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英経済、24年見通し明るい 昨年は想定通り=マン中銀政策委員
Howard Schneider David Milliken
[ワシントン 15日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のキャサリン・マン委員は15日、英国の2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)統計について驚くことはなかったとすると同時に、24年の英経済の成長見通しは明るいとの見方を示した。
英国立統計局(ONS)が15日発表した2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%減。第3・四半期は0.1%減少しているため、英経済は23年下期に景気後退入りしたことになる。
マン氏は全米企業エコノミスト協会(NABE)で記者団に対し「(23年)下期は軟調になると常に予想していた。今回のGDP統計でこうした予想が裏付けられた」と言及。購買担当者景気指数(PMI)などの景気の先行きを示す指標に注目したいとし「こうした指標は良好だ」と語った。
また、英国のサービス価格の上昇が他の先進国よりも根強いことを引き続き懸念しているとし、モノ(財)の価格の低下だけでは消費者物価の上昇率を2%に持続的に維持することはできないと指摘。英企業の多くは投資家や金融機関が望むよりも低い利益率で運営しており、インフレ率に中期的な上昇圧力がかかる可能性があるとの見方も示した。
英中銀は今月1日、政策金利を約16年ぶりの高水準である5.25%に据え置くと決定。マン氏はハスケル委員と共に0.25%ポイントの利上げを主張した。
マン氏は先週、この主張について「簡単なことではなかった」とした上で、実質所得の増加と労働市場の逼迫に加え、英国の金融情勢は緩和しすぎているとの自身の見方を踏まえ、利上げを主張したと説明した。
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2024/02/16 02:58
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ユーロ圏財務相、証取合併の障壁を取り除くように検討求める=声明案
Huw Jones
[ロンドン 15日 ロイター] - ユーロ圏諸国の財務相が、欧州連合(EU)は資本市場を深化させ、競合に後れを取らないようにするために証券取引所の合併を妨げる障壁を取り除くことを検討すべきだとする声明案をまとめたことが15日、分かった。ロイターが声明案を確認した。
声明案によると、ユーロ圏諸国の財務相と欧州中央銀行(ECB)、EU欧州委員会は今年秋に始まる欧州委の新たな任期(5年)に向けて「必須」の優先法案を定めた。
企業の成長に向けた資金調達を銀行に大きく依存するよりも、株式市場や債券市場で調達できるようにするため、EUが目指す資本市場同盟の創設に向けたさらなる進展を望んでいる。
声明案では「欧州資本市場の発展のために緊急に取り組まれなければ、欧州は競争力、経済成長、市民の繁栄で世界に遅れを取る危険性がある」と指摘した。
米国には企業が資金調達に利用する奥行きのある株式市場と債券市場があるが、欧州市場には断片的で証券取引所が多くあることが単一の資本市場を創設することを難しくしている。
声明案では「私たちは欧州委に対して証券取引所の統合や、より統合された市場インフラの整備を妨げている障害を評価し、(そして必要ならば対処してグリーンボンド発行などの)欧州の専門性を強化するように求める」とも訴えた。
ユーロ圏の財務相は2025年以降に少なくとも年に1回、合意された成果指標を用いて実施措置の進捗状況を評価する。
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2024/02/16 02:54
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米企業在庫、12月は0.4%増 予想に一致
[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が15日発表した2023年12月の企業在庫は前月から0.4%増と市場予想に一致した。小売在庫と卸売在庫が増加した。11月は0.1%減だった。
企業在庫は国内総生産(GDP)の重要な構成要素となっている。12月の前年同月比は0.4%増加した。
12月の小売在庫は0.6%増。先月発表された推計値は0.8%増だった。11月は横ばいだった。
自動車在庫は1.3%増。推計値は1.2%増だった。11月は2.0%増加していた。
GDPの算出に使われる自動車を除く小売在庫は0.4%。11月は0.8%減だった。
卸売在庫は0.4%増、製造業在庫は0.1%増。
企業売上高は0.4%増。11月は横ばいだった。12月の販売ペースに基づく在庫解消に必要な期間は1.37カ月。11月も1.37カ月だった。
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2024/02/16 02:50
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米鉱工業生産、1月製造業は0.5%低下 冬の悪天候が重し
[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した1月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月比0.5%低下した。エコノミスト予想は横ばい。FRBは厳しい冬季の天候が影響したとしている。
前年同月比では0.9%低下した。昨年12月は前月比0.1%上昇と、改定はなかった。
1月は自動車・部品が0.2%低下。前月は3.2%上昇していた。
耐久財は0.1%上昇。電気機器、家電製品・部品、航空宇宙機器、輸送用機器などが大きく上昇した。半導体生産に支えられ、コンピューター・電子機器も上昇。一方、非金属鉱物製品と第一次金属は低下した。
非耐久財は1.1%低下。石油、石炭、化学製品、プラスチック、ゴム製品が天候要因により大幅に低下した。
鉱業生産は2.3%低下。厳しい天候で石油・ガス採掘と石炭生産が押し下げられ、前月の0.9%上昇から反転した。
公益事業は6.0%上昇。気温の低下に伴い暖房需要が増大したことで、前月の1.7%低下から反転した。
鉱工業生産指数は0.1%低下。前月は横ばいだった。
設備稼働率は78.5%と、0.2%ポイント低下。1972─2023年の平均を1.1%ポイント下回る水準にある。
製造業の設備稼働率は76.6%と、前月の77.1%から低下し、長期平均を1.6%ポイント下回った。
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2024/02/16 02:49
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ECBの利上げはまだ展開中=レーン専務理事
[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン専務理事は15日、ECBによるこれまでの利上げはまだ展開中で、より広範な資金調達状況に強く波及し続けていると述べた。
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2024/02/16 00:40
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米景気回復は力強い、長期成長につながる公算=NEC委員長
[ワシントン 15日 ロイター] - 米国家経済会議(NEC)のブレイナード委員長は15日、米経済は力強く広範な回復を達成するという予想を上回っており、企業の活力、労働力の関与、投資で現在見られている改善は、長期的で持続的な成長につながる可能性があるとの見方を示した。
ブレイナード氏は全米企業エコノミスト協会(NABE)で、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%に向けて急速に低下しており、景気回復もパンデミック(世界的大流行)前の傾向と比べ改善していると指摘。「企業の活力、労働力の参加、投資で現在、改善が見られており、持続的で広範な経済成長の基礎となる可能性がある」と述べた。
その上で、現時点の米経済は1年前の予測よりも健全な状態にあり、過去の景気回復サイクルの同じ段階よりも強いと言及。経済成長とインフレを巡る情勢は他のどの先進国よりも良好だと語った。
同時に、米経済のファンダメンタルズは「かなり良好」で、米国の消費者心理は好転しているものの、多くの国民はまだ物価が高すぎると感じていると指摘。生産性の向上を示す最近のデータは「非常に心強い」としながらも、データのボラティリティーを踏まえ慎重な姿勢を取っていると述べた。
2024-02-15T153815Z_1_LYNXNPEK1E0L6_RTROPTP_1_USA-ECONOMY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215153815LYNXNPEK1E0L6 米景気回復は力強い、長期成長につながる公算=NEC委員長 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T153815+0000 20240215T153815+0000
2024/02/16 00:38
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米輸入物価、1月は0.8%上昇 約2年ぶりの大幅な伸び
[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日に発表した1月の輸入物価指数は前月比0.8%上昇し、2022年3月以来約2年ぶりの大幅な伸びを記録した。燃料価格などの伸びを受けた。
ロイターがまとめた市場予想は関税を除いたベースで横ばいだった。
2023年12月の輸入物価指数は前回発表の横ばいから0.7%下落に改定された。
1月の前年同月比は1.3%下落。12カ月連続のマイナスとなったが、下落ペースは鈍化している。12月は2.4%下落だった。
1月は燃料価格が1.2%上昇。12月は7.7%下落していた。食品価格は1.5%上昇。12月は0.1%下落だった。
燃料と食品を除くコア輸入物価指数は0.7%上昇。12月は横ばいだった。前年同月比では0.6%下落した。
資本財は0.4%上昇。12月は0.1%下落だった。自動車・部品・エンジンは0.8%上昇。12月は0.1%上昇だった。
自動車を除く消費財は1.1%上昇した。
中国からの輸入価格指数は0.3%下落。前年同月比では2.9%下落した。
1月の輸出物価は0.8%上昇。12月は0.7%下落だった。前年同月比では2.4%下落。12月は2.9%下落だった。
2024-02-15T153252Z_1_LYNXNPEK1E0L1_RTROPTP_1_GLOBAL-CHINA-MARKETS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215153252LYNXNPEK1E0L1 米輸入物価、1月は0.8%上昇 約2年ぶりの大幅な伸び OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T153252+0000 20240215T153252+0000
2024/02/16 00:32
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米新規失業保険申請0.8万件減の21.2万件、低水準で推移
[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日に発表した10日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は8000件減の21万2000件となった。市場予想は22万件だった。
テクノロジーセクターやメディアセクターを中心にレイオフが相次いでいるにもかかわらず、失業保険申請件数は低水準で推移している。
2024-02-15T153129Z_1_LYNXNPEK1E0KV_RTROPTP_1_USA-ECONOMY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215153129LYNXNPEK1E0KV 米新規失業保険申請0.8万件減の21.2万件、低水準で推移 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T153129+0000 20240215T153129+0000
2024/02/16 00:31
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米1月小売売上高、0.8%減 予想以上に減少
[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省が15日発表した1月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.8%減となった。自動車やガソリンの売り上げが減少する中マイナスに転じ、市場予想の0.1%減を超える落ち込みとなった。
冬の悪天候が重しとなった公算も大きい。
2023年12月は0.4%増と、前回発表の0.6%増から下方改定された。
1月の自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.4%減。12月分は前回発表の0.8%増から0.6%増に下方改定された。
コア小売売上高は、国内総生産(GDP)統計の個人消費の動向を反映する傾向がある。
2024-02-15T140615Z_1_LYNXNPEK1E0I9_RTROPTP_1_USA-ECONOMY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215140615LYNXNPEK1E0I9 米1月小売売上高、0.8%減 予想以上に減少 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T140615+0000 20240215T140615+0000
2024/02/15 23:06
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欧州委、今年のユーロ圏GDP予測を下方修正 物価予測も引き下げ
Jan Strupczewski
[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は15日、今年のユーロ圏の域内総生産(GDP)予測を下方修正した。インフレで購買力が低下したことや高金利で融資が抑制されたことが背景。
一方、今年のインフレ予測も下方修正した。
欧州委は今年のユーロ圏のGDPを0.8%増と予測。昨年11月時点の予測は1.2%増だった。昨年の0.5%増からは加速することになる。
来年のGDP予測は1.5%増。従来予測は1.6%増だった。
欧州委は「今年第1・四半期のEU経済の見通しは引き続き弱い。ただ、今年の経済活動は依然として緩やかに加速する見通しだ」と表明。
「インフレ率が引き続き低下する中、実質賃金の増加と底堅い労働市場が消費の回復を支えるだろう」と述べた。
国別では、ドイツの今年のGDP予測を0.8%増から0.3%増に下方修正した。来年の予測は1.2%増。昨年は0.3%減だった。
フランスの今年のGDP予測も1.2%増から0.9%増に下方修正。イタリアのGDP予測は0.9%増から0.6%増に下方修正した。
経済活動の縮小を受け、今年の消費者物価上昇率は2.7%に鈍化する見通し。昨年11月時点の予測は3.2%だった。
来年のインフレ率の予測は2.2%。欧州中央銀行(ECB)の中期的な目標である2.0%に近づくとみられている。
「予想を下回るここ数カ月のインフレ率、エネルギー商品価格の下落、経済の失速を背景にインフレ率は秋季見通しで見込まれていたよりも急激な下降線をたどる」としている。
ただ、インフレの鈍化は続くものの、鈍化ペースは緩やかになる見通し。EU加盟国政府がエネルギー補助金を段階的に廃止することや紅海の貿易の混乱で輸送費が上昇していることが背景。
2024-02-15T104915Z_1_LYNXNPEK1E0BZ_RTROPTP_1_EU-FINANCE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215104915LYNXNPEK1E0BZ 欧州委、今年のユーロ圏GDP予測を下方修正 物価予測も引き下げ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T104915+0000 20240215T104915+0000
2024/02/15 19:49
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トヨタ、国内2工場2ラインの稼働停止23日まで継続 豊田織機の不正で
Maki Shiraki
[東京 15日 ロイター] - トヨタ自動車 は15日、豊田自動織機のエンジン不正により稼働を停止している国内の車両組み立ての2工場2ラインについて、23日まで継続すると明らかにした。26日以降の稼働再開の可否は23日をめどに判断するという。
稼働停止を続けるのは、トヨタ車体のいなべ工場(三重県いなべ市)の第1ラインと岐阜車体工業の本社工場(岐阜県各務原市)の第1ライン。不正拡大が確認された1月29日から停止しており、これまで16日まで停止することを公表していた。
2024-02-15T103502Z_1_LYNXNPEK1E0BN_RTROPTP_1_AUTOSHOW-GENEVA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215103502LYNXNPEK1E0BN トヨタ、国内2工場2ラインの稼働停止23日まで継続 豊田織機の不正で OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T103502+0000 20240215T103502+0000
2024/02/15 19:35
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ECB、利下げ時期なお不明確=スペイン中銀総裁
[マドリード 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁は15日、ユーロ圏のインフレ率はさらに低下する見通しだとしつつ、利下げ時期はなお不明確だと述べた。
マドリードのイベントで「次の金利の動きは引き下げになるだろうが、いつになるかは明確になっていない。私はしばらくかかると考えているが、ECBの目標が2%の『対称的な』目標であると強調することが重要だ」と語った。
2024-02-15T103139Z_1_LYNXNPEK1E0BD_RTROPTP_1_ECB-POLICY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215103139LYNXNPEK1E0BD ECB、利下げ時期なお不明確=スペイン中銀総裁 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T103139+0000 20240215T103139+0000
2024/02/15 19:31
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ドイツ経済成長率、2024年はマイナス0.5%に=商工会議所
[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ商工会議所(DIHK)は15日、今年のドイツの経済成長率はマイナス0.5%との見通しを示した。エネルギー価格の高騰、官僚主義、熟練労働者の不足、内需の低迷が重荷となる見込み。
2万7000社以上の企業を対象に行った調査では、今後12カ月の業績悪化を予想している企業が35%で、改善を見込んでいるのはわずか14%だった。
DIHKは「企業の間に悪いムードが定着しつつある」と指摘。戦後2年連続でマイナス成長となるのは2002年と03年以来のことだという。
政府は来週、今年の経済成長率予測を発表する。ある関係筋は0.2%に引き下げられるとの見通しを示した。
調査によると、5社中3社がドイツの経済政策をビジネス上のリスクとみており、33%の企業が今後12カ月の間にドイツへの投資を減らす予定。拡大を計画している企業は24%にとどまった。
2024-02-15T095822Z_1_LYNXNPEK1E0AL_RTROPTP_1_GERMANY-ECONOMY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215095822LYNXNPEK1E0AL ドイツ経済成長率、2024年はマイナス0.5%に=商工会議所 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T095822+0000 20240215T095822+0000
2024/02/15 18:58
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バークレイズ、ソジェンの英プライベートバンク買収検討=関係筋
Pablo Mayo Cerqueiro Andres Gonzalez Oliver Hirt
[ロンドン/チューリヒ 15日 ロイター] - 英銀行大手バークレイズは、仏同業ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)の英プライベートバンク部門「クラインオート・ハンブロス」の買収を検討し始めた。関係筋3人が明らかにした。
ソジェンはロスチャイルド・アンド・コーから助言を受けており、クラインオート・ハンブロス入札への参加者を募り始めたという。
関係筋の1人によると、同部門は2022年時点で120億ポンド(150億ドル)以上の資産を運用しており、売却額は最大7億ポンドになる可能性がある。
複数の関係筋によると、入札への参加を打診された企業にはロイズ・バンキング・グループのほか、ウェルスマネジメント事業者のラスボーンズとレイモンド・ジェームスが含まれている。ただ別の関係筋は、ラスボーンズは参加しないことを決めたと語った。
バークレイズ、ソジェンはいずれもコメントを避けた。
2024-02-15T091919Z_1_LYNXNPEK1E09U_RTROPTP_1_HEDGEFUNDS-FEES-BARCLAYS-BNK-PLC.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215091919LYNXNPEK1E09U バークレイズ、ソジェンの英プライベートバンク買収検討=関係筋 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T091919+0000 20240215T091919+0000
2024/02/15 18:19
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東京マーケット・サマリー(15日)
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 150.19/150.22 1.0731/1.0735 161.21/161.22
NY午後5時 150.55/150.58 1.0725/1.0729 161.54/161.58
午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べてドル安/円高の150円前半で推移している。時間外取引の米長期金利が低下したことやクロス円での円買いが進んだことで、ドルは売りが優勢となった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 38157.94 +454.62 38017.83 37,935.36─38,188.74
TOPIX 2591.85 +7.26 2598.88 2,581.87─2,599.72
プライム市場指数 1333.89 +3.71 1337.03 1,328.77─1,337.73
スタンダード市場指数 1216.00 -7.86 1227.38 1,216.00─1,227.38
グロース市場指数 907.84 -0.59 912.41 901.72─912.63
グロース250指数 725.70 +2.65 726.90 719.12─729.55
東証出来高(万株) 201041 東証売買代金(億円) 54919.61
東京株式市場で日経平均は、前営業日比454円62銭高の3万8157円94銭と、反発して取引を終えた。前日の米市場でのハイテク株高を好感する形で半導体関連株などが買われ、指数を押し上げた。日経平均の上げ幅は一時480円を超え、1990年1月以来の高水準となりバブル後高値を更新した。
プライム市場の騰落数は、値上がり505銘柄(30%)に対し、値下がりが1106銘柄(66%)、変わらずが46銘柄(2%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.005
ユーロ円金先(24年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.005%になった。前営業日(マイナス0.005%)からは横ばい。「積み最終日ではあったが、ビッドサイドの調達ニーズが強かった」(国内金融機関)という。
<円債市場>
国債先物・24年3月限 146.28 (+0.34)
安値─高値 146.08─146.43
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.725% (-0.030)
安値─高値 0.740─0.715%
国債先物中心限月3月限は前営業日34銭高の146円28銭と大幅反発して取引を終えた。日銀の早期政策正常化観測の後退や米金利低下が買い材料だった。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比3bp低下の0.725%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.37─0.27
3年物 0.46─0.36
4年物 0.55─0.45
5年物 0.63─0.53
7年物 0.80─0.70
10年物 1.02─0.92
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T091717+0000
2024/02/15 18:17
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インタビュー:米国は成長市場、大統領選見据え情報収集を強化=東京ガス社長
Nobuhiro Kubo Yuka Obayashi
[東京 15日 ロイター] - 東京ガスの笹山晋一社長はロイターとのインタビューで、海外戦略の柱と位置付ける米国市場について、今年11月の大統領選挙が事業環境に影響する可能性があり、情報収集と分析を進めていると明らかにした。昨年末に米シェールガス開発企業を約4000億円で買収した際は、トランプ政権誕生の可能性も念頭に置いて決断したと語った。
笹山社長は米国市場を「非常に成長性がある」と説明。昨年12月にロッククリフ・エナジーを買収し、今年2月にはガス販売大手アーム・エナジー・ホールディングスが設立するアーム・エナジー・トレーディング社への出資で合意した。米国で天然ガスの開発からマーケティング、販売まで手掛ける態勢を整え、2030年までに19年比3倍の500億円という海外事業の利益目標の半分程度をここから生み出したい考え。
笹山社長は「シェールとその周辺で半分近くは行ければと思っている」と述べた。水素と二酸化炭素から作る合成メタンを米国で製造して日本へ輸出することも検討しており、「米国のプロジェクトは個々のプロジェクトではなく、将来に向けていろいろつながってくる可能性がある。将来の発展性、成長性もありうる」と語った。
中国経済が落ち込む一方、米国が自国に投資を呼び込む姿勢を強め、日本企業による対米直接投資はこのところ増加傾向にある。少子高齢化で国内では成長が望めない日本企業にとっては自然な流れだが、11月の大統領選挙の行方が不透明要因として意識されている。
笹山社長は「バイデン大統領が再選なら環境政策が、とか、トランプ元大統領が勝利したらエネルギー分野にこういう影響があるのでは、などいろいろと言う人がおり、そういう情報を収集してわれわれなりに解釈することはやっている」と語った。
東京ガスがロッククリフを買収したのは昨年12月。トランプ氏が共和党候補の指名獲得レースで優位に立つ前だったが、笹山社長は「(トランプ政権誕生の)可能性はあるとは思いながら(買収を)決めた」と話した。ロッククリフが天然ガスの開発を手掛けるのはテキサス州とルイジアナ州で、「共和党の地盤。トランプ政権になったとしてもあの辺りのプロジェクトにブレーキをかけるのはなかなか考えにくい」と述べた。
世界情勢が大きく変化していることから、米国以外でも情報収集を強化し、日本にある海外事業部を通じてだけでなく主要な海外拠点と直接意見交換をするようにしているという。笹山社長は「経営のリスクを低減するためには、様々な情報を集めて考えないといけない」と語った。
*インタビューは13日に実施しました。
(久保信博、大林優香 編集:石田仁志)
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2024/02/15 18:14
Reuters Japan Online Report Business News
SOMPOHD、政策株削減ペース加速へ 最終的に残高ゼロ目標
Shinichi Uchida
[東京 15日 ロイター] - SOMPOホールディングスは15日、2024年度から26年度までの次期中期経営計画の方向性を公表し、政策保有株式の削減ペースを22─23年度の年700億円からさらに加速することを検討すると表明した。残高目標では次期中計以降、最終的にゼロを目指すとしている。
子会社の損害保険ジャパンが保有する政策保有株式は23年3月末時点で約1.3兆円。
鈴木俊一金融担当相は13日の記者会見で「政策保有株式の売却加速は重要」と述べ、大手損保4社に求めている業務改善計画が、その観点を含むものとなるよう、各社と対話を進めていると説明していた。
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2024/02/15 18:04
Reuters Japan Online Report Business News
インフレは目標に向かっている、さらにデータ必要=ECB総裁
[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は15日、ユーロ圏の最近の経済指標はインフレが予想通り目標水準に戻りつつあることを示しているが、確信するにはさらに多くのデータが必要との認識を示した。
欧州議会の公聴会で、「最新のデータはディスインフレの進行を裏付けており、今後も続くと予想される。ただ、理事会はそれが持続的に2%の目標達成につながることを確信する必要がある」と述べた。
市場は年内の利下げ幅を113ベーシスポイント(bp)と予想。数週間前は150bpだった。ECBが過度な利下げ観測をけん制していることが背景。
ラガルド氏は「賃金の伸びは引き続き力強く、今後数四半期でインフレ動向をますます左右する重要な要因になる見通しだ。タイトな労働市場と労働者のインフレ補填要求を反映している」と発言。
ECB独自の賃金先行指標は依然として賃金圧力が強いことを示しているが、昨年末に一定の安定状態に達したことも示しているという。
ただ、賃金の伸びが物価に過度な上昇圧力をかけないかを確認するため、今年第1・四半期の賃金交渉の行方を見極める必要があるとした。
経済成長率は6四半期連続でゼロ付近で推移しており、目先、経済活動の「低迷」が続く見通しという。
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2024/02/15 17:45
Reuters Japan Online Report Business News
ステランティス、下期営業利益10%減 北米ストが響く
[ミラノ 15日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスが15日発表した2023年下期(7─12月)決算は営業利益が10%減少した。24年は「激動」の年になるとの見通しも示した。
北米事業が米3大自動車メーカー(ビッグ3)に対するストライキで長期にわたって操業停止となったことが響いた。
自動車メーカーは、電気自動車(EV)の世界的な需要低迷、中国市場の競争激化、コスト高、地政学的緊張の影響にも見舞われている。
下期の営業利益は102億ユーロ。ロイターがまとめた市場予想の95億4000万ユーロは上回った。
24年については、北米で人件費が上昇しているものの、調整後営業利益率が2桁になるとの予測と、産業部門のフリーキャッシュフローがプラスになるとの予測を据え置いた。
ナタリア・ナイト最高経営責任者(CEO)はストの影響について、1台当たりの生産コスト上昇という点では競合他社と同程度になる見通しだが、全体としては北米で強力な価格決定力に依存できると指摘。「全体的な影響は確実に同業他社よりも少ないだろう」と述べた。
競合他社のフォードとゼネラル・モーターズ(GM)は北米ストを受けて昨年の利益予想を下方修正している。
ステランティスは1株配当について前年比16%増の1.55ユーロを提案。24年に30億ユーロの自社株買いを実施する方針も示した。
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2024/02/15 17:30
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エアバス、23年は増益も宇宙事業で新たな費用 特別配当実施へ
Tim Hepher
[パリ 15日 ロイター] - 航空・宇宙の欧州最大手エアバスは15日、2023年の増収増益と特別配当の実施を明らかにした。
23年の調整後コア営業利益は4%増の58億ユーロ、売上高は11%増の654億ユーロだった。過去最大の航空機受注と納入増に支えられた。一方、宇宙関連事業で新たに2億ユーロ(2億1462万ドル)の費用を計上し重荷となった。
今年のコア利益は65億─70億ユーロの見通し。
1株当たり1.8ユーロの通常配当に加え、株主へのキャッシュ還元規定により1株当たり1ユーロの特別配当を実施する。
同社は旅行需要の回復を背景とした受注増の恩恵を受けており、一連の問題を抱えるライバルの米ボーイングとは対照的に手元資金が増加している。
今年の納入見通しは約800機で予想通り。ただ、第2・四半期に予定していた単通路旅客機「A321XLR」の就航は第3・四半期に再び延期された。
これらの見通しは、サプライチェーンや世界経済にさらなる混乱が生じないことを前提としている。
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2024/02/15 17:26
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帝国ホテル、サッポロなど大株主が株式売り出し
[東京 15日 ロイター] - 帝国ホテルは15日、株式売り出しを決議したと発表した。流通株式比率を引き上げ、スタンダード市場の上場維持基準達成を目指す。サッポロビール、みずほ銀行、清水建設、鹿島など大株主が計926万6600株を売り出す。需要に応じ上限138万9900株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定している。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T081901+0000
2024/02/15 17:19
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日鉄、森副社長が副会長兼務 USスチール買収計画のリーダーに
Shinichi Uchida
[東京 15日 ロイター] - 日本製鉄は15日、森高弘副社長が副会長を兼務する4月1日付の役員人事を発表した。引き続きグローバル事業推進本部長を務めるほか、大規模海外プロジェクトに関する特命事項について会長を補佐し、社長に協力する。新たに米鉄鋼大手USスチール買収プロジェクトのリーダーを委嘱する。
日鉄は1月、今井副社長が社長兼最高執行責任者(COO)に、橋本社長が会長兼最高経営責任者(CEO)に就任する4月1日付の人事を発表していた。
15日の取締役会では、進藤孝生会長が相談役に就く人事も決めた。
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2024/02/15 16:59
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英国、23年下期に景気後退入り 第4四半期GDP前期比-0.3%
[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が15日発表した2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%減と予想を下回った。
第3・四半期のGDPも0.1%減少しており、23年下期に景気後退入りしたことになる。
ロイターがまとめた第4・四半期GDPの市場予想は0.1%減だった。
イングランド銀行(英中央銀行)は景気が24年に上向くと予想しているが、低成長は総選挙を控えるスナク政権にとって逆風となる。総選挙は年内に実施される見通し。
12月のGDPは前月比0.1%減。市場予想は0.2%減、11月は0.2%増だった。
GDP統計の発表直後、ポンドは対ドルと対ユーロで小幅に下落した。
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2024/02/15 16:40
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コメルツ銀行、23年通期は15年ぶり大幅黒字 金利上昇が寄与
[フランクフルト 15日 ロイター] - ドイツのコメルツ銀行が15日発表した2023年通期決算は前年比55%の増益となり、過去15年で最大の黒字を計上した。
金利上昇が寄与した。24年も増益を目指す方針を示した。ただ、景気低迷が「引き続き課題になる」とも指摘した。
通期の純利益は22億2400万ユーロ(23億9000万ドル)。前年の14億3500万ユーロから増加し、予想の21億9100万ユーロを上回った。
同行は過去3年間、大半の期間にわたって大規模な事業再編を進め、利益回復のため従業員と支店網を削減した。
他の多くの銀行と同様、金利上昇が寄与した。第4・四半期の純金利収入は8.5%増の21億2600万ユーロ。予想の20億8100万ユーロを上回った。
ドイツは過去数十年で最悪の不動産危機に見舞われている。商業用不動産ローンへのエクスポージャーは90億ユーロ。うち4%前後は不良債権という。同行は今後こうした融資に慎重になると表明。「非食品小売り部門で強く抑制する」と述べた。
第4・四半期の純利益は16%減の3億9500万ユーロ。同行がまとめた市場予想の3億6100万ユーロを上回った。
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2024/02/15 16:30
Reuters Japan Online Report Business News
焦点:米株に迫る金利上昇懸念、底堅い経済と緩やかなインフレが防壁か
David Randall Saqib Iqbal Ahmed
[14日 ロイター] - 米国債利回りが上昇する中、一部投資家は底堅い国内経済と緩やかなインフレが株式の防壁になると考えている。
13日に発表された1月のインフレ率が予想を上回ったため、米利下げ観測が後退し、国債利回りは上昇。S&P総合500種は下落したものの、今週付けた最高値圏にあり一部投資家は利回り上昇に耐えられると見ている。
その理由の一つは金利上昇に直面した米国経済が多くの予想をはるかに上回る強靭性を示し、金融引き締めが成長に打撃を与えるという懸念が和らいでいることだ。
大半の投資家は、インフレ鈍化を受け年内利下げの可能性が高いと考えている。1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%上昇で市場予想は上回ったが40年来のピークだった2022年6月の9.1%からはかなり低下した。
トールバッケン・キャピタル・アドバイザーズの代表、マイケル・パーブス氏は「金利は上昇しているが、それは経済がかなり良い状態にあることを意味する」と指摘。一方、インフレについては「以前と比べればそれほど恐ろしくなくなった」と話す。
株式はペースは落ちるものの上昇を続けると予想。「暴力的でない金利上昇であれば、市場も経済もそれに対応できる」との見方だ。
先物市場が織り込む今年の利下げ幅は90ベーシスポイント(bp)程度。先月の150bpから縮小したものの、昨年12月の会合で連邦準備理事会(FRB)当局者が予想した75bpは上回っている。
<好決算>
投資家の楽観論はBofAが実施した最新のファンドマネジャー調査にも反映され、グローバル株式への配分は2年ぶりの高水準となった。22年4月以降で初めて景気後退の予想も撤回した。
多くの投資家は、これまでのところ予想を上回る好調な決算を好感。ブラックロックのグローバル首席投資ストラテジスト、ウェイ・リー氏は、決算シーズンは非常に良かったとし、市場はここ数週間にゆっくりと上昇した利回りを順調に消化できたと指摘した。
一方で、好調な経済データが続くとインフレ再燃懸念が高まり、FRBが投資家の予想よりも長期にわたって高い金利を維持せざるを得なくなる可能性もある。
シンプリファイ・アセット・マネジメントの首席投資ストラテジスト、マイケル・グリーン氏は「金利に敏感な銘柄、特に債務の借り換えを迫られている小型株にとっては非常にマイナスになる」と述べた。
銀行株は高金利が長期化するとの見方から大きな打撃を受けている。KBW地銀指数は米商業不動産へのエクスポージャーを巡る懸念を背景に13日に4.49%下落した。
ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズの米国ポートフォリオ構築・戦略責任者であるララ・キャッスルトン氏は、ここ数週間の株価ラリーへの警戒感を強めている。
しかし、株式は依然として膨大なキャッシュ配分に支えられ、投資家に押し目買いの余地を与えると考えている。
インベストメント・カンパニー・インスティテュートのデータによると、7日時点のマネー・マーケット・ファンドの総資産は6兆0200億ドルだった。
2024-02-15T063429Z_1_LYNXNPEK1D08A_RTROPTP_1_USA-STOCKS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215063429LYNXNPEK1D08A 焦点:米株に迫る金利上昇懸念、底堅い経済と緩やかなインフレが防壁か OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T063429+0000 20240215T063429+0000
2024/02/15 15:34
Reuters Japan Online Report Business News
日経平均は反発、バブル後高値更新 ハイテク株高がけん引
Hiroko Hamada
[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比454円62銭高の3万8157円94銭と、反発して取引を終えた。前日の米市場でのハイテク株高を好感する形で半導体関連株などが買われ、指数を押し上げた。日経平均の上げ幅は一時480円を超え、1990年1月以来の高水準となり、バブル後高値を更新した。
日経平均は前営業日比314円高としっかりでスタートし、その後も上げ幅を広げた。買い一巡後は高値圏で一進一退の展開となったが、後場終盤に再び上昇基調が強まり、3万8188円74銭まで上昇。指数寄与度の大きい銘柄やハイテク株の上昇が相場を支えた。ただ、プライム市場では値上がり銘柄数が3割にとどまり、相場全体に買いが広がる動きはみられなかった。
市場では「3万8000円を超えると利益確定が出るとみていたが、意外と底堅い」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。ハイテク株主導での株高は今後も続くとの見方が出ており、SMBC信託銀行の投資調査部長・山口真弘氏は「ハイテク企業の決算をみるとAI(人工知能)需要の追い風が強く、業績の裏付けがある中での株高となっている。上昇スピードは速いが、値動き自体に違和感はない」と話した。
日経平均が3万8000円台で値固めとなれば、次の上値としては史上最高値(3万8915円87銭)が意識される。「来週予定されている米エヌビディアの決算への関心が非常に高く、内容が良ければ高値トライとなる可能性もあるだろう」(山口氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.28%高の2591.85ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆4919億6100万円だった。東証プライム市場指数は前営業日比0.28%高の1333.89ポイントだった。東証33業種では、保険、機械、石油・石炭製品など16業種が値上がり。一方、鉱業、パルプ・紙、繊維など16業種は値下がり。サービスは変わらずだった。
個別では、東京エレクトロン、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが堅調で、3銘柄で日経平均を326円ほど押し上げた。アドバンテスト、信越化学工業も堅調。一方、前日に決算発表を行ったソニーグループは6%安と軟調。バンダイナムコホールディングスは15%超安と、大幅下落した。
プライム市場の騰落数は、値上がり505銘柄(30%)に対し、値下がりが1106銘柄(66%)、変わらずが46銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 38157.94 +454.62 38017.83 37,935.36─
38,188.74
TOPIX 2591.85 +7.26 2598.88 2,581.87─2
,599.72
プライム市場指数 1333.89 +3.71 1337.03 1,328.77─1
,337.73
スタンダード市場指数 1216.00 -7.86 1227.38 1,216.00─1
,227.38
グロース市場指数 907.84 -0.59 912.41 901.72─912
.63
グロース250指数 725.70 +2.65 726.90 719.12─729
.55
東証出来高(万株) 201041 東証売買代金(億円 54919.61
)
2024-02-15T062659Z_1_LYNXNPEK1E04H_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215062659LYNXNPEK1E04H 日経平均は反発、バブル後高値更新 ハイテク株高がけん引 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T062659+0000 20240215T062659+0000
2024/02/15 15:26
Reuters Japan Online Report Business News
午後3時のドルは小幅安150円前半、米金利低下やクロス円の買いで
Mariko Sakaguchi
[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(150.55/58円)から小幅安の150円前半で推移している。時間外取引の米長期金利が低下したことやクロス円での円買いが進んだことで、ドルは売りが優勢となった。
朝方発表された2023年10─12月期の国内総生産(GDP)速報値が2四半期連続でマイナスとなり、市場では「日銀の政策修正観測を後退させる材料の一つ」(国内銀のストラテジスト)となったとの見方から一時ドル買い/円売りが強まった。
その後は、五・十日に伴い仲値にかけて実需のドル売りが優勢となった。ドルが150円台を維持していることから「国内輸出企業による売りがパラパラみられた」(国内銀のセールス担当)という。
時間外取引の米長期金利が4.23%付近に低下したことに加えて、豪ドルやユーロなどクロス円で調整目的とみられる円買い圧力が強まったこともドル売りを促した。
ドルは一時150.08円付近まで弱含んだものの、その後は下げ渋った。足元では底堅い経済指標を背景に米国の利下げ時期が後ずれしている一方、日銀がマイナス金利を解除したとしてもその先の利上げパスは不透明で金融緩和を維持すると見方が広がる中、「日米の金利差は縮小せず、ドル高/円安トレンドが続く可能性がある」とSBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏は指摘する。ドルは「(148円ー152円のレンジで推移する」とみている。
目先ではきょう米国で発表される小売売上高など経済指標に市場の関心が集まっており、強い結果となればドルは151円を目指す可能性がある。
ただ、「これ以上は、米国の利下げ織り込みは剥落しにくい。米2年債利回りは上昇する可能性があるが、10年債利回りはそこまで上昇圧力がかからないのではないか」(あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏)との見方や、政府・日銀による為替介入への警戒感も一段と強まりやすく、ドルの上値追いには慎重になるとみられている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 150.17/150.20 1.0727/1.0731 161.12/161.16
午前9時現在 150.55/150.58 1.0730/1.0734 161.57/161.59
NY午後5時 150.55/150.58 1.0725/1.0729 161.54/161.58
2024-02-15T062454Z_1_LYNXNPEK1E04G_RTROPTP_1_GLOBAL-FOREX.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215062454LYNXNPEK1E04G 午後3時のドルは小幅安150円前半、米金利低下やクロス円の買いで OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T062454+0000 20240215T062454+0000
2024/02/15 15:24
Reuters Japan Online Report Business News
マスク氏、スペースXも法人登記移転 デラウェア州からテキサス州に
[14日 ロイター] - 米宇宙企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は14日、法人登記をデラウェア州からテキサス州に移したと明らかにした。
X(旧ツイッター)への投稿で、他の企業にも早期にデラウェア州から登記を移すよう促した。
マスク氏はCEOを務める電気自動車(EV)大手テスラによる自身の報酬パッケージをデラウェア州衡平法裁判所が無効とする判断を下したことを受け、テスラの登記を同州からテキサス州に変更する是非について株主投票を実施すると今月初めに表明した。
Xで実施した投票では87%以上がテキサス州への変更を支持し、同氏は「株主投票実施に向けて直ちに動く」と投稿していた。
同氏が設立した脳埋め込み装置開発のニューラリンクは先週、デラウェア州からネバダ州に登記を移した。
2024-02-15T061108Z_1_LYNXNPEK1E047_RTROPTP_1_SPACEX-DELAWARE-TEXAS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215061108LYNXNPEK1E047 マスク氏、スペースXも法人登記移転 デラウェア州からテキサス州に OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T061108+0000 20240215T061108+0000
2024/02/15 15:11
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英財務相、公共支出の抑制検討 減税の財源捻出=FT
[14日 ロイター] - ハント英財務相は、3月の予算案に盛り込む減税について、財政見通しが厳しい場合、財源を確保するため、公共支出を抑制することを検討している。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が財務省関係者の話として報じた。
公式予測で「スマート減税」の財源が不足した場合は、来年以降も「さらに支出を抑制」することを検討しているという。
同相は2029年まで公共支出を年1%ポイント増やす計画だが、エコノミストからは、計画は「作り話」で、予算が厳しい一部の公共サービスは実質的に大幅に削減されるとの指摘が出ている。
FTによると、財務省関係者は公共支出をさらに抑制し、年約0.75%ポイント増とし、予算案に盛り込む減税の財源として50億ポンド(62億8000万ドル)─60億ポンドを捻出することを検討している。
財務省関係者は「昨年秋に比べて減税の余地は大きくないとみられており、幹部は不利な数字が再び出た場合に備えて、将来の一段の支出抑制と生産性改善を内部で検討し始めている」と述べた。
2024-02-15T060849Z_1_LYNXNPEK1E045_RTROPTP_1_BRITAIN-TAX.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240215:nRTROPT20240215060849LYNXNPEK1E045 英財務相、公共支出の抑制検討 減税の財源捻出=FT OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T060849+0000 20240215T060849+0000
2024/02/15 15:08
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豪家計支出、1月は前月比+3.1% 旅行やフィットネス関連好調
[シドニー 15日 ロイター] - オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)が15日に公表したデータによると、1月の豪家計支出は旅行やフィットネス関連が好調で増加し、12月の急激な落ち込みからプラスに転じた。
CBAの家計支出動向を示す指数(HSI)は1月に前月比3.1%上昇して141.9となった。ただ、上昇率は12月の3.5%低下を相殺するには至らなかった。前年比では3.6%上昇で横ばいだった。
娯楽関連支出は、航空券やフィットネス、旅行関連支出が好調で13.5%増加した。家庭用品の支出も10.5%増加。前月は15%減だった。
1月の支出は堅調な数字となったが、CBAは今年上期に家計支出ペースが一段と鈍化すると予想している。
HSI指数は12の支出分野を対象に国内消費者取引の約30%に相当する約700万人の顧客支払データに基づき算出されている。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240215T060231+0000
2024/02/15 15:02