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みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ファンケル、ダブルボトム形成で戻りを試す展開へ  ファンケル<4921.T>は10月16日につけた年初来安値2127円と、11月13日の直近安値2140円でダブルボトムを形成。2370円近辺に位置する75日移動平均線を上抜ければ戻りを試す展開が期待できそうだ。  11月2日に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が前年同期比52.3%増の63億6200万円と従来予想の49億円から上振れて着地した。主な要因は効果的なマーケティング投資に加え、新製品の効果などから主力の化粧品関連事業や栄養補助食品関連事業が好調に推移したこと。通期予想は従来通り122億円(前期比42.6%増)で据え置いているものの、インバウンド需要を追い風とした販売増が見込まれる。  また、同社は通信販売事業において直近で購入金額・頻度が低下している既存顧客への販売促進の強化などに注力する構えをみせていることもあり、時価は仕込み好機と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大崎電、スマートメーター計画上回って推移  大崎電気工業<6644.T>は9月15日につけた年初来高値713円更新をうかがう位置にあるものの、PBR0.6倍台と割安感が強く、更なる上値を指向しそうだ。  同社は電力量計の国内トップ。11月7日に発表した上期(4~9月)連結決算は、営業利益が23億2500万円(前年同期比4.3倍)と大幅な増益となった。国内計測制御事業で、スマートメーターが次世代機への切り替えで出荷減となったものの、計画を大きく上回ったことが牽引した。また、海外で英国向けの出荷が電子部材調達環境の好転により増加したことや、オセアニア向けの出荷が増加したことなども寄与した。  上期決算を受けて、会社側では24年3月期通期業績予想を営業利益で36億円から43億円(前期比93.1%増)へ上方修正したが、上期の期初計画同様に保守的との見方が強い。調査機関によっては同50億円を見込むところもあり、更なる上振れも期待できそうだ。  また、25年3月期以降は、スマートメーター事業で国内外ともに安定収益を維持できるとみられるほか、国内ソリューション事業の伸長や海外でスマートメーターと上位系システムとのセット販売の増加などによる利益率の向上が期待できる。業績も増益基調維持が見込まれており、株価もこれを織り込む動きへ向かいそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/29 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=エコナビスタ、業績上振れ期待で戻り足鮮明  エコナビスタ<5585.T>の3000円近辺のもみ合いは買い場と判断したい。同社は今年7月26日に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、高齢者施設(介護施設)向け見守りシステムを開発・提供している。同社が手掛ける「ライフリズムナビ+Dr.」は人工知能(AI)を活用した睡眠解析技術が強みで、異常があれば職員に直ちに伝える仕組みで介護業務の質向上や効率化に貢献する。同システムには旺盛な需要があり、同社の業績を押し上げている。  23年10月期業績は売上高が前の期比19%増の10億6500万円、営業利益が同28%増の3億8500万円を見込んでおり、いずれも連続で過去最高更新となる見通しだが、営業利益は第3四半期(22年11月~23年7月)時点で4億2300万円と通期計画を大幅に超過している。また、24年10月期以降も高水準の伸びが続きそうだ。  株価は新規上場直後の8月1日に3725円の高値をつけており、時価はそこから24%もディスカウントされた状態にあり、仕込み好機と捉えられる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/28 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=FCC、PBR0.5倍台で割安感  エフ・シー・シー<7296.T>に注目したい。同社はホンダ系の部品メーカー。特に二輪用クラッチで世界首位の実績を持つ。24年3月期の連結純利益は、従来予想の96億円から110億円(前期比15.0%増)へ増額修正された。円安効果に加え、インドネシアの二輪車用クラッチの販売が好調だったほか、四輪事業でも米国などでのクラッチ販売が伸びた。自動車や二輪車の販売回復を背景に、業績は来期以降も拡大傾向が続きそうだ。  株価は、今期予想連結PER8倍台、同PBRは0.5倍台で割安感は強い。配当利回りも3.2%前後の水準にある。来期も堅調な業績が見込め、2000円台乗せからの一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ウェルスナビ、新NISA来年スタートで追い風期待  ウェルスナビ<7342.T>に注目だ。同社は資産運用を全自動化したロボアドバイザーの開発や提供を手掛ける。来年1月からスタートする新NISA(少額投資非課税制度)を機に“貯蓄から投資へ”の流れが強まるとみられ、同社事業に中長期的な追い風となることが期待される。  今月10日に発表した1~9月期決算は、売上高が前年同期比22.6%増の58億9300万円、営業利益が同3.9倍の5億2900万円と急拡大。ロボアドバイザーの機能追加や提携パートナーの拡充、テレビコマーシャルなどの広告宣伝活動が奏功した。好決算を受け、足もとの株価は上昇基調を加速させている。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=大栄環境、再上方修正への期待大  大栄環境<9336.T>は、上期決算の発表と同時に24年3月期業績予想の上方修正を発表したが、足もとの状況から再上方修正の公算が大。業績上振れ期待を背景に、6月23日につけた年初来高値2630円更新から更なる上値を目指しそうだ。  同社は、産業廃棄物の最終処分事業からスタートし、その後収集運搬から中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供している。11月9日に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、営業利益が94億4900万円(前年同期比32.2%増)と上期として過去最高益で着地した。主力の廃棄物処理・資源循環事業で関西・中部地方を中心とするインフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を引き続き獲得できたことに加えて、継続的な内製化によるコスト削減を進めたことが寄与。土壌浄化事業は安値受注を抑制し、受入量を抑えていることから減収となったが、単価は良好な水準となっている。  上期好決算を受けて、会社側では24年3月期通期の営業利益予想を161億4000万円から185億1800万円(前期比11.4%増)へ上方修正したが、下期も廃棄物受入量の増勢が継続する見通しに加えて、単価なども保守的に想定しているとみられ、上振れの可能性が高い。24年3月期営業利益190億円弱、25年3月期同210億円弱を見込む調査機関もあり、安定した増益基調が期待されている。また、業績予想の上方修正とともに年間配当予想も34円から40円へ引き上げており、積極的な株主還元姿勢も注目したい。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/22 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ADプラズマ、半導体関連人気に乗り戻り相場本番へ  アドテック プラズマ テクノロジー<6668.T>の1500円台近辺のもみ合いは仕込み場と捉えたい。半導体や液晶の製造装置で使われるプラズマ用高周波電源の大手メーカーで、高技術力を武器に国内外で高い商品シェアを誇る。売り上げのほぼ半分を海外で占めており、米国のほか韓国や台湾、ベトナム、中国などアジア地域で顧客開拓が進んでいる。  プラズマ電源はパワー半導体向けで旺盛な需要を確保しているほか、低迷が続いていたメモリー市況もスマートフォンの在庫調整圧力が一巡し底入れ観測が強まっており、同社の収益環境にも追い風が意識される。23年8月期の営業利益は4期ぶりに減益決算を強いられたものの、24年8月期は再び増益に転じる公算が大きい。会社側では前期比8%増の24億3000万円を見込むが、保守的で上振れする可能性も十分にある。  株価は10月末のザラ場1352円を目先の底に切り返し急となっているが、依然としてPERは7倍台に過ぎず割安感が強い。半導体関連の中小型株人気に乗って一段の水準訂正が期待できそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/21 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=三井不、業績最高益基調を評価  三井不動産<8801.T>に注目したい。同社は、11月初旬に24年3月期業績予想について連結営業利益を3300億円から3350億円(前期比9.7%増)に見直した。施設営業事業でホテル・リゾート部門などが好調。賃貸事業もオフィスなどが堅調で最高益を更新する見込みだ。今期配当も年70円(同8円増)に増配することを明らかにしている。来期の同利益も3500億円前後への連続最高益が見込めそうだ。  株価は11月に入り上昇基調を強め、15年10月以来、約8年ぶり高値を更新している。株式市場では、インフレヘッジ資産として不動産株を見直す動きも出ており、今後も一段の上値を目指す展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=GENOVA、医療向け成長期待で底入れ鮮明  GENOVA<9341.T>の底入れが鮮明となってきた。同社は医療情報サイトの運営やクリニック向け自動受付精算機の販売を手掛ける。24年3月期は売上高で前期比30.2%増の84億8200万円、最終利益で同19.4%増の15億500万円を計画。大幅な増収増益で、前期の過去最高益の更新を予想する。  医療メディア「Medical DOC」を運営するメディカルプラットフォーム事業はPV数を順調に積み上げており、同事業の7~9月期におけるサービス契約件数は前年同期比39%増の989件に拡大。価格改定の効果により契約単価も同7%増となった。スマートクリニック事業も、ハードウェア商材の契約件数は前年同期比30%増と堅調に推移。ソフトウェアサービスでは契約単価は下落基調にありながらも、クリニックの電話業務のコスト削減に寄与する「NOMOCa AI chat」の発売で契約件数は大幅増となった。人的資本への投資と営業網の拡充に努めている企業とあって、来期以降の業績拡大への期待が膨らむ。  株価は6月19日につけた上場来高値2478円をピークに下落基調にあったが、1300円を割り込んだ10月下旬を境に反転攻勢を強め、11月10日の9月中間期決算発表翌営業日にマドを開けて上伸した。25日移動平均線と75日移動平均線のゴールデンクロスを達成すれば、上値指向を一段と強めそうだ。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/17 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ゴルドウイン、上期業績は上振れ着地で下期にも期待  ゴールドウイン<8111.T>は「ザ・ノース・フェイス」などのアウトドアブランドを展開。11月7日に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、経常利益が前年同期比23.2%増の91億8000万円となり、従来予想の73億円から上振れて着地した。  各種イベントの再開やインバウンド需要の回復を追い風に、多くのブランドの売り上げが増加。また、韓国の持ち分法適用会社の業績が好調だったことも寄与した。通期業績予想については従来見通しを据え置いているが、取り扱い比率の高い秋冬商品販売のピークを迎えることから下期にも期待したい。  株価は10月31日につけた直近安値9123円を底に下値を切り上げる展開。日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入り、一段の戻りが期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/16 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ポエック、今期業績予想は保守的  ポエック<9264.T>は、1200円を挟んだ展開となっているが、今後の業績拡大期待を十分に織り込んだ水準とはいえず、拾い場ととらえたい。  同社は水処理機器や環境・エネルギー関連機器、防災・安全機器の製造販売が主な事業。10月13日に発表した23年8月期連結決算では、営業利益は4億300万円(前の期比46.7%増)と大幅増益を達成した。主力の環境・エネルギー事業で前の期から引き継いだ水処理機器関係の大型受注案件が反映されたことや環境問題意識の高まりによる廃棄物処理とリサイクル技術への投資が増加傾向で推移し関連機器の受注が底上げされたことが貢献。また、動力・重機等事業で工作機械関連の需要が増加傾向で推移したことや船舶関連の小型エンジン部品の生産工程の見直しによる業務効率化なども寄与した。  24年8月期計画にあたっては、会社側では環境・エネルギー事業で計上確度が高い案件だけを計画に組み入れているほか、防災・安全事業でも保守的に計画を策定しているとコメントしている。特に注目されているのが防災・安全事業の病院・福祉施設向けスプリンクラー消火装置「ナイアス」で、16年4月に施行された改正消防法で定められた病院・診療所などの消防用設備の設置義務化の期限が25年6月にせまるなか、新設・更新ニーズが高まる可能性がある。業績上振れの可能性は十分にあろう。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/15 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ヤマハ発、業績好調で「自動運転」でも活躍期待  ヤマハ発動機<7272.T>の3000円台後半のもみ合いを狙ってみたい。世界屈指の二輪車メーカーで、マリン分野やロボット分野にも展開、足もとの業績もサプライチェーン問題解消に伴う二輪車生産の回復が業績を後押ししている。同社は売り上げの9割を海外で占めており、為替市場の円安進行も強力な追い風となっている。  23年12月期は営業利益段階で前期比11%増の2500億円と2ケタ成長を見込む。続く24年12月期も新興国の旺盛な二輪車需要を背景に利益成長が続く見通し。更に、同社は自動運転分野にも積極的に取り組み、今年5月から福井県で地域限定のレベル4の四輪車による実証実験をスタートさせており、今後の展開に期待が大きい。  株価は3000円台後半でもみ合うが割安感が強く狙い目となる。PER6倍台で4%近い配当利回りは魅力であり、株価の水準訂正余地の大きさを物語っている。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/14 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=豊田合、今期は16年ぶり最高益に  豊田合成<7282.T>に注目したい。同社はトヨタグループのゴム・合成樹脂部品メーカー。10月31日に24年3月期の連結営業利益は従来予想の400億円から590億円(前期比68.2%増)に増額修正することが発表された。主要顧客の生産台数の増加に加え、円安効果が収益拡大に寄与する。同時に今期末の配当を従来予想より8円増やし年間配当は76円(前期比16円増)へ増配することも明らかにしている。  今期営業利益は16年ぶりの最高益が予想されているが、市場には600億円前後への上振れ期待が強い。来期も一段の増益が見込める。株価は連結PERで約10倍、連結PBRも0.8倍台の水準にあり見直し余地は大きい。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/13 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ストレジ王、トランクルーム需要捉え今期営業最高益へ  ストレージ王<2997.T>は200日移動平均線を足場に下値を切り上げつつある。同社はトランクルームの開発を手掛け、完成物件を投資家に売却する「開発分譲事業」を主力に、自社で貸し出しを行う「運営管理事業」を展開する。マンション価格上昇で住み替えが難しくなっていることやコロナ禍で在宅時間が増えたことなどを契機に、自宅の収納場所をトランクルームで代替する動きが出ており、同社の活躍に期待がかかる。  今24年1月期の売上高は前期比5.9%増の32億4700万円、営業利益は同4.4%増の1億6000万円を見込み、売上高、営業利益ともに過去最高を更新する計画。都心部の堅調なトランクルーム需要や物件投資需要を捉える見通しだ。2~7月期は増収・営業赤字で着地しているが、これは同社の業績が期末偏重であるため。主力の開発分譲事業の売り上げ計上が下期に集中し、第3四半期までは赤字が続く傾向にある。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/10 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=イリソ電子、好調な車載向けが業績を牽引  イリソ電子工業<6908.T>は自動車部品や産業機器、コンシューマー機器の内部で電気と信号をつなぐコネクターの大手。2日に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結経常利益は前年同期比1.9%増の41億2400万円となり、従来予想の36億円から上振れた。  業績を牽引したのは車載向けで、自動車生産の回復や車載インフォテインメント(オーディオやカーナビなど)分野での海外顧客との取引拡大、電気自動車(EV)需要を背景としたパワートレイン分野の売り上げ増などが寄与した。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、車載向けの売上高予想は457億円から486億円に引き上げている。  株価は10月31日に年初来安値3475円をつけたが、下ヒゲを出したことで調整一巡感。日足チャートでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが目前で、一段の戻りを試す展開が期待できそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/09 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=乃村工芸社、市場環境は想定以上に良好  乃村工藝社<9716.T>は10月26日安値828円を起点に本格的な上昇基調をたどりそうだ。  10月12日に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、営業利益が22億2000万円(前年同期比2.1倍)と大幅増益となった。訪日外国人の増加や旅行需要の改善、大型再開発案件の寄与などから全市場で需要が堅調。特にホテルやテーマパークなどの余暇施設や都市再開発に伴う複合商業施設からの引き合いが豊富で、受注高は666億6100万円(前年同期比2.2%増)と伸長。受注残高は628億5200万円(同18.9%増)に増加した。  前期から継続する資材価格の上昇や一部価格競争の影響などにより、売上総利益率は前年同期に比べて0.8ポイント低下したが、経済活動の正常化に伴い事業環境は想定以上に良好で、下期は手持ち工事の進捗による増収効果に加えて、市場環境好転に伴う採算改善が期待できる。引き続き業績は回復基調にあるとの見方に変わりはなく、24年2月期営業利益は、会社予想の43億円(前期比38.1%増)を上回って着地しそう。調査機関によっては、営業利益50億円強、また25年2月期は同70億円強を見込むところもあり、株価はこうした業績再拡大期待を織り込む展開が期待される。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/08 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=テクノスJ、企業のDX需要取り込み飛躍へ  テクノスジャパン<3666.T>は目先底入れから戻り相場に転じる公算が大きい。時価600円台半ばは強気に対処して報われそうだ。同社はERP(統合基幹システム)、CRM(顧客管理システム)の導入支援など企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティングを展開するほか、企業と企業を結ぶデータ基盤プラットフォームでサプライチェーン効率化を実現するCBPを第3の収益の柱として育成を図っている。  近年になって企業のデジタライズ化の波が本格的に押し寄せるなか、業績は好調に推移している。24年3月期営業利益は前期比11%増の14億4000万円と2ケタ伸長を見込むが、進捗率から一段と上振れる可能性もある。26年3月期に営業利益17億5000万円を目指す中期計画を策定しており、PER9倍台の時価は水準訂正妙味が意識される。10月13日につけた年初来高値815円奪回に向けた動きが期待できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/07 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ローソン、コンビニ事業好調で最高益  ローソン<2651.T>に注目したい。同社は10月に24年2月期業績予想を増額修正し、営業利益を640億円から850億円(前期比32.2%増)に見直した。国内コンビニエンスストア事業が堅調だったほか、海外事業やエンターテインメント関連事業も伸びた。電気代の負担が予想を下回る見通しであることも追い風となる。今期配当も従来予想から35円増の年235円(前期比85円増)へ大幅増配する計画だ。  市場には、25年2月期の同利益は900億円前後への連続最高益更新を予想する見方も出ている。株価は今期予想配当利回りで3.3%前後の水準にあり割安感は強い。先行き8000円台での活躍が見込める。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/06 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=SKジャパン、定番キャラクター商品の受注好調  エスケイジャパン<7608.T>はゲームセンター向け景品やキャラクター関連商品が主力。「星のカービィ」などの定番キャラクター商品の受注が好調なことから、10月13日には24年2月期通期の連結経常利益予想を従来の6億円から9億円(前期比63.9%増)に上方修正した。  新型コロナウイルスに関する行動制限の緩和やインバウンド需要の復調を背景に、クレーンゲームなどのプライズゲーム市場が活況なことが追い風。また、取引先店舗の来場者数が回復傾向にあることもキャラクター・ファンシーグッズの販売増につながっている。  株価は10月17日に年初来高値837円をつけたあと上げ一服となっているが、中期トレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持。PER10倍台と割安感もあり、押し目は積極的に拾ってみたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/02 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=GAテクノ、構造改革奏功し中期高成長へ  GA technologies<3491.T>は、年初来安値圏の1000円台前半でのもみ合いを続けているが、業績拡大期待を背景に先高感は根強く、下値拾いの好機だろう。  同社は、不動産投資ポータルサイト「RENOSY」の運営と、不動産賃貸・管理業界向けSaaS製品の販売・開発などが主な事業。9月14日には、第3四半期累計(22年11月~23年7月)決算の発表と同時に23年10月期連結業績予想について、事業利益を16億円から21億5000万円(前の期比2.1倍)へ上方修正した。  同社は2年前、21年10月期業績予想を下方修正したことをきっかけに、トップラインの成長と収益性のバランスを確実に取る戦略に舵を切っており、この構造改革の効果が結実した格好だ。RENOSYマーケットプレイス事業で手数料改善施策の効果が期待できるほか、サブスクリプションの伸長も寄与。また、不動産SaaSであるITANDI事業で、獲得社数が増加していることも貢献する。更に、不採算事業から撤退し、RENOSYとITANDIにリソースを集中したことも奏功している。  これらの構造改革の効果は、24年10月期以降も継続するとみられている。また、コストコントロールをきかせつつ、セールス人員の増強を図っており、これも中期的成長に貢献しよう。(温羅) 出所:MINKABU PRESS 2023/11/01 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サムティ、業績好調で高配当利回り魅力  サムティ<3244.T>の2400円近辺は強気に対処してみたい。首都圏や関西エリアを地盤に機関投資家向け中古マンション再生など不動産流動化ビジネスを展開するほか、ホテル開発・運営事業にも力を入れている。23年11月期は従来計画を上方修正、トップラインが前期比で約1.5倍化、営業利益も同4割強の増益で初の200億円大台乗せを見込み、過去最高更新の見通し。24年11月期も賃貸マンション開発が好調に推移し、全体業績を押し上げ、増収増益基調が維持されそうだ。  株価は10月19日に年初来高値2505円をつけた後ひと押し入れているが、早晩出直りが期待できる。配当利回りが3.7%前後と高く、インカムゲイン狙いでも妙味がある。13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドが続きそうだ。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/31 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=クスリアオキ、業績好調で最高値更新へ  クスリのアオキホールディングス<3549.T>に注目したい。同社の第1四半期(5月21日~8月20日)の連結純利益は前年同期比15.6%増の47億8900万円と好調だった。店舗改装で生鮮食品などの品揃えを強化していることが奏功しており、既存店の売上高も伸びている。24年5月期の同利益は130億円(前期比5.5%増)と4期ぶりの最高益更新が予想されているが、市場には150億円前後への増額修正期待が膨らんでいる。  同社は11月20日を基準日に1株を3株に分割する予定。同時に今期配当の実質増配も発表している。株価は、20年7月につけた最高値1万220円更新を視野に入れる展開となっており、ここから一段高が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/30 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=タツミ、200日線から反転攻勢へ  タツミ<7268.T>の値動きに注目だ。小型株物色の流れに乗る形で9月初めに突如動意づき、200円台半ばから500円近い水準まで短期急騰する場面があった。その後調整を余儀なくされたが、260円台を横に走る200日移動平均線で下げ止まり、足もと反転攻勢の動きを強めつつある。  同社は自動車部品大手ミツバ<7280.T>の子会社で、ワイパーやウィンドー、ブレーキなどの部品を手掛ける。半導体不足の解消による自動車生産の回復が期待されるなか、24年3月期の売上高は前期比同水準、営業損益は5期ぶり黒字転換を見込んでいる。4~6月期実績は前年同期比増収・赤字幅縮小だった。11月7日に4~9月期決算の発表を予定している。(イ) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/27 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ココナラ、収益性を意識した経営で経常黒字浮上へ  ココナラ<4176.T>は「知識・スキル・経験」を売り買いできるスキルマーケット「ココナラ」の運営が主力事業。24年8月期通期の連結経常損益は2400万円の黒字(前期は1億6800万円の赤字)が見込まれている。  同社は短期的な売り上げ成長ではなく中長期的な観点で高い成長率を実現するため、プロダクト開発及びマーケティング投資を継続するとともに、収益性も意識した経営に転換する方針。また、ココナラ経済圏の実現に向けて新規事業にも本格的に着手するとしている。  株価は10月17日に直近高値457円をつけたあと上げ一服となっているが、短期トレンドを示す25日移動平均線は上昇基調。押し目は絶好の拾い場と捉えたい。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/26 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=Bガレージ、強固な顧客基盤強みに業績好調  ビューティガレージ<3180.T>は、9月14日に年初来高値5620円をつけたあと調整しているが、業績拡大期待を背景にした先高感は強い。10月末を基準日として1株を2株に株式分割することで投資家層の拡大も期待でき、注目余地は大きい。  同社は、国内最大の美容サロン向け卸売ECサイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」の運営が主な事業。7月末時点で、過去1年間に1回以上購入履歴のあるアクティブユーザー数は16万6359口座(前年同期比11.2%増)を数え、強固な顧客基盤を有しているのが強みだ。  遅れていたビューティーサロン業界のDX化が進展していることに加えて、前期から有名化粧品ブランドの新規取り扱いが続いていることなどを背景に、アクティブユーザー数や過去1年間に6回以上購入履歴のあるロイヤルユーザー数、注文件数が順調に増加しており、これらを受けて業績は好調。第1四半期(5~7月)連結営業利益は3億8400万円(前年同期比49.9%増)と大幅増益となった。  24年4月期通期では同15億6100万円(前期比15.0%増)と2ケタ増を見込むが、比較的閑散期である第1四半期の好調な進捗ぶりを考慮すると、上方修正の可能性は十分にある。調査機関のなかには24年4月期営業利益18億円、25年4月期21億円を見込むところもあり、今後はこうした好業績を織り込み上値を目指す展開が期待できる。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/25 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=力の源HD、海外での成長余地に着目  力の源ホールディングス<3561.T>は博多ラーメンの「一風堂」を主力展開しており、22年3月期を境に業績は急拡大歩調にある。23年3月期はコロナ禍の反動もあって営業利益は2.2倍化したが、経済正常化に伴う人流回復や訪日外国人観光客のラーメン人気を背景に、24年3月期の営業利益も前期比11%増の25億4000万円と2ケタ成長を見込む。直営及びライセンス店舗を世界で280店舗ほど展開しているが、中期的にも海外進出に前向きであり成長期待が強い。  株価は9月13日に2480円の年初来高値を形成した後は上値が重くなり、10月上旬に下げが加速したが、時価1800円を割り込んだ水準では押し目買いも観測される。目先売り物が枯れ、下げ止まった感触もある。早晩リバウンドに転じ2000円台を地相場とする動きが期待できる。(桂) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/24 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=学情、業績最高益基調で再評価  学情<2301.T>に注目したい。同社は就職情報大手。20代向け転職サイト「Re就活」などWebメディアが伸びているほか、就職博などのイベントも好調だ。第3四半期(22年11月~23年7月)の単独営業利益は前年同期比2.6倍の13億2300万円だった。人手不足が強まり企業の採用需要は高止まりしている。23年10月期の同利益は前期比36.3%増の22億1000万円と4期ぶりに最高益を更新する見込みだ。  株価は9月に年初来高値2117円をつけた後は全体相場の調整もあり一服状態にあるが、来期の業績拡大も見込めるなか、ここは絶好の拾い場となりそうだ。年初来高値抜けから2300円前後を目指す展開が期待できる。(地和) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/23 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=ドウシシャ、ニッチ市場向け開発力で収益拡大期待  ドウシシャ<7483.T>に売り疲れ感がにじみ出ている。同社は大手メーカーが参入しづらいニッチな市場での商品の開発・生産・販売を手掛ける「開発型」と、食品メーカーの商品を組み合わせたギフトや海外有名ブランド品を販売する「卸売型」の2つのビジネスモデルを持つ。「オリオン」ブランドの4Kテレビや、生活雑貨、均一価格店向けのOEM(相手先ブランド)企画商品など、取扱商品は多岐にわたる。  24年3月期第1四半期(4~6月)は売上高が前年同期比1.1%減の263億6200万円、経常利益が同9.9%増の25億9600万円と減収増益だった。消費者の生活防衛志向が強まりブランド品が低調となった一方、クールネックバンドなど冷感グッズの販売は伸長。インバウンド需要の回復に伴い、外国人観光客向けに企画した日本菓子の詰め合わせギフト商品が好調に推移し、業績を下支えしたようだ。  商品の企画開発力を強みに収益拡大が期待される同社はハロウィーン関連株としても知られ、季節的に物色の矛先が向かう余地もありそうだ。プライム上場銘柄ながらPBR(株価純資産倍率)は0.9倍台と割安感が意識される。200日移動平均線は右肩上がりを続けており、中期的な観点で下値切り上げ型の株高を期待したい。(碧) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/20 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=三機サービス、経常黒字浮上で上値を試す展開へ  三機サービス<6044.T>は13日、24年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。経常損益は1億1000万円の黒字(前年同期は1億3900万円の赤字)に浮上し、上半期計画1億7900万円に対する進捗率が61%超に達していることに注目したい。  前期から始まった大口取引先のトータルメンテナンスサービスや大口の空調設備改善工事が順調に推移。また、付加価値の高い環境ソリューションサービスで省エネ工事が増加傾向にあることも寄与した。同社は23年5月期からの3年間を収益基盤強化期と位置付けており、更なる業績の上積みが期待される。  足もとの株価は好業績を手掛かりに下値を切り上げる展開で、直近では5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。7月4日につけた年初来高値1296円奪回からの一段高が見込めそうだ。(参) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/19 10:00 みんかぶニュース コラム <注目銘柄>=サンリオ、複数キャラ展開が収益に貢献  サンリオ<8136.T>は、8月14日につけた年初来高値8290円をピークに調整局面にあるが、中期的な成長期待から株価の先高感は強く、時価水準は拾い場ととらえたい。  ハローキティを筆頭に450を超えるキャラクターを有するのが強みだが、特にここ数年ハローキティに依存しない会社に変貌しつつある点に注目したい。ハローキティの売上構成比は、グループ全体として10年前には7割を超えていたが、近年は他のキャラクター育成が進み3割程度に縮小している。長年の課題であった海外での複数キャラをマルチメディアで展開する土壌は整いつつあり、今後は既存ライセンシーの商品展開に加えて、新規ライセンシーの獲得が進み、更に収益へ貢献しそうだ。  24年3月期業績予想は、8月の第1四半期決算発表時に営業利益で112億円から170億円(前期比28.3%増)へ上方修正を行った。国内店舗・テーマパークで人流活発化に伴い客数が大幅に増加していることに加えて、ライセンス事業で国内・海外ともに複数キャラクター展開が進んでいることが要因だが、修正値も保守的との見方が強い。一部調査機関では230億円を見込むところもあり上振れ期待は高い。  また、25年3月期はハローキティ50周年、26年3月期はマイメロディ・リトルツインスターズ50周年を迎え、周年イベントによる売り上げ寄与も期待できる。前述のライセンス事業における複数キャラ展開による収益貢献などを考慮すると、中期的に高成長が期待できそうだ。(仁) 出所:MINKABU PRESS 2023/10/18 10:00

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