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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ウェーブHD、超低PBRで高配当も魅力  ウェーブロックホールディングス<7940.T>は業態的に目立たないとはいえ、年初来高値圏でなお上値指向が強く、時価近辺は依然として買いに分がある。防虫網のトップメーカーだが、素材同士を掛け合わせて新たな素材を作り出すマテリアルシナジーを得意とする。自動車のIoT化推進を背景に、車載用金属調加飾フィルムなどアドバンスト・テクノロジー事業に展開するほか、地中熱を活用したジオサーマルトランスフォーメーションなど脱炭素分野でも同社の技術力が生かされている。  東証スタンダード市場に上場するがPBR0.3倍台は株高修正期待が強く、4.7%前後の高配当利回りも魅力的だ。業績面では24年3月期営業利益が3億7000万円(前期比7%増)の見通しで水準的には低調ながら、利益採算は今期がボトムで25年3月期は回復が加速しそうだ。テクニカル的にも13週・26週移動平均線がゴールデンクロスを示現、ここは追撃買いで対処したい。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/29 10:02 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=DMG森精機、業績最高益基調が続く  DMG森精機<6141.T>に注目したい。同社は23年12月期連結営業利益を500億円から525億円(前期比27.4%増)へ増額修正した。高付加価値品を中心に受注が好調であり、電気自動車(EV)や航空・宇宙、エネルギー関連などの需要が伸びた。円安や構造改革も寄与し市場には530億円前後へ一段の上乗せ期待が出ている。24年12月期の同利益は560億円前後へと連続最高益更新が予想されている。  今期配当は前期に比べ10円増の80円が予定されている。株価は配当利回り3.1%前後の水準にあり、割安感が強い。先行き18年1月につけた2747円の高値更新から3000円を視野に入れた展開が見込めそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=トレファク、消費者の節約志向追い風に業績上振れ期待膨らむ  トレジャー・ファクトリー<3093.T>は足もと戻りの鈍い展開となっているが、消費者の節約志向の恩恵を受ける銘柄であり、反騰機運の高まりを先取りする形で物色をしておきたい。  リサイクル店を展開する同社が7月12日に発表した24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上高が前年同期比22.7%増の82億5900万円、最終利益が同26.6%増の6億7300万円。最終利益の通期計画に対する進捗率は36%と順調な滑り出しとなった。中間期の業績・配当予想の上方修正も行ったものの、決算に対する期待が事前に高まっていたこともあり、発表後は好材料出尽くしと受け止めた売りに押された。  ただ好調な業況は6月以降も変わることはなく、7月の既存店の売上高は前年同月比13.5%増と増収基調を継続している。また、マクロ環境をみると、国内の6月の実質賃金は15カ月連続でマイナスとなっており、春闘で賃上げ機運が広がったにもかかわらず、それを上回る物価高により、消費者の可処分所得が減少するという状況となっている。直近ではガソリン価格の高騰も鮮明となっており、リサイクル店を利用して少しでも消費支出を抑えようとする流れが強まる可能性が高い。  業績上振れ期待の膨らむ同社の株価は8月に入り、5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスを形成した。今後の月次実績で事業の好調ぶりを強く示すことができれば、7月の決算発表前の高値1877円を試す展開となりそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Gダイニング、経済活動の正常化が追い風  グローバルダイニング<7625.T>は都内を中心に和・洋食のレストランを展開。5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類相当から5類に移行し、行動制限や入国制限が緩和され経済活動の正常化が進んでいることが追い風となっている。  足もとでは既存店の客数や客単価が増加し、7月27日には23年12月期通期の連結営業利益予想を従来の3億円から5億6900万円(前期比2.5倍)に上方修正。特に和食業態の「権八」が大きく伸びているという。7月の既存店売上高(すべての飲食店の合計)も前年同月比30.3%増と好調を維持しており、更なる業績の上振れが期待される。  株価は400円台前半に位置する25日移動平均線を下回る水準まで調整したことで一巡感が台頭。PERは7倍台と割安感があり、再び上値を試す展開が見込まれる。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=NSD、システム開発事業好調で上方修正の公算大  NSD<9759.T>は6月29日に年初来高値2960円をつけて以降、調整しているが、上方修正期待を背景に株価は再騰へ向かう可能性が強く、ここは仕込み場と考えたい。  同社は独立系のシステムインテグレーター。7月31日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、営業利益が33億7600万円(前年同期比16.9%増)となった。Trigger、アートグループ及びノーザの3社を新規連結した影響はあるものの、これらを除くオーガニックで見てもシステム開発事業が好調。システム更改案件をはじめ既存案件の拡大により大手銀行、保険会社、カード会社からの受注が大きく伸長したほか、官公庁向けインフラ構築案件、銀行・保険向けのクラウド案件など、公共団体や金融業からの受注も増加した。  会社側では24年3月期通期業績予想について、営業利益140億円(前期比11.8%増)の従来見通しを据え置いたが、金融業界向けが想定以上に好調なことや、自動車業界を中心に製造業向けが引き続き伸びていること、従来停滞感のあった通信、航空、鉄道などにも徐々に回復の兆しが見えていることなどから、上方修正の公算は大。調査機関のなかには今期営業利益150億円弱、25年3月期同160億円弱を見込むところもある。中期経営計画の数値目標である26年3月期営業利益165億円は十分達成可能だろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=荏原、業績好調で高値奪回目指す  荏原<6361.T>は上値期待十分で目先の押し目は強気に買いで対処したい。ポンプ最大手で環境関連装置に抜群の強みを持つ。また、半導体製造装置分野への展開でも実績が高く、半導体ウエハーを研磨するCMP装置では世界屈指の商品シェアを有する。特に半導体の微細化・高集積化が進むなかで、最先端分野での競争力を磨き収益機会を高めている。  今月14日に発表した23年12月期上期(1~6月期)の業績は営業利益段階で前年同期比24%増の337億6600万円と高変化を示した。エネルギー分野向けポンプの需要が旺盛で収益を押し上げている。一方、半導体製造装置の需要は足もと低調ながら、来期以降は本格回復に向かう公算が大きい。半導体関連は利益採算の高い部門だけに受注底入れとなれば大幅な増益効果が見込めそうだ。株価は直近5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現、ここ戻り足が鮮明で早晩6月15日につけた高値7350円を奪回し青空圏突入が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=共立メンテ、今期業績に増額修正期待  共立メンテナンス<9616.T>に注目したい。ビジネスホテル「ドーミーイン」や学生寮の運営・管理などを展開。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比2.7倍の29億1200万円と大幅増益となった。訪日客が急増するなかホテル需要が好調なほか、学生寮なども伸びている。24年3月期の同利益予想100億円(前期比36.5%増)に対する進捗率は29%となり、市場には120億円前後への増額期待が強い。 株価は今月の決算発表を好感し6499円まで上昇。昨年10月につけた6460円を抜き、上場来高値を更新した。ホテルと寮の主力事業の回復が顕著であり、再評価機運は強い。先行き7000円乗せからの一段高が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=RJ、1~6月期好調で今期最終最高益へ  リニューアブル・ジャパン<9522.T>は春先以降、強力な上昇トレンドを描いている。同社は太陽光を中心に再生可能エネルギー発電所の開発・運営を手掛ける。世界的な脱炭素の流れを追い風に業績を拡大させ、今23年12月期は売上高、最終利益ともに過去最高を達成する見通しだ。  8月14日に発表した1~6月期決算は、売上高が前年同期比17%増の94億6800万円、最終損益が前年同期の赤字から8億6400万円の黒字に転換して着地した。発電所持ち分の売却や売電事業の好調が寄与。インフラファンドのTOBに伴う費用増があった前年同期の反動もあり、収益が急改善した。最終損益は通期計画(7億5000万円)を上回っている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Ine、各ブランドの売り上げ好調  I-ne<4933.T>はヘアケア製品や美容家電のファブレスメーカー。独自の商品・ブランド開発モデルによって、積極的な新商品開発、マーケティング、市場開拓、海外展開に取り組んでいる。  足もと業績は好調で、8月9日には23年12月期通期の連結経常利益予想を従来の40億5000万円から42億円(前期比21.1%増)に上方修正。「YOLU」や「BOTANIST」などのヘアケア系カテゴリー、美容家電カテゴリー、スキンケア他カテゴリーにおける各ブランドの売り上げが引き続き好調に推移するとみている。  株価は5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現し、8月14日には直近高値となる3220円まで上昇。その後は上げ一服商状となっているが、好業績を手掛かりに一段の戻りを試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Uアローズ、第1四半期営業利益は計画上振れ  ユナイテッドアローズ<7606.T>は、7日に第1四半期(4~6月)決算を発表したことで、株価は材料出尽くし感から調整しているが、足もと好調から再度上値を目指す動きが期待できる。  同社は「ユナイテッドアローズ」「グリーンレーベル リラクシング」「コーエン」などを展開する衣料品小売大手。第1四半期決算は、営業利益25億200万円(前年同期比35.0%増)で、会社側によると計画を上回って着地したという。人流回復や消費マインドの高まりに伴い、小売とネット通販を合わせた既存店売上高が前年同期比9.1%増と伸長したほか、出店も加速させたことが寄与。また、在庫調達量をコントロールしたうえでの定価販売も好調だった。  既存店売上高は7月も前年同月比15.2%増と8カ月連続で前年実績を上回って推移しており、特に客単価が継続的に伸びていることが売り上げ増加に貢献している。会社側では24年3月期の営業利益を70億円(前期比10.0%増)と見込むが、会社側が第1四半期の各利益は計画を上回ったとしていることや、第1四半期時点で通期計画に対する進捗率が35%であることなどを考慮すると、上方修正の可能性が十分にある。また、26年3月期を最終年度とする中期経営計画では営業利益90億~100億円を目指すとしており、中期成長への期待も高い。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=キッツ、バルブ需要旺盛で業績は過去最高水準へ  キッツ<6498.T>の4ケタ大台割れ水準は拾い場と判断される。総合バルブの国内トップメーカーで、建築設備向けや半導体製造装置向けなど幅広い分野で需要を取り込んでいる。また、世界的に脱炭素に向けた取り組みが進むなか、航空機業界では再生航空燃料であるSAFに注目する動きが高まっているが、このSAF製造設備でも同社のバルブは高水準の引き合いがあり、新たな市場として今後の期待が大きい。業績も好調だ。23年12月期は売上高が前期比6%増の1690億円、営業利益は同17%増の129億円予想で、いずれも過去最高更新見通しにある。  PER9倍台と割安でPBRも0.9倍前後と1倍を下回っている。今期年間配当は前期比4円増配となる37円を計画しており、配当利回りは3.7%前後と高い。7月4日につけた年初来高値1118円を通過点に青空圏への飛翔が期待される。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=コーナン、PBR0.7倍と割安感  コーナン商事<7516.T>に注目したい。ホームセンター大手の同社の第1四半期(3~5月)の連結純利益は前年同期比11.0%増の55億2300万円と堅調だった。建設職人向け専門業態の「コーナンプロ」などが伸びた。7月の既存店売上高も猛暑による影響も追い風で前年同月比5.9%増と好調だった。24年2月期の同利益は前期比1.6%増の134億5000万円と増益の予想だが、市場には上振れ期待も出ている。  株価は5月に3795円の高値をつけた後、足もとでは3500円近辺で推移しているが、連結PBRは0.7倍前後と割安感が強い。経済再開の流れも追い風であり、先行き4000円台乗せへの上昇相場が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日本色材、メイク需要の復調が追い風  日本色材工業研究所<4920.T>は、化粧品(医薬部外品を含む)の製造や研究開発を受託している企業。マスク着用の緩和やインバウンドの回復を背景に、メイクアップ需要が復調していることが追い風となっている。  こうした状況を反映した24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、経常損益が1億5900万円の黒字(前年同期は8200万円の赤字)に浮上し、上半期計画の1億6800万円に対する進捗率は94.6%に達した。国内外の化粧品メーカーからの受注回復を受け、工場の稼働も着実に改善しており、上半期及び通期業績の上振れが期待される。  足もとの株価は上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。調整が一巡すれば7月19日につけた年初来高値2589円を奪回する場面がありそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=三社電機、パワー半導体関連の低PBR株  三社電機製作所<6882.T>の25日移動平均線を絡めたもみ合いは買い向かってみたい。半導体モジュール及び電源デバイスメーカーとして実力を発揮、特にパワー半導体分野での商品競争力の高さは折り紙付きだ。パワー半導体は電気自動車(EV)のほか蓄電池向けで幅広く旺盛な需要があり、同社の活躍余地は中長期的に広がる一方となる。  足もとの業績は好調だ。営業利益は21年3月期以降、急回復歩調をたどっており、24年3月期は前期比23%増の20億円を見込んでいるが、進捗率から一段の上振れが期待される。グロース株の横顔を持ちながらPBRが0.8倍台と低いのも特長であり、収益成長に合わせて増配を続けるなど株主還元に積極的で、バリュー株としての側面も評価される。7月末につけた年初来高値1539円奪回が当面の目標となる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サンゲツ、配当利回り4%台で割安  サンゲツ<8130.T>に注目したい。同社はインテリア商社最大手で壁紙でトップの実績を持つ。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比44.5%増の54億6000万円と好調。国内インテリア事業などが順調だった。24年3月期の同利益は150億円(前期比26.0%減)が予想されているが、第1四半期時点での進捗率は36%に達しており、今期業績には上振れ期待も浮上している。  今期配当は前期比25円増の130円が予定されており、配当利回りは4.6%前後と高水準だ。株価は2800円前後と上場来高値水準にあるが、高配当利回りで割安感は十分。先行き3000円台の活躍に移りそうだ。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=TKP、本格的な収益回復局面へ  ティーケーピー<3479.T>は5月11日につけた年初来安値2445円を底に株価は上昇基調にあり、まずは1月25日につけた年初来高値3240円更新を目指す動きが期待できそうだ。  7月13日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算で、営業利益は17億4700万円(前年同期比43.8%増)となった。2月にリージャス事業を売却した影響で売上高は90億2200万円(同31.5%減)と減収となったが、新型コロナウイルス感染症の収束に伴うリオープニングもあってセミナー、研修、採用などの貸会議室の需要が回復。また、ホテル・宿泊研修事業では新型コロナウイルス対策のアパホテル1棟貸しの影響は一巡したものの、旅行や出張の需要回復を受けて、高い稼働率・客室単価を維持した。  今後も貸会議室や宿泊需要の増加に加えて、宴会など料飲の回復が加速すると予想され、本格的な収益回復の確度が高まったとみられている。会社側では24年2月期営業利益を54億円(前期比51.0%増)と見込むが、調査機関には62億円を見込むところもあり、今後は上振れ期待を株価に織り込む動きへと向かおう。  中期的にも、単価アップや拠点増加により収益改善が続くと予想。リージャス事業の売却に伴う財務体質改善効果もあり、当面好成長が続きそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=テセック、個別半導体テスター世界首位級で収益増額の公算も  テセック<6337.T>の3000円台前半のもみ合いは強気に対処したい。半導体選別装置(ハンドラ)や個別半導体向け測定装置(テスター)などの製造・販売を主力としており、後者は世界トップクラスの商品競争力を誇っている。電気自動車(EV)シフトの動きも追い風に車載用パワー半導体向けで需要獲得が進んでいるほか、生成AI市場の拡大を背景とした新たな需要創出に期待が大きい。  23年4~6月期営業利益は5億1700万円と前年同期比7割強の高水準の伸びを達成。これを受けて24年3月期通期予想の16億円は増額修正の公算が大きい。株価は7月26日にマド開け急騰後、高値圏で売り物をこなしているが、ここを踊り場に大勢2段上げが期待できそうだ。中期的には22年11月につけた3930円の高値を目指す動きに。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/08/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ベイカレント、今期業績には増額期待も  ベイカレント・コンサルティング<6532.T>に注目したい。同社はIT関連に強みを持つ総合コンサルティング会社。第1四半期(3~5月)の営業利益は前年同期比22.7%増の80億600万円と好調だった。デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要などが堅調だった。24年2月期の同利益は前期比18.7%増の355億円と最高益が予想されているが、市場には370億円前後への増額期待が浮上している。  株価は、第1四半期決算発表時に材料出尽くし感から売りに押され、足もとも軟調な値動きにあるが、この調整局面は絶好の拾い場となりそうだ。同社の成長性は高く、先行き6000円台での活躍が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=南海電、インバウンド回復基調継続で出遅れ修正加速を期待  南海電気鉄道<9044.T>の出遅れ修正を期待したい。関西国際空港と大阪・ミナミを結ぶ鉄道路線を持ち、言わずと知れたインバウンド(訪日外国人)関連銘柄だが、PER(株価収益率)は18倍台と、他の関西の鉄道株と比較して割安感がある。株価も5月18日につけた年初来高値3400円から10%超切り下がった水準に位置している。  24年3月期は営業収益で前期比14.7%増の2539億円、最終利益で同24.5%増の182億円を計画。最終利益予想は過去最高だった20年3月期(208億1100万円)に迫る水準となっている。  関空ではコロナ禍で落ち込んだ国際線の旅客数が回復を続けている。中国の各都市とを結ぶ路線の復便が相次ぐなか、7月1日からはタイ国際航空のバンコク便が週7便から週13便に増えた。エティハド航空のアブダビ便など新規就航も予定されている。  更に、今年の夏はガソリン高が顕著だ。自動車での遠出を控え、近場のレジャー施設で休暇を過ごそうとする消費者の姿勢の強まりは、鉄道事業やレジャー事業にポジティブに働く可能性がある。株価は200日移動平均線近辺で推移しており、反転攻勢を期待した買いが集まる余地が広がりつつある。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=住江織、好業績見通しの割安株  住江織物<3501.T>は名門の繊維企業。24年5月期の連結経常利益は前期比71.4%増の27億円を見込み、年間配当は前期比15円増配の70円を計画している。  インテリア事業は環境対応型製品や高機能で上質な製品及び一般家庭向けカーテン見本帳の拡販に努めるほか、介護・防災向け製品開発など新しい分野にも挑戦していく方針。また、自動車関連事業ではファブリックの受注拡大をグローバルで進め、車両関連事業では鉄道・バス事業者の利用客数増加に伴う需要を取り込む構えだ。同社はグループ一体となって中長期的な企業価値向上を目指しており、今後の動向が注目される。  株価は7月14日に年初来高値2584円をつけたあとは上げ一服商状となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。好業績見通しに加え、PBRは0.5倍程度と割安感もあり、時価は押し目買い好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=学情、中計の数値目標1年前倒しへ  学情<2301.T>は7月18日に年初来高値2046円をつけたあと短期的な調整局面にあるが、好業績期待を背景に株価の先高観は強く、押し目は積極的に狙ってみたい。  6月12日に発表した第2四半期累計(22年11月~23年4月)単独決算で、経常利益は5億7400万円(前年同期比8.9倍)と大幅増益となった。新卒向けメディアの「あさがくナビ」、転職向けメディアの「Re就活」、就職博などの「イベント事業」、人材紹介の「エージェント事業」のいずれの事業も好調に推移。特に若年層の転職関連の伸びが力強さを増しており、「Re就活」の登録会員数は200万人を突破し、23年に入り新規会員登録数は前年比25.9%増で推移した。  足もとの好調を受けて、会社側では23年10月期通期業績予想を上方修正し、経常利益予想を23億円から24億2000万円(前期比18.7%増)へ引き上げたが、外部環境の見通しを慎重に見ているようであり、急激な経済状況の変化がない限り修正値を上振れる公算が大きい。中期的にも、経験者採用の拡大や新卒採用の早期化・難化により、「20代通年採用」を実施・強化する企業が増える見通しで、採用需要の高止まりは同社にとって追い風となる。26年10月期に経常利益33億2000万円を見込む中期経営計画は1年前倒しで達成される可能性が高いだろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=じげん、M&A戦略奏功し最高益更新続く  じげん<3679.T>の800円絡みの株価は強気に買いで対処したい。人材マッチングや不動産など複数の情報サイトを一括検索できるサービスを手掛け、成果報酬型の課金システムで優位性を存分に発揮している。M&A戦略にも長じ、毎年複数件の企業買収を行いビジネス領域の拡大を図ってきた。足もとの業績も好調だ。急速なトップラインの伸びを背景に23年3月期の営業利益は前の期比26%増益で過去最高を更新したが、続く24年3月期も前期比27%増の53億円と大幅な伸びで連続最高益を果たす見込みだ。  株価は7月19日に827円の年初来高値を形成、その後ひと押し入れているが、25日移動平均線をサポートラインに再浮上の兆しをみせている。早晩新値街道に復帰し、中期的には2018年7月以来となる1000円大台も視野に入りそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=丸井G、配当利回り4%台と魅力的  丸井グループ<8252.T>に注目したい。24年3月期の連結営業利益は前期比17.4%増の455億円と2ケタ増益が予想されている。小売り事業の改善が見込めるほか、フィンテック事業でのカードクレジット取扱高の増加などが寄与する見込みだ。カードの会員数も増加している。同社は株主還元方針を株主資本配当率(DOE)8%程度(前期4.6%)とし、今期は前期比42円増の101円配へ大幅増配を予定している。  足もとの株価は、配当利回り4%前後の水準にある。また、大規模な自社株買いも発表するなど積極的な株主還元を行っている。先行き、株価は18年9月につけた2861円更新を目指す展開が見込めそうだ。(地和)  出所:MINKABU PRESS 2023/07/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ハブ、「トリプルW杯」で業績上振れ期待  ハブ<3030.T>は上値指向を強めている。同社はスポーツ観戦ができる英国風パブを展開。世界的なスポーツイベント開催時に思惑買いを集めることが多く、昨年のサッカー・ワールドカップ(W杯)や今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の際に物色人気化した経緯がある。今月20日からはサッカー女子W杯が始まっており、更に今後8月にはバスケットボールW杯、9月にはラグビーW杯の開催が控えている。  業績は好調だ。今月14日に24年2月期利益見通しの上方修正を発表し、営業利益を従来予想(1億4000万円)の1.5倍となる2億1000万円に引き上げた。第1四半期期間のスポーツ大会の盛り上がりに加え、新型コロナウイルスの5類移行やインバウンド回復が寄与した。上方修正とあわせ、4期ぶり復配の見通しも明らかにした。トリプルW杯効果で一段の業績上振れに期待がかかる。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ライク、今期は20カ所前後の保育施設を開設予定  ライク<2462.T>の24年5月期通期の連結業績は、経常利益が前期比22.2%増の52億円に伸びる見通しだ。  今期は子育て支援サービス事業で積極的に新規園の開設を行い、認可保育園・事業所内保育施設・学童クラブ・児童館を合わせて20カ所前後の開設を予定。今後は出生数の減少による競争環境の激化も予想されるが、M&Aを実行することで業績の拡大につなげていく構えだ。また、総合人材サービス事業では、モバイル業界や拡大の続く物流・製造業界などに注力しながらも、高い成長性が期待できる外国人材領域、特に介護業界に対しての外国人材紹介強化に経営資源を投下するとしている。  株価が1800円近辺に位置する75日移動平均線を捉えてきたことにも注目。PERは10倍前後と割安感もあり、戻りを試す展開に期待したい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=アダストリア、既存店売上高の好調続く  アダストリア<2685.T>は、7月3日に年初来高値3235円をつけて以降調整局面にあったが、調整一巡感台頭で押し目拾いの好機ととらえたい。  同社は「グローバルワーク」「ニコアンド」などを展開するカジュアルファッションの大手。6月30日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、営業利益が62億7800万円(前年同期比37.2%増)と第1四半期として過去最高を更新した。コロナ禍の収束による外出需要の回復を背景に既存店売上高が好調に推移しており、3月はオケージョン需要の伸長もあり前年同月比11.1%増となったのに続き、4月は同14.8%増、5月は同11.2%増と2ケタ増を継続。需要をとらえた商品展開や価格見直しも寄与した。  第2四半期に入っても既存店売上高は堅調に推移しており、6月は同8.2%増と16カ月連続で前年実績を上回った。前述の要因に加えて、ECの伸長や「ラコレ」「バズウィット」などの成長も貢献している。24年2月期通期では営業利益140億円(前期比21.6%増)の従来見通しを据え置いているが、第1四半期は計画をやや上回って着地したことから、上振れも期待されている。調査機関では今期営業利益160億円台、来期180億円弱を見込むところもあり、増益基調は続きそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=パークシャ、生成AI市場拡大追い風に一段高へ  PKSHA Technology<3993.T>の3100~3200円近辺のもみ合いは強気に買いで対処したい。同社はディープラーニングを活用して業務効率化を実現するアルゴリズムモジュールと、アルゴリズムソフトウエア開発を手掛ける人工知能(AI)分野に特化したベンチャーだ。世界的に急拡大する生成AI市場を追い風に、チャットボットなど高利益率のストック型サービスであるAI SaaS事業が好調で収益拡大を牽引している。今月10日には、傘下のPKSHA Workplaceがスルガ銀行<8358.T>と、ディープラーニングと自然言語処理を活用した対話エンジン「PKSHA Chatbot」の運用を開始したことを発表し、マーケットの耳目を集めた経緯がある。  業績は22年9月期に営業利益が前の期比で2.4倍化し脚光を浴びたが、23年9月期も前期比5.4%増益予想と成長トレンドをキープする見通し。更に24年9月期もトップラインの拡大効果から2ケタの利益成長が有力視される。株価は足もと25日移動平均線絡みの値動きだが、ここは上昇トレンドの踊り場で一段高が期待。早晩6月22日につけた戻り高値3545円奪回から4000円台を目指す展開へ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/18 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=フジミインコ、半導体ニッチトップ銘柄の成長シナリオは不変  フジミインコーポレーテッド<5384.T>は、半導体向け研磨材で世界首位のグローバルニッチトップ銘柄で成長期待が強く、25日移動平均線を下回った足もとの局面は押し目買いの好機と捉えたい。  同社は24年3月期の業績について、上半期に半導体の生産・在庫調整の影響を受けるとみて、売上高は前期比微増の585億円、最終利益は同9.4%減の96億円を見込む。業績面では踊り場を迎える格好となるが、下半期以降は半導体市場の回復を想定する。5月に発表した中期経営計画では、30年3月期に連結売上高を1000億円とする目標を掲げるとともに、26年3月期に売上高を770億円、営業利益率を20%などとする計画を示した。更に、連結配当性向を55%以上とする方針も公表し、株主還元の強化も図った。  同社の研磨材なしにパワー半導体市場の成長は困難と考えられており、株式の流動性が備わったグロース銘柄を渇望する国内外の機関投資家からの関心は高い。株式分割考慮後ベースで7月4日につけた上場来高値3785円近辺で想定される一時的な戻り売りをこなし、再び新値街道をまい進する展開が見込めそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=MICS化学、策定中の3カ年計画に期待  MICS化学<7899.T>は、中期経営計画2年目となる23年4月期の実績が最終年度目標を上回った。1年前倒しで達成したことから、3カ年計画を再度策定するとしており注目される。  同社の主力製品は多層チューブフィルムで、多くの保存食品の包装材として使用されているだけでなく、電子部品や産業用などでの利用も拡大。また、防臭・消臭関連の一般消費者向け新製品「Filmics Shu-Lock」「Filmics Shu-Lock ECO」の拡販にも注力している。24年4月期通期の連結経常利益は前期比27.6%増の1億6300万円を見込み、年間配当は前期比1円増配の11円を計画している。  足もとの株価は上げ一服商状となっているが、25日移動平均線や75日移動平均線は上昇基調を維持。PBRは0.7倍前後と割安感もあり、押し目は拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=日本マイクロ、上期を底に業績回復へ  日本マイクロニクス<6871.T>は、生成AI用需要の増大期待の高まりを背景に、3000円台を目指す動きが期待できる。  同社はメモリ検査をはじめとする半導体試験装置で使用される接続治具(探針)であるプローブカードの大手。5月に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、メモリ半導体の市況悪化を受けたメーカー各社の生産調整の影響や、TE(検査装置)事業におけるFPD市場減速の影響などで営業利益は前年同期比8.7%減の19億7400万円となったが、上期を底に業績は回復に向かいそうだ。  その背景にあるのが、生成AIの普及に伴うサーバ用メモリ向けのプローブカード需要の拡大だ。AI開発にはより高速・大容量のメモリが必要となり、それに伴いプローブカードの需要増加が見込まれる。また、来期にはウィンドウズ10のサポート終了を控えたパソコンの買い替え需要に伴うDRAM需要の増加も期待できる。業績は本格的な回復局面に向かおう。  会社側は、23年12月期業績予想を発表していないものの、営業利益50億円強を見込む調査機関もある。同調査機関によると、24年12月期は同80億円台を予想している。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/07/12 10:00

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