているとの見方が広がり、原油先物は一時下落したが、需給ひっ迫の懸念は解消されず、通常取引終了後の時間外取引で83.74ドルまで戻している。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC)  47.78ドル   0.00ドル(0.00%)モルガン・スタンレー(MS) 102.78ドル  +0.28ドル(+0.27%)ゴールドマン・サックス(GS)413.35ドル  -1.47ドル(-0.35%)インテル(INTC)        49.00ドル   +0.92ドル(+1.91%)アップル(AAPL)        149.80ドル  -2.77ドル(-1.82%)アルファベット(GOOG)    2965.41ドル +42.83ドル(+1.47%)フェイスブック(FB)     323.57ドル  +6.65ドル(+2.10%)キャタピラー(CAT)      204.01ドル  -0.08ドル(-0.04%)アルコア(AA)         45.95ドル   -0.50ドル(-1.08%)ウォルマート(WMT)      149.42ドル  +0.97ドル(+0.65%) <ST> 2021/11/01 07:39 注目トピックス 市況・概況 今日の注目スケジュール:中財新製造業PMI、欧ユーロ圏製造業PMI、米建設支出など <国内>09:30 製造業PMI(10月)  53.014:00 自動車販売台数(10月)  -30.0<海外>10:45 中・財新製造業PMI(10月) 50.0 50.014:00 印・製造業PMI(10月)  53.717:30 香港・GDP(7-9月) 5.7% 7.6%18:00 欧・ユーロ圏製造業PMI(10月) 58.5 58.520:25 ブ・週次景気動向調査22:00 ブ・製造業PMI(10月)  54.423:00 米・建設支出(9月) 0.5% 0%23:00 米・ISM製造業景況指数(10月) 60.3 61.123:45 米・製造業PMI(10月) 59.2 59.227:00 ブ・貿易収支(月次)(11月1日まで1カ月間)  43.22億ドル英・国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)(10月31日-11月12日)COP26首脳級会合(1-2日)---------------------------------------------------------------------注:数値は市場コンセンサス、前回数値 <CS> 2021/11/01 06:30 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:強いテーマ&好業績株への資金流入が継続!【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2021年10月25日10時に執筆ハイテク株を中心に米国市場が持ち直した事で、日本市場も落ち着きを取り戻しています。米国のインフレ懸念などが完全に払拭されたわけではありませんが、不安材料がひとまず収まった事で投資家に安心感が広がっているようです。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。原油高などの影響で目下では円安が進んでおります。日本企業にとって輸出有利と見るか、コスト増と見るか個別企業によって判断が分かれるかもしれません。日経平均も3万円に届かず上値が重いです。一時的に収まっているように見える中国の不動産リスクが、これ以上悪化しないよう願っておりますよ。原油価格が高騰し消費財や輸入品が値上げされると、日本国内でもインフレの懸念は高まるでしょう。輸出企業だけでなく小売業やエネルギー関連銘柄がどのように動くか注視が必要です。特にエネルギーは政府の政策次第で状況が一転する事もあるので目が離せません。コロナが収束した後に物価上昇による景気悪化は避けたいところです。米長期金利が上昇するとグロース株が売られるとのシナリオを頭に入れながら、円安メリットを享受できる、あるいは為替変動の影響を受けにくい銘柄を見定めていきたいものですねぇ。海外の不安材料が目立たずに落ち着いている相場では、国内の政策が株価に反映されやすいと見ておりますよ。選挙を終えて新しい船出となる内閣には、投資家の期待が高まるような政策を積極的に打ち出してもらいたいですな。岸田ショックを受けて金融所得課税を見直す議論は、しばらく無いと信じております。さて、今回は人気化しているテーマの中から業績も伴う銘柄を選んでみました。クリーンエネルギー関連からは太陽光発電などのメガソーラー開発事業を手掛けるウエストHD<1407>です。10月15日の決算発表では21年8月期の経常利益が増益着地すると、22年8月期も過去最高益を更新する予想となりました。メガソーラーでなく、小規模太陽光発電所の設置を今後2年間で2000ヶ所に設置する計画も思惑となっているようです。プリント配線基板の製造を手掛けるキョウデン<6881>は10月13日に上方修正を発表すると、その後は下値を切り上げて年初来高値を更新しました。業界初となる高速厚銅めっき工法による高放熱高周波基板も材料視されているようです。長い下落トレンドから底を打ってから切り返した様子のチームスピリット<4397>は、10月13日の決算発表で22年8月期が投資拡大で赤字見通しとなるものの、売上高は伸長するとの予想です。DX関連としてのテーマ性にも注目しております。携帯電話のインフラやネットワーク構築・運用保守などを手掛けるベイシス<4068>は、22年6月期も増益予想で過去最高益を更新する見通しです。その割に株価は底値圏であり、11月11日の決算前後で動くか監視しております。廃材などを加工する金属リサイクル大手のエンビプロ・ホールディングス<5698>は、上昇トレンドで上場来高値を更新しました。同社はリチウムイオン電池を再資源化する研究でリードしており、脱炭素やEV関連のテーマ性に強みがありますな。冷間プレスに高い技術力を持つ丸順<3422>は、自動車の車体軽量化関連として思惑があります。自動車の生産台数が落ち込む状況でも業績が好調であり、同社の想定する為替レートより円安に振れている状況は更に追い風となるか…監視です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2021/10/31 10:00 注目トピックス 市況・概況 それぞれの「トランプ」動静【フィスコ・コラム】 別名「〇〇のトランプ」と呼ばれる世界のリーダーが、支持率低迷に頭を悩ませています。各国経済がコロナ禍からなかなか立ち直れないことが背景にあると考えられます。メッキの剥がれたポピュリズムは、このまま衰退していくのかもしれません。「チェコのトランプ」、バビシュ首相が率いる中道の「ANO2011」は10月8-9日に行われた総選挙で過半数の議席を失いました。同氏は前回2017年と同様、移民や難民に対する強硬政策で支持を広げ、さらに年金増額など大衆迎合的なバラマキで2期目を狙っていました。が、新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れや不明朗な資金に関する疑惑が批判され、人気の凋落で野党に政権を譲り渡しました。同様に「ブラジルのトランプ」、ボルソナロ大統領も逆風にさらされています。前政権の緊縮財政を断罪するとともに反移民政策を訴え、同氏は前回2018年の大統領選に勝利。しかし、コロナ対策の失敗や自身の汚職疑惑が問題視され、直近の調査では不支持率が50%超に。求心力の低下は顕著で、左派のルラ元大統領との戦いとみられる来年の大統領選は現時点ですでに危ぶまれているようです。両氏に共通するのは、右派ポピュリズムと差別的な思想に加え、挑発的で乱暴な言動。さらに、最近はコロナ対応の消極姿勢で支持を失っている点です。逆に「イギリスのトランプ」のジョンソン首相はまん延防止の厳格な制限措置で人気はガタ落ち。「フィリピンのトランプ」のドゥテルテ大統領はワクチンの強制接種を打ち出し、やりすぎとの批判が殺到しています。やはり強硬なイメージが逆風の要因とみられます。それを察知したのか、フランスの極右政党「国民連合(RN)」のルペン党首は来年の大統領選に向け従来の差別的なイメージを払拭しようとソフト路線に転換。ただ、保守層からは批判を浴び、かえって人気を落としています。代わって、愛国的な立場で移民の受け入れ厳格化を主張する反イスラムのコメンテーター、ゼムール氏が躍進中です。「フランスのトランプ」は代替わりといったところでしょう。一方、再選を狙うマクロン大統領に関しては、罰則を伴うロックダウン(都市封鎖)やワクチン義務化への反発から視察先で聴衆から平手打ちをされたり、ゆで卵を投げつけられたり散々です。が、デルタ株のまん延抑止の結果が評価されたのか支持率は大きく持ち直し、この1年で最高の37%に上昇しています。コロナ禍が通過すれば有権者は再び移民や難民に厳しい目を向けるようになるのか、動向が注目されます。ところで、本家本元トランプ前米大統領はといえば、2024年の大統領選出馬を匂わせながら、全米各地で支持者集会を開催。直近の10月9日のアイオワ州での集会でも「宣言」はしなかったものの、バイデン大統領を敵に見立て、自身が「アメリカを再び偉大にする」と息巻いています。権力への執念を持ち続ける姿勢は世界の「トランプ」たちを鼓舞するでしょうか。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。 <YN> 2021/10/31 09:00 注目トピックス 市況・概況 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米FOMC、米ISM景況指数、PhotosynthのマザーズIPOなど ■株式相場見通し予想レンジ:上限30000-下限27500円来週の日経平均は上下に振れ、方向感を見出しにくい展開となりそうだ。衆院選の結果のほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)、企業決算、米中経済指標などイベントが多く、消化するにあたって複雑な展開が想定される。週初は衆院選投開票の結果を吸収することになる。自民党の単独過半数獲得の場合、今後の政権運営の安定化を好感し、海外勢を中心に買い戻しが入ろう。一方、自民・公明両党の与党で過半数を維持できても、自民党単独での過半数獲得に失敗すれば、これを嫌気した売りが出そうだ。仮に、候補者を一本化した野党連合が想定以上に躍進し、与党が過半数を割るようなことがあれば、相場は波乱となろう。そのほか、2日からの米FOMCにも注目。今会合で量的緩和の縮小(テーパリング)開始が正式決定されることはほぼ確実。前回のFOMCまでの間にすでに織り込み済みであるため、市場の反応は限定的と思われるが、一時的な利益確定売りの口実にされる可能性はあるため留意したい。一方、世界的なエネルギー価格高騰や米労働市場での賃金上昇を背景に、くすぶるインフレ懸念に対するパウエルFRB議長の発言に注目。市場は早くも来年の利上げまで織り込みはじめており、パウエル議長のインフレや利上げに対する考え方の微妙なニュアンスの変化を嗅ぎ取ることが求められる。ただ基本的には、ハト派姿勢の強いパウエル議長のことを踏まえれば、波乱なく通過することが見込まれる。そのほか、経済指標に注目。米国ではサプライマネジメント協会(ISM)が発表する10月景況指数のほか、9月製造業受注、10月雇用統計などが予定されている。米国では、交渉が行き詰っていた歳出案について当初の計画から半減はするものの、1.75兆ドル規模とする枠組みが発表された。これは主に子育て支援や気候変動対策を柱にしたものだが、こちらの交渉進展に伴い、これとは別に下院での採決が滞っていたインフラ法案も今後可決に向かう見通しとなった。米国で経済対策への期待が高まるなか、良好な経済指標で順調な景気回復が確認されれば、広く景気敏感株の買いにつながりそうだ。3日が文化の日の祝日のため立会は4日に限られるが、それでも週を通して600社ほどの決算が予定されている。なかでもトヨタ自動車<7203>に注目。振り返れば8月に大幅減産を発表して株価急落したトヨタが、世界的な供給網混乱の影響を懸念するきっかけを作った。今回の決算で挽回生産などによる下期の強気な見通しが示されれば、供給網混乱の緩和への期待から製造業全般があく抜けに向かう可能性も期待されよう。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)は、ハト派寄りの政策姿勢と予想され、長期金利の上昇は一服することから、ドル売りが優勢となる可能性がある。ただ、10月雇用統計など経済指標が堅調なら、将来的な利上げへの根強い期待がドルを支えそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は11月2-3日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、資産買入れの段階的縮小(テーパリング)開始を決める公算。早ければ11月中に債券買入れの縮小を開始し、2022年半ばには完了するシナリオがすでに想定されている。ただ、政策金利の引き上げを巡って、金融当局者の間で見解の相違が存在することが指摘されている。パウエルFRB議長は10月22日の講演でテーパリングの重要性に言及しながらも、利上げには慎重な姿勢を強調しており、今回のFOMCでは早期利上げに慎重なスタンスに集約される可能性がある。5日発表の10月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が2カ月連続での増加幅減少の反動により大幅増が予想され、ドル買い材料になりやすい。なお、他の主要中央銀行の金融政策も注目される。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は10月28日、理事会後の記者会見で、「高インフレの局面は想定以上に長期化する」と述べており、将来的な利上げの思惑が浮上している。一方、黒田日銀総裁は足元の円安を容認しており、市場がこの点に着目した場合、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。■来週の注目スケジュール11月1日(月):製造業PMI(10月)、自動車販売台数(10月)、中・財新製造業PMI(10月)、欧・米・ユーロ圏製造業PMI(10月)、米・ISM製造業景況指数(10月)、英・国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)(10月31日-11月12日)など11月2日(火):日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(9月21・22日分)、豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利発表、米・自動車販売(10月、3日までに)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)(3日まで)など11月3日(水):株式市場は祝日のため休場(文化の日)、日・欧・米・サービス業PMI(10月)、中・財新サービス業PMI(10月)、米・ADP全米雇用報告(10月)、米・ISM非製造業景況指数(10月)、米・製造業受注(9月)、米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見など11月4日(木):英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表、米・貿易収支(9月)、「OPEC(石油輸出国機構)プラス」閣僚級会合、など11月5日(金):家計支出(9月)、Photosynthが東証マザーズに新規上場、欧・ユーロ圏小売売上高(9月)、米・雇用統計(10月)など <YN> 2021/10/30 18:33 注目トピックス 市況・概況 国内株式市場見通し:国内政局動向、米FOMC、経済指標など注目イベント多く ■衆院選巡る報道で一喜一憂今週の日経平均は小幅反発。週間の上げ幅は87.84円(+0.30%)となり、終値で29000円を回復することはできなかった。衆院選投開票を前に持ち高を一方向に傾ける向きは少なく、決算発表の本格化に伴い、週を通して個別株物色が中心の相場展開となった。週前半は政局動向を材料に一進一退の展開に。週初は、週末の討論会でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のインフレリスクへの言及が警戒感を誘うなか、前の日に投開票された参議院静岡選挙区の補欠選挙で自民党候補が敗れたことが衆院選への警戒感を高め、売りが先行、日経平均は204.44円安となった。しかし、翌26日には米ハイテク企業の好決算が投資家心理を支えるなか、自民党が単独過半数を取れる見込みと一部で報道されたことで、衆院選を巡る政局不透明感が後退。一転して一気に買い戻されると、日経平均は505.60円高の29106.01円と大幅反発で29000円を回復した。ただ、その後は米国の主要企業の好決算を受けたNYダウやS&P500指数の史上最高値更新などを背景に、全般底堅く推移するも、衆院選投開票を前に方向感に欠ける動きが続いた。27日は香港ハンセン指数を中心にアジア市況が軟調ななか午前に大きく下げたかと思えば、午後は一転して買いが優勢となり、日経平均は7.77円安とほぼ横ばい。28日は、決算を受けたファナック<6954>やエムスリー<2413>の急落のほか、中国上海株の下落を背景に、日経平均は278.15円安となったが、SCREENHD<7735>や信越化学<4063>などの好決算銘柄は買われ、一方的に売り込む流れにはならなかった。週末は、米バイデン政権が1.75兆ドル規模の経済対策の枠組みを発表した一方、増税規模が想定内にとどまったことが投資家心理を改善させたものの、引け後に決算を発表したアップル、アマゾンの米大型ハイテク株が揃って時間外取引で下落していたことが嫌気された。ハイテク株が売られるなか、前場の日経平均は一時28475.06円まで大きく下げたが、衆院選投開票を直前に持ち高を一方向に傾ける向きは限られ、急速に下げ渋ると、後場開始の際には一時29000円を上回った。その後は戻り一服となり、上げ幅は縮めたが、キーエンス<6861>やソニーG<6758>の好決算も下支えとなるなか、72.60円高の28892.69円で大引けた。■イベント多く複雑な展開来週の日経平均は上下に振れ、方向感を見出しにくい展開となりそうだ。衆院選投開票の結果のほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)、企業決算、米中経済指標などイベントが多く、消化するにあたって複雑な展開が想定される。まず、衆院選投開票の結果を吸収するため、週初から値動きが激しくなりそうだ。事前の各種メディアの報道では自民党が単独過半数を取れるかの攻防と伝わっているため、単独過半数を取ることができれば、今後の政権運営の安定化を好感して、海外勢を中心に買い戻しが入りそうだ。一方、自民・公明両党の与党で過半数を維持できても、自民党単独で過半数を取れなければ、これを嫌気した売りが出ることも考えられる。可能性は低いが、仮に、候補者を一本化した野党連合が想定以上に躍進し、与党が過半数を割るようなことがあれば、相場は波乱となりそうだ。そのほか、2日からの米FOMCにも注目。今会合で量的緩和政策の縮小(テーパリング)の開始が正式決定されることはほぼ確実だろう。前回のFOMCまでの間にすでに織り込み済みであるため、市場の反応は限定的と思われるが、一時的な利益確定売りの口実にされる可能性はあるため留意したい。一方、世界的なエネルギー価格高騰や米労働市場での賃金上昇を背景に、くすぶるインフレ懸念に対するパウエルFRB議長の言及が注目される。FRB内では一部の高官が、もはやインフレに対して「一過性」という言葉を使うのを禁止すべきとも発言しており、会合参加者全体の中でも徐々にインフレの長期化を認める方向に転じつつある。市場は早くも来年の利上げまで織り込みはじめており、パウエル議長のインフレや利上げに対する考え方の微妙なニュアンスの変化を嗅ぎ取ることが求められる。ただ、基本的には、ハト派姿勢の強いパウエル議長のことを踏まえれば、波乱なく通過することが見込まれる。そのほか、経済指標にも注目。中国では財新が発表する10月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予定されているほか、米国では、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表する10月製造業・非製造業景気指数、9月製造業受注、10月ADP雇用リポート、10月雇用統計などが予定されている。米国では、交渉が行き詰っていた歳出案について当初の計画から半減はするものの、1.75兆ドル規模とする枠組みが発表された。これは主に子育て支援や気候変動対策を柱にしたものだが、こちらの交渉進展に伴い、これとは別に下院での採決が滞っていたインフラ法案も今後可決に向かう見通しとなった。米国で経済対策への期待が高まるなか、良好な経済指標で順調な経済回復が確認されれば、広く景気敏感株の買いにつながりそうだ。■トヨタの決算であく抜け感高まるか3日が文化の日の祝日で立会は4日に限られるが、それでも週を通して600社程の決算が予定されている。中でもトヨタ<7203>の決算に注目。振り返れば、8月に大幅な減産を発表して株価の急落したトヨタが、世界的な供給網混乱の影響を懸念するきっかけとなった。今回の決算で、挽回生産など下期に対する強気な見通しが示されれば、供給網混乱の緩和への期待から製造業全般があく抜けに向かう可能性も期待されよう。■米FOMC、米ISM景況指数、米雇用統計など来週は11月1日に10月新車販売台数、中国10月財新製造業PMI、米10月ISM製造業景況指数、2日に日銀金融政策決定会合議事要旨(9月開催分)、米FOMC(~11月3日)、3日にパウエルFRB議長会見、米10月ADP雇用リポート、米10月ISM非製造業景況指数、米9月製造業受注、4日に米9月貿易収支、5日に9月家計調査、米10月雇用統計などが予定されている。 <FA> 2021/10/30 14:35 注目トピックス 市況・概況 米国株式市場見通し:FOMCに注目 先週に続き、企業の好決算が相場を支援するだろう。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するほか、10月雇用統計や10月ISM製造業景況指数、非製造業景況指数と重要指標の発表が目白押しで注目だ。FRBはこの会合で、政策金利を過去最低水準で維持すると同時に、経済が一段と著しくFRBの目標に近づいたため昨年パンデミック対策として実施した資産購入策の縮小開始を発表する公算。ただ、FRBが資産購入縮小を開始したとしても、市場ではほぼ織り込み済みと見られ、テーパータントラムは回避できそうだ。さらに、来年半ばまでは、購入が続く見通しで引き続き相場支援材料となるだろう。10月雇用統計は8月、9月と予想外に低調な伸びにとどまったのち、伸びが拡大する見込み。新型コロナウイルスの変異株流行に収束する兆候が見られ、経済活動再開が一段と進み、企業は強い需要に対応するため新規雇用を拡大している。他方、サプライチェーンの混乱が2022年まで続く公算で、インフレがしばらく高止まりする可能性が出てきた。金利先物市場はFRBが資産購入縮小を終了後、速やかに最初の利上げに踏み切ると見ているようで、来年6月の利上げを7割織り込んだ。しかし、政策委員は依然来年の利上げ確率は5割と見ている。11月のFOMCでは最新予測は出されないため、声明やパウエル議長の会見で、来年の利上げの可能性を探りたい。2日には、ニュージャージー州、バージニア州で知事選、ニューヨーク、ボストン、バッファロー、アトランタ、シアトル、ミネアポリスでは市長選が実施される。結果は来年の中間選挙を占う上で注目だ。経済指標では、9月建設支出、10月ISM製造業景況指数、10月製造業PMI(1日)、10月ADP雇用統計、10月ISM非製造業景況指数、9月製造業受注、9月耐久財受注、10月サービス業PMI(3日)、週次新規失業保険申請件数、7-9月期非農業部門労働生産性、9月貿易収支(4日)、10月雇用統計(5日)などが予定されている。FRBはFOMCを2日から3日にかけて開催する。30-31日にはイタリアのローマで20カ国・地域(G20)首脳会議が開催され、バイデン大統領が出席する予定。主要企業決算では、消費財のクロロックス(1日)、通信のTモバイル、化粧品メーカーのエスティーローダー(2日)、半導体のクアルコム、ヘルスケアのCVSヘルス、オンライン旅行会社のブッキング・ホールディングス、ホテルチェーンを運営するマリオットインターナショナル、動画配信のロク、医療会社のヒューマナ(3日)、損害保険のシグナ、旅行情報・予約サイト運営のエアビーアンドビー、保険のAIG、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ、オンライン決済のスクエア(4日)に加え、製薬、バイオ関連ではファイザーやアムジェン(2日)、モデルナ(4日)、エネルギー会社でコノコフィリップス(2日)、デューク・エナジー(4日)、ドミニオン・エナジー(5日)などが予定されている。消費財メーカーの決算ではサプライチェーン混乱の持続によるコスト上昇が警戒される。また、在宅の恩恵を受けていたペロトン・インタラクティブは需要の伸びが一段落したほか、サプライチェーン問題の影響で収益鈍化に注意が必要だ。一方で、旅行関連では経済活動の再開に伴う需要の増加で収益回復に期待したい。(Horiko Capital Management LLC) <FA> 2021/10/30 14:34 注目トピックス 市況・概況 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、米利上げに根強い期待も 【今週の概況】■ドル強含み、早期利上げの思惑残る今週のドル・円は強含み。10月26日発表の9月新築住宅販売件数、10月CB消費者信頼感指数は市場予想を上回ったことから、早期利上げの可能性が高まり、リスク選好的なドル買い・円売りが活発となった。ドル・円は一時114円31銭まで買われたが、27日発表の9月耐久財受注は市場予想を下回ったことから、リスク選好的なドル買い・円売りは縮小し、ドル・円は113円台に反落した。日本銀行の黒田総裁が「現時点の円安は日本経済にマイナスではない」との見方を示したことから、ドル・円は下げ渋ったが、28日発表された米国の7-9月期国内総生産(GDP)成長率は市場予想を下回り、ドルの上値は再び重くなった。29日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円73銭まで下落後、114円10銭まで戻した。この日発表された7-9月期雇用コスト指数は市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が強まり、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢となった。ドル・円は114円01銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:113円26銭−114円31銭。【来週の見通し】■ドルは底堅い値動きか、米利上げに根強い期待も来週のドル・円は底堅い値動きか。来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)は、ハト派寄りの政策姿勢と予想され、長期金利の上昇は一服することから、ドル売りが優勢となる可能性がある。ただ、10月雇用統計など経済指標が堅調なら、将来的な利上げへの根強い期待がドルを支えそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は11月2-3日のFOMCで資産買入れの段階的縮小(テーパリング)開始を決める公算。早ければ11月中に債券買入れの縮小を開始し、2022年半ばには完了するシナリオがすでに織り込まれている。政策金利の引き上げを巡って、金融当局者の間で見解の相違が存在することが指摘されている。パウエルFRB議長は10月22日の講演でテーパリングの重要性に言及しながらも、利上げには慎重な姿勢を強調しており、今回のFOMCでは早期利上げに慎重なスタンスに集約される可能性がある。5日発表の10月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が2カ月連続減の反動により大幅増が予想され、ドル買い材料になりやすい。なお、他の主要中央銀行の金融政策も注目される。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は10月28日、理事会後の記者会見で、「高インフレの局面は想定以上に長期化する」と述べており、将来的な利上げの思惑が浮上している。一方、黒田日銀総裁は足元の円安を容認しており、市場がこの点に着目した場合、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。【米・10月ISM製造業景況指数】(11月1日発表予定)11月1日発表の米10月ISM製造業景況指数は60.3と、前月の61.1を下回る見通し。連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を前に減速が警戒されれば、金利高・ドル高の流れは一服しよう。【米・10月雇用統計】(11月5日発表予定)11月5日発表の米10月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+40.0万人、失業率は4.7%の見通し。雇用者数は2カ月連続で予想を大きく下回っており、その反動で増加すれば回復が意識されよう。予想レンジ:113円00銭−115円00銭 <FA> 2021/10/30 14:18 注目トピックス 市況・概況 ユーロ週間見通し:下げ渋りか、日銀は円安容認も ■弱含み、ECBは早期利上げには慎重姿勢今週のユーロ・ドルは、弱含み。ドイツの10月IFO企業景況感指数の4カ月連続悪化などでユーロ売りが先行。欧州中央銀行(ECB)は10月28日開催の理事会で金融政策の据え置きを決定した。ラガルドECB総裁の「高インフレは想定以上に長期化する」との発言が注目されたが、利上げについて慎重な姿勢を維持したことから、リスク回避的なユーロ売りが再燃した。取引レンジ:1.1535ドル-1.1692ドル。■もみ合いか、米金融引き締めを意識した相場展開に来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行のラガルド総裁は高インフレが想定以上に長期化する可能性に言及しており、2022年後半に利上げが実施されるとの思惑が広がりやすい。ただ、11月2-3日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、債券買入れの段階的な縮小(テーパリング)が正式に決定される可能性が高いとみられており、2022年には複数回の利上げが行われる可能性もあることから、リスク選好的なユーロ買い・ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.1500ドル−1.1650ドル■弱含み、米国金利の先高観がユーロ反発を抑える今週のユーロ・円は弱含み。10月28日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会で金融政策の据え置きが決定された。ラガルドECB総裁は会見で「高インフレは想定以上に長期化する」と述べたものの、早期利上げには慎重な姿勢を示しており、ユーロ売り・円買いが優勢となった。さらに、29日発表の7-9月期米雇用コスト指数(ECI)は、市場予想を上回る高い伸びとなり、ユーロ売り・米ドル買いが活発となった関係でユーロ・円の取引でもユーロ売り・円買いが再び優勢となった。取引レンジ:131円56銭−132円92銭。■下げ渋りか、日銀は円安容認も来週のユーロ・円は、下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁は、ユーロ圏のインフレ長期化の可能性に言及しており、将来的な利上げの可能性は高まっている。一方、原油高は日本経済を圧迫する一因となっているが、日本銀行の黒田総裁は足元の円安を容認する見解を示している。ドル高円安継続の可能性があることから、ユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・3日:9月失業率(8月:7.5%)・5日:9月小売売上高(8月:前月比+0.3%)予想レンジ:131円00銭−133円00銭 <FA> 2021/10/30 14:16 注目トピックス 市況・概況 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行理事会に注目 ■堅調推移、インフレ上昇などで買い優勢今週の豪ドル・円は堅調推移。7-9月期消費者物価コア指数は高い伸びを記録し、豪準備銀行(中央銀行)の緩和縮小ペース加速などの思惑から豪ドル買いが優勢になった。3年国債の利回り水準が大幅に上昇したことも意識され、早期利上げ観測も浮上し、豪ドル買いが強まった。取引レンジ:84円73銭-86円06銭。■底堅い展開か、豪準備銀行理事会に注目来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)の理事会では、政策金利や債券購入ペースの変更はないとみられ、「3年国債の利回り目標0.10%前後」としているイールドカーブ・コントロールの行方に関心が集まる。目標継続なら早期利上げ観測後退で豪ドル売りが強まりそうだが、インフレ進行の思惑は残されており、リスク回避的な豪ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・2日:豪準備銀行が政策金利発表(0.10%に据え置き予想)・4日:9月貿易収支(8月:+150.77億豪ドル)・5日:豪準備銀行四半期金融政策報告予想レンジ:84円70銭-86円70銭 <FA> 2021/10/30 14:16 注目トピックス 市況・概況 英ポンド週間見通し:もみ合いか、原価高は引き続き支援材料に ■弱含み、早期利上げ観測は後退今週のポンド・円は弱含み。週前半に157円台後半までポンド高・円安に振れる場面があったが、英中央銀行による早期利上げ期待は多少後退したこと、新型コロナウイルスの新規感染者の増加によって経済活動が抑制される可能性があることから、週後半はリスク回避的なポンド売り・円買いが優勢となった。ポンド・円は週末前に156円を再び下回った。取引レンジ:155円71銭−157円77銭。■もみ合いか、原価高は引き続き支援材料に来週のポンド・円は、もみ合いか。11月3-4日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)で将来的な利上げの必要性について議論された場合、ポンド買いはやや強まる可能性がある。原油相場の上昇で、資源国通貨としての買いもポンドを支援しよう。ただ、冬季における新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒されており、リスク選好的なポンド買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・特になし予想レンジ:155円00銭−157円00銭 <FA> 2021/10/30 14:15 注目トピックス 市況・概況 新興市場見通し:新興株にも影響大きいイベントや決算睨み、IPOではPhotosynth 今週の新興市場では、マザーズ指数が週間ベースで小幅続落した。個別材料株やテーマ株の一角が物色されたが、全体としては日米株式市場や米長期金利の動向睨みで上値が重く、マザーズ指数は日足チャートで1110pt近辺に集中する各種移動平均線を挟んでのもみ合いが続いた。週末にかけては衆院選投開票やメルカリ<4385>の決算発表を前に手仕舞い売りが出た。ジャスダックでも東映アニメーション<4816>が決算発表後に急落するなどし、日経ジャスダック平均は3週ぶりに小幅反落した。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.3%であったのに対して、マザーズ指数は-0.5%、日経ジャスダック平均は-0.5%だった。個別では、前述のメルカリが週間で8.3%安。その他マザーズ時価総額上位ではJTOWER<4485>が同1.3%安とやや軟調だった。売買代金上位ではBASE<4477>やリベロ<9245>が売り優勢。また、レナサイエンス<4889>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、JMDC<4483>が同1.3%高、ビジョナル<4194>が同9.2%高と堅調。弁護士ドットコム<6027>は決算を受けて急伸し、同18.1%高となった。日本電解<5759>は米テスラの好調などが刺激材料となって大幅高。INCLUSIVE<7078>は資本提携が材料視され、1週間で約3.3倍となった。ジャスダック主力では前述の東映アニメが同12.6%安。ワークマン<7564>は同1.5%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.0%安となった。また、エイケン工業<7265>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、ウエストHD<1407>は同3.3%高と堅調。半導体関連のフェローテックHD<6890>、電通グループ<4324>との提携深化を発表したセプテーニ・HD<4293>なども買われ、シーズメン<3083>が上昇率トップとなった。IPOでは、10月26日マザーズ上場のCINC<4378>が公開価格比+28.2%という初値を付けた。来週の新興市場では、引き続き株式相場全体の地合いを睨みつつ、決算等を受けた個別物色中心となりそうだ。衆院選の結果判明(10月31日投開票)、米連邦公開市場委員会(FOMC、11月2~3日)、それに海外の経済指標発表が相次ぐなど、週を通して重要イベントが多くある。国内政治情勢や米インフレ・金利動向は内需系グロース(成長)株中心のマザーズにも影響が大きく、トレンドに変化が出てくるか注視する必要があるだろう。今週末に決算発表したメルカリは、前年同期のハードルの高さから米流通総額(GMV)が減少したこともあり、夜間の私設市場取引では売りが先行したようだ。また、来週は11月4日にユーザベース<3966>、BASE、5日にJMDC、モダリス<4883>、東洋合成工業<4970>、フルヤ金属<7826>などが決算発表を予定している。主要企業の発表はさほど多くないが、BASEが競争激化懸念を払しょくするか、JMDCが好調を維持するかなどに注目したい。IPO関連では、11月1日にフロンティア<4250>が福証Q‐Boardへ、5日にPhotosynth<4379>がマザーズへそれぞれ新規上場する。Photosynthはスマートロック開発の有力スタートアップとして注目されるが、公開規模が相応に大きい。なお、今週はボードルア<4413>(11月30日、マザーズ)とのむら産業<7131>(12月2日、ジャスダック)の新規上場が発表されている。 <FA> 2021/10/30 14:10 注目トピックス 市況・概況 個人投資家・有限亭玉介:今見るべきは企業業績!注目中の個別株【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2021年10月25日14時に執筆日本では新型コロナの感染が収まりつつある中で、実体経済をどこまで回復させられるか関心が高まっています。海外情勢に振り回される株式市場ですが、個別銘柄の業績に注目すると好調な銘柄が目立っているようです。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。原油高に米国のインフレ、中国の不動産リスクに加えて英国やロシアでは新型コロナが収束していません。株価だけではなく実体経済にマイナスとなるニュースが散見される中で、日本では新型コロナワクチンの3回目接種を実施するか議論されています。海外旅行へ行ける日はまだ遠いようですが、貿易などの経済活動は上向きになっております。これから日本にインフレの波が押し寄せたとしても「所得倍増計画」の名のもとに、景気が好循環で回っていれば何の問題もありません。しかし、物価上昇が企業の業績不振を招き、所得が下がってしまうようなスタグフレーションとなった場合、あまり歓迎できる状況ではないでしょう。この物価上昇から好景気を生む政策を打ち出す事が出来るのか…。選挙を終えた後は政府の腕の見せ所かもしれませんねぇ。昨年のコロナ禍では、カネ余りとなり株式市場にマネーが流入すると実体経済と乖離した株価となりましたが、今後はコロナが収束して株価も実体経済も共に上向きに出来るのか注視する必要があります。米国経済が好景気になり、中国の不動産や電力不足のリスクが解消されれば日本の景気も自然と上向きになると思われます。逆に米中の景気回復が鈍化してくると、日本にもネガティブに影響するでしょう。ひとまず各国政府の景気対策の動向を注視しつつ、今回は業績期待の銘柄を選んでみましたよ。高周波プラズマ電源装置で業界トップシェアを誇るアドテック プラズマテクノロジー<6668>は、半導体向けを主力に業績が拡大しているようです。10月13日の決算発表後に窓を開けて急動意すると、年初来高値を更新しました。22年8月期は過去最高益の予想となっております。プレリリース配信サイト「PR TIMES」を運営するPRTIMES<3922>は、10月14日の決算発表が好感されると動意しました。プレスリリース件数は3月に過去最高を更新すると、記事閲覧数も8月に過去最高を更新した模様です。下落トレンドから底を打って切り返しているリックソフト<4429>は、10月14日の決算で増益着地すると25日・75日線ともに上抜きました。DX化の潮流を受けて自社ソフト開発の売上を伸ばしております。ゲーム向けのデバッグサービスなどを手掛けるデジハHD<3676>は、グローバル展開にも注力しており業績も拡大しています。チャート(日足)は75日線上で反発した後に、上昇基調となるか監視中です。FX取引の大手であるマネーパートナーズグループ<8732>は、10月15日に上期配当を2.5円から3.75円に増配を発表すると下値を切り上げています。円安に為替が動いている中でFX市場も活況となるか…。10月29日の決算発表を経て、監視を強めて参ります。最後は建設用コンクリート製品大手のジオスター<5282>です。国土強靭化関連として災害が多い日本ではこれからも土木関係への需要は根強いと見ております。9月3日に下方修正を発表するも株価は底堅く推移しており、中長期でトレンドを形成するか監視です。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず <TY> 2021/10/30 10:00 注目トピックス 市況・概況 NY株式:米国株式市場は続伸、押し目買い強くインフレ懸念を払しょく ダウ平均は89.08ドル高の35,819.56ドル、ナスダックは50.27ポイント高の15,498.39で取引を終了した。9月個人消費支出(PCE)デフレーターや7-9月期の雇用コスト指数の上昇で、インフレ懸念が重しとなり寄り付き後、下落。昨日引け後に発表された携帯端末アップル(AAPL)やオンライン小売のアマゾン(AMZN)の決算が予想に満たず失望感から両社株が売られ全体指数を一時押し下げた。しかし、押し目買い意欲も強く、引けにかけて回復。下げを消し主要株式指数は史上最高値を更新し終了した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器がが下落。ユナイテッド・ステイツ・スチール(X)は第3四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、増配を発表し上昇。エネルギー会社のシェブロン(CVX)は原油高が奏功し、四半期決算で2013年以降初めての黒字を計上したことが好感され上昇した。不動産関連会社のロケット(RKT)はソフトウェア会社のセールスフォース(CRM)との提携を発表し上昇。製薬会社のファイザー(PFE)は当局が同社製新型コロナワクチンの5歳から11歳の子供への緊急使用を許可したとの報道が好感され買われた。一方、コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は従業員の賃金引き上げなどコストの上昇が影響し第3四半期決算で利益が予想を下回ったほか、中国の既存店売り上げが7%減と予想以上に落ち込み、アナリストの目標株価引き下げも嫌気され下落。携帯端末のアップル(AAPL)は昨日引け後に発表した決算で、サプライチェーンの混乱が影響し売上高が予想に満たず失望感から下落した。デジタル・ソリューション・プロバイダーのウエスタンデジタル(WDC)は決算で悲観的な見通しが嫌気され下落。イエレン米財務長官は訪問中のイタリアで、「物価上昇は正常化すると確信している」と述べた。(Horiko Capital Management LLC) <YN> 2021/10/30 09:47 注目トピックス 市況・概況 NY原油:強含み、需給ひっ迫の懸念は解消されず NYMEX原油12月限終値:83.57 ↑0.7629日のNY原油先物12月限は、強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.76ドルの83.57ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.41ドル-83.74ドル。アジア市場で83.29ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて81.41ドルまで反落した。石油輸入国などが主要産油国に対して増産を要請しているとの見方が広がり、原油先物は一時下落したが、需給ひっ迫の懸念は解消されず、通常取引終了後の時間外取引で83.74ドルまで戻している。 <MK> 2021/10/30 06:56 注目トピックス 市況・概況 NY金:下落、ユーロ安などを意識した売りが入る COMEX金12月限終値:1783.90 ↓18.7029日のNY金先物12月限は、下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-18.70ドルの1783.90ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1772.40ドル-1802.90ドル。アジア市場の取引開始後に1802.90ドルまで買われたが、ユーロ高ドル安が一服したことや米長期金利の反転を受けて、ニューヨーク市場の序盤にかけて1772.40ドルまで売られた。ニューヨーク市場で米長期金利は伸び悩んだことから、通常取引終了後の時間外取引で金先物は1785.10ドルまで戻したが、米国株高を嫌って上値は重いままだった。 <MK> 2021/10/30 06:55 注目トピックス 市況・概況 NY債券:米長期債相場は強含み、利上げ期待によるインフレ抑制の思惑も 29日の米国長期債相場は、強含み。イールドカーブの平坦化が観測された。この日発表された7-9月期雇用コスト指数(ECI)は、市場予想を上回る前期比+1.3%の高い伸びとなった。同時発表の9月個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前年同期比+4.4%の伸びを記録しており、これらの結果を受けて2022年末までに複数回の利上げが実施される可能性がさらに高まった。債券市場でインフレ抑制の思惑が広がったことから、10年債利回りは低下した。10年債利回りは、一時1.617%近辺まで上昇したが、ニューヨーク市場の終盤にかけて1.535%近辺まで低下する場面があった。イールドカーブは、短・長期間などでフラットニングが観測された。2年−10年は+106.00bp近辺、2−30年は+143.90p近辺で引けた。2年債利回りは0.50%(前日比:+1bp)、10年債利回りは1.55%(同比:-3bp)、30年債利回りは、1.93%(同比:-5bp)で取引を終えた。 <MK> 2021/10/30 06:54 注目トピックス 市況・概況 NY為替:米インフレ上昇でドル買い強まる 29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円72銭まで下落後、114円10銭まで上昇し、104円01銭で引けた。米9月コアPCE価格指数は予想を下振れたものの、高い伸びを維持したほか、7-9月期雇用コスト指数は伸び率が市場予想を上回っており、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測も強まり、ドル買いが優勢となった。月末に絡んだドル買いも観測された。ユーロ・ドルは1.1648ドルから1.1535ドルまで下落し、1.1560ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は理事会で早期の利上げの可能性を否定し、慎重な姿勢を維持したため、ユーロ売りが続いた。ユーロ・円は132円69銭から131円61銭まで下落。ポンド・ドルは1.3790ドルから1.3668ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9109フランから0.9176フランまで上昇した。 <MK> 2021/10/30 06:53 注目トピックス 市況・概況 10月29日のNY為替概況   29日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円73銭まで下落後、114円10銭まで上昇し引けた。米9月コアPCE価格指数は予想を下振れたものの31年ぶり最大の伸びを維持したほか、7-9月期雇用コスト指数も4-6月期から伸びが予想以上に拡大し統計開始以降で最大となったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期の利上げ観測も強まりドル買いが優勢となった。月末需要のドル買いも強まった可能性がある。  ユーロ・ドルは1.1649ドルから1.1535ドルまで下落し引けた。他の中銀がタカ派色を強める中、欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で早期の利上げの可能性を否定し慎重な姿勢を維持したためユーロ売りが続いた。  ユーロ・円は132円69銭から131円61銭まで下落。 ポンド・ドルは1.3789ドルから1.3668ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9110フランから0.9176フランまで上昇した。[経済指標]・米・7-9月期雇用コスト指数:前期比+1.3%(予想:+0.9%、4-6月期:+0.7%)・米・9月コアPCE価格指数:前年比+3.6%(予想:+3.7%、8月:+3.6%)・米・9月個人所得:前月比-1.0%(予想:-0.3%、8月:+0.2%)・米・9月個人消費支出(PCE):前月比+0.6%(予想:+0.6%、8月:+0.8%)・米・10月シカゴ購買部協会景気指数:68.4(予想:63.7、9月:64.7)・米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:71.7(予想:71.4、速報値:71.4)・米・10月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.8%(速報値:4.8%)・米・10月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.9%(速報値:2.8%) <KY> 2021/10/30 04:45 注目トピックス 市況・概況 [通貨オプション]R/R、短中期物で円プット買い強まる ドル・円オプション市場は3カ月物を除いて、ドル・円の上昇を受けたオプション買いが強まった。3カ月物は唯一低下。リスクリバーサルでは1年物を除いて、円コールスプレッドが縮小。ドル・円下値をヘッジする円コール買いに比べて円先安感に伴う円プット買いが強まった。1年物は変わらずだった。■変動率・1カ月物6.30%⇒6.35%(08年10/24=31.044%)・3カ月物6.48%⇒6.46%(08年10/24=31.044%)・6カ月物6.54%⇒6.58%(08年10/24=25.50%)・1年物6.69%⇒6.71%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+0.15%⇒+0.12% (08年10/27=+10.90%)・3カ月物+0.24%⇒+0.20%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+0.34%⇒+0.32%(08年10/27=+10.71%)・1年物+0.44%⇒+0.44%(08年10/27=+10.71%) <KY> 2021/10/30 04:35 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル買い一服、ロンドンフィキシング通過 NY外為市場ではドル買いが一段落した。ドル・円は米インフレの上昇を受けたドル買いやロンドンフィキシングに向けたドル買いに114円10銭まで上昇後、113円94銭へ反落。ユーロ・ドルは1.1646ドルから1.1535ドルまで下落後、下げ止まり1.1554ドルまで反発。ポンド・ドルは1.3788ドルから1.3668ドルまで下落後、1.3689ドルまで反発した。10年債利回りは朝方1.6172%まで上昇後、1.557%まで低下した。 <KY> 2021/10/30 02:30 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ユーロ売り優勢、ECBは早期の利上げけん制 NY外為市場でユーロ売りが優勢となった。欧米金利差の拡大観測に、ユーロ・ドルは1.1647ドルから1.1536ドルまで下落し13日来の安値を更新。ユーロ・円は132円70銭から131円61銭まで下落した。ユーロ・ポンドは0.8453ポンドから0.8433ポンドまで下落。米連邦準備制度理事会(FRB)や英中銀がインフレの上昇を受けてタカ派姿勢を強めている一方で、欧州中央銀行(ECB)はインフレの上昇にもかかわらず早期の利上げの可能性を否定するなど慎重姿勢を維持した。 <KY> 2021/10/30 01:49 注目トピックス 市況・概況 NY外為:ドル・円114円台へ、月末ロンドンフィキシングにかけたドル買い NY外為市場では月末でロンドンフィキシングにかけてドル買いが強まり、ドル・円は113円72銭から114円09銭まで上昇し、27日来の高値を更新。ユーロ・ドルは1.1648ドルから1.1566ドルまで下落し13日来の安値を更新した。ポンド・ドルは1.3789ドルから1.3702ドルまで下落。金利先物市場がFRBの2022年の利上げを織り込む中、米国債相場は堅調に推移。米10年債利回りは1.6%を割り込み1.58%で推移した。 <KY> 2021/10/30 00:21 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】米10月ミシガン大消費者信頼感指数確報値/10月シカゴPMI、予想上回りドル堅調 米10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は71.7と、予想外に速報値71.4から上方修正された。9月72.8からは低下した。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注視している同指数の1年期待インフレ率確報値は4.8%と速報値から修正はなかった。9月4.6%から上昇し、2008年8月以降13年ぶり最高となった。5-10年期待インフレ率確報値は2.9%と、速報値2.8%から上方修正された。9月の3%からは低下。先に発表された米10月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は68.4と、9月64.7から低下予想に反して上昇し、7月来で最高となった。米10年債利回りは1.6173%まで上昇後、1.5718%まで低下する荒い展開。ドル・円は113円98銭まで上昇後は114円手前からの売りに113円82銭へ弱含んだ。ユーロ・ドルは1.1648ドルから1.1600ドルまで下落した。【経済指標】・米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:71.7(予想:71.4、速報値:71.4)・米・10月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.8%(速報値:4.8%)・米・10月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.9%(速報値:2.8%)・米・10月シカゴ購買部協会景気指数:68.4(予想:63.7、9月:64.7) <KY> 2021/10/29 23:29 注目トピックス 市況・概況 【市場反応】コアPCEは31年ぶり最大維持でFRBの目標も上振れ、ECIも過去最大の伸び、ドル上昇(訂正) 米商務省が発表した9月個人所得は前月比-1.0%となった。伸びは5月来のマイナスに落ち込んだ。9月個人消費支出(PCE)は前月比+0.6%。伸びは8月+0.8%から鈍化。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している変動の激しい燃料や食品を除いたコアPCE価格指数の9月分は前年比+3.6%と伸びは拡大予想に反し6月と同様1990年10月以降31年ぶり最大の伸びを維持した。FRBの目標2%のほぼ2倍に近づいた。米7-9月期雇用コスト指数も前期比+1.3%と4-6月期+0.7%から伸びが予想以上に拡大した。1996年に統計開始以来で最大となった。米10年債利回りは1.59%から1.627%まで上昇。ドル買いが優勢となった。ドル・円は113円75銭近辺から113円94銭まで上昇後、113円84銭の高値でもみ合い。ユーロ・ドルは1.1648ドルから1.1621ドルまで下落した。【経済指標】・米・7-9月期雇用コスト指数:前期比+1.3%(予想:+0.9%、4-6月期:+0.7%)・米・9月コアPCE価格指数:前年比+3.6%(予想:+3.7%、8月:+3.6%)・米・9月個人所得:前月比-1.0%(予想:-0.3%、8月:+0.2%)・米・9月個人消費支出(PCE):前月比+0.6%(予想:+0.6%、8月:+0.8%) <KY> 2021/10/29 22:20 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は底堅い、米PCEコア価格指数にらみ 欧州市場でドル・円は113円70銭台と、底堅い値動きが続く。この後発表される米国の個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前月の高水準を維持する見通し。連邦準備制度理事会(FRB)が重視する指標のため、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けドルは売りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円57銭から113円76銭、ユーロ・円は132円44銭から132円63銭、ユーロ・ドルは1.1645ドルから1.1671ドル。 <TY> 2021/10/29 20:08 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は変わらず、米金利にらみ 欧州市場でドル・円は一時113円76銭まで値を上げたが、その後は113円70銭付近でのもみ合い。米10年債利回りの上げ渋りで、ドル買いは仕掛けづらい。ドルは113円半ばでは買いが入りやすい半面、同後半は利益確定売りが一段の上昇を抑制する。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円57銭から113円76銭、ユーロ・円は132円44銭から132円63銭、ユーロ・ドルは1.1645ドルから1.1671ドル。 <TY> 2021/10/29 19:05 注目トピックス 市況・概況 日経平均テクニカル:反発、25日線回復もパラボリ陰転 29日の日経平均は反発した。終値は25日移動平均線上に復帰し、ローソク足は75日線割れまで長い下ヒゲを出した後は小陽線で終了し、押し目買い需要を確認した格好。反面、パラボリックは売りサイン点灯を開始しており、足元では強弱それぞれの指標が混在し、方向感が定まりにくい相場となっている。一目均衡表では終値は雲中に戻し、RSI(14日ベース)の56.03%と併せて株価水準は中立圏にある模様。転換線と基準線はともに横ばいで引けており、目先のもみ合い継続を示唆している。 <NH> 2021/10/29 18:15 注目トピックス 市況・概況 欧州為替:ドル・円は伸び悩み、ユーロの下げ渋りで 欧州市場でドル・円は伸び悩み、113円70銭付近でもみ合う展開。ドイツの経済指標は低調だったが、18時に発表されたユーロ圏の域内総生産と消費者物価指数は予想を上回った。ただ、ユーロ・ドルは前日の大幅高で上昇余地は乏しく、調整の売りが続く。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円57銭から113円74銭、ユーロ・円は132円44銭から132円63銭、ユーロ・ドルは1.1649ドルから1.1671ドル。 <TY> 2021/10/29 18:11 注目トピックス 市況・概況 29日の日本国債市場概況:債券先物は151円32銭で終了 <円債市場>長期国債先物2021年12月限寄付151円35銭 高値151円38銭 安値151円27銭 引け151円32銭売買高総計27079枚2年 430回 -0.100%5年 149回 -0.075%10年 364回  0.090%20年 178回  0.465%債券先物12月限は、151円35銭で取引を開始。前日NY市場での米長期金利上昇に加え、来週初予定される10年債入札への警戒感もあって売りが優勢になり、151円38銭から151円27銭まで下げた。現物債の取引では、2年債、5年債、10年債が売られ、20年債が買われた。<米国債概況>2年債は0.50%、10年債は1.60%、30年債は2.00%近辺で推移。債券利回りは上昇。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は-0.10%、英国債は1.04%、オーストラリア10年債は2.07%、NZ10年債は2.61%。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]・18:00 ユーロ圏・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+3.5%、4-6月期:+14.3%)・18:00 ユーロ圏・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+3.7%、9月:+3.4%)・21:30 米・9月個人所得(前月比予想:-0.3%、8月:+0.2%)・21:30 米・9月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.6%、8月:+0.8%)・21:30 米・9月コアPCE価格指数(前年比予想:+3.7%、8月:+3.6%)・21:30 米・7-9月期雇用コスト指数(前期比予想:+0.9%、4-6月期:+0.7%)・22:45 米・10月シカゴ購買部協会景気指数(予想:63.5、9月:64.7)・23:00 米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:71.4、速報値:71.4) <KK> 2021/10/29 17:30

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