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寄り付き概況 日経平均は203円高でスタート、HOYAや東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28648.11;+203.92TOPIX;2063.71;+12.50[寄り付き概況] 9日の日経平均は203.92円高の28648.11円と5日続伸して取引を開始した。前日8日の米株式市場で、ダウ平均は58.06ドル安の32798.40ドル、ナスダックは45.67ポイント高の11576.00で取引を終了した。金利の上昇一服を好感した買いが先行。その後、予想を上回った雇用関連指標や、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院での議会証言で3月会合での大幅利上げも除外しない姿勢を表明すると金利が上昇に転じ売りが再開。ただ、概ね織り込み済みの内容で終盤にかけては買い戻され、ダウ平均は下げ幅を縮小。ナスダック総合指数はプラス圏を回復した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したものの、取引終了にかけて下げ渋ったことが東京市場で安心感となった。また、ナスダック総合指数が3日ぶり反発、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.67%上昇と大きく上げたことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支える要因となった。一方、日経平均は昨日までの4日続伸で900円を超す上げとなったことから、短期的な過熱感が意識された。また、明日に日銀金融政策決定会合の結果公表や2月の米雇用統計の発表を控え、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された22年10-12月期の国内総生産(GDP)改定値は実質前期比0.0%増、年率換算では0.1%増だった。速報値は0.2%増、年率では0.6%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は、年率では0.9%増だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は2月26日-3月4日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は5954億円だった。今日は日本時間10時30分に2月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。 セクター別では全業種が値上がり。精密機器、金属製品、非鉄金属、保険業、不動産業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、HOYA<7741>、東エレク<8035>、7&iHD<3382>、SMC<6273>、村田製<6981>、東京海上<8766>、信越化<4063>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、郵船<9101>、川崎船<9107>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、ルネサス<6723>、JR東<9020>などが上昇。他方、関西ペ<4613>、第一生命HD<8750>などが下落している。 <CS> 2023/03/09 09:33 寄り付き概況 日経平均は71円安でスタート、住友鉱や日産自などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28237.21;-71.95TOPIX;2040.54;-4.44[寄り付き概況] 8日の日経平均は71.95円安の28237.21円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日7日のダウ平均は574.98ドル安の32856.46ドル、ナスダックは145.40ポイント安の11530.33で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会での証言で、ピーク金利の引上げや利上げペース加速の可能性に言及したため警戒感から売りが先行。長期金利も上昇し、2年債利回りが2007年来の高水準に達し、売りが一段と加速した。終日、FRBの大幅利上げを織り込む売りが継続し、終盤にかけて下げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場で株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの3日続伸で800円を超す上げとなったことから、短期的な過熱感が意識された。一方、外為市場で1ドル=137円40銭台と昨日15時頃に比べ1円40銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆9766億円の赤字。前年同月に比べ1兆3962億円、赤字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は8183億円の赤字だった。 セクター別では、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品、その他製品、金属製品などが値下がり率上位、パルプ・紙、銀行業、電気・ガス業、小売業、食料品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、住友鉱<5713>、日産自<7201>、レーザーテック<6920>、邦チタニウム<5727>、リクルートHD<6098>、INPEX<1605>、ソフトバンクG<9984>、SMC<6273>、任天堂<7974>、大阪チタ<5726>、HOYA<7741>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、神戸鋼<5406>などが下落。他方、マツダ<7261>、三菱自<7211>、コマツ<6301>、KDDI<9433>、ルネサス<6723>、住友商事<8053>、JR東海<9022>、OLC<4661>、三井住友<8316>、明治HD<2269>、JAL<9201>、日本郵政<6178>、JR東<9020>などが上昇している。 <CS> 2023/03/08 09:51 寄り付き概況 日経平均は35円安でスタート、SMCやルネサスなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28202.59;-35.19TOPIX;2035.00;-1.49[寄り付き概況] 7日の日経平均は35.19円安の28202.59円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日6日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は40.47ドル高の33431.44ドル、ナスダックは13.27ポイント安の11675.74で取引を終了した。金利の低下を好感して上昇して始まった。ただ、1月製造業受注が予想を上回り、金利が上昇に転じると、警戒感が再燃し上値を抑制。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が7日、8日に開催される上下両議会での証言でタカ派色を再表明するとの警戒感も広がり、ダウ平均は上げ幅を縮小。終盤、ナスダック総合指数は下落に転じ、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。日経平均が昨日までの2日間で700円を超す上げとなったことから、短期的な過熱感が意識された。また、日本時間明日午前0時よりパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米上院銀行委員会で証言することから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数がまちまちの動きとなる中、ダウ平均が伸び悩んだもののプラス圏で取引を終えたことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=135円90銭台と昨日15時頃に比べ20銭ほど円安・ドル高水準で、ゆるやかな円安・ドル高傾向となっていることも東京市場の安心感となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。今日は1-2月の中国貿易統計が発表される。 セクター別では、パルプ・紙、輸送用機器、海運業、精密機器、鉄鋼などが値下がり率上位、保険業、鉱業、銀行業、電気・ガス業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、SMC<6273>、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、丸紅<8002>、キヤノン<7751>、日本製鉄<5401>、キーエンス<6861>、日立<6501>、ホンダ<7267>、HOYA<7741>、川崎船<9107>などが下落。他方、邦チタニウム<5727>、大阪チタ<5726>、神戸鋼<5406>、OLC<4661>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、第一生命HD<8750>、大塚HD<4578>、INPEX<1605>、三菱UFJ<8306>、東京海上<8766>、ファーストリテ<9983>、武田薬<4502>などが上昇している。 <CS> 2023/03/07 09:28 寄り付き概況 日経平均は254円高でスタート、レーザーテックや東京エレクトロンなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28182.31;+254.84TOPIX;2033.10;+13.58[寄り付き概況] 3月6日の日経平均は前週末比254.84円高の28182.31円と大幅続伸でスタート。3日の米国市場でダウ平均は387.40ドル高の33390.97ドル、ナスダックは226.02ポイント高の11689.01で取引を終了。 長期金利の上昇が一段落したため安心感から買いが先行。2月ISM非製造業景況指数が予想を上回った一方、仕入れ価格が前月より低下したことも好感された。金利低下がハイテクの買戻しにもつながり、相場を支援。終日堅調に推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了した。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比305円高の28205円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は買いが先行。なお、取引時間中に28000円を付けたのは、昨年12月15日以来となる。ただし、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されやすく、買い一巡後の値動きに注目する声も多く聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、三菱商事<8058>、アドバンテ<6857>などが上昇している一方、オリエンタルランド<4661>などが下落。業種別では、鉄鋼、精密機器、電気機器などが上昇率上位で推移。 <CS> 2023/03/06 09:22 寄り付き概況 日経平均は184円高でスタート、ファーストリテやHOYAなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27683.26;+184.39TOPIX;2005.31;+10.74[寄り付き概況] 3日の日経平均は184.39円高の27683.26円と反発して取引を開始した。前日2日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は341.73ドル高の33003.57ドル、ナスダックは83.50ポイント高の11462.98で取引を終了した。一部小売りの好決算を好感した買いが先行。一方、週次失業保険申請件数が予想外に減少したことなどから、利上げ長期化の思惑が強まり、2年債利回りが2007年来の高水準に達し、ハイテク株の重しとなった。ただ、終盤にかけ、アトランタ連銀のボスティック総裁が夏の利上げ停止の可能性を示唆したため、ナスダック総合指数もプラス圏に回復し、株式相場は上げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、米金利が上昇する中で、ナスダック総合指数が朝安の後は底堅く推移し、取引終盤にかけて上昇に転じたことが東京市場で安心感となった。また、国内小売業の2月売上高の発表が相次いでおり、前年同月を大きく上回る銘柄が多いことも市場の雰囲気を明るくした。一方、昨日の日経平均が心理的な節目とされる27500円を上回る場面で売りに押される展開となったことから、上値の重さを指摘する声があった。また、米国で今晩、2月の米ISM非製造業景況感指数が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.3%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.2%上昇だった。同じく取引開始前に発表された1月の完全失業率(季節調整値)は2.4%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍で前月から0.01ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.35倍だった。今日は日本時間午前に、2月の財新中国非製造業PMIが発表される。 セクター別では、精密機器、卸売業、小売業、電気機器、その他金融業などが値上がり率上位、ゴム製品、その他製品、パルプ・紙が値下がしている。東証プライムの売買代金上位では、HOYA<7741>、ファーストリテ<9983>、ローム<6963>、村田製<6981>、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、ファナック<6954>、フジテック<6406>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、三井物産<8031>、花王<4452>、信越化<4063>、日本製鉄<5401>などが上昇。他方、大塚HD<4578>、邦チタニウム<5727>、アサヒ<2502>、任天堂<7974>、大阪チタ<5726>などが下落している。 <CS> 2023/03/03 09:39 寄り付き概況 日経平均は48円高でスタート、ファーストリテや住友鉱などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27564.82;+48.29TOPIX;2001.67;+3.86[寄り付き概況] 2日の日経平均は48.29円高の27564.82円と3日続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は5.14ドル高の32661.84ドル、ナスダックは76.06ポイント安の11379.48で取引を終了した。一部小売り企業の低調な決算を失望した売りが先行。2月ISM製造業景況指数の支払い価格の上昇や連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言を受けて長期金利が上昇するとさらなる売り圧力となった。一方、ダウ平均は月初に伴う新規買いを支えに小幅ながらプラス圏を回復。他方、金利高が重しでハイテクが弱く、ナスダック総合指数は軟調推移が続いた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の日経平均が、朝方に売りが先行した後に下げ渋り、75日移動平均線や200日移動平均線が下値支持線として機能する形となったことから、相場の下値は堅いとの見方があった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に反発したが、米長期金利が上昇したことを受けナスダック総合指数が0.66%下落しており、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価の重しとなった。また、日経平均はこのところ膠着感の強い展開が続いているが、上放れる材料に乏しいとの見方から、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された22年10-12月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比7.7%増だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は2月19-25日に国内株を3週ぶりに売り越した。売越額は4030億円だった。 セクター別では、海運業、鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙、石油石炭製品などが値上がり率上位、その他製品、サービス業、情報・通信業、精密機器、不動産業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、住友鉱<5713>、ゆうちょ銀行<7182>、日本郵船<9101>、安川電<6506>、コマツ<6301>、JFE<5411>、日本郵政<6178>、商船三井<9104>、東京海上<8766>、三井物産<8031>、ファナック<6954>、NTT<9432>などが上昇。他方、任天堂<7974>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、HOYA<7741>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、花王<4452>、アドバンテスト<6857>などが下落している。 <CS> 2023/03/02 09:32 寄り付き概況 日経平均は81円安でスタート、第一三共や東芝などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27363.57;-81.99TOPIX;1989.38;-3.90[寄り付き概況] 1日の日経平均は81.99円安の27363.57円と反落して取引を開始した。前日2月28日の米国株式市場は反落。ダウ平均は232.39ドル安の32656.70ドル、ナスダックは11.44ポイント安の11455.54で取引を終了した。欧州の物価指標上振れで米国でのインフレも抑制が困難との見方が強まり、金利上昇を警戒した売りが先行。金融ゴールドマン・サックスの業績低迷に失望した売りも重しとなった。また、2月の消費者信頼感指数や製造業指数が予想外に悪化したことも一段の売り圧力となり、終日軟調に推移した。ハイテクは値ごろ感からの買いで底堅い展開もプラス圏を維持できず。結局、主要株価指数はマイナス圏で終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなり、また、取引終了にかけて売りに押される展開となったことも東京市場の雰囲気を重くした。さらに、今晩発表される2月の米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況指数を受けた市場の反応を警戒し、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落する一方、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)がプラス圏を保って取引を終えたことが東京市場で半導体関連株の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は日本時間午前に、2月の中国製造業・非製造業購買担当者景気指数(PMI)、2月の財新中国製造業PMIが発表される。 セクター別では、海運業、精密機器、パルプ・紙、医薬品、ガラス土石製品などが値下がり率上位、卸売業、非鉄金属、鉄鋼、鉱業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、第一三共<4568>、東芝<6502>、日本郵船<9101>、HOYA<7741>、富士フイルム<4901>、東京海上<8766>、信越化<4063>、シマノ<7309>、ゆうちょ銀行<7182>、商船三井<9104>、アサヒ<2502>、キーエンス<6861>、中外薬<4519>、ルネサス<6723>などが下落。他方、味の素<2802>、大日印<7912>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>、コマツ<6301>、ホンダ<7267>、伊藤忠<8001>、日本製鉄<5401>、KDDI<9433>、SMC<6273>、ソフトバンクG<9984>、日本郵政<6178>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>などが上昇している。 <CS> 2023/03/01 09:34 寄り付き概況 日経平均は91円高でスタート、ソシオネクストやルネサスなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27515.34;+91.38TOPIX;1997.64;+4.86[寄り付き概況] 28日の日経平均は91.38円高の27515.34円と反発して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は反発。ダウ平均は72.17ドル高の32889.09ドル、ナスダックは72.04ポイント高の11466.98で取引を終了した。製造業関連の指標が冴えず、金利が低下したことで買いが先行。その後、株価の割高感が意識されるなか戻り待ちの売りに押され、ダウ平均は一時下落に転じる場面もあった。しかし、ハイテク株の上昇が支え、主要株価指数はプラス圏で終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均は下落したものの、朝安の後は下げ渋り、75日移動平均線や200移動平均日線を上回って取引を終えたことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあった。さらに、政府が中国からの渡航者への水際対策を緩和すると発表したことを受け、インバウンド消費拡大への期待感が高まったことも市場の雰囲気を明るくした。一方、米利上げ長期化への警戒感が払しょくできず、昨日の米株式市場でダウ平均が朝高の後に伸び悩んだことが東京市場で株価の重しとなった。また、日経平均27500円近辺を心理的な節目として意識する向きもあり、ここからの上値余地は大きくないとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比4.6%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同2.7%低下だった。 セクター別では、鉄鋼、電気機器、銀行業、サービス業、空運業などが値上がり率上位、電気・ガス業、その他製品、証券商品先物、その他金融業、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、ルネサス<6723>、OLC<4661>、三住トラスト<8309>、メルカリ<4385>、安川電<6506>、第一三共<4568>、神戸鋼<5406>、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、スクリーンHD<7735>、アサヒ<2502>、三井住友<8316>、ホンダ<7267>などが上昇。他方、任天堂<7974>、信越化<4063>、NTT<9432>などが下落している。 <CS> 2023/02/28 09:37 寄り付き概況 日経平均は130円安でスタート、東京エレクトロンやレーザーテックなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27322.73;-130.75TOPIX;1983.27;-5.13[寄り付き概況] 2月27日の日経平均は前週末比130.75円安の27322.73円と反落でスタート。24日の米国市場でダウ平均は336.99ドル安の32816.92ドル、ナスダックは195.46ポイント安の11394.94で取引を終了。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目しているPCEコアデフレーターの1月分が改善予想に反して前月からさらに悪化したため、インフレ抑制には時間がかかるとの警戒感から売り先行でスタート。また、同月個人支出の伸びは予想以上にプラス回復し、2月ミシガン大消費者信頼感指数確報値や1月新築住宅販売件数も予想を上回ったため、FRBが従来の想定以上に高水準に金利を引き上げるとの見方が強まり、一段安となった。金利上昇でハイテクも大幅下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の27330円。米国で大型テック株が総じて軟調な展開だった流れを受けて、本日の日経平均は、東京エレクトロン<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が重しとなる形で売りが優勢となっている。 東証プライム市場の売買代金上位では、東京エレクトロンの他、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東芝<6502>、ディスコ<6146>などが下落している一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、アサヒ<2502>などが上昇。業種別では、その他製品、小売、電気ガスなどが下落率上位で推移。 <CS> 2023/02/27 09:31 寄り付き概況 日経平均は40円高でスタート、オークマやアドバンテストなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27144.72;+40.40TOPIX;1976.25;+1.00[寄り付き概況] 24日の日経平均は40.40円高の27144.72円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は108.82ドル高の33153.91ドル、ナスダックは83.33ポイント高の11590.40で取引を終了した。22日引け後に発表された主要ハイテク企業、エヌビディア(NVDA)の好決算が投資家心理の改善に繋がり、上昇スタート。その後、週次失業保険申請件数の減少や米10-12月期GDP価格指数の上方修正を受けて金利が上昇すると一時下落に転じた。一方、金利が伸び悩むとプラス圏に回復。また、明日の重要インフレ指標発表を控えた買い戻しも強まり、終盤にかけて上げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。米株式市場で、21日と比べダウ平均が0.07%上昇、ナスダック総合指数が0.85%上昇となり、東京市場の株価を支えた。また、昨日はダウ平均が一時200ドルを超す下げとなる場面があったが、その後は底堅い動きとなったことも東京市場で安心感となった。さらに、21日と比べフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.86%上昇と大きく上げたことが、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。一方、米連邦準備理事会(FRB)が日本時間23日未明に公表した前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、米金利引き上げの長期化が改めて意識され、東京市場でも株価の重しとなった。加えて、今日は次期日銀総裁候補の所信聴取や、1月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータ発表など重要イベントが予定されており、これらを見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比4.2%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同4.3%上昇だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は2月12-18日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は1977億円だった。 セクター別では、海運業、不動産業、鉱業、建設業、電気機器などが値上がり率上位、保険業、サービス業、医薬品、非鉄金属、小売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、オークマ<6103>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、SMC<6273>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、ホンダ<7267>、ゆうちょ銀行<7182>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、アステラス薬<4503>、ルネサス<6723>などが上昇。他方、住友鉱<5713>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>、松竹<9601>、武田薬<4502>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、イオン<8267>、第一生命HD<8750>、ウエルシアHD<3141>、住友商事<8053>、三菱UFJ<8306>、クリレスHD<3387>などが下落している。 <CS> 2023/02/24 09:45 寄り付き概況 日経平均は207円安でスタート、リクルートHDや東エレクなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27265.99;-207.11TOPIX;1985.10;-12.36[寄り付き概況] 22日の日経平均は207.11円安の27265.99円と続落して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は下落。ダウ平均は697.10ドル安の33129.59ドル、ナスダックは294.97ポイント安の11492.30で取引を終了した。主要小売企業の決算で需要鈍化見通しが嫌気され下落スタート。2月製造業・サービス業PMIが予想以上の伸びとなったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が強まり、年初来の水準まで上昇した長期金利がさらなる売り圧力となった。主要株価指数は終日軟調で、取引終了までげ下げ幅を広げる展開となった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、東京市場は明日が休場で、明後日24日には次期日銀総裁候補の所信聴取や米1月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータ発表など重要イベントが控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。さらに、ロシアのプーチン大統領が、米国との新戦略兵器削減条約(新START)について「参加を停止する」と述べたことから、地政学リスクの高まりが意識され、市場のムードを重くした。一方、外為市場で1ドル=134円90銭台と昨日15時頃に比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、プライム・ストラテジー<5250>が東証スタンダードに上場した。 セクター別では、電気機器、精密機器、金属製品、サービス業、輸送用機器などが値下がり率上位、電気・ガス業、銀行業、医薬品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>、村田製<6981>、ソニーG<6758>、日立<6501>、ソフトバンクG<9984>、T&DHD<8795>、日本郵政<6178>、塩野義薬<4507>、OLC<4661>、HOYA<7741>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>などが下落。他方、第一三共<4568>、東宝<9602>、アサヒ<2502>、みずほ<8411>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>などが上昇している。 <CS> 2023/02/22 09:27 寄り付き概況 日経平均は45円安でスタート、日本製鉄や富士フイルムなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27486.09;-45.85TOPIX;1998.36;-1.35[寄り付き概況] 21日の日経平均は45.85円安の27486.09円と反落して取引を開始した。前日20日の米株式市場はワシントン誕生記念日のため休場。欧州は、英FTSETM100指数が0.12%高、独DAX指数が0.03%安、仏CAC40指数が0.16%安。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米市場が休場で手掛かり材料に乏しいことに加え、今週は次期日銀総裁候補の所信聴取や米1月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータ発表など重要イベントが控えていることもあり、これらを確認したいとして積極的な買いを見送る向きがあった。また、12月期決算の製造業の今期純利益が3年ぶりの減益となる見通しだと報じられており、企業業績の停滞感が意識され、株価の重しとなった。一方、昨日の日経平均が朝安の後は節目とされる27500円を概ね上回って推移し、また、TOPIXがじり高の展開となり0.39%上昇したことから、相場の下値は堅いとの見方があったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、ゴム製品、鉄鋼、陸運業、精密機器、石油石炭製品などが値下がり率上位、非鉄金属、鉱業、証券商品先物、金属製品、海運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日本製鉄<5401>、レーザーテック<6920>、富士フイルム<4901>、川崎汽船<9107>、三井不<8801>、キーエンス<6861>、ファーストリテ<9983>、三菱UFJ<8306>、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、JR東<9020>などが下落。他方、住友鉱<5713>、アドバンテスト<6857>、ウエルシアHD<3141>、アサヒ<2502>、ゆうちょ銀行<7182>、凸版印<7911>、アステラス薬<4503>、INPEX<1605>、信越化<4063>、三菱HCキャピタル<8593>、イオンモール<8905>、ソニーG<6758>、OLC<4661>、ホンダ<7267>などが上昇している。 <CS> 2023/02/21 09:35 寄り付き概況 日経平均は16円安でスタート、東エレクや信越化などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27497.13;-16.00TOPIX;1995.35;+3.42[寄り付き概況] 2月20日の日経平均は前週末比16.00円安の27497.13円と小幅続落でスタート。17日の米国市場でダウ平均は129.84ドル高の33826.69ドル、ナスダックは68.56ポイント安の11787.27で取引を終了。 連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派発言を受けた利上げ加速を懸念した売りが続き、寄り付き後、下落。その後、リッチモンド連銀のバーキン総裁が柔軟な対応として0.25ポイントの利上げに支持を表明したため大幅利上げへの懸念が緩和し、売りの勢いも弱まった。終盤にかけ、連休を控えた買い戻しが強まりダウ平均は上昇に転じた。 ナスダック総合指数も下げ幅を縮小したが下げを埋めきれず、まちまちで終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の27505円。本日の日経平均は、米ハイテク株安の流れもあり、若干売りが先行する形から始まると、その後やや下げ幅を広げている。なお、20日の米国市場がプレジデントデーの祝日で休場になるため、海外勢のフローも限られるとみられる。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、信越化<4063>、ソニーG<6758>、アステラス薬<4503>、オリンパス<7733>などが下落している一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、JT<2914>、アサヒ<2502>、USENNEX<9418>などが上昇。業種別では、鉱業、精密機器、電気機器などが下落率上位で推移。 <CS> 2023/02/20 09:32 寄り付き概況 日経平均は211円安でスタート、レーザーテックやルネサスなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27484.60;-211.84TOPIX;1988.21;-12.88[寄り付き概況] 17日の日経平均は211.84円安の27484.60円と反落して取引を開始した。前日16日の米国株式市場は下落。ダウ平均は431.20ドル安の33696.85ドル、ナスダックは214.76ポイント安の11855.83で取引を終了した。週次失業保険申請件数が減少し、1月卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったため、利上げ継続を警戒した売りが先行した。また、クリーブランド連銀のメスター総裁が前回会合で0.5ポイントの利上げを支持していたことを明らかにすると下げ幅を拡大。押し目買いなどに一時下げ幅を縮小したが、終盤にかけ、セントルイス連銀のブラード総裁が3月会合でも0.5ptの利上げは選択肢にあると言及すると売りが加速し、相場を再び押し下げた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。特に、米長期金利が上昇し、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.78%下落と、ダウ平均(1.26%下落)に比べ下落率が大きく、また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.48%下落と大きく下げたことが、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株、半導体関連株などの買い手控え要因となった。一方、昨日、TOPIXが節目とされた2000を上回り、昨年11月28日以来の高値水準となったことから、相場の先高観を指摘する向きがあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、鉱業、電気機器、精密機器、金属製品、情報・通信業などが値下がり率上位、ゴム製品、海運業、銀行業、空運業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、キーエンス<6861>、SMC<6273>、富士通<6702>、日本電産<6594>、資生堂<4911>、リクルートHD<6098>、キリンHD<2503>、トレンド<4704>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>などが下落。他方、ブリヂストン<5108>、アサヒ<2502>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、第一三共<4568>、サンエー<2659>、三菱ケミG<4188>、三菱UFJ<8306>などが上昇している。 <CS> 2023/02/17 09:35 寄り付き概況 日経平均は152円高でスタート、日産自やウエルシアHDなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27654.72;+152.86TOPIX;1996.09;+8.35[寄り付き概況] 16日の日経平均は152.86円高の27654.72円と反発して取引を開始した。前日15日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は38.78ドル高の34128.05ドル、ナスダックは110.45ポイント高の12070.59で取引を終了した。1月小売売上高が予想を上回り、金利上昇を嫌気した売りが先行。2月NAHB住宅市場指数も予想を上回り、景気への悲観的見方が後退し、利上げ長期化観測も一段の売り圧力となった。一方、ハイテク株の買い戻しが下値を支えたほか、消費の堅調さを背景にダウ平均も終盤にかけて回復。結局、主要株価指数はプラス圏で終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=133円80銭台と昨日15時頃に比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、主要企業の四半期決算発表が一巡したことから、個別銘柄の物色意欲が後退するとの見方があった。また、このところ日経平均は27000円台後半で売りに押される展開となることが多く、2月は日経平均の日足が陽線となったのは2日のみで、上値の重さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された22年12月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比1.6%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3.0%増だった。同じく取引開始前に発表された1月の貿易収支は3兆4966億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3兆8807億円の赤字だった。また、対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は5-11日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は1051億円だった。 セクター別では、鉄鋼、その他製品、機械、輸送用機器、小売業などが値上がり率上位、保険業、空運業、医薬品、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、日産自<7201>、SUBARU<7270>、ウエルシアHD<3141>、SMC<6273>、ルネサス<6723>、アサヒ<2502>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、日本製鉄<5401>、パナHD<6752>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、HOYA<7741>、日本電産<6594>、信越化<4063>、メルカリ<4385>などが上昇。他方、シマノ<7309>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>、NTT<9432>、楽天グループ<4755>、しまむら<8227>、東京海上<8766>、富士フイルム<4901>などが下落している。 <CS> 2023/02/16 09:30 寄り付き概況 日経平均は83円高でスタート、クボタや電通グループなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27686.01;+83.24TOPIX;1998.15;+5.06[寄り付き概況] 15日の日経平均は83.24円高の27686.01円と続伸して取引を開始した。前日14日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は156.66ドル安の34089.27ドル、ナスダックは68.36ポイント高の11960.14で取引を終了した。1月消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化継続を証明したものの、予想を上回って小幅な改善にとどまったため、金利上昇と株価下落で始まった。連邦準備制度理事会(FRB)高官がインフレ鎮静化に言及しながらも、根強いインフレの制御のためには事前に想定されていた以上の利上げが必要になる可能性に言及したこともあり、利上げ長期化懸念が再燃し一段安となった。一方、ハイテク株には押し目買いも入り、底堅く推移してプラス圏を回復。結局、主要株価指数はまちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が3日ぶりに反落したものの、一時400ドルを超す下げとなった後は下げ渋ったことが東京市場の安心感となった。また、ナスダック総合指数が高く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%台の上昇となり、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。さらに、外為市場で1ドル=132円90銭台と昨日15時頃に比べ1円10銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。一方、政府が昨日、日銀総裁人事案を国会に提示しており、次期総裁下での金融政策を見極めたいとする向きがあった。また、主要企業の四半期決算発表が昨日で一巡したことから、今後は決算絡みの個別銘柄物色が減少し、市場全体のエネルギーが乏しくなるとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、鉄鋼、銀行業、機械、輸送用機器、非鉄金属などが値上がり率上位、電気・ガス業、サービス業、食料品、陸運業、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、クボタ<6326>、シチズン<7762>、電通グループ<4324>、ダブル・スコープ<6619>、ゆうちょ銀行<7182>、アドバンテスト<6857>、三菱重<7011>、日本製鉄<5401>、東京海上<8766>、レーザーテック<6920>、みずほ<8411>、東エレク<8035>、コマツ<6301>、NTT<9432>、三井住友<8316>、川崎汽船<9107>などが上昇。他方、リクルートHD<6098>、東芝<6502>、富士フイルム<4901>、OLC<4661>、楽天グループ<4755>、村田製<6981>などが下落している。 <CS> 2023/02/15 09:34 寄り付き概況 日経平均は278円高でスタート、シチズンや三井E&Sなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27705.37;+278.05TOPIX;1994.70;+17.03[寄り付き概況] 14日の日経平均は278.05円高の27705.37円と反発して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は376.66ドル高の34245.93ドル、ナスダックは173.67ポイント高の11891.79で取引を終了した。1月消費者物価指数(CPI)でのインフレ鈍化を期待した買い戻しが先行してスタート。欧州委員会が23年の欧州の成長見通しを引き上げ、リセッション(景気後退)回避期待が米国経済にもプラスに寄与するとの楽観的見方も強まり、さらに買われた。その後、1月NY連銀消費者調査結果で、家計収入の伸び率予想が前月から大幅に低下したことが明らかになると、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化懸念も後退し、終盤にかけて相場を一段と押し上げた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継いだ。また、昨日の日経平均は下落したものの、75日移動平均線や200日移動平均線が位置する27200円台で押し目買いが見られたことから、相場の下値は堅いとの見方もあった。一方、今晩、1月の米消費者物価指数が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあった。また、政府は今日、日銀の黒田総裁の後任人事案を国会に提示するとともに副総裁起用案も示す予定で、各候補の発言を確認したいとする見方も買い手控え要因となった。さらに、「気球」をめぐり米中が非難の応酬となっており、両国の対立激化への懸念が市場の雰囲気を重くしたが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された22年10-12月期の国内総生産(GDP)速報値は実質前期比0.2%増、年率換算では0.6%増だった。QUICKが集計した民間予測の中央値は前期比0.4%増、年率では1.8%増だった。 セクター別では、全業種が値上がり。金属製品、電気機器、医薬品、非鉄金属、繊維製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、シチズン<7762>、三井E&S<7003>、三井松島HD<1518>、ソニーG<6758>、レーザーテック<6920>、HOYA<7741>、ルネサス<6723>、日本製鉄<5401>、アサヒ<2502>、村田製<6981>、武田薬<4502>、伊藤忠<8001>、東京海上<8766>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、SMC<6273>、東エレク<8035>などが上昇。他方、リクルートHD<6098>、日製鋼<5631>、ヤマハ発<7272>、川崎汽船<9107>などが下落している。 <CS> 2023/02/14 09:25 寄り付き概況 日経平均は120円安でスタート、レーザーテックや東エレクなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27550.35;-120.63TOPIX;1984.37;-2.59[寄り付き概況] 2月13日の日経平均は前週末比120.63円安の27550.35円と反落でスタート。10日の米国市場はNYダウが169.39ドル高の33869.27ドルの一方で、ナスダックは71.46ポイント安の11718.12で取引を終了。ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に上昇すると、景気見通し改善に伴う買いが再燃しダウは上昇に転じたものの、金利高を警戒しハイテクは終日軟調で推移したことから、ナスダックは続落となった。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の27585円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はやや売りが先行。日銀の金融政策修正への観測もくすぶるが、米国市場はまちまちの状況である他、決算発表が一巡するまではポジションを大きく傾けてくる流れにはなりづらく、短期筋の売買に振らされやすい需給状況になりそうとの指摘も一部市場関係者から聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、メルカリ<4385>などが下落している一方、三菱UFJ<8306>、日本郵船<9101>、ホンダ<7267>、商船三井<9104>、INPEX<1605>などが上昇。業種別では、精密機器、化学、繊維製品などが下落率上位で推移。 <CS> 2023/02/13 09:41 寄り付き概況 日経平均は126円高でスタート、神戸鋼や東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27711.25;+126.90TOPIX;1983.85;-1.15[寄り付き概況] 10日の日経平均は126.90円高の27711.25円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は続落。ダウ平均は249.13ドル安の33699.88ドル、ナスダックは120.94ポイント安の11789.58で取引を終了した。新規失業保険申請件数が予想を上回ったため、労働市場ひっ迫緩和の思惑が強まり、金利低下を好感した買いが先行した。しかし、リッチモンド連銀のバーキン総裁が利上げ軌道を維持する必要性を強調し、金利が再び上昇すると売り圧力が強まり、下落に転じた。終盤にかけては、来週発表予定の1月の消費者物価指数(CPI)を警戒して金利が一段と上昇すると株の売り圧力が強まり、下げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場で半導体関連株などの株価を支え、株価指数の下支え要因となった。また、昨日の日経平均は下落したものの、27500円を下回る水準では押し目買いがみられ、取引終了にかけて一時上げに転じるなど底堅い動きとなったことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、来週は1月の米消費者物価指数(CPI)や1月の米小売売上高など注目度が高い経済指標の発表が相次ぐことから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の国内企業物価指数は、前年同月比9.5%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同9.6%上昇だった。日本時間10時30分に1月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。 セクター別では、鉄鋼、銀行業、海運業、保険業、その他製品などが値上がり率上位、不動産業、鉱業、金属製品、石油石炭製品、精密機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、神戸鋼<5406>、日本製鉄<5401>、大日印<7912>、ネクソン<3659>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、セコム<9735>、中外薬<4519>、ファーストリテ<9983>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、7&iHD<3382>、任天堂<7974>、バンナムHD<7832>、第一三共<4568>などが上昇。他方、SUMCO<3436>、三菱地所<8802>、NTTデータ<9613>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、資生堂<4911>、オリンパス<7733>、デンソー<6902>、NTT<9432>、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、HOYA<7741>、エムスリー<2413>などが下落している。 <CS> 2023/02/10 09:37 寄り付き概況 日経平均は153円安でスタート、レーザーテックや東エレクなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27453.40;-153.06TOPIX;1976.31;-7.66[寄り付き概況] 9日の日経平均は153.06円安の27453.40円と3日続落して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は反落。ダウ平均は207.68ドル安の33949.01ドル、ナスダックは203.27ポイント安の11910.52で取引を終了した。NY連銀総裁や連邦準備制度理事会(FRB)の理事などの高官が相次いで経済の需要が予想よりも強く、インフレ制御のための追加利上げが必要になると主張したため、金利高を警戒した売りが先行。本日開催された講演でのFRB高官のタカ派発言が続き、終日軟調な推移となった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ナスダック総合指数が1.68%下落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.19%下落と、ダウ平均(0.61%)より下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、日経平均は昨日まで3日連続で陰線となり、売り圧力の強さを指摘する向きもあった。一方、外為市場で1ドル=131円30銭台と昨日15時頃に比べ30銭ほど円安・ドル高方向に振れ、落ち着いた動きとなっていることが東京株式市場で安心感となった。また、主要企業の22年10-12月期決算発表が続いており、好決算・好業績見通し銘柄への物色意欲が継続し、株価を支える要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1月29日-2月4日に国内株を2週ぶりに売り越した。売越額は186億円だった。 セクター別では、電気・ガス業、電気機器、保険業、精密機器、機械などが値下がり率上位、非鉄金属、海運業、繊維製品、その他製品、鉱業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、DeNA<2432>、東芝<6502>、富士フイルム<4901>、ソシオネクスト<6526>、メルカリ<4385>、東エレク<8035>、NRI<4307>、レーザーテック<6920>、7&iHD<3382>、SUBARU<7270>、ファナック<6954>、東京海上<8766>、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、アドバンテスト<6857>などが下落。他方、AGC<5201>、ユニチャーム<8113>、住友鉱<5713>、バンナムHD<7832>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、NTT<9432>、三井住友<8316>、日本郵政<6178>、第一三共<4568>、三菱商事<8058>などが上昇している。 <AK> 2023/02/09 09:56 寄り付き概況 日経平均は5円高でスタート、協和キリンや第一三共などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27690.74;+5.27TOPIX;1986.40;+3.00[寄り付き概況] 8日の日経平均は5.27円高の27690.74円と反発して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は反発。ダウ平均は265.67ドル高の34156.69ドル、ナスダックは226.34ポイント高の12113.79で取引を終了した。強い1月雇用統計を受け、金利高を警戒した売りが先行した。その後、パウエル議長がインタビューで連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見と同様に、ディスインフレの初期段階にあることを再表明し金利が低下すると株価は上昇に転じた。一方、議長が、強い雇用データが続いた場合にはターミナルレート(政策金利の最終到達点)が上昇する可能性に言及すると一時下落に転じる荒い展開となった。終盤にかけ、本年内に利上げ終了の軌道変わらずとの見方から再び買われ、上げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が1.90%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.12%上昇と、ダウ平均(0.78%)より上昇率が大きかったことを受け、東京市場でハイテク株や半導体関連株に資金が向かいやすかった。一方、外為市場で1ドル=131円00銭台と昨日15時頃に比べ1円20銭台ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、ここ2日間の日経平均が27800円近辺まで上昇すると売りに押される展開となっていることから、短期的な上値余地は限定的との見方もあり、寄付き段階では売り買いが拮抗し、日経平均は小幅に上昇して始まった。なお、取引開始前に発表された12月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は334億円の黒字。前年同月に比べ3344億円黒字幅が縮小した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は984億円の黒字だった。 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、医薬品、電気・ガス業、繊維製品などが値上がり率上位、その他製品、鉄鋼、証券商品先物、水産・農林業、海運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、協和キリン<4151>、第一三共<4568>、INPEX<1605>、HOYA<7741>、丸紅<8002>、住友商事<8053>、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、中外薬<4519>、アステラス薬<4503>、アドバンテスト<6857>、ローム<6963>、村田製<6981>、レーザーテック<6920>、スズキ<7269>などが上昇。他方、シャープ<6753>、任天堂<7974>、古河電<5801>、ソフトバンクG<9984>、バンナムHD<7832>、太陽誘電<6976>、IHI<7013>、SBI<8473>、三菱重<7011>、日本電産<6594>、ファーストリテ<9983>、日本製鉄<5401>、ホンダ<7267>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>などが下落している。 <FA> 2023/02/08 09:53 寄り付き概況 日経平均は51円高でスタート、 日立造や日清食HDなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27744.90;+51.25TOPIX;1984.92;+5.70[寄り付き概況] 7日の日経平均は51.25円高の27744.90円と5日続伸して取引を開始した。前日6日の米国株式市場は続落。ダウ平均は34.99ドル安の33891.02ドル、ナスダックは119.51 ポイント安の11887.45で取引を終了した。先週発表された雇用統計やISM非製造業景気指数が予想以上に強かったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化を懸念した売りが先行。また、週末に政府が中国の偵察気球を追撃したことで米中関係の悪化を懸念した売りも強まった。一方、終盤にかけてはパウエル議長のインタビューやバイデン大統領の一般教書演説を控えた買い戻しにより下げ幅を縮小して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。外為市場で1ドル=132円50銭台と、昨日15時頃に比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。また、昨日の日経平均が27500円近辺での膠着相場を上放れたことから、株価の先高観を指摘する向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ナスダック総合指数が1.00%下落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.70%下落と、ダウ平均(0.10%下落)に比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株、半導体関連株などの買い手控え要因となった。また、昨日の日経平均が昨年12月15日以来の高値水準となったことから目先的な利益確定売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された22年12月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比1.3%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.2%減だった。 セクター別では、電気・ガス業、海運業、その他金融業、医薬品、陸運業などが値上がり率上位、鉄鋼、非鉄金属、ガラス土石製品、その他製品、証券商品先物などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日立造<7004>、ヤマトHD<9064>、日清食HD<2897>、三菱自<7211>、大阪ガス<9532>、アステラス薬<4503>、塩野義薬<4507>、味の素<2802>、日産自<7201>、オリックス<8591>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、資生堂<4911>、キーエンス<6861>、JR東<9020>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFE<5411>、NRI<4307>、ソニーG<6758>、メルカリ<4385>、ソフトバンクG<9984>、丸紅<8002>、任天堂<7974>、三菱電<6503>、三菱商事<8058>、レーザーテック<6920>などが下落している。 <FA> 2023/02/07 09:30 寄り付き概況 日経平均は255円高でスタート、 三菱商事やトヨタなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27764.66;+255.20TOPIX;1984.28;+14.02[寄り付き概況] 2月6日の日経平均は前週末比255.20円高の27764.66円と4営業日続伸でスタート。3日の米国市場でダウ平均は127.93ドル安の33926.01ドル、ナスダックは193.86ポイント安の12006.96で取引を終了。1月雇用統計やISM非製造業景況指数の予想を大幅に上回る強い結果を受けて、利上げ長期化懸念が再燃し、売りが先行。 一方、景気後退懸念の緩和に伴う買いも見られ、一時上昇に転じる場面もあった。しかし、一部ハイテク企業の冴えない決算や金利高を警戒したハイテクの売りが重しとなり、再び主要株価指数は下落。終盤にかけて、下げ幅を拡大して終了した。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の27620円。本日の日経平均は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で取引を開始。足元の為替市場で円安ドル高が進んでいることも安心感を誘っているようだ。 東証プライム市場の売買代金上位では、三菱商事<8058>、トヨタ<7203>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、ファーストリテ<9983>、丸紅<8002>、村田製作所<6981>などが上昇。業種別では、卸売、不動産、石油石炭などが上昇率上位で推移。 <FA> 2023/02/06 09:38 寄り付き概況 日経平均は52円高でスタート、 ソニーGやANAなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27455.03;+52.98TOPIX;1962.73;-2.44[寄り付き概況] 3日の日経平均は52.98円高の27455.03円と3日続伸して取引を開始した。前日2日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は39.02ドル安の34053.94ドル、ナスダックは384.50ポイント高の12200.82で取引を終了した。主要各国中銀の利上げが停止に近づいたとの安心感から買われ、寄り付き後、上昇。金利先高観の後退やメタ・プラットフォームズ(META)の好決算を背景に、ハイテク株の買い戻しに拍車がかかり、ナスダック総合指数は大幅高となった。一方、ダウ平均は利食い売りが優勢で下落、全体はまちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、一時270ドルを超す下げとなった後は取引終了にかけて下げ渋ったことが東京市場で安心感となり、また、ナスダック総合指数が3.25%上昇と大幅高となったことが東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価支援要因となった。さらに国内主要企業の四半期決算発表が佳境となっており、好決算や好業績見通し銘柄への物色意欲が高まりやすく、株価の下支え要因となった。一方、日経平均はこのところ心理的な節目とされる27500円近辺で売りに押される展開となっており、上値の重さが指摘されている。また、今日は週末ということに加え、今晩に1月の米雇用統計発表を控え、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は10時45分に1月の財新中国非製造業PMIが発表される。 セクター別では、精密機器、医薬品、電気機器、海運業、サービス業などが値上がり率上位、鉱業、保険業、石油石炭製品、電気・ガス業、卸売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ZHD<4689>、ソニーG<6758>、村田製<6981>、ANA<9202>、中外薬<4519>、武田薬<4502>、HOYA<7741>、三菱電<6503>、リクルートHD<6098>、MRO<3064>、ソフトバンクG<9984>、商船三井<9104>、ファーストリテ<9983>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、ダイキン<6367>などが上昇。他方、コナミG<9766>、パナHD<6752>、ローム<6963>、三菱重<7011>、丸紅<8002>、花王<4452>、イビデン<4062>、INPEX<1605>、KDDI<9433>、東電力HD<9501>、東京海上<8766>、三菱商事<8058>、三菱自<7211>、日立<6501>、三菱UFJ<8306>、住友化<4005>などが下落している。 <FA> 2023/02/03 10:03 寄り付き概況 日経平均は106円高でスタート、 日立やアドバンテストなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27453.67;+106.79TOPIX;1974.90;+2.67[寄り付き概況] 2日の日経平均は106.79円高の27453.67円と続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は6.92ドル高の34092.96ドル、ナスダックは231.77ポイント高の11816.32で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派的な結果を警戒した売りが先行した。その後、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで市場の予想通り25ベーシスポイント(BP)の利上げを決定、追加利上げを示唆したが、パウエル議長が会見でディスインフレの兆候に関し言及するなどタカ派色を弱めたため、金利ピークアウト期待が広がった。年後半の利下げ観測も強まり、長期金利が大幅低下、ドル安を好感し、大きく買い戻され終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が2.00%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5.19%上昇と大きく上昇したことから東京市場でハイテク株やグロ−ス(成長)株、半導体関連株に資金が向かいやすかった。また、このところの日経平均が200日移動平均線や75日移動平均線を上回って推移し、また、75日線が200日線を上回ったことから相場の基調は強いとの指摘もあった。一方、外為市場で1ドル=128円50銭台と昨日15時頃に比べ1円70銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。また、日経平均は心理的な節目とされる27500円近辺まで上昇すると押し戻される展開が続いており、短期的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は22-28日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は3795億円だった。 セクター別では、金属製品、海運業、電気機器、サービス業、ゴム製品などが値上がり率上位、鉱業、保険業、医薬品、繊維製品、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日立<6501>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、リクルートHD<6098>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、ローム<6963>、ソフトバンクG<9984>、ニトリHD<9843>、シマノ<7309>、キーエンス<6861>、オリンパス<7733>、富士通<6702>、信越化<4063>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>などが上昇。他方、住友化<4005>、京セラ<6971>、東電力HD<9501>、味の素<2802>、ソニーG<6758>、三菱自<7211>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、東京海上<8766>、NTT<9432>、ホンダ<7267>、第一三共<4568>、武田薬<4502>、HOYA<7741>などが下落している。 <FA> 2023/02/02 09:26 寄り付き概況 日経平均は156円高でスタート、 リクルートHDやメルカリなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27483.41;+156.30TOPIX;1984.12;+8.85[寄り付き概況] 1日の日経平均は156.30円高の27483.41円と反発して取引を開始した。前日1月31日の米国株式市場は反発。ダウ平均は368.95ドル高の34086.04ドル、ナスダックは190.74ポイント高の11584.55で取引を終了した。10-12月期雇用コスト指数が予想以上に鈍化したため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化懸念が後退し、買い戻しが先行。自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)や石油会社のエクソンモービル(XOM)の良好な決算を好感した買いも相場を一段と押し上げた。また、長期金利の低下でハイテクも買われ、主要株価指数は終盤にかけて上げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でもナスダック総合指数が1.67%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.93%上昇と、ダウ平均(1.09%)より上昇率が大きく、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株、半導体関連株などの株価を支える要因となった。また、主要企業の四半期決算発表が佳境となっており、好決算や好業績見通し銘柄への物色意欲が高まっていることも市場のムードを明るくした。一方、日経平均は27500円近辺が心理的な節目として意識されており、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方があった。また、日本時間の明日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は1月の財新中国製造業PMIが発表される。 セクター別では、保険業、鉱業、卸売業、サービス業、倉庫運輸関連などが値上がり率上位、陸運業、ガラス土石製品、精密機器が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD<6098>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>、デンソー<6902>、メルカリ<4385>、東京ガス<9531>、オリンパス<7733>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、OLC<4661>、信越化<4063>、三井物産<8031>、キーエンス<6861>、村田製<6981>などが上昇。他方、TOTO<5332>、エプソン<6724>、HOYA<7741>、JR西<9021>、JR東<9020>、味の素<2802>、第一三共<4568>、任天堂<7974>などが下落している。 <FA> 2023/02/01 09:24 寄り付き概況 日経平均は25円高でスタート、 オムロンや中部電などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27458.56;+25.16TOPIX;1987.55;+5.15[寄り付き概況] 31日の日経平均は25.16円高の27458.56円と3日続伸して取引を開始した。前日30日の米国株式市場は反落。ダウ平均は260.99ドル安の33717.09ドル、ナスダックは227.90ポイント安の11393.81で取引を終了した。今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を直前に控える中、調整的な売りが先行し、寄り付き後に下落。FOMCでは利上げペース減速が予想されているものの、連邦準備制度理事会(FRB)高官が主張している通り、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)が5%超になるまで利上げが継続するとの思惑もくすぶり、金利上昇を警戒した売りから一段安となった。また、ハイテク株の利食い売りが相場を押し下げた。終盤にかけ主要株価指数は下げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。外為市場で1ドル=130円40銭台と昨日15時頃に比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、このところ日経平均の上値は重いものの、75日移動平均線や200日移動平均線を上回って推移していることから、相場の腰の強さを指摘する向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ナスダック総合指数が1.96%下落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.67%下落と、ダウ平均(0.77%下落)より下落率が大きかったことが東京市場のハイテク株やグロース(成長)株、半導体関連株などの買い手控え要因となった。また、FOMCなど重要イベントを控え、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された12月の完全失業率(季節調整値)は2.5%と前月と同水準だった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍で前月と同水準だった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.36倍だった。同じく取引開始前に発表された12月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比0.1%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同1.2%低下だった。今日は日本時間10時30分に、1月の中国製造業と非製造業の購買担当者景気指数(PMI)が発表される。 セクター別では、その他製品、電気・ガス業、陸運業、水産・農林業、保険業などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、銀行業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、オムロン<6645>、NEC<6701>、日産自<7201>、中部電<9502>、東電力HD<9501>、ソニーG<6758>、オリンパス<7733>、三菱重<7011>、任天堂<7974>、メルカリ<4385>、富士通<6702>、日立<6501>、東京海上<8766>、NTT<9432>、JR東海<9022>、日本製鉄<5401>などが上昇。他方、キヤノン<7751>、関西電<9503>、ルネサス<6723>、ファナック<6954>、日本M&A<2127>、日本特殊陶業<5334>、日本電産<6594>、SMC<6273>、リクルートHD<6098>、アドバンテスト<6857>、住友商事<8053>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、ソシオネクスト<6526>、東エレク<8035>、信越化<4063>などが下落している。 <FA> 2023/01/31 09:37 寄り付き概況 日経平均は2円高でスタート、 レーザーテックや信越化などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27384.77;+2.21TOPIX;1981.93;-0.73[寄り付き概況] 1月30日の日経平均は前週末比2.21円高の27384.77円と小幅続伸でスタート。27日の米国市場でダウ平均は28.67ドル高の33978.08ドル、ナスダックは109.30ポイント高の11621.71で取引を終了。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視している12月コアPCE価格指数が鈍化傾向を示したため、金利先高観の後退で買われ、寄り付き後、上昇。クレジットカード会社のアメリカン・エクスプレス(AXP)の楽観的な見通しに加え、ミシガン大消費者信頼感指数が1年ぶりの高水準となったほか、住宅関連指標も予想を上回り、景気への悲観的見方が後退した。さらに、ハイテクの上昇も相場を支援し、終日堅調に推移して終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の27415円。本日の日経平均は、前週末終値比でほぼ変わらずから取引を開始。その後、一時マイナスに転じるも切り返し、上げ幅を広げる展開を見せているが、今週に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、徐々に模様眺めムードを強めてくる展開を予想する声が市場からは多く聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、メルカリ<4385>、資生堂<4911>などが上昇。業種別では、化学、空運、陸運などが上昇率上位で推移。 <FA> 2023/01/30 09:32 寄り付き概況 日経平均は65円高でスタート、 信越化や日本電産などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27428.41;+65.66TOPIX;1983.68;+5.28[寄り付き概況] 27日の日経平均は65.66円高の27428.41円と反発して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は205.57ドル高の33949.41ドル、ナスダックは199.06ポイント高の11512.41で取引を終了した。10−12月期国内総生産(GDP)が予想を上回ったため、景気後退懸念が緩和し、買いが先行。金利上昇も限定的で、投資家心理の改善に伴い終日堅調に推移した。ハイテクは買い戻しが継続。終盤にかけ主要株価指数は上げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日下落したものの、終日、75日移動平均線や200日移動平均線を上回って推移したことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあった。一方、国際通貨基金(IMF)が、日銀の金融緩和の修正提案を盛り込んだ声明を公表したこともあり、日銀の金融政策の先行きに対する警戒感が継続し、株価の重しとなった。また、日経平均は27500円近辺が心理的な節目として意識され、目先的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比4.3%上昇だった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同4.2%上昇だった。 セクター別では、化学、卸売業、電気機器、銀行業、証券商品先物などが値上がり率上位、海運業、精密機器、陸運業、空運業、非鉄金属などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、信越化<4063>、安川電<6506>、日本電産<6594>、ローム<6963>、コマツ<6301>、伊藤忠<8001>、クボタ<6326>、パナHD<6752>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、第一生命HD<8750>、日本郵政<6178>、塩野義薬<4507>、7&iHD<3382>、スズキ<7269>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、富士電機<6504>、川崎汽船<9107>、日東電<6988>、SUMCO<3436>、オリンパス<7733>、アステラス薬<4503>、野村不HD<3231>、KDDI<9433>、ディスコ<6146>、積水ハウス<1928>、OLC<4661>、JR東<9020>、HOYA<7741>、武田薬<4502>などが下落している。 <FA> 2023/01/27 09:40 寄り付き概況 日経平均は49円高でスタート、 バンナムHDや三菱重などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27444.64;+49.63TOPIX;1983.35;+2.66[寄り付き概況] 26日の日経平均は49.63円高の27444.64円と5日続伸して取引を開始した。前日25日のダウ平均は9.88ドル高の33743.84ドル、ナスダックは20.91ポイント安の11313.36で取引を終了した。航空機メーカーのボーイング(BA)やソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)の冴えない決算を失望した売りが先行し、大幅下落でスタート。その後、カナダ中銀が次回会合で金利を据え置く可能性を示唆すると、米国内の金利ピークアウト期待も強まり、売りが後退。終盤、今週発表が予定されている10-12月期国内総生産(GDP)や12月PCEコアデフレータなどの重要指標のほか、今月末に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした買い戻しが強まり、ダウ平均はプラス圏に浮上。ナスダック総合指数は小幅安と、まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が取引終了にかけて底堅い動きとなったことが東京市場で安心感となった。また、日経平均が昨日まで2日連続で200日移動平均線や75日移動平均線を終値で上回ったことから、相場の先高観を指摘する向きもあった。一方、日経平均は昨日までの4日続伸で1000円近く上昇しており、短期的な利益確定売りが出やすかった。また、外為市場で1ドル=129円20銭台と昨日15時頃に比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの重しとなった。さらに、ここから発表が本格化する主要企業の四半期決算を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は15-21日に国内株を2週ぶりに売り越した。売越額は830億円だった。 セクター別では、精密機器、その他製品、卸売業、その他金融業、不動産業などが値上がり率上位、海運業、パルプ・紙、証券商品先物、石油石炭製品が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、 バンナムHD<7832>、HOYA<7741>、三菱重<7011>、オリンパス<7733>、信越化<4063>、日本電産<6594>、ディスコ<6146>、任天堂<7974>、東電力HD<9501>、大日印<7912>、伊藤忠<8001>、オリックス<8591>、三井物産<8031>、アステラス薬<4503>、ソシオネクスト<6526>などが上昇。他方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>、サイバー<4751>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、日本製鉄<5401>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>、みずほ<8411>、キヤノン<7751>、トヨタ<7203>、武田薬<4502>などが下落している。 <FA> 2023/01/26 09:37

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