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Reuters Japan Online Report Business News TSMCの熊本第2工場、大きな追加投資決断を歓迎=林官房長官 [東京 7日 ロイター] - 林芳正官房長官は7日午前の記者会見で、半導体受託生産の世界大手、台湾積体電路製造(TSMC)が6日、熊本県に第2工場を建設すると発表したことを受けて「日本での大きな追加投資を決断したことを歓迎したい」と述べた。 日本政府の支援に関しては「現時点で支援決定した事実はないものの、経済産業省でTSMC側とコミュニケーションを継続していると聞いている」と語った。 2024-02-07T024059Z_1_LYNXMPEK1602R_RTROPTP_1_JAPAN-POLITICS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207024059LYNXMPEK1602R TSMCの熊本第2工場、大きな追加投資決断を歓迎=林官房長官 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T024059+0000 20240207T024059+0000 2024/02/07 11:40 Reuters Japan Online Report Business News 中国、NEV産業の海外貿易規制対応を支援へ [北京 7日 ロイター] - 中国商務省は7日公表した政策文書で、新エネルギー車(NEV)産業による海外の貿易規制対応を支援するため、業界参加者が外国企業と積極的な意思疎通や協力を行うよう指導する方針を示した。 NEVとバッテリーの輸出手続きを最適化し、NEVのサプライチェーン(供給網)に国内外の融資サービスを提供するよう銀行を指導すると述べた。 2024-02-07T021510Z_1_LYNXMPEK1602A_RTROPTP_1_CHINA-BRI-OPENING.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207021510LYNXMPEK1602A 中国、NEV産業の海外貿易規制対応を支援へ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T021510+0000 20240207T021510+0000 2024/02/07 11:15 Reuters Japan Online Report Business News 豪石油・ガス大手ウッドサイド、サントスとの合併協議打ち切り [7日 ロイター] - オーストラリアの石油・ガス大手ウッドサイド・エナジーは7日、同業サントスとの合併協議を打ち切ったと発表した。 ウッドサイドは株主価値の拡大につながる案件のみを推進する方針と表明した。 合併協議決裂のニュースを受けて7日の豪州株式市場でサントスの株価は急落。ウッドサイドは2%上昇した。 ウッドサイドのメグ・オニール最高経営責任者(CEO)は、世界の液化天然ガス(LNG)部門が「価値創造の大きな可能性を秘めている」との同社の見解を示した。 同社には株主の一部からサントスにプレミアム(上乗せ価格)を支払わないよう圧力がかかっていた。協議がまとまれば豪州で過去最大級の企業買収になるとみられていた。 2024-02-07T015334Z_1_LYNXMPEK16020_RTROPTP_1_GLOBAL-GAS-GASTECH.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207015334LYNXMPEK16020 豪石油・ガス大手ウッドサイド、サントスとの合併協議打ち切り OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T015334+0000 20240207T015334+0000 2024/02/07 10:53 Reuters Japan Online Report Business News 中国株、1月は海外ファンドが26億ドル売り越し=モルガンS Summer Zhen [香港 6日 ロイター] - モルガン・スタンレーのクォンティテイティブ調査チームが今週顧客向けに公表したリポートによると、世界のアクティブ運用ロングオンリー戦略ファンドは1月に中国株と香港株を合計26億ドル売り越した。中国株の下落が長引く中、バリュエーションが低落しても投資を削減し続けている状況だ。 38億ドルの売り越しだった12月に比べると資金流出は和らいだが、中国株が年明けから低迷している主因の1つが海外勢の売りであることが分かる。 1月は中国の優良株指数であるCSI300指数が6%、香港のハンセン指数が9%、それぞれ下落した。長引く下落により、CSI300指数構成銘柄の予想利益に基づく株価収益率(PER)は米国や日本株の半分程度に落ち込んでいる。 中国の景気回復力が弱く、強力な景気刺激策も打ち出されないため、PERの低下にもかかわらず世界の投資家は中国株から手を引いている。 モルガン・スタンレーのアナリストらによると、1月の売り越しを主導したのは欧州を拠点とするファンドだった。米国拠点のファンドによる売りは和らいだ。 2024-02-07T014805Z_1_LYNXMPEK1601X_RTROPTP_1_CHINA-MARKET-ETF.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207014805LYNXMPEK1601X 中国株、1月は海外ファンドが26億ドル売り越し=モルガンS OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T014805+0000 20240207T014805+0000 2024/02/07 10:48 Reuters Japan Online Report Business News 米地銀NYCB、株主が集団提訴 株価27年ぶり安値 Jonathan Stempel [ニューヨーク 6日 ロイター] - 米地銀ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)の株主は6日、同行を相手に集団訴訟を起こした。同行を巡っては、商業不動産向け融資の損失計上や減配により株価が約27年ぶりの安値を付けた。 ブルックリンの連邦裁判所に提出された訴状によると、株主はNYCBが貸倒引当金の追加計上を開示せず、バランスシートを補強するため配当を71%削減したと指摘。昨年3月以降、同行とその財務見通しについて、非現実的なほどプラスの評価を示して株価をつり上げたと主張した。 NYCBが1月31日に発表した四半期決算は、商業不動産向け融資に関連した損失で2億6000万ドルの赤字となった。決算時に発表した減配については、規制当局の資本要件を満たすことになると説明した。 NYCB株は6日、22.2%安で終了。一時、1997年4月以来の安値を付けた。ここ1週間では60%下落している。 2024-02-07T010611Z_1_LYNXMPEK1601D_RTROPTP_1_USA-BANKS-STOCK.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207010611LYNXMPEK1601D 米地銀NYCB、株主が集団提訴 株価27年ぶり安値 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T010611+0000 20240207T010611+0000 2024/02/07 10:06 Reuters Japan Online Report Business News VW傘下のアウディ、部品不足でブリュッセル工場の生産削減 [ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車部門アウディは6日、ブリュッセル工場での生産を部品不足を理由に少なくとも2週間削減したと発表した。同工場では電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「Q8e─tron(イートロン)」を生産している。 独自動車業界誌アウトモビルウォッヘは4日、アウディが世界の生産網の全面的な見直しを計画しており、Q8e─tronの生産をメキシコのサンホセチアパ工場ないし中国に移管する可能性があると報じた。 広報担当者は生産をフル稼働に戻す時期は「週ごとに判断する」と説明し、アウトモビルウォッヘの報道を確認した。 アウディはブリュッセル工場で中期的に生産する車種を検討しており、将来計画の策定後、詳細を発表するという。 2024-02-07T005758Z_1_LYNXMPEK16012_RTROPTP_1_EU-COURT-AUDI.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207005758LYNXMPEK16012 VW傘下のアウディ、部品不足でブリュッセル工場の生産削減 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T005758+0000 20240207T005758+0000 2024/02/07 09:57 Reuters Japan Online Report Business News カナダ中銀、インフレ抑制はさらに時間を要する=総裁 Promit Mukherjee Steve Scherer [オタワ 6日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は6日の講演で、インフレ圧力を抑制するにはさらに時間が必要だとした上で、最大の物価上昇要因である住居費の高騰は、金利の上げ下げによって抑えられるものではないと指摘した。 総裁は「金融政策はインフレ率の低下に作用している」としつつ、残存する物価圧力を緩和させるには、金融政策にもっと時間を与える必要がある」と述べた。 カナダ銀は過去4回の金融政策会合で、主要政策金利を22年ぶり高水準の5%に据え置いた。次の政策発表は3月になる。 インフレ率は2022年6月の8.1%をピークに、昨年12月には3.4%まで下がったが、物価目標の2%に向けた低下スピードは遅い。 カナダでは深刻な住宅不足により住宅の購入価格と家賃が上昇。総裁は、インフレ率が物価目標を超えている最大の要因が住居費だとした上で、「しかしこれは、金利を上げたり下げたりすることで是正できる問題ではない」と述べた。 金融市場は7月の利下げを完全に織り込んでいる。また、市場が織り込む4月の利下げ確率は43%程度で推移している。 総裁は、中銀は住居費を無視するわけにはいかず、目標は「トータルで見たCPI(消費者物価指数)を押し下げることだ」と発言。講演後、記者団に対し「インフレ率が下がれば2%目標達成の確信が強まるだろう。そうすれば利下げについて語れるようになる」と話した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T005448+0000 2024/02/07 09:54 Reuters Japan Online Report Business News JPモルガンが27年までに支店網大幅拡充、事業基盤弱い地域をてこ入れ Nupur Anand [ニューヨーク 6日 ロイター] - 米大手銀行JPモルガン・チェースは6日、新たな支店を2027年までに国内500カ所余りで開設する計画を明らかにした。 ボストンやシャーロット、首都ワシントン近郊、ミネアポリス、フィラデルフィアなどに新たな店舗を設置し、これまで事業基盤が弱かった地域をてこ入れするという。 チェース・コンシューマー・バンキングのジェニファー・ロバーツ最高経営責任者(CEO)はロイターに、新店舗は従来の窓口ではなく、顧客が個別相談できるスペースを営業の中心に据えると説明。その上でこうした支店網こそが預金獲得につながり、顧客との関係を深めるための要になると強調した。 JPモルガンのコンシューマー・コミュニティー・バンキングのマリアンヌ・レークCEOは昨年12月の投資家との会合で、支店網整備への投資を続け、国内上位50市場のうちシェアが5%弱の17市場について地歩を伸ばしていくとの考えを示している。 またロバーツ氏は、米国の既存支店1700カ所近くの刷新を進め、支店網に投入するために3500人強を追加で雇用する方針も明らかにした。 ロバーツ氏によると、昨年のファースト・リパブリック銀行買収で取得した60店近くに関しては新たに30店を閉鎖するという。 ファースト・リパブリック銀は8つの州に84店を展開していたが、JPモルガンは買収後すぐに21店前後の閉鎖を発表していた。 2024-02-07T004840Z_1_LYNXMPEK1600W_RTROPTP_1_GLOBAL-MARKETS-TRADING.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207004840LYNXMPEK1600W JPモルガンが27年までに支店網大幅拡充、事業基盤弱い地域をてこ入れ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T004840+0000 20240207T004840+0000 2024/02/07 09:48 Reuters Japan Online Report Business News 先週の据え置きは正しい判断、軟着陸視野=フィラデルフィア連銀総裁 Michael S. Derby [6日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は6日、連邦準備理事会(FRB)による先週の金利据え置きは正しい判断だったとの見方を示した。 また、FRBの措置が経済の「ソフトランディング(軟着陸)への道筋をつけた」とし、これまでのデータを踏まえると「目的地の滑走路は視野に入っている」と述べた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T003705+0000 2024/02/07 09:37 Reuters Japan Online Report Business News 日経平均は小幅続落で寄り付く、米半導体株安を嫌気 [東京 7日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比157円67銭安の3万6002円99銭と、小幅に続落してスタートした。米国市場での半導体株安を嫌気する動きが先行している。半導体関連は東京エレクトロン、アドバンテストなど軟調な銘柄が目立つ。 主力株は、トヨタ自動車は堅調な一方、ソニーグループは小安い。指数寄与度の高いファーストリテイリングは小安い、ソフトバンクグループは軟調となっている。 2024-02-07T002821Z_1_LYNXMPEK1600R_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240207:nRTROPT20240207002821LYNXMPEK1600R 日経平均は小幅続落で寄り付く、米半導体株安を嫌気 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240207T002821+0000 20240207T002821+0000 2024/02/07 09:28 Reuters Japan Online Report Business News 米フォード、第1四半期追加配当で株価上昇 EV部門は昨年赤字 Joseph White Nathan Gomes [デトロイト 6日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは6日、第1・四半期に1株当たり0.18ドルの追加配当を行うと発表した。 株価は4.1%高で引けた後の時間外取引で6.5%上昇した。 同社は2024年の税引き前利益を100億─120億ドルと予測。昨年は104億ドルだった。商用車部門「プロ」と内燃機関車部門「ブルー」の利益が電気自動車(EV)部門「モデルe」の赤字を相殺した。 北米トラック・スポーツタイプ多目的車(SUV)事業(商用車と消費者向け)は今年60億─70億ドルと見込まれるフリーキャッシュフローに貢献しそうだ。フォードはフリーキャッシュフローの40─50%を投資家に還元するとしている。 モデルe部門は第4・四半期に1台当たり平均4万7000ドル余りの損失を出した。今年の税引き前損失は50億─55億ドルに拡大すると予測した。 ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)は、フォードの次世代EVについて「利益が出て、資本コストを回収できるだろう」と語った。 今年のプロ部門は80億─90億ドルの利益を上げると見込まれている。昨年の税引き前利益は72億ドルだった。 2024-02-06T232327Z_1_LYNXMPEK150YB_RTROPTP_1_AUTOSHOW-DETROIT-FORD-F150.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206232327LYNXMPEK150YB 米フォード、第1四半期追加配当で株価上昇 EV部門は昨年赤字 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T232327+0000 20240206T232327+0000 2024/02/07 08:23 Reuters Japan Online Report Business News アングル:新興国ソブリン債発行、1月は過去最高 資金フローなど懸念も Karin Strohecker Jorgelina do Rosario [ロンドン 5日 ロイター] - 1月の新興国によるソブリン債発行額は470億ドルとなり、同月として過去最高を記録した。リスクが相対的に低い主要新興国の起債が中心だったが、新興国ファンドは資金が流出しており、リスクの高い発行体は苦戦を強いられる可能性がある。 1月は例年、起債が活発になる。今年はサウジアラビア、メキシコ、ハンガリー、ルーマニアなどが大型起債に踏み切った。 一方、モルガン・スタンレーのデータによると、新興国ファンド(ハードカレンシー建て)の年初からの資金流出入は16億ドルの純流出。22年は約800億ドルの純流出、23年は約400億ドルの純流出だった。 フィデリティ・インターナショナルの新興国債券・為替ポートフォリオマネージャー、ポール・グリア氏は「通常なら今の段階で資金流入が始まっているはずだ。株式市場への配分が多少続いているのだろう。こうした資金はいずれ債券に戻り、新興市場が恩恵を受けるとみられる。ただ、私の想定以上に時間がかかっている」と述べた。 年初は相対的に高格付けの発行体による起債が多かったが、サブサハラ(サハラ砂漠以南)諸国としてコートジボワールが約2年ぶりに国際資本市場に復帰。ベナンも起債の手続きを進めている。だが、これは例外的な事例となる可能性がある。 ナインティ・ワンの新興国ハードカレンシー債券戦略ポートフォリオマネジャー、ティス・ルー氏は、起債額と新興国ファンドの資金流出入の乖離について、高利回り債の発行体は目先、起債が難しい可能性があると指摘。「一部の投資家が様子見に回っている。私は慎重姿勢を崩していない。(新興国ファンドへの)資金流入が確認できなければ、ケニアやナイジェリアの起債にゴーサインを出すことはできない」と述べた。 <資金の枯渇> JPモルガンの試算によると、新興国ファンド(ハードカレンシー建て)には過去2年間で780億ドルの待機資金があったはずだが、資金流出により待機資金はわずか80億ドルに減少したとみられる。 同社によると、相対的に格付けが高いソブリン債など最近の起債には、クロスオーバー・ファンドからも資金が流入している。こうしたファンドは必ずしも新興国市場に投資する必要はなく、低格付け債への投資意欲は低いとみられる。 ノーザン・トラスト・アセット・マネジメントのインターナショナル・ショート・デュレーション部門を統括するダン・ファレル氏は「新興国市場を2つに分けると、質の高い新興国債券は欧州と非常によく似た形で取引されている。だが、新興国市場の下層部は財政状態が大きく異なっており、投資家にとって魅力的な選択肢とはいえない」と述べた。 モルガン・スタンレーは今年発行される新興国ソブリン債が1650億ドル近くに達し、昨年から約20%増加すると予想している。オマーン、セルビア、トルコ、バーレーン、ウズベキスタン、コロンビアといったハイイールド債の発行体が今年、起債する可能性があるという。 米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)などG10諸国の中銀が、いつどのようなペースで利下げを開始するかも市場を大きく左右する。 BNPパリバで中東欧・中東・アフリカ債券資本市場部門を統括するアレクシス・タファン・ド・ティルケス氏は「中銀の年内の利下げ時期を巡る不透明感が根強いため、金利とマクロ環境に安定が戻ったとはまだいえない。市場は高格付けの発行体に注目するだろう」と述べた。 2024-02-08T053634Z_2_LYNXMPEK1508J_RTROPTP_1_EMERGING-MARKETS-LATAM.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206221727LYNXMPEK1508J アングル:新興国ソブリン債発行、1月は過去最高 資金フローなど懸念も OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T221727+0000 20240206T221727+0000 2024/02/07 07:17 Reuters Japan Online Report Business News NY市場サマリー(6日)S&P小反発、ドル下落・利回り低下 <為替> ドルが主要通貨に対して下落した。前日は力強い経済指標を受け利下げ観測が後退し、ドルは大きく上昇していた。市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の道筋が注目されている。 この日はクリーブランド地区連銀のメスター総裁が、経済が予想通りに推移すれば、利下げへの道が開かれる可能性があると述べた。ただ、物価情勢が不透明な状況が続く中、利下げが実施される具体的な時期を示す用意はできていないと語った。 終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.24%安の104.19。前日は104.60と、昨年11月14日以来の高値を付けていた。 円は対ドルで0.20%高の148.67円。 豪ドルは対米ドルで0.59%高の0.6520米ドル。 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを市場の予想通り12年ぶり高水準の4.35%に据え置いた。 NY外為市場:[USD/J] <債券> 米債利回りが低下した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期を巡り、新たな材料が待ち望まれる中、米3年債入札で堅調な需要がみられたことを受けた。 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は6日、米経済が予想通りに推移すれば、利下げへの道が開かれる可能性があると述べた。ただ、物価情勢が不透明な状況が続く中、利下げが実施される具体的な時期を示す用意はできていないと語った。 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は6日、インフレ率は急速に低下しているが、仕事はまだ終わっていないと述べた。 指標10年債利回りは7ベーシスポイント(bp)低下の4.096%となった。2年債利回りは6bp低下の4.412%。 米財務相が6日に実施した540億ドルの3年債入札では、堅調な需要が見られた。最高落札利回りは4.169%で入札前の水準を約1bp下回った。応札倍率は2.58倍だった。 米金融・債券市場:[US/BJ] <株式> S&P総合500種が小反発して取引を終えた。企業決算を精査するとともに、利下げ時期について手掛かりを得ようと米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言が意識された。 ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は6日、インフレ率は急速に低下しているものの、仕事はまだ終わっていないと述べた。 クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、米経済が予想通りに推移すれば利下げへの道が開かれる可能性があると述べた。ただ、具体的な時期を示す用意はできていないとした。 過去5営業日で約11%下げたKBW地銀指数はこの日も下落。NYCBも一段安となった。 米国株式市場:[.NJP] <金先物> 米長期金利の低下を背景に、3営業日ぶりに反発した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比8.50ドル(0.42%)高の1オンス=2051.40ドル。 米景気や雇用情勢の堅調さを示唆する一連の米経済指標などを受け上昇していた米長期金利がこの日は低下。金利を生まない資産である金は買いが優勢となった。 NY貴金属:[GOL/XJ] <米原油先物> 米国産原油の供給懸念を背景に買いが優勢となり、続伸した。米国産標準油種WTIの中 心限月3月物の清算値(終値に相当)は前日比0.53ドル(0.73%)高の1バレル =73.31ドルだった。4月物は0.52ドル高の73.37ドル。 NYMEXエネルギー:[CR/USJ] ドル/円 NY午後4時 147.84/147.87 始値 148.68 高値 148.78 安値 147.83 ユーロ/ドル NY午後4時 1.0754/1.0758 始値 1.0738 高値 1.0757 安値 1.0724 米東部時間 30年債(指標銘柄) 16時43分 107*19.50 4.2943% 前営業日終値 106*23.00 4.3450% 10年債(指標銘柄) 16時40分 103*08.50 4.0904% 前営業日終値 102*21.50 4.1640% 5年債(指標銘柄) 16時43分 99*26.75 4.0365% 前営業日終値 99*14.50 4.1220% 2年債(指標銘柄) 16時44分 99*22.88 4.4015% 前営業日終値 99*18.63 4.4720% 終値 前日比 % ダウ工業株30種 38521.36 +141.24 +0.37 前営業日終値 38380.12 ナスダック総合 15609.00 +11.32 +0.07 前営業日終値 15597.68 S&P総合500種 4954.23 +11.42 +0.23 前営業日終値 4942.81 COMEX金 4月限 2051.4 +8.5 前営業日終値 2042.9 COMEX銀 3月限 2247.8 +5.6 前営業日終値 2242.2 北海ブレント 4月限 78.59 +0.60 前営業日終値 77.99 米WTI先物 3月限 73.31 +0.53 前営業日終値 72.78 CRB商品指数 269.0535 +0.8638 前営業日終値 268.1897 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T215026+0000 2024/02/07 06:50 Reuters Japan Online Report Business News NY外為市場=ドル下落、米金利の道筋に注目 [ニューヨーク 6日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。前日は力強い経済指標を受け利下げ観測が後退し、ドルは大きく上昇していた。市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の道筋が注目されている。 先週発表の1月の雇用統計が力強かったことに加え、パウエルFRB議長は週末に放映されたインタビューで、経済が堅調な中、当局者にはインフレ率が低下し続けるという確信を強めるための時間があるとの認識を表明。早期利下げ観測が後退し、ドル高につながっていた。 この日はクリーブランド地区連銀のメスター総裁が、経済が予想通りに推移すれば、利下げへの道が開かれる可能性があると述べた。ただ、物価情勢が不透明な状況が続く中、利下げが実施される具体的な時期を示す用意はできていないと語った。 欧州でも、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁が欧州中央銀行(ECB)は利下げを急ぐ必要はないとの考えを示している。 フォレックス・ドットコムのグローバル・リサーチ部門責任者、マシュー・ウェラー氏は、米国の経済は例外と見なした上での外為取引が昨年第3・四半期から見られていたが、再度主流になりつつあると指摘。「現在市場では、経済はソフトランディング(軟着陸)するのか、それともリセッション(景気後退)に陥るのかということではなく、そもそも経済は『着陸』しないか、再加速するのではないかという見方が出ている」と述べた。 CMEフェドウオッチによると、市場では現在、3月に利下げが実施される確率が19.5%であることが織り込まれている。年初時点では68.1%だった。 終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.24%安の104.19。前日は104.60と、昨年11月14日以来の高値を付けていた。 ユーロ/ドルは0.09%高の1.0751ドル。 円は対ドルで0.20%高の148.67円。 豪ドルは対米ドルで0.59%高の0.6520米ドル。 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを市場の予想通り12年ぶり高水準の4.35%に据え置いた。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.78%高の4万3088.59ドル。 ドル/円 NY午後4時 147.84/147.87 始値 148.68 高値 148.78 安値 147.83 ユーロ/ドル NY午後4時 1.0754/1.0758 始値 1.0738 高値 1.0757 安値 1.0724 2024-02-06T215017Z_1_LYNXMPEK150WS_RTROPTP_1_UKRAINE-CRISIS-DOLLAR.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206215017LYNXMPEK150WS NY外為市場=ドル下落、米金利の道筋に注目 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T215017+0000 20240206T215017+0000 2024/02/07 06:50 Reuters Japan Online Report Business News アマゾン、ヘルスケア部門で数百人削減へ [6日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムがヘルスケア部門で数百人を削減する。同部門幹部のニール・リンゼー氏が6日、従業員に宛てた書簡で明らかにした。 ニュースサイトのビジネス・インサイダーは関係筋の情報として、「ワン・メディカル」と「アマゾン・ファーマシー」部門で約115人が削減され、最大400人に影響が及ぶ可能性があると報じた。 アマゾンの経営陣は、営業赤字が膨らんでいるワン・メディカルに対し、今年は新たに1億ドルを節減するよう求めたという。 2024-02-06T213859Z_1_LYNXMPEK150WI_RTROPTP_1_HOLIDAYSHOPPING-RETAIL-CYBERMONDAY-ADOBE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206213859LYNXMPEK150WI アマゾン、ヘルスケア部門で数百人削減へ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T213859+0000 20240206T213859+0000 2024/02/07 06:38 Reuters Japan Online Report Business News 最近のインフレ統計は「ポジティブなもよう」=ミネアポリス連銀総裁 [6日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は6日、インフレ率は急速に低下しており、最近のデータは「ポジティブなように見える」と述べた。 ただ仕事はまだ終わっていないとし、米連邦準備理事会(FRB)の目標はインフレ率を前年比ベースで2%にすることだと指摘。インフレ低下の大部分は、借り入れコストの上昇に伴う需要押し下げというよりも、むしろ供給の拡大によるものであり、インフレ率が低下しても労働市場の堅調さ維持を可能にしていると語った。 2024-02-06T192429Z_1_LYNXMPEK150S6_RTROPTP_1_USA-BONDS-REALYIELDS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206192429LYNXMPEK150S6 最近のインフレ統計は「ポジティブなもよう」=ミネアポリス連銀総裁 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T192429+0000 20240206T192429+0000 2024/02/07 04:24 Reuters Japan Online Report Business News ホンダ、米で75万台リコール エアバッグに不具合 David Shepardson [ワシントン 6日 ロイター] - ホンダは6日、米国で75万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。エアバッグの不具合により、衝突時に適切に作動しない可能性があるという。 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は6日、助手席のシート重量センサーにひびが入りショートすることにより、エアバッグが適切に抑制されない可能性があると発表した。販売店がシート重量センサーを交換する。 リコール対象となるのは、2020─22年モデルのパイロット、アコード、シビックの一部と、2020─21年モデルのCR─V、パスポートの一部。 ホンダがNHTSAに提出した資料によると、保証請求は3834件。20年6月以降、今回のリコール問題に関連した負傷者や死者の報告はないという。 2024-02-06T171607Z_1_LYNXMPEK150NV_RTROPTP_1_CANADA-HONDA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206171607LYNXMPEK150NV ホンダ、米で75万台リコール エアバッグに不具合 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T171607+0000 20240206T171607+0000 2024/02/07 02:16 Reuters Japan Online Report Business News 中国証取、一部ヘッジファンドの株式売却を制限 株価下支え狙い [上海/北京 6日 ロイター] - 中国の証券取引所が一部のヘッジファンドによる株式売却を制限していることが6日、分かった。約5年ぶりの安値を付けた中国株価の安定化が狙い。4人のファンドマネジャーと1人のブローカーが明らかにした。 中国当局は低迷する株価を下支えするために投資信託による売り越し額の制限や、空売りの抑制などの措置を講じている。だが、今のところ株価下落に歯止めをかけられていない。 このため、私募ファンド業界を標的にするようになり、特に空売りを伴う定量的取引戦略を用いるヘッジファンドを標的にしているとみられている。 上海に拠点を置く大手証券会社のヘッジファンド担当の営業幹部によると、証券取引所が証券会社に対し、ヘッジファンドによる売り注文を抑えるように求めた。 中国北部の別のヘッジファンドのマネジャーは、自身の企業はポジションを微調整することはできるものの、規制当局からの指導のため保有高をあまり減らすことができなかったと説明した。 ロイターはいくつのヘッジファンドがこのような指導を受けたのか、またブローカーの取引プラットフォームに対してどのような規制を実施しているのかを確認することはできなかった。 中国証券監督管理委員会(CSRC)からのコメントは得られていない。 2024-02-06T171319Z_1_LYNXMPEK150NP_RTROPTP_1_CHINA-STOCK-CONNECT-ETF.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206171319LYNXMPEK150NP 中国証取、一部ヘッジファンドの株式売却を制限 株価下支え狙い OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T171319+0000 20240206T171319+0000 2024/02/07 02:13 Reuters Japan Online Report Business News 欧州のUCITSファンド、昨年380億ドル流出 金利上昇で=調査 Nell Mackenzie [ロンドン 6日 ロイター] - 調査会社ケプラー・アブソリュート・ヘッジによると、欧州のUCITSファンドの2023年の資金流出入は380億ドルの純流出だった。 22年も580億ドルの純流出となっていた。金利上昇で個人投資家が資金を引き揚げた。 UCITSは「譲渡可能証券への集団投資事業(Undertakings for Collective Investment in Transferable Securities)」の略。欧州連合(EU)で販売されているファンドで、個人投資家を保護するため厳しい規制が課されている。 ただ、金利上昇で投資家の運用の選択肢が広がったため、UCITSファンドは苦戦を強いられている。 ケプラーの幹部は「UCITSファンドの昨年のリターンはまずますだったが、リスク・フリー・レートが上昇したため、投資家の好みが変わった」と述べた。 昨年の平均運用成績は4.3%で、2010年以降で3番目の高水準だった。 「より高いボラティリティーとリスク・フリー・レートを上回る多様なリターンへの意欲が高まっている。新商品投入のハードルは上がった」という。 同社が調査対象とするUCITSファンドの運用資産は23年末が2400億ドル。2022年末は2780億ドルだった。 2024-02-06T105048Z_1_LYNXMPEK150D0_RTROPTP_1_GLOBAL-FOREX-INT.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206105048LYNXMPEK150D0 欧州のUCITSファンド、昨年380億ドル流出 金利上昇で=調査 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T105048+0000 20240206T105048+0000 2024/02/06 19:50 Reuters Japan Online Report Business News 欧州のUCITSファンド、昨年380億ドル流出 金利上昇で=調査 Nell Mackenzie [ロンドン 6日 ロイター] - 調査会社ケプラー・アブソリュート・ヘッジによると、欧州のUCITSファンドの2023年の資金流出入は380億ドルの純流出だった。 22年も580億ドルの純流出となっていた。金利上昇で個人投資家が資金を引き揚げた。 UCITSは「譲渡可能証券への集団投資事業(Undertakings for Collective Investment in Transferable Securities)」の略。欧州連合(EU)で販売されているファンドで、個人投資家を保護するため厳しい規制が課されている。 ただ、金利上昇で投資家の運用の選択肢が広がったため、UCITSファンドは苦戦を強いられている。 ケプラーの幹部は「UCITSファンドの昨年のリターンはまずますだったが、リスク・フリー・レートが上昇したため、投資家の好みが変わった」と述べた。 昨年の平均運用成績は4.3%で、2010年以降で3番目の高水準だった。 「より高いボラティリティーとリスク・フリー・レートを上回る多様なリターンへの意欲が高まっている。新商品投入のハードルは上がった」という。 同社が調査対象とするUCITSファンドの運用資産は23年末が2400億ドル。2022年末は2780億ドルだった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T104952+0000 2024/02/06 19:49 Reuters Japan Online Report Business News 英建設PMI、1月は昨年8月以来の高水準 利下げ期待で楽観度増す [ロンドン 6日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが6日発表した1月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は48.8で、昨年12月の46.8から改善し同年8月以来の高水準となった。利下げ観測から業界回復期待が台頭し、先行きの見通しが過去2年で最も楽観的になった。 好不況の分かれ目である50を引き続き下回ったが、ロイターがまとめたエコノミストの予想(47.3)以上に改善した。 S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ティム・ムーア氏は、英建設業者は、景気後退リスクの低下と利下げ期待から最悪の状況を間もなく脱するとの楽観的な見方を強めているようだと述べた。 ただ建設業者は輸送コストの上昇で原材料価格が昨年9月以来初めて上昇したと指摘した。紅海での商船攻撃に関連した輸送への影響は他の調査でも見られている。 S&Pグローバルによると、1月も住宅建設が最大の足かせとなったが、減少のペースは昨年3月以来最も緩やかだった。 土木建築の生産はほぼ安定状態になり、商業建築は減少幅が前月から縮小した。 全体的な新規受注は、23年8月に減少し始めて以来最も緩やかな減少となり、雇用も若干の減少にとどまった。 サービス業と製造業も含む全セクターPMIは51.7から52.6に上昇し8カ月ぶりの高水準となった。 2024-02-06T103250Z_1_LYNXMPEK150CB_RTROPTP_1_BRITAIN-ECONOMY-HOUSEPRICES.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206103250LYNXMPEK150CB 英建設PMI、1月は昨年8月以来の高水準 利下げ期待で楽観度増す OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T103250+0000 20240206T103250+0000 2024/02/06 19:32 Reuters Japan Online Report Business News ECB、次の行動は利下げになると確信=スペイン中銀総裁 [ニコシア 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は6日、インフレ率が目標の2%に戻りつつあり、次の政策行動が利下げになることをECBは確信していると述べた。 「次の動きが利下げになるとわれわれが確信していることを知るのは、欧州市民にとって非常に重要なことだ」とキプロスで開催されたイベントで述べた。 利下げの時期については「具体的に言わない方が賢明だと思う」とした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T094607+0000 2024/02/06 18:46 Reuters Japan Online Report Business News ユーロ圏消費者、今後1年のインフレ期待低下=ECB調査 [フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が6日発表した2023年12月の消費者期待調査で、今後1年間のインフレ期待が低下し、ECBの金融引き締めの影響が出ている兆候を示した。 家計の今後1年のインフレ期待は3.2%。11月調査の3.5%から低下した。 今後3年のインフレ期待は2.5%で11月調査の2.4%からわずかながら上昇した。 今回の調査から調査国が5カ国増えて11カ国になり、ユーロ圏域内国内総生産(GDP)の96%、人口の94%をカバーする。 前回までの調査結果も5カ国の回答結果を加えて修正した。 2024-02-06T094533Z_1_LYNXMPEK150AM_RTROPTP_1_CLIMATE-CHANGE-ECB.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206094533LYNXMPEK150AM ユーロ圏消費者、今後1年のインフレ期待低下=ECB調査 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T094533+0000 20240206T094533+0000 2024/02/06 18:45 Reuters Japan Online Report Business News 米社債発行、今年は過去最高の見込み 利下げと景気軟着陸期待で Shankar Ramakrishnan Davide Barbuscia [ニューヨーク 5日 ロイター] - 今年の米市場での社債発行額は過去最高を更新するとみられている。米連邦準備理事会(FRB)の利下げで資金調達コストが低下する見込みのほか、経済の「軟着陸」への期待で投資家の買い意欲が高まっていることが背景にある。 投資適格級企業による債券発行額は先月1960億ドルを超え、1月としては過去最高を記録した。BofAグローバルは2月の発行額が投資適格級債券だけでも1600億─1700億ドル近くになると予想しており、そうなると2月も過去最高となる。 投資適格級債券の発行額が1月と2月連続で過去最高となるのは異例だ。今年は1兆3000億ドル近い投資適格債が発行される見込み。 SMBC日興セキュリティーズ・アメリカのクレジットストラテジスト、エドワード・マリナン氏は、デフォルト(債務不履行)の可能性が極めて低く、5%から6%のリターンが期待できる債券を利回りが低下し始める前に確保しようと投資家が殺到したと分析した。 投機的等級債券(ジャンク債)の発行額も1月は310億ドルを超え、2021年11月以来の高水準となった。 EPFRグローバルのデータに基づくTDセキュリティーズのリポートによると、1月31日終了週は投資適格債に投資するファンドや上場投資信託(ETF)から17億0200万ドルが流出した。前週は32億9800万ドルの流入だった。一方、ジャンク債に投資するETFへの資金流入は23億7300万ドルと、前週の4億1100万ドルから急増した。 これは投資適格級の企業が米国債に対してほとんど金利を上乗せしないで債券を発行していることが一因だ。 インフォーマによると、プロクター・アンド・ギャンブルの13億5000万ドルの5年債と10年債の投資適格債は先月、米国債に対するスプレッド(上乗せ金利)が記録的な低水準に設定された。投資適格債の新規発行プレミアムはこれまで3─4ベーシスポイント(bp)だったが、1月はほとんどゼロだった。 2024-02-06T093849Z_1_LYNXMPEK150AE_RTROPTP_1_USA-INVESTORS-CREDIT.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206093849LYNXMPEK150AE 米社債発行、今年は過去最高の見込み 利下げと景気軟着陸期待で OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T093849+0000 20240206T093849+0000 2024/02/06 18:38 Reuters Japan Online Report Business News 独鉱工業受注、12月は大幅増 航空機大量受注が寄与 Maria Martinez [ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が6日発表した2023年12月の鉱工業受注指数(季節・日数調整済み)は前月比8.9%上昇と、2020年6月以来最大の伸びを記録した。「例外的に」多い航空機の受注が寄与した。 ロイターがまとめたアナリストの予想は横ばいだった。 航空機、船舶、鉄道を含む「その他の車両建造」の受注が前月比110.9%増加した。 金属製品製造(18.0%増)と電気機器製造(38.7%増)の大型受注も押し上げ要因となった。 ただコメルツ銀行のシニア・エコノミスト、ラルフ・ソルヴェーン氏は、異例に多い大口受注は短期的に生産にほとんど影響を与えないと指摘。大型受注を除けば2.2%の減少になるとし「ドイツ経済の好転が見込めないことを改めて示した」と述べた。 重要分野の自動車産業(14.7%減)、機械工学(5.3%減)、化学産業(3.7%減)で受注が軒並み減少した。 月単位の変動をならした10─12月の受注は前の3カ月を0.1%上回った。 12月の国内受注は前月比9.4%増加した。 海外からの受注は8.5%増加。ユーロ圏からの受注が34.5%増加する一方、ユーロ圏以外からの受注は7.5%減少した。 2023年は日数調整済みで前年比5.9%減少した。 2024-02-06T093111Z_1_LYNXMPEK150AA_RTROPTP_1_GERMANY-INDUSTRY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206093111LYNXMPEK150AA 独鉱工業受注、12月は大幅増 航空機大量受注が寄与 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T093111+0000 20240206T093111+0000 2024/02/06 18:31 Reuters Japan Online Report Business News 東京マーケット・サマリー ■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値 <外為市場> ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後5時現在 148.50/148.53 1.0751/1.0753 159.66/159.70 NY午後5時 148.67/148.70 1.0741/1.0745 159.71/159.75 午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べて小幅ドル安/円高の148円半ばで推移している。米金利の上昇が一服となる中、2カ月ぶり高値圏とあって戻り売りが優勢だったという。 <株式市場> 終値 前日比 寄り付き    安値/高値   日経平均 36160.66 -193.50 36249.08 36,065.98─36,294.48 TOPIX 2539.25 -17.46 2547.22 2,532.53─2,548.95 プライム市場指数 1306.73 -8.97 1310.96 1,303.28─1,311.58 スタンダード市場指数 1232.09 -3.68 1235.48 1,232.06─1,237.25 グロース市場指数 905.17 +1.14 901.24 894.82─908.89 グロース250指数 716.41 +1.14 712.65 706.84─719.67 東証出来高(万株) 191158 東証売買代金(億円) 50274.08 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比193円50銭安の3万6160円66銭で取引を終えた。米国市場で早期利下げ期待が後退して株安となった流れを嫌気した。日経平均はトヨタ自動車の好決算を受けて下げ幅を縮小する場面もみられたが、戻り待ちの売りに押され下落基調となった。決算発表がピークを迎える中、企業業績を材料視した個別物色は活発化した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが385銘柄(23%)、値下がりは1233銘柄(74%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。 <短期金融市場>  無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.007 ユーロ円金先(24年3月限) ─── 3カ月物TB ─── 無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.007%になった。前営業日(マイナス0.008)から横ばい圏。「引き続き取り手の調達ニーズが総じて強かった」(国内金融機関)という。 <円債市場>  国債先物・24年3月限 146.40 (+0.05) 安値─高値 146.04─146.40 10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.715% (変わらず) 安値─高値 0.735─0.715% 国債先物中心限月3月限は前営業日5銭高の146円40銭と小反発して取引を終えた。米金利上昇が重しとなり売り先行でスタートしたが、取引終盤にプラス圏に切り返した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.715%。 <スワップ市場・気配>  2年物 0.35─0.25 3年物 0.45─0.35 4年物 0.53─0.43 5年物 0.62─0.52 7年物 0.80─0.70 10年物 1.02─0.92 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T092631+0000 2024/02/06 18:26 Reuters Japan Online Report Business News ドイツ銀行、今年の米景気後退を予想せず 利下げ幅の予測修正 [6日 ロイター] - ドイツ銀行は5日付のリポートで、今年の米国の景気後退(リセッション)をもはや予想していないと述べた。インフレが鈍化しており、労働市場も失業の急増を招かずに「バランスが改善」しつつあるとしている。 同行はこれまで米連邦準備理事会(FRB)の利上げでソフトランディング(軟着陸)の余地が狭まり、米国が穏やかなリセッションに突入すると予想していた。 今年の米経済は四半期平均ベースで1.9%成長する見通し。従来予想は0.3%だった。 ドイツ銀行の米国担当チーフエコノミスト、マシュー・ルッツェッティ氏は「米国経済は複数の逆風(依然厳しい信用状況、消費者の延滞率上昇、労働市場の減速)に引き続き直面しているが、これまでの回復力を踏まえると、2024年はわれわれの従来予想より穏やかな減速になる」と述べた。 FRBの利下げ開始時期については引き続き6月と予想。ただ、年内の利下げ幅の予想は175ベーシスポイント(bp)から100bpに修正した。 2024-02-06T092523Z_1_LYNXMPEK150A5_RTROPTP_1_GLOBAL-COMPANY-DEUTSCHEBANK.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206092523LYNXMPEK150A5 ドイツ銀行、今年の米景気後退を予想せず 利下げ幅の予測修正 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T092523+0000 20240206T092523+0000 2024/02/06 18:25 Reuters Japan Online Report Business News 「テイラー・スウィフト」インフレ、豪中銀総裁が政策への影響否定 Alasdair Pal Stella Qiu [シドニー 6日 ロイター] - ブロック豪中銀総裁は6日、人気歌手テイラー・スウィフトさんがインフレ率を押し上げる効果をもたらしているとの説について、自身の子どもを含めて一部の支出調整につながっていると指摘したが、政策への影響は否定した。政策金利の据え置きを決めた理事会後の会見で述べた。 業界の試算によれば、スウィフトさんのワールドツアー「エラズ・ツアー」は、史上初の10億ドル超の興行収入を記録する見通し。ファンはさらに交通費や宿泊費で数十億ドルを支出するとみられている。オーストラリアでは全7公演を予定しておりメルボルンで来週開始。最高価格のチケットは1250豪ドル(814米ドル)。 スウィフトさんら人気アーティストのツアーは、一部諸国のインフレを一時的に加速させる要因になっていると、一部専門家は指摘する。 スウィフトさんのチケットに対する莫大な需要は、豪中銀が政策リスクとして頻繁に言及するサービスインフレの一例なのかとの質問に対し、ブロック氏は「『テイラースウィフト・インフレ』については承知している」と回答。自身の子どもの例を挙げながら、ファンはチケットとそれに関連する支出を賄うために他の出費を調整していると述べた。 その上で、これまでの利上げは、電気代や保険料を含むサービス価格のインフレ率に間接的な影響を与えている可能性があると指摘した。 2024-02-06T085556Z_1_LYNXMPEK1509J_RTROPTP_1_AUSTRALIA-ECONOMY-RBA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206085556LYNXMPEK1509J 「テイラー・スウィフト」インフレ、豪中銀総裁が政策への影響否定 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T085556+0000 20240206T085556+0000 2024/02/06 17:55 Reuters Japan Online Report Business News 英BP、第4四半期は予想上回る黒字 自社株買い拡大 Ron Bousso [ロンドン 6日 ロイター] - 英石油大手BPが6日発表した2023年第4・四半期決算は予想を上回る約30億ドルの黒字を計上した。ガスのトレーディングが好調だった。同社は自株買いを加速する方針を示した。 23年通期の利益は前年比50%減の138億ドル。ガス・石油価格の低迷や精製マージンの低下が響いた。 過去2四半期の決算は市場予想を大幅に下回っていた。 1株配当は7.27セントで維持した。今後3カ月間で17億5000万ドルの自社株買いを実施する。過去3カ月は15億ドルだった。 24年上半期は35億ドルの自社株買いを実施する方針。 第4・四半期の純利益に相当する実質再調達原価利益は29億9000万ドル。同社がまとめた市場予想の27億7000万ドルを上回った。 第3・四半期は33億ドル、前年同期は48億ドルだった。 第4・四半期はガスのトレーデイングが好調だったほか、原油・カス価格の上昇が寄与した。一方、精製マージンは「大幅に低下」し、石油のトレーディングも低迷した。探査に関連して減損処理も行った。 2024-02-06T085218Z_1_LYNXMPEK1509H_RTROPTP_1_BP-RESULTS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206085218LYNXMPEK1509H 英BP、第4四半期は予想上回る黒字 自社株買い拡大 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T085218+0000 20240206T085218+0000 2024/02/06 17:52 Reuters Japan Online Report Business News 岸田首相の賃上げ要請、「呼応する動き広がる」=官房長官 Kazuhiko Tamaki 「東京 6日 ロイター] - 林芳正官房長官は6日午後の会見で、今年1月に開催された政労使会議で岸田文雄首相が昨年を上回る賃上げを強く要望したことに「呼応する動きが広がっている」との見解を示した。 その上で医療・介護などの報酬改定による公的賃上げ、賃上げ促進税制の強化、労務費の転嫁に関する指針の各業界への周知・徹底など、「物価高に負けない賃上げを実現できるように引き続きしっかりと取り組んでいきたい」と述べた。 厚生労働省が6日に公表した2023年12月の毎月勤労統計(速報)によると、実質賃金は前年比1.9%減少し、21カ月連続のマイナスとなった。2023年通年でも前年比2.5%減と2年連続で減少し、マイナス幅が拡大した。 一方、ロシアとの戦闘が長期化しているウクライナに対する日本の支援に関し、林官房長官は今月19日に東京で開催する「日ウクライナ経済復興推進会議」にウクライナのシュミハリ首相が参加し「(日本の)官民が一体となってウクライナの復旧・復興を力強く進める姿勢を打ち出す」と強調。「国際的にウクライナ支援をさらに盛り上げる機会にしたい」と説明した。 2024-02-06T075642Z_1_LYNXMPEK1507O_RTROPTP_1_JAPAN-POLITICS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240206:nRTROPT20240206075642LYNXMPEK1507O 岸田首相の賃上げ要請、「呼応する動き広がる」=官房長官 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240206T075642+0000 20240206T075642+0000 2024/02/06 16:56

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