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相場概況 日経平均は大幅に5日続伸、29000円台回復、首相退陣表明で一時600円超高 日経平均は大幅に5日続伸。2日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、131ドル高となった。失業保険申請の減少や原油先物相場の上昇で景気敏感株を中心に買いが入った。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで82円高からスタート。寄り付き後も米雇用の改善期待などから堅調に推移していたが、菅義偉首相が自民党総裁選への出馬を見送る意向を表明したことが伝わると上げ幅を大きく広げた。後場の中ごろには29149.65円(前日比606.14円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比584.60円高の29128.11円となった。終値としては6月16日以来の高値で、29000円台を回復したのは6月28日以来となる。東証1部の売買高は12億4310万株、売買代金は3兆2808億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、鉄鋼、電気機器、証券、機械、医薬品が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は16%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が8%近い上昇で、上場来高値を大幅に更新。外資系証券の強気の投資判断が観測された鉄鋼株も上げが目立ち、JFE<5411>が6%超、日本製鉄<5401>が5%上昇した。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、郵船<9101>、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>など全般堅調。政府のリカレント教育(社会人の学び直し)推進が刺激材料となったBBT<2464>、持分法適用会社がミクシィ<2121>と資本業務提携したセレス<3696>などはストップ高を付けた。一方、売買代金上位では任天堂<7974>が逆行安となり、JR西<9021>は4日続落。大幅増益決算のアインHD<9627>は材料出尽くし感から売りがかさんだ。また、ベイカレント<6532>は利益確定売りが広がり、東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/09/03 16:07 相場概況 日経平均は4日続伸、半導体株などに買い、利益確定売りで一時マイナスも 日経平均は4日続伸。1日の米国市場でNYダウは小幅に3日続落し、48ドル安となった。雇用サービス会社ADPの8月雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回るなどし、利益確定の売りが出た。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は過去最高値を更新。本日の東京市場でも値がさ株を中心に買いが先行し、日経平均は71円高からスタートすると、寄り付き直後には一時28626.20円(前日比175.18円高)まで上昇した。ただ、前日までの上昇を受けて利益確定の売りも広がり、前場にはマイナスへ転じる場面があった。大引けの日経平均は前日比92.49円高の28543.51円となった。終値としては7月14日以来の高値となる。東証1部の売買高は10億5806万株、売買代金は2兆6395億円だった。業種別では、金属製品、その他製品、保険業が上昇率上位だった。一方、陸運業、空運業、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の41%、対して値下がり銘柄は55%となった。個別では、東エレク<8035>などの半導体関連株が堅調で、レーザーテック<6920>やルネサス<6723>は3%超の上昇。ルネサスは前日の説明会内容が評価されたようだ。また、半導体の安定供給へ集中投資するという社長取材報道が見られた。任天堂<7974>やソフトバンク<9434>も上昇。郵船<9101>や商船三井<9104>といった海運株は売りに押される場面もあったが、結局プラスで引けた。フジ<8278>はMV西日本<8287>との経営統合が好感され、東京機<6335>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、公募増資の実施を発表したJR西<9021>が13%を超える下落。JR東<9020>などの他の鉄道株や、同様にコロナ禍の影響が大きいH.I.S.<9603>などの旅行関連株にも警戒した売りが波及したようだ。ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>もさえない。また、宮越HD<6620>やJR西が東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/09/02 15:53 相場概況 日経平均は大幅続伸、株安アノマリー打破の流れ引き継ぎ選挙への思惑が株高演出 日経平均は大幅続伸。前日の米株式市場でのNYダウは39.11ドル安と小幅続落。8月の消費者信頼感指数などが予想を下回ったことに加え、月末の持ち高調整の売りが上値を抑えた。一方、金融緩和長期化への期待から下値は限定的だった。ナスダック総合指数は0.04%安と小幅反落。米株市場は軟調だったものの、前日の月末株安アノマリーを破った流れが引き継がれたほか、取引開始前に発表された4-6月期法人企業統計の内容を好感したことで、本日の日経平均は89.50円高の28179.04円と小幅続伸でスタート。そのまま28445.13円まで大きく上値を伸ばした。一時は伸び悩んだが、衆院選を巡る報道への思惑もあり、前場中頃からは再度騰勢を強め、前場は高値引けに。後場も堅調なアジア市場や政策期待などに支えられ、28500円を手前とした高値圏での推移が継続した。 大引けの日経平均は前日比361.48円高の28451.02円となった。東証1部の売買高は10億8266万株、売買代金は2兆7721億円だった。セクター別ではパルプ・紙、空運業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位となった。一方、海運業、鉄鋼、陸運業の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は全体の24%であった。 個別では、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメントが足元で買い増しに動いていると一部で伝わったコマツ<6301>が大幅高。上半期の業績・配当予想を上方修正したミライアル<4238>、半導体製造装置の大口受注を獲得した岡本工作<6125>がそれぞれ急伸。また、大幅増配を発表した明和産業<8103>はストップ高で値上がり率上位に。そのほか、自社株買いを発表したSMK<6798>、国内証券が投資判断を格上げしたカプコン<9697>などが大幅高となった。 一方、公募増資や売出を発表した日本電子<6951>、上方修正後の通期計画が市場予想に届かなかったトリケミカル<4369>、米系大手証券による格下げが観測されたイリソ電子<6908>などが大幅に下落。第1四半期が2桁の営業減益となったラクーンHD<3031>はストップ安で値下がり率トップとなった。 東証1部の主力では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>などがしっかり。そのほか、村田製<6981>、ファナック<6954>、安川電機<6506>、エムスリー<2413>、ルネサス<6723>、太陽誘電<6976>、SUMCO<3436>、ベイカレント<6532>、テルモ<4543>、ANAHD<9202>などが大幅高。オムロン<6645>は上場来高値を更新した。 一方、レーザーテック<6920>が前日に続き朝方に上場来高値を一時更新したが利益確定売りに押され下落に転じた。また、前日まで賑わっていた日本郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運大手、日本製鉄<5401>やJFEHD<5411>などの鉄鋼大手も利食い売りで下落した。 <YN> 2021/09/01 15:58

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