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みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買動向=11日寄り付き、日経レバの売買代金は187億円と低調  11日寄り付きの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、9時15分時点でETF・ETN合計の売買代金が前日同時刻比16.5%減の422億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)20銘柄の売買代金は同16.3%減の346億円となっている。  個別では上場インデックスファンド海外債券毎月分配型 <1677> 、NEXT FUNDSFTSE世界国債 <2511> 、iシェアーズ米国債20年超ETF(為替ヘッジあり) <2621> 、グローバルX グローバルリーダーズESG-日本株式 <2641> 、iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF <1496> など7銘柄が新安値。  そのほか目立った値動きではOne ETF 南方中国A株 CSI500 <2553> が4.14%高と大幅な上昇。  一方、WisdomTree 小麦上場投資信託 <1695> は6.55%安、NEXT 原油ブル <2038> は6.44%安、国際のETF VIX短期先物指数 <1552> は4.80%安、NEXT 韓国KOSPIダブル・ブル <2033> は3.69%安、WisdomTree ガソリン上場投資信託 <1691> は3.46%安と大幅に下落している。  日経平均株価が285円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金187億200万円となり東証全銘柄で7位。ただ、売買代金は過去5営業日における同時刻の平均216億3200万円を大きく下回っており低調。  その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が65億8300万円、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が22億9300万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が22億200万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が18億6500万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が11億1800万円の売買代金となっている。 株探ニュース 2022/03/11 09:16 みんかぶニュース 個別・材料 上村工は続伸、上限40万株の自己株取得枠を設定  上村工業<4966.T>は続伸。同社は10日取引終了後、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じて株主利益の向上を図るため、40万株(発行済み株式総数に対する割合2.32%)もしくは20億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は4月1日~8月31日。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:13 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:三井物産や商船三井などに注目 10日の米株式市場でNYダウは112.18ドル安の33174.07、ナスダック総合指数は125.58pt安の13129.96、シカゴ日経225先物は大阪日中比435円安の25305円。ドル・円は1ドル=116.10-20円。ロシアとウクライナによる外相会談で期待された停戦交渉の具体的な進展がなかったことで、資源価格の先高観懸念がくすぶる形となった。このため、INPEX<1605>や三井物産<8031>、日本冶金工業<5480>、大平洋金属<5541>などが堅調となりそうだ。そのほか、供給網逼迫への思惑や配当権利取りを意識した動きから商船三井<9104>など海運にも買いが向かいそうだ。一方、米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びを示し長期金利が大きく上昇していることもあり、東エレク<8035>、イビデン<4062>、村田製<6981>、ファナック<6954>などのハイテク株のほか、リクルートHD<6098>、ラクス<3923>、Sansan<4443>などのグロース(成長)株が軟調となりそうだ。 <FA> 2022/03/11 09:13 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均の下げ幅が300円を超える  日経平均株価の下げ幅が300円を超えた。9時13分現在、303.26円安の2万5387.14円まで下落している。 株探ニュース 2022/03/11 09:13 みんかぶニュース 個別・材料 FVCが人気化、初配当実施と株主優待新設のダブル株主還元で底値離脱へ  フューチャーベンチャーキャピタル<8462.T>が寄り付きカイ気配スタートで上値指向を強めている。独立系のベンチャー投資会社で地銀や地方自治体と連携し投資先の育成に力を入れた経営戦略に特長がある。10日取引終了後、これまで未定だった今期配当計画について、3円の初配当を実施することを発表。また、これと併せて株主優待制度の新設も発表した。毎年3月末の株主を対象に1000株以上保有で、オリジナルカタログギフトを贈呈する。3月期末が接近していることもあり、権利取り狙いの買いを交え物色人気化した。株価は今週8日に昨年来安値を更新したばかりで、底値圏にあることも値ごろ感からの買いを誘導している。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:13 みんかぶニュース 個別・材料 積水ハウスは3日続伸、23年1月期は増収増益及び増配の見通し  積水ハウス<1928.T>は3日続伸。同社は10日取引終了後、23年1月期連結業績予想について、売上高2兆7870億円(前期比7.6%増)、営業利益2360億円(同2.5%増)、純利益1580億円(同2.7%増)、年間配当予想94円(前期は90円)と開示した。国内では雇用・所得環境の改善及び生活様式の変化に伴う住宅取得意欲の高まりから住宅需要の回復傾向は継続し、米国は旺盛な住宅需要と供給不足を背景に好調な市場環境が続く見込み。22年1月期の連結営業利益は2301億6000万円(前の期比23.4%増)となり、国内外の戸建住宅・賃貸住宅関連事業が非常に好調に推移したとしている。  あわせて、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じて株主利益向上を図るため、1500万株(発行済み株式総数に対する割合2.22%)もしくは300億円を上限とする自己株式の取得枠を設定することも発表した。取得期間は22年3月11日~23年1月31日。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:12 注目トピックス 市況・概況 日経平均は277円安、寄り後は軟調 日経平均は277円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日、日経平均が900円を超す上げとなったことで目先の利益確定売りが出やすく、また、昨日の米株式市場で主要指数が反落したことが東京市場の株価の重しとなった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したものの、一昨日9日に600ドルを超す上げとなった後にしては下げ幅が限定的だったことに加え、昨日の東京市場で日経平均が上昇した後、午後も値を保って取引を終えたことなどから、株価の下値は堅いとの見方もあり、心理的な支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は軟調に推移している。 <FA> 2022/03/11 09:11 みんかぶニュース 個別・材料 セレコーポの初値は1820円、公開価格を4.2%下回る  きょう東証2部市場に新規上場したセレコーポレーション<5078.T>は、公開価格と同じ1900円カイ気配でスタートし、その後も気配値を切り上げる展開となっていたが、午前9時6分に公開価格を80円(4.2%)下回る1820円で初値をつけた。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:11 みんかぶニュース 個別・材料 チエルは続伸、上限10万株の自己株取得枠を設定  チエル<3933.T>は続伸。同社は10日取引終了後、資本効率の向上を通じた株主への利益還元、及び経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を図るため、10万株(発行済み株式総数に対する割合1.32%)もしくは1億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は3月11日~5月31日。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:10 注目トピックス 日本株 【IPO】セレコーポレーション<5078>---初値は1820円(公開価格1900円) セレコーポレーション<5078>の初値は公開価格を4.2%下回る1820円となった。初値形成時の出来高は9万6600株だった。 <HK> 2022/03/11 09:08 みんかぶニュース 個別・材料 トヨタは3日ぶり反落、円安追い風もウクライナ情勢とサイバー攻撃の余波を警戒  トヨタ自動車<7203.T>は3日ぶり反落。前日は全体相場が先物主導で急騰するなか、インデックス買いを交え5.4%高と大きく上値を伸ばし5日移動平均線を上回ったが、きょうはメジャーSQ算出に絡む売りと目先筋の利益確定売りに再び下値を探る展開となっている。米長期金利の上昇を背景にドル・円相場ではドルが買われる動きとなっており、足もと1ドル=116円台前半の推移と円安に振れていることは、輸出採算向上への期待から株価にはプラス材料となる。しかし、ウクライナ情勢が混迷を極めるなか、上値を買い進む動きは限定的だ。直近では、9日から10日にかけてサイバー攻撃の余波で再び2工場の生産ラインを停止したことが明らかとなり、これに伴う収益面への影響も警戒されている。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:07 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(寄り付き)=反落、NYダウ安で売り先行  11日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比195円安の2万5495円と反落で始まった。  前日の米株式市場は、NYダウが112ドル安と反落。米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの上昇となったほか、ウクライナ情勢への警戒感から売りが先行した。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。また、為替は1ドル=116円10銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。  寄り付き時点で業種別では33業種中、3業種が高く、値上がりは鉱業、海運、卸売り。値下がり上位に輸送用機器、繊維、空運、不動産、機械、食品など。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:07 みんかぶニュース 個別・材料 セレコーポはウリ気配スタート、きょう東証2部市場に新規上場  きょう東証2部市場に新規上場したセレコーポレーション<5078.T>は、公開価格と同じ1900円ウリ気配でスタートした。  同社は、アパート経営に関するコンサルティングやソリューション提供を行う賃貸住宅事業、不動産の開発・販売を行う賃貸開発事業、アパートの管理受託によるプロパティマネジメント業務を行う賃貸経営事業の3事業を展開。東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県を中心に展開しており、千葉県に鋼材工場を所有している。公募株式数20万6200株、売出株式数28万4000株のほか、オーバーアロットメントによる売り出し7万3500株。主幹事はみずほ証券。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 09:04 注目トピックス 日本株 【IPO】セレコーポレーション<5078>---売り気配、本日東証2部市場に新規上場 本日、セレコーポレーション<5078>が東証2部市場へ上場した。現在、公開価格である1900円に買いが約5万株、売りが約9万株、差し引きでは約4万株となっている。 <HK> 2022/03/11 09:02 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均11日寄り付き=195円安、2万5495円  11日の日経平均株価は前日比195.37円安の2万5495.03円で寄り付いた。 株探ニュース 2022/03/11 09:01 注目トピックス 経済総合 ウクライナ侵攻長期化は想定外だった?…「利益最大化を目指す」習近平が取りうる「最適な選択」【実業之日本フォーラム】 ■注目集まる「中国の動向」2月24日に始まったロシアの軍事侵略を受け、中国の動向へ注目が集まっている。欧米からは強い経済制裁を求める声が高まり、EUは国際銀行間通信協会(SWIFT)の決済ネットワークからロシアを排除することを決定した。これに対し中国は「ロシアを批判しない」姿勢を維持しているだけでなく、2月4日の中ロ首脳会談で合意したロシア産天然ガスや小麦の輸入拡大を実施する方針である。また中国人民銀行が2015年に導入した人民元による決済システム(CIPS)をロシアの銀行が利用する可能性も指摘されており、中国の対応次第では対ロ経済制裁を相殺することになりかねない。習近平政権は、どのようにロシアのウクライナ侵攻を理解しているのか。本稿では中国政府の公式発表を手掛かりに習近平政権の狙いを考察する。まず中国がロシアを支持するメリットを考えるに先立って、習近平政権の政治運営が「頂層設計」と呼ばれるトップダウン型に再構成され、戦略的思考を重視する傾向を強めていることを指摘しておきたい。この傾向はしばしば非合理的に見える政策として表面化する。例えば昨今の経済政策である。新型コロナ感染の影響で経済減速が見込まれるなか、政府がIT大手や教育産業などの民間企業への規制を強化したことは、結果的に更なる減速圧力となったと批判されている。この一連の規制は習近平国家主席が提唱する「共同富裕」の掛け声のもとでの格差是正や社会コントロール強化を目的としており、いわば習近平ビジョンに則った「上からの」政策であった。こうした「上からの」政策決定が、ウクライナ問題での極端な戦略的思考にも反映されていると考えられる。では習近平国家主席はどのような戦略的メリットを見出しているのか。ロシアが軍事行動を起こした翌25日午後に、習近平はプーチン大統領との電話会談を行い、ウクライナ問題について次のように述べた。中国はウクライナ問題に対して、自分の判断で中国の曲げられない立場を決めている。冷戦思考を放棄し、各国の合理的な安全保障上の懸念を重視、尊重し、交渉を通じてバランスのとれた、効果的で持続可能な欧州の安全保障メカニズムを形成する必要がある。中国はロシア側とウクライナ側が交渉によって問題を解決することを支持する。各国の主権と領土保全を尊重し、国連憲章の目的と原則を遵守するという中国の基本的な立場は一貫している。ここにも見られるように、中国のキーワードは「合理的な安全保障上の懸念」と「主権と領土保全の尊重」である。だが——これは日本の少なからぬメディアが誤解しているポイントだが——この習発言はウクライナの主権と領土を擁護することを意味しない。むしろ中国側は一貫して「誰の主権と領土か」が不明瞭な文言を用いており、このフレーズが外交部記者会見でも繰り返し用いられていることに鑑みれば、意図的に主語をあいまいにしている可能性が高い。では、もし中ロ首脳会談でこの文言が用いられたならば、プーチン大統領はどのように受け止めただろうか。プーチンの論理に従えば、NATOが拡大していることこそ安全保障上の懸念である。さらに2月21日に独立国家として承認したウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の「主権」を支持したとも解釈できる。つまり習近平は交渉による平和的な解決を求めたものの、必ずしもロシアの軍事侵攻にクギを差したわけではなかったのだろう。■中国の「主権と領土保全の尊重」には「主語がない」この「主語のない主権と領土保全」の表現は3月2日、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案が賛成141、反対5、棄権35で採択された国連総会緊急特別会合でも用いられた。棄権票を投じた中国の張軍国連大使は「ウクライナ情勢は現在も急速に変化しており、その展開に心を痛めている」としつつ、「ウクライナ問題に対する中国の基本的な立場は一貫しており、明確である。 私たちは常に、各国の主権と領土保全を尊重し、国際連合憲章の目的および原則に従って国際紛争を平和的に解決することを提唱している」と発言した。また「冷戦思考を放棄し、他国の安全を損害することで自国の安全を維持する論理を放棄し、軍事ブロック(軍事集団)の拡張によって地域の安全保障を求めるやり方を放棄し、各国の合理的な安全保障への懸念を重視、尊重する」ことが問題解決に必要で、制裁を課すことは「分裂的な対立を生み出す」と述べていた。これはロシアよりも欧米(NATO)に対する批判であり、明らかにプーチンの論理に寄り添う認識である。以上の発信から看取される中国側がロシアを支持するうえで重視している論点は、(1)安全保障ブロック形成と拡大への反対、(2)主権と領土保全の尊重、の2点である。まず(1)について、日米豪印の戦略的協力(QUAD)の拡大や米英豪によるAUKUS形成に鑑みれば、この主張がインド太平洋における中国の立場擁護に直結することは容易に理解できる。特に対米競争を有利に進めるためには、ロシアと共同歩調を採ることでアメリカの外交・軍事力を分散することが望ましい。客観的に見ればロシアの軍事侵攻は国際法違反であり、国際社会だけでなく中国国内からも反対の声が挙がるなか 、ロシアを支持することへの何らかの説明をするために、「冷戦思考(の西側)」という別の「敵役」に批判の矛先を向けたと言える。なお従来から中国では、ウクライナのオレンジ革命(2004年)を含む一連の「カラー革命」をいわゆる「和平演変(平和的手段で影響力を及ぼして政権を転覆すること)」と見なして強く警戒しており、近年の香港の民主化要求運動を「カラー革命」の一環と位置付けて弾圧したこととも無関係ではないだろう。カザフスタンで発生した暴動について、 1月に集団安全保障条約機構(CSTO)の緊急首脳会議でプーチンも「『カラー革命』を容認しない」と発言しており、欧米の価値観が引き起こす体制崩壊を警戒する点においても中ロの利害は一致している。さらに、より複合的な背景を有するのが(2)である。「主権と領土保全」原則は基本的には、中国がロシアを支持する事への国内外の批判回避と、国内への説明を兼ねた大義名分として提起したと考えられる。だが実際には「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の承認はこの原則に真っ向から反するうえ 、中国国内の少数民族による独立運動を容認する論理ともなり得る。翻って台湾問題に引き付けた場合、もし欧米が「ウクライナの国家主権の侵害」を主要因としてウクライナ支援に回るのであれば、「台湾には主権は認められない。中国の不可分の領土である」と主張することでウクライナと台湾を差別化し、欧米の支援をけん制できる 。要するにロシアの行為を非難せず、かつ台湾問題への波及を考慮した結果、敢えて主語を曖昧にした「主権と領土保全の尊重」を繰り返しているのである。■「台湾の主権」をどう解釈する?実はこの点は、関係各国に「台湾の主権」をどう解釈するかという宿題を提起することになるだろう。もし仮に中国が台湾を侵攻したとしても、現状では、台湾を主権国家として承認していない多くの国家は「主権の侵害」と位置付けない可能性が高い。他方で台湾の蔡英文政権は、中国を不要に刺激しないように「独立」という表現は避けつつも、事実上の主権国家としての立場を固める方針である。2021年7月の共産党創立100周年の習近平講話に対し、台湾の大陸委員会(対中国政策を担う中華民国の組織)は、「国家主権と台湾の民主主義や自由を守り抜き、台湾海峡の平和と安定を維持するというわが国の政府の決意に変わりはない」と表明した。蔡英文政権は引き続き「主権国家化」を進めるであろうし、それに習近平政権がより過敏に反応するようになれば、台湾海峡の緊張が一層高まることが見込まれる。一方、中国外交部はウクライナの主権を軽視してはいないというメッセージも発信している。まず2月19日にドイツで開催された第58回ミュンヘン安全保障会議に出席した王毅国務委員兼外相は、「(中国は一貫して主権と領土保全を尊重していることについて)ウクライナに対しても例外ではない。この問題で中国の態度に疑問を呈する者がいるとすれば、それは下心のある憶測であり、中国の立場を歪曲したものである」と述べていた。しかし管見の限りこうした見解は24日のロシアの軍事侵攻後には発信されておらず、既述の方針から外れてもいることから、王毅が外交官としての見解を述べたものと推量される。外交部の汪文斌報道官は2月25日の記者会見で「ウクライナは主権国家だ」と明言したうえ、28日には中国とウクライナの経済貿易関係に関する質問に対して「中国は相互尊重と不干渉の原則に基づき、ウクライナと友好協力関係を発展させていくつもりだ」と述べた 。また3月1日のウクライナ外相との会談で王毅が「ウクライナにいる中国人の安全確保に重点を置き、ウクライナ側に相応の国際責任を果たすよう促した」ことは、ロシア侵攻が想定以上に長引き熾烈な市街戦に展開した結果、在留中国人の保護の必要性からも、ウクライナとの関係を維持する姿勢を明確に示したと考えられる。中国にロシアへの仲介を求める国際社会の声も高まっており、中国が人道的見地からウクライナ問題に建設的に関与する可能性がない訳ではない。だが習近平政権は、ロシアが引き起こした混乱が長引くメリットとデメリットを天秤にかけ、注意深く情勢を検討して自らの戦略的利益を最大化することを目指している。2022年秋に予定される共産党第20回党大会に向けて有利な立場を固めるべく、内政への影響も念頭に置いているだろう。流動的な情勢のなかで習近平政権が何を選択するか、国際社会はしっかりと本質を見定める必要がある。江藤名保子学習院大学法学部教授。専門は現代中国政治、日中関係、東アジア国際政治。スタンフォード大学国際政治研究科修士課程および慶應義塾大学法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター副主任研究員、シンガポール国立大学東アジア研究所客員研究員、北京大学国際関係学院客員研究員などを経て現職。写真:ロイター/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする <RS> 2022/03/11 09:00 Reuters Japan Online Report Business News SBG、今期個別決算で5215億円を営業収益に計上へ 子会社配当で [東京 11日 ロイター] - ソフトバンクグループは11日、完全子会社のSBGCの配当決定に伴い、2022年3月期の個別決算に5215億円を営業収益として計上する見込みだと発表した。連結業績に与える影響はない。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220310T235724+0000 2022/03/11 08:57 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい~ 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい■積水ハウス、22/1営業利益 23.4%増 2301億円、23/1予想 2.5%増 2360億円■前場の注目材料:ファナック、各社ロボ増産投資相次ぐ、EV電池・半導体に照準■3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい11日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。10日の米国市場ではNYダウが112ドル安だった。ロシアとウクライナ外相の停戦交渉で進展はなく、さらに2月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇だったことから、インフレへの警戒感が改めて強まった。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを警戒した売りも再燃し、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比440円安の25060円。円相場は1ドル116円10銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。ただし、前日には上昇幅が一時1000円を超える場面も見られていただけに、反動安も意識されていたとも見られる。日経平均の5日線は25281円辺りに位置しているため、売り一巡後に同線辺りでの底堅さが見られるようであれば、次第に押し目狙いの動きも意識されてくる可能性はありそうだ。予想を上回るCPIを受けてハイテク株などは手掛けづらくなりそうだが、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げに対する見方は変わらないと考えられ、仕掛け的な売りに押される局面においては、短期的なリバウンド狙いになりそうだ。また、SQ通過によって市場の関心は3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすいと考えられる。昨日は日本郵船<9101>の強いリバウンドが目立っていたが、6%を超える上昇を見せたものの、予想配当利回りは依然として10%を超えている。流動性があり時価総額がある程度大きい好配当銘柄などへは権利取り最終日直前までのキャピタルゲインを狙った動きも意識されやすいだろう。また、米VIX指数は30.23に低下した、2月半ば以降の上昇基調は継続しているものの、ややトレンドを割り込みつつあるため、リスク回避姿勢はそれ程強まらないと考えられる。もっとも、ウクライナ情勢を巡り不確実性の高い外部環境であり、関連する報道によっては荒い値動きは警戒しておきたいところ。ロシアとウクライナ外相会談での進展への期待は高まってはいなかったと見られるが、ロシアは軍事作戦の続行を表明するなか、明確なリスクオンの状態には時間を要することになりそうだ。物色としては配当志向のほか、外部環境の影響を受けづらいIT関連のほか、再生エネルギーなどテーマ性のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。■積水ハウス、22/1営業利益 23.4%増 2301億円、23/1予想 2.5%増 2360億円積水ハウス<1928>は2022年1月期を発表。営業利益は前期比23.4%増の2301.60億円だった。国内では子育て世代の住宅取得支援制度の創設や環境性能等に応じた住宅ローン減税制度の導入等、住宅取得やリフォーム工事への政策面での追い風もあった。米国では過去最低水準の住宅ローン金利が追い風に。2023年1月期は同2.5%増の2360億円を見込んでおり、コンセンサス(2300億円程度)を上回る。あわせて1500万株(発行済み株式数の2.22%)、300億円を上限に自社株買いを発表。■前場の注目材料・日経平均は上昇(25690.40、+972.87)・1ドル116.10-20円・VIX指数は低下(30.23、-2.22)・米国景気の拡大・海外のコロナ感染沈静化・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・ファナック<6954>各社ロボ増産投資相次ぐ、EV電池・半導体に照準・三菱UFJ<8306>三菱重工に初のPIF、ESG経営支援・楽天グループ<4755>西友とデジタルマーケティング本格展開・三井物産<8031>CO2排出可視化の新会社設立、クラウドソフト提供・ユタカ技研<7229>英2子会社解散、ホンダ工場閉鎖受け・オリンパス<7733>科学事業承継新会社、営業利益率10%以上確保・岩谷産業<8088>再生医療製品を強化、研究開発拠点開設☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:30 1月家計支出(前年比予想:+3.4%、12月:-0.2%)・08:50 1-3月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数(10-12月期:+9.6)<海外>・特になし <ST> 2022/03/11 08:53 みんかぶニュース 市況・概況 11日=シンガポール・日経平均先物寄り付き2万5175円(-280円)  11日のシンガポール・日経平均先物6月物は前営業日清算値比280円安の2万5175円で寄り付いた。 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 08:44 強弱材料 強弱材料 3/11 [強弱材料]強気材料・日経平均は上昇(25690.40、+972.87)・1ドル116.10-20円・VIX指数は低下(30.23、-2.22)・米国景気の拡大・海外のコロナ感染沈静化・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い弱気材料・NYダウは下落(33174.07、-112.18)・ナスダック総合指数は下落(13129.96、-125.58)・シカゴ日経先物は下落(25060、大阪比-440)・SOX指数は下落(3211.07、-71.11)・米原油先物は下落(106.02、-2.68)・米長期金利は上昇・米国の早期連続利上げ懸念・ウクライナ情勢・コロナ流行の長期化留意事項・3月限先物オプション特別清算指数(SQ)算出・家計調査(1月)・法人企業景気予測調査(1-3月)・セレコーポレーションが新規上場・岸田首相が福島県訪問・中国新車販売台数(2月)・独CPI(2月)・英鉱工業生産指数(1月)・英商品貿易収支(1月)・印鉱工業生産(1月)・ブラジル拡大消費者物価指数(IPCA)(2月)・米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)・加失業率(2月) <ST> 2022/03/11 08:44 日経225・本日の想定レンジ 反落、下値不安後退も上値重く [本日の想定レンジ]10日の米株式市場でNYダウは112.18ドル安の33174.07、ナスダック総合指数は125.58pt安の13129.96、シカゴ日経225先物は大阪日中比435円安の25305円。本日の日経平均は反落が予想される。昨日は972.87円高と急伸。25日線とのマイナス乖離率は3.61%へ縮小し、5%ラインを下回って短期的な割安感が急速に後退した格好。3月1日からの下落分の3分の1戻しをクリアして下値不安は後退した形だが、25日線など主要な移動平均線は依然として下降して強い売り圧力を示唆しており、本日は軟調もみ合いとなりそうだ。[予想レンジ]上限25500円−下限25000円 <YN> 2022/03/11 08:41 個別銘柄テクニカルショット GMO---25日線を支持線としたリバウンドによって再度75日線を上放れ 1月27日につけた2263円をボトムにリバウンドを形成している。マドを空けての上昇から75日線を突破し、その後再び割り込んだものの、25日線を支持線としたリバウンドによって再度75日線を上放れてきた。一目均衡表では雲の中での推移から、雲上限を突破。遅行スパンは実線を上放れる格好での、上方シグナルを継続している。 <FA> 2022/03/11 08:35 オープニングコメント 3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすい  11日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。10日の米国市場ではNYダウが112ドル安だった。ロシアとウクライナ外相の停戦交渉で進展はなく、さらに2月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇だったことから、インフレへの警戒感が改めて強まった。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを警戒した売りも再燃し、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比440円安の25060円。円相場は1ドル116円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。ただし、前日には上昇幅が一時1000円を超える場面も見られていただけに、反動安も意識されていたとも見られる。日経平均の5日線は25281円辺りに位置しているため、売り一巡後に同線辺りでの底堅さが見られるようであれば、次第に押し目狙いの動きも意識されてくる可能性はありそうだ。予想を上回るCPIを受けてハイテク株などは手掛けづらくなりそうだが、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げに対する見方は変わらないと考えられ、仕掛け的な売りに押される局面においては、短期的なリバウンド狙いになりそうだ。 また、SQ通過によって市場の関心は3月期末に向けた配当志向の物色に向かいやすいと考えられる。昨日は日本郵船<9101>の強いリバウンドが目立っていたが、6%を超える上昇を見せたものの、予想配当利回りは依然として10%を超えている。流動性があり時価総額がある程度大きい好配当銘柄などへは権利取り最終日直前までのキャピタルゲインを狙った動きも意識されやすいだろう。 また、米VIX指数は30.23に低下した、2月半ば以降の上昇基調は継続しているものの、ややトレンドを割り込みつつあるため、リスク回避姿勢はそれ程強まらないと考えられる。もっとも、ウクライナ情勢を巡り不確実性の高い外部環境であり、関連する報道によっては荒い値動きは警戒しておきたいところ。ロシアとウクライナ外相会談での進展への期待は高まってはいなかったと見られるが、ロシアは軍事作戦の続行を表明するなか、明確なリスクオンの状態には時間を要することになりそうだ。 物色としては配当志向のほか、外部環境の影響を受けづらいIT関連のほか、再生エネルギーなどテーマ性のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。 <AK> 2022/03/11 08:34 Reuters Japan Online Report Business News 米オラクル、12─2月期は利益が予想下回る クラウド費用が圧迫 [10日 ロイター] - 米ソフトウエア大手・オラクルが10日発表した第3・四半期(2月28日まで)決算は、利益が市場予想を下回った。データセンター設置やクラウド事業強化に向けた支出や、投資関連の損失に圧迫された。株価は引け後の時間外取引で6%下落した。 投資関連損失には、DNA解読装置メーカーのオックスフォード・ナノポアの株価下落やサーバー向け半導体メーカー、アンペアの営業損失が含まれる。 クラウドサービスとライセンスサポート関連のコストは23%増加した。全体の営業費用は8%増の66億9000万ドルとなった。 オラクルはクラウドコンピューティング分野で、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コム、アルファベット傘下グーグルなどとの激しい競争に直面している。 売上高は105億1000万ドルで、リフィニティブがまとめたアナリスト予想と一致した。 純利益は23億2000万ドル(1株当たり0.84ドル)で、前年同期の50億2000万ドル(同1.68ドル)から減少した。 特別項目を除いた1株利益は1.13ドル。アナリスト予想は1.18ドルだった。 2022-03-10T233314Z_1_LYNXNPEI291E7_RTROPTP_1_USA-ORACLE-CEO.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220310:nRTROPT20220310233314LYNXNPEI291E7 米オラクル、12─2月期は利益が予想下回る クラウド費用が圧迫 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220310T233314+0000 20220310T233314+0000 2022/03/11 08:33 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 03月11日 08時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (7078) INCLUSIVE 東証マザーズ     [ 割高 ] (7064) ハウテレビジョン 東証マザーズ     [ 割安 ] (7203) トヨタ自動車   東証1部       [ 割高 ] (3409) 北日本紡績    東証2部       [ 割安 ] (4586) メドレックス   東証マザーズ     [ 分析中 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (3180) ビューティガレージ 東証1部       [ 割安 ] (7196) Casa     東証1部       [ 割安 ] (5021) コスモHD    東証1部       [ 割安 ] (8068) 菱洋エレクトロ  東証1部       [ 割安 ] (2375) ギグワークス   東証2部       [ 割安 ] 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 08:32 注目トピックス 日本株 Pウォーター、オプトラン◆今日のフィスコ注目銘柄◆ Pウォーター<2588>2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は650億円から680億円、営業利益を54億円から60億円に上方修正した。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を注視していたが、この状況下においても当初計画を上回るペースで保有契約件数が純増したことに伴って宅配水の出荷数が想定より増加した。オプトラン<6235>昨年9月以降は2300~2500円辺りでのもち合いを継続していたが、2月半ば以降の下落でレンジを下放れる格好となり、3月8日には1598円までの下落で昨年来安値を更新した。なお、弱いトレンドではあるものの、前日の上昇で上値を抑えられていた5日線を突破している。ボリンジャーバンドでは-2σまでの調整を経て、-1σ水準を捉えてきており、いったんはリバウンドを狙ったスタンスになりそうだ。 <FA> 2022/03/11 08:32 Reuters Japan Online Report Business News ソニー・ミュージック、ロシアでの事業活動を停止 [東京 11日 ロイター] - 米ソニー・ミュージックグループは10日、ロシアでの事業活動を停止したと発表した。世界的な人道支援への協力を続けるとしている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220310T233020+0000 2022/03/11 08:30 個別銘柄テクニカルショット オプトラン---いったんはリバウンドを狙ったスタンスに 昨年9月以降は2300~2500円辺りでのもち合いを継続していたが、2月半ば以降の下落でレンジを下放れる格好となり、3月8日には1598円までの下落で昨年来安値を更新した。なお、弱いトレンドではあるものの、前日の上昇で上値を抑えられていた5日線を突破している。ボリンジャーバンドでは-2σまでの調整を経て、-1σ水準を捉えてきており、いったんはリバウンドを狙ったスタンスになりそうだ。 <FA> 2022/03/11 08:29 みんかぶニュース 市況・概況 10日の主要国際商品市況  ・NY原油先物期近(WTI)  1バレル=106.02ドル(-2.68ドル) ・NY金先物期近(COMEX)  1トロイオンス=2000.4ドル(+12.2ドル) ・NY銀先物期近(COMEX)  1トロイオンス=2620.2セント(+44.5セント) ・シカゴ小麦先物期近  1ブッシェル=1073.75セント(-125.75セント) ・シカゴコーン先物期近  1ブッシェル=757.75セント(+22.75セント) ・シカゴ大豆先物期近  1ブッシェル=1700.00セント(+13.50セント) ・CRB指数  291.32(-0.77) 出所:MINKABU PRESS 2022/03/11 08:20 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州中央銀行による資産購入は今年7-9月期にも終了する可能性があるが、利上げは急がない方針を維持している。原油高は一服したが、ウクライナ情勢のすみやかな改善は期待できないことから、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・ラガルドECB総裁は早期利上げを否定・エネルギー供給不足の懸念・ユーロ圏と米国の金利差拡大観測【ユーロ買い要因】・欧州連合による債券の共同発行計画・エネルギー価格の安定・ロシアとウクライナの停戦合意期待 <FA> 2022/03/11 08:16

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