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相場概況 日経平均は大幅反発、一時691円高、オミクロン株への懸念後退 日経平均は大幅反発。6日の米国市場でNYダウは大幅に反発し、646ドル高となった。国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」について「重症化の度合いはそれほど高くないようだ」と発言し、懸念が和らいだ。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで211円高からスタートすると上げ幅を拡大。中国の預金準備率引き下げを好感した香港株の大幅反発や時間外取引でのNYダウ先物の上昇が支援材料となり、引けにかけて一時28618.46円(前日比691.09円高)まで上昇した、大引けの日経平均は前日比528.23円高の28455.60円となった。上げ幅は11月1日以来の大きさ。東証1部の売買高は12億9111万株、売買代金は3兆1135億円だった。業種別では、空運業、海運業、金属製品が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは水産・農林業のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の97%、対して値下がり銘柄は3%となった。個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が8%近い上昇。投資先の中国テック株と同様、前日の大幅下落から一転して急反発した。川崎船<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>といった海運株やレーザーテック<6920>が大きく買われ、東エレク<8035>やトヨタ自<7203>といったその他売買代金上位も全般堅調。丸紅<8002>やCTC<4739>は一部証券会社の投資判断引き上げが買い材料視され、目標株価引き上げ観測の日電波<6779>は急伸した。また、前期業績の上方修正などを発表した日本ハウスHD<1873>が東証1部上昇率トップとなった。一方、売買代金上位では日立<6501>やソフトバンク<9434>がさえない。関西スーパ<9919>は大阪高裁がH2Oリテイル<8242>との統合を認めたと伝わりストップ安。株式の売出し実施を発表したアイホン<6718>や福井コンピ<9790>、投資判断引き下げ観測の日水<1332>も東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/12/07 16:04 相場概況 日経平均は反落、米株安受け一時300円超下落、押し目買いの動きも 日経平均は反落。3日の米国市場でNYダウは反落し、59ドル安となった。新型コロナウイルス「オミクロン型」の感染拡大が懸念されたほか、連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を加速するとの観測も根強かった。週明けの日経平均は40円高と小高くスタートしたが、米株安を受けてリスク回避目的の売りが広がり、朝方に一時27693.91円(前週末比335.66円安)まで下落。一方、28000円を下回る場面では値ごろ感から押し目買いが入り下げ幅を縮めたが、再びプラス転換するまでには至らなかった。大引けの日経平均は前週末比102.20円安の27927.37円となった。東証1部の売買高は10億8694万株、売買代金は2兆5071億円だった。業種別では、情報・通信業、医薬品、サービス業が下落率上位だった。一方、鉱業、パルプ・紙、鉄鋼が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は38%となった。個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が8%超の下落。米上場廃止への懸念から中国ハイテク企業の株価が急落し、これら企業に投資する同社にとっても売り材料視されたようだ。その他売買代金上位ではレーザーテック<6920>が2%超下落し、郵船<9101>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>も軟調。アインHD<9627>は決算を受けて売りが先行するも下げ渋った。また、マネーフォワード<3994>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、川崎船<9107>が6%超上昇したほか、商船三井<9104>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>も堅調。CMK<6958>やデンカ<4061>は一部証券会社の投資判断引き上げを受けて大きく買われた。また、決算やウチダエスコ<4699>の完全子会社化を発表した内田洋行<8057>は東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2021/12/06 16:03 相場概況 日経平均は反発、ワクチン報道などきっかけに後場プラス転換 日経平均は反発。前日の米株式市場でNYダウは大幅反発。製薬会社ファイザーによる同社製ワクチンのオミクロン変異株に対しての有効性との見解を受け、景気敏感株を中心に押し目買いが入った。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発。米株高を支えに日経平均は87.68円高でスタート。ただ、今晩発表予定の米雇用統計を前に半導体関連を中心とした値がさハイテク株に売りが先行し、直後にマイナスに転じた。前場は前日終値近辺での一進一退が続いたが、米議会上院がつなぎ予算案を可決したとの報道が入ると、後場からプラス圏に再浮上。さらに、米製薬大手メルクがコロナ治療薬候補の製造販売承認を厚労省に申請したことが伝わると投資家心理が改善し、上げ幅を拡大、大引けまで断続的な買いが入り、高値引けとなった。 大引けの日経平均は前日比276.20円高の28029.57円となった。東証1部の売買高は12億3333万株、売買代金は2兆9347億円だった。セクターでは空運業、海運業、陸運業などが上昇率上位に並んだ一方、その他製品だけが下落となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の92%、対して値下がり銘柄は6%となった。 個別では、ワクチン期待からJAL<9201>やANAHD<9202>が5%高と急伸。JR東海<9022>、JR東日本<9020>などの陸運株も4%前後と急伸。OLC<4661>や資生堂<4911>、アサヒグループ<2502>などの外出・レジャー関連も大幅高となり、エアトリ<6191>、オープンドア<3926>は急騰した。前日の外資証券の大幅な目標株価引き上げが引き続き材料視された川崎汽船<9107>は12%と急騰し、商船三井<9104>なども買い進まれた。デンソー<6902>、日産自<7201>、トヨタ自<7203>などの輸送用機器も大きく上昇。そのほか、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、三井住友<8316>、三菱商事<8058>、日本製鉄<5401>、ZHD<4689>、イビデン<4062>などが高い。第1四半期決算が見直しにつながったアルチザ<6778>は急伸し、国内証券が投資判断を格上げした飯田GHD<3291>、11月既存店売上が2カ月連続でプラスとなったアダストリア<2685>なども買われた。 一方、米雇用統計前に金利に敏感なレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>などの半導体関連株が下落。ソフトバンクG<9984>は、中国の滴滴出行がNY市場の上場廃止手続きを始めると発表したほか、米連邦取引委員会(FTC)が、米エヌビディアによる英アーム買収計画について差し止めを求めると伝わったことで、下落。11月既存店売上高が4カ月連続で前年割れとなったファーストリテ<9983>も売られた。そのほか、任天堂<7974>、ファナック<6954>、富士フイルム<4901>などが軟調。自社株TOB実施に向けたCB発行を発表したコーエーテクモ<3635>は需給懸念から大きく下落。8-10月期も2割超の営業減益が続いたラクーンHD<3031>は急落し東証1部値下がり率トップとなった。11月既存店売上がマイナスとなったF&LC<3563>、国内証券が投資判断を格下げたトレックスセミ<6616>なども下落率上位に並んだ。 <YN> 2021/12/03 16:03 相場概況 日経平均は反落、変異株や米金融政策を巡る不透明感から失速 日経平均は反落。前日の米株式市場でNYダウは大幅続落。ワクチンの有効性を示唆する報道を受けて上昇して始まった。しかし、量的緩和縮小(テーパリング)の加速懸念から上げ幅を縮小。引けにかけては、米国内で初のオミクロン株感染者が確認されたことで、大きく下落に転換。ハイテク株にも売りが広がり、ナスダック総合指数も大幅に続落。米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は219.42円安でスタート。値ごろ感からの押し目買いが入り、一時はプラス圏に浮上する場面も見られた。しかし、時間外の米株価指数先物の上昇が下支えする一方、変異株や米金融政策を巡る不透明感を背景とした戻り待ちの売りも強く、その後はマイナス圏での一進一退が続いた。 大引けの日経平均は前日比182.25円安の27753.37円となった。東証1部の売買高は13億4849万株、売買代金は3兆1477億円だった。セクターでは鉱業、空運業、精密機器などが下落率上位に並んだ一方、海運業、電気・ガス業、ゴム製品などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は30%となった。 個別では、米国での金融引き締めや米中摩擦への懸念からソフトバンクG<9984>が5%超の下落。レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、村田製<6981>、HOYA<7741>、マネックスG<8698>、太陽誘電<6976>、アドバンテスト<6857>、エムスリー<2413>などのハイテク株やグロース株の下げが目立った。また、国土交通省による国際線の新規予約停止要請が伝わったことでJAL<9201>、エイチ・アイ・エス<9603>、エアトリ<6191>などの旅行関連から、JR東日本<9020>やJR東海<9022>などの陸運株が大きく売られた。決算が懸念払しょくに繋がらなかった伊藤園<2593>、前日開催の経営方針説明会が物足りないとされた三菱ケミHD<4188>は急落。 一方、外資証券による目標株価の大幅引き上げを受け、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運株が軒並み急伸。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、東京海上HD<8766>など金融株が上昇し、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>なども買われた。資生堂<4911>、花王<4452>、7&I-HD<3382>、アステラス製薬<4503>、中外製薬<4519>などのディフェンシブ銘柄も上昇したものが散見された。大規模な自社株買いを発表したアドウェイズ<2489>が急伸し、商品価格の改定実施を発表した日本ハム<2282>、証券会社の投資判断格上げや目標株価引き上げが材料視された東京ガス<9531>、カシオ<6952>、日本ケミコン<6997>などが大きく上昇した。 <YN> 2021/12/02 16:00 相場概況 日経平均は4日ぶりに反発、変異株やテーパリング加速懸念も押し目買いで下げ渋る 日経平均は4日ぶりに反発。前日の米株式市場でNYダウは大幅反落。11月消費者信頼感指数などが予想以上に悪化したほか、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が量的緩和縮小(テーパリング)ペース加速を示唆したため売りが加速。金融引き締め懸念を背景にハイテク株にも売りが広がり、ナスダック総合指数も大幅に下落した。前日に需給要因やワクチンに関する報道を受けて突っ込み気味に下げていた日経平均は自律反発狙いの買いも入り、44.97円高でスタート。朝方は乱高下したが、香港ハンセン指数の上昇などを支えに前引けにかけて強含み、28000円を回復。後場は、金融引き締めやオミクロン株を巡る懸念と値ごろ感からの押し目買いが拮抗し、同水準を挟んだ一進一退の展開が続いたが、引けにかけて失速し、28000円を回復できずに終えた。 大引けの日経平均は前日比113.86円高の27935.62円となった。東証1部の売買高は14億4119万株、売買代金は3兆2144億円だった。セクターではパルプ・紙、海運業、機械などが上昇率上位に並んだ一方、情報・通信業、医薬品、食料品などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の62%、対して値下がり銘柄は34%となった。 個別では、レーザーテック<6920>が大幅に反発し、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>なども買い優勢に。外資証券の投資判断格上げを受けてトヨタ自<7203>が大幅高となり、ホンダ<7267>、デンソー<6902>なども上昇。国内証券の投資判断格上げでファナック<6954>が買われ、安川電機<6506>、DMG森精機<6141>なども大幅上昇。国内証券の目標株価引き上げを追い風に郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株も大幅高。米国での金融引き締め観測の高まりを背景に三菱UFJ<8306>も上昇。そのほか、任天堂<7974>、ダイキン<6367>、クボタ<6326>、リクルートHD<6098>、ベイカレント<6532>、富士フイルム<4901>などが堅調。商船三井による完全子会社化を目指したTOB実施が伝わったダイビル<8806>と宇徳<9358>は共にストップ高比例配分となり、投資判断格上げを材料に急伸したメドピア<6095>など共に東証1部上昇率上位に入った。 一方、早期金融引き締め懸念からソフトバンクG<9984>が大きく下落し、ファーストリテ<9983>も軟調。エムスリー<2413>、サイバーエージェント<4751>、ベネフィット・ワン<2412>などのグロース株の一角も大きく売られた。また、オミクロン株を巡る不透明感がくすぶり、OLC<4661>やエイチ・アイ・エス<9603>などの旅行・レジャー関連の一角が下落。東証1部の下落率上位にはJMDC<4483>、Sansan<4443>など内需系グロース銘柄が並んだ。 <YN> 2021/12/01 16:01 相場概況 日経平均は大幅に3日続落、変異株へのワクチン有効性疑義きっかけに急展開 日経平均は大幅に3日続落。前日の米株式市場でNYダウは+0.68%と反発。バイデン大統領が新型コロナ変異株「オミクロン株」について冷静な行動を呼びかけ、経済封鎖の必要性を否定したこともあり、買い戻しが強まった。米長期金利の上昇は限定的だったことで特にハイテク株に旺盛な押し目買いが入り、ナスダック総合指数は+1.87%と大幅反発。米株高を好感し日経平均は327.81円高でスタート。指数寄与度の大きい半導体関連株を中心に買いが入り、寄り付き直後に28718.70円の高値を付けた。ただ、その後は騰勢一服で、もみ合いの末に前引けにかけて大きく失速。後場も冴えない動きが続くなか、米バイオテクノロジーのモデルナがオミクロン株について、既存ワクチンの効果が従来株に対してはるかに弱いとの見解を示したことが伝わると急失速、マイナス圏に転じ28000円も割った後も下値模索の展開となった。 大引けの日経平均は前日比462.16円安の27821.76円となった。東証1部の売買高は25億4576万株、売買代金は5兆4893億円だった。セクターでは鉄鋼、海運業、非鉄金属などが下落率上位となった一方、陸運業、鉱業、石油・石炭製品の3業種のみが上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の70%、対して値上がり銘柄は26%となった。 個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)高を追い風にアドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>などの半導体関連株が買われ、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、イビデン<4062>、新光電工<6967>といったハイテク株も上昇。大引けにかけて急失速したもののJR東日本<9020>、エアトリ<6191>などの旅行関連株も買われた。国内証券による格上げ観測のあった日本電子<6951>は半導体株高の波にも乗り大幅高。同様に国内証券の格上げ観測を材料にマネックスG<8698>が急伸し、東証1部上昇率上位に顔を出した。そのほか、恵和<4251>、日本電子材料<6855>、トレックスセミ<6616>など電子部品周りの銘柄が強く、上昇率上位に入った。 一方、前日に大きく買われた任天堂<7974>やエムスリー<2413>が大きく売られ、ワクチン絡みの報道をきっかけとした円高・ドル安進行を背景に日産自<7201>やマツダ<7261>が大幅安となり、前場上昇していたトヨタ自<7203>、ホンダ<7267>も下落に転じた。また、景気敏感株の中では日本製鉄<5401>やJFEHD<5411>などの鉄鋼株が前場から売り優勢で、前場堅調だった郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株もマイナスに転じた。そのほか、前場好調だったレーザーテック<6920>、東エレク<8035>が下落に転じ、ソフトバンクG<9984>、日立製<6501>、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>、オープンハウス<3288>、富士通<6702>、三井物産<8031>なども大きく売りに押された。東証1部下落率上位には、株式売出などによる需給悪化懸念が台頭したLINK&M<2170>が、新株発行などによる希薄化懸念で売られたギフティ<4449>などと共に顔を出した。 <YN> 2021/11/30 16:01 相場概況 日経平均は大幅続落、外国人入国措置禁止など受け、前場から一転し後場リスクオフ 日経平均は大幅続落。前週末の米株式市場でNYダウは-2.52%と急落。南アフリカで検出された新型コロナ変異株が世界経済の回復を損ねるとの懸念から売りが広がり、短縮取引で参加者が限られるなか安値を探る展開に。リスク回避の動きから米長期金利は低下したが、ハイテク株も売られ、ナスダック総合指数は-2.23%と大幅下落。ただ、東京市場では前週末に先んじて急落していたことに加え、複数の米製薬会社が変異株に対応した改良ワクチンの早期生産可能性を示唆したことなどから、日経平均は413.66円安で始まった後は下げ渋り、一時はプラス圏に転じる場面も。しかし、後場は一転して売り優勢。午前に上昇していた時間外の米株価指数先物が上げ幅を縮小したほか、岸田政権が30日午前0時から全世界を対象に外国人の入国措置を禁止すると表明したことが伝わり、リスク回避の動きが再び強まると、大引けまでじり安基調で下値模索の展開となった。 大引けの日経平均は前日比467.70円安の28283.92円となった。東証1部の売買高は15億3062万株、売買代金は3兆3942億円だった。セクターでは空運業、陸運業、繊維製品などが下落率上位となった一方、海運業、その他製品の2業種のみが上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の91%、対して値上がり銘柄は7%となった。 個別では、米長期金利の低下や円高・ドル安の進展を嫌気して三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>の金融株のほか、トヨタ自<7203>や日産自<7201>、ホンダ<7267>などの輸送用機器が大きく下げた。岸田政権の外国人入国禁止を受け、JAL<9201>、JR東日本<9020>、OLC<4661>、エアトリ<6191>などのアフターコロナ関連株は下げ渋っていた前場から一変して急落。そのほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、日立製<6501>、村田製<6981>なども軟調。東証1部の下落率上位には、配当権利落ちで処分売りが膨らんだジャステック<9717>、立会外分売実施による目先の需給悪化懸念で売られた中越パルプ<3877>などが並んだ。 一方、コロナ変異株「オミクロン型」の拡大を受けた利上げの思惑後退を背景にレーザーテック<6920>が急反発したほか、アドバンテスト<6857>、スクリン<7735>などその他の半導体関連株の一部も買いが優勢だった。また、任天堂<7974>、エムスリー<2413>などのウィズコロナ銘柄の一角が大きく買われたほか、先週末のバルチック海運指数の大幅高やコロナ変異株拡大が海運市況ひっ迫につながるとの思惑から、景気敏感株が総じて売り優勢のなか、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手海運株が逆行高。東証1部上昇率上位には国内証券による新規カバレッジが観測されたシンプレクスHD<4373>などが顔を出した。 <YN> 2021/11/29 16:01 相場概況 日経平均は大幅反落、コロナ変異株懸念、一時900円近い下落 日経平均は大幅反落。25日の米国市場は感謝祭の祝日で休場だった。ただ、南アフリカの国立伝染病研究所などが新型コロナウイルスの新たな変異株を確認したと発表。免疫を回避する性質や感染力が高いとされ、本日の日経平均はこれを懸念して174円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を大きく拡大。香港でも旅行者から変異株が検出されてハンセン指数が大幅安となるなどリスク回避ムードが広がるなか、日経平均は後場に28605.61円(前日比893.67円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比747.66円安の28751.62円となった。終値としては10月25日以来およそ1カ月ぶりの安値水準で、下げ幅は6月21日以来の大きさ。東証1部の売買高は13億0290万株、売買代金は2兆9993億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、空運業、不動産業、陸運業、金属製品、非鉄金属が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の91%、対して値上がり銘柄は7%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、空運のANA<9202>やJAL<9201>の下げが目立った。ソフトバンクGは投資先の中国企業を巡る報道も売り材料視されたようだ。その他売買代金上位も東エレク<8035>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>など軒並み軟調。決算が嫌気されたタカショー<7590>は東証1部下落率トップとなり、西武HD<9024>やH.I.S.<9603>などコロナ禍の影響が懸念される企業も下落率上位に多く顔を出した。一方、がん免疫薬「オプジーボ」の効能追加で国内承認を取得した小野薬<4528>は買い優勢。住阪セメ<5232>やシチズン<7762>は大規模な自社株買い実施を発表して大きく上昇した。また、OKK<6205>が急反発し、東証1部上昇率トップとなった。 <HK> 2021/11/26 15:53 相場概況 日経平均は反発、米ハイテク株高引き継ぐも後場こう着、売買3カ月ぶり低水準 日経平均は反発。24日の米国市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、9ドル安となった。引き続き金融正常化の前倒し観測が相場の重しとなったが、感謝祭の祝日を控え買い戻しが入った。また、長期金利の上昇が一服し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発。本日の東京市場でも値がさ株を中心に買いが先行し、日経平均は166円高からスタートすると、前場中ごろには一時29570.42円(前営業日比267.76円高)まで上昇した。ただ、後場になると今晩の米休場を前に高値圏でこう着感を強めた。大引けの日経平均は前営業日比196.62円高の29499.28円となった。東証1部の売買高は9億5984万株、売買代金は2兆1145億円と8月27日以来の低水準だった。業種別では、証券、鉱業、陸運業が上昇率上位だった。一方、空運業、パルプ・紙、食料品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は49%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>などがしっかり。塩野義<4507>は3%の上昇で上場来高値を更新した。新型コロナウイルスを含む感染症対策でベトナムと基本合意したと発表している。11月既存店売上が増収に転じたしまむら<8227>、水素製造装置を巡る報道が伝わった旭化成<3407>なども好感した買いが優勢。また、循環型波力揚水発電の実用化を目指すことが報じられた東洋電<6505>はストップ高を付けた。一方、リクルートHD<6098>が2%超下落し、レーザーテック<6920>やトヨタ自<7203>もさえない。新株予約権付社債(転換社債)による資金調達を発表したANA<9202>が5%超下落し、JAL<9201>にも売りが波及した。ニトリHD<9843>は11月既存店売上が減収に転じて大きく下落。また、公募増資の実施を発表したアルコニックス<3036>などが東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/25 15:58 相場概況 日経平均は3日ぶり大幅反落、早期金融引き締め懸念からグロース売り加速で一時500円安 日経平均は3日ぶりに大幅反落。22、23日の米株式市場でNYダウは続伸した一方、ナスダック総合指数は続落。連邦準備制度理事会(FRB)の議長人事を受け不透明感が後退した反面、早期金融引き締めへの思惑から長期金利が上昇、景気敏感株が買われた一方、ハイテク株に売りが広がった。祝日明けの東京市場でも半導体を中心にハイテク株やグロース株に売りが広がり、日経平均は110.66円安でスタート。寄り付き直後は下げ渋ったが間もなくして失速すると、その後は節目の29500円を意識したもみ合いに。前引けにかけて同水準を割り込むと、後場はその流れを引き継ぎ、一段と下げ幅を拡げる展開となり、一時は29212.93円(561.18円安)まで下落。大引けにかけてやや下げ渋ったものの、戻りは限られた。 大引けの日経平均は前日比471.45円安の29302.66円となった。東証1部の売買高は12億2187万株、売買代金は2兆7804億円だった。セクターではサービス業、精密機器、情報・通信業などが下落率上位となった一方、鉱業、石油・石炭製品、銀行業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は22%となった。 個別では、米長期金利の大幅上昇を背景にレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>などの半導体関連株から、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>などのハイテク株、ベイカレント<6532>、エムスリー<2413>、ZHD<4689>などのグロース株まで、株価バリュエーションの高い銘柄に広く売りが広がった。前場底堅さを見せていた東エレク<8035>も後場に入って下げ幅を拡げる展開となり、結局、大幅安に。東証1部の下落率上位には、SHIFT<3697>、ベイカレント、ラクス<3923>、Sansan<4443>など高値圏にあるグロース銘柄が並んだ。 一方、約5年ぶりに1ドル=115円台まで進んだ円安・ドル高を追い風に日産自<7201>、三菱自<7211>、マツダ<7261>などの輸送用機器が大幅高。米長期金利の上昇を受けて三井住友<8316>も上昇。バイデン米政権が日本や中国などと協調した石油備蓄放出を発表したものの、規模が大方の予想を下回ったことなどからWTI原油先物価格が大幅反発、これを受けINPEX<1605>が急伸、三井物産<8031>、丸紅<8002>、住友鉱山<5713>など資源関連株も買われた。そのほか、東京海上HDとの資本業務提携を発表したバリューHR<6078>、月次売上動向が好感された西松屋チェ<7545>、「プライム市場」の選択申請及び上場維持基準の適合に向けた中計引き上げを発表したジェイリース<7187>などが大幅高に。地裁判決受けTOB期待が再燃した関西スーパー<9919>や大幅増配を発表したGSIクレオス<8101>はストップ高比例配分となった。 <YN> 2021/11/24 16:01 相場概況 日経平均は小幅続伸、朝安後にプラス転換、東エレクやファストリ小高い 日経平均は小幅続伸。19日の米国市場でNYダウは3日続落し、268ドル安となった。欧州などでの新型コロナウイルス再流行が嫌気された。ただ、長期金利の低下でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。週明けの日経平均はNYダウが下落した流れを引き継いで127円安からスタートしたが、値がさ株の一角や海運株などに買いが入り、下げ渋る展開となった。後場に入りプラス転換すると、一時29806.49円(前週末比60.62円高)まで上昇したが、祝日を前に一段の上値を試す動きは限られた。大引けの日経平均は前週末比28.24円高の29774.11円となった。東証1部の売買高は10億6538万株、売買代金は2兆3720億円だった。業種別では、海運業、保険業、証券が上昇率上位だった。一方、鉱業、輸送用機器、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は47%となった。個別では、日経平均への寄与が大きい東エレク<8035>やファーストリテ<9983>が小高い。郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株は揃って3~4%の上昇。塩野義<4507>が2%超上昇するなど医薬品株の一角も堅調だった。好決算の東京海上<8766>は3%近く上昇し、「物言う株主」として知られるファンドが大株主に浮上したCOOKPAD<2193>や説明会内容が好感された日製鋼所<5631>は急伸。また、OKK<6205>やマーケットE<3135>は連日でストップ高となった。一方、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>はさえない。原油安でINPEX<1605>が4%超下落し、高値圏のスノーピーク<7816>は利益確定売りに押され7%近く下落した。また、株式の売出し実施を発表した国際紙パルプ商事<9274>などが東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/22 16:04 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、半導体株がけん引役、東エレク上場来高値 日経平均は3日ぶり反発。18日の米国市場でNYダウは続落し、60ドル安となった。ただ、好決算のエヌビディアがけん引役となって半導体関連株が上昇し、ナスダック総合指数は過去最高値を更新。本日の東京市場もこうした流れを引き継いで値がさの半導体関連株に買いが先行し、日経平均は42円高からスタートした。朝方の買いが一巡すると小高い水準でもみ合う場面もあったが、前場中ごろを過ぎて時間外取引でのNYダウ先物の上昇などを背景に強含み、引けにかけて一時29768.54円(前日比169.88円高)まで上昇した。大引けの日経平均は前日比147.21円高の29745.87円となった。東証1部の売買高は11億9635万株、売買代金は2兆9270億円だった。業種別では、鉱業、卸売業、精密機器が上昇率上位だった。一方、空運業、パルプ・紙、証券が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の49%、対して値下がり銘柄は47%となった。個別では、半導体関連の東エレク<8035>とルネサス<6723>が揃って3%超上昇し、東エレクは上場来高値を更新。三井物産<8031>は5%近く上昇し、太陽誘電<6976>は7%近い上昇となった。その他では任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、リクルートHD<6098>などがしっかり。クボタ<6326>はインドのトラクターメーカー買収、イビデン<4062>は一部メディアの社長インタビューを好材料視した買いが入った。また、マーケットE<3135>がストップ高を付け、OKK<6205>は連日で買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は利益確定売りに押され小安い。ソフトバンクG<9984>は中国アリババ集団の株価急落を受けて軟調。OLC<4661>など旅行・レジャー関連株の下げが目立った。また、エイチーム<3662>が大幅に3日続落し、連日で東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/19 16:04 相場概況 日経平均は続落、米・香港株安が重し、経済対策報道で一時プラスも 日経平均は続落。17日の米国市場でNYダウは反落し、211ドル安となった。過去最高値に迫り利益確定の売りが出たほか、引き続き世界的なインフレ高進や新型コロナウイルス再流行への懸念もくすぶった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで90円安からスタートすると、香港ハンセン指数が軟調だったこともあり、前引けにかけて一時29402.57円(前日比285.76円安)まで下落。ただ、後場に経済対策が財政支出ベースで55.7兆円規模に膨らむ見通しと報じられるとプラス転換する場面もあった。大引けの日経平均は前日比89.67円安の29598.66円となった。東証1部の売買高は12億2040万株、売買代金は2兆8167億円だった。業種別では、鉱業、海運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、ガラス・土石製品、サービス業、その他製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は35%となった。個別では、バルチック海運指数やNY原油先物相場の大幅下落を受け、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株やINPEX<1605>が大幅安。認知症治療薬に対する欧州当局の否定的見解が嫌気されたエーザイ<4523>は9%近い下落となった。レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>も軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。また、エイチーム<3662>やエーザイが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>が堅調。サイバー<4751>は7%超上昇した。また、特別利益計上と自社株買い実施を発表したメガチップス<6875>はストップ高を付け、日本電産<6594>による子会社化を発表したOKK<6205>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/11/18 15:55 相場概況 日経平均は5日ぶり反落、機械受注の下振れなど受け3万円手前で失速 日経平均は5日ぶり反落。前日の米株式市場でNYダウは小幅反発。小売企業の決算を好感したほか、11月小売売上高をはじめとした経済指標の上振れも手伝い終日堅調に推移。ハイテク株への買いも入り、ナスダック総合指数も反発。東京市場でも半導体を中心にハイテク株に買いが先行し、日経平均は98.56円高でスタート。ただ、3万円手前での売りが根強く、9月の機械受注が市場予想を下回ったことも重しとなり、寄り付き直後の29909.97円を本日の高値に失速すると早々にマイナスに転換。その後も下げ幅を拡げる動きが続き、前場中頃には一時29623.79円(184.33円安)まで下落した。後場は売り一巡感で下げ幅を縮小する動きが続いたが、今晩の米エヌビディアなど半導体関連株の決算を見極めたいとの思惑も働くなか、戻りは鈍く、下げ幅は3桁に及んだ。 大引けの日経平均は前日比119.79円安の29688.33円となった。東証1部の売買高は11億7339万株、売買代金は2兆7424億円だった。セクターでは空運業、サービス業、水産・農林業などが下落率上位となった一方、鉱業、精密機器、海運業などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の18%、対して値下がり銘柄は78%となった。 個別では、SOX指数高を背景にレーザーテック<6920>が大幅高となり、東エレク<8035>とともに連日で上場来高値を更新。スクリン<7735>やアドバンテスト<6857>などの他の半導体製造装置銘柄に加え、HOYA<7741>、SUMCO<3436>など半導体材料銘柄も大きく上昇した。傘下の投資ファンドが国内ゴルフ場最大手のアコーディア・ゴルフ・グループを買収すると伝わったソフトバンクG<9984>は米ハイテク株高も支援し小幅高。対ドルでの円安進行を追い風にSUBARU<7270>などの輸送用機器も買われた。前場買われ、揃って上場来高値を一時更新したトヨタ自<7203>とデンソー<6902>は、後場は売りに押され結局小反落。そのほか、INPEX<1605>、SMC<6273>、太陽誘電<6976>が大幅に上昇。東証1部上昇率上位にはクロスキャット<2307>、芝浦機械<6104>、トレックスセミ<6616>、チェンジ<3962>、メック<4971>などが並んだ。 一方、リクルートHD<6098>が短期的な出尽くし感から本日も大幅に下落。連騰劇を繰り広げていたスノーピーク<7816>も騰勢一服で売り優勢。ソニーG<6758>、任天堂<7974>、武田薬<4502>なども軟調で、三菱UFJ<8306>、日立製<6501>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>などは大幅に下落。JAL<9201>、JR東日本<9020>、オープンドア<3926>、エアトリ<6191>などのアフターコロナ関連株も大きく売られた。1部下落率上位ではテモナ<3985>、シンプレクスHD<4373>、システムソフト<7527>、オープンドア、ネットマーケティング<6175>、大平洋金属<5541>、東邦チタニウム<5727>などが並んだ。 <YN> 2021/11/17 16:01 相場概況 日経平均は小幅に4日続伸、米中協議受け一時急伸も、3万円前に伸び悩み 日経平均は小幅に4日続伸。15日の米国市場でNYダウは小幅に反落し、12ドル安となった。インフラ投資法案の成立や製造業景況感の改善が好感される一方、インフレ懸念を背景に長期金利が上昇し、NYダウは引けにかけて下落に転じた。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで27円安からスタートしたが、前場に米中首脳協議の内容が伝わると、緊張緩和に向けた期待から一時29960.93円(前日比184.13円高)まで急伸。ただ、その後は買いが続かず、引き続き節目の3万円手前では利益確定売りも出て伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比31.32円高の29808.12円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は11億9059万株、売買代金は2兆7093億円だった。業種別では、鉱業、輸送用機器、保険業が上昇率上位だった。一方、海運業、パルプ・紙、陸運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の41%、対して値下がり銘柄は54%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が3%近く上昇したほか、トヨタ自<7203>や東エレク<8035>も堅調で、揃って終値ベースの上場来高値(株式分割考慮)を更新。村田製<6981>は中期経営計画を評価した買いが入り、三菱UFJ<8306>は決算や自社株買い、増配が好感された。その他の決算発表銘柄ではチェンジ<3962>などが急伸し、トレックスセミ<6616>はストップ高。また、前日ストップ高のスノーピーク<7816>は商いを伴って大幅続伸し、東証1部上昇率トップとなった。一方、リクルートHD<6098>は3%超の下落。決算そのものは評価の声が多かったものの、材料出尽くし感から売りが出たようだ。郵船<9101>や川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株も軟調ぶりが目立った。また。上期業績を上方修正したヤーマン<6630>だが市場の期待に届かなかったとみられ、東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2021/11/16 16:02 相場概況 日経平均は3日続伸、米株高など好感、3万円迫り上値の重さも 日経平均は3日続伸。12日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、179ドル高となった。10日発表の10月消費者物価指数(CPI)を受けた金利上昇が落ち着き、ハイテク株を中心に買いが入った。また、週明けの東京市場では東エレク<8035>の好決算もハイテク株の買いを誘い、日経平均は197円高からスタート。朝方には一時29861.88円(前週末比251.91円高)まで上昇したが、節目の3万円に迫ると売りが出て上値が重かった。日経平均への寄与が大きい東エレクも上場来高値こそ更新したが伸び悩む展開となった。大引けの日経平均は前週末比166.83円高の29776.80円となった。東証1部の売買高は11億6341万株、売買代金は2兆6394億円だった。業種別では、サービス業、輸送用機器、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、保険業、海運業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の48%、対して値下がり銘柄は47%となった。個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%超、同2位のソフトバンクG<9984>が2%超の上昇。トヨタ自<7203>なども堅調だった。決算発表銘柄では東エレクが前述のとおり伸び悩んだものの、三井住友<8316>は終値でも2%の上昇。業績上方修正や増配が好感されたゆうちょ銀行<7182>などは急伸した。また、好決算のDスタンダード<3925>、エムアップ<3661>、ブレインパッド<3655>、スノーピーク<7816>などはストップ高。恵和<4251>やガンホー<3765>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>やファーストリテ<9983>は小安く、郵船<9101>などの海運株は軟調。JFE<5411>は3%近い下落となった。また、テモナ<3985>やプレサンス<3254>、ミルボン<4919>などは決算を受けて売りがかさみ、東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/15 16:02 相場概況 日経平均は大幅続伸、332円高、MSCI見直し発表やSQ通過も 日経平均は大幅続伸。11日の米国市場でNYダウは3日続落し、158ドル安となった。ただ、半導体関連を中心に買い戻しが入り、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発。本日の日経平均はこうした流れで103円高からスタートすると、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直し発表やオプション11月物の特別清算指数(SQ)算出を通過したこともあり、朝方に一時29661.22円(前日比383.36円高)まで上昇した。その後は週末を前に売りも出て、高値圏で堅調もみ合いとなった。大引けの日経平均は前日比332.11円高の29609.97円となった。なお、オプション11月物のSQ値は29388.47円。東証1部の売買高は13億2145万株、売買代金は2兆9426億円だった。業種別では、不動産業、鉄鋼、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは石油・石炭製品のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の78%、対して値下がり銘柄は19%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>が2%超、レーザーテック<6920>が4%超の上昇。東エレク<8035>、郵船<9101>などその他売買代金上位も全般堅調だった。決算発表銘柄ではPD<4587>、シチズン<7762>、ホトニクス<6965>、パーソルHD<2181>、丸井G<8252>などが急伸。また、メドピア<6095>やEG<6050>がストップ高を付けたほか、大真空<6962>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>やOLC<4661>は小安い。株主総会を巡る調査結果を公表した東芝<6502>は後場売りに押された。決算発表銘柄ではスズキ<7269>が軟調で、ヤクルト<2267>は後場に決算発表して急落する場面があった。また、業績下方修正のレアジョブ<6096>が売り気配のままストップ安比例配分となり、前期がのれんの減損計上で赤字となったLIFULL<2120>なども東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/12 15:58 相場概況 日経平均は5日ぶり反発、円安で一時200円超高、後場伸び悩み 日経平均は5日ぶり反発。10日の米国市場でNYダウは続落し、240ドル安となった。10月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びを見せ、インフレや早期利上げへの懸念が再燃した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで60円安からスタートしたが、円相場の下落を受けて買いが入り、前引けにかけて一時29336.03円(前日比229.25円高)まで上昇。ただ、明朝のMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直し発表を前にした手控えムードなどから、後場に入ると伸び悩んだ。大引けの日経平均は前日比171.08円高の29277.86円となった。東証1部の売買高は11億9030万株、売買代金は2兆4883億円だった。業種別では、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、卸売業が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉱業、建設業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の39%、対して値下がり銘柄は56%となった。個別では、レーザーテック<6920>が2%超、ファナック<6954>が3%超上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>などがしっかり。決算発表銘柄では昭電工<4004>が7%近く上昇し、近鉄エクス<9375>や凸版印<7911>、アイフル<8515>も大幅高となった。後場決算発表した安藤ハザマ<1719>はストップ高。また、電子署名法の認定取得を発表した日本通信<9424>は商いを伴って急伸し、凸版印による株式公開買付け(TOB)が発表されたトッパンF<7862>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、資生堂<4911>とアサヒ<2502>は決算を受けて揃って4%近い下落。後場決算発表したENEOS<5020>はマイナス転換し、2%超下落した。キーエンス<6861>やリクルートHD<6098>は小安い。また、パンパシHD<7532>が業績下振れ懸念から急落し、グレイス<6541>は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2021/11/11 15:58 相場概況 日経平均は4日続落、米CPI前の様子見姿勢のなかアジア市況下落が重しに 日経平均は4日続落。前日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反落。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高い伸びを示したためインフレ警戒感が強まり、史上最高値付近からの利益確定売りが嵩んだ。米10年国債利回りは低下したがハイテク株も利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は12日ぶりに反落。日経平均は76.40円安でスタート。前日までの下落による値ごろ感もあって、一時は前日比プラス圏に浮上する場面もあった。しかし、戻り待ちの売りも根強く再び失速。中国株や香港株、時間外のNYダウ先物が軟調ななか、後場は一段と下げ幅を拡げて始まると一時は29100円割れに。今晩の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの様子見姿勢から戻りは鈍く、その後も軟調な推移が続いた。 大引けの日経平均は前日比178.68円安の29106.78円となった。東証1部の売買高は11億5329万株、売買代金は2兆5202億円だった。セクターではゴム製品、空運業、鉄鋼などが下落率上位となった一方、パルプ・紙、海運業、その他製品などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の55%、対して値上がり銘柄は39%となった。 個別では、通期の経常利益予想が据え置かれた東邦亜鉛<5707>が急落。オークネット<3964>は高進捗率ながら通期計画が据え置かれたため急落。新電元工業<6844>も上期好決算も通期計画据え置きで失望売りを誘った。また、業績予想を下方修正した三井住友建設<1821>やエレコム<6750>のほか、決算関連のリリースをきっかけに住友ゴム<5110>、ビジョン<9416>、クレディセゾン<8253>、セイコーHD<8050>、シップHD<3360>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>、キリンHD<2503>などが東証1部下落率上位に顔を出した。不適切な会計処理の疑念から決算発表を延期したグレイス<6541>はストップ安となった。 1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が3%を超える下落、マネックスG<8698>は8%超の急落となった。東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、JFEHD<5411>、三菱商事<8058>、ベイカレント<6532>、ホンダ<7267>なども大幅に下落し、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>なども軟調だった。 一方、7-9月期好決算で通期計画を市場予想以上の水準に上方修正した日産自<7201>が急伸。好決算を材料にデジハHD<3676>、ケイアイスター不動産<3465>、エー・アンド・デイ<7745>がそれぞれストップ高。そのほか業績関連のリリースを背景にウィルグループ<6089>、芝浦機械<6104>、ネクソン<3659>、鈴木<6785>などが1部上昇率上位に並んだ。後場に入ってからは、業績予想の上方修正及び自社株買いを発表した高島屋<8007>が急伸。そのほか、一部メディアの報道を手掛かりに大有機化<4187>が、証券会社によるカバレッジ開始で三井ハイテク<6966>なども大幅高に。 1部売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの大手海運株が上昇、そのほか、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ルネサス<6723>なども買われた。 <YN> 2021/11/10 16:01 相場概況 日経平均は3日続落、米先物安や円高で弱含み、SBG10%超高 日経平均は3日続落。8日の米国市場でNYダウは続伸し、104ドル高となった。議会下院がインフラ投資法案を可決したことなどが好感され、主要株価指数は連日で過去最高値を更新した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで50円高からスタートすると、大規模な自社株買いを発表したソフトバンクG<9984>の急伸もあって、朝方に一時29750.46円(前日比243.41円高)まで上昇。ただ、NYダウ先物の時間外取引での下落や円相場の上昇で弱含み、後場には29240.31円(同266.74円安)まで下落する場面があった。大引けの日経平均は前日比221.59円安の29285.46円となった。東証1部の売買高は11億9955万株、売買代金は2兆7458億円だった。業種別では、繊維製品、ゴム製品、海運業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、情報・通信業、鉄鋼、鉱業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となった。個別では、ファーストリテ<9983>が3%下落して日経平均の押し下げ役となったほか、郵船<9101>、トヨタ自<7203>、ソニーG<6758>などが軟調。前場堅調だった東エレク<8035>も小安く引けた。決算発表の飯田GHD<3291>は材料出尽くし感から大きく売られ、青山商<8219>は業績修正を受けて売りがかさんだ。川崎重<7012>は後場急落。また、東急建設<1720>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクGが売買代金トップで10%超の上昇。1兆円を上限に自社株買いを実施すると発表している。その他売買代金上位では太陽誘電<6976>が3%超上昇し、レーザーテック<6920>や任天堂<7974>は小高い。住友鉱<5713>やヤマハ発<7272>は決算を受けて買いが先行。また、関西スーパ<9919>は臨時株主総会を巡る思惑からストップ高を付け、MBO(経営陣の参加する買収)実施を発表した片倉<3001>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/11/09 15:58 相場概況 日経平均は続落、寄り付き高値に売られ安値引け、JFEなど急落 日経平均は続落。5日の米国市場でNYダウは反発し、203ドル高となった。10月の雇用統計は良好な内容だったが、早期利上げにはつながらないと受け止められ、長期金利が大きく低下。主要株価3指数は揃って過去最高値を更新した。週明けの日経平均もこうした流れを引き継いで123円高からスタート。ただ、節目の3万円に接近する場面では売りが出て、寄り付きがこの日の高値となった。朝方にはマイナスへ転じると、中国恒大集団がドル建て社債の利払いを見送ったとの報道などもあって安値引けした。大引けの日経平均は前週末比104.52円安の29507.05円となった。東証1部の売買高は12億3179万株、売買代金は2兆8264億円だった。業種別では、鉄鋼、水産・農林業、建設業が下落率上位だった。一方、空運業、海運業、鉱業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の58%、対して値上がり銘柄は37%となった。個別では、任天堂<7974>やキーエンス<6861>が2%超下落したほか、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>などの値がさ株がさえない。業績上方修正したが市場の期待に届かなかったJFE<5411>は11%を超える下落となり、大林組<1802>や清水建<1803>といった建設株の一角も決算を受けて後場急落。また、業績下方修正のミクシィ<2121>はストップ安水準まで売られた。一方、前週後半に大きく売られた郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株が揃って反発。米ファイザーが開発している新型コロナウイルス飲み薬への期待からJAL<9201>やANA<9202>も買われた。決算発表銘柄ではオリンパス<7733>などが大きく上昇し、メイコー<6787>は東証1部上昇率トップ。また、マネックスG<8698>は連日でストップ高を付けた。 <HK> 2021/11/08 16:00 相場概況 日経平均は反落、米雇用統計前に利益確定売り、海運は大幅続落 日経平均は反落。4日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、33ドル安となった。ただ、長期金利の低下でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。本日の日経平均は米ハイテク株高の流れを引き継いで46円高からスタートしたが、寄り付きをこの日の高値にマイナス転換すると、後場には29504.07円(前日比290.30円安)まで下落する場面があった。今晩の米10月雇用統計の発表を前に目先の利益を確定する売りが出たほか、円相場の上昇やアジア株の下落などが重しとなった。大引けの日経平均は前日比182.80円安の29611.57円となった。東証1部の売買高は12億6664万株、売買代金は2兆9916億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、その他製品、金属製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、前日の後場に急落した郵船<9101>、川崎船<9107>といった海運株が本日も大幅続落。郵船は増配を発表したものの、物足りないとの見方が出ていた。市況関連株では日本製鉄<5401>も6%近い下落。業績上方修正のダイキン<6367>は市場予想に届かず2%超下落し、上期が営業減益となったソフトバンク<9434>は5%近い下落となった。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>が小安く、トヨタ自<7203>は軟調。また、グローブライ<7990>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、米ハイテク株高を受けてレーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>がしっかり。決算発表銘柄では任天堂<7974>が3%、SUMCO<3436>が7%上昇した。また、好決算のレノバ<9519>や米子会社の上場方針を発表したマネックスG<8698>は商いを伴って急伸し、ストップ高水準で取引を終えた。 <HK> 2021/11/05 15:56 相場概況 日経平均は反発、米株上昇を好感、海運・トヨタなど決算睨みも 日経平均は反発。米国市場では連邦公開市場委員会(FOMC)を挟んで主要株価指数の最高値更新が続き、祝日明けの日経平均も338円高からスタートした。朝方に一時29880.81円(前営業日比359.91円高)まで上昇すると、取引時間中のトヨタ自<7203>決算発表や5日の米10月雇用統計発表を前にやや上値が重く、海運株が決算発表を受けて後場急落したことも日経平均を押し下げる場面があった。ただ、トヨタ自は決算発表直後の売買が一巡するとプラス圏で推移し、日経平均も引けにかけてやや強含んだ。大引けの日経平均は前営業日比273.47円高の29794.37円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は14億8277万株、売買代金は3兆6854億円だった。業種別では、繊維製品、電気機器、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉱業、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%となった。個別では、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>といった値がさハイテク株の一角が大きく上昇。半導体関連については米クアルコムの好決算が支援材料となったようだ。2日の決算発表銘柄ではZHD<4689>が7%超上昇し、朝方決算発表した富士フイルム<4901>は4%の上昇。後場決算発表のトヨタ自や住友商<8053>も買い優勢となった。また、JAL<9201>と双日<2768>の共同出資会社による株式公開買付け(TOB)が発表されたJALUX<2729>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、ソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>が軟調。前引け後に決算発表した郵船<9101>と川崎船<9107>が揃って8%超下落し、商船三井<9104>にも売りが波及。花王<4452>も決算が嫌気されて4%超下落し、コニカミノルタ<4902>やヤマハ<7951>は業績下方修正で売りがかさんだ。また、三井海洋<6269>などが東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/04 15:59 相場概況 日経平均は3日ぶり反落、祝日やFOMC前に反動安、TDKや京セラには買い 日経平均は3日ぶり反落。1日の米国市場でNYダウは3日続伸し、94ドル高となった。S&P500指数、ナスダック総合指数とともに連日で過去最高値を更新した。ただ、日経平均は前日に衆院選結果を受けて急伸しており、本日は利益確定売りが先行して184円安からスタート。前場には好業績銘柄が買われ下げ渋ったが、祝日や米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の売りが出たほか、NYダウ先物の時間外取引での下落や円相場の上昇もあって、後場に一時29457.18円(前日比189.90円安)まで下落した。大引けの日経平均は前日比126.18円安の29520.90円となった。東証1部の売買高は11億8356万株、売買代金は2兆7777億円だった。業種別では、保険業、証券、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、空運業、海運業、繊維製品など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。個別では、三井物産<8031>が4%の下落。後場の取引時間中に決算発表し、マイナス転換した。その他売買代金上位では、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>がさえない。ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小安く引けた。業績上方修正のAGC<5201>は朝高後に売りに押され、ポーラオルHD<4927>、日立造<7004>、協和キリン<4151>は決算を受けて急落。前日ストップ安比例配分の関西スーパ<9919>は大幅続落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、業績上方修正のTDK<6762>は8%超、京セラ<6971>は5%超の上昇。前場に決算発表した丸紅<8002>も買われた。その他売買代金上位では、郵船<9101>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>が小じっかり。デクセリアルズ<4980>やイマジカG<6879>はストップ高を付け、アドウェイズ<2489>なども東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/11/02 15:55 相場概況 日経平均は大幅続伸、衆院選結果を好感して754円高、レーザーテックなど大幅高 日経平均は大幅続伸。10月29日の米国市場でNYダウは続伸し、89ドル高となった。インフレ懸念がくすぶったものの、堅調な企業業績などを背景に根強い押し目買いが入り、主要3指数は揃って過去最高値を更新した。また、31日投開票の衆院選で自民党が絶対安定多数を単独で確保したことも好感され、週明けの日経平均は437円高からスタート。上値では戻り待ちの売りも出たが、おおむね高値圏で堅調に推移し、引けにかけて29666.83円(前週末比774.14円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前週末比754.39円高の29647.08円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は12億8590万株、売買代金は3兆2825億円だった。業種別では、精密機器、機械、電気機器が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは証券のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は11%となった。個別では、決算発表のレーザーテック<6920>が売買代金トップ。受注拡大が続いたことを評価され、朝安後に切り返して6%超上昇した。その他売買代金上位も郵船<9101>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>など軒並み大きく上昇。決算が好感されたマンダム<4917>や業績上方修正の豊田通商<8015>、米マイクロソフトとの提携検討を発表したセガサミーHD<6460>は急伸した。また、通期決算発表のストライク<6196>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、日本郵政<6178>が続落し、村田製<6981>は受注のピークアウトなどが意識されて小安く引けた。上期の大幅減益や減配が嫌気された野村<8604>は6%超下落し、MRO<3064>やH.I.S.<9603>も急落。また、H2Oリテイル<8242>の傘下入りが決定した関西スーパ<9919>や業績下方修正のメンバーズ<2130>は売り気配のままストップ安比例配分となった。 <HK> 2021/11/01 16:10 相場概況 日経平均は3日ぶり反発、日米決算受け方向感乏しく、海運株急伸 日経平均は3日ぶり反発。28日の米国市場でNYダウは反発し、239ドル高となった。ナスダック総合指数とS&P500指数は過去最高値を更新したが、アップルやアマゾン・ドット・コムが決算を受けて時間外取引で急落。本日の日経平均は前日終値近辺でスタートすると、前場中ごろには28475.06円(前日比345.03円安)まで下落する場面があった。ただ、好決算銘柄に買いが入って下げ渋り、後場の寄り付き直後には一時29000.65円(同180.56円高)まで上昇するなど、やや方向感に乏しい展開だった。大引けの日経平均は前日比72.60円高の28892.69円となった。東証1部の売買高は15億6498万株、売買代金は3兆5317億円だった。業種別では、海運業、パルプ・紙、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、金属製品、証券、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の47%、対して値下がり銘柄は48%となった。個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>がしっかり。業績上方修正のソニーG<6758>は2%近く上昇し、キーエンス<6861>も決算が好感されて5%の上昇となった。前引け後に決算発表した商船三井<9104>が後場急伸し、郵船<9101>や川崎船<9107>といった他の海運株にも買いが波及。また、富士電機<6504>が東証1部上昇率上位トップとなった。一方、売買代金トップの日本郵政<6178>は続落。政府保有株の売出しで受渡日を迎え、利益確定売りが先行した。レーザーテック<6920>も軟調。決算発表銘柄ではアドバンテス<6857>やルネサス<6723>が2~3%下落し、パナソニック<6752>は6%超の下落。また、カプコン<9697>やアンリツ<6754>も急落し、ZOZO<3092>が東証1部下落率トップとなった。 <HK> 2021/10/29 16:03 相場概況 日経平均は続落、ファナックやエムスリーの急落響く、海外株安も 日経平均は続落。27日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反落し、266ドル安となった。決算発表のビザが大幅安でNYダウの押し下げ役となり、景気敏感株を中心に利益確定売りも出た。また、本日の東京市場でも値がさ株のファナック<6954>やエムスリー<2413>が決算を受けて大きく売られ、日経平均は226円安からスタートすると、朝方には一時28693.06円(前日比405.18円安)まで下落。一方、半導体関連株や信越化<4063>の上昇が下支えする形となったが、日経平均は朝方の下げ一服後も軟調もみ合いの展開が続いた。大引けの日経平均は前日比278.15円安の28820.09円となった。東証1部の売買高は22億1279万株、売買代金は5兆0699億円だった。東証株価指数(TOPIX)浮動株比率見直しに伴うリバランス需要が発生した。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼が下落率上位だった。一方、その他製品、空運業、水産・農林業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の52%、対して値上がり銘柄は44%となった。個別では、前述のファナックやエムスリー、それに富士通<6702>が決算を受けて急落し、日立<6501>なども売り優勢の展開だった。ファナックは市場の上振れ期待に反して通期業績予想を下方修正し、8%を超える下落となった。その他売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>が2%超下落したほか、日本郵政<6178>、三菱商事<8058>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>などが軟調。また、大日住薬<4506>も決算がネガティブ視され、東証1部下落率トップとなった。一方、決算が好感された信越化は3%近く上昇し、NRI<4307>は8%近い上昇。SCREEN<7735>が決算を受けて急伸し、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>といったその他半導体関連株も堅調ぶりが目立った。また、フューチャー<4722>や航空電子<6807>が東証1部上昇率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/28 15:55 相場概況 日経平均は小幅反落、決算見極めムードで往って来い 日経平均は小幅反落。前日の米株式市場でのNYダウは小幅ながら3日続伸、S&P500指数と揃って連日で史上最高値を更新した。良好な企業決算や10月消費者信頼感指数の改善が好感された。ハイテク企業決算への期待も根強く、ナスダック総合指数も小幅続伸。ただ、前日の急伸の反動が優勢となり、日経平均は50円安でスタート。29000円を割り込むと、アジア市況が軟調な中、下げ幅を拡げる展開が続き、前場中頃には28870.25円(235.76円安)まで下げた。ただ、企業決算の本格化や衆院選投開票を前に持ち高を一方向に傾ける向きは少なく、前引けかけて下げ渋ると、後場は25日移動平均線での底堅さも窺えたことから押し目買いが優勢に。大引けまで下げ幅を縮め、結局、前日終値と同水準まで戻した。 大引けの日経平均は前日比7.77円安の29098.24円となった。東証1部の売買高は11億4411万株、売買代金は2兆6240億円だった。セクターでは海運業、空運業、電気・ガス業などが下落率上位となった一方、輸送用機器、食料品、保険業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は32%となった。 主力株では、ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>などの値がさ株やハイテク株に下落している銘柄が目立ち、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>などの大手海運株が急落。7-9月期営業利益及び上方修正後の通期計画値がともに小幅ながら市場予想を下振れた日本電産<6594>は小高く始まった後は売りに押され、3%近い下落。業績予想の下方修正がネガティブサプライズとなったキヤノン<7751>、業績上方修正もサプライズの乏しかった東和薬品<4553>なども急落。通期最終損益が赤字になったとの観測報道を受けて東電力HD<9501>も大きく売られた。上半期上方修正も出尽くし感が優勢となった遠藤照明<6932>は東証1部の値下がり率トップとなった。 一方、7-9月期の上振れに加え市場予想を大幅に上回る水準にまで通期計画を上方修正した新光電工<6967>が急伸し、東証1部値上がり率トップに。また、新光電工の好決算が刺激材料となったイビデン<4062>、三井ハイテク<6966>も大幅に上昇した。後場には、上期実績の大幅上振れと業績及び配当予想の上方修正を発表したMARUWAM<5344>が急伸し、値上がり率上位に入った。好決算や業績上方修正を材料にシマノ<7309>、日立建機<6305>、日東電工<6988>、松風<7979>、ホシデン<6804>なども大幅高となり値上がり率上位に並んだ。そのほか、証券会社のカバレッジが確認されたGMO-GS<3788>が大幅高。1部売買代金上位では日本郵政<6178>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、信越化学<4063>、コマツ<6301>などが上昇。朝方大きく下落していた東エレク<8035>は切り返して小幅高となった。 <YN> 2021/10/27 16:57 相場概況 日経平均は大幅反発、500円超高で29000円台回復、米株最高値を好感 日経平均は大幅反発。25日の米国市場でNYダウは続伸して64ドル高となり、S&P500指数とともに過去最高値を更新した。良好な企業決算が続き、歳出案を巡る協議進展への期待も相場を押し上げた。また、電気自動車(EV)のテスラが初めて時価総額1兆ドルに達し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで327円高からスタートすると、朝方には29000円台を回復。その後も上げ幅を広げ、後場には29160.76円(前日比560.35円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比505.60円高の29106.01円となった。東証1部の売買高は11億4196万株、売買代金は2兆5741億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、その他金融業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは銀行業と空運業の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は18%となった。個別では、日本郵政<6178>が売買代金トップで5%近い上昇。政府保有株の売出価格が決まり、買い戻しが入ったようだ。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、郵船<9101>、東エレク<8035>など全般堅調で、日経平均への寄与が大きいファーストリテ<9983>、エナジー社合同取材の内容が伝わったパナソニック<6752>、中期経営計画の見直しを発表したNTT<9432>の上げが目立った。また、PD<4587>が後場急伸し、東京機<6335>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>は小安い。キヤノン<7751>は4%近く下落したが、キヤノンMJ<8060>を中心に上場子会社の決算で収益鈍化が見られ、売り材料視されたようだ。また、ピーシーエー<9629>も決算を受けて急落し、キヤノンMJなどとともに東証1部下落率上位に顔を出した。 <HK> 2021/10/26 15:58 相場概況 日経平均は反落、値がさ株売られ一時300円超安、好決算銘柄が支え 日経平均は反落。22日の米国市場でNYダウは反発して73ドル高となり、およそ2カ月ぶりに過去最高値を更新した。ただ、引き続きインフレ懸念がくすぶったほか、半導体のインテルや写真・動画共有アプリのスナップが決算を受けて急落。また、参院静岡選挙区の補欠選挙で自民党候補が敗れたこともネガティブ視され、週明けの日経平均は277円安からスタートした。値がさ株を中心に売りが出て、前引けにかけて一時28472.55円(前週末比332.30円安)まで下落したが、好決算銘柄に積極的な買いが入り下値を支えた。大引けの日経平均は前週末比204.44円安の28600.41円となった。東証1部の売買高は10億4576万株、売買代金は2兆2792億円と8月27日以来の低水準だった。業種別では、ゴム製品、食料品、情報・通信業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、鉱業、海運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。個別では、日経平均への寄与が多いソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が3~4%下落し、2銘柄で日経平均を約145円押し下げた。政府保有株の売出しで価格決定期間に入った日本郵政<6178>は4%超下落し、ハイテク株安の流れからレーザーテック<6920>は3%近く下落した。その他では東エレク<8035>やトヨタ自<7203>が軟調。また、ips<4390>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソニーG<6758>や郵船<9101>が堅調で、米アップルが電気自動車(EV)向けバッテリーの調達先として検討と伝わったパナソニック<6752>は5%近い上昇。決算発表銘柄では中外薬<4519>が10%を超える上昇となり、東製鉄<5423>はそれ以上の急伸を見せた。また、ラウンドワン<4680>が持分法適用会社化すると発表したSKジャパン<7608>は買い気配のままストップ高比例配分となった。 <HK> 2021/10/25 15:59

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