新着ニュース一覧
注目トピックス 日本株
ニッスイ---大幅反落、サーモン養殖・販売手掛けるチリの企業を買収
*10:51JST ニッスイ---大幅反落、サーモン養殖・販売手掛けるチリの企業を買収
ニッスイ<1332>は大幅反落。サーモンの養殖や加工・販売を手がけるチリのペスケラ・ヤドランを完全子会社化すると発表している。1億3300万ドルを投じて、26年1月上旬に全株式を取得する計画のもよう。同夜では養殖事業を重点成長分野としており、サーモンの養殖規模や販売網を拡大させる方針のようだ。買収先企業の24年12月期営業損益は約30億円程度の赤字で、財務負担の増加を警戒する動きが先行しているとみられる。
<HM>
2025/12/17 10:51
注目トピックス 外国株
概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、ウクライナ和平案の進展観測を引き続き好感
*10:47JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、ウクライナ和平案の進展観測を引き続き好感
【ブラジル】ボベスパ指数 158577.88 +2.40%16日のブラジル株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比3903.86 ポイント高(2.40%)高の158577.88で引けた。日中の取引レンジは158,557.57-162,481.74となった。横ばいで寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、通貨レアル安の進行や弱い経済指標もブラジル株の圧迫材料となった。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。【ロシア】MOEX指数 2774.23 +0.92%16のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比25.30ポイント高(+0.92%)高の2774.23となった。日中の取引レンジは2,746.77-2,779.73となった。買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。ウクライナ和平案の進展観測が引き続き好感され、ロシア株への買いは継続。また、米利下げ軌道が変わらないとの見方も外資の流出懸念を後退させた。半面、原油価格の下落が指数の上値を押さえた。【インド】SENSEX指数 84679.86 -0.63%16日のインド株式市場は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比533.50ポイント安(-0.63%)の84679.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同167.20ポイント安(-0.64%)の25860.10で取引を終えた。売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。前日の米株安を受けて売りが先行。国内では、デフレ懸念の高まりが嫌気された。11月の卸売物価指数は前年同月比マイナス0.3%となり、前月に続きマイナス成長を継続した。また、通貨ルピー安の進行を受け、インド株に売り圧力が高まった。ルピーの対米ドルレートは直近3日連続で過去最安値を更新している。【中国】上海総合指数 3824.81 -1.11%16日の中国本土市場は続落。主要指標の上海総合指数が前日比43.11ポイント安(-1.11%)の3824.81ポイントと続落した。上海総合指数は約3カ月ぶりの安値水準まで切り下げている。景気鈍化への警戒感を背景に売り圧力が強まった。主要国株式市場でハイテク関連の地合いが悪化するなか、中国本土株にも売りが波及した。銀行・酒類など時価総額の大きいセクターに下落が目立ち、需給の重さが鮮明となった。他方で一部資源や景気敏感セクターに押し目買いの動きがみられたが、市場心理は総じて慎重だった。
<NH>
2025/12/17 10:47
みんかぶニュース 市況・概況
17日香港・ハンセン指数=寄り付き25243.59(+8.18)
17日の香港・ハンセン指数は前営業日比8.18ポイント高の25243.59で寄り付いた。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:45
みんかぶニュース 個別・材料
デルタフライが反発、DFP-10917の米臨床試験第2相部分で目標の症例登録完了
Delta-Fly Pharma<4598.T>が反発している。16日の取引終了後、治療薬ベネトクラクス(VEN)の前治療歴1回の急性骨髄性白血病の患者を対象に米国で実施している、点滴静注剤DFP-10917とVENとの臨床第1相・第2相試験の第2相部分について目標の症例登録を完了したと発表しており、好感した買いが入っている。第2相部分ではDFP-10917の用法用量を固定し、VENによる骨髄ダメージを抑える目的でVENの用法を2週間から10日間に短縮したところ安全性が改善したという。今後は米食品医薬品局(FDA)と臨床第2相試験終了時相談を行うための準備を進める。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:44
注目トピックス 日本株
「株式」ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪日中比225円高の49685円
*10:40JST 「株式」ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪日中比225円高の49685円
ADR(米国預託証券)の日本株は、対東証比較(ドル155.37円換算)で、東エレク<8035>、三菱商事<8058>、ソフトバンクG<9984>など上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比200円高の50680円。米国株式市場は上昇。ダウ平均は104.05ドル高47,954.99ドル、ナスダックは72.99ポイント高23,578.13で取引を終了した。ダウ平均、ナスダック総合指数ともに上昇して寄り付き、その後も堅調に推移した。来週開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)での追加利下げ観測が相場を下支えした。ただ週末のポジション調整による売り圧力から上値は重く、終日、小幅な値動きに終始した。5日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円11銭まで下落後、155円49銭まで反発し、155円30銭で引けた。日本銀行による12月利上げの可能性が高まり、東京市場で154円35銭まで下落したが、5日発表の9月コアPC価格指数は市場予想と一致し、12月ミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想を上回ったことから、米ドル・円は155円台半ば近辺まで戻した。ユーロ・ドルは1.1660ドルから1.1628ドルまで下落後、1.1649ドルまで反発。1.1644ドルで引けた。ウクライナ戦争の継続を警戒したユーロ売りが引き続き観測された。4日のNY原油先物1月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+0.41ドル(+0.69%)の60.08ドルで通常取引を終了した。「ADR上昇率上位5銘柄」(5日)コード 銘柄名 終値 日本円換算価格 日本終値比(%)5020 (JXHLY) ENEOS 15.00 1165 94 8.782801 (KIKOY) キッコーマン 19.30 1499 106 7.616098 (RCRUY) リクルートHD 11.00 8545 296 3.597259 (ASEKY) アイシン精機 17.71 2752 54 2.00「ADR下落率上位5銘柄」(5日)コード 銘柄名 終値 日本円換算価格 日本終値比(%)6752 (PCRHY) パナソニック 11.35 1763 -88 -4.758830 (SURYY) 住友不動産 23.00 7147 -172 -2.356869 (SSMXY) シスメックス 9.23 1434 -24.5 -1.68■そのたADR(5日)7203 (TM.N) トヨタ自動車 196.56 -3.70 3054 228306 (MUFG.N) 三菱UFJFG 16.28 0.79 2529 -0.58035 (TOELY) 東京エレク 106.74 5.64 33168 286758 (SONY.N) ソニー 28.03 -0.57 4355 239432 (NTTYY) NTT 24.81 0.36 154 0.18058 (MTSUY) 三菱商事 24.54 1.13 3813 696501 (HTHIY) 日立製作所 31.66 0.91 4919 369983 (FRCOY) ファーストリテ 36.54 0.45 56772 329984 (SFTBY) ソフトバンクG 62.12 12.08 19303 184063 (SHECY) 信越化学工業 15.56 1.11 4835 278001 (ITOCY) 伊藤忠商事 118.88 1.58 9235 448316 (SMFG.N) 三井住友FG 18.96 1.56 4910 -398031 (MITSY) 三井物産 545.85 28.22 4240 296098 (RCRUY) リクルートHD 11.00 0.99 8545 2964568 (DSNKY) 第一三共 22.22 -2.44 3452 -49433 (KDDIY) KDDI 17.19 0.09 2671 -47974 (NTDOY) 任天堂 19.94 -1.17 12392 -1088766 (TKOMY) 東京海上HD 35.69 0.42 5545 167267 (HMC.N) 本田技研工業 29.43 -0.53 152442914 (JAPAY) 日本たばこ産業 18.49 -0.38 574656902 (DNZOY) デンソー 12.89 -0.12 2003 1.54519 (CHGCY) 中外製薬 26.59 -0.41 8263 304661 (OLCLY) オリエンランド 18.68 -0.52 290228411 (MFG.N) みずほFG 7.35 0.49 5710 476367 (DKILY) ダイキン工業 12.66 -0.02 19670 -404502 (TAK.N) 武田薬品工業 14.18 -0.32 4406 -47741 (HOCPY) HOYA 154.51 4.66 24006 1066503 (MIELY) 三菱電機 57.50 3.72 4467 -16981 (MRAAY) 村田製作所 10.88 0.91 338127751 (CAJPY) キヤノン 29.29 0.35 4551 216273 (SMCAY) SMC 18.04 0.69 56057 -1137182 (JPPTY) ゆうちょ銀行 10.60 0.15 1647 -312.56146 (DSCSY) ディスコ 29.70 1.80 46145 453382 (SVNDY) セブン&アイ・HD 13.45 -0.19 2090 -68053 (SSUMY) 住友商事 31.80 1.03 4941 416702 (FJTSY) 富士通 26.08 -0.54 4052 145108 (BRDCY) ブリヂストン 22.55 -0.58 700776178 (JPPHY) 日本郵政 11.00 1.85 1709 166.58002 (MARUY) 丸紅 274.47 21.75 4264 216723 (RNECY) ルネサス 6.67 0.92 2073 2.56954 (FANUY) ファナック 19.16 3.59 5954 238725 (MSADY) MS&ADインシHD 22.69 1.03 3525 58801 (MTSFY) 三井不動産 33.90 -0.90 175656301 (KMTUY) 小松製作所 32.46 -0.17 5043 -774901 (FUJIY) 富士フイルム 10.45 -0.24 3247 -36594 (NJDCY) 日本電産 3.29 0.24 2045 -266857 (ATEYY) アドバンテスト 130.90 7.40 20338 1384543 (TRUMY) テルモ 15.21 -0.39 2363 -68591 (IX.N) オリックス 27.82 1.08 4322 41(時価総額上位50位、1ドル155.37円換算)
<AN>
2025/12/17 10:40
みんかぶニュース 個別・材料
オープンWが3日続伸、プロダクト開発人材の転職サイト運営のPM Clubを子会社化へ
オープンワーク<5139.T>が3日続伸している。16日の取引終了後、プロダクト開発人材のための転職・キャリア支援サイト「PM Career」を運営するPM Club(東京都渋谷区)の全株式を26年1月5日付で取得し、4月1日をメドに吸収合併すると発表しており、好材料視されている。
PM Clubが培ってきた知見をオープンWの有するワーキングデータとプロダクト、顧客基盤とかけ合わせることで、PM Clubの人材紹介事業の付加価値の向上と業績の伸長を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、同件による25年12月期業績への影響は軽微としている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:38
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(10時台)~リンカーズ、誠建設などがランクイン
*10:36JST 出来高変化率ランキング(10時台)~リンカーズ、誠建設などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [12月17日 10:32 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<5131> リンカーズ 3873200 127698.32 177.3% 0.0523%<8995> 誠建設 684200 205287.36 155.43% 0.2191%<5721> S・サイエンス 33900700 1776910.4 134.04% -0.009%<9287> JIF 9500 201075.24 107.22% 0.0015%<6209> リケンNPR 75200 124010.8 78.81% 0.0204%<2330> フォーサイド 660200 54538.1 68.29% -0.0734%<8894> REVOLUTI 1731700 43288.14 63.57% -0.074%<2249> iF500Wベ 16585 114051.634 51.45% -0.0041%<6574> コンヴァノ 3134100 196130.18 50.47% 0.0673%<4406> 日理化 201300 29660.06 46.78% -0.0136%<6069> トレンダーズ 46800 31114.26 46.39% 0.0245%<369A> エータイ 49500 79342.3 46.38% -0.0301%<5994> ファインシンター 34400 33833.88 41.03% 0.0236%<7235> 東ラヂエタ 34900 35065.86 39.56% 0.002%<3798> ULS-G 303900 102661.3 38.78% 0.0894%<2046> インドブル 3163 57362.584 37.26% -0.0096%<6915> 千代インテ 29400 61930.7 34.94% -0.0135%<6538> ディスラプタ 134700 30823.94 34.44% 0.0327%<1563> グロース・コア 34846 43042.621 32.45% -0.0203%<6489> 前沢工 86600 111057.3 30.14% -0.0578%<7229> ユタカ技研 11100 30492.8 27.76% 0.0016%<6907> ジオマテック 68500 51960.1 26.45% -0.06%<3565> アセンテック 1184700 1263721.1 23.15% 0.0489%<3323> レカム 742600 47343.98 23.04% -0.0126%<1651> iF高配40 18464 37475.788 19.07% -0.0061%<4777> ガーラ 117200 18823.42 18.47% -0.0098%<2237> iF500ダ 1097 128562.1 18.41% -0.0034%<6809> TOA 365900 542898.34 16.96% -0.0382%<4883> モダリス 1156300 67013.06 14.08% -0.0175%<3667> enish 1115300 63643.04 12.43% -0.0357%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<CS>
2025/12/17 10:36
注目トピックス 日本株
マクセル---大幅反発、容量4倍の全固体電池を開発
*10:31JST マクセル---大幅反発、容量4倍の全固体電池を開発
マクセル<6810>は大幅反発。従来製品に比べて容量が約4倍となる全固体電池を開発したと発表している。従来品は産業用ロボットセンサーなどの非常用電源として利用することが一般的だったが、工場やインフラ設備向け通信機器の主電源として使うこともできるようになるようだ。開発した全固体電池は「PSB2032」、京都事業所で生産して12月下旬からサンプル出荷を始めるもよう。出荷数量目標など非公表だが、業績寄与を期待する動きが先行。
<HM>
2025/12/17 10:31
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」4位に安川電
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の17日午前10時現在で、安川電機<6506.T>が「売り予想数上昇」で4位となっている。
17日の東京市場で、安川電は3営業日ぶりに反発。ただ、10日に年初来高値5268円をつけたあとは上げ一服商状で、高値警戒感が売り予想数上昇につながっているようだ。
同社は1日にソフトバンク<9434.T>とフィジカルAIの社会実装に向けて協業を開始したと発表し、これを手掛かりに人気化。両社はロボティクスに人工知能(AI)と通信技術を融合し、ロボットが対応できる作業領域を拡張することで、より多様な環境でロボットが力を発揮し、人と同じ空間で安全かつ柔軟に協働できる未来の実現を目指すとしている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:25
みんかぶニュース 個別・材料
三ッ星は3日ぶり反落、新株式・新株予約権を発行
三ッ星<5820.T>は3日ぶり反落。16日取引終了後、第三者割当により新株式と第1回新株予約権を発行すると発表した。発行する新株式数は16万株、新株予約権数は3万3400個(潜在株数334万株)。調達資金約20億円(手取り概算額)はM&Aや新規事業などに充てる。1株利益の希薄化が懸念されているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:24
注目トピックス 日本株
セグエグループ---Fortraより「Long-standing Excellence Partnership」を受賞
*10:22JST セグエグループ---Fortraより「Long-standing Excellence Partnership」を受賞
セグエグループ<3968>は15日、子会社であるジェイズ・コミュニケーションが、米国ミネソタ州に本社を置くFortraより「Long-standing Excellence Partnership」を受賞したと発表した。本賞は、Fortra製品の販売活動において優れた実績を収めたパートナーに贈られるものであり、APAC(アジア太平洋地域)のパートナーとしては初の受賞となる。ジェイズ・コミュニケーションは、レッドチームテストなどの攻撃的セキュリティに関する国内市場での展開と、ユーザーへの高度なサポートを通じて、Fortraとの連携を強化してきた。これらの実績が評価され、今回の受賞に至った。今後もジェイズ・コミュニケーションは、Fortra製品をビジネスにおける主力製品と位置付け、さらなる拡販に努めていく方針である。
<NH>
2025/12/17 10:22
注目トピックス 日本株
ERIHD---ストップ高買い気配、業績・配当予想を大幅に上方修正
*10:20JST ERIHD---ストップ高買い気配、業績・配当予想を大幅に上方修正
ERIHD<6083>はストップ高買い気配。前日に上半期の決算速報、並びに、26年5月期の業績上方修正を発表している。上半期営業利益は20.8億円で前年同期比3.7倍の水準となったもよう。つれて、通期予想は従来の28億円から45億円、前期比2.2倍に上方修正している。法制度の改正に伴う省エネ・構造関連の審査業務の拡大、及びM&Aによる事業領域の拡大が想定上に順調に進捗しているようだ。年間配当金も従来計画の70円から110円に引き上げ。
<HM>
2025/12/17 10:20
注目トピックス 日本株
三洋貿易:ニッチ分野に強みを持つ専門商社、サステナビリティ領域を軸に中期成長を目指す
*10:17JST 三洋貿易:ニッチ分野に強みを持つ専門商社、サステナビリティ領域を軸に中期成長を目指す
三洋貿易<3176>は、合成ゴムや化学品、自動車関連部材、サステナビリティ関連機材、ライフサイエンス関連商材など、産業用途に特化した高付加価値商材を幅広く取り扱う専門商社。事業はファインケミカル、インダストリアル・プロダクツ、サステナビリティ、ライフサイエンスの4セグメントで構成され、いずれも「ニッチ分野における専門性」を軸としたビジネスモデルを展開している。規模拡大型の商社とは異なり、企画段階から量産、アフター領域まで一貫して関与することで、価格競争に陥りにくい収益構造を構築している点が同社の最大の強みだ。2025年9月期の連結業績は、売上高1,327億円(前期比2.7%増)、営業利益64億円(同9.1%減)と増収減益で着地した。トップラインおよび売上総利益は過去最高を更新しており、事業基盤自体は堅調に推移している。一方で、営業利益の減少は人員増強に伴う人件費増、基幹システム刷新などのIT投資、M&Aに伴うのれんの一括償却といった成長投資負担が主因であり、需要減退による構造的な悪化ではない点は押さえておきたい。セグメント別では、サステナビリティ事業の成長が際立つ。同事業の売上高は135億円(前期比38.4%増)、営業利益は18億円(同56.5%増)と大幅な増収増益を達成した。木質バイオマス関連の大型案件に加え、海洋調査・資源開発向け機材の需要が拡大し、業績を力強く牽引した。特に洋上風力や海洋開発分野は案件のリードタイムが長いものの、受注獲得後の収益規模が大きく、中長期的な成長ドライバーとして位置付けられている。一方、2026年9月期は海洋関連案件の計上が端境期に入る見込みであり、一時的な減速は避けられないが、2027~2028年にかけて再び回復するシナリオが描かれている。ファインケミカルおよびインダストリアル・プロダクツでは、EV関連商材の欧州向け輸出や中国市場の減速が逆風となった。特に中国では日系自動車メーカーの減産が続いており、自動車内装関連を扱うインダストリアル分野で売上・利益ともに伸び悩んだ。一方で、北米では自動車関連事業が堅調に推移しており、地域分散による下支え効果が確認できる。ASEANではタイが比較的好調で、自動車関連向けの価格改定効果もあり利益面での貢献が続いている。ライフサイエンス事業は、売上高は前期比ほぼ横ばいと底堅く推移したものの、営業利益は21.4%減となった。これはバイオ関連機器における代理店契約終了の影響が主因であり、同社としては想定内の一時的要因としている。影響は2026年9月期第1四半期まで残る見通しだが、EVや半導体向け電材、機能性飼料原料などの基幹商材は好調であり、利益構造は徐々に改善していくとみられる。2026年9月期の業績予想は、売上高1,300億円(前期比2.0%減)、営業利益62億円(同3.6%減)と小幅な減収減益を見込む。サステナビリティ事業の一時的な減速や、中国市場の不透明感を織り込んだ保守的な計画といえる。ただし、ファインケミカルでは価格改定効果、ライフサイエンスでは電材需要の拡大が見込まれており、下振れリスクは限定的と考えられる。長期経営計画「SANYO VISION 2028」では、営業利益90億円、ROE10~12%、PBR1倍超を目標に掲げる。成長投資としては200~300億円を計画しており、M&Aや新規事業開発を通じて事業ポートフォリオの高度化を進める方針だ。インダストリアル分野では、2025年10月に自動車用エアコン関連部品の販売を手掛けるシンガポール企業EMAS SUPPLIES & SERVICESを子会社化した。新規領域では、EVを分解・解析して得られるデータを販売する自動車ベンチマーキング事業や、EVバッテリーの状態を約30秒で測定可能なテスターを中国メーカーと共同開発するなど新規領域の育成を進めている。ファインケミカルでは、フッ素ゴムに撥水性などの付加機能を付与して用途拡大を図るとともに、欧州市場向け環境対応型製品を新たな成長分野として開拓する方針。サステナビリティ分野では、子会社のコスモス商事による政府関連案件として、南鳥島のレアアース開発向け機材貸与など資源分野での収益機会を取り込んでいる。株主還元については、配当性向30%以上を目安とした安定配当を基本方針とし、13年連続で安定配当を継続している。2026年9月期の配当予想は58円で、配当利回りは約3%台後半と専門商社の中でも相対的に高い水準にある。成長投資を進めつつも、株主還元とのバランスを意識した資本政策は評価できよう。総じて三洋貿易は、短期的には成長投資負担や市況要因により減益局面にあるものの、ニッチ分野に特化した高付加価値型ビジネスモデルと、サステナビリティを軸とする中長期成長戦略は明確である。2028年に向けた利益回復シナリオの進捗と、サステナビリティ事業の再加速が、今後の株価評価を左右する重要なポイントとなろう。
<NH>
2025/12/17 10:17
みんかぶニュース 為替・FX
外為サマリー:154円50銭台で推移、米金利低下や株安が重荷
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円59銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭程度のドル安・円高となっている。
16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円72銭前後と前日に比べ50銭程度のドル安・円高で取引を終えた。同日に発表された米11月雇用統計が労働市場の減速を示す内容だと受け止められ一時154円40銭まで軟化した。
日本の財政拡張への警戒感が根強く、この日の東京市場では154円80銭台まで下げ渋る場面があった。とはいえ、前日に米長期金利が低下したことや、日経平均株価が朝高後に値を消したことから次第にリスク回避目的のドル売り・円買いが流入。午前9時50分すぎには154円50銭台に押し戻された。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1750ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0002ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=181円64銭前後と同40銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:15
みんかぶニュース 個別・材料
エムケー精工が急動意、超割安圏でメカトロ技術駆使した「職人技」ロボット開発にも着目
エムケー精工<5906.T>が急動意。大陽線でもみ合いを上放れ、7月末につけた年初来高値577円を払拭、約4カ月半ぶりに新値街道に突入した。一時86円高の636円まで駆け上がる場面があった。ガソリンスタンド向け洗車機や道路情報表示装置、低温貯蔵庫などメカトロ技術を駆使した商品を手掛ける。持ち前の技術力を横軸展開し、食品用充填機と協働ロボットをパッケージ化した製品の開発に成功、職人技レベルの繊細な作業を自動的に行うことを可能とした。26年3月期は2ケタ減益予想にあるが、株価的には織り込み済みで27年3月期の回復を先取りした買いが観測。PER6倍台でPBRは解散価値の半値水準を示す0.5倍前後とバリュエーション面での割安さにも視線が向いているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:14
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(9時台)~マクセル、ULS-Gなどがランクイン
*10:13JST 出来高変化率ランキング(9時台)~マクセル、ULS-Gなどがランクイン
マクセル<6810>がランクイン(9時32分時点)。反発。前日取引終了後に、IoTデバイスの主電源に使用可能なコイン形全固体電池「PSB2032」を開発したと発表しており、買い手掛かり材料となっているようだ。12月下旬より順次サンプル提供を開始する。今後は、全固体電池とワイヤレス給電やエナジーハーベスティング技術などを組み合わせたモジュールの製品化も検討するとしている。※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [12月17日 9:32 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<5131> リンカーズ 2176700 127698.32 106.62% -0.0157%<9287> JIF 9426 201075.24 106.28% 0%<8995> 誠建設 327000 205287.36 60.04% 0.0226%<5721> S・サイエンス 15098800 1776910.4 39.01% -0.0135%<5994> ファインシンター 28700 33833.88 23.37% 0.0188%<6915> 千代インテ 24300 61930.7 17.1% -0.0075%<7229> ユタカ技研 9800 30492.8 16.28% 0%<8894> REVOLUTI 1002800 43288.14 11.34% -0.0555%<1651> iF高配40 16862 37475.788 11.06% -0.0042%<6574> コンウ゛ァノ 2029400 196130.18 9.9% 0.0288%<1563> グロース・コア 26246 43042.621 6.94% -0.0208%<6069> トレンダーズ 30000 31114.26 5.09% 0.0368%<6209> リケンNPR 35700 124010.8 4.68% 0.0175%<369A> エータイ 31100 79342.3 2.79% -0.0281%<4883> モダリス 958600 67013.06 -1.46% -0.035%<3191> ジョイ本田 145200 321908.1 -8.3% 0.0013%<3798> ULS-G 177000 102661.3 -8.98% 0.0638%<3565> アセンテック 803700 1263721.1 -9.15% 0.0405%<4263> サスメド 130500 132879.86 -10.91% 0.0275%<6731> ピクセラ 717500 31394.7 -12.29% -0.027%<6809> TOA 246000 542898.34 -14.51% -0.0188%<3134> Hamee 209700 100046.92 -15.51% -0.0022%<6810> マクセル 167900 533887.14 -17.49% 0.0261%<6740> JDI 215037300 6036816.5 -19.62% 0%<4166> かっこ 683700 872355.22 -21.02% -0.0469%<2841> iFナス100H 90126 147049.137 -21.09% 0.0013%<4406> 日理化 89400 29660.06 -21.75% -0.0136%<2046> インドブル 1530 57362.584 -22.2% -0.0112%<2330> フォーサイド 225300 54538.1 -24.6% -0.0282%<3323> レカム 399000 47343.98 -24.95% -0.0126%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<NH>
2025/12/17 10:13
新興市場スナップショット
ポストプライム---大幅に4日ぶり反発、浅見COO取締役がCEO代表取締役社長に就任、子会社との連携強化
*10:09JST <198A> ポストプライム 238 +26
大幅に4日ぶり反発。浅見直樹COO取締役が16日付で新たにCEO代表取締役社長に就任したと発表している。ヴー・ヴァン・チュンCEO代表取締役社長は退任した。高橋・ダニエル・圭代表取締役は取締役アドバイザーとなった。浅見氏は子会社で商品先物取引を手掛けるTakaTrade(東京都港区)のCEO代表取締役社長も務めており、子会社との連携を強化して自社グループの中長期的な成長を図る。
<HM>
2025/12/17 10:09
みんかぶニュース 個別・材料
Aimingは続落、今期無配へ
Aiming<3911.T>は続落。16日取引終了後、これまで未定としていた25年12月の期末配当予想について無配にすると発表した。これにより、通期で無配(前期無配)となる見通し。利益剰余金がマイナスのため配当実施を見送るという。これがネガティブ視されている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:08
新興市場スナップショット
オキサイド---大幅に反発、6インチp型SiCウエハを「SEMICON Japan」で公開展示へ
*10:05JST <6521> オキサイド 1441 +5
大幅に反発。連結子会社のオキサイドパワークリスタル(山梨県北杜市)が参加する開発グループが試作に成功した6インチp型SiCウエハを半導体製造技術の展示会「SEMICON Japan」(17-19日開催)で国内で初めて公開展示すると発表している。名古屋大学の溶液成長法を基盤技術とし、デジタルツインによるプロセス最適化を組み合わせた。SiCは電気自動車や再生可能エネルギー用インバータなどに用いられる次世代パワー半導体材料。
<HM>
2025/12/17 10:05
みんかぶニュース 市況・概況
◎午前10時現在の値上がり値下がり銘柄数
午前10時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は389、値下がり銘柄数は1147、変わらずは66銘柄だった。業種別では33業種中5業種が上昇。値上がり上位に鉄鋼、非鉄金属、保険、電気機器など。値下がりで目立つのは石油・石炭、水産・農林、鉱業など。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:05
新興市場スナップショット
DELTA-P---大幅に反発、急性骨髄性白血病患者対象の臨床試験第2相部分で目標症例登録完了
*10:02JST <4598> DELTA-P 523 +3
大幅に反発。抗悪性腫瘍剤のVenetoclax(VEN)の前治療歴1回の急性骨髄性白血病(AML)患者を対象としたパイプライン「DFP-10917」とVENとの臨床第1/2試験の第2相部分について、目標の症例登録が完了したと発表している。VENの用法を短縮した結果、安全性の改善が見られたという。一定期間のフォローアップの後、有効性と安全性の判定を受け、米食品医薬品局(FDA)と相談するための準備を進める予定。
<HM>
2025/12/17 10:02
みんかぶニュース 個別・材料
ホシザキは反発、25年12月期配当予想を増額修正
ホシザキ<6465.T>は反発している。16日の取引終了後に、25年12月期の期末配当予想を55円から65円へ増額修正したことが好感されている。年間配当予想は115円となり、前期実績(105円)に対しては10円の増配となる。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:01
みんかぶニュース 市況・概況
10時の日経平均は113円安の4万9269円、SBGが55.15円押し下げ
17日10時現在の日経平均株価は前日比113.72円(-0.23%)安の4万9269.57円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は389、値下がりは1147、変わらずは66と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は55.15円の押し下げでSBG <9984>がトップ。以下、テルモ <4543>が9.09円、KDDI <9433>が9.02円、フジクラ <5803>が8.02円、HOYA <7741>が7.77円と続いている。
プラス寄与度トップはアドテスト <6857>で、日経平均を68.19円押し上げている。次いでファストリ <9983>が38.51円、ファナック <6954>が15.71円、イビデン <4062>が7.52円、トレンド <4704>が4.61円と続く。
業種別では33業種中5業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、非鉄金属、保険、電気機器と続く。値下がり上位には石油・石炭、水産・農林、鉱業が並んでいる。
※10時0分5秒時点
株探ニュース
2025/12/17 10:01
みんかぶニュース 市況・概況
<注目銘柄>=ブシロード、TCG事業好調で今期業績は上振れの可能性も
ブシロード<7803.T>は、11月18日に直近高値371円をつけたあと12月9日には286円まで下落したが、これを底に反発へと向かい始めた。足もとの業績好調から、26年6月期業績は上振れの可能性もあり、反発基調が緒に就いたばかりの時価水準は狙い目だ。
11月14日に発表した第1四半期(7~9月)連結決算は、売上高137億6600万円(前年同期比12.2%増)、営業利益16億6800万円(同3.3倍)となった。「カードファイト!! ヴァンガード」「ヴァイスシュヴァルツ」など主力のトレーディングカードゲーム(TCG)事業が好調。ライブエンタメ事業や、自社IPや人気アニメ・ゲーム・タレントのキャラクターグッズなどを企画・開発・販売するMD事業も概ね順調だった。営業利益の通期計画に対する進捗率は37%であり、収益性の高い商品が好調だったことやデジタルゲームの収益改善などもあり、予想よりも高い水準で推移しているという。
26年6月期通期業績予想は、売上高560億円(前期比0.3%減)、営業利益45億円(同7.6%減)の従来見通しを据え置いたが、第1四半期の進捗率の高さに加え、7月に販売を開始した「ゴジラカードゲーム」(企画・発売:東宝<9602.T>)の滑り出しが順調であることなどを考慮すると、上振れの可能性は十分にある。調査機関のなかには同50億円強を見込むところもある。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:00
みんかぶニュース 個別・材料
TOAが反落、処分・売出価格にサヤ寄せ
TOA<6809.T>は反落している。16日の取引終了後、12月8日に発表した公募による400万株の自社株の処分、第三者割り当てによる60万株の新株の発行及び最大60万株のオーバーアロットメントによる売り出しに関して、処分価格及び売出価格が1562円に決定したと発表。これにサヤ寄せする格好となっている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:59
みんかぶニュース 市況・概況
東京精が5日ぶり反発、アドテストとダイ・レベル・プローバを共同開発へ◇
東京精密<7729.T>が5日ぶりに反発している。同社とアドバンテスト<6857.T>は16日の取引終了後、半導体製造工程においてウエハー上の個々のチップ(ダイ)を検査するダイ・レベル・プローバを共同開発すると発表しており、好材料視されている。それぞれの専門性を生かすことで、AI及びハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)デバイスのテストに不可欠な高度なプロービング能力を提供するのが狙いという。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:50
みんかぶニュース 個別・材料
ERIHDがS高カイ気配、26年5月期業績予想及び配当予想を上方修正
ERIホールディングス<6083.T>がストップ高の4585円でカイ気配となっている。16日の取引終了後に26年5月期の連結業績予想について、売上高を227億円から240億円(前期比21.4%増)へ、営業利益を28億円から45億円(同2.2倍)へ、純利益を17億円から28億円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各35円の年70円から中間・期末各55円の年110円(前期実績60円)へ引き上げたことが好感されている。
脱炭素社会の実現に向けた法制度の改正が25年4月に施行されたことに伴う省エネ・構造関連の審査業務の拡大に加えて、M&Aによる事業領域の拡大が順調に進捗していることが要因としている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:44
みんかぶニュース 個別・材料
サムコが堅調、原子層レベルのエッチング制御可能なパワー半導体向け加工装置を開発
サムコ<6387.T>が堅調。同社は17日、原子層レベルでの精密なエッチング制御が可能なパワー半導体向け加工装置を開発したと発表。これを材料視した買いが入り、売り物をこなして底堅く推移している。生成AIの普及を背景に電力消費量の増加が予想されるデータセンターにおいて、電力変換効率と高周波特性に優れるGaN(窒化ガリウム)系デバイスの更なる高性能化につながる装置で、原子層エッチング技術を搭載。従来の加工方法にみられたデバイスへのダメージやリーク電流の増大といった特性劣化などの課題の解決を図った。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:41
みんかぶニュース 個別・材料
売れるGは9日続落、アドウェイズ傘下2社の子会社化で基本合意も◇
売れるネット広告社グループ<9235.T>は9日続落。16日取引終了後、アドウェイズ<2489.T>の中国子会社と香港子会社の株式取得(子会社化)に関する基本合意書の締結を発表した。アドウェイズ子会社2社について、譲渡対象事業における25年12月期の実績見通しは年間取扱高36億円、売上高(売上総利益)5億2000万円、営業利益1800万円(黒字)という。この発表に対する株価への反応は限定的となっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:39
寄り付き概況
日経平均は29円高でスタート、NECやファーストリテなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;49,413.19;+29.90TOPIX;3366.24;-4.26[寄り付き概況] 17日の日経平均は29.90円高の49,413.19円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は302.30ドル安の48114.26ドル、ナスダックは54.05ポイント高の23111.46で取引を終了した。雇用統計の強弱まちまちの結果を受け、寄り付き後、もみ合い。その後、労働市場の減速を警戒した売りが強まり、ダウは下落した。ナスダックは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道が変わらないとの見方や議会下院が人工知能(AI)インフラを支援する法案を巡り承認に向け進展したことを好感し、終盤にかけ、プラス圏を回復。主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数は高安まちまちだったが、ダウ平均が一時470ドルを超す下げとなった後に下げ渋ったことが東京市場で一定の安心感となった。また、海外市場で米長期金利が弱含みで推移したことも東京市場の株価下支え要因となった。さらに、日経平均は昨日までの続落で1,400円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で、ダウ平均や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、18-19日に開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、昨日の日経平均が終値で12月3日以来の50,000円円割れとなったことから、相場は調整局面に入りつつあるとの見方もあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。なお、取引開始前に発表された10月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比7.0%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2.4%減だった。同じく取引開始前に発表された11月の貿易収支は3223億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は592億円の黒字だった。今日はSBI新生銀行<8303>が東証プライムに上場した。 セクター別では、海運業、小売業、食料品、パルプ・紙、輸送用機器などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、水産・農林業、精密機器、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、NEC<6701>、キオクシアHD<285A>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>、第一三共<4568>、ゆうちょ銀行<7182>、東京海上<8766>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、ソニーFG<8729>、パナHD<6752>、三菱電<6503>、三菱重<7011>、中外薬<4519>、TDK<6762>、川崎重<7012>、三菱UFJ<8306>、INPEX<1605>、ソニーG<6758>、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>、丸紅<8002>などが下落している。
<CS>
2025/12/17 09:34