注目トピックス 経済総合ニュース一覧
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合は買い先行もマイナス圏転落、外部環境の悪化で
7月1日の上海総合指数は買い先行。前日比0.05%高の3400.26ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時57分現在、0.57%安の3379.30ptで推移している。前日の欧米市場の下落など外部環境の悪化が嫌気され、中国株にも売り圧力が高まった。また、ウクライナ問題をめぐる欧米などとロシアの対立が激化するとの観測も警戒材料。一方、経済指標の改善などが指数を下支えしている。
<AN>
2022/07/01 11:03
注目トピックス 経済総合
セイコーエプソンを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(1日10:52時点のeワラント取引動向)
新規買いは、原資産の株価下落が目立つ三井物産<8031>プット189回 7月 2,300円を順張り、東京エレクトロン<8035>プット288回 8月 41,000円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては日本電産<6594>コール219回 7月 8,800円、HOYA<7741>コール84回 8月 13,000円、オリエンタルランド<4661>コール190回 7月 22,500円、JT<2914>プット200回 7月 2,200円などが見られる。上昇率上位はセイコーエプソン<6724>コール114回 7月 2,350円(+71.4%)、セイコーエプソンコール113回 7月 2,100円(+55.1%)、三菱重工業<7011>コール189回 7月 5,650円(+45.5%)、三菱商事<8058>プット205回 7月 3,150円(+42.9%)、ビットコイン2022年8月 プラス5倍トラッカー2回 8月 26,000米ドル(+41.8%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/07/01 10:58
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米インフレピークアウト、景気後退織り込み9月の利上げ休止観測強まる
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として特に注視している変動の激しい燃料や食品などを除いたコアPCE価格指数は前年比+4.7%となった。伸びは3カ月連続の鈍化で、予想も下回り昨年11月来で最小にとどまった。インフレがピークに達した可能性が示唆された。5月個人所得は前月比+0.5%と、予想に一致。個人消費支出(PCE)は前月比+0.2%。伸びは4月+0.6%から予想以上に鈍化し、年初来で最小にとどまった。インフレを調整した実質個人支出は前月比-0.4%と昨年12月来で初めてのマイナスに落ち込んだ。1月から3月分も下方修正された。ガソリンや食料品価格の上昇で、支出が抑えられた証拠。下半期の消費の勢いが弱まり、成長の重しとなる可能性が示唆された。消費者信頼感指数も過去最低付近、高インフレでサービスの支出の伸びが弱まる可能性が強まった。さらに、労働市場のひっ迫も一段落した可能性がある。一時は20万件を割り込んでいた週次新規失業保険申請件数も7週連続で20万件台で推移。製造業指標も軒並みパンデミックによる経済封鎖直後の2020年以降2年ぶりの低水準に落ち込んでいる。最新6月のNY、フィラデルフィア、ダラス連銀製造業指数はマイナス、6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)も56.0と、2020年8月以降で最低となった。米商務省と類似したモデルを使用しているため注目されるアトランタ連銀の4-6月期国内総生産(GDP)予想は-1.0%となった。1-3月期の-1.6%に続き、2四半期連続のマイナス成長でテクニカルリセッション入りが予想されている。6月の原油価格は月ベースで昨年11月以降初めて下落。このため、今後のヘッドラインインフレ率が低下していく可能性がある。これに伴い期待インフレも低下すると見られ、大幅な利上げの必要性も薄れる。7月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ確率も低下傾向にあるほか、9月FOMCでは利上げ一時休止観測も強まりつつありドル買いの勢いを弱める。
<FA>
2022/07/01 07:31
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、景気の持ち直し期待などで
30日の上海総合指数は売り先行。前日比0.08%安の3358.93ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時55分現在、0.67%高の3382.94ptで推移している。景気の持ち直し期待の高まりが指数をサポート。また、堅調な経済指標も好感されているもようだ。6月の製造業購買担当者景気指数(PMI、政府版)は50.2となり、予想の50.5を下回ったものの、前月の49.6と好不況の節目となる50を上回った。
<AN>
2022/06/30 11:03
注目トピックス 経済総合
ENEOSホールディングスを対象とするプット型が上昇率上位にランクイン(30日10:00時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価下落が目立つInpex<1605>プット204回 7月 1,150円を順張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はENEOSホールディングス<5020>プット108回 7月 375円(+50.0%)、Inpexプット204回 7月 1,150円(+42.1%)、Inpexプット205回 7月 1,400円(+40.9%)、ニアピン米ドルr2 1345回 7月 129円(+38.1%)、ローム<6963>プット59回 7月 9,000円(+35.9%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/30 10:21
注目トピックス 経済総合
NYの視点:FRBはインフレ対処を最優先もソフトランディング保証できず
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、欧州中央銀行(ECB)がポルトガル、シントラで開催した年次フォーラムで、「FRBはインフレを2%に引き下げる」と、インフレ鈍化させることを再公約した。さらに、FRBの利上げが行き過ぎるリスクもあるが、最大リスクではないとし、最大のリスクが「物価安定を元に戻すことに失敗すること」と景気よりもインフレ高進抑制に努めることを最優先とする姿勢を再表明した。利上げが成長を減速させると見込みつつ、プラス圏であることを期待するとした。「軟着陸は可能だが、かなり困難になる」と、引き締めによる軟着陸を保証できないことを認めた。現状ではパウエル議長はパンデミックにより、家計の貯蓄率が高水準で、今後も消費が成長を助けると見ており、米国経済が強く、引き締めに耐えうると見ている。ドル高に対しては、ドル相場はFRBの責任を負うものではなく、政府の責務と指摘。ただ、1−3月期国内総生産(GDP)や個人消費確定値はそれぞれ予想外に下方修正された。この時点ですでに消費が落ち込み、成長を抑制している。4−6月期には1994年ぶりとなる利上げの影響を受ける。6月のミシガン大消費者信頼感指数は過去最低。コンファレンスボードの消費者信頼感指数も1年ぶりの低水準に落ち込んでいる。パウエル議長はパンデミックにより消費ができず、さらに政府の支援策などの影響で、家計の貯蓄率が高いことを挙げている。しかし、ガソリンや食料品価格の上昇を消費者は、貯蓄を崩し補っている。議長が期待しているほど経済が強くない可能性はリスクになる。
<FA>
2022/06/30 07:29
注目トピックス 経済総合
NY外為:ドル・円137円達成、24年ぶり円安・ドル高更新、日米金利差拡大観測
NY外為市場でドル・円はパウエルFRB議長の発言を受けて137円00銭まで上昇し1998年以降24年ぶり円安・ドル高を更新した。パウエルFRB議長が欧州中央銀行(ECB)フォーラムでの欧米英中銀総裁の討論会で景気よりも、インフレ抑制を最優先とする方針を再確認したため、米国の金利先高観を受けたドル買いに拍車をかけた。ユーロ・円は143円85銭まで上昇し日中高値を更新。
<KY>
2022/06/30 00:10
注目トピックス 経済総合
トルコリラ円今週の予想(6月28日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『横這いで推移しよう』と述べています。続けて、『トルコ中央銀行は23日の金融政策決定会合で、政策金利を14.00%に据え置くことを決めた。市場予想通り。据え置きは6会合連続。トルコ中銀は2021年後半、高金利を嫌うエルドアン大統領の意向に沿い、計5%の利下げを実施。インフレは上昇が続き、5月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で73.50%と、1998年以来の高水準となった。5月の卸売物価指数(PPI)は132.16%で、インフレはさらに悪化する可能性がある。世界的にインフレが進み、各国の中銀が利上げに踏み切る中、トルコ中銀は利上げを見送っている』と、解説しています。また、『名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は、およそ−56.0%に落ち込んでいる。エルドアン大統領は6日、激しいインフレ高進に見舞われる中でも利下げを継続する方針を明確に示した。同大統領はアンカラでの閣議後、「現政府が利上げすることはない。引き続き利下げしていく」と言明した』と、伝えています。一方で、『先週末はトルコ当局による資本規制が出たことで、リラにはショートカバーが入り、反発した。これは、トルコの銀行規制当局が1500万リラを超える外貨現金を保有し、その額が総資産または年間売上高の10%を超える場合、リラ融資を制限するとしたもの。これがサプライズとなり、一時8.19円まで急伸した』と言及し、『今後もリラ安を食い止めるため、このような利上げ以外のサプライズ的な方策がとられるだろう』と考察しています。こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『7.40円~8.40円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月28日付「トルコリラ円今週の予想(6月27日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
<FA>
2022/06/29 17:38
注目トピックス 経済総合
JTを対象とするコール型eワラントが前日比3倍の大幅上昇(29日10:00時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ三菱重工業<7011>コール188回 7月 5,000円を順張り、三菱重工業コール188回 7月 5,000円を順張りで買う動きや、原資産の株価下落が目立つAGC<5201>コール142回 7月 4,900円を逆張り、HOYA<7741>コール84回 8月 13,000円を逆張り、DMG森精機<6141>コール40回 8月 1,800円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はJT<2914>コール223回 7月 2,900円(前日比3倍)、JTコール222回 7月 2,550円(前日比2.2倍)、JTコール226回 8月 3,000円(+87.5%)、電源開発<9513>コール45回 7月 2,300円(+79.4%)、JTコール225回 8月 2,650円(+74.2%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/29 15:39
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.28%安でスタート、利益確定売りがやや優勢
29日の上海総合指数は売り先行。前日比0.28%安の3399.67ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時52分現在、0.04%安の3407.98ptで推移している。上海総合指数がきのう28日、約3カ月ぶりの高値を更新しており、利益確定売り圧力がやや優勢。また、米景気の先行き不安も指数の足かせとなっている。一方、景気の回復期待や景気対策への期待などが指数をサポートしている。
<AN>
2022/06/29 10:59
注目トピックス 経済総合
ウォール街を知るハッチの独り言 (マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント 岡元 兵八郎)
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月27日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・外国株コンサルタント、『ハッチ』こと岡元兵八郎氏のコラム「ウォール街を知るハッチの独り言」の内容をご紹介いたします。英語が全くできなかった私を救ったのはSONYという話中学生の頃の私にとって、実は英語はとても苦手な科目でした。今でこそ仕事で海外の企業やファンドマネージャーと英語でやり取りができるくらいになりましたが、中学1年の頃の私の英語力はクラスでビリから2番目だったのです。 私の中学校はキリスト教の学校で、英語の先生はイタリア人の神父さんでした。私はその先生の英語の説明が理解できず、できないと叱られ叱られれば英語がもっと嫌になるという悪循環で悩んでいた学生でした。その当時ソニーがスカイセンサーという海外のラジオ放送が聴ける短波ラジオを発売し、時の若者の間で海外からのラジオ放送を受信するのが大流行りしました。海外のラジオ放送を受信し、受信報告書を書いてラジオ局に郵送するとベリカードと呼ばれる放送局オリジナルの絵葉書が送られてくるのです。これは当時BCL(Broadcasting Listener)と呼ばれ当時の一部の若者の間で一世を風靡しました。勿論まだインターネットも無く、東京と違い民間テレビ放送も2局しかない宮崎に生まれ育った私にとって、このソニーのスカイセンサーは、海外につながるドアだったのです。当時海外のラジオ局で日本語放送を行なっていた国は20カ国近くあったと思います。 人気のあったラジオ局の一つは、オーストラリアのラジオ・オーストラリアという放送局で、日本人が現地からオーストラリアのニュースや音楽を流していたのです。その時に初めて、南半球のオーストラリアは季節が反対で、クリスマスなのに向こうではビキニを着ているサンタがいるということを知りました。最初は海外の日本語放送を聴くだけで満足していたのですが、短波放送のダイヤルを動かすと、英語のみならず中国語や韓国語、ロシア語など多様な外国語放送がどんどん聞こえてくるのです。そうしているうちにだんだんと外国語で何を言っているか知りたいという気持ちが強くなってきました。当然、中国語や韓国語はさっぱり解らない訳で、最も理解できる可能性が高かったのは、苦手ながらも悪戦苦闘中の学校で学んでいた英語でした。そこで私は何をしたかというと、当時スイスからの英語放送のニュースをテープレコーダーに録音。それを何度もプレイバックし、雑音と共に聞こえてくる音声を英和辞典で引きながら単語を探しあて、ノートに書き出したのです。たった5分くらいのニュースでも1時間以上かかりました。当然聞き取れない単語もいっぱいあります。 そして私は翌日学校へ行くと職員室に英語の先生を訪ね、日本人の英語の先生にその英語をチェックしてもらいに行ったのです。英語の先生も、文法やリーディングはできるものの、ヒアリング力が高い訳でもなく、二人で頭を抱えながら私が聞き取った英語の確認をしていたのです。このような地道な努力を重ねていくうちに、少しずつクラスでの私の英語の成績も良くなっていきました。この様な努力をきっかけに、最終的に私は交換留学の制度に受かり、カナダの高校で勉強することになったのです。今ではインターネットでラジオ放送を行なっているので、短波放送を行う放送局も減ってきています。今の若者を羨ましく思います。そんな努力をしなくとも、ネットフリックス等のストリーミング動画では、日本語や英語のサブタイトルもついていて、やる気さえあれば英語の勉強は昔と比べて楽なはずです。今の若者を羨ましく思います。この様なきっかけを作ってくれたソニーは私の大恩人、英語ができるようになった結果、私が世界の株式市場に繋がっているのはソニーのお陰だと思っています。ふとSONYというロゴを見かけると時折、当時の若かりし日々がよみがえってきます。ソニーへ敬意を込めて。マネックス証券 チーフ・外国株コンサルタント 岡元 兵八郎(出所:6/27配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋)
<FA>
2022/06/29 09:29
注目トピックス 経済総合
NYの視点:米消費者信頼感が悪化、高インフレや金利高で下半期の景気減速やリセッションを警戒
インフレ高進に加え、これに対処する連邦準備制度理事会(FRB)の急速で大幅な利上げが消費者の不安をあおっている。消費者信頼感が急速に悪化しており、消費の減速が経済の成長を抑制すると懸念される。最新6月のミシガン大消費者信頼感指数確定値は50.2と過去最低を記録したことに続き、米コンファレンスボードが発表した6月消費者信頼感指数は98.7と、5月103.2から予想以上に低下し、昨年2月来で最低となった。特に期待指数が66.4と2013年3月以来で最低に落ち込んだことが影響した。消費者は高インフレや利上げで下半期の景気が減速し、景気後退リスクが上昇することを警戒している、とコンファレンスボードの幹部が指摘している。回答者の3割近くがビジネスの状況は下半期に悪化すると見ており、金融危機時の2009年3月来で最高の割合となる。また、2020年8月で最高となる回答者が賃金が減少すると見ていることも明らかになっており、消費者の悲観的見通しが明らかになりつつある。必然的に下半期の消費、小売りにも影響を与えることになる。■6月消費動向ミシガン大消費者信頼感指数確定値:50.2(過去最低)ミシガン大現在景況感:53.8(過去最低)ミシガン大消費者先行景況感:47.5(過去最低)コンファレンスボード消費者信頼感指数:98.7(昨年2月来で最低)コンファレンスボード景況:147.1(2月来で最低)コンファレンスボード期待:66.4(2013年3月以来で最低)ビジネス良好19.6(19.8)悪化23(21.7)普通57.4(58.5)6カ月後改善14.7(16.4)悪化29.5(26.4)不変55.8(57.2)雇用十分51.3(51.9)不十分37.1(35.7)困難11.6(12.4)6カ月後増加16.3(17.5)減少22.0(19.5)不変61.7(63.0)所得6カ月後増加15.9(17.9)減少15.2(14.5)不変68.9(67.6)一方で、FRBが政策決定するうえでパウエル議長やブレイナード副議長と同じく影響力のある米NY連銀のウィリアムズ総裁は28日のCNBCとのインタビューで経済が強く、景気後退は基本シナリオではないと言及。FRBは今年かなりの利上げが必要で、、明らかに金利を年末までに3%‐3.5%へ引き上げる必要がある、としたほか7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%または0.75%の利上げを協議すると、FRBのフォワードガイダンスを繰り返した。
<FA>
2022/06/29 07:32
注目トピックス 経済総合
電源開発を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(28日10:01時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ三菱重工業<7011>コール188回 7月 5,000円を順張りで買う動きが見られる。上昇率上位は電源開発<9513>コール45回 7月 2,300円(+80.7%)、三菱地所<8802>コール244回 7月 2,450円(+62.5%)、三井物産<8031>コール219回 7月 3,800円(+60.0%)、日立建機<6305>コール111回 7月 3,700円(+55.6%)、コマツ<6301>コール245回 7月 3,450円(+54.2%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/28 15:41
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.04%安でスタート、米金利高などが足かせ
28日の上海総合指数は売り先行。前日比0.04%安の3377.67ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時02分現在、0.39%安の3366.18ptで推移している。米金利高が足かせとなっている。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。一方、景気対策への期待感が引き続き支援材料となっている。中国人民銀行(中央銀行)のウェブサイトには、「景気回復を支援するため、緩和的な金融政策を継続する」と易綱・総裁の談話が掲載された。
<AN>
2022/06/28 11:08
注目トピックス 経済総合
NYの視点:経済指標は強弱まちまち、市場は来年の利下げ織り込み始める
米商務省が発表した5月耐久財受注速報値は前月比+0.7%となった。伸びは4月+0.4%から減速予想に反し、拡大した。変動の激しい輸送用機器を除いた耐久財受注速報値は前月比+0.7%。伸びは4月+0.2%から予想以上に拡大し3月来で最大。企業の設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注速報は前月比+0.5%。伸びはやはり減速予想に反し拡大した。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア資本財の出荷速報値は前月比+0.8%。伸びは予想外に4月と同水準を維持しており、4-6月期GDPは今のところ、1-3月期のマイナス成長から小幅プラス成長に回復する可能性を示唆している。アトランタ連銀の同期GDP予想は+0.25%とかろうじて成長を維持する見込み。景気後退が回避できるとの期待も強まった。全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月中古住宅販売成約指数も前月比+0.7%となった。予想外に昨年10月来のプラスに改善。一時30年物の固定住宅ローン金利が一時5%台に低下したことが要因と見られている。ただ、前年比では-12%。6カ月連続のマイナス。一方で、製造業は依然冴えない。6月ダラス連銀製造業活動指数は-17.7と、5月-7.3に続き2カ月連続のマイナスとなった。また、改善予想に反して悪化。パンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低となった。明日はコンファレンスボードの6月消費者信頼感指数で米国経済の7割を占める消費の動向に注目となる。市場は7月FOMC連邦公開市場委員会で0.75%の利上げを織り込んでいる。ただ、今後のインフレや経済指標次第では0.5%の利上げの可能性も除外できない。市場はすでに来年の利下げを織り込み始めており、ドルを買いづらい環境になりつつある。
<FA>
2022/06/28 07:31
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.43%高でスタート、経済活動の正常化期待などで
27日の上海総合指数は買い先行。前日比0.43%高の3364.00ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時11分現在、0.61%高の3370.11ptで推移している。経済活動の正常化期待に加え、政府が景気対策を強化していることが好感されている。また、米国の金融引き締め加速の懸念が後退していることなども投資家の不安心理を緩和させている。
<AN>
2022/06/27 11:15
注目トピックス 経済総合
三菱地所を対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(27日10:00時点のeワラント取引動向)
手仕舞い売りとしては日経平均 プラス5倍トラッカー88回 9月 24,500円、IHI<7013>コール62回 7月 3,100円、ソフトバンクグループ<9984>コール612回 7月 5,600円、東京エレクトロン<8035>コール338回 7月 56,000円などが見られる。上昇率上位は三菱地所<8802>プット212回 7月 1,850円(+29.7%)、住友不動産<8830>プット166回 7月 3,500円(+24.1%)、三井不動産<8801>プット146回 7月 2,700円(+21.3%)、KDDI<9433>プット233回 7月 4,200円(+19.1%)、三菱地所プット215回 8月 1,850円(+18.1%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/27 10:19
注目トピックス 経済総合
NYの視点:【今週の注目イベント】ECBフォーラム、G7首脳会談、米Q1GDP確定値・5月PCEコアデフレーターなど
今週は主要7カ国(G7)首脳会談やNATO会合が開催される。原油高を抑制する計画や中国への対処などが話し合われる模様。欧州連合(EU)首脳会談ではウクライナ戦争への対応を協議すると報じられている。また、欧州中央銀行(ECB)は年次の中銀フォーラムを開催する。ラガルド総裁、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長、英中銀のベイリー総裁が参加予定で高インフレが議題となるが、インフレ、経済の見通し、金融政策の行方を巡る発言などに注目される。米国では景気後退懸念が強まるなか、6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は50と、予想外に速報値50.2から下方修正され、1978年統計開始以来で最低を記録した。同指数の1年期待インフレ率確報値は5.3%と、予想外に速報値5.4%から下方修正された。5-10年期待インフレ率確報値は3.1%と、2008年以降14年ぶり高水準となった速報値3.3%から下方修正された。長期期待インフレ速報値が予想外に上昇し、14年ぶり高水準となったためFRBは6月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを決定。確定値の下方修正を受けて、インフレがピークに達したとの見方が強まり、7月FOMCでの0.75%の利上げ観測が後退しつつある。今週はFRBがやはりインフレ指標として重視しているPCEコアデフレーターが発表予定で注目となる。3カ月連続で伸びの鈍化が予想されており、インフレがピークに達したことが再確認されると、7月の利上げ幅が0.5%にとどまるとの見方が強まり、ドル買いの勢いも減速することになる。また、消費や製造業動向を見極めるため6月コンファレンスボード消費者信頼感指数や全米の製造業活動を示すISM製造業景況指数の6月分に注目が集まる。■今週の主な注目イベント●米国27日:5月耐久財受注速報、5月中古住宅販売仮契約、6月ダラス連銀製造業活動28日:5月卸売在庫速報、5月前渡商品貿易収支、4月FHFA住宅価格指数、4月S&P20都市住宅価格指数、6月コンファレンスボード消費者信頼感指数、6月リッチモンド連銀製造業指数、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁がインタビュー29日:1−3月期GDP確定値、パウエル議長、欧州中央銀行(ECB)フォーラムに参加予定、メスター・クリーブランド連銀総裁がECBフォーラムで講演、ブラード・セントルイス連銀総裁があいさつ30日:5月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、MBA住宅ローン申請指数(6/24)、新規失業保険申請件数、6月シカゴPMI7月1日:6月製造業PMI、5月建設支出、6月ISM製造業景況指数●欧州27-29日:ECBフォーラム29日:ラガルド総裁がフォーラム参加、独CPI、ユーロ圏、経済信頼感指数、消費者信頼感指数7月1日:ユーロ圏・伊CPI、ユーロけん、仏、独、製造業PMI●英国30日:英GDP7月1日:英国製造業PMI●中国30日:中国PMI7月1日:財新製造業PMI
<FA>
2022/06/27 07:31
注目トピックス 経済総合
国内外の注目経済指標:6月米消費者信頼感指数は低下の公算
6月27日−7月1日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■27日(月)午後9時30分発表予定○(米)5月耐久財受注-予想は前月比+0.1%参考となる4月実績は前月比+0.5%。輸送用機器の受注が増加した。ただ、コア資本財の受注はやや低い伸びにとどまっており、5月については全体的な受注水準は4月実績を下回る可能性がある。■28日(火)午後11時発表予定○(米)6月CB消費者信頼感指数-予想は100.0参考となる5月実績は106.4で4月実績の108.6から低下した。インフレの高止まりや大幅な利上げが消費者心理を圧迫しつつあるとみられる。6月についてはインフレの状況が改善していないことや金利高が懸念されていることから、5月実績を下回る可能性が高い。■30日(木)午後9時30分発表予定○(米)5月PCEコア価格指数-予想は前年比+4.8%参考となる4月実績は前年比+4.9%で上昇率は鈍化した。個人消費支出はまずまず堅調だが、インフレ加速の可能性は低下しつつある。5月については大幅な低下は期待できないものの、上昇率は4%台後半にとどまる可能性がある。■7月1日(金)午前8時50分発表予定○(日)日銀短観4-6月期調査-予想は大企業製造業DIは+13参考となる1-3月期実績は+14。4-6月期については、資源価格高の長期化と円の急落が企業収益を圧迫していること、グローバルサプライチェーンの混乱による供給制約の深刻化なども懸念されており、企業景況感の悪化につながっている可能性は高いとみられる。○その他の主な経済指標の発表予定・28日(火):(米)4月ケース・シラー20都市住宅価格指数・29日(水):(独)6月消費者物価指数、(米)1-3月期国内総生産確定値I・30日(木):(日)5月鉱工業生産、(中)6月製造業PMI、(英)1-3月期国内総生産改定値、(欧)5月ユーロ圏失業率・7月1日:(中)6月財新製造業PMI、(欧)6月ユーロ圏消費者物価指数、(米)6月ISM製造業景況指数
<FA>
2022/06/25 14:43
注目トピックス 経済総合
NY金、1900ドル超えは難しい サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週の金について『NY金、1900ドル超えは難しい』と述べています。続けて、『15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)は0.75ポイントの利上げを決定した。政策金利は年1.75%となる。引き上げは3会合連続で、0.75ポイントの上げ幅は1994年11月以来27年半ぶり。歴史的な高インフレを抑制するため、異例の大幅利上げとなった。声明では、年末までに政策金利を3.25~3.50%へ引き上げると想定した』と解説しています。パウエル議長については記者会見で、『7月27日の次回会合では、「0.5か0.75ポイントの利上げの可能性が高い」と明言した。ただ、0.75ポイントが「一般的な」利上げ幅になるとは予想していないと述べた。今回のFOMCでは、5月消費者物価指数(CPI)の上昇を受けて一部では1.0ポイントもしくはそれ以上の幅での利上げも想定されていただけに、0.75ポイントの決定は、安心感をもたらしたようだ。また、年末時点の政策金利見通しも市場の想定より低水準にとどまった。このため、NY金も1830ドル台に反発した』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、NY金について『FRBは利上げ幅拡大によって高インフレの抑制を図るが、その影響で今後は景気が減速するとの懸念も高まっていることが金の支援要因となったようだ。5月米小売売上高(季節調整済み)は前月比で0.3%減少し、個人消費に陰りが出ている。6月ニューヨーク連銀製造業景況指数は市場予想に反し、2カ月連続のマイナスとなった。7月の利上げ幅は0.5ポイントになるか0.75ポイントになるかは今後のデータ次第。0.5ポイントの利上げであれば金にとってはさほどの向かい風にはなるまい』とし、一方で、『0.75ポイントとなれば利子を産まない金にはマイナスだが、大幅利上げを嫌気して米株価が下落に転じれば、金にはサポート要因になろう。とはいえ、米長期金利が3.0%を超えている現状では、NY金が1900ドルを越えて力強く上昇していくのはやや困難だろう』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月23日付「NY金、1900ドル超えは難しい」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
<FA>
2022/06/24 17:41
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.14%高でスタート、習主席「経済目標を達成する」と強調
24日の上海総合指数は買い先行。前日比0.14%高の3324.74ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時2分現在、0.49%高の3336.32ptで推移している。景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料。習近平・国家主席は22日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明した。また、米金利低下なども外資の流出懸念を後退させている。
<AN>
2022/06/24 11:09
注目トピックス 経済総合
日本電産を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(24日10:00時点のeワラント取引動向)
上昇率上位は日本電産<6594>コール220回 7月 10,100円(+55.6%)、ダイキン工業<6367>コール188回 7月 26,500円(+53.9%)、IHI<7013>プット61回 7月 3,100円(+53.1%)、ダイキン工業コール187回 7月 23,500円(+50.0%)、味の素<2802>コール49回 7月 3,950円(+50.0%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/24 10:26
注目トピックス 経済総合
NYの視点:ミシガン大消費者信頼感の長期期待インフレ次第で7月FOMCで0.75%の利上げ判断も
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が半期に一度の議会証言でインフレを目標である2%に戻すことを強く公約し、需要を抑制していく方針を表明した。利上げ軌道が適切であり、市場も適切にFRBの利上げ軌道を織り込んだと言及。同時に、FRBの金融引き締めにより経済が景気後退に陥る可能性も意図しないが、もちろんあると答えた。ただ、現状で、景気後退の確率が特に上昇しているとは思わないとした。また、軟着陸を目標としているが、「非常に困難」と警告している。FRBは景気よりも、インフレ抑制を最優先と考えていることが再表明された。FRBの7月連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げペースを探る手掛かりとして、特に期待インフレ指標として注目している24日に発表のミシガン大5-10年期待インフレ率に注目が集まる。6月分は予想外に5月の3.0%から3.3%へ上昇2008年5月来の高水準となったため、FRBは6月FOMCで0.75%の利上げを決定した。市場エコノミストは6月と同じく3.3%を予想した。長期期待インフレが高止まりした場合、FRBが7月FOMCで6月に続き0.75%の利上げを実施する可能性がある。ボウマン理事は7月FOMCでの0.75%の利上げを支持し、その後数会合で0.5%の利上げが適切としている。議長はFRBが引き締めを続けても、雇用の強さは保てる可能性があるとしている。最新の米先週分新規失業保険申請件数は6週連続で20万件台。低水準で安定しているが大幅な減少は一段落しつつある。景気後退入りする兆候として、失業保険申請件数の増加が顕著になるため、動向には注意が必要となる。
<FA>
2022/06/24 07:28
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.06%高でスタート、景気対策の加速を好感
23日の上海総合指数は買い先行。前日比0.06%高の3269.05ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時51分現在、0.09%高の3309.60ptで推移している。政府が景気対策を加速させていることが好感されている。政府はさらなる成長支援策を検討していると報じられている。一方、米国がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念など外部環境の悪化が指数の足かせになっている。
<AN>
2022/06/23 10:59
注目トピックス 経済総合
東急を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(23日10:02時点のeワラント取引動向)
手仕舞い売りとしてはトヨタ自動車<7203>プット314回 8月 1,450円、アサヒグループホールディングス<2502>プット136回 8月 3,000円、ファナック<6954>プット236回 7月 18,000円、太平洋セメント<5233>プット120回 7月 1,500円などが見られる。上昇率上位は東急<9005>コール44回 7月 1,900円(+31.3%)、東急コール45回 7月 2,150円(+25.0%)、東急コール43回 7月 1,650円(+23.8%)、東急コール48回 8月 2,100円(+19.2%)、東急コール47回 8月 1,850円(+18.3%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/23 10:25
注目トピックス 経済総合
NYの視点:世界経済の軟着陸、リセッションへの懸念強まる、FRBの大幅利上げ観測も緩和
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は上院銀行委員会証言での質疑応答において大幅な金融引き締めが原因で経済が景気後退に陥る可能性を意図しないが、もちろん、あり得ると答えた。また、軟着陸を目指すが、非常に困難となると、認めた。ただ、現状で、リセッションの確率が上昇しているとは思わないと言及。経済は、かなり強く、FRBの引き締めに耐えうるとの見通しを再確認した。シティグループのグローバルチーフエコノミストは顧客向け報告の中で、世界の経済が景気後退入りする確率を50%に引き上げた。世界経済が引き続き厳しい供給ショックに見舞われており、インフレを押し上げ、成長を押し下げていると指摘。加えて、各国中銀がインフレ抑制のため力強い利上げをしていること、世界の消費者の需要が弱まっていることを理由に挙げた。主要中銀は見通しで、軟着陸を依然想定している。しかし、軟着陸には供給ショックが改善し、需要も引き続き弾力性が必要となると警告した。従来、FRBは7月連邦公開市場委員会(FOMC)でも6月に続き0.75%の利上げが予想されていた。しかし、6月のFOMCで議長は会見で、7月での利上げ幅は0.5%または0.75%になると言及。景気の減速が表面化する中、シカゴ連銀のエバンス総裁やタカ派として知られる米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁22日、もし、需要が弱まれば、7月の50BPが適切となる可能性を指摘している。FRBの利上げも想定されているほど、速やかにならない可能性もでてきた。
<FA>
2022/06/23 07:30
注目トピックス 経済総合
南アフリカランド円は値固め局面になりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『南アフリカランド円は値固め局面になりそうだ』と述べています。続けて、『南アランド円は9日に2018年5月28日以来、約4年ぶりの高値8.81円を付けたが、その後は、米連邦準備制度理事会(FRB)が予想以上の利上げを決定するとの見方から、ドル買い・ランド売りが強まり、16日にはスイス中銀の予想外の利上げもあって、約3週間ぶりの安値となる8.19円まで急落した。南ア5月SACCI景況感指数が2020年9月以来の低い水準となったことや、慢性的な電力不足と高止まりする失業率も景気を下押すとしてランド売り要因になったようだ』と解説し、『ただ、週明け20日は8.4円近くまで反発しており、売りも一巡したといえよう』と述べています。陳さんは、南アフリカランド円について、『今週は22日に南ア5月消費者物価指数(CPI)が注目されており、インフレ加速が示された場合、南ア中銀の追加利上げ期待が高まり、南アランドを押し上げる展開になりそうだ』と考察しています。今週のレンジについては、『8.20円~8.60円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月21日付「南アフリカランド円今週の予想(6月20日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
<FA>
2022/06/22 17:34
注目トピックス 経済総合
中国、ロシア、北朝鮮… 核保有3国に囲まれる日本は、世界中に「仲間」を作っておく必要があった!
2022年2月24日、突如ロシアがウクライナへ軍を侵攻させた。2014年3月にロシアがクリミア半島を併合した翌年には、ロシア・ウクライナ間の停戦と和平を定めたミンスク合意がドイツ、フランスの仲介によって取り交わされた。しかし、この協定は必ずしも有効に機能していない。とくにウクライナ東部では、ウクライナ軍による親露派(ウクライナ国籍であるがロシア語だけを話し、一般的にロシアにも親しみを持っている人達)勢力の居住地域が度々攻撃された。なかにはジェノサイド(大量虐殺)のようなことも発生し、国連の警告を受けたこともあった。ミンスク合意締結において中心的な役割を果たしたフランス・ドイツは紛争の度に仲裁に入ってはいたものの、成果を残すことはできなかった。そして昨年10月にはウクライナ軍が無人機(トルコ製の軍用ドローン「バイラクタルTB2」)でウクライナ東部の親露派勢力への攻撃を実施。このような経緯があり、ロシアはウクライナ侵攻に至った。私は、どのような経緯があろうが、力(武力)による懲罰や現状変更を認める立場ではない。今後、国際社会からロシアが厳しく非難されていることは当然と考えている。世界の多くの人達が、このような本格的な軍事事攻が起こるとは予想していなかった。が、現実に起こってしまった。この事態に直面した我々は、何を学び取ればいいのだろうか。■ウクライナ国民が持つ「覚悟」とはまず、第一に学ぶべきことは「覚悟」である。私は、ロシアの軍事侵攻を受けて敢然と立ち上がったウクライナ軍や国民を見た多くの人達は、彼らの「覚悟」や「気概」を強く感じていると思っている。ウクライナ軍は規模的にも装備面でも圧倒的に強いロシア軍へ怯むことなく立ち向かっている。大変素晴らしい姿勢である。そして、ウクライナ軍や国民の「徹底して戦う意志」の原動力の中心にいるのがウクライナのゼレンスキー大統領である。彼の「毅然たる態度」と「強い意志」、そして軍と国民を奮い立たせる「演説」は見事である。我が国の国会や諸外国の議会でもスピーチを行った。感動的なスピーチであった。私は、ウクライナ軍が斯(か)くも善戦し国民が悲惨な状況にも耐えているのは、当に軍のみならず国民全体の「覚悟」が最大の要因であると考えている。このような覚悟があるからこそ国際社会が応援し、NATO(北大西洋条約機構)や米国が武器を含む強力な支援しているのである。■日本人は「覚悟」を持てるのか…?翻って、我が国に何かが起こった場合、我々はウクライナ国民と同じような「覚悟」を持つことができるだろうか。我が国は諸外国と比較しても民度が高いと評価されているが、大東亜戦争(太平洋戦争)以降、幸いなことに戦争や紛争に巻き込まれたことがない。極めて平和な国である。しかし、世界には必ずしも話し合いや外交だけで解決できないことがある。今回ウクライナに軍事侵攻したロシアは、我が隣人である。また、北朝鮮は国連決議に違反して核実験を繰り返し、弾道弾発射を繰り返している。そして中国は、ある日突然「尖閣諸島は中国のもの」と言い出す国である。我が国の憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われわれの安全と生存を保持しようと決意した」とある。大変素晴らしい理想である。しかし、現実は残念ながらこの理想とはかけ離れている。我が国は丁度、戦略三文書(国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画)の見直し検討中であるが、このウクライナ危機を契機に防衛政策の基本から白紙的に見直す必要があるのではないだろうか。この際、国民の中で広く議論することによって我が国の安全保障や防衛に対する「理解」や「覚悟」が出来てくると考えている。私は、「軍事大国にならないこと」や「専守防衛」、「非核三原則」等の我が国防衛の基本政策や方針を変更すべきだと主張している訳ではない。国民が選択すべきことである。そして、防衛省・自衛隊はその結果に基づき、装備し、訓練し、備えるのである。■「専守防衛」を日本人はよく理解できていないこれらのなかで「専守防衛」に関して付言しておきたい。と言うのは、この方針を少し誤解している人がいるかもしれないからだ。一般的に「専守防衛」とは、相手方の攻撃があれば、それ以降その国の軍(我が国の場合には自衛隊)が行動(作戦)を開始する戦い方である。そして多くの場合、戦場は当該国の領土およびその周辺海・空域となると考えられる。すなわち、現在のウクライナと同様な事態が予想される。その際、犠牲は当該国の軍隊の施設や軍人のみならず、一般市民にも及ぶ可能性が大である。そして、侵攻(攻撃)側は、侵攻に用いた装備品や軍人以外に被害を受けることはあまり考えられない。現状のロシアと同じである。そして、「戦闘の開始」や「攻撃地域(目標)=戦闘地域」、「戦闘の終了」等は侵攻した国が決めることになる。これが、「専守防衛」なのである。私は、このような政策等の議論が広く行われていない我が国では、国民の多くがこのことを理解しきれていないのではないかと度々思う。再度申し上げるが、私はこの「専守防衛」政策の変更を望んでいるわけではない。広く議論をし、国民が理解・納得(いわゆる「覚悟」)することが極めて重要だと訴えたいのだ。■議論自体をタブーにしてはいけないまた、最近の我が国を取り巻く環境の変化から、昨年以来自衛隊の「反撃能力」について議論されることが多くなった。現有の自衛隊の装備では、相手国に打撃を与えることはなかなか難しい。昭和31年の国会で「座して死を待つ」ことはなく、我が国の憲法に則っても「相手国の弾道弾基地等への攻撃は法理的に可能」との判断がなされているにもかかわらず、我が国は近隣諸国等を刺激しないように、他国を攻撃可能な弾道弾や長距離飛翔が可能なミサイル等を装備してこなかった。しかし、最近の趨勢を踏まえ、相手方に我が国への攻撃を思いとどまらせる力、すなわち「抑止力」向上のために、長距離打撃能力を保有すべきではないかという議論が出ている。私は、我が国のような民主主義国家では議論すること自体にタブーがあってはいけないと考えている。いろいろなことを議論し、我が国将来のために何を行うべきか、徹底した議論が必要なのだ。そして、議論の末に国民の「覚悟(理解)」があれば、最前線で戦う自衛官の士気も高くなり、持てる能力を最大限に発揮できるのだ。■安全保障の根幹をなす「エネルギー」「食糧」ウクライナ侵攻が始まった直後、国際社会はこれまでになく結束し、ロシアに対する経済制裁を始めた国も多い。それと同時に、エネルギー問題も顕在化した。ロシアの石油や天然ガスに依存している国が経済制裁に二の足を踏むことになったのである。我が国もそうだが、世界各国がロシアとさまざまな貿易を行っており、ロシア産エネルギーに依存している国は多い。エネルギーは国家にとって重要な資源である。エネルギーが入手できなくなれば、直ちに電力不足に陥り交通網がマヒしてしまう。エネルギーは国民の生活基盤を支える大きな要素であり、安全保障の根幹をなすものなのだ。また、ウクライナ産の小麦等が輸出困難な状況となり、食糧問題がクローズアップされ始めた。私たちは食料がないと生きていけない。食糧問題も国家にとっては安全保障問題の重要な分野である。■国家としての強靭性はあるかこのように、安全保障問題とは防衛や外交に限ったことではない。上述したとおり、戦略三文書とは、「国家安全保障戦略(NSS)」、「防衛計画の大綱」(または米国の様な「国家防衛戦略(NDS)」)および自衛隊の5年間の装備等の導入計画である「中期防衛力整備計画」(または「防衛力整備計画」)のことである。私は、NSS策定後には、国家として前述のような「外交戦略」や「エネルギー戦略」、「食料戦略」、最近の傾向である「ウ・サ・デン(宇宙・サイバー・電磁波)戦略」等も必要であると考えている。このような戦略に基づいて、国家としての総合的な強靭性を持つことが大切であるとウクライナ危機が教えてくれている。ぜひ、今回は三文書策定後に以上のような関連国家戦略を策定し、各種政策を推し進めて欲しい。■世界中に仲間を作れ現在の国際情勢を鑑みるに、一国でどのような国を相手にしてでも戦えるかと問われれば、米国・中国・ロシア以外は「否」であろう。我が国の場合、近隣国(中国・ロシア・北朝鮮)は全て核保有国である。戦いの内容にもよるが、我が国だけではこのような核保有国とは戦えない。同盟国である米国の「核の傘」が必要だ。また、この度のウクライナ危機を見ていてもわかるように、同盟国だけでなく世界中に我が国の仲間を作っておくことが重要である。我が国は、防衛の3本柱として(1)「我が国自身の防衛努力」(2)「米国との同盟関係強化」(3)「国際的な安全保障協力の強化」を挙げている。3番目の「国際的な関係の強化」は特に大事で、これにより我が国の戦略的価値を高め、いざという時に助けて貰う仕組みを作っておくことが大切である。最近の日本とオーストラリアは準同盟国と呼べるほどの関係になりつつある。欧州、とくに英国との関係も近くなってきている。日米豪印の4ヶ国の枠組み「Quad(クアッド)」も重要だ。また、最近では米英豪の安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」に日本が参加する案も議論され始め、大変良い環境が作られつつある。このような信頼関係を作っておくことによって、我が国が紛争に巻き込まれた際に同盟国のみならず多くの国々から支援を頂くことが可能となる。今後は、このような関係をさらに深めるとともに、その範囲を拡大していくことが、我が国の安全確保に繋がると言えよう。我が国がウクライナから学ぶべきことは沢山ある。****岩崎茂(いわさき・しげる)1953年、岩手県生まれ。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊。2010年に第31代航空幕僚長就任。2012年に第4代統合幕僚長に就任。2014年に退官後、ANAホールディングスの顧問(現職)に。
<TY>
2022/06/22 16:28
注目トピックス 経済総合
(中国)上海総合指数は0.07%高でスタート、上値の重い展開
22日の上海総合指数は買い先行。前日比0.07%高の3309.11ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時01分現在、0.08%高の3309.51ptで推移している。経済活動の正常化観測や景気対策の強化などが引き続き指数をサポートしている。一方、指数の上値は重い。新規手掛かりが乏しいなか、米中関係の改善期待が後退していることが警戒されているもようだ。
<AN>
2022/06/22 11:07
注目トピックス 経済総合
銀リンク債を対象とするプット型eワラントが前日比2倍の大幅上昇(22日10:00時点のeワラント取引動向)
手仕舞い売りとしては日経平均 プラス5倍トラッカー88回 9月 24,500円、日経平均 プラス5倍トラッカー89回 9月 26,500円、三菱重工業<7011>コール190回 8月 4,800円、SUBARU<7270>コール154回 8月 2,750円などが見られる。上昇率上位は銀リンク債プット106回 7月 18米ドル(前日比2倍)、三菱商事<8058>プット205回 7月 3,150円(+50.0%)、三菱商事プット206回 7月 3,850円(+48.2%)、メタ・プラットフォームズプット139回 7月 160米ドル(+46.0%)、SBIホールディングス<8473>コール311回 7月 3,350円(+41.7%)などとなっている。(カイカ証券)
<FA>
2022/06/22 10:20