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日経平均は3日続伸、米引き締め長期化懸念和らぐ ハイテク株堅調
[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比201円71銭高の2万6175円56銭と3日続伸して取引を終えた。米雇用統計で賃金の伸びの鈍化が確認され金融引き締めの長期化懸念が後退し日本株はしっかりの展開で、特に値がさ株やハイテク銘柄が堅調だった。買いが一巡した後は伸び悩み、終盤にかけて小動きの展開が続いた。
日経平均は200円超高でスタートし、前営業日比約340円高の2万6316円66銭まで上昇した。前日の米市場でナスダック総合が上昇した流れを受け、半導体や電子部品の関連銘柄が堅調だった。買い一服後は上げ幅を縮め一進一退の展開となり、後場の値幅は50円程度にとどまった。
米消費者物価指数(CPI)の公表を12日に控えており「インフレは鈍化する可能性があるが結果を見るまでは分からず、投資家は動きづらい」(いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏)という。及川氏は日経平均について、米CPIの公表まではもみ合う展開が続くとみている。
賃金の伸びの鈍化や12月非製造業総合指数(NMI)の低下を受けて米金融引き締めの長期化懸念が和らいでいる一方で、連邦準備理事会(FRB)高官からはタカ派的な発言も確認されている。きょうはパウエル議長がイベントで発言する予定で、「金融引き締めへの懸念が後退している市場をけん制するようなコメントが出るのではないかとの警戒感もあり、日本株は上値が重い」(国内証券・ストラテジスト)との指摘があった。
TOPIXは0.27%高の1880.88ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.28%高の967.83ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は2兆7554億1200万円。東証33業種では、鉄鋼、機械、海運業など19業種が値上がり。半面、電気・ガス業、水産・農林業、サービス業など14業種は値下がりした。
個別ではソフトバンクグループが2%高。同社傘下の英アームのロンドンでの新規株式公開(IPO)について思惑が浮上したことが手掛かり材料となった。
東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体関連株もしっかりだった。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が上昇したことが好感された。
プライム市場の騰落数は、値上がり955銘柄(51%)に対し、値下がりが809銘柄(44%)、変わらずが74銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26175.56 +201.71 26176.61 26,132.80─
26,316.66
TOPIX 1880.88 +5.12 1887.69 1,879.67─1
,894.22
プライム指数 967.83 +2.66 970.95 967.22─974
.66
スタンダード指数 996.25 +6.41 996.17 995.62─997
.54
グロース指数 926.96 +12.48 922.34 922.34─931
.87
東証出来高(万株) 111114 東証売買代金(億円 27554.12
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2023-01-10T063400Z_1_LYNXMPEJ09051_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110063400LYNXMPEJ09051 日経平均は3日続伸、米引き締め長期化懸念和らぐ ハイテク株堅調 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T063400+0000 20230110T063400+0000
2023/01/10 15:34
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午後3時のドルは横ばい、131円後半で売買交錯
[東京 10日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準とほぼ変わらずの131円後半で推移している。前週末の米経済指標の発表を経て大きく下落したドルの先行きは不透明感が強く、強弱感の対立から売買の交錯が続いた。
ドルは取引序盤に132円前半へいったん上昇した後、午後には131円後半へ反落した。中国の経済活動再開への期待を背景に堅調だったアジア通貨の上昇が一服し、ドルや円の値動きも限られた形となった。
中国は8日に入国時の隔離義務を撤廃し、ゼロコロナ政策を事実上終了した。それを好感し前日のアジア市場ではタイバーツが対ドルで9カ月ぶり、韓国ウォンが7カ月ぶり、中国オフショア人民元が5カ月ぶり高値を更新していた。
アジア通貨の上昇は一服となったが、年初来、主要通貨の中で最も買われている豪ドルは91円ちょうど付近と、前日につけた半月ぶり高値圏で底固い動きとなった。中国経済回復への期待感が、経済関係の深い豪ドルを買い上げる手掛かりとなった。
<ドル2日間で3.4円の下げ>
米供給管理協会(ISM)が6日に発表した12月非製造業総合指数が予想を下回り2年7カ月ぶりに50を割り込んだことなどを受け、ドルは同日夜の高値134.78円から9日の安値131.31円ばまで、2日間で3.4円の大幅下落となった。
今週は注目の米消費者物価指数(CPI)の公表が控えているだけに、市場では「130円を割り込んで一段安となる可能性も、134円台へ急速に切り返す可能性も否定できない」(外銀)と、引き続き大きな値動きとなる展開を想定する声が少なくない。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 131.76/78 1.0741/45 141.54/58
午前9時現在 131.72/74 1.0731/35 141.37/41
NY午後5時 131.88/89 1.0728/32 141.50/54
2023-01-10T062214Z_1_LYNXMPEJ0904R_RTROPTP_1_USA-RESULTS-DOLLAR.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110062214LYNXMPEJ0904R 午後3時のドルは横ばい、131円後半で売買交錯 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T062214+0000 20230110T062214+0000
2023/01/10 15:22
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英高級車ベントレー、販売台数が3年連続で過去最高更新
[ロンドン 10日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の英高級車ベントレーは10日、2022年の販売台数が過去最高だったと明らかにした。新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)に伴い中国が9%減となったが、全般的に需要が強かったという。
22年の販売台数は1万5174台で、やはり過去最高だった前年を4%上回った。
エイドリアン・ホールマーク最高経営責任者(CEO)は発表文で「引き続き予測不能な年だったが、厳しい逆風を克服して素晴らしい回復力を発揮し、3年連続で販売台数記録を更新した」と指摘した。
昨年は中国以外の全地域で販売が伸びたが、最大市場である米州での販売は1%を下回る小幅な伸びにとどまった。
高級スポーツ多目的車(SUV)「ベンテイガ」が22年も引き続き最も売れたモデルとなり、販売全体の42%を占めた。
2023-01-10T060759Z_1_LYNXMPEJ0904E_RTROPTP_1_MONACO-LUXURY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110060759LYNXMPEJ0904E 英高級車ベントレー、販売台数が3年連続で過去最高更新 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T060759+0000 20230110T060759+0000
2023/01/10 15:07
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中国人民元、今年は双方向変動拡大へ 政府系メディアが警鐘
[上海 10日 ロイター] - 中国の政府系経済3紙は9日、投資家は為替リスクを避け、人民元相場の変動拡大に適応すべきとする論評記事をそろって1面に掲載した。
人民元はここ1週間以上にわたり大きく上昇しているが、記事では元相場が今年、上下双方向に変動しやすくなると警鐘を鳴らした。
3紙が同じ日にほぼ同じ内容を1面に掲載したことから、政府が指示したのはほぼ確実とみられる。
人民元は今年に入って対ドルで2.2%上昇し、昨年の下落分の大部分を取り戻している。
証券時報は「下落圧力が弱まったとしても、2023年は依然として元相場の双方向の変動が常態となるだろう」とし、「経常黒字の縮小や米中利回り差が引き続き元に下押し圧力をかける見通しだ」と論じた。
3紙は為替に関してリスク中立的な姿勢をとるよう投資家に促した。
中国証券報は、中国の景気見通し改善が今後も人民元の価値を決める最も基本的な要因だと指摘。
上海証券報も、今年は主に国内要因が人民元の価値を左右し、経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の改善ペースが焦点になるとした。
2023-01-10T044820Z_1_LYNXMPEJ0903E_RTROPTP_1_GLOBAL-FOREX.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110044820LYNXMPEJ0903E 中国人民元、今年は双方向変動拡大へ 政府系メディアが警鐘 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T044820+0000 20230110T044820+0000
2023/01/10 13:48
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英12月個人消費、実質ベースで減少 ネット通販はストが打撃
[ロンドン 10日 ロイター] - 12月の英国の消費支出はクリスマスやサッカーのワールドカップの影響で増加したものの、物価が大幅に上昇したため実質ベースでは減少した。
英金融大手バークレイズが10日発表した調査によると、12月のクレジットカードとデビットカードによる支出は前年同月比4.4%増加した。だが11月の消費者物価(CPI)伸び率(10.7%)を大幅に下回った。
また、英小売協会(BRC)が公表した12月のチェーンストア売上高は前年比6.9%増加したが、物価上昇率を加味した実質ベースではマイナスとなった。
バークレイズのディレクター、エズミ・ハーウッド氏は「パブ、バー、クラブは、クリスマスパーティーやサッカーファンのワールドカップ観戦が追い風になった」と分析した。
電子商取引の業界団体IMRGは10日、12月のネット通販が前年比12%減少したと発表した。郵便局員のストライキによる配送の混乱で18日からの週は特に打撃が大きかったと指摘した。2022年通年では前年比10.5%減と初のマイナスを記録した。
IMRGによると、サイト訪問者が実際に購入した割合を示すコンバージョン率(CVR)は前年同期を20%下回ることがあった。
バークレイズのハーウッド氏は、郵便局員のストで配送がクリスマスに間に合わないとの懸念が生じ、オンライン販売に悪影響を及ぼしたとの見方を示した。生活費の上昇により定期購入サービスの解約も増えたという。
2023-01-10T043137Z_1_LYNXMPEJ0902S_RTROPTP_1_CHRISTMAS-SEASON-BRITAIN.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110043137LYNXMPEJ0902S 英12月個人消費、実質ベースで減少 ネット通販はストが打撃 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T043137+0000 20230110T043137+0000
2023/01/10 13:31
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独企業、約4割が今年の業況縮小を予想=調査
[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツIW経済研究所の9日発表の調査によると、同国企業10社に4社が今年の業況縮小を予想している。エネルギー高騰やサプライチェーン問題、ロシアのウクライナ侵攻が理由とされている。調査結果をロイターが閲覧した。
今年の生産が停滞するとの予想は約2500社のうち約3分の1に達した。業種別では建設分野で半数以上が生産減少を見込み、増加予想はわずか15%。工業分野でも39%が生産減少を予想し、特に消費財企業などで慎重な見方が目立った。
IW研究所は、天然ガス不足のリスクは昨年夏に比べれば今の冬は顕著ではない上、エネルギー価格も昨年夏以降は全般に落ちてきているとした一方で、エネルギー価格などの高止まりは続いており、生産の混乱はこれからも排除できないと指摘。次の冬に向けて天然ガス高騰やエネルギー供給の問題がどう積み重なっていくかや、生産などの混乱がどう出るかは今年これから明らかになるとの慎重な見方を示した。
2023-01-10T040826Z_1_LYNXMPEJ0902K_RTROPTP_1_GERMANY-EURO.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110040826LYNXMPEJ0902K 独企業、約4割が今年の業況縮小を予想=調査 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T040826+0000 20230110T040826+0000
2023/01/10 13:08
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みずほ銀、長期プライムレートを1.40%に引き上げ
[東京 10日 ロイター] - みずほ銀行は10日、長期プライムレートを年1.40%に引き上げると発表した。昨年9月以降12月まで年1.25%の水準が続いていた。11日以降実施する。日銀の統計資料によると、年1.40%の水準は2012年2月以来。
日銀は昨年12月、長短金利操作(YCC)の運用を見直し、長期金利の許容変動幅の拡大を決定した。
2023-01-10T040507Z_1_LYNXMPEJ0902G_RTROPTP_1_RAKUTEN-M-A-MIZUHO.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110040507LYNXMPEJ0902G みずほ銀、長期プライムレートを1.40%に引き上げ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T040507+0000 20230110T040507+0000
2023/01/10 13:05
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日銀金融ネットの一部が一時利用不能に、TB入札が延期
[東京 10日 ロイター] - 日銀は10日、同行の金融ネットワークシステムの一部が利用できない状態にあったと発表した。現在は問題が解消しているが、原因は調査中で不明としている。
この影響で財務省は、本日予定していた3カ月物国庫短期証券(TB)の入札を延期した。新しい入札日は未定という。
2023-01-10T040059Z_1_LYNXMPEJ0902F_RTROPTP_1_JAPAN-ECONOMY-BOJ.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110040059LYNXMPEJ0902F 日銀金融ネットの一部が一時利用不能に、TB入札が延期 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T040059+0000 20230110T040059+0000
2023/01/10 13:00
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中国の都市部新規雇用、22年は1206万人 政府目標達成=新華社
[北京 10日 ロイター] - 中国の2022年の都市部の新規雇用は、新型コロナウイルスが経済成長に影響したものの、1206万人に達し、政府目標を達成した。新華社が王・人事社会保障相の発言として9日に報じた。
21年の都市部の新規雇用は1269万人、20年は1186万人、コロナ禍前の19年は1352万人だった。
王氏は新華社とのインタビューで、成長鈍化やコロナの感染拡大、変化する複雑な外部環境に直面する中で中国の雇用は全般的に安定しており、これは「苦労して勝ち取った」結果と述べた。
中国の雇用市場は23年もおおむね安定すると予想しているが、「雇用安定を巡り依然として多くの課題に直面している」と述べた。
新華社によると、サービス業や中小企業が国内雇用の源となっているため、当局は支援を強化する見通し。
王氏は、23年には過去最多の1158万人の大卒者が雇用市場に参入する見通しだとし、若者の就職支援が優先課題になると指摘した。
2023-01-10T034053Z_1_LYNXMPEJ09028_RTROPTP_1_CHINA-ECONOMY-PMI.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110034053LYNXMPEJ09028 中国の都市部新規雇用、22年は1206万人 政府目標達成=新華社 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T034053+0000 20230110T034053+0000
2023/01/10 12:40
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午前の日経平均は続伸、米利上げ長期化懸念和らぐ 半導体が堅調
[東京 10日 ロイター] - 10日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比225円40銭高の2万6199円25銭と続伸した。雇用統計の発表を経て、米国の利上げ長期化への過度な警戒感が和らいだ。ただ、買い一巡後は伸び悩んだ。
日経平均は続伸でスタートした後、一時340円高の2万6316円66銭に上値を伸ばした。半導体関連や電子部品を中心に幅広く買われ、指数を押し上げた。前週末に発表された12月の米雇用統計では賃金の伸びが緩やかで、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化懸念が和らいだ。
買い一巡後は上げ幅を縮めた。市場の関心は今週発表される12月米消費者物価指数(CPI)や米企業決算に向けられており、戻り待ちや利益確定の売りが上値を抑えた。
市場では「米利上げ長期化への過度な懸念の後退や金利低下への期待があるものの、景気懸念は根強い」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との声が聞かれた。米供給管理協会(ISM)が6日発表した2022年12月の非製造業総合指数(NMI)は49.6と20年5月以来、2年7カ月ぶりに50を割り込んだ。
総務省が朝方公表した12月の東京都区部消費者物価指数(除く生鮮食品)は前年比4.0%上昇となり、11月と比べプラス幅が0.4ポイント拡大、1982年4月以来の高水準となった。「日銀による追加の政策修正への思惑から、輸出関連株の上値を重くした可能性がある」(北沢氏)という。
TOPIXは0.48%高の1884.80ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆4598億4000万円。東証33業種では値上がりは鉄鋼や機械、非鉄金属など22業種、値下がりは電気・ガス業やパルプ・紙、銀行業など11業種だった。
個別では、傘下の英アームのロンドンでの新規株式公開(IPO)について思惑が浮上したソフトバンクグループがしっかり。米当局によるアルツハイマー薬の承認が伝わったエーザイは大幅高。きょう決算発表を予定する安川電機も堅調だった。一方、三菱UFJ FGが軟調。リクルートHLDGは大幅安となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1163銘柄(63%)、値下がりは583銘柄(31%)、変わらずは91銘柄(4%)だった。
2023-01-10T031246Z_1_LYNXMPEJ0901Z_RTROPTP_1_GLOBAL-MARKETS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110031246LYNXMPEJ0901Z 午前の日経平均は続伸、米利上げ長期化懸念和らぐ 半導体が堅調 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T031246+0000 20230110T031246+0000
2023/01/10 12:12
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アストラゼネカ、最大18億ドルで米社買収 心臓・腎臓病事業強化
[9日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは9日、米医薬品開発会社シンコル・ファーマを最大18億ドルで買収することで合意したと発表した。
シンコルが高血圧や慢性腎臓病などの治療薬として開発中の「バクスドロスタット」と、アストラゼネカの糖尿病治療薬「フォシーガ」を組み合わせる狙いだ。フォシーガは心不全や腎臓病の患者にも効果があることが示され、売り上げが急増した。
買収価格はシンコル株1株当たり現金26ドル(総額13億ドル)で、6日終値に約121%上乗せした水準。
買収合意には、特定の規制当局にバクスドロスタットを申請した場合に1株当たり現金10ドルが支払われる不確定価額受領権(CVR)も含まれる。
2023-01-10T030420Z_1_LYNXMPEJ0901X_RTROPTP_1_CINCOR-PHARMA-M-A-ASTRAZENECA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110030420LYNXMPEJ0901X アストラゼネカ、最大18億ドルで米社買収 心臓・腎臓病事業強化 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T030420+0000 20230110T030420+0000
2023/01/10 12:04
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米当局、ペプシとコカ・コーラ調査 価格差別巡り=ポリティコ
[9日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は、飲料大手コカ・コーラとペプシコに対して、価格差別を巡る調査を行っている。米政治専門サイトのポリティコが9日に報じた。
米国の反トラスト法(独占禁止法)は、大規模なフランチャイズやチェーンが中小企業に対して価格差別を行うことを禁じている。
関係筋によると、FTCはウォルマートなどの小売大手から少なくとも過去1カ月、ソフトドリンクの仕入れ方法や価格設定に関するデータなどを要請していた。ウォルマートは現時点で調査対象にはなっていないという。
FTC、コカ・コーラ、ペプシコ、ウォルマートは、ロイターのコメント要請に応じていない。
2023-01-10T023824Z_1_LYNXMPEJ0901O_RTROPTP_1_COCA-COLA-RESULTS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110023824LYNXMPEJ0901O 米当局、ペプシとコカ・コーラ調査 価格差別巡り=ポリティコ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T023824+0000 20230110T023824+0000
2023/01/10 11:38
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J&J、眼科治療や手術ロボットの重点分野で買収機会探る=CEO
[9日 ロイター] - 米医薬品・健康関連用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のホアキン・デュアト最高経営責任者(CEO)は9日、眼科治療や手術用ロボット、整形外科、心血管系分野の製品を重点分野とし、製品付加価値を高めるため、小規模な他企業の合併や買収の機会を探っていくと表明した。
同社は消費者向けヘルスケア事業を分離中で、医薬品や医療機器の事業に集中する戦略を進めようとしている。先月には米人工心臓メーカー、アビオメッドの166億ドルでの買収を完了。同社はJ&Jの医療機器事業の一部として独立した部門になる。
デュアト氏は、2025年までに医薬品売上高で600億ドルを達成する目標に向けて事業拡大が続くとの見通しを示した。
2023-01-10T023318Z_1_LYNXMPEJ0901M_RTROPTP_1_JOHNSON-JOHNSON-OPIOIDS-NEW-HAMPSHIRE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110023318LYNXMPEJ0901M J&J、眼科治療や手術ロボットの重点分野で買収機会探る=CEO OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T023318+0000 20230110T023318+0000
2023/01/10 11:33
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英ロールスロイス、22年販売が過去最高記録 高級車も好調
[ロンドン 9日 ロイター] - 独BMW傘下の英航空機エンジン大手ロールスロイスは9日、昨年の売上高と販売台数がともに過去最高を記録したと明らかにした。
同社の高級車平均価格が53万4000ドル前後に設定されたほか、中国の需要が鈍化したものの、受注は今年も続いているという。昨年の販売台数は6021台で、同じく記録となった前年の5586台を更新した。
販売先のトップは依然米国で、全体の約35%を占めた。第2の市場である中国の需要は、新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)で1桁台の販売減となった。
一方、トルステン・ミュラーエトベシュ最高経営責任者(CEO)は、この落ち込みは他の市場の伸びで相殺されたと説明。「全モデルの注文が年をまたいで2023年のかなりの部分まで埋まっている。需要の鈍化は見られていない」と述べた。
さらに、23年末に発売予定の電気自動車(EV)「スペクター」の予約は予想を上回っていると述べた。
2023-01-10T022958Z_1_LYNXMPEJ0901L_RTROPTP_1_AUTOS-ROLLSROYCE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110022958LYNXMPEJ0901L 英ロールスロイス、22年販売が過去最高記録 高級車も好調 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T022958+0000 20230110T022958+0000
2023/01/10 11:29
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米ジェフリーズ、9─11月期は52%減益 引受手数料下振れ
[9日 ロイター] - 米金融サービスのジェフリーズ・ファイナンシャル・グループが9日発表した第4・四半期(9―11月)の1株利益は0.57ドルで、前年同期の1.20ドルから52.5%減少した。引受手数料が下振れしたほか、金融市場の乱高下でトレーディング収益が痛手を受けた。
全体の純収入は18%減の14億4000万ドル。投資銀行事業と資本市場事業が35%の減収となった。
金利上昇とロシアのウクライナ侵攻に絡む地政学的な不確実性を嫌い、企業が合併・買収(M&A)活動を手控え、各投資銀行は業績下押し圧力にさらされている。
それでもジェフリーズのリチャード・ハンドラー最高経営責任者(CEO)ブライアン・フリードマン社長は、投資銀行事業の収入は2019年を相当に上回ったと強調。フリードマン氏は、今回の減益はディールが異例なほどの盛り上がりを見せた21年との比較でより目立って見えるものの、コロナ禍前と比べればジェフリーズにとってそれなりの実績を残した年になり、市場シェアを拡大して投資銀行のリーグテーブルも順位を上げたと述べた。
2023-01-10T014032Z_1_LYNXMPEJ09011_RTROPTP_1_JEFFERIES-FINCL-COVID.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110014032LYNXMPEJ09011 米ジェフリーズ、9─11月期は52%減益 引受手数料下振れ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T014032+0000 20230110T014032+0000
2023/01/10 10:40
Reuters Japan Online Report Business News
モルガンS、プルザンCOO退社へ ゴーマンCEO後継候補の1人
[9日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーのジョン・プルザン最高執行責任者(COO)が今月末に退社する。ロイターがメモを確認した。
プルザン氏は最高財務責任者(CFO)を務めた後、2021年半ばに指導部刷新の一環としてCOOに任命された。
ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は当時、新任された4人のうち1人が将来的に同行のCEOになると「強く確信している」と述べていた。
プルザン氏の退社により、ゴーマンCEOの後継候補リストには共同社長であるテッド・ピック、アンディー・サパースタインの両氏、投資運用責任者のダン・シムコウィッツ氏が残ることになる。
メモの内容は同行の広報担当者が確認した。プルザン氏の退社はブルームバーグ・ニュースが最初に報じた。
2023-01-10T011812Z_1_LYNXMPEJ0900R_RTROPTP_1_MORGAN-STANLEY-BANKERS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110011812LYNXMPEJ0900R モルガンS、プルザンCOO退社へ ゴーマンCEO後継候補の1人 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T011812+0000 20230110T011812+0000
2023/01/10 10:18
Reuters Japan Online Report Business News
ヘッジファンドのパフォーマンス、昨年は18年以来最悪に=HFR
[ニューヨーク 9日 ロイター] - ヘッジファンドの昨年のパフォーマンスが2018年以来最悪だったことが分かった。市場混乱の中で主に株式に引きずられたという。業界データプロバイダーのHFRが9日に発表した。
多くの大手グローバルヘッジファンドのパフォーマンスに連動する「HFRI500ファンド加重総合指数」は22年に4.25%下落した。
HFRが追跡している主要4カテゴリーの中では、株式ヘッジファンドが同年に最悪のパフォーマンスを記録。ただ、下落率は10.37%で、19.4%下落したS&P総合500種をアウトパフォームした。
企業の合併・再編に賭けるヘッジファンドを含むイベントドリブンヘッジファンド、および資産価格のひずみに着目して取引するレラティブバリューファンドの下落率も、昨年はそれぞれ5.04%、0.9%となった。
暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドは55.08%も暴落。ただ、同ヘッジファンドは業界資産のごく一部を占めるにとどまっている。
一方、債券、通貨、金利、株式、コモディティーなど幅広い資産をグローバルに取引しているマクロヘッジファンドは業界をアウトパフォーム。「HFRIマクロ指数」は9.31%上昇し、HFRによると、主にコモディティー、クオンツおよびトレンドフォロー戦略が功を奏した。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T003729+0000
2023/01/10 09:37
Reuters Japan Online Report Business News
寄り付きの日経平均は続伸スタート、米利上げ長期化懸念後退で
[東京 10日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比202円76銭高の2万6176円61銭と、続伸して取引を開始した。米雇用統計の結果を受け、米国の金融引き締め長期化への懸念が和らいだことから、東京市場も買い先行でスタート。節目の2万6000円台を回復した。
値がさのソフトバンクグループや東京エレクトロンが高く、2銘柄で指数を70円程度押し上げている。トヨタ自動車は小じっかり。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループは軟調となっている。
米当局によるアルツハイマー薬承認が伝わったエーザイは一時9%超高に上昇した。
2023-01-10T002459Z_1_LYNXMPEJ09008_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230110:nRTROPT20230110002459LYNXMPEJ09008 寄り付きの日経平均は続伸スタート、米利上げ長期化懸念後退で OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230110T002459+0000 20230110T002459+0000
2023/01/10 09:24
Reuters Japan Online Report Business News
11月実質消費支出、前年比-1.2%=総務省
[東京 10日 ロイター] - 総務省が10日発表した11月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比1.2%減となった。
ロイターの事前予測調査では同0.5%増が予想されていた。
季節調整済み実質消費支出は前月比0.9%減だった。
2023-01-09T235246Z_1_LYNXMPEJ080S5_RTROPTP_1_JAPAN-ECONOMY-GDP.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109235246LYNXMPEJ080S5 11月実質消費支出、前年比-1.2%=総務省 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T235246+0000 20230109T235246+0000
2023/01/10 08:52
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大塚HD、アルツハイマー関連の効能追加申請を米FDAが受理
[東京 10日 ロイター] - 大塚ホールディングスは10日、子会社の大塚製薬とデンマークのルンドベック社が開発した、抗精神病薬「ブレクスピプラゾール」のアルツハイマー型認知症に伴う行動障害(アジテーション)に関する効能追加申請が、米食品医薬品局(FDA)に受理されたと発表した。
審査終了目標日は5月10日を予定しているという。
23年12月期の連結業績予想に与える影響は精査中で、2月14日の決算発表時に公表するとしている。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T234840+0000
2023/01/10 08:48
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都区部CPI 12月4.0%上昇、エネルギー・食品値上げで1982年以来の4%台
[東京 10日 ロイター] - 総務省が10日公表した東京都区部の2022年12月の消費者物価指数は、指標とされる除く生鮮食品(コアCPI)が前年比4.0%上昇した。11月と比べプラス幅が0.4ポイント拡大、1982年4月以来の水準となった。エネルギー価格の上昇や食料品の値上げが響いた。ロイターがまとめた民間予測は同プラス3.8%だった。
生鮮食品を含む総合指数も前年比4.0%上昇、生鮮食品とエネルギー価格を除いたコアコアCPIは同2.7%の上昇となった。
エネルギーが前年比26.0%上昇し、11月の24.4%からプラス幅が拡大した。都市ガス代が36.9%(11月は33.0%)上昇した。ガソリンは11月に前年比0.8%下落していたが、12月は1.8%の上昇に転じた。
生鮮食品を除く食料も前年比7.5%上昇し、11月の6.7%からプラス幅が拡大。食用油32.5%、ハンバーガーが18.3%、焼き魚が24.6%、あんパンが18.4%上昇した。
タクシー代も前年比14.4%上昇し、前年比で横ばいだった11月から大幅にプラス幅が拡大した。
2023-01-09T234231Z_1_LYNXMPEJ080RU_RTROPTP_1_JAPAN-DAILYLIFE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109234231LYNXMPEJ080RU 12月東京都区部消費者物価(除く生鮮)は前年比+4.0%=総務省 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T234231+0000 20230109T234231+0000
2023/01/10 08:42
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米モデルナ、コロナワクチン1回110─130ドルで販売検討=WSJ
[9日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社モデルナは、新型コロナウイルスワクチンが政府契約から商業販売に移行する際に、米国での価格を1回当たり110─130ドルに設定することを検討している。ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)が9日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に明らかにした。
同紙によると、バンセル氏はこの価格設定について「価値に見合っていると思う」とし、秋に実施される可能性のある追加接種に備えて医療機関や薬局などと協議していると述べた。
モデルナは以前、商業販売価格を1回64─100ドルと見込んでいた。
新型コロナワクチンの価格を巡っては、米ファイザーも昨年10月、米政府による現行の購入プログラム終了後は1回約110─130ドルに引き上げる見通しを示している。
2023-01-09T233844Z_1_LYNXMPEJ080RT_RTROPTP_1_HEALTH-CORONAVIRUS-ISRAEL-MODERNA-VACCINE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109233844LYNXMPEJ080RT 米モデルナ、コロナワクチン1回110─130ドルで販売検討=WSJ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T233844+0000 20230109T233844+0000
2023/01/10 08:38
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今日の株式見通し=続伸、米雇用統計を好感 2万6000円回復も
[東京 10日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は続伸が想定されている。前週末に発表された米雇用統計を受け、利上げ長期化や景気後退への懸念が和らいだことから、東京市場は堅調な展開が想定され、節目の2万6000円の回復も視野に入る。一方、為替が対ドルで円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しになりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万6000円─2万6300円。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 25973.85 26034.06 25661.89
+153.05 2023/1/6 2023/1/4
シカゴ日経平均先物当限 26195(円建て)
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T225703+0000
2023/01/10 07:57
Reuters Japan Online Report Business News
エーザイの認知症薬、価格予想超えも需要に影響なし=アナリスト
[9日 ロイター] - エーザイと米バイオジェンが開発し、米食品医薬品局(FDA)にこのほど承認されたアルツハイマー病治療薬「レカネマブ)」を巡り、ウォール街(米金融街)のアナリストは年間2万6500ドルに設定される価格は予想を上回っているものの、需要を損なうものではないと指摘している。
一部アナリストの価格予想は約2万ドルだった。
BMOのアナリストはリサーチノートで「この予想を上回る価格設定の結果、ピーク時の売り上げは世界で152億ドルに達すると考えるのが妥当だろう」と記した。
また、ベアードのアナリストは、この価格設定がレカネマブに対する需要を阻害することはないとの見通しを示した。
ただ、米国の高齢者向け公的医療保険「メディケア」の適用制限などから、当初はレカネマブを使用できる患者は限られる見通し。
2023-01-09T225443Z_1_LYNXMPEJ080RA_RTROPTP_1_EISAI-BIOGEN-ALZHEIMERS-FDA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109225443LYNXMPEJ080RA エーザイの認知症薬、価格予想超えも需要に影響なし=アナリスト OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T225443+0000 20230109T225443+0000
2023/01/10 07:54
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ブラックロック、昨年のETP資金流入額は過去2番目の大きさ
[ロンドン 9日 ロイター] - 世界最大級の資産運用会社、米ブラックロックが9日発表した2022年の上場取引型金融商品(ETP)への資金流入総額は8670億ドルと過去2番目の大きさだった。過去最高は前年記録した1兆2900億ドル。ETPには上場投資信託(ETF)や上場投資証券(ETN)などが含まれる。
世界的に株価が大きく下げたにもかかわらず、株式関連ETPの流入額は5980億ドルとやはり過去2番目の規模に達した。債券関連ETPも選別色が鮮明ながらも全体では2660億ドルの流入で、過去3番目の規模だった。
ブラックロックのiシェアーズ部門で欧州中東アフリカ地域の投資戦略責任者を務めるカリム・チェディド氏は「22年の市場環境のうわべだけに目を向けたなら、これよりずっと少ない資金流入しか予想しないだろう。なぜなら株式も債券も、21年比で2桁の落ち込みになったからだ」と指摘。ただ実際にはETFへの投資が加速し、21年に次ぐ資金流入規模が見られたと説明した。
チェディド氏によると、株式関連ETPの中ではヘルスケアやハイテク、公益といったセクターに最大の引き合いがあり、景気循環セクターなどに対して著しく好まれた。また新興国株は流入額が1100億ドルと、21年の904億ドルを超えて過去最高を記録した。うち中国株への流入額は637億ドルだった。
債券関連ETPでは、投資適格社債への資金流入が401億ドルに達した半面、高利回り債は56億ドル、物価連動債は146億ドル、新興国債は92億ドルのそれぞれ流出となった。
2023-01-09T225124Z_1_LYNXMPEJ080R5_RTROPTP_1_USA-STOCKS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109225124LYNXMPEJ080R5 ブラックロック、昨年のETP資金流入額は過去2番目の大きさ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T225124+0000 20230109T225124+0000
2023/01/10 07:51
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加ルルレモン、第4四半期見通し下方修正 利益率減少へ
[9日 ロイター] - カナダのスポーツ衣料大手ルルレモン・アスレティカは9日、年末商戦の時期を含む第4・四半期の粗利益率見通しを従来の10─20ベーシスポイント(bp)増加から90─110bp減少に下方修正した。
米国における根強いインフレや景気後退(リセッション)懸念を背景に消費者が必需品以外の支出を圧縮し、衣料品メーカーは大幅な値引きを余儀なくされている。ルルレモンのような高価格帯製品の企業は昨年の大半の時期の業績が比較的堅調を維持したものの、同社の第3・四半期末在庫は85%も急増し、富裕な顧客でさえ消費を抑えている様子が明らかになった。
ジェフリーズのアナリスト、ランダル・コニック氏は「この先前年同期との比較で(業績が)厳しく見えることや利益率のピークアウト、高水準の在庫、競争激化といった要素が暗い影を落とすことになる」と述べ、過剰な在庫を減らすためにさらなる値引きを求められることが利益率を圧迫する公算が大きいと付け加えた。
ルルレモンは第4・四半期純売上高見通しについて従来の26億1000万─26億6000万ドルを26億6000万ドル─27億ドルに引き上げた。
第4・四半期1株利益見通しは4.20─4.30ドルから4.22─4.27ドルとレンジの幅を縮小した。
2023-01-09T222012Z_1_LYNXMPEJ080QK_RTROPTP_1_CANADA-ECONOMY-RETAIL.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109222012LYNXMPEJ080QK 加ルルレモン、第4四半期見通し下方修正 利益率減少へ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T222012+0000 20230109T222012+0000
2023/01/10 07:20
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NY市場サマリー(9日)ドル/ユーロが7カ月ぶり安値、国債価格上昇 利上げ鈍化期待
[9日 ロイター] -
<為替> ドルが対ユーロで7カ月ぶりの安値を付けた。直近で発表された経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見方が強まった。一方、中国の国境再開を背景にリスク通貨に資金が流入した。
ユーロ/ドルは0.96%高の1.0747ドルと6月9日以来の高値を付けた。前週末6日には1.17%上昇していた。
ポンド/ドルは0.87%高の1.21975ドル。6日は1.5%高だった。スイスフランは対ドルで0.82%上昇の0.92フランと3月上旬以来の高値を付けた。
先週6日に発表された2つの経済指標は全体的な活動が景気後退に傾いていることを示唆。米雇用統計では雇用者数の伸びが予想を上回る一方で賃金の伸びが鈍化したほか、米供給管理協会(ISM)が発表した2022年12月の非製造業総合指数(NMI)は20年5月以来2年7カ月ぶりに50を割り込んだ。
ドル指数は0.81%安の103.033と7カ月ぶりの安値。6日は1.15%安だった。
12日に発表される米消費者物価指数(CPI)が注目されており、「インフレ圧力の一段の緩和が予想されるものの、幅広い改善でなければ、投資家の神経を逆なでし、FRBの対応が引き続き求められる」(バンクレートのチーフ・ファイナンシャル・アナリスト、グレッグ・マクブライド氏)という。
一方、中国は8日、新型コロナウイルス感染対策の入国時の隔離義務を撤廃。香港からの入境時の隔離も廃止し、昨年12月から段階的に緩和してきたゼロコロナ政策が事実上終了した。
これを受け、オフショア人民元は対ドルで5カ月ぶりの高値を付けた。
豪ドル/米ドルは0.8%高の0.69305米ドルと8月30日以来の高値。ニュージーランドドル/米ドルは0.45%高の0.6378米ドルだった。
<債券> 米金利上昇ペース減速への期待から国債価格が上昇した。10日に予定されるパウエルFRB議長の発言が注目される。
パウエル議長はスウェーデン中銀主催の中銀の独立性に関する討論会に出席し、インフレが抑制されていると確認するには一段の時間が必要という見解を示す可能性がある。一方、12日に発表される米消費者物価指数(CPI)はインフレがFRBの目標である2%に向け低下しているという市場の見方を支える内容となる可能性がある。
先週末発表された2022年12月の米雇用統計では、雇用者数が増加し失業率も改善。同時に、時間当たり平均賃金は前月比、前年比ともに伸びが鈍化した。また、米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業総合指数(NMI)は49.6と20年5月以来、2年7カ月ぶりに節目の50を割り込んだ。
RBCグローバル・アセット・マネジメントでブルーベイ米債チームを率いるアンドレイ・スキバ氏は、「市場ではFRBが長期間にわたり金利を高水準に維持することに懐疑的な見方と、FRBがインフレ低下と低調な経済指標を踏まえ、下期のいずれかの時点で利下げに転じるという期待の綱引きになっている」と指摘。同時に、FRBが金利のピークが年内に5%を超える可能性を示す半面、指標となる10年債利回りが3.6%を下抜けている状況について、市場の動きは過度に速く、行き過ぎの可能性があると述べた。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁は9日、金利を「24年まで」高水準で維持する必要があるという認識を改めて示した。
終盤の取引で、10年債利回りは3.9ベーシスポイント(bp)低下し、3.532%。
2年債利回りは5.7bp低下の4.204%。
3カ月物証券と10年債の利回り差は一時マイナス136.10と、逆転幅は過去最大となった。終盤はマイナス108.5だった。
30年債利回りは2.6bp低下の3.666%。
米財務省は今週、総額900億ドルの国債入札を実施する。10日は400億ドルの3年債、11日は320億ドルの10年債、12日は180億ドルの30年債の入札が行われる。
<株式> S&P総合500種がほぼ横ばいで取引を終了した。FRBの利上げ減速観測で日中は上昇したが、インフレへの警戒が根強く終盤にかけて伸び悩んだ。
ダウ工業株30種は小反落し、ナスダック総合は続伸したが、午後に上げ幅を縮小した。
市場参加者は10日にスウェーデンで開かれるイベントでのパウエルFRB議長の発言に注目している。インフレ抑制で成果を上げるまでにはなお時間を要するとの見解を示すとの予想も一部で聞かれた。
キングスビュー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は、12日の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、市場がこのところ急伸した反動で「利益を確定する売りが多少出た」と指摘。
先週末発表の12月の米雇用統計では賃金上昇率が鈍化し、FRBが金融引き締めを鈍化させるとの期待が広がった。
S&P業種別指数の中では情報技術が米国債利回りの低下を受けて買いを集めた。
一般消費財も上昇。アマゾンは、ジェフリーズが今年下半期にコスト上昇圧力が和らぐとの見方を示したことを受け、値を上げた。
市場参加者は、今週始まる米銀行大手の2022年第4・四半期決算発表にも注目している。
テスラは中国で「モデルY」の一部車種の納車待ちが長くなっていることが示されたことを受け、上昇。値下げが需要を刺激した可能性がある。
百貨店大手メーシーズとスポーツ衣料大手ルルレモン・アスレティカは年末商戦を含む四半期について低調な見通しを示したため、売りに押された。
<金先物> ドル下落に伴う割安感を受けた買いに支えられ、続伸した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前週末比8.10ドル(0.43%)高の1オンス=1877.80ドル。
金相場は一時1885ドル台まで上昇した後、頭重い展開。買い一巡後はポジション調整の売りに上げ幅を一部縮小した。
<米原油先物> 中国の防疫対策緩和に伴う需要拡大期待を受けて買われ、3営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物の清算値(終値に相当)は、前週末比0.86ドル(1.17%)高の1バレル=74.63ドル。3月物は0.88ドル高の74.92ドルだった。
ドル/円 NY終値 131.88/131.89
始値 132.51
高値 132.51
安値 131.54
ユーロ/ドル NY終値 1.0728/1.0732
始値 1.0682
高値 1.0760
安値 1.0681
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 106*10.00 3.6508%
前営業日終値 105*17.00 3.6920%
10年債(指標銘柄) 17時05分 104*30.00 3.5266%
前営業日終値 104*18.00 3.5710%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*30.00 3.6668%
前営業日終値 100*23.25 3.7140%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.50 4.2077%
前営業日終値 99*31.38 4.2600%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 33517.65 -112.96 -0.34
前営業日終値 33630.61
ナスダック総合 10635.65 +66.36 +0.63
前営業日終値 10569.29
S&P総合500種 3892.09 -2.99 -0.08
前営業日終値 3895.08
COMEX金 2月限 1877.8 +8.1
前営業日終値 1869.7
COMEX銀 3月限 2387.1 ‐11.1
前営業日終値 2398.2
北海ブレント 3月限 79.65 +1.08
前営業日終値 78.57
米WTI先物 2月限 74.63 +0.86
前営業日終値 73.77
CRB商品指数 268.6366 +3.8145
前営業日終値 264.8221
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T221419+0000
2023/01/10 07:14
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米国株式市場=S&P横ばい、利上げ減速観測とインフレ警戒交錯
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種がほぼ横ばいで取引を終了した。連邦準備理事会(FRB)の利上げ減速観測で日中は上昇したが、インフレへの警戒が根強く終盤にかけて伸び悩んだ。
ダウ工業株30種は小反落し、ナスダック総合は続伸したが、午後に上げ幅を縮小した。
市場参加者は10日にスウェーデンで開かれるイベントでのパウエルFRB議長の発言に注目している。インフレ抑制で成果を上げるまでにはなお時間を要するとの見解を示すとの予想も一部で聞かれた。
キングスビュー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は、12日の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、市場がこのところ急伸した反動で「利益を確定する売りが多少出た」と指摘した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33517.65 -112.96 -0.34 33664.39 33935.11 33487.66
前営業日終値 33630.61
ナスダック総合 10634.42 +65.12 +0.62 10662.11 10807.26 10619.12
前営業日終値 10569.29
S&P総合500種 3892.09 -2.99 -0.08 3910.82 3950.57 3890.42
前営業日終値 3895.08
ダウ輸送株20種 14018.51 +142.32 +1.03
ダウ公共株15種 988.42 +7.15 +0.73
フィラデルフィア半導体 2686.49 +50.39 +1.91
VIX指数 21.96 +0.83 +3.93
S&P一般消費財 1033.93 +5.83 +0.57
S&P素材 509.49 +3.04 +0.60
S&P工業 850.41 -3.59 -0.42
S&P主要消費財 784.59 -8.15 -1.03
S&P金融 586.18 -2.55 -0.43
S&P不動産 238.01 -0.13 -0.05
S&Pエネルギー 669.19 -3.16 -0.47
S&Pヘルスケア 1556.25 -26.26 -1.66
S&P通信サービス 165.27 +0.01 0.00
S&P情報技術 2200.61 +23.75 +1.09
S&P公益事業 363.30 +2.30 +0.64
NYSE出来高 6.21億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26225 + 295 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 26195 + 265 大阪比
2023-01-09T212617Z_1_LYNXMPEJ080PP_RTROPTP_1_USA-STOCKS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109212617LYNXMPEJ080PP 米国株式市場=S&P横ばい、利上げ減速観測とインフレ警戒交錯 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T212617+0000 20230109T212617+0000
2023/01/10 06:26
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NY外為市場=ドル対ユーロで7カ月ぶり安値、米利上げ鈍化期待
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで7カ月ぶりの安値を付けた。直近で発表された経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見方が強まった。一方、中国の国境再開を背景にリスク通貨に資金が流入した。
ユーロ/ドルは0.96%高の1.0747ドルと6月9日以来の高値を付けた。前週末6日には1.17%上昇していた。
ポンド/ドルは0.87%高の1.21975ドル。6日は1.5%高だった。スイスフランは対ドルで0.82%上昇の0.92フランと3月上旬以来の高値を付けた。
OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「多くの人が注目しているフェデラルファンド(FF)金利先物市場では2月の1回の利上げとその後の年末の利下げの可能性が織り込まれている」とし、これがドル売りにつながっていると指摘。「年末にはドルが一段と下落するというのがコンセンサスで、多くの投資家が先手を打とうとしている」と述べた。
先週6日に発表された2つの経済指標は全体的な活動が景気後退に傾いていることを示唆。米雇用統計では雇用者数の伸びが予想を上回る一方で賃金の伸びが鈍化したほか、米供給管理協会(ISM)が発表した2022年12月の非製造業総合指数(NMI)は20年5月以来2年7カ月ぶりに50を割り込んだ。
ドル指数は0.81%安の103.033と7カ月ぶりの安値。6日は1.15%安だった。
12日に発表される米消費者物価指数(CPI)が注目されており、「インフレ圧力の一段の緩和が予想されるものの、幅広い改善でなければ、投資家の神経を逆なでし、FRBの対応が引き続き求められる」(バンクレートのチーフ・ファイナンシャル・アナリスト、グレッグ・マクブライド氏)という。
一方、中国は8日、新型コロナウイルス感染対策の入国時の隔離義務を撤廃。香港からの入境時の隔離も廃止し、昨年12月から段階的に緩和してきたゼロコロナ政策が事実上終了した。
これを受け、オフショア人民元は対ドルで5カ月ぶりの高値を付けた。
豪ドル/米ドルは0.8%高の0.69305米ドルと8月30日以来の高値。ニュージーランドドル/米ドルは0.45%高の0.6378米ドルだった。
ドル/円 NY午後4時 131.78/131.81
始値 132.51
高値 132.51
安値 131.54
ユーロ/ドル NY午後4時 1.0729/1.0733
始値 1.0682
高値 1.0760
安値 1.0681
2023-01-09T212439Z_1_LYNXMPEJ080PN_RTROPTP_1_EUROZONE-BONDS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109212439LYNXMPEJ080PN NY外為市場=ドル対ユーロで7カ月ぶり安値、米利上げ鈍化期待 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T212439+0000 20230109T212439+0000
2023/01/10 06:24
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米消費者の短期インフレ期待が低下、積極利上げ受け=NY連銀
[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク連銀が9日に発表した12月の消費者期待調査で、短期的なインフレ率が鈍化したほか、米家計は収入の持続的な増加を見込む一方、支出を大幅に鈍化させると予想していることが分かった。
インフレ期待は1年先が5%と11月の5.2%から低下し2021年7月以来の低水準を記録。3年先は3%で変わらずだった一方、5年先は2.4%と11月の2.3%から上昇した。
米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げを背景に短期的なインフレ期待が低下している。
世帯収入の伸び見通しは4.6%と前月から上昇し調査開始以来最高を付けたが、支出については11月の6.9%増から5.9%増と大幅に鈍化した。支出の伸び鈍化は「年齢層や所得層に関係なく広範囲に及んだ」という。
また、家計は現在の経済状況が改善しており、将来的にも信用へのアクセスが改善すると見込んだ。
2023-01-09T171221Z_1_LYNXMPEJ080LJ_RTROPTP_1_USA-FED-EXPECTATIONS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20230109:nRTROPT20230109171221LYNXMPEJ080LJ 米消費者の短期インフレ期待が低下、積極利上げ受け=NY連銀 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20230109T171221+0000 20230109T171221+0000
2023/01/10 02:12