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寄り付き概況 日経平均は123円安でスタート、日本電産やエムスリーなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27175.88;-123.31TOPIX;1967.64;-5.28[寄り付き概況] 25日の日経平均は123.31円安の27175.88円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は104.40ドル高の33733.96ドル、ナスダックは30.14ポイント安の11334.27で取引を終了した。1月製造業PMIの予想外の改善を受けた長期金利の上昇を警戒した売りが先行し、序盤は大きく下落。一方、PMIは50割れと活動縮小域での推移が継続し、景気後退懸念がくすぶる中、次第に金利が低下に転じたほか、重機メーカーのキャタピラー(CAT)などの株価上昇が支援し、ダウ平均は上昇に転換。ハイテクは決算を警戒した利食い売りなどが優勢で終日軟調に推移した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で、ナスダック総合指数、S&P500、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)などが下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの3日間で900円近い上昇となったことから短期的な利益確定売りが出やすかった。さらに、昨日の取引終了後に日本電産<6594>が業績予想を下方修正したことが投資家心理を委縮させ、今週から発表が本格化する主要企業の四半期決算を見極めたいとして積極的な買いを見送るムードが強くなった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が3日続伸したことが東京市場の株価を支えた。また、厚労相が新型コロナの感染症法上の位置づけを「5類」に引き下げる時期などを早ければ週内にも決める方向で調整していると報じられたことから、先行き経済への期待感が高まったことも株価下支え要因となり、寄り後、日経平均は一時上げに転じた。 セクター別では、サービス業、金属製品、卸売業、非鉄金属、化学などが値下がり率上位、海運業、食料品、倉庫運輸関連、銀行業、医薬品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日本電産、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、三井物産<8031>、信越化<4063>、メルカリ<4385>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、大和ハウス<1925>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、レーザーテック<6920>、OLC<4661>、ファーストリテ<9983>などが下落。他方、スズキ<7269>、シマノ<7309>、エーザイ<4523>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、三菱電<6503>、アステラス薬<4503>、キーエンス<6861>、第一三共<4568>、日本製鉄<5401>、アサヒ<2502>、みずほ<8411>、ダイキン<6367>などが上昇している。 <FA> 2023/01/25 09:31 寄り付き概況 日経平均は244円高でスタート、東エレクやアドバンテストなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27150.43;+244.39TOPIX;1958.89;+13.51[寄り付き概況] 24日の日経平均は244.39円高の27150.43円と3日続伸して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は254.07ドル高の33629.56ドル、ナスダックは223.98ポイント高の11364.41で取引を終了した。企業決算の本格化を前に警戒感からダウ平均は寄り付き後、下落。しかし、中国経済の活動再開を期待し、世界経済への見通しが若干改善したことも背景に上昇に転じた。インフレピークアウトや利上げ減速に対する期待が強まり、さらなる買い材料となると、相場を押し上げた。ハイテクの買い戻しがさらに相場を支援し、主要株価指数は終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が2%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5%超の上昇と、ダウ平均(0.76%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=130円50銭台と昨日15時頃に比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支える要因となった。一方、日銀による金融政策の追加修正への警戒感が払拭できないことに加え、今週から発表が本格化する日米主要企業の四半期決算を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、電気機器、輸送用機器、ゴム製品、金属製品、機械などが値上がり率上位、空運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、ルネサス<6723>、三菱電<6503>、HOYA<7741>、ZHD<4689>、ソシオネクスト<6526>、OLC<4661>、信越化<4063>、三菱商事<8058>、オリックス<8591>、村田製<6981>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、ホンダ<7267>などが上昇。他方、オリンパス<7733>、エーザイ<4523>などが下落している。 <FA> 2023/01/24 09:20 寄り付き概況 日経平均は326円高でスタート、レーザーテックやファーストリテなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26880.21;+326.68TOPIX;1944.91;+18.04[寄り付き概況] 1月23日の日経平均は前週末比326.68円高の26880.21円と大幅続伸でスタート。20日の米国市場でダウ平均は330.93ドル高の33375.49ドル、ナスダックは288.16ポイント高の11140.43で取引を終了。連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を受けた金利上昇を警戒した売りが先行。 一方、12月中古住宅販売件数が直近10年余りで最低水準となり、利上げ観測が後退すると上昇に転じた。また、タカ派として知られるウォラーFRB理事が次回会合での利上げ幅を0.25ポイントへ縮小することを支持したため、投資家心理が改善した。この日は大量のオプションが満期を迎えたことも終盤にかけた買いに拍車をかけ、主要株価指数は上げ幅を拡大して終了。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円高の26915円。本日の日経平均は、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップアップから取引を開始。18日の高値を奪還しており、節目の27000円を意識した動きに繋がるかに注目が集まる。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、ファナック<6954>などが上昇。業種別では、機械、電気機器、化学などが上昇率上位で推移。 <FA> 2023/01/23 09:28 寄り付き概況 日経平均は58円安でスタート、東エレクやキーエンスなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26346.69;-58.54TOPIX;1913.70;-1.92[寄り付き概況] 20日の日経平均は58.54円安の26346.69円と続落して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は続落。ダウ平均は252.40ドル安の33044.56ドル、ナスダックは104.74ポイント安の10852.27で取引を終了した。景気後退懸念がくすぶり寄り付き後は下落。週次失業保険申請件数が予想外に減少したことで追加利上げを織り込む金利上昇を警戒した売りが再燃した。また、イエレン財務長官が連邦債務が上限に達し、特別策を講じ議会に上限引き上げなどの対応を要請したことが報じられると、政府機関閉鎖リスクを懸念した売りも強まった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長が利上げ減速を支持する姿勢を見せると警戒感を受けた売りが後退。一時下げ止まるも終日軟調推移となった。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.83%下落と、ダウ平均(0.76%下落)に比べ下落率が大きかったことが東京市場で半導体関連株の株価を抑える要因となった。一方、昨日、日経平均が下落した要因の一つが円高・ドル安だったが、今朝は1ドル=128円50銭台と昨日15時頃に比べ60銭ほど円安・ドル高方向に振れており、株式市場で安心感となった。また、来週は通常国会が召集されることに加え、主要企業の22年10-12月期決算発表が本格化することから、政策の進展や企業業績に期待する向きもあり、株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された12月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比4.0%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同4.0%上昇だった。 セクター別では、電気機器、金属製品、銀行業、その他金融業、小売業などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、空運業、不動産業、海運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、村田製<6981>、塩野義薬<4507>、三菱UFJ<8306>、オリックス<8591>、アドバンテスト<6857>、クリレスHD<3387>、SMC<6273>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、HOYA<7741>、7&iHD<3382>、ファーストリテ<9983>などが下落。他方、イオンモール<8905>、ダイキン<6367>、AGC<5201>、JAL<9201>、ジャフコG<8595>、INPEX<1605>、エーザイ<4523>、OLC<4661>、スズキ<7269>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、JT<2914>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>などが上昇している。 <FA> 2023/01/20 09:36 寄り付き概況 日経平均は250円安でスタート、三菱自やオリンパスなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26541.08;-250.04TOPIX;1922.47;-12.46[寄り付き概況] 19日の日経平均は250.04円安の26541.08円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は下落。ダウ平均は613.89ドル安の33296.96ドル、ナスダックは138.10ポイント安の10957.01で取引を終了した。12月生産者物価指数(PPI)が予想以上に鈍化し、インフレ圧力の低下で金利先高懸念が後退したため、上昇してスタート。一方、12月小売売上高や12月鉱工業生産が予想以上に悪化し景気減速が明らかになる中、クリーブランド連銀のメスター総裁やセントルイス連銀のブラード総裁など、FRB高官のタカ派発言が相次いだため、過剰な利上げにより景気が損なわれるとの警戒感が強まり下げに転じ、終盤にかけて売りが加速した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=128円50銭台と昨日15時頃に比べ2円30銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、日経平均が昨日までの2日間で900円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りも出やすかった。一方、引き続き日銀による金融緩和維持決定が安心感となった。また、昨年12月の訪日客数がコロナ前の19年同月の54%に戻ったことや、政府が新型コロナの感染症法上の分類を今春に「5類」に移行する方向で最終調整に入ったとの報道も、先行き経済への期待感を高め、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された22年12月の貿易収支は1兆4485億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1兆6528億円の赤字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1月8-14日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は1856億円だった。 セクター別では、鉱業、輸送用機器、精密機器、機械、その他製品などが値下がり率上位、空運業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、三菱自<7211>、SUBARU<7270>、スズキ<7269>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、オリンパス<7733>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、INPEX<1605>、日本電産<6594>、村田製<6981>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、三井不<8801>などが下落。他方、ニトリHD<9843>、住友鉱<5713>、ソニーG<6758>などが上昇している。 <FA> 2023/01/19 09:28 寄り付き概況 日経平均は112円高でスタート、東電力HDや第一三共などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26251.34;+112.66TOPIX;1909.25;+6.36[寄り付き概況] 18日の日経平均は112.66円高の26251.34円と続伸して取引を開始した。前日17日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は391.76ドル安の33910.85ドル、ナスダックは15.96ポイント高の11095.11で取引を終了した。1月NY連銀製造業景気指数が予想外にパンデミックに伴い経済封鎖した20年5月来で最低に落ち込んだため、景気後退を懸念した売りが先行して始まった。金融のゴールドマンサックスの低調な決算内容も重しとなり、ダウ平均は終日軟調に推移、終盤にかけて下げ幅を拡大した。一方、金利先高観の後退でハイテクの買い戻しが続き、ナスダックは小幅高で終了。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ナスダック総合指数が小幅ながら上昇して取引を終えたことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日は上昇したが、200日移動平均線からの下方乖離は依然4%を超えており、株価の反騰余地は大きいとの見方もあった。一方、今日まで開かれる日銀金融政策決定会合で追加の政策修正が決定される可能性が引き続き意識され、積極的な買いを手控える向きがあった。また、外為市場で1ドル=128円20銭台と昨日15時頃に比べ40銭ほど円高・ドル安方向に振れたことが輸出株などの買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比8.3%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は0.9%減だった。 セクター別では、精密機器、医薬品、電気・ガス業、卸売業、電気機器などが値上がり率上位、銀行業、鉄鋼、輸送用機器、パルプ・紙、保険業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東電力HD<9501>、第一三共<4568>、HOYA<7741>、大和ハウス<1925>、エーザイ<4523>、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>、ダイキン<6367>、味の素<2802>、アドバンテスト<6857>、三菱商事<8058>、三井物産<8031>、武田薬<4502>、伊藤忠<8001>、ファナック<6954>、東エレク<8035>などが上昇。他方、ベイカレント<6532>、イオン<8267>、積水ハウス<1928>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、りそなHD<8308>、日本製鉄<5401>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>などが下落している。 <FA> 2023/01/18 09:42 寄り付き概況 日経平均は93円高でスタート、太陽誘電や三菱自などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25915.51;+93.19TOPIX;1891.61;+5.30[寄り付き概況] 17日の日経平均は93.19円高の25915.51円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日16日の米株式市場はキング牧師誕生日の祝日で休場。欧州は、英FTSETM100指数が0.20%上昇、独DAX指数が0.31%上昇、仏CAC40指数が0.28%上昇。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日は米市場が休場だったが、欧州の主要市場で株価指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均が昨日までの2日間で600円を超す下げとなったことから押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、今日と明日に開かれる日銀金融政策決定会合で追加の政策修正が決定される可能性が意識され、株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は取引時間中に、10-12月期の中国国内総生産(GDP)、22年12月の中国鉱工業生産、中国小売売上高などが発表される。 セクター別では、海運業、輸送用機器、水産・農林業、電気機器、非鉄金属などが値上がり率上位、銀行業、鉄鋼、医薬品、サービス業、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、太陽誘電<6976>、三菱自<7211>、ベイカレント<6532>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、ファーストリテ<9983>、デンソー<6902>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、村田製<6981>、レーザーテック<6920>、味の素<2802>、三菱商事<8058>、トヨタ<7203>などが上昇。他方、りそなHD<8308>、日本郵政<6178>、三住トラスト<8309>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、リクルートHD<6098>、日ペHD<4612>、ダイキン<6367>、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>、メルカリ<4385>、エーザイ<4523>などが下落している。 <FA> 2023/01/17 09:33 寄り付き概況 日経平均は282円安でスタート、ファーストリテやソフトバンクGなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25836.67;-282.85TOPIX;1892.13;-10.95[寄り付き概況] 1月16日の日経平均は前週末比282.85円安の25836.67円と続落でスタート。13日の米国市場でダウ平均は112.64ドル高の34302.61ドル、ナスダックは78.05ポイント高の11079.16で取引を終了。 各主要銀行の最高経営責任者(CEO)が軽度の景気後退を想定していると慎重な見通しを示したため警戒感から売られ、寄り付き後、大きく下落。その後発表された1月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想以上に改善したため景気への悲観的見方が後退し下げ止まった。 さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定する上で注視している同指数の1年期待インフレ率が大幅に低下したため金利先高観がさらに後退しハイテクが買われ相場をプラス圏に押し上げた。 シカゴ日経225先物は大阪比290円安の25790円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は売りが先行。今週は17-18日に日銀の金融政策決定会合が控えているなか、これを見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい。 東証プライム市場の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、キヤノン<7751>などが下落する反面、三菱UFJ<8306>などメガバンクが上昇。業種別では、海運、非鉄金属、精密機器などが下落率上位で推移。 <FA> 2023/01/16 09:39 寄り付き概況 日経平均は58円安でスタート、トヨタや東京海上などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26391.78;-58.04TOPIX;1902.94;-5.24[寄り付き概況] 13日の日経平均は58.04円安の26391.78円と6日ぶり反落して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は216.96ドル高の34,189.97ドル、ナスダックは69.43ポイント高の11,001.11で取引を終了した。週次失業保険申請件数が予想外に減少し、労働市場のひっ迫が確認されたため、利上げ継続を警戒した売りが先行してスタート。一方、12月消費者物価指数(CPI)では想定通り伸びが一段と鈍化し、インフレピークアウトに伴い、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが一段と減速するとの見解が強まり買いに転じた。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が0.25ポイントの小幅な利上げを支持すると、長期金利がさらに低下し相場を一段と押し上げた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。外為市場で1ドル=129円10銭台と昨日15時頃に比べ2円50銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出関連株などの買い手控え要因となった。また、日銀の金融政策修正への警戒感が継続し、株価の重しとなった。さらに、日経平均が昨日までの5日続伸で700円を超す上げとなっていることから、短期的な過熱感を指摘する向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。中でも、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.24%上昇と、ダウ平均(0.64%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株へ資金が向かいやすくなった。また、国内企業の9-11月期決算発表が佳境となっており、好業績銘柄への物色意欲が継続し株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は22年12月25-31日に国内株を1319億円買い越し、23年1月1-7日に1991億円売り越した。 セクター別では、輸送用機器、保険業、海運業、精密機器、食料品などが値下がり率上位、鉱業、空運業、石油石炭製品、鉄鋼、陸運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、東京海上<8766>、東宝<9602>、富士フイルム<4901>、アステラス薬<4503>、川崎汽船<9107>、ソニーG<6758>、TDK<6762>、デンソー<6902>、塩野義薬<4507>、日立<6501>、信越化<4063>などが下落。他方、7&iHD<3382>、日本製鉄<5401>、富士通<6702>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、KDDI<9433>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、三菱商事<8058>、武田薬<4502>、NTTデータ<9613>、資生堂<4911>、コマツ<6301>などが上昇している。 <FA> 2023/01/13 09:30 寄り付き概況 日経平均は78円高でスタート、住友鉱や東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26524.94;+78.94TOPIX;1905.26;+4.01[寄り付き概況] 12日の日経平均は78.94円高の26524.94円と5日続伸して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は268.91ドル高の33973.01ドル、ナスダックは189.04ポイント高の10931.67で取引を終了した。12月消費者物価指数(CPI)でインフレピークアウトが証明されるとの期待から買い先行。ソフトランディング期待を受けた買いも手伝い、終日堅調に推移した。また、ボストン連銀のコリンズ総裁が12月連邦公開市場委員会(FOMC)での一段の利上げペース減速支持に傾斜しているとの報道で長期金利が一段と低下するとハイテクの買い戻しが加速。終盤にかけて、上げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。特に、米長期金利の低下などを受け、ナスダック総合指数が1.76%上昇と、ダウ平均(0.80%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価支援要因となった。また、国内内需セクター企業の9-11月期決算発表が佳境となっており、好業績銘柄への物色意欲が高まっていることも市場の躍動感を高めた。一方、日経平均が昨日までの4日続伸で700円を超す上げとなったことから、目先的な戻り待ちの売りが出やすかった。また、中国政府が日本人へのビザ(査証)新規発給を一時停止したことから対中ビジネスの停滞が懸念され、心理的な重しとなった。さらに、外為市場で今朝8時頃から円高・ドル安方向への動きとなっていることが東京市場で輸出株などの株価を抑える要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆8036億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は4711億円の黒字だった。 セクター別では、非鉄金属、鉱業、電気機器、銀行業、鉄鋼などが値上がり率上位、電気・ガス業、その他製品、保険業、小売業、陸運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、住友鉱<5713>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、日本電産<6594>、ルネサス<6723>、村田製<6981>、シマノ<7309>、ソニーG<6758>、川崎汽船<9107>、ディスコ<6146>、リクルートHD<6098>、INPEX<1605>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三菱商事<8058>、ダイキン<6367>などが上昇。他方、東電力HD<9501>、任天堂<7974>、富士通<6702>、東京海上<8766>、OLC<4661>、ニトリHD<9843>、エーザイ<4523>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、7&iHD<3382>、JT<2914>などが下落している。 <FA> 2023/01/12 09:34 寄り付き概況 日経平均は186円高でスタート、安川電やヤクルト本社などが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26362.21;+186.65TOPIX;1890.55;+9.67[寄り付き概況] 11日の日経平均は186.65円高の26362.21円と4日続伸して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は186.45ドル高の33704.10ドル、ナスダックは106.98ポイント高の10742.63で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントで、金融政策について警戒されていたような直接的なタカ派な発言をしなかったため、安心感から買いが先行した。ただ、ボウマンFRB理事が追加利上げの必要性を主張すると長期金利が一段と上昇し、主要株価指数は一時下落に転じた。しかし、12日に発表される12月消費者物価指数(CPI)ではインフレピークアウトが改めて確認されるとの期待に加え、中国の経済活動再開などで景気悪化への懸念も後退し、再びプラス圏に上昇。終盤にかけて上げ幅を拡大して終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の支えとなった。また、外為市場で1ドル=132円10銭台と、昨日15時頃に比べ40銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、日経平均は昨日で3日続伸となったものの、200日移動平均線からの下方乖離は4%を超えており、依然、短期的な下げ過ぎの水準にあるとの見方もあった。一方、日経平均が昨日までの3日間で400円を超す上げとなったことから、目先的な戻り待ちの売りが出やすかった。また、中国が日本人に対するビザ(査証)の新規発給を停止したことや、世界銀行が23年の世界経済の成長率見通しを引き下げたことなどが市場のムードをやや重くした。さらに、明日発表予定の12月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、精密機器、鉄鋼、電気機器、証券商品先物、非鉄金属などが値上がり率上位、海運業、ガラス土石製品が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、安川電<6506>、ヤクルト本社<2267>、HOYA<7741>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、武田薬<4502>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、7&iHD<3382>、ソニーG<6758>、日本製鉄<5401>、三菱UFJ<8306>、東電力HD<9501>などが上昇。他方、オリンパス<7733>、SMC<6273>、第一三共<4568>、ホンダ<7267>、川崎汽船<9107>、信越化<4063>などが下落している。 <FA> 2023/01/11 09:25 寄り付き概況 日経平均は202円高でスタート、エーザイや東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26176.61;+202.76TOPIX;1887.69;+11.93[寄り付き概況] 10日の日経平均は202.76円高の26176.61円と3日続伸して取引を開始した。前日9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は112.96ドル安の33517.65ドル、ナスダックは66.36ポイント高の10635.65で取引を終了した。最新の雇用統計やISM非製造業景気指数を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが一段と減速するとの見方から買いが続き、上昇スタート。中国経済の再開期待も相場の上昇を支援した。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が依然としてターミナルレート(政策金利)5%以上が必要との見解を主張したため失速。終盤に入り、今週控えているパウエルFRB議長の講演や消費者物価指数(CPI)を警戒した売りからダウ平均は下落に転じた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。東京市場が連休中に米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が6、9日の2日間合計で3.21%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が6.68%上昇とダウ平均(1.78%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株、半導体関連株の株価支援要因となった。国内要因では、「全国旅行支援」がきょう再開されることもあり、経済の本格回復への期待感が高まったことも市場の雰囲気を明るくした。一方、外為市場で1ドル=131円80銭台と先週末6日15時頃に比べ2円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比1.2%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.4%増加だった。同じく、取引開始前に発表された12月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比4.0%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.8%上昇だった。 セクター別では、電気機器、精密機器、化学、機械、サービス業などが値上がり率上位、海運業、銀行業、保険業、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、東エレク<8035>、村田製<6981>、TOTO<5332>、SMC<6273>、ダイキン<6367>、ホンダ<7267>、OLC<4661>、ソニーG<6758>、HOYA<7741>、日本電産<6594>、メルカリ<4385>などが上昇。他方、第一生命HD<8750>、りそなHD<8308>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、日本郵政<6178>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、東電力HD<9501>などが下落している。 <FA> 2023/01/10 09:34 寄り付き概況 日経平均は80円安でスタート、三井不や安川電などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25740.08;-80.72TOPIX;1865.07;-3.83[寄り付き概況] 6日の日経平均は80.72円安の25740.08円と反落して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は反落。ダウ平均は339.69ドル安の32930.08ドル、ナスダックは153.52ポイント安の10305.24で取引を終了した。最新の雇用関連指標が軒並み予想を上回り、労働市場の逼迫継続を示唆したため、利上げ長期化観測の高まりが重荷となり、大幅下落でスタート。長期金利の上昇を警戒した売りが続き終日軟調に推移した。一方、終盤にかけては、タカ派筆頭格とされるセントルイス連銀・ブラード総裁がタカ派色を弱める発言をしたため、警戒感が緩和して下げ幅を縮小した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、米利上げ長期化観測が強まったことが東京市場でグロース(成長)株などの株価を抑える要因となった。さらに、今晩に米雇用統計の発表を控えていることに加え、明日から東京市場が3連休となることから、積極的な買いを手控える向きもあった。一方、外為市場で1ドル=133円40銭台と昨日15時頃に比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価下支え要因となった。また、日経平均は昨日は上昇したものの、200日移動平均線からは5.3%、25日移動平均線からは4.8%の下方乖離となっており、目先下げ過ぎとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。 セクター別では、不動産業、その他製品、精密機器、電気・ガス業、電気機器などが値下がり率上位、空運業、石油石炭製品、鉱業、鉄鋼、海運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三井不<8801>、三菱地所<8802>、安川電<6506>、SMC<6273>、任天堂<7974>、オリンパス<7733>、東電力HD<9501>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、エムスリー<2413>、日本電産<6594>、メルカリ<4385>などが下落。他方、みずほ<8411>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、F&LC<3563>、INPEX<1605>、商船三井<9104>、日本製鉄<5401>、ホンダ<7267>、中外薬<4519>、ファーストリテ<9983>などが上昇している。 <FA> 2023/01/06 09:33 寄り付き概況 日経平均は108円高でスタート、レーザーテックや東エレクなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25825.50;+108.64TOPIX;1868.45;+0.30[寄り付き概況] 5日の日経平均は108.64円高の25825.50円と反発して取引を開始した。前日4日の米国株式市場は反発。ダウ平均は133.40ドル高の33269.77ドル、ナスダックは71.78ポイント高の10458.76で取引を終了した。中国の経済再開などを期待した買いから上昇スタート。11月JOLTS求人件数が予想を上回り労働市場の逼迫が確認されると、金利先高観から一時下落に転じたが、一方で景気後退への懸念が緩和、押し目買い意欲も強く、底堅く推移した。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した12月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の中で、想定通りタカ派姿勢が再確認されると、利上げ長期化観測が強まり再び下落する場面が見られたが、終盤にかけては押し目買いが優勢となり、結局プラス圏で終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.74%上昇と、ダウ平均(0.40%上昇)やナスダック総合指数(0.69%)に比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=132円10銭台と昨日15時頃に比べ1円30銭ほど円安・ドル高に振れたことから、東京市場で輸出株などへ資金が向かいやすくなった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上げと下げを繰り返す相場展開だったことから、米株式相場の先行き不安定感を指摘する向きがあった。また、中国からの渡航者を対象にした水際対策の強化を受け、インバウンド消費への期待感がやや後退したことも関連銘柄の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は日本時間10時45分に、12月の財新中国非製造業PMIが発表される。 セクター別では、ゴム製品、輸送用機器、その他製品、医薬品、電気機器などが値上がり率上位、鉱業、保険業、石油石炭製品、銀行業、陸運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、信越化<4063>、村田製<6981>、ソニーG<6758>、オリンパス<7733>、任天堂<7974>、三菱自<7211>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、ブリヂストン<5108>、ソフトバンクG<9984>、日本電産<6594>、キヤノン<7751>、武田薬<4502>などが上昇。他方、りそなHD<8308>、INPEX<1605>、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>、日立<6501>、HOYA<7741>、住友商事<8053>、三井物産<8031>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、三菱電<6503>、ENEOS<5020>などが下落している。 <FA> 2023/01/05 09:41 寄り付き概況 日経平均は259円安でスタート、日本郵船やINPEXなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25834.93;-259.57TOPIX;1879.19;-12.52[寄り付き概況] 4日の日経平均は259.57円安の25834.93円と反落して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は続落。ダウ平均は10.88ドル安の33136.37ドル、ナスダックは79.50ポイント安の10386.98で取引を終了した。中国の新型コロナ感染ピークアウトによる経済再開期待が買い材料となり、上昇スタート。しかし、国際通貨基金(IMF)の専務理事が本年の世界経済が昨年よりもさらに厳しいものになると警告したことが投資家心理の悪化につながり売りに転じた。主要株価指数は終日軟調に推移。ただ、長期金利の低下や新年度入りに伴う新規投資の買いが下支えし、終盤にかけては下げ幅を縮小した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。東京市場が休場中、昨年12月30日と昨日1月3日の2日間の米株式市場でダウ平均が計0.25%下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、同じ2日間の下落率は、ナスダック総合指数が0.87%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.34%とダウ平均と比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株などの買い手控え要因となった。さらに、外為市場で1ドル=131円00銭台と昨年30日15時頃に比べ1円60銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を抑えた。一方、日経平均は昨年12月30日の大納会に小反発したものの、25日移動平均線との下方乖離は依然4%を超えており、ここからの下値は限定的との見方があったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月18-24日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は2651億円だった。 セクター別では、海運業、鉱業、精密機器、医薬品、機械などが値下がり率上位、銀行業、電気・ガス業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、INPEX<1605>、エーザイ<4523>、日立<6501>、レーザーテック<6920>、ブリヂストン<5108>、信越化<4063>、三菱重<7011>、伊藤忠<8001>、東京海上<8766>、ダイキン<6367>、キーエンス<6861>などが下落。他方、りそなHD<8308>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、メルカリ<4385>、NTT<9432>などが上昇している。 <FA> 2023/01/04 09:33 寄り付き概況 日経平均は194円高でスタート、エムスリーやメルカリなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26288.00;+194.33TOPIX;1902.27;+7.00[寄り付き概況] 30日の日経平均は194.33円高の26288.00円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日29日の米国株式市場は反発。ダウ平均は345.09ドル高の33220.80ドル、ナスダックは264.80ポイント高の10478.09で取引を終了した。投資家の本年の税金対策終了で、来年に向けた買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。週次新規失業保険申請件数も予想通り増加したため金利低下が手伝いハイテクも買い戻され、相場全体を押し上げた。主要株式指数は終日堅調に推移した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ナスダック総合指数が2.59%上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.32%上昇と、ダウ平均(1.05%)より上昇率が大きかったことが、東京市場でハイテク株やグロース(成長)株、半導体関連株の株価支援要因となった。また、日経平均が昨日までの2日間で300円を超す下げとなったことから、押し目買いも入りやすかった。一方、外為市場で1ドル=132円90銭台と昨日15時頃に比べ70銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、年内の取引は今日までで、東京市場は明日から4日間、休場となることから、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。 セクター別では、海運業、精密機器、電気機器、サービス業、金属製品などが値上がり率上位、銀行業、食料品、石油石炭製品、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、エムスリー<2413>、メルカリ<4385>、リクルートHD<6098>、資生堂<4911>、HOYA<7741>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、NTTデータ<9613>、信越化<4063>、日本郵船<9101>、日本電産<6594>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>などが上昇。他方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、アステラス薬<4503>、エーザイ<4523>、JT<2914>、伊藤忠<8001>、NTT<9432>などが下落している。 <FA> 2022/12/30 09:34 寄り付き概況 日経平均は265円安でスタート、資生堂やJTなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26074.90;-265.60TOPIX;1892.39;-16.63[寄り付き概況] 29日の日経平均は265.60円安の26074.90円と続落して取引を開始した。前日28日の米国株式市場は下落。ダウ平均は365.85ドル安の32875.71ドル、ナスダックは139.94ポイント安の10213.29で取引を終了した。中国や香港のコロナ規制緩和が買い材料となり寄り付き後、上昇。しかし、来年の景気後退入りを織り込む売りが上値を抑制した。さらに、長期金利が上昇し、10年債利回りは11月以来の高水準となるとハイテク株の売りに押され、ダウも下落に転じた。終盤にかけ本年の税金絡みの売りが加速、さらに、政府が中国からの渡航者に対し、コロナ陰性証明を義務付けると発表すると経済の悪化を警戒した売りにも拍車がかかり、下げ幅を拡大し、終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。市場では、世界の主要な中央銀行による金融引き締めが深刻な景気後退を招くとの懸念が継続していることに加え、中国で新型コロナ感染が拡大しているとみられ、景気の先行き不透明感がさらに強くなり、積極的な買いを手控える要因となった。一方、日経平均は25日移動平均線からの下方乖離が依然4%を超えており、押し目買いが入りやすい状況にあるとの見方があったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、スマサポ<9342>が東証グロースに上場した。 セクター別では、鉱業、ゴム製品、ガラス土石製品、食料品、金属製品などが値下がり率上位、電気・ガス業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、資生堂<4911>、JT<2914>、INPEX<1605>、AGC<5201>、SUMCO<3436>、キヤノン<7751>、レーザーテック<6920>、川崎汽船<9107>、すかいらーく<3197>、りそなHD<8308>、ヒューリック<3003>、デンソー<6902>、三菱商事<8058>、住友商事<8053>などが下落。他方、東電力HD<9501>などが上昇している。 <FA> 2022/12/29 09:22 寄り付き概況 日経平均は138円安でスタート、東エレクやアドバンテストなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26309.34;-138.53TOPIX;1906.75;-3.40[寄り付き概況] 28日の日経平均は138.53円安の26309.34円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日27日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は37.63ドル高の33241.56ドル、ナスダックは144.64ポイント安の10353.23で取引を終了した。中国政府が1月8日から入国時の強制隔離撤廃を発表、規制緩和を好感したアジア、欧州市場の流れを継いで、寄り付き後、上昇。しかし、長期金利の上昇を警戒した売りに押され一時下落に転じた。同時に、エネルギーセクターの上昇が下値を支え、ダウはプラス圏を維持して終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ナスダック総合指数、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1%台の下落となったことが東京市場でハイテク株や半導体関連株などの株価の重しとなった。また、中国の新型コロナ対策緩和が好感される一方で、中国での新型コロナ感染拡大が日本企業へ及ぼす影響を懸念する向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の株価を支えた。また、外為市場で1ドル=133円40銭台と昨日15時頃に比べ70銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価下支え要因となった。さらに、今日は12月期末の配当権利付き最終売買日で、配当狙いの買いが入るとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比0.1%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同0.3%低下だった。 セクター別では、精密機器、不動産業、医薬品、電気機器、化学などが値下がり率上位、鉄鋼、銀行業、海運業、保険業、繊維製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、Jフロント<3086>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、メルカリ<4385>、日本電産<6594>、小林製薬<4967>、トレンド<4704>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>などが下落。他方、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>、第一生命HD<8750>、OLC<4661>、日本製鉄<5401>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、JT<2914>、パンパシHD<7532>、キリンHD<2503>、ニトリHD<9843>などが上昇している。 <FA> 2022/12/28 09:32 寄り付き概況 日経平均は164円高でスタート、高島屋やJフロントなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26570.78;+164.91TOPIX;1914.39;+11.87[寄り付き概況] 27日の日経平均は164.91円高の26570.78円と続伸して取引を開始した。前日26日の米国はクリスマスの振り替え休日で全市場が休場。欧州の主要市場も休場だった。 今日の東京株式市場は買いが先行した。欧米主要市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、中国の入国制限緩和によるインバウンド(訪日外国人)の回復期待が東京市場で関連銘柄の支えとなった。また、昨日の日経平均が上昇したものの、25日移動平均線からの下方乖離は依然4%を超えており、引き続き押し目買いが入りやすい水準との見方もあった。一方、年末にかけて休暇中の市場関係者が多く、積極的な買いは見送られるとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍で前月と同水準。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.36倍だった。今日はBTM<5247>、ELEMENTS<5246>が東証グロースに上場した。 セクター別では全業種が値上がり。空運業、陸運業、小売業、サービス業、不動産業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、高島屋<8233>、Jフロント<3086>、資生堂<4911>、コーセー<4922>、パンパシHD<7532>、良品計画<7453>、JR西<9021>、JAL<9201>、ANA<9202>、エムスリー<2413>、JR東<9020>、OLC<4661>、小林製薬<4967>、JR東海<9022>、ファーストリテ<9983>、メルカリ<4385>、三井住友<8316>などが上昇。他方、川崎汽船<9107>、大阪チタ<5726>などが下落している。 <FA> 2022/12/27 09:34 寄り付き概況 日経平均は64円高でスタート、レーザーテックやファーストリテなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26299.54;+64.29TOPIX;1900.36;+2.42[寄り付き概況] 12月26日の日経平均は前週末比64.29円高の26299.54円と反発でスタート。23日の米国市場でダウ平均は176.44ドル高の33203.93ドル、ナスダックは21.74ポイント高の10497.86で取引を終了。寄り付きは下落したが、売りが一巡すると買い戻しの動きも見られた。12月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が改善したことは相場のサポート材料となったが、11月PCEコアデフレータは連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、根強い景気後退への懸念から上値が重い展開となった。また、長期金利の上昇がハイテク株の重石となった。主要株価指数は小幅に反発し、ダウ平均は週を通じて上昇となったが、ナスダックは3週連続の下落に。シカゴ日経225先物は大阪比65円高の26215円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はやや買いが先行。先週の大幅な下落に対する自律反発といったところで寄り付き後に上げ幅を3桁に広げた。ただし、26日は米国のほか主要な株式市場がクリスマスの振替で休場となることから、海外勢のフローは限られ薄商いになると見込まれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、日本郵船<9101>、トヨタ<7203>、川崎汽船<9107>、ニトリHD<9843>などが上昇する反面、三菱UFJ<8306>などメガバンクが下落。業種別では、鉱業、石油石炭、海運などが上昇率上位で推移。 <FA> 2022/12/26 09:41 寄り付き概況 日経平均は300円安でスタート、レーザーテックや東エレクなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26207.77;-300.10TOPIX;1893.94;-14.23[寄り付き概況] 23日の日経平均は300.10円安の26207.77円と反落して取引を開始した。前日22日の米国株式市場は反落。ダウ平均は348.99ドル安の33027.49ドル、ナスダックは233.25ポイント安の10476.12で取引を終了した。朝方発表された7−9月期国内総生産(GDP)確定値が改定値から上方修正され、また、新規失業保険申請件数も小幅増で労働市場の堅調さを示し、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが正当化され、相場の重しとなった。また、半導体メーカーマイクロンの冴えない決算をきっかけに半導体銘柄を中心にハイテク株が大きく売られた。ダウは一時、下げ幅が800ドルを超える場面もあったが、下げ幅を縮小して取引を終えた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ナスダック総合指数が2.18%下落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.20%下落と、ダウ平均(1.05%下落)に比べ下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したものの、取引終了にかけて下げ幅を縮小したことが東京市場で一定の安心感となった。また、昨日の日経平均が心理的な節目として意識される26500円を上回って取引を終えたことから、ここからの下げは限定的とも見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.7%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.7%上昇だった。今日はGENOVA<9341>が東証グロースに、アソインターナショナル<9340>が東証スタンダードに上場した。 セクター別では、輸送用機器、機械、電気機器、鉱業、非鉄金属などが値下がり率上位、電気・ガス業、銀行業、保険業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SMC<6273>、日本電産<6594>、ホンダ<7267>、日産自<7201>、ダイキン<6367>、日立<6501>、エーザイ<4523>、三井物産<8031>、ソニーG<6758>などが下落。他方、東電力HD<9501>、東芝<6502>、MS&AD<8725>、第一生命HD<8750>、ヒューリック<3003>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、武田薬<4502>、NTT<9432>、川崎汽船<9107>などが上昇している。 <FA> 2022/12/23 09:46 寄り付き概況 日経平均は164円高でスタート、日産自やINPEXなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26552.43;+164.71TOPIX;1902.57;+9.25[寄り付き概況] 22日の日経平均は164.71円高26552.43円と6日ぶり反発して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は526.74ドル高の33376.48ドル、ナスダックは162.26ポイント高の10709.37で取引を終了した。ナイキとフェデックスの決算が好調だったことを背景に寄り付きから上昇。2社の好決算は、景気後退が懸念される中でも、企業業績が懸念されているより良い可能性があるとの期待につながった。12月消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことも投資家心理の改善を後押しし、相場をサポート。上昇の勢いは長くは続かなかったが、その後は高値圏での推移が続いた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。また、日経平均が昨日までの5日続落で1700円を超す下げとなったことから、押し目買いも入りやすかった。一方、世界の主要中央銀行による金融引き締め長期化が深刻な景気後退を招くとの懸念が継続し、また、日銀緩和修正を受けた株価の落ち着きどころを探る動きが続くとの見方などが、積極的な買いを手控える要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月11-17日に国内株を2週ぶりに売り越した。売越額は6671億円だった。今日は、コーチ・エィ<9339>が東証スタンダードに、jig.jp<5244>が東証グロースに、エージェント・インシュアランス・グループ<5836>が名証メインにそれぞれ上場した。 セクター別では、鉱業、輸送用機器、ゴム製品、その他金融業、ガラス土石製品などが値上がり率上位、保険業、医薬品、食料品、パルプ・紙、陸運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日産自<7201>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、SMC<6273>、ディスコ<6146>、INPEX<1605>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、三菱地所<8802>、ファナック<6954>、日本電産<6594>などが上昇。他方、東京海上<8766>、第一生命HD<8750>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、武田薬<4502>、三菱重<7011>、横河電<6841>などが下落している。 <FA> 2022/12/22 09:37 寄り付き概況 日経平均は20円安でスタート、三菱自や三井不などが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26547.17;-20.86TOPIX;1905.56;-0.03[寄り付き概況] 21日の日経平均は20.86円安の26547.17円と5日続落して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は小幅に反発。ダウ平均は92.20ドル高の32849.74ドル、ナスダックは1.08ポイント高の10547.11で取引を終了した。サプライズとなった日銀の決定を受け、寄り付きは下落。プラス圏で推移する場面でも長期金利の上昇や主要中央銀行による金融引き締めが景気後退につながるとの懸念が相場の重石となり、上値が抑制された。株式相場が年末にかけて上昇する「サンタクロース・ラリー」への期待も薄れている。方向感に欠ける展開となる中、ダウ・ナスダックともに4日ぶりに反発して取引を終えた。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均の上昇率は0.28%だったが、ナスダック総合指数の上昇率は0.01%にとどまり、また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.31%下落しており、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。さらに、外為市場で1ドル=131円70銭台と昨日15時頃に比べ1円40銭ほどさらに円高・ドル安が進んだことが引き続き輸出株などの買い手控え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日までの4日続落で1500円を超す下げとなっており、短期的に下げ過ぎとの見方から、押し目買いも入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。note<5243>、アイズ<5242>、サンクゼール<2937>が東証グロースに上場した。 セクター別では、輸送用機器、不動産業、電気機器、金属製品、ガラス土石製品などが値下がり率上位、銀行業、保険業、海運業、石油石炭製品、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三菱自<7211>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、三井不<8801>、村田製<6981>、キーエンス<6861>、ルネサス<6723>、メルカリ<4385>、日本電産<6594>、三菱重<7011>、日立<6501>などが下落。他方、三菱UFJ<8306>、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、第一生命HD<8750>、日本郵政<6178>、ニトリHD<9843>、神戸物産<3038>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、東京海上<8766>、NTT<9432>、任天堂<7974>などが上昇している。 <FA> 2022/12/21 09:33 寄り付き概況 日経平均は19円高でスタート、東電力HDやオリンパスなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27257.35;+19.71TOPIX;1938.12;+2.71[寄り付き概況] 20日の日経平均は19.71円高の27257.35円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は続落。ダウ平均は162.92ドル安の32757.54ドル、ナスダックは159.38ポイント安の10546.03で取引を終了した。先週大きく下げていたため、寄り付きこそ小幅に上昇したものの、終日軟調に推移。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続が景気を冷やすとの景気後退懸念が相場の重しとなったほか、厳しいマクロ環境への警戒から企業業績への懸念も生まれた。長期金利が上昇しハイテク株が売られた一方、原油価格の上昇でエネルギー銘柄には買いが入った。 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。外為市場で1ドル=137円10銭台と、昨日15時頃に比べ1円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの支えとなった。また、日経平均が昨日までの3日続落で900円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ナスダック総合指数が1.49%下落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.37%下落と、ダウ平均(0.49%下落)に比べ下落率が大きかったことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、昨日の日経平均が、下値支持線として意識された200日移動平均線や26週線、13週線などを下回ったことから相場の基調の弱さを指摘する向きもあり、寄り後、日経平均は一時下げに転じた。今日は、INFORICH<9338>、monoAI technology<5240>が東証グロースに上場した。 セクター別では、海運業、不動産業、電気・ガス業、保険業、石油石炭製品などが値上がり率上位、電気機器、情報・通信業、サービス業、金属製品、ガラス土石製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東電力HD<9501>、オリンパス<7733>、商船三井<9104>、川崎船<9107>、日本郵船<9101>、住友商事<8053>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>、三菱電<6503>、コマツ<6301>、ホンダ<7267>、JR東<9020>、第一生命HD<8750>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、ダイキン<6367>などが上昇。他方、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、日本電産<6594>、ソニーG<6758>、エムスリー<2413>、NRI<4307>、リクルートHD<6098>、NTT<9432>などが下落している。 <FA> 2022/12/20 09:32 寄り付き概況 日経平均は247円安でスタート、レーザーテックやファーストリテなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27279.92;-247.20TOPIX;1936.57;-13.64[寄り付き概況] 12月19日の日経平均は前週末比247.20円安の27279.92円と3営業日続落でスタート。16日の米国市場でダウ平均は281.76ドル安の32920.46ドル、ナスダックは105.11ポイント安の10705.41で取引を終了。12月製造業・サービス業PMI速報値が想定外に11月から悪化したため、景気後退を懸念した売りが先行。連邦準備制度理事会(FRB)高官がインタビューや講演で、政策金利を高水準で長期にわたり維持する姿勢を再確認したため、長期金利やドルが上昇したことも更なる売り圧力となった。年末にかけたポジションの手仕舞い売りも目立ったが、4兆ドル規模と言われる大口オプションの満期日に当たり、テクニカル要因で終盤にかけては買戻しも見られ、下げ幅を縮小して終了した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の27280円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均は売りが先行。本日の下落により日経平均は75日線を明確に下回ってきたため、センチメントの悪化を警戒した様子見ムードも強まりやすいとの指摘が一部市場関係者からは聞かれている。 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、武田薬<4502>、ダイキン<6367>などが下落する反面、三菱UFJ<8306>、日本郵船<9101>、三井住友<8316>、川崎汽船<9107>などが上昇。業種別では、鉱業、医薬品、ゴム製品などが下落率上位で推移。 <FA> 2022/12/19 09:27 寄り付き概況 日経平均は345円安でスタート、ソフトバンクGやアドバンテストなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27706.70;-345.00TOPIX;1956.15;-17.75[寄り付き概況] 16日の日経平均は345.00円安の27706.70円と続落して取引を開始した。前日15日の米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は764.13ドル安の33202.22ドル、ナスダックは360.36ポイント安の10810.53で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を高い水準で長期にわたり維持する計画を表明したことに続いて、欧州中央銀行(ECB)も定例理事会で当面利上げを継続する必要があるとタカ派色を強めたため警戒感から大きく売られ、寄り付き後、下落。世界主要中央銀行の過度な金融引き締めによる景気後退入りを警戒した売りが終日続き、下げ幅を拡大した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ナスダック総合指数が3.23%下落、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.17%下落と、ダウ平均(2.25%下落)に比べて下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。一方、外為市場で1ドル=137円60銭台と昨日15時頃に比べ2円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、昨日の日経平均は下落したものの、心理的な節目とされる28000円や、27900円台後半に位置する25日移動平均線を上回って取引を終えたことから、相場は上昇基調にあるとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、フーディソン<7114>、オープンワーク<5139>、Rebase<5138>が東証グロースに上場した。 セクター別では、精密機器、金属製品、電気機器、化学、輸送用機器などが値下がり率上位、銀行業、保険業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、メルカリ<4385>、エムスリー<2413>、SMC<6273>、デンソー<6902>、日本電産<6594>、信越化<4063>、ファナック<6954>、大阪チタ<5726>、SUMCO<3436>、三菱重<7011>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>などが下落。他方、神戸物産<3038>、ゆうちょ銀行<7182>、第一生命HD<8750>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>などが上昇している。 <FA> 2022/12/16 09:41 寄り付き概況 日経平均は165円安でスタート、電通グループやキーエンスなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27991.14;-165.07TOPIX;1967.35;-10.07[寄り付き概況] 15日の日経平均は165.07円安の27991.14円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は反落。ダウ平均は142.29ドル安の33966.35ドル、ナスダックは85.93ポイント安の11170.89で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ減速決定期待に買われ、寄り付き後、上昇。11月のインフレ指標の改善を受けて、タカ派色が弱まるとの期待も手伝い、堅調に推移した。午後に入り、FRBがFOMCで想定通り利上げ減速を発表も、パウエル議長はインフレを封じ込めるための利上げの道のりは長いと繰り返したため来年の利下げ観測が後退。FRBスタッフ予測も想定以上にタカ派的な内容となり、一気に下落に転じた。議長が同時に、今後、一段と利上げペースを減速する可能性に言及すると下げ幅を縮小して終了した。 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、注目されたFOMCは通過したが、今晩は英中銀の金融政策委員会と欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、また、米国では11月の小売売上高が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、昨日の日経平均が、心理的な節目とされる28000円や、27900円台半ばに位置する25日移動平均線を上回って推移したことから、相場は上昇基調にあると見る向きがあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の貿易収支は2兆274億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1兆6802億円の赤字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月4-10日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は1兆1542億円だった。今日はスマートドライブ<5137>が東証グロースに上場した。日本時間の午前に、11月の中国鉱工業生産や中国小売売上高などが発表される。 セクター別では、精密機器、電気機器、機械、金属製品、その他製品などが値下がり率上位、鉱業、倉庫運輸関連、海運業、陸運業、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、電通グループ<4324>、キーエンス<6861>、ベイカレント<6532>、HOYA<7741>、SMC<6273>、オリンパス<7733>、コマツ<6301>、キヤノン<7751>、信越化<4063>、ホンダ<7267>、レーザーテック<6920>、日本電産<6594>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>などが下落。他方、JR西<9021>、邦チタニウム<5727>、大阪チタ<5726>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、日本製鉄<5401>、JR東海<9022>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などが上昇している。 <FA> 2022/12/15 09:40 寄り付き概況 日経平均は50円高でスタート、大阪チタやメルカリなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28005.03;+50.18TOPIX;1966.50;+0.82[寄り付き概況] 14日の日経平均は50.18円高の28005.03円と続伸して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は103.60ドル高の34108.64ドル、ナスダックは113.08ポイント高の11256.81で取引を終了した。11月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、寄り付き後、大幅高。その後、景気後退への警戒感や、連邦準備制度理事会(FRB)の過剰な利上げを警戒した根強い売りに押され失速し、ダウは一時下落に転じた。終盤にかけて押し目買いが強まり、プラス圏を回復して取引を終えた。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が取引開始後に700ドルを超す上げとなった後は伸び悩み、一時下げに転じるなど上値が重かったことが投資家心理をやや委縮させた。また外為市場で外為市場で1ドル=135円50銭台と昨日15時頃に比べ2円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された日銀短観(12月調査)で、大企業製造業の業況判断DIはプラス7と前回9月調査のプラス8から悪化した。QUICKがまとめた民間予測の中央値はプラス6だった。3月までの先行きはプラス6(今回差マイナス1)となった。同じく取引開始前に発表された10月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比5.4%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2.6%増だった。今日は、大栄環境<9336>が東証プライムに、スカイマーク<9204>が東証グロースにそれぞれ上場した。 セクター別では、鉱業、サービス業、精密機器、繊維製品、化学などが値上がり率上位、保険業、ゴム製品、空運業、電気・ガス業、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、大阪チタ<5726>、メルカリ<4385>、HOYA<7741>、信越化<4063>、NRI<4307>、INPEX<1605>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、資生堂<4911>、ダイキン<6367>、富士フイルム<4901>、ソニーG<6758>などが上昇。他方、三菱自<7211>、バンナムHD<7832>、三菱重<7011>、コマツ<6301>、川崎汽船<9107>、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>、三菱UFJ<8306>、JT<2914>、日本製鉄<5401>、オリンパス<7733>、トヨタ<7203>などが下落している。 <FA> 2022/12/14 09:34 寄り付き概況 日経平均は225円高でスタート、富士フイルムや邦チタニウムなどが上昇 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;28067.37;+225.04TOPIX;1973.57;+16.24[寄り付き概況] 13日の日経平均は225.04円高の28067.37円と反発して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は反発。ダウ平均は528.58ドル高の34005.04ドル、ナスダックは139.12ポイント高の11143.74で取引を終了した。押し目からの買い戻しに、寄り付き後、上昇。その後、NY連銀調査によるインフレ期待が短中期とも低下し、インフレや利上げピーク達成への期待が再燃。終盤にかけ、重要インフレ指標の発表を翌日に控えた買戻しも一段と強まり、上げ幅を拡大し、終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。また、外為市場で1ドル=137円50銭台と昨日15時頃に比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。一方、今晩に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表、日本時間15日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を控え、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きがあった。また、日経平均は28000円が心理的な節目として意識されており、ここからの上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、property technologiesが東証グロースに上場した。 セクター別では、全業種が値上がり。石油石炭製品、その他金融業、輸送用機器、機械、保険業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、富士フイルム<4901>、邦チタニウム<5727>、大阪チタ<5726>、日立<6501>、キーエンス<6861>、ホンダ<7267>、ダイキン<6367>、NRI<4307>、東京海上<8766>、丸紅<8002>、三井物産<8031>、武田薬<4502>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>などが上昇。他方、アドバンテスト<6857>、メルカリ<4385>、DOWA<5714>などが下落している。 <FA> 2022/12/13 09:53 寄り付き概況 日経平均は159円安でスタート、野村総合研究所やレーザーテックなどが下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;27741.10;-159.91TOPIX;1952.23;-9.33[寄り付き概況] 12月12日の日経平均は前週末比159.91円安の27741.10円と反落でスタート。9日の米国市場ではダウ平均は305.02ドル安の33476.46ドル、ナスダックは77.39ポイント安の11004.62で取引を終了。11月卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったため、一部の市場関係者の間で浮上していた来年の利下げ観測が後退し、売りが先行。 一方、12月ミシガン大学消費者信頼感指数の1年期待インフレ率が予想外に低下したことで、主要株価指数は一時プラス圏を回復も、長期金利の上昇を警戒した売りに押され、再び下落した。終盤に入り、消費者物価指数(CPI)への警戒感も強まり、下げ幅を拡大して終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の27745円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はやや売りが先行。先週でメジャーSQは通過したものの、13日に発表されるCPIへの警戒感も高まるなか、ひとまずは先週末の上昇に対する反動安が意識されやすいところ。 東証プライム市場の売買代金上位では、野村総合研究所<4307>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、近鉄グループホールディングス<9041>、日立<6501>、アドバンテ<6857>などが下落する反面、トヨタ<7203>、商船三井<9104>、資生堂<4911>などが上昇。業種別では、精密機器、電気機器、機械などが下落率上位で推移。 <FA> 2022/12/12 09:36

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