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「テイラー・スウィフト」インフレ、豪中銀総裁が政策への影響否定

配信日時:2024/02/06 17:55 配信元:REUTERS

Alasdair Pal Stella Qiu

[シドニー 6日 ロイター] - ブロック豪中銀総裁は6日、人気歌手テイラー・スウィフトさんがインフレ率を押し上げる効果をもたらしているとの説について、自身の子どもを含めて一部の支出調整につながっていると指摘したが、政策への影響は否定した。政策金利の据え置きを決めた理事会後の会見で述べた。

業界の試算によれば、スウィフトさんのワールドツアー「エラズ・ツアー」は、史上初の10億ドル超の興行収入を記録する見通し。ファンはさらに交通費や宿泊費で数十億ドルを支出するとみられている。オーストラリアでは全7公演を予定しておりメルボルンで来週開始。最高価格のチケットは1250豪ドル(814米ドル)。

スウィフトさんら人気アーティストのツアーは、一部諸国のインフレを一時的に加速させる要因になっていると、一部専門家は指摘する。

スウィフトさんのチケットに対する莫大な需要は、豪中銀が政策リスクとして頻繁に言及するサービスインフレの一例なのかとの質問に対し、ブロック氏は「『テイラースウィフト・インフレ』については承知している」と回答。自身の子どもの例を挙げながら、ファンはチケットとそれに関連する支出を賄うために他の出費を調整していると述べた。

その上で、これまでの利上げは、電気代や保険料を含むサービス価格のインフレ率に間接的な影響を与えている可能性があると指摘した。

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