注目トピックス 経済総合ニュース一覧
注目トピックス 経済総合
メタ・プラットフォームズを対象とするプット型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(2日10:04時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価下落が目立つサイバーエージェント<4751>コール206回 7月 1,450円を逆張り、HOYA<7741>コール81回 7月 13,500円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はメタ・プラットフォームズプット137回 6月 180米ドル(前日比2倍)、ユニ・チャーム<8113>プット99回 6月 3,650円(+75.0%)、太陽誘電<6976>コール43回 6月 6,100円(+66.7%)、ユニ・チャームプット100回 6月 4,300円(+64.5%)、太陽誘電コール44回 6月 6,900円(+50.0%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/06/02 10:25
注目トピックス 経済総合
トルコリラ円今週の予想(5月30日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『売りが継続しよう』と述べています。続けて、『4月のトルコ消費者物価指数(CPI)は前年同月比で69.97%、前月比では7.25%それぞれ上昇した。国際会計基準上、ハイパーインフレとみなされる「3年間で累積100%以上の物価上昇」が起きている』と伝え、『このような危機的な状況下、トルコ中央銀行は26日の金融政策決定会合で、主要政策金利を14.0%に据え置くことを決めた。据え置きは5会合連続。トルコ中銀は、強力な対策が講じられ、物価の上昇は鈍化する見通しだと強調した。名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は、およそ−56%に落ち込んでおり、中銀の見通しには説得力に欠ける』と見解を述べています。次に、『今週は31日に第1四半期GDPが発表される。前年比予想で+7.5%と前回の+9.1%から大幅に落ち込む見込み』、また、『3日には5月消費者物価指数(CPI)が発表される。前年比予想74.00%と前回の+69.97%より大幅に上昇する見込み。同日発表される5月生産者物価指数(PPI)は前年比予想+128.00%と前回の+121.82%より大幅に上昇する見込み。民間調査によると実際のインフレ率は156%程度との試算もあり、市場はより悲観的に受け止めそうだ。実質金利の一段の低下を背景にリラにはさらに売り圧力がかかるだろう』と考察しています。また、『北欧のフィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟には否定的な立場を取っているが、欧米関係の悪化が懸念されていることもリラの重石になろう』と述べています。こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『7.20円~8.50円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月31日付「トルコリラ円今週の予想(5月30日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/06/02 09:54
注目トピックス 経済総合
NYの視点:エネルギー不足で2022年のフランス経済は大幅鈍化の可能性
報道によると、ルメール仏経済・財務相は6月1日、ラジオ局フランス・アンテルに対して「今月末か7月上旬頃に修正後の2022年の経済成長予測を発表する」との見方を伝えた。ルメール氏は「フランスの景気後退は予想していない」と述べている。ただ、フランス国立統計経済研究所(INSEE)が5月31日発表した2022年1-3月期国内総生産(GDP)確報値は、前期比-0.2%に落ち込んでおり、4-6月期の経済成長率も低い伸びにとどまる可能性が高い。インフレ率の高止まりは持続的な経済成長を阻害する要因となるが、欧州各国はこの夏、深刻なエネルギー不足に直面するとみられている。夏場における生産活動が低下する可能性があるため、エネルギー不足は7-9月期の国内経済を圧迫する可能性が高い。なお、欧州委員会が3月初めに公表した「REPowerEU」計画によると、ロシアからのガス輸入を今年中に3分の2減らすことを目標としている。最新の計画では、欧州連合(EU)が直面するガス危機への対処方法や2030年までにロシアのエネルギーから完全脱却することについて概要が示されている。エネルギー効率の改善、再生可能エネルギーの利用拡大、ロシア産以外の原油およびガス供給国の確保、の3点を挙げているが、現時点で具体的な進展はみられない。
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2022/06/02 07:31
注目トピックス 経済総合
南アフリカランド円は堅調に推移 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『南アフリカランド円は堅調に推移』と述べています。続けて、『3月の南アフリカ消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.9%上昇し、伸び率は前月の5.7%から加速。食品価格の上昇が全体を押し上げた。景気が減速する中でインフレ懸念も強く、先週19日に、南アフリカ準備銀行(中央銀行)は、政策金利を0.5ポイント引き上げて4.75%とした。0.5ポイントの利上げは2016年1月以来。世界的な物価上昇と資金流出への対応を強め、今後の利上げ継続も示唆した』と解説しています。次に、『格付け会社S&Pが南アフリカ格付けの見通しを「ネガティブ」から「ポジティブ」に引き上げた。格付けに関してはジャンクのままだが、見通し引き上げは南アランドの支援要因になろう』と伝えています。こうしたことから、南アフリカランド円について、『中国が主要都市でロックダウンが実施していたが、6月で一部解除される可能性があり、これが実現すれば南アランドには好感されよう』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月27日付「南アフリカランド円は堅調に推移」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/06/01 17:26
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.21%安でスタート、インフレ懸念や高値警戒感で
1日の上海総合指数は売り先行。前日比0.21%安の3179.69ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時00分現在、0.05%安の3184.77ptで推移している。インフレ高進懸念が根強いことが圧迫材料。また、上海総合指数がきのう5月31日まで5日続伸しており、高値警戒感も強まっている。一方、景気対策の強化や上海市での経済活動の再開などが引き続き指数をサポートしている。なお、きょう発表された5月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.1となり、前月の46.0を上回ったものの、予想の49.0を下回った。
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2022/06/01 11:04
注目トピックス 経済総合
日本精工を対象とするコール型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(1日10:01時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つソニーグループ<6758>コール422回 6月 12,500円を順張り、楽天グループ<4755>コール347回 7月 950円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはHOYA<7741>コール81回 7月 13,500円、WTI原油先物リンク債_2022年9月限コール5回 6月 110米ドル、ソニーグループプット366回 6月 12,500円、ファーストリテイリング<9983>プット313回 6月 60,000円などが見られる。上昇率上位は日本精工<6471>コール40回 6月 900円(前日比2倍)、東京海上ホールディングス<8766>コール102回 6月 9,200円(前日比2倍)、いすゞ自動車<7202>コール153回 6月 1,800円(+85.7%)、日産自動車<7201>コール310回 6月 575円(+77.8%)、Inpex<1605>プット203回 6月 1,350円(+69.2%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/06/01 10:20
注目トピックス 経済総合
ウォール街を知るハッチの独り言 アメリカはチャンスの国だと改めて思った話(マネックス証券 岡元兵八郎)
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、5月30日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・外国株コンサルタント、『ハッチ』こと岡元兵八郎氏のコラム「ウォール街を知るハッチの独り言」の内容をご紹介いたします。私は4月末に渡米する機会を得ました。コロナ禍であった為、ほぼ2年半ぶりのことです。 その時に、改めてアメリカがチャンスの国なんだなとつくづく感じた体験をしたのでご紹介したいと思います。それはサンフランシスコからシリコンバレーへ私を運んでくれたウーバーの運転手との50分程度の会話でのことです。運転手の名前はディビッドさん、彼の話から推測すると時は1970年頃です。彼はベトナムのホーチミン(当時サイゴン)出身で高校を卒業すると同時に南ベトナムの軍隊に入隊、ベトナム戦争で北ベトナムと戦うのですが、敗戦で23歳の時に捉えられると3年ほど捕虜として北ベトナムの刑務所に投獄され、ジャングルのなかで強制労働を強いられたと言います。その後解放され、1年後には小型船に乗りマレーシアへと避難したそうです。小型船と言っても228人程度のベトナム人が乗っていたそうで、マレーシア到着前に船が沈み無事マレーシアへ到着できたのは乗員の9割程度だったと言います。ディビッドさんは到着と共にマレーシアの小島に設けられた難民キャンプに収容されます。そこには食べ物のみならず、真水もほぼなく、海が彼にとってのお風呂であったと言います。そんな辛い人生を送っていた彼にある日転機が訪れます。その難民センターに、ある時米国政府の役人がやってきて、彼が米国と共に北ベトナムと戦ったことを確認すると、マレーシアに到着してから8カ月後にはアメリカ政府は彼を難民として受け入れたのだそうです。それはディビッドさんが28歳の時です。アメリカで最初に着いた街がサンフランシスコで、それから彼はこれまでずっとサンフランシスコに住むことになります。渡米後彼は最初に教会の施設に収容されますが、英語が全くできなかったので、まずは語学学校で英語の特訓をし、その後Tシャツの印刷工場で働いたそうです。ローリングストーンズの舌が特徴的で有名なデザインのTシャツがありますが、ディビッドさんはそれは俺が印刷したんだと嬉しそうに話しているのが印象的でした。その後彼は色々と仕事を変えますが、最終的には住宅やオフィス建物の屋根の修理をするビジネスを始め、22年間続けたそうです。そのビジネスは上手くいき、ピークでは10人ほどメキシコ人の従業員を雇うほどに拡大したと語ります。その時の彼の年収は10万ドル(約1,300万)を超えたと言います。渡米時一文なしだった彼はサンフランシスコへ渡ってから5年後、少しずつお金も貯まり、車を買い、そしてマイホームを住宅ローンで買うことができ、マレーシアの難民キャンプで知り合ったベトナム人の女性と結婚したそうです。その後彼らは3人の子供に恵まれます。子供たちには小さい時から外国語を勉強させたため、スペイン語、中国語、そしてベトナム語、英語ができるそうです。なぜ子供たちに外国語を勉強させたのかと聞くと、自分が外国語である英語で苦労したこと、外国語ができると仕事の選択が増えると思ったからだと言います。彼の3人の子供達は皆医者になり、そのうち1人の息子はボストンの病院で働いているそうですが、その息子さんが、中国語とスペイン語ができるので病院では非常に重宝されていると教えてくれたんだと嬉しそうに語っていました。まさに彼の思惑通りの展開となった訳です。現在70歳のディビッドさんですが、2015年にウーバーの運転手になったそうです。彼の子供たちや奥さんは、彼にもう働くなと言うそうですが、家にいても退屈なので、平日はウーバーでお客さんとの会話を楽しみ、週末は子供たちと食事を楽しみ、クオリティタイムを楽しんでいるということです。マスクをしていたせいがあるかもしれませんが、彼は70歳に見えなく、その話し方には非常に元気がありました。たった50分程度の時間だったのですが、ディビッドさんの波瀾万丈な人生の話。アメリカの社会を構成する歴史の生き証人の一人の貴重な人生談でした。私は彼の話を聞きながら途中で涙が出てきました。ディビッドさんには、彼の人生について話をしてくれたことに大変感謝しました。まさにこれがアメリカンドリームなのだと思った瞬間でした。マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント 岡元 兵八郎(出所:5/30配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋)
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2022/06/01 09:23
注目トピックス 経済総合
NYの視点:事態は深刻か?欧州におけるエネルギー供給不足問題
報道によると、国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、独シュピーゲル誌に対し、「欧州は今夏に燃料不足に陥る可能性がある」との見方を伝えた。ビロル氏によると、「欧州と米国で主要なホリデーシーズンが始まると燃料需要が高まり、不足が生じる可能性がある」、「ディーゼル、ガソリン、灯油の不足が見込まれ、特に欧州で深刻な事態になる」、「現在のエネルギー危機は1970年代のオイルショックよりもはるかに深刻で、より長期にわたって続く可能性がある」と指摘している。欧州におけるエネルギー供給不足は米国主導の対ロシア経済制裁の反動的な現象であり、欧州諸国が米国の決定に従っていることが最大の要因である。なお、米国エネルギー情報局が3月3日に公表した「2022年版年次エネルギー見通し」によると、米国では、2050年に向けて人口増加や経済成長がエネルギー効率の改善を上回り、2050年時点の国内エネルギー消費量が、熱量ベースで2021年比12%増加することを、基準シナリオとしている。米国における1次エネルギー源別の割合をみると、2021年時点では化石燃料が79.8%と最大のシェアを占めている。化石燃料の割合は2050年には 75%を下回るが、その主因は石炭の低下で、石油や天然ガスはわずかながら増加するとの見方が示されている。一方で、再生可能エネルギーの割合は2021年の12%から2050年には20%に拡大すると見込まれるが、これは、政策インセンティブや技術進歩によるコスト低下によって、風力や太陽光などの消費量が今後30年間で2倍以上に増加するとのシナリオに基づいている。原子力については、現時点とほぼ変わらない6%程度を維持する見込み。米国が欧州に対するエネルギー供給を行うことが出来るかどうか不明だが、欧州諸国におけるエネルギー供給不足がほぼ解消されるような大量のエネルギー(燃料)を供給することは困難ではないかとみられている。
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2022/06/01 07:28
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は買い先行もマイナス圏転落、利益確定売りが優勢
31日の上海総合指数は買い先行。前日比0.03%高の3149.94ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時03分現在、0.05%安の3147.47ptで推移している。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りがやや優勢。また、きょう31日に公表された5月の製造業購買担当者景気指数(PMI、政府版)が予想を上回ったことも、追加の景気対策への期待をやや後退させている。なお、5月の製造業PMIは49.6となり、前月の47.4と予想の49.0を上回った。一方、経済活動の再開などが指数をサポートしている。
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2022/05/31 11:12
注目トピックス 経済総合
DMG森精機を対象とするプット型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(31日10:02時点のeワラント取引動向)
上昇率上位はDMG森精機<6141>プット36回 6月 1,550円(前日比2倍)、Inpex<1605>コール245回 6月 1,750円(+92.8%)、SUBARU<7270>コール148回 6月 2,300円(+71.4%)、Inpexコール244回 6月 1,550円(+61.3%)、ミネベアミツミ<6479>コール100回 6月 2,900円(+50.0%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/05/31 10:30
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.37%高でスタート、内外環境の改善を好感
30日の上海総合指数は買い先行。前日比0.37%高の3141.95ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時53分現在、0.23%高の3137.59ptで推移している。前日の欧米市場の上昇や米国の消費活動が回復していることなど外部環境の改善が支援材料。国内では、経済活動の正常化期待などが追い風となっている。上海市政府はこんほど、6月1日以降の企業活動の全面再開を認める方針を示した。
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2022/05/30 11:09
注目トピックス 経済総合
ダイキン工業を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(30日10:02時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ日揮ホールディングス<1963>コール42回 7月 1,550円を順張り、楽天グループ<4755>コール347回 7月 950円を順張り、SBIホールディングス<8473>コール310回 7月 2,900円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては日本郵船<9101>プット146回 7月 9,800円、日揮ホールディングスコール42回 7月 1,550円、住友金属鉱山<5713>コール300回 7月 6,600円、日本郵船コール159回 7月 9,800円などが見られる。上昇率上位はダイキン工業<6367>コール183回 6月 22,500円(+47.1%)、リクルートホールディングス<6098>コール118回 6月 5,400円(+38.5%)、リクルートホールディングスコール123回 7月 6,700円(+37.5%)、商船三井<9104>プット122回 6月 3,850円(+37.4%)、リクルートホールディングスコール122回 7月 5,900円(+35.9%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/05/30 10:11
注目トピックス 経済総合
JPX金は7300~7800円のレンジを想定 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週の金について『JPX金は7300~7800円のレンジを想定』と述べています。続けて、『25日に公表された5月3、4日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、「大半の参加者」がインフレ抑制のため、6、7月に連続0.5%の大幅利上げを支持した。しかし、市場ではFRBのタカ派色は相場に織り込み済みだったようで、サプライズとはならなかった』とし、『発表前のNY金は一時1840ドル台を割り込んだが、発表後に買い戻され、1850ドル台を回復した』と伝えています。次に、『欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は9月末までにマイナス金利からの脱却を目指す計画を示した。ユーロ高・ドル安となり、ドル建て金には割安感が強まって金のサポート要因になった』と解説しています。また、『4月米耐久財受注額が市場予想を下回るなど、米景気に減速観測が浮上する中、米長期金利やドル指数の上昇も一服しているため、投資家の目が金に向かっているようだ』と述べています。さらに、『NYダウは8週連続で下落し、地合いが弱くなっており、高値から20%以下に下落すると弱気相場入りとなるため、市場の警戒感は高まっている。リセッション懸念が強まる中、安全資産として金が注目されそうで、NY金は1900ドルへの戻りを試す展開も予想される』と考察しています。こうしたことから、陳さんは、JPX金について、『一目均衡表の雲で下げ止まり値固め局面に入ったようだ。当面は雲の下限である7300がサポートライン、基準線のある7800円が上値抵抗線となろう』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月26日付「JPX金は7300~7800円のレンジを想定」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/05/30 08:56
注目トピックス 経済総合
NYの視点:9月時点で米利上げ停止の可能性?
市場関係者の間では、米国経済の大幅な減速を受けて連邦準備制度理事会(FRB)は9月以降に利上げを一時停止する可能性があるとの思惑が浮上している。5月、6月、7月の3会合で合計1.5ポイントの追加利上げが実施される可能性は極めて高いと予想されているが、9月以降については見方が分かれているようだ。CMEのFedWatchによると、5月26日時点で9月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.00-2.25%以上となる確率は97%程度。また、12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.50-2.750%以上となる確率は93%程度となっている。金融市場では9月も追加利上げが実施される可能性は高いと予想しているが、予想される利上げ幅は0.5ポイントではなく、0.25ポイントに傾いているようだ。ある市場参加者は「FRBが中立と見なす金利水準は(下方向に)変わりつつある」と指摘し、「FFレートの誘導目標水準が1.75%-2.00%に達した時点でFRBは経済状況を点検し、追加利上げが必要かどうかを検討するのではないか?」と予想している。米債のイールドカーブ(利回り曲線)の平坦化は一服しているが、一部の市場参加者は「6月に0.5ポイントの追加利上げが実施された時点で2年債と10年債の利回り格差はなくなる可能性がある」と予想している。現時点で2年債と10年債の利回り格差は26.5bp近辺だが、インフレが4-6月期にピークをつけると仮定した場合、50bpの追加利上げによって利回り格差はほぼ解消されるとの声が聞かれているが、果たして?
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2022/05/30 07:24
注目トピックス 経済総合
欧米の注目経済指標:5月米雇用統計で失業率はやや低下する見通し
5月30日−6月3日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■5月31日(火)午後6時発表予定○(欧)ユーロ圏5月消費者物価コア指数-4月実績は前年比+3.5%参考となる4月実績のインフレ率は3月実績を大幅に上回った。エネルギー価格の上昇は一服しつつあるが、財・サービスや飲食料の上昇が伸び率を押し上げている。こうした状況は5月も変わらないとみられており、物価上昇率は4月実績と同水準か、やや上回る可能性がある。■5月31日(火)午後11時発表予定○(米)■5月CB消費者信頼感指数-予想は103.9参考となる4月実績は107.3で3月改定値を若干下回った。期待指数は77.2で前月から上昇。5月については、ガソリン価格の高騰などで物価は上昇しており、景況感は多少悪化する可能性がある。高額商品の購入意欲は衰えていないとの見方があるものの、5月は4月実績を下回る見込み。■6月1日(水)午後11時発表予定○(米)5月ISM製造業景況指数-予想は55.0参考となる4月実績は55.4で2020年7月以来の低い水準。受注残、雇用指数が低下。仕入れ価格の上昇ペースは鈍化しつつある。5月については、サプライチェーンの制約状況は改善しつつあるが、中国における都市封鎖の影響が出ていることから、4月実績を下回る可能性がある。■6月3日(金)午後9時30分発表予定○(米)5月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+32.9万人、失業率は3.5%主要製造業における雇用の伸びは鈍化しつつある。5月中旬の新規失業保険申請件数は若干増加していることから、非農業部門雇用者数は4月実績を多少下回る見込み。ただ、採用難の状況が一部で続いており、労働参加率が伸び悩んだ場合、失業率はさらに低下する可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・5月30日(月):(独)5月消費者物価指数・5月31日(火):(日)4月失業率、(中)5月製造業PMI・6月1日(水):(中)5月財新製造業PMI、(欧)4月ユーロ圏失業率・6月2日(木):5月ADP雇用統計・6月3日(金):(欧)4月ユーロ圏小売売上高、(米)5月ISM非製造業景況指数
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2022/05/28 14:37
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.38%高でスタート、中国株ADRの大幅高などを好感
27日の上海総合指数は買い先行。前日比0.38%高の3135.03ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時56分現在、0.70%高の3145.01ptで推移している。前日の米株や中国株ADRの大幅高が好感され、中国株にも買いが広がっている。また、景気対策が追加されるとの期待も引き続き支援材料。一方、足元での景気悪化懸念などが引き続き指数の上値を抑えている。
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2022/05/27 11:02
注目トピックス 経済総合
日本郵船を対象とするコール型eワラントが前日比2倍超えの大幅上昇(27日10:02時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ日本郵船<9101>コール159回 7月 9,800円を順張り、日本郵船コール159回 7月 9,800円を順張り、楽天グループ<4755>コール347回 7月 950円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては日経平均 プラス5倍トラッカー87回 7月 25,000円、東京エレクトロン<8035>コール340回 7月 72,000円、日本郵船コール160回 7月 11,300円、日経平均 プラス5倍トラッカー86回 7月 24,000円などが見られる。上昇率上位は日本郵船コール156回 6月 12,500円(前日比2.9倍)、日本郵船コール157回 6月 14,500円(前日比2.4倍)、日本郵船コール158回 6月 16,500円(前日比2倍)、SOMPO ホールディングス<8630>コール52回 6月 7,000円(+75.0%)、SOMPO ホールディングスコール51回 6月 6,200円(+67.7%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/05/27 10:24
注目トピックス 経済総合
(ロシア)中銀、政策金利を3%引き下げ
ロシア中央銀行は26日、政策金利を14.00%から11.00%に引き下げると発表した。27日から適用する。インフレ率の落ち着きなどが利下げの理由として挙げられている。なお、中銀は今年2月28日、欧米などによる経済制裁の実施を受け、ルーブルの急落を防ぐ目的などで政策金利を9.50%から20.00%に引き上げていた。
<AN>
2022/05/27 10:01
注目トピックス 経済総合
プラチナは下げ止まったか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『プラチナは下げ止まったか』と述べています。続けて、『最近の米経済指標も芳しくない。直近の新規失業保険申請(季節調整済み)は2週ぶりの悪化。4月米中古住宅販売件数は3カ月連続のマイナスで、20年6月以来の低水準。4月米景気先行指標総合指数は前月より低下した。米新築住宅販売件数は4カ月連続のマイナスとなり市場予想も下回った。5月米サービス業PMI速報値も市場予想を下回った』と伝えています。また、『40年ぶりのインフレを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)はタカ派姿勢を鮮明にしているが、急速な利上げからソフトランディング(軟着陸)は考えにくいとの見方から、米国は景気低迷もしくはリセッション(景気後退)に向かうとの予測が強まっている』とし、『そのため、産業用貴金属であるプラチナは上昇しにくい環境にあるようだ』と述べています。さらに、『米国のリセッション懸念に加え、プラチナの主要消費国である中国ではコロナ封じ込めから主要都市でのロックダウン(都市封鎖)が行われ、自動車触媒需要が低下するとの見方からNY市場ではファンドが2週連続の売り越しとなった』と解説しています。一方で、『6月からロックダウン解除との報道も出て3週目には買い越しに転じている。また、米長期金利の低下に加えてユーロ反発によるドル安で、ドル建てプラチナに割安感が生じたことも買い要因となった』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、『NYプラチナは現在、940ドル前後で推移しており、年初来高値の3月上旬と比べて2割程度安い。中国のコロナ問題が収束に向かい始めたことから下げ止まったといえよう。今後は、中国における水素ステーションの設置や燃料電池車(FCV)の普及を材料に水準を切り上げていくだろう』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月25日付「プラチナは下げ止まったか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/05/27 09:23
注目トピックス 経済総合
NYの視点:インバウンド等で日本への資産流入を期待する日本政府
報道によると、岸田首相は26日に開かれた衆院予算委員会に出席し、委員会で為替・資金市場の安定化のため政府に可能な施策の一例としてインバウンド政策を挙げた。質問に立った立憲民主の江田委員は、円安によって国民預貯金の海外流出の可能性について懸念を伝えたが、これに対して岸田首相は「預金などの資金が国内にとどまるよう、魅力的なマーケットであることが必要」と指摘し、「インバウンド等で資産の流入を進める」、「為替・資金移動の安定に資する政策を政府として責任をもって進める」と答えている。ただし、世界経済の急速な減速に対する警戒感が浮上しており、一部の市場参加者は「来週発表されるいくつかの米経済指標が市場予想を下回った場合、米国経済のさらなる減速が警戒され、インバウンド等を通じた資金流入を期待することは難しくなる」との声も聞かれている。なお、来週発表される米国の主要経済指標の市場予想については以下の通り。○5月CB消費者信頼感指数 5月31日(火)午後11時発表予定・予想は、104.0参考となる4月実績は107.3で3月改定値を若干下回った。期待指数は77.2で前月から上昇。5月については、ガソリン価格の高騰などで物価は上昇しており、景況感は多少悪化する可能性がある。高額商品の購入意欲は衰えていないとの見方があるものの、5月は4月実績を下回る見込み。○5月ISM製造業景況指数 6月1日(水)午後11時発表予定・予想は、55.0参考となる4月実績は55.4で2020年7月以来の低い水準。受注残、雇用指数が低下。仕入れ価格の上昇ペースは鈍化しつつある。5月については、サプライチェーンの制約状況は改善しつつあるが、中国における都市封鎖の影響が出ていることから、4月実績を下回る可能性がある。○5月雇用統計 6月3日(金)午後9時30分発表予定・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+35.0万人、失業率は3.5%主要製造業における雇用の伸びは鈍化しつつある。5月中旬の新規失業保険申請件数は若干増加していることから、非農業部門雇用者数は4月実績を多少下回る見込み。ただ、採用難の状況が一部で続いており、労働参加率が伸び悩んだ場合、失業率はさらに低下する可能性がある。
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2022/05/27 07:28
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は買い先行もマイナス圏転落、景気の急速悪化懸念で
26日の上海総合指数は買い先行。前日比0.13%高の3111.48ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時00分現在、0.29%安の3098.45ptで推移している。景気の急速悪化懸念が高まっていることが圧迫材料となっている。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待感がサポート材料となっている。国務院(内閣に相当)は25日、経済成長安定の政策パッケージについて、詳細なガイドラインを5月末までに発表するとした。また、中国人民銀行(中央銀行)も貸し出しの拡大などを市中銀行に要請している。
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2022/05/26 11:08
注目トピックス 経済総合
三井不動産を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(26日10:01時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ楽天グループ<4755>コール347回 7月 950円を順張り、トヨタ自動車<7203>コール375回 6月 2,000円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはトヨタ自動車コール375回 6月 2,000円、AGC<5201>コール142回 7月 4,900円、楽天グループコール347回 7月 950円、エヌビディアコール150回 7月 280米ドルなどが見られる。上昇率上位は三井不動産<8801>コール176回 6月 3,500円(+83.3%)、三井不動産コール175回 6月 3,100円(+68.6%)、太平洋セメント<5233>コール127回 6月 2,350円(+50.0%)、SUBARU<7270>コール148回 6月 2,300円(+50.0%)、三菱電機<6503>プット59回 6月 1,000円(+50.0%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/05/26 10:20
注目トピックス 経済総合
NYの視点:日本の企業景況感や消費者信頼感の動向については予断を許さない状況が続くか
鈴木財務相が5月25日に行った財政演説では、「予備費と補正予算を裏付けとした総合緊急対策は物価高騰の影響を緩和するとともに円滑な価格転嫁や賃上げを促し、コロナ禍からの経済社会活動の回復を確かなものにする」との見解が提示された。新型コロナウイルス感染症による厳しい状況は緩和されつつあると見方が伝えられたが、これは市場参加者の見解と一致している。新型コロナウイルス感染症の流行は終息していないが、欧米主要国は感染拡大を抑制するための各種規制をほぼ撤廃しており、経済活動が大幅な制約を受けていた状況から脱却している。ただし、日本国内では国民生活や経済への感染症による影響は消えていないため、感染流行が終息するまでは個人消費などが力強さを取り戻すことは期待できないとの声が聞かれている。また、ロシアによるウクライナ侵略を主因に原油や穀物などの価格は上昇し、多くの国でエネルギーや食料供給が不安定化しつつあることは新たな懸念材料として強く意識されている。すでに欧州経済はエネルギー供給不安に直面しており、経済見通しの不確実性が高まっている。日本経済についても夏場の電力供給、小麦などの一部食糧品の調達が不安視されており、企業景況感や消費者信頼感の動向については予断を許さない状況が続くとみられる。
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2022/05/26 08:34
注目トピックス 経済総合
メキシコペソ円は、先週に引き続き堅調に推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、メキシコペソ円について、『先週に引き続き堅調に推移しそうだ』と述べています。続けて、『メキシコ銀行(中銀)は12日の金融政策決定会合で、インフレ率が約21年ぶりの高水準にあることから、政策金利を0.5ポイント引き上げて、7.0%とした。4月消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.68%だった』と伝え、『世界的に食料品価格の上昇が続いていることから、インフレはさらに上昇する見込みで、追加利上げが予想されている。原油価格が堅調に推移していることも産油国のメキシコには支援要因だろう』と見解を述べています。次に、『今週は24日に、隔週消費者物価指数(CPI)が発表される。前年比予想7.73%で、前回の7.72%より若干上昇する見込み。25日にはメキシコ第1四半期GDPが発表される。前年比予想1.6%で、前回の1.1%より上昇する見込み。一方、26日の3月小売販売高は前年比予想4.5%で前回6.4%より低下する見込み』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、メキシコペソ円について、『総じて良好な結果が予想されており、追加利上げが連想され、ペソは押し目買いが入りやすくなるだろう』と考察しています。また、今週のレンジについては、『6.35円~6.65円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月24日付「メキシコペソ円今週の予想(5月23日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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2022/05/25 17:22
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、景気対策を改めて好感
25日の上海総合指数は売り先行。前日比0.02%安の3070.17ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時51分現在、0.42%高の3083.94ptで推移している。景気対策の追加発表が改めて好感されているもようだ。李克強・首相がこのほど主催した国務院常務会議で、追加税還付や乗用車購入税の減額、インフラ事業の投資拡大など計33項目に上る追加景気刺激策を決定。一方、景気の先行き不安などが引き続き指数の足かせになっている。また、前日の米ハイテク株安も圧迫材料となっている。
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2022/05/25 10:57
注目トピックス 経済総合
HOYAを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(25日10:02時点のeワラント取引動向)
手仕舞い売りとしてはNTN<6472>コール39回 7月 250円、日産自動車<7201>コール309回 6月 500円などが見られる。上昇率上位はHOYA<7741>コール79回 6月 16,000円(+71.4%)、オリエンタルランド<4661>コール187回 6月 23,000円(+54.6%)、電源開発<9513>コール42回 6月 2,450円(+53.9%)、キャタピラーコール101回 6月 280米ドル(+50.0%)、メタ・プラットフォームズコール159回 6月 210米ドル(+50.0%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/05/25 10:23
注目トピックス 経済総合
コラム【ポートフォリオのススメ】景気鈍化局面の投資戦略(マネックス証券 塚本 憲弘)
景気は水準と方向で4つに分けられ、回復期(低水準ながら改善)、拡大期(高水準・改善)、鈍化期(高水準・鈍化)、低迷期(低水準・鈍化)を繰り返すサイクルとなります。リスク資産の中心である米国は景気先行指数をみると現在鈍化期に位置しています。経験則では金利は上げ止まり、株価は回復・拡大期には劣るもののリターンが見込まれる時期です。定性的に現況を確認すると、コロナ禍から財政サポートもあり財消費が広がりV字回復を果たした景気は、政策正常化に伴い勢いが鈍化、またインフレによる消費者心理悪化や金融引締めの影響が懸念されます。一方でサービス消費へのシフトやサプライチェーン問題の鎮静化とともに設備投資が景気をけん引すると期待され、今後成長を維持できるのか、利上げにより低迷期入りするのかを注視する段階にあります。一方で2000年のITバブル期並みに拡大したグロース株とバリュー株のバリュエーション格差が金融正常化を機に縮小しはじめるなど、株式市場は構造的とも言える物色の変化とともに、SP500指数は高値から20%近く調整しました。 過去更に大きく調整したことはありますが、景気後退時期を除けばブラックマンデー時などに限られており、景気先行き不安が台頭するなかで市場は相応に悪材料を織り込んだとも言えますし、更なる下落は景気後退を想定させます。引き続き景気動向が注目される中で、趨勢として見られる鈍化局面でどの資産クラスが注目されるのか?米景況感の鈍化と業種別米国株の定量的な相関を見ると公益株が最も相性が良いです。一般的に配当利回りも高く、景気に業績が振れにくいディフェンシブ性から定性的にも納得感のある業種ですが、今は持続可能エネルギーというイノベーション的側面も持ち合わせており、景気鈍化に備えつつテーマ性も評価でき、投資信託等を通じて中期的に運用可能な資産クラスとして注目しています。また金利上昇で債券価格は大きく調整しています。利上げが相応に織り込まれ、今後は量的引き締めによる金利上昇圧力を消化していく段階ですが、目下米国社債の最低利回りと株式益利回りの格差はリーマンショック以降最も縮小するなど、債券投資にも相対的な妙味が出ています。 債券投資は景気が鈍化・低迷する際にはリスク資産に対する分散効果が期待されます。短期的に振れの激しい局面だからこそ改めて中期的な運用目的・運用計画を見直し、その金利であればライフプランに沿う、という投資判断も可能となります。リセッションやスタグフレーションという言葉がよく聞かれます。歴史的には断続的な利上げは景気後退につながりますし、サイクルもやがては低迷期に入る局面が訪れます。同時に景気後退期は中期的な視点でリスク資産の買い場となってきました。短期的な相場変動に振られずに趨勢的な景気動向に注目し、また計画的な資産運用でサイクルに備えるのも大事だと考えます。マネックス証券 インベストメント・ストラテジーズ 塚本 憲弘(出所:5/23配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋)
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2022/05/25 09:45
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米リセッション懸念強まる、FRBの大幅利上げ観測が後退
連邦準備制度理事会(FRB)の大規模緩和も功を奏し、パンデミック時に景気を支えた住宅市場や製造業が鈍化の兆しを見せ、米国経済の景気後退入りは避けられないとの懸念が再燃している。米商務省が発表した4月新築住宅販売件数は前月比−16.6%の59.1万戸と、予想外に3月70.9万戸から減少し、パンデミック対処で経済封鎖が開始された直後の20年4月来で最低となった。前年比では‐27%。住宅市場が急激に悪化する兆候が示された。新築販売が住宅市場に占める割合は10%に過ぎない。しかし、契約時点での統計となるため、住宅市場全体の先行指標として注目される。住宅ローン金利の急伸、建設コストの上昇やサプライチェーンの混乱が影響し価格が上昇。住宅市場に大きく影響している証拠となった。30年物の住宅ローン固定金利は5.25%と、2021年末の3%前後から大幅に上昇。中間住宅価格は前年比19.6%増の450600ドル(約5600万円)と過去最高を記録した。製造業にも、ウクライナ戦争の長期化、中国のコロナによる都市封鎖を受けたサプライチェーン混乱の長期化の影響が具体的に現れ始めた。NY連銀製造業指数に続いて最新5月のリッチモンド連銀製造業指数は予想外のマイナスに落ち込み、パンデミック来で最低。米5月製造業PMI速報値は57.5と、4月59.2から予想以上に悪化し2月来で最低となった。5月サービス業PMI速報値は53.5と、4月55.6から予想以上に悪化し1月来で最低。5月総合PMI速報値は53.8と、1月来で最低となった。低調な結果を受けて連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げに踏み切る必要が低下したとの見方も強まり、ドルの上昇も一段落している。ウクライナ戦争も3カ月目入り、さらに、中国も依然都市封鎖を継続しており、不透明感も高く、FRBの引き締めの行方は、今後の経済指標の結果次第となる。
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2022/05/25 07:34
注目トピックス 経済総合
メタ・プラットフォームズを対象とするプット型eワラントが前日比2倍超えの大幅上昇(24日10:03時点のeワラント取引動
手仕舞い売りとしてはSOMPO ホールディングス<8630>コール53回 7月 5,100円などが見られる。上昇率上位はメタ・プラットフォームズプット137回 6月 180米ドル(前日比2.6倍)、メタ・プラットフォームズプット139回 7月 160米ドル(前日比2倍)、DMG森精機<6141>コール36回 6月 2,050円(+67.9%)、メタ・プラットフォームズプット138回 6月 210米ドル(+53.7%)、メタ・プラットフォームズプット140回 7月 190米ドル(+52.6%)などとなっている。(カイカ証券)
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2022/05/24 10:30
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米消費者には余力
ガソリン代の高騰や高インフレなどが消費者を圧迫、消費の鈍化が成長を抑制することも警戒され始めた。貯金の切り崩しなども警戒される。バンク・オブ・アメリカのモニハン最高経営責任(CEO)はスイスのダボスで開催されている年次経済フォーラムで、パンデミックによる財政支援が終了しても、同銀のバランスシートが依然伸び続けていることを明らかにした。米国政府は2020年から2021年にかけて、新型コロナパンデミックによる経済封鎖の影響で損傷した経済や労働市場を支援するために財政支援を供給。ほとんどのプログラムは経済活動の再開に伴いすでに終了している。同銀によると、同銀の顧客口座の残高はコロナ下で強く伸びたが、現在のところ貯蓄を崩している様子は見られないとした。確かに、4月の消費は3月に比べ13%増となったものの、顧客の残高が減少している兆候はないとしている。さらに、4月の残高の伸びは3月を上回っていると言及。3月の残高の伸びは昨年半ば以降で最大だという。消費者には、もしもの時の余力はまだ残っている。米国経済は強い消費により、景気後退入りをかろうじて回避できる可能性は残る。今後は、労働市場の動向次第となると考えられる。米企業はパンデミックの影響で過剰人員やコストに悩まされており、今後、労働市場が急激に悪化する可能性も否めない。失業者が急速に増加した場合は、経済状況も速やかに悪化することになりリセッションリスクとなる。
<FA>
2022/05/24 07:26