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相場概況 日経平均は続落、寄り付き高値に売られ安値引け、JFEなど急落 日経平均は続落。5日の米国市場でNYダウは反発し、203ドル高となった。10月の雇用統計は良好な内容だったが、早期利上げにはつながらないと受け止められ、長期金利が大きく低下。主要株価3指数は揃って過去最高値を更新した。週明けの日経平均もこうした流れを引き継いで123円高からスタート。ただ、節目の3万円に接近する場面では売りが出て、寄り付きがこの日の高値となった。朝方にはマイナスへ転じると、中国恒大集団がドル建て社債の利払いを見送ったとの報道などもあって安値引けした。大引けの日経平均は前週末比104.52円安の29507.05円となった。東証1部の売買高は12億3179万株、売買代金は2兆8264億円だった。業種別では、鉄鋼、水産・農林業、建設業が下落率上位だった。一方、空運業、海運業、鉱業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の58%、対して値上がり銘柄は37%となった。個別では、任天堂<7974>やキーエンス<6861>が2%超下落したほか、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>などの値がさ株がさえない。業績上方修正したが市場の期待に届かなかったJFE<5411>は11%を超える下落となり、大林組<1802>や清水建<1803>といった建設株の一角も決算を受けて後場急落。また、業績下方修正のミクシィ<2121>はストップ安水準まで売られた。一方、前週後半に大きく売られた郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株が揃って反発。米ファイザーが開発している新型コロナウイルス飲み薬への期待からJAL<9201>やANA<9202>も買われた。決算発表銘柄ではオリンパス<7733>などが大きく上昇し、メイコー<6787>は東証1部上昇率トップ。また、マネックスG<8698>は連日でストップ高を付けた。 <HK> 2021/11/08 16:00 相場概況 日経平均は反落、米雇用統計前に利益確定売り、海運は大幅続落 日経平均は反落。4日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、33ドル安となった。ただ、長期金利の低下でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。本日の日経平均は米ハイテク株高の流れを引き継いで46円高からスタートしたが、寄り付きをこの日の高値にマイナス転換すると、後場には29504.07円(前日比290.30円安)まで下落する場面があった。今晩の米10月雇用統計の発表を前に目先の利益を確定する売りが出たほか、円相場の上昇やアジア株の下落などが重しとなった。大引けの日経平均は前日比182.80円安の29611.57円となった。東証1部の売買高は12億6664万株、売買代金は2兆9916億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、その他製品、金属製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、前日の後場に急落した郵船<9101>、川崎船<9107>といった海運株が本日も大幅続落。郵船は増配を発表したものの、物足りないとの見方が出ていた。市況関連株では日本製鉄<5401>も6%近い下落。業績上方修正のダイキン<6367>は市場予想に届かず2%超下落し、上期が営業減益となったソフトバンク<9434>は5%近い下落となった。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>が小安く、トヨタ自<7203>は軟調。また、グローブライ<7990>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、米ハイテク株高を受けてレーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>がしっかり。決算発表銘柄では任天堂<7974>が3%、SUMCO<3436>が7%上昇した。また、好決算のレノバ<9519>や米子会社の上場方針を発表したマネックスG<8698>は商いを伴って急伸し、ストップ高水準で取引を終えた。 <HK> 2021/11/05 15:56 相場概況 日経平均は反発、米株上昇を好感、海運・トヨタなど決算睨みも 日経平均は反発。米国市場では連邦公開市場委員会(FOMC)を挟んで主要株価指数の最高値更新が続き、祝日明けの日経平均も338円高からスタートした。朝方に一時29880.81円(前営業日比359.91円高)まで上昇すると、取引時間中のトヨタ自<7203>決算発表や5日の米10月雇用統計発表を前にやや上値が重く、海運株が決算発表を受けて後場急落したことも日経平均を押し下げる場面があった。ただ、トヨタ自は決算発表直後の売買が一巡するとプラス圏で推移し、日経平均も引けにかけてやや強含んだ。大引けの日経平均は前営業日比273.47円高の29794.37円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は14億8277万株、売買代金は3兆6854億円だった。業種別では、繊維製品、電気機器、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉱業、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%となった。個別では、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>といった値がさハイテク株の一角が大きく上昇。半導体関連については米クアルコムの好決算が支援材料となったようだ。2日の決算発表銘柄ではZHD<4689>が7%超上昇し、朝方決算発表した富士フイルム<4901>は4%の上昇。後場決算発表のトヨタ自や住友商<8053>も買い優勢となった。また、JAL<9201>と双日<2768>の共同出資会社による株式公開買付け(TOB)が発表されたJALUX<2729>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、ソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>が軟調。前引け後に決算発表した郵船<9101>と川崎船<9107>が揃って8%超下落し、商船三井<9104>にも売りが波及。花王<4452>も決算が嫌気されて4%超下落し、コニカミノルタ<4902>やヤマハ<7951>は業績下方修正で売りがかさんだ。また、三井海洋<6269>などが東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/04 15:59 相場概況 日経平均は3日ぶり反落、祝日やFOMC前に反動安、TDKや京セラには買い 日経平均は3日ぶり反落。1日の米国市場でNYダウは3日続伸し、94ドル高となった。S&P500指数、ナスダック総合指数とともに連日で過去最高値を更新した。ただ、日経平均は前日に衆院選結果を受けて急伸しており、本日は利益確定売りが先行して184円安からスタート。前場には好業績銘柄が買われ下げ渋ったが、祝日や米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の売りが出たほか、NYダウ先物の時間外取引での下落や円相場の上昇もあって、後場に一時29457.18円(前日比189.90円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比126.18円安の29520.90円となった。東証1部の売買高は11億8356万株、売買代金は2兆7777億円だった。業種別では、保険業、証券、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、空運業、海運業、繊維製品など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、三井物産<8031>が4%の下落。後場の取引時間中に決算発表し、マイナス転換した。その他売買代金上位では、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>がさえない。ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小安く引けた。業績上方修正のAGC<5201>は朝高後に売りに押され、ポーラオルHD<4927>、日立造<7004>、協和キリン<4151>は決算を受けて急落。前日ストップ安比例配分の関西スーパ<9919>は大幅続落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、業績上方修正のTDK<6762>は8%超、京セラ<6971>は5%超の上昇。前場に決算発表した丸紅<8002>も買われた。その他売買代金上位では、郵船<9101>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>が小じっかり。デクセリアルズ<4980>やイマジカG<6879>はストップ高を付け、アドウェイズ<2489>なども東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/02 15:55 相場概況 日経平均は大幅続伸、衆院選結果を好感して754円高、レーザーテックなど大幅高 日経平均は大幅続伸。10月29日の米国市場でNYダウは続伸し、89ドル高となった。インフレ懸念がくすぶったものの、堅調な企業業績などを背景に根強い押し目買いが入り、主要3指数は揃って過去最高値を更新した。また、31日投開票の衆院選で自民党が絶対安定多数を単独で確保したことも好感され、週明けの日経平均は437円高からスタート。上値では戻り待ちの売りも出たが、おおむね高値圏で堅調に推移し、引けにかけて29666.83円(前週末比774.14円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前週末比754.39円高の29647.08円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は12億8590万株、売買代金は3兆2825億円だった。業種別では、精密機器、機械、電気機器が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは証券のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は11%となった。個別では、決算発表のレーザーテック<6920>が売買代金トップ。受注拡大が続いたことを評価され、朝安後に切り返して6%超上昇した。その他売買代金上位も郵船<9101>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>など軒並み大きく上昇。決算が好感されたマンダム<4917>や業績上方修正の豊田通商<8015>、米マイクロソフトとの提携検討を発表したセガサミーHD<6460>は急伸した。また、通期決算発表のストライク<6196>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、日本郵政<6178>が続落し、村田製<6981>は受注のピークアウトなどが意識されて小安く引けた。上期の大幅減益や減配が嫌気された野村<8604>は6%超下落し、MRO<3064>やH.I.S.<9603>も急落。また、H2Oリテイル<8242>の傘下入りが決定した関西スーパ<9919>や業績下方修正のメンバーズ<2130>は売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2021/11/01 16:10 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、日米決算受け方向感乏しく、海運株急伸 日経平均は3日ぶり反発。28日の米国市場でNYダウは反発し、239ドル高となった。ナスダック総合指数とS&P500指数は過去最高値を更新したが、アップルやアマゾン・ドット・コムが決算を受けて時間外取引で急落。本日の日経平均は前日終値近辺でスタートすると、前場中ごろには28475.06円(前日比345.03円安)まで下落する場面があった。ただ、好決算銘柄に買いが入って下げ渋り、後場の寄り付き直後には一時29000.65円(同180.56円高)まで上昇するなど、やや方向感に乏しい展開だった。大引けの日経平均は前日比72.60円高の28892.69円となった。東証1部の売買高は15億6498万株、売買代金は3兆5317億円だった。業種別では、海運業、パルプ・紙、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、金属製品、証券、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の47%、対して値下がり銘柄は48%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>がしっかり。業績上方修正のソニーG<6758>は2%近く上昇し、キーエンス<6861>も決算が好感されて5%の上昇となった。前引け後に決算発表した商船三井<9104>が後場急伸し、郵船<9101>や川崎船<9107>といった他の海運株にも買いが波及。また、富士電機<6504>が東証1部上昇率上位トップとなった。一方、売買代金トップの日本郵政<6178>は続落。政府保有株の売出しで受渡日を迎え、利益確定売りが先行した。レーザーテック<6920>も軟調。決算発表銘柄ではアドバンテス<6857>やルネサス<6723>が2~3%下落し、パナソニック<6752>は6%超の下落。また、カプコン<9697>やアンリツ<6754>も急落し、ZOZO<3092>が東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2021/10/29 16:03 相場概況 日経平均は続落、ファナックやエムスリーの急落響く、海外株安も 日経平均は続落。27日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反落し、266ドル安となった。決算発表のビザが大幅安でNYダウの押し下げ役となり、景気敏感株を中心に利益確定売りも出た。また、本日の東京市場でも値がさ株のファナック<6954>やエムスリー<2413>が決算を受けて大きく売られ、日経平均は226円安からスタートすると、朝方には一時28693.06円(前日比405.18円安)まで下落。一方、半導体関連株や信越化<4063>の上昇が下支えする形となったが、日経平均は朝方の下げ一服後も軟調もみ合いの展開が続いた。大引けの日経平均は前日比278.15円安の28820.09円となった。東証1部の売買高は22億1279万株、売買代金は5兆0699億円だった。東証株価指数(TOPIX)浮動株比率見直しに伴うリバランス需要が発生した。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼が下落率上位だった。一方、その他製品、空運業、水産・農林業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の52%、対して値上がり銘柄は44%となった。個別では、前述のファナックやエムスリー、それに富士通<6702>が決算を受けて急落し、日立<6501>なども売り優勢の展開だった。ファナックは市場の上振れ期待に反して通期業績予想を下方修正し、8%を超える下落となった。その他売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>が2%超下落したほか、日本郵政<6178>、三菱商事<8058>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>などが軟調。また、大日住薬<4506>も決算がネガティブ視され、東証1部下落率トップとなった。一方、決算が好感された信越化は3%近く上昇し、NRI<4307>は8%近い上昇。SCREEN<7735>が決算を受けて急伸し、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>といったその他半導体関連株も堅調ぶりが目立った。また、フューチャー<4722>や航空電子<6807>が東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/28 15:55 相場概況 日経平均は小幅反落、決算見極めムードで往って来い 日経平均は小幅反落。前日の米株式市場でのNYダウは小幅ながら3日続伸、S&P500指数と揃って連日で史上最高値を更新した。良好な企業決算や10月消費者信頼感指数の改善が好感された。ハイテク企業決算への期待も根強く、ナスダック総合指数も小幅続伸。ただ、前日の急伸の反動が優勢となり、日経平均は50円安でスタート。29000円を割り込むと、アジア市況が軟調な中、下げ幅を拡げる展開が続き、前場中頃には28870.25円(235.76円安)まで下げた。ただ、企業決算の本格化や衆院選投開票を前に持ち高を一方向に傾ける向きは少なく、前引けかけて下げ渋ると、後場は25日移動平均線での底堅さも窺えたことから押し目買いが優勢に。大引けまで下げ幅を縮め、結局、前日終値と同水準まで戻した。 大引けの日経平均は前日比7.77円安の29098.24円となった。東証1部の売買高は11億4411万株、売買代金は2兆6240億円だった。セクターでは海運業、空運業、電気・ガス業などが下落率上位となった一方、輸送用機器、食料品、保険業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は32%となった。 主力株では、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>などの値がさ株やハイテク株に下落している銘柄が目立ち、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>などの大手海運株が急落。7-9月期営業利益及び上方修正後の通期計画値がともに小幅ながら市場予想を下振れた日本電産<6594>は小高く始まった後は売りに押され、3%近い下落。業績予想の下方修正がネガティブサプライズとなったキヤノン<7751>、業績上方修正もサプライズの乏しかった東和薬品<4553>なども急落。通期最終損益が赤字になったとの観測報道を受けて東電力HD<9501>も大きく売られた。上半期上方修正も出尽くし感が優勢となった遠藤照明<6932>は東証1部の値下がり率トップとなった。 一方、7-9月期の上振れに加え市場予想を大幅に上回る水準にまで通期計画を上方修正した新光電工<6967>が急伸し、東証1部値上がり率トップに。また、新光電工の好決算が刺激材料となったイビデン<4062>、三井ハイテク<6966>も大幅に上昇した。後場には、上期実績の大幅上振れと業績及び配当予想の上方修正を発表したMARUWAM<5344>が急伸し、値上がり率上位に入った。好決算や業績上方修正を材料にシマノ<7309>、日立建機<6305>、日東電工<6988>、松風<7979>、ホシデン<6804>なども大幅高となり値上がり率上位に並んだ。そのほか、証券会社のカバレッジが確認されたGMO-GS<3788>が大幅高。1部売買代金上位では日本郵政<6178>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、信越化学<4063>、コマツ<6301>などが上昇。朝方大きく下落していた東エレク<8035>は切り返して小幅高となった。 <YN> 2021/10/27 16:57 相場概況 日経平均は大幅反発、500円超高で29000円台回復、米株最高値を好感 日経平均は大幅反発。25日の米国市場でNYダウは続伸して64ドル高となり、S&P500指数とともに過去最高値を更新した。良好な企業決算が続き、歳出案を巡る協議進展への期待も相場を押し上げた。また、電気自動車(EV)のテスラが初めて時価総額1兆ドルに達し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで327円高からスタートすると、朝方には29000円台を回復。その後も上げ幅を広げ、後場には29160.76円(前日比560.35円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比505.60円高の29106.01円となった。東証1部の売買高は11億4196万株、売買代金は2兆5741億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、その他金融業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは銀行業と空運業の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は18%となった。個別では、日本郵政<6178>が売買代金トップで5%近い上昇。政府保有株の売出価格が決まり、買い戻しが入ったようだ。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、郵船<9101>、東エレク<8035>など全般堅調で、日経平均への寄与が大きいファーストリテ<9983>、エナジー社合同取材の内容が伝わったパナソニック<6752>、中期経営計画の見直しを発表したNTT<9432>の上げが目立った。また、PD<4587>が後場急伸し、東京機<6335>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>は小安い。キヤノン<7751>は4%近く下落したが、キヤノンMJ<8060>を中心に上場子会社の決算で収益鈍化が見られ、売り材料視されたようだ。また、ピーシーエー<9629>も決算を受けて急落し、キヤノンMJなどとともに東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/26 15:58 相場概況 日経平均は反落、値がさ株売られ一時300円超安、好決算銘柄が支え 日経平均は反落。22日の米国市場でNYダウは反発して73ドル高となり、およそ2カ月ぶりに過去最高値を更新した。ただ、引き続きインフレ懸念がくすぶったほか、半導体のインテルや写真・動画共有アプリのスナップが決算を受けて急落。また、参院静岡選挙区の補欠選挙で自民党候補が敗れたこともネガティブ視され、週明けの日経平均は277円安からスタートした。値がさ株を中心に売りが出て、前引けにかけて一時28472.55円(前週末比332.30円安)まで下落したが、好決算銘柄に積極的な買いが入り下値を支えた。大引けの日経平均は前週末比204.44円安の28600.41円となった。東証1部の売買高は10億4576万株、売買代金は2兆2792億円と8月27日以来の低水準だった。業種別では、ゴム製品、食料品、情報・通信業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、鉱業、海運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。個別では、日経平均への寄与が多いソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が3~4%下落し、2銘柄で日経平均を約145円押し下げた。政府保有株の売出しで価格決定期間に入った日本郵政<6178>は4%超下落し、ハイテク株安の流れからレーザーテック<6920>は3%近く下落した。その他では東エレク<8035>やトヨタ自<7203>が軟調。また、ips<4390>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソニーG<6758>や郵船<9101>が堅調で、米アップルが電気自動車(EV)向けバッテリーの調達先として検討と伝わったパナソニック<6752>は5%近い上昇。決算発表銘柄では中外薬<4519>が10%を超える上昇となり、東製鉄<5423>はそれ以上の急伸を見せた。また、ラウンドワン<4680>が持分法適用会社化すると発表したSKジャパン<7608>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/10/25 15:59 相場概況 日経平均は反発、一時280円高も伸び悩み、半導体株に買い 日経平均は反発。21日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、6ドル安となった。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発し、S&P500指数は7日続伸して過去最高値を更新。本日の日経平均は売りが先行して130円安からスタートすると、値がさの半導体関連株を中心に買いが入りプラス転換した。また、中国恒大集団が23日に猶予期限が切れる米ドル債の利払いを実施すると報じられ、前場に一時28989.50円(前日比280.92円高)まで上昇したが、国内企業の決算発表が本格化するのを前に伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比96.27円高の28804.85円となった。東証1部の売買高は10億5124万株、売買代金は2兆4303億円だった。業種別では、精密機器、機械、電気機器が上昇率上位だった。一方、非鉄金属、鉱業、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の43%、対して値下がり銘柄は51%となった。個別では、レーザーテック<6920>が3%超、東エレク<8035>が4%超の上昇。前日の米フィラデルフィア半導体株指数が上昇したほか、ディスコ<6146>の好決算も半導体関連株の反発を後押しした。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、郵船<9101>、ソニーG<6758>などがしっかり。コマツ<6301>やスクエニHD<9684>は外資系証券の投資判断引き上げが買い材料視された。また、業績上方修正の新日科学<2395>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>や日本郵政<6178>が軟調。日本郵政は政府保有株の売出しで25日から価格決定期間に入る。任天堂<7974>やキーエンス<6861>は小幅に下落。米スナップなどのSNS(交流サイト)関連銘柄が時間外取引で急落し、ZHD<4689>は4%超下落した。また、商品市況の下落で売られた東邦鉛<5707>や決算発表のKOA<6999>が東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/22 15:57 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反落、後場値を崩し500円超安、レーザーテックなど急落 日経平均は3日ぶり大幅反落。20日の米国市場でNYダウは続伸し、152ドル高となった。ただ、長期金利の上昇でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅反落。半導体製造装置のオランダASMLは決算を受けて売られた。本日の東京市場でも値がさの半導体関連株を中心に売りが先行し、日経平均は102円安からスタート。前場は下げ渋る場面も見られたが、後場になると香港ハンセン指数や時間外取引のNYダウ先物の軟調推移、円相場の上昇などで値を崩し、一時28688.78円(前日比566.77円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比546.97円安の28708.58円となった。東証1部の売買高は10億4191万株、売買代金は2兆4488億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、空運業、精密機器、電気機器、輸送用機器、海運業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は15%となった。個別では、半導体株安の流れからレーザーテック<6920>が7%下落し、東エレク<8035>は4%超の下落となった。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、郵船<9101>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>など全般軟調。カカクコム<2371>は業績下方修正、オムロン<6645>やマツキヨココ<3088>は一部証券会社の投資判断引き下げを受けて売りが出た。また、シンプレクスHD<4373>やクリレスHD<3387>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、KDDI<9433>は堅調で、ベイカレント<6532>や富士フイルム<4901>は伸び悩みつつもプラス圏で取引を終えた。ブイキューブ<3681>は投資判断の新規付与観測で急伸。また、無人決済のコンビニエンスストアに関する報道でサインポスト<3996>に思惑買いが入り、ストップ高を付けた。 <HK> 2021/10/21 15:56 相場概況 日経平均は小幅続伸、決算本格化前に29500円での戻り待ち売り根強く 日経平均は小幅続伸。前日の米株式市場でのNYダウは反発。医薬品や保険企業の好決算を受けて投資家心理が向上。米10年債利回りが約5カ月ぶりの高値水準を記録したものの、ハイテク企業への決算期待も根強く、ナスダック総合指数も5日続伸。東京市場でも朝方は値がさハイテク株を中心に買いが入り、日経平均は170.43円高でスタート。香港株の上昇も追い風に、前場中頃には29489.11円(273.59円高)まで上値を伸ばした。しかし、29500円手前では戻り待ちの売りも強く、次第に上値の重い展開に。今月末からの企業決算本格化や衆院選投開票を前に様子見姿勢も強く、前引けかけて急速に上げ幅を縮めると、後場も安値圏でのもみ合いに、終盤には再び値を崩す場面もあった。 大引けの日経平均は前日比40.03円高の29255.55円となった。東証1部の売買高は11億1780万株、売買代金は2兆7099億円だった。セクターでは空運業、陸運業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位となった一方、海運業、その他製品、ゴム製品などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の36%、対して値下がり銘柄は58%となった。 個別では、新マグネシウム合金圧延材の共同開発を発表した日本金属<5491>が急伸し、業績予想の上方修正や増配を発表したソフトクリエイトHD<3371>や大阪ソーダ<4046>などと共に東証1部値上がり率上位に並んだ。証券会社のレーティングや目標株価の引き上げを材料にミライトHD<1417>、コーセー<4922>、IDOM<7599>なども買われた。 主力株では、傘下ファンドの投資先である米ウィーワークの上場決定の報道を受けてソフトバンクG<9984>が急伸。米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などのメガバンクも上昇。JAL<9201>、JR東日本<9020>、エアトリ<6191>、串カツ田中<3547>などのアフターコロナ関連銘柄は大幅高。米国初となる暗号資産(仮想通貨)ビットコインに連動した上場投資信託(ETF)の取引開始を刺激材料にマネックスG<8698>は急伸した。 一方、米当局による車両点検の緊急勧告の可能性が伝わった川崎重<7012>、中国商品取引所での石炭価格の下落が売り材料視された三井松島<1518>がそれぞれ急落、グリムス<3150>や大紀アルミニウム<5702>など共に1部値下がり率上位に並んだ。業績予想を下方修正したリョービ<5851>、証券会社の格下げ観測があったバリューコマース<2491>なども売られた。1部売買代金上位では、日本郵船<9101>などの海運大手3社や「ニンテンドースイッチ」の販売減速懸念が伝わった任天堂<7974>が急落、ベイカレント<6532>、リクルートHD<6098>、SUMCO<3436>、三菱商事<8058>、富士フイルム<4901>なども大きく下落した。 <YN> 2021/10/20 16:01 相場概況 日経平均は反発、190円高、米ハイテク株高や香港・上海株高で 日経平均は反発。18日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、36ドル安となった。ただ、ハイテク株に決算期待の先回り買いが入り、ナスダック総合指数は上昇。本日の東京市場でも値がさハイテク株を中心に買いが先行し、日経平均は91円高からスタートした。国内でも今月下旬から決算発表が本格化するのを前に、様子見姿勢の投資家も少なくなかったようで、朝方の買い一巡後は伸び悩む場面があった。しかし、香港・上海株高などが支援材料となり、後場には一時29272.49円(前日比247.03円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比190.06円高の29215.52円となった。東証1部の売買高は9億9279万株、売買代金は2兆4409億円だった。業種別では、海運業、精密機器、その他製品が上昇率上位だった。一方、鉱業、空運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の51%、対して値下がり銘柄は44%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%近く上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>といった値がさ株も堅調。郵船<9101>、川崎船<9107>などの海運株はレーザーテック以上に上昇が目立った。前日ストップ安のベイカレント<6532>は商いを伴って急反発し、政策期待の根強いレノバ<9519>はリリースを手掛かりに大幅高。また、業績修正を発表したクオールHD<3034>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、SUMCO<3436>、村田製<6981>、トヨタ自<7203>がさえない。原油先物相場が伸び悩み、INPEX<1605>が4%近く下落するなど関連銘柄の下げが目立った。また、前日ストップ安比例配分のEduLab<4427>が大幅続落し、東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2021/10/19 15:56 相場概況 日経平均は3日ぶり小幅反落、小安くもみ合い、値がさ株軟調 日経平均は3日ぶり小幅反落。15日の米国市場でNYダウは続伸し、382ドル高となった。9月の小売売上高が市場予想を上回り、主要企業の決算も良好だった。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで25円高からスタート。ただ、前週後半の大幅上昇や29000円台回復を受けて売りが出たほか、米長期金利の上昇で値がさ株が軟調となってマイナス転換した。さほど売りが広がらず下値は堅かったが、中国の7-9月期国内総生産(GDP)成長率が予想をやや下回ったこともあって、小安い水準でもみ合う場面が多かった。大引けの日経平均は前週末比43.17円安の29025.46円となった。東証1部の売買高は10億8498万株、売買代金は2兆5295億円だった。業種別では、医薬品、水産・農林業、食料品が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の45%、対して値上がり銘柄は51%となった。個別では、前週末に大幅高となったレーザーテック<6920>が一転2%の下落。ソフトバンクG<9984>、SUMCO<3436>、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>もさえない。マネーフォワード<3994>やパソナ<2168>は決算発表で、マツキヨココ<3088>は月次売上発表で大きく売られた。また、ベイカレント<6532>は決算発表による材料出尽くし感からストップ安を付け、監査法人から結論不表明とのレビューを受領したEduLab<4427>は売り気配のままストップ安比例配分となった。一方、11月の生産計画を受けて懸念が後退したトヨタ自<7203>は2%超の上昇。郵船<9101>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>もしっかり。INPEX<1605>は原油高で5%近い上昇となり、東邦鉛<5707>など非鉄金属株の一角も急伸した。また、三井松島HD<1518>が東証1部トップとなり、ミタチ<3321>はストップ高を付けた。 <HK> 2021/10/18 16:12 相場概況 日経平均は大幅続伸、500円超高で29000円台回復、ハイテク上げ目立つ 日経平均は大幅続伸。14日の米国市場でNYダウは5日ぶりに大幅反発し、534ドル高となった。失業保険申請件数や卸売物価指数(PPI)上昇率が市場予想を下回り、主要企業の堅調な決算も好感された。ハイテク株は長期金利の低下で買われ、台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて半導体関連株の上昇が目立った。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで236円高からスタートすると、寄り付き後もアジア株高などを追い風に上げ幅を拡大。引けにかけて一時29082.35円(前日比531.42円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比517.70円高の29068.63円となった。終値で29000円台に乗せるのは9月30日以来。東証1部の売買高は11億4320万株、売買代金は2兆8420億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、機械、海運業、電気機器、金属製品、証券が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の91%、対して値下がり銘柄は7%となった。個別では、レーザーテック<6920>が9%超の上昇となるなど、値がさハイテク株の上げが目立った。郵船<9101>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、川崎船<9107>、キーエンス<6861>も堅調。決算発表銘柄ではクリレスHD<3387>などが急伸し、PRTIMES<3922>や東京ベース<3415>は東証1部上昇率上位にランクイン。イオン<8267>による株式公開買付け(TOB)が発表されたキャンドゥ<2698>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、今期業績見通しが市場予想を下回ったファーストリテ<9983>、新型「ニンテンドースイッチ」の販売状況が伝わった任天堂<7974>は小幅ながら下落。高島屋<8233>は業績下方修正で売りがかさんだ。また、USENNEXT<9418>やIDOM<7599>は堅調な決算ながら材料出尽くし感が広がったとみられ、東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/15 15:57 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反発、値がさ株に買い、東エレク5%高 日経平均は3日ぶり大幅反発。13日の米国市場でNYダウは小幅ながら4日続落し、0.53ドル安となった。9月の消費者物価指数(CPI)を受けてインフレ懸念がくすぶったほか、JPモルガン・チェースやアップルの下落も相場を押し下げた。ただ、長期金利の低下でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は上昇。本日の東京市場でも値がさ株が買われ、日経平均は124円高からスタートした。衆院解散を受けて政策期待の買いも入ったとみられ、後場には28576.68円(前日比436.40円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比410.65円高の28550.93円となった。東証1部の売買高は11億5266万株、売買代金は2兆5647億円だった。業種別では、水産・農林業、精密機器、電気機器が上昇率上位だった。一方、海運業、鉱業、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は47%となった。個別では、東エレク<8035>が5%の上昇となり、アドバンテス<6857>が4%近く上昇するなど、半導体関連株の一角で上げが目立った。ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>も堅調で、レーザーテック<6920>は小じっかり。米国に医薬品原料の出荷を開始すると発表した日水<1332>は後場急伸した。また、サイゼリヤ<7581>や吉野家HD<9861>は決算が好感され、サインポスト<3996>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が大きく下落し、米長期金利の低下で三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>といったメガバンク株も軟調。ヒューリック<3003>は公募株の受渡日で売りに押された。また、前期業績修正のセラク<6199>、決算発表の前沢工<6489>やベル24HD<6183>が東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/14 15:53 相場概況 日経平均は続落、IMF見通し引き下げなど重し、米物価指標前に様子見ムード(訂正) 日経平均は続落。前日の米株式市場でのNYダウは3日続落。8月求人件数が年初来初めて減少したことで雇用回復鈍化を懸念。また、連邦準備制度理事会(FRB)高官がインフレリスクに言及したことが嫌気されたほか、国際通貨基金(IMF)の経済成長率見通し引き下げも売りを誘った。金利先高観がくすぶる中、ナスダック総合指数も3日続落。米株安を受け日経平均は145.17円安でスタートすると直後に28000円を割り込む場面も。ただ、押し目買いから下げ渋ると下値の堅さが買い戻しを誘い、間もなくして上昇に転換、一時は28364.99円(134.38円高)まで上昇した。しかし、伸び悩んで再びマイナスに転じてからは、今晩以降に発表予定の米物価指標などを前に様子見ムードが広がり、こう着感を強めた。 大引けの日経平均は前日比90.33円安の28140.28円となった。東証1部の売買高は11億1180万株、売買代金は2兆4039億円だった。セクターでは海運業、鉄鋼、ゴム製品などが下落率上位となった一方、不動産業、水産・農林業、建設業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は27%となった。 個別では、商船三井<9104>などの大手海運3社が大幅に下落。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の大幅下落を受け、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>が大幅安。公募増資に伴う新株発行に係る価格が決まったSUMCO<3436>は商いを伴いながらもみ合いの末に下落。米アップルが半導体不足を理由に新型iPhoneの生産計画を下方修正したため、村田製<6981>、太陽誘電<6976>、イビデン<4062>なども大きく売られた。業績下方修正を発表した日ペHD<4612>、第1四半期減益決算が嫌気された三光合成<7888>、第1四半期大幅増益も出尽くし感が先行したタマホーム<1419>などが急落し、東証1部値下がり率上位に並んだ。そのほか、1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などが軟調。 一方、上期事業利益が会社計画を上回ったJフロント<3086>、前期上振れ着地に加え今期も大幅増益見通しとしたSHIFT<3697>がそれぞれ急伸、第3四半期営業利益が通期計画を上回ったフィルカンパニー<3267>、監理銘柄からの指定解除を発表したOKK<6205>などと共に東証1部値上がり率上位に並んだ。1部売買代金上位では、レーザーテック<6920>が半導体関連のなかで逆行高、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、ソフトバンク<9434>、JT<2914>、塩野義<4507>などが堅調で、円安を好感した三菱自<7211>、マツダ<7261>は大幅高、そのほか、ヒューリック<3003>、富士フイルム<4901>などが買われた。 <YN> 2021/10/13 16:54 相場概況 日経平均は4日ぶり反落、海外懸念で連れ安、SBGやファストリ軟調 日経平均は4日ぶり反落。11日の米株式市場でNYダウは続落し、250ドル安となった。商品市況の上昇でインフレ懸念がくすぶり、金融大手が経済成長見通しを引き下げたことなども嫌気された。本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで39円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を拡大。経営危機に陥っている中国恒大集団が再び社債の利払いを見送ったとの報道のほか、香港・上海株が軟調だったことも投資家心理を悪化させ、前場中ごろを過ぎると一時28166.38円(前日比331.82円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比267.59円安の28230.61円となった。東証1部の売買高は11億3493万株、売買代金は2兆5637億円で8月30日以来の低水準だった。業種別では、電気・ガス業、空運業、小売業が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の80%、対して値上がり銘柄は17%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>が2%超、ファーストリテ<9983>が3%超下落し、2銘柄で日経平均を約117円押し下げた。レーザーテック<6920>や東エレク<8035>といった半導体関連株も軟調で、郵船<9101>、ソニーG<6758>、川崎船<9107>は小安く引けた。業績上方修正のコーエーテクモ<3635>は伸び悩んでマイナス転換。新株発行による資金調達を発表したシーアールイー<3458>や決算発表のコスモス薬品<3349>が急落し、ライク<2462>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、SUMCO<3436>が2%超上昇し、トヨタ自<7203>や商船三井<9104>も堅調。商品市況の上昇で住友鉱<5713>などの上げが目立った。上期の業績見通しが好感されたSBI<8473>は急伸。また、業績・配当予想を大幅上方修正したローツェ<6323>はストップ高を付け、東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2021/10/12 15:55 相場概況 日経平均は大幅に3日続伸、一時500円超高、金融所得課税の見直し懸念後退など 日経平均は大幅に3日続伸。8日の米国市場でNYダウは4日ぶりに小幅反落し、8ドル安となった。9月雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回ったうえ、インフレ懸念から長期金利が1.6%台まで上昇した。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで71円安からスタート。ただ、米株の変動性指数(VIX)の低下のほか、岸田文雄首相が金融所得課税の見直しを急がない姿勢を示したことなどが安心感につながり、前場中ごろを過ぎて一時28581.36円(前週末比532.42円高)まで上昇すると、その後も高値圏で堅調に推移した。大引けの日経平均は前週末比449.26円高の28498.20円となった。東証1部の売買高は11億9417万株、売買代金は2兆7085億円だった。業種別では、海運業、空運業、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは電気・ガス業のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の84%、対して値下がり銘柄は14%となった。個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が5%近い上昇。郵船<9101>、商船三井<9104>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>は3~4%超上昇した。ソニーGは台湾積体電路製造(TSMC)との半導体新工場建設が報じられ、トヨタ自などは為替相場の円安進行が買い材料視されたようだ。株式分割の実施を発表したSansan<4443>、決算発表のカーブスHD<7085>などは急伸。また、やはり決算が好感されたMSコンサル<6555>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、レーザーテック<6920>が3%近く下落し、東エレク<8035>などその他の半導体関連株も軟調。決算発表銘柄では安川電<6506>などが下落した。また、Fブラザーズ<3454>は決算を受けて売りがかさみ、FB<3843>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/11 16:09 相場概況 日経平均は大幅続伸、海外株高で安心感、一時600円超高も後場上値重く 日経平均は大幅続伸。7日の米国市場でNYダウは3日続伸し、337ドル高となった。与野党が連邦政府の債務上限を12月まで暫定的に引き上げることで合意し、安心感が広がった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで353円高からスタートすると、連休明けで取引再開された中国・上海株が堅調だったことから投資家心理が一段と上向き、前場中ごろを過ぎると一時28321.35円(前日比643.14円高)まで上昇した。ただ、今晩の米国で9月雇用統計の発表が控えているだけに、後場に入るとやや上値の重い展開となった。大引けの日経平均は前日比370.73円高の28048.94円となった。東証1部の売買高は13億5677万株、売買代金は3兆1984億円だった。業種別では、鉱業、輸送用機器、サービス業が上昇率上位だった。一方、海運業の下落が大きく、証券や銀行業は小幅に下げた。東証1部の値上がり銘柄は全体の80%、対して値下がり銘柄は16%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>といった値がさ株の上昇が目立った。米ハイテク株高が安心感につながったようだ。ファーストリテ<9983>も堅調で、トヨタ自<7203>は3%近い上昇。竹内製作<6432>は決算が好感され、大真空<6962>は一部証券会社の投資判断引き上げを受けて急伸した。また、東京機<6335>がストップ高を付けたほか、コニシ<4956>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が4~5%超の下落。武田薬<4502>は6日続落した。決算発表銘柄では7&iHD<3382>が朝高後にマイナス転換し、ローソン<2651>は売りが先行。また、業績下方修正のオンワードHD<8016>は東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/08 15:55 相場概況 日経平均は9日ぶり反発、外部環境を巡る懸念和らぐ、戻り売りで上値重く 日経平均は9日ぶり反発。6日の米国市場でNYダウは続伸し、102ドル高となった。共和党上院のマコネル院内総務が連邦政府の債務上限を12月まで一時的に拡大する案を示したほか、エネルギー価格の下落や長期金利の上昇一服も安心感につながった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで137円高からスタート。前日までの大幅下落で自律反発に期待した買いも入り、前引けにかけて一時28015.11円(前日比486.24円高)まで上昇したが、後場に入ると戻り待ちの売りに押される銘柄が増えて伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比149.34円高の27678.21円となった。東証1部の売買高は13億3087万株、売買代金は2兆9449億円だった。業種別では、海運業、輸送用機器、その他金融業が上昇率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の38%、対して値下がり銘柄は57%となった。個別では、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が大きく上昇し、レーザーテック<6920>は2%超の上昇。ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>も堅調だった。ウエルシアHD<3141>は上期決算が減益となったが、市場予想を上回ったことで急反発。上期の単体業績速報を開示したディスコ<6146>も買い優勢となった。また、カワタ<6292>や一蔵<6186>がストップ高を付け、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、武田薬<4502>は経口オレキシン作動薬の試験中断がネガティブ視されて3%超の下落。決算発表のイオン<8267>とイオンファン<4343>は揃って大きく下落した。また、原油相場の反落でINPEX<1605>が8%超の下落となり、三井松島HD<1518>などの関連銘柄も東証1部下落率上位に多く顔を出した。 <HK> 2021/10/07 16:00 相場概況 日経平均は8日続落、インフレ懸念や内閣支持率低スタートが重し 日経平均は8日続落。前日の米株式市場でのNYダウは反発。9月のISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことや与党民主党内で交渉中の税制・支出法案の進展が好感された。ハイテク株も押し目買いが優勢でナスダック総合指数は大幅反発。日経平均は211.79円高の28033.91円でスタートすると一時400円近くまで上げ幅を拡大。しかし、その後急失速し前場の段階で300円超の下落に転じた。時間外のNYダウ先物の軟調さも重しとなり、後場開始直後には27293.62円(528.50円安)まで下げた。大引けにかけては下げ渋ったが戻りは鈍かった。原油先物価格の記録的な上昇を背景としたインフレ懸念や、岸田新内閣の支持率が伸び悩んだことで衆院選に向けた警戒感が重しとなった。 大引けの日経平均は前日比293.25円安の27528.87円となった。東証1部の売買高は16億7382万株、売買代金は3兆7420億円だった。セクターでは空運業、海運業、輸送用機器などが下落率上位となった一方、鉱業、石油・石炭製品、銀行業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の46%、対して値上がり銘柄は49%となった。 個別では、月次売上動向が嫌気されたくら寿司<2695>が急落し、T&Gニーズ<4331>、コシダカHD<2157>、ブラス<2424>、オープンドア<3926>、ラウンドワン<4680>など経済活動再開銘柄と並んで値下がり率上位に入った。上期決算が計画を下振れたイオンモール<8905>、好決算ながらも出尽くし感につながったトーセイ<8923>も売りに押された。主力では日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>など大手海運株が大幅下落。朝方上昇していた東エレク<8035>やアドバンテス<6857>などの半導体関連も下落に転じた。ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、村田製<6981>なども売られ、一部で生産計画の下振れが指摘されたトヨタ<7203>も3%安と大きく下落。そのほか、ベイカレント<6532>、ヒューリック<3003>などが急落した。 一方、セメント出荷価格の引き上げを発表した太平洋セメント<5233>が急伸し、思惑が向かった住友大阪セメント<5232>などと共に値上がり率上位に入った。好決算を発表したTSIホールディングス<3608>が急伸し、業績予想を上方修正した日金銭<6418>も大幅高に。証券会社によるレーティング格上げを背景に日本電気硝子<5214>やZHD<4689>が買われたほか、ダイセキS<1712>も急伸した。全固体リチウムイオン電池量産化の技術開発進展が材料視されたカワタ<6292>はストップ高比例配分となった。主力では任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、信越化学<4063>、ダイキン<6367>、INPEX<1605>などが大幅に上昇した。 <YN> 2021/10/06 16:01 相場概況 日経平均は大幅に7日続落、海外不安で一時900円超安、ファストリ急落も 日経平均は大幅に7日続落。4日の米株式市場でNYダウは反落し、323ドル安となった。原油高などでインフレへの警戒感が強まったうえ、香港市場での中国恒大集団株の売買停止や連邦政府の債務上限問題も投資家心理を悪化させた。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで394円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を拡大し、前場中ごろを過ぎると一時27460.29円(前日比984.60円安)まで下落。その後、香港株の下げ渋りなどから売りは一服したが、積極的に戻りを試す動きも限られた。大引けの日経平均は前日比622.77円安の27822.12円となった。終値としては8月30日以来の安値水準で、7日続落は2019年4月26日~5月14日以来となる。東証1部の売買高は15億1132万株、売買代金は3兆6152億円だった。業種別では、精密機器、機械、情報・通信業が下落率上位だった。一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%となった。個別では、ファーストリテ<9983>が7%近い下落となり、1銘柄で日経平均を約191円押し下げた。9月の国内「ユニクロ」既存店売上が前年同月比19%減となり、嫌気した売りが出た。ソフトバンクG<9984>も4%近い下落で、日経平均の押し下げ役となった。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>、商船三井<9104>、東エレク<8035>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>などが軟調。好決算のキユーピー<2809>やネクステージ<3186>、不二越<6474>も売りに押された。また、国際紙パルプ商事<9274>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>や川崎船<9107>は小じっかり。INPEX<1605>は原油高に伴い5%超上昇した。リソー教育<4714>やエスプール<2471>は決算を好感した買いが優勢。また、アジュバンHD<4929>など東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/05 15:56 相場概況 日経平均は大幅に6日続落、1カ月ぶり安値、中国恒大の売停などで心理悪化 日経平均は大幅に6日続落。1日の米国市場でNYダウは大幅に反発し、482ドル高となった。連邦政府の債務上限問題への懸念がくすぶる一方、経済指標の改善や製薬大手メルクの新型コロナウイルス治療薬への期待が相場を押し上げた。週明けの日経平均もこうした流れを引き継いで273円高からスタート。ただ、香港市場で中国恒大集団株の売買が停止されたことなどから投資家心理が悪化し、後場には一時28343.58円(前週末比427.49円安)まで下落した。午後に岸田文雄新首相が選出されたが、相場の戻りは限られた。大引けの日経平均は前週末比326.18円安の28444.89円となった。終値としては8月31日以来およそ1カ月ぶりの安値水準で、6日続落は昨年7月22日~31日以来となる。東証1部の売買高は13億2433万株、売買代金は3兆2588億円だった。業種別では、海運業、電気機器、ガラス・土石製品が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、その他金融業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の56%、対して値上がり銘柄は40%となった。個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株が揃って7~8%の大幅続落。レーザーテック<6920>、村田製<6981>、東エレク<8035>といった値がさハイテク株も下げが目立った。その他、売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>などが軟調。象印マホービン<7965>は決算を嫌気した売りがかさんだ。また、広済堂HD<7868>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、メルクの新型コロナ治療薬への期待からJAL<9201>などの空運株やJR東海<9022>などの陸運株が堅調。OLC<4661>は4%の上昇となった。経営統合に伴い今期業績予想を公表したマツキヨココカ<3088>は急伸。また、株主優待制度の新設を発表した一家HD<7127>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/04 16:01 相場概況 日経平均は大幅に5日続落、29000円割れ、米株安受け一時700円超安 日経平均は大幅に5日続落。9月30日の米国市場でNYダウは大幅反落し、546ドル安となった。連邦政府の債務上限問題などを巡る懸念がくすぶり、月末・四半期末の売りも出て下げ幅を広げた。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで217円安からスタート。日銀の9月全国企業短期経済観測調査(短観)で大企業・製造業の景況感が改善し、朝方下げ渋る場面もあったが、時間外取引でのNYダウ先物の下落とともに大きく値を崩した。後場には28680.73円(前日比771.93円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比681.59円安の28771.07円となった。終値としては9月2日以来およそ1カ月ぶりの安値水準で、下げ幅は6月21日(953.15円安)以来の大きさ。東証1部の売買高は13億8443万株、売買代金は3兆5442億円だった。業種別では、その他製品、金属製品、倉庫・運輸関連業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは鉱業のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の91%、対して値上がり銘柄は8%となった。個別では、前日の引けにかけて日経平均採用に伴う買いが入った任天堂<7974>や村田製<6981>、それにファーストリテ<9983>や川崎船<9107>の下げが目立った。その他売買代金上位も郵船<9101>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、商船三井<9104>など全般軟調。公募増資実施を発表したSUMCO<3436>は4%超下落し、決算発表のニトリHD<9843>や上期業績予想を公表した住友化<4005>も売りがかさんだ。また、任天堂やコナミHD<9766>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、楽天銀行の上場準備を発表した楽天グループ<4755>、米ファンドの保有株買い増しが報じられた東芝<6502>などは買われた。業績上方修正のJCRファーマ<4552>は急伸。決算発表のERI HD<6083>がストップ高を付け、自社株買い実施を発表したグリー<3632>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/10/01 15:55 相場概況 日経平均は4日続落、海運・半導体株などに売り、正常化・政策期待支え 日経平均は4日続落。29日の米国市場でNYダウは反発し、90ドル高となった。長期金利の上昇一服などで買いが入ったが、連邦政府の債務上限問題がくすぶるなか伸び悩んだ。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで24円高と小高くスタート。半導体関連などの値がさ株や海運株を中心に売りが出たほか、中国経済指標の悪化による香港株の反落も重なり、前場には一時29311.34円(前日比232.95円安)まで下落した。ただ、経済活動の正常化や次期政権の政策期待が支えとなり、前日終値を挟みもみ合う場面が多かった。大引けの日経平均は前日比91.63円安の29452.66円となった。東証1部の売買高は15億5125万株、売買代金は4兆3914億円だった。引けにかけて日経平均の銘柄入れ替えに伴うリバランス需要が発生し、指数の下落にもつながった。業種別では、海運業、輸送用機器、電気・ガス業が下落率上位だった。一方、陸運業、医薬品、小売業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%となった。個別では、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が揃って大幅安。値がさのソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>も軟調ぶりが目立った。米マイクロン・テクノロジーが決算を受けて下落し、半導体関連株の売りにつながった。系列販売会社での車検不正が判明したトヨタ自<7203>は3%超の下落。東京電力HD<9501>は柏崎刈羽原発を巡る報道を受けて売りがかさみ、グローブライ<7990>が海運株とともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>が4%超上昇し、日経平均に新規組み入れとなる村田製<6981>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>は引けにかけて買いが入った。新型コロナウイルス用飲み薬の年内の承認申請を目指すと伝わった塩野義<4507>は5%超の上昇。また、東証1部上昇率上位にはエアトリ<6191>などの旅行関連株やポピンズHD<7358>などの子育て関連株が多かった。 <HK> 2021/09/30 15:55 相場概況 日経平均は大幅に3日続落、米株急落で投資家心理悪化 日経平均は大幅に3日続落。前日の米国市場でのNYダウは500ドル超と大幅反落。9月消費者信頼感指数が予想外に悪化したことや政府機関閉鎖リスクが高まったことで投資家心理が悪化。米長期金利が6月中旬以来となる水準まで上昇したこともあり、ハイテク株を中心に売られた。ナスダック総合指数は2.82%安だった。日経平均は米国株安の流れを引き継いだほか9月末の配当権利落ちで180円程の下げも加わり、572.04円安の29611.92円でスタート。中国上海株が大幅に下落していたこともあり、前引け近くには下げ幅を800円以上にまで拡大。後場は一時下げ渋る動きもみられたが、自民党総裁選の投開票が進み、改革色が強く海外投資家から人気も高い河野太郎氏の劣勢が伝わると、急速に下げ幅を拡げ、29329.16円(854.80円安)まで下げる場面があった。ただ、大引けにかけては経済対策への期待などから下げ渋る展開となった。 大引けの日経平均は前日比639.67円安の29544.29円となった。東証1部の売買高は16億0259万株、売買代金は3兆8556億円だった。セクターではほぼ全面安で精密機器、電気機器、銀行業などが下落率上位に並んだ一方、空運業のみが上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は15%となった。 個別では、米ハイテク株の大幅安を背景に東エレク<8035>、アドバンテス<6857>などの半導体関連株のほか、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、信越化学<4063>、キーエンス<6861>などの値がさ株を中心に急落。武田薬<4502>、日立製<6501>、リクルートHD<6098>、日本電産<6594>、村田製<6981>、三井物産<8031>など主力株も軒並み大幅に下落。米長期金利の上昇が追い風だった中ではあったが三菱UFJ<8306>なども大幅安。そのほか、政府による保有株式売却の年内実施方針が伝わった日本郵政<6178>、第1四半期が大幅減益決算となったハニーズHD<2792>などが大幅安となり、今期の成長鈍化見通しや減配計画が嫌気されたヒマラヤ<7514>は下落率2桁台の急落で、公募増資の実施を発表したヒューリック<3003>と共に値下がり率上位に並んだ。 一方、9月末での緊急事態宣言の全面解除が正式決定し、10月からの行動制限緩和の期待を背景に、エイチ・アイ・エス<9603>やエアトリ<6191>などの旅行関連が大幅高、ANAHD<9202>などの大手空運株やJR東日本<9020>などの陸運大手も大幅に上昇、OLC<4661>などのレジャー関連も買い進まれた。前日までの急落が目立っていた海運大手では川崎汽船<9107>が大幅に反発。パンパシHD<7532>やIHI<7013>も大幅高で、日経平均急落のなかではあったがファーストリテ<9983>が小じかっりだった。 <YN> 2021/09/29 16:01 相場概況 日経平均は続落、香港株高や配当に絡んだ動きが支え、海運大幅続落 日経平均は続落。27日の米国市場でNYダウは4日続伸し、71ドル高となった。ただ、長期金利の上昇でナスダック総合指数は続落。本日の日経平均も97円安からスタートすると、朝方には一時30001.99円(前日比238.07円安)まで下落した。半導体関連を中心とした値がさ株に加え、配当権利落ち前の海運株が売られた。しかし、中国人民銀行(中央銀行)が「不動産市場の健全な発展を守る」と表明したことで香港株が大きく上昇したほか、配当取りの動きや配当再投資目的の先物買い観測も支えとなって下げ渋った。大引けの日経平均は前日比56.10円安の30183.96円となった。東証1部の売買高は15億0677万株、売買代金は3兆8105億円だった。業種別では、海運業、精密機器、空運業が下落率上位だった。一方、鉱業、繊維製品、銀行業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の48%、対して値上がり銘柄は47%となった。個別では、売買代金上位の郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>が揃って大幅続落。川崎船は売買代金・下落率とも東証1部で2位にランクインした。値がさ株ではレーザーテック<6920>が3%、キーエンス<6861>が2%超の下落。ファーストリテ<9983>やソニーG<6758>は小安い。しまむら<8227>やあさひ<3333>は決算を受けて売りがかさみ、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄となったグリーンズ<6547>はストップ安水準で取引を終えた。一方、ソフトバンクG<9984>が2%超上昇し、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株も堅調。トヨタ自<7203>は連日で上場来高値を更新し、INPEX<1605>は原油高で4%超上昇した。また、業績上方修正のJNS<3627>やジューテック<3157>が東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/09/28 15:58 相場概況 日経平均は小幅反落、朝方3ケタの上昇も伸び悩み、経済再開銘柄に買い 日経平均は小幅反落。24日の米国市場はNYダウが33ドル高と小幅に3日続伸、ナスダック総合指数が4日ぶりに小幅反落と高安まちまちだった。金利上昇や中国恒大集団の債務問題への警戒感がくすぶったものの、金融市場の大きな混乱は避けられるとの見方が根強かった。週明けの日経平均もNYダウと同様、29円高と小高くスタート。29日投開票の自民党総裁選や緊急事態宣言の解除への期待から、朝方に一時30414.61円(前週末比165.80円高)まで上昇したが、その後は中国不動産市場への懸念などで伸び悩んだ。大引けの日経平均は前週末比8.75円安の30240.06円となった。東証1部の売買高は12億9346万株、売買代金は3兆2582億円だった。業種別では、海運業、機械、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、鉱業、空運業、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は34%となった。個別では、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が売買代金上位に並び、揃って6%超の下落。レーザーテック<6920>とキーエンス<6861>が2%超下落し、ソフトバンクG<9984>は小幅に下げた。ピックルス<2925>は上期の利益上振れを発表したものの、材料出尽くし感から急落。神戸物産<3038>は8月度単体業績をネガティブ視した売りがかさんだ。また、サカイオーベ<3408>はストップ安水準で取引を終えた。一方、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>などが堅調で、日立<6501>は4%超の上昇。経済活動の再開期待からJAL<9201>などの空運株やJR西<9021>などの陸運株、H.I.S.<9603>などの旅行関連株が大きく買われた。直近上場のシンプレクスHD<4373>は急反発。また、井筒屋<8260>はストップ高水準で取引を終えた。 <HK> 2021/09/27 15:54

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