みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ダイヘン、今来期と最高益を評価
ダイヘン<6622.T>に注目したい。同社は電力機器と溶接・メカトロ機器、半導体機器が3本柱。第3四半期(21年4~12月)の連結営業利益は前年同期比60.4%増の99億1800万円と好調。特に、溶接・メカトロ機器や半導体関連のウエハー搬送機器などが伸びている。22年3月期通期の予想利益140億円に対する進捗率は約71%だが、同社の利益は下期偏重であり、今期は150億円超へ上振れての着地が期待できる。
23年3月期も業績拡大が見込め同利益は170億円前後へと、今期に続き最高益更新が予想されている。株価は、相場全般の下落で4000円前後へ調整しているがここは絶好の拾い場。再び5000円台回復が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/02/07 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=宝&CO、東証再編は追い風
TAKARA & COMPANY<7921.T>に注目したい。同社は上場企業向けディスクロージャー大手。新規上場時や株式公募の際の開示書類作成支援や、国際会議向けの通訳・翻訳事業を手掛ける。21年の新規株式公開(IPO)企業数が15年ぶりの水準に膨らむなどIPO活発化は、同社の追い風に働く。また、4月に予定されている東証再編では、プライム市場の上場企業に英文情報開示や気候変動リスクなどの開示を求めていることも、同社の業務拡大要因に働きそうだ。
22年5月期第2四半期累計(21年6~11月)の連結営業利益は前年同期比43.5%増の22億4700万円と大幅増益となった。通期の同利益は前期比3.4%増の28億円と4期連続で最高益更新を見込んでいるが、上振れも期待されている。
株価は1月4日に昨年来高値2014円をつけたあと調整を余儀なくされたが、足もとでは急速に切り返している。配当利回り3%台で依然値ごろ感が強く上値を試す展開が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/02/04 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=東光高岳、送電網関連として要マーク
東光高岳<6617.T>は電力機器が主力事業。岸田文雄首相は1月に開かれた「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会で、再生可能エネルギーの普及に欠かせない送電網の増強を指示したことから関連銘柄としてマークしておきたい。
また、1月28日に22年3月期通期の連結経常利益予想を前期比2.9%増の35億円(従来予想は28億円)に上方修正している点にも注目。小型変圧器などの配電機器の売り上げ増が見込めるほか、半導体の需要増に伴い三次元検査装置の受注が好調に推移していることが主な要因だとしている。
株価は12月1日につけた昨年来安値1283円と1月27日の安値1308円でW底を形成。PERやPBRには割安感もあり、上値を試す展開が期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/02/03 10:00
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<注目銘柄>=マルマエ、エッチング装置向け受注好調
マルマエ<6264.T>は、1月5日に昨年来高値3430円をつけたあと調整しているが、下落率が3割を超えたことで下げ過ぎ感が強く、ここからは買い場を探したい。
同社は、半導体やFPD(フラットパネルディスプレー)などの製造装置に使用される真空チャンバー(真空の環境を作る容器)や電極などの真空部品の製造が主な事業。主要顧客は東京エレクトロン<8035.T>やニッパツ<5991.T>(主にラムリサーチ<LRCX>向け)だが、半導体投資の活発化でエッチング装置向け真空チャンバーや静電チャック用部品などの引き合いが旺盛。また、技術の高さから顧客層も広がっており、受注が好調に推移している。これに対応するため、1月17日には22年8月期の設備投資額の増額を発表しており、業績への貢献が期待されている。会社側では22年8月期は単独営業利益18億円(前期比49.1%増)を見込むが、調査機関によっては28億円を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/02/02 10:00
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<注目銘柄>=竹内製作所、好業績・低PERで増額期待背景に最高値挑戦へ
竹内製作所<6432.T>の2800円台近辺でのもみ合いは買いで対処したい。ミニショベルを主力に小型建機を手掛けるが、欧米を中心に海外販売比率が97%という異色企業で、高い商品競争力で需要獲得が進んでいる。クローラーローダーや深礎掘削機などにも引き合いは旺盛だ。22年2月期業績は2度にわたる上方修正を経て、営業利益は前期比26%増の167億円を見込むが、市場ではなお一段の上振れが有力視されている。
株価は今年1月14日に上場来高値3300円をつけた後調整を入れているが、時価予想PERは10倍台で割安感が強く、3000円台復帰から中期的にみて最高値への再チャレンジが濃厚と思われる。株主還元にも前向きで今期配当も2度の増額を経て年68円と前期実績から15円の大幅増配を見込む。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/02/01 10:00
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<注目銘柄>=KYB、構造改革推進が奏功
KYB<7242.T>に注目したい。同社は、建機などに使われる油圧機器や四輪用ショックアブソーバーの大手。2018年に発覚した免震・制振装置の不正で業績は悪化したが、足もとでは急回復基調。22年3月期の連結営業利益は前期比39.4%増の255億円と11期ぶりの最高益が見込まれている。不採算事業の整理など構造改革を進めたことが奏功。自動車の回復や各国のインフラ需要増での建機需要増などが寄与する。
足もとの円安も追い風となり23年3月期も増益基調が見込める。株価は全体相場の下落で調整局面にあるが、今期予想連結PER4倍台、配当利回りも3.0%前後の水準と割安。ここから本格的な反発基調が予想される。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/01/31 10:00
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<注目銘柄>=ローソン、業績安定感と高配当に魅力
ローソン<2651.T>は業績に安定感があり、配当利回りが高い銘柄として、ここ全体波乱相場のなか買い安心感がある。27日には、コンビニ店内の厨房を活用した宅配調理事業に参入する方針を明らかにしており、今後の展開が注目される。
7日に発表した22年2月期第3四半期累計(21年3~11月)の決算は、営業利益が前年同期比19.5%増の386億5100万円で着地。昨秋の緊急事態宣言解除を受けた社会活動の制限緩和を追い風に国内コンビニエンスストア事業をはじめ、イベントチケット販売やCDショップ運営などを手掛けるエンタテインメント関連事業が堅調に推移した。また、傘下のローソン銀行による金融関連事業も好調だった。
ただ、株価はこの決算発表を受けて下落した。直近9~11月期が営業2ケタ減益だったことが失望売りを誘った格好だが、通期営業利益予想は前期比22.3%増の500億円を見込んでおり、第3四半期までの進捗は順調だ。今後、2月末の配当狙いの買いも増えてくるとみられ、まずは決算発表後に開けたマドを埋める展開に期待したい。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/01/28 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=アルトナー、自動車や半導体の開発需要が追い風
アルトナー<2163.T>は技術者派遣が主力事業。自動車業界で電気自動車(EV)などの研究開発が活発化していることや、半導体業界で設計開発の需要が旺盛なことが追い風となっている。
同社が昨年12月8日に発表した22年1月期第3四半期(21年2~10月)の単独決算は、経常利益が前年同期比21.9%増の8億4100万円となり、通期計画の9億5200万円に対する進捗率は88.3%に達した。11月以降も派遣稼働人員数を派遣対象在籍人員数で割った稼働率は高水準を維持しており、通期業績の上振れが期待される。
株価は1月5日に昨年来高値939円をつけたあと上げ一服商状となったが、860円近辺に位置する75日移動平均線が下値をサポート。再び上値を試す展開が見込めそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/01/27 10:00
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<注目銘柄>=シグマクシス、ERP案件や経営コンサル好調で底値買い好機
シグマクシス・ホールディングス<6088.T>の2000~2200円のゾーンは底値買いチャンスとみたい。企業の戦略立案から開発、実行に至るまで一気通貫で網羅する経営コンサルティング会社で、人工知能(AI)を活用した高付加価値案件でニーズに対応し需要開拓を進めている。資本・業務提携により伊藤忠商事<8001.T>が大株主となっており、デジタルトランスフォーメーション(DX)分野の展開力が増している。
業績は好調で、22年3月期は売上高が前期比14%増の160億円、営業利益が同43%増の25億円を見込んでいる。更に23年3月期もERPクラウド化や経営コンサル関連の受注は増勢が予想され、2ケタ増収増益の公算が大きい。
株価は昨年11月15日に3335円の上場来高値を形成した後は急な調整に見舞われたが、時価は高値から1000円以上も下押した水準にあり買い場として魅力がある。株式需給面では信用買い残が28万株前後と、昨年11月のピーク時51万株から46%も減少しており、買い残の整理進捗に伴い上値は軽くなっている。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/01/25 10:00
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<注目銘柄>=ダイセキ、ESG関連で評価余地
ダイセキ<9793.T>に注目したい。同社は産業廃棄物処理の大手。第3四半期(21年3~11月)の連結営業利益は前年同期比31.5%増の101億300万円と好調。工場廃液を中心とする産業廃棄物処理は底堅く推移。子会社が展開する鉛リサイクル事業なども堅調だ。22年2月期の連結営業利益は前期比23%増の126億円が見込まれているが、市場では130億円前後へ上振れて着地すると予想されている。
23年2月期の同利益は150億円台と連続最高益が見込める。環境リサイクルに絡みESG(環境・社会・企業統治)関連株として評価機運は強い。株価は昨年10月高値5670円回復を目指す展開が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/01/24 10:00
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<注目銘柄>=青山財産、旺盛な需要を追い風に仕切り直しへ
青山財産ネットワークス<8929.T>に注目したい。同社は資産家や中小法人向けに財産コンサルティングを展開している。なかでも、不動産小口化商品「ADVANTAGE CLUB」は相続税対策として旺盛な顧客のニーズに支えられ、順調な成長を続けている。
17日に、集計中の21年12月期の連結業績の上方修正を発表しており、売上高を210億円から240億円(前の期比25.5%増)へ、営業利益は16億3000万円から18億5000万円(同42.0%増)へ見直した。
株価は昨年12月22日に昨年来高値1544円をつけた後は調整局面に入ったが、75日移動平均線の近辺で売りは一巡。1月17日終値1256円で目先の底を確認した形で、ここは仕込み好機と判断される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/01/21 10:00
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<注目銘柄>=スターマイカ、リノベマンションの仕入れ・販売を積極化
スター・マイカ・ホールディングス<2975.T>はリノベーションマンションの企画販売が主力。22年11月期通期の連結経常利益予想は前期比10.4%増の40億7100万円で、年間配当は前期比1円増配の34円を計画している。
新築マンションの価格高騰や供給減を背景に、リノベマンションに対する底堅い需要が当面続く見通し。こうしたなか、同社は今期の仕入れについて約1600戸(前期は1325戸)、販売は約1400戸(同1100戸)を計画し、戸数ベースで過去最高を更新する見込みだ。
足もとの株価は全体相場の悪地合いもあって上値の重い展開となっている。ただ、PERには割安感もあり、まずは昨年来高値1595円の奪回を目指す展開が期待される。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/01/20 10:00
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<注目銘柄>=関電化、来期は4期ぶり最高益へ
関東電化工業<4047.T>に注目したい。同社は半導体や液晶に使われる特殊ガスとリチウムイオン二次電池の電解液に使用する六フッ化リン酸リチウムなどが主力。半導体のフラッシュメモリーなどの生産が伸び、同社の特殊ガスへの追い風となっている。同社は11月に22年3月期の連結営業利益を81億円から88億円(前期比55.2%増)へ増額修正したが、市場には90億円前後へ上振れして着地するとの予想が出ている。
23年3月期の同利益は105億円前後が見込まれており、4期ぶりの最高益更新が期待できる。足もとの株価は連結PER10倍前後と割安であり、9月高値1168円更新からの一段高が見込めそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/13 10:00
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<注目銘柄>=スズデン、主要顧客の生産活動持ち直しが追い風
スズデン<7480.T>はFA(ファクトリーオートメーション)機器が主力の技術商社。22年3月期通期の連結経常利益は前期比37.6%増の21億5000万円が見込まれている。
グループの主力販売先である電気機器、電子部品、産業機械業界で、停滞していた生産活動や設備投資需要が持ち直してきていることが追い風。特に半導体製造装置関連の主要顧客では、半導体需要の高まりや世界的な半導体不足を背景に生産が増加しており、これが同社の売り上げや利益に大きく寄与している。第2四半期累計時点での経常利益(13億1700万円)の通期計画進捗率は61%強となっているほか、足もとの売上高も好調さを維持していることから通期業績の上振れが期待できそうだ。
株価は高値圏で強い動きをみせており、テクニカル面では5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが実現。PERやPBRに割高感はなく、更なる上値を試す展開に期待したい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/09 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ネクストーン、配信市場拡大追い風に高成長継続へ
NexTone<7094.T>は11月25日に年初来高値5300円をつけて以降、新興市場全般の軟化もあって調整しているが、直近では調整一巡感も感じられる。管理楽曲の拡大や配信拡大を背景に業績拡大期待も強く、早晩反転へ向かいそうだ。
同社は、楽曲の利用許諾や使用料徴収を行う著作権等管理事業が主な事業。22年3月期第2四半期累計(4~9月)決算では、著作権等管理事業は、CD/映像ソフトのリリース手控えにより録音権の徴収がやや低調だったが、ストリーミング音楽配信市場の拡大と動画配信サービス市場の伸長を背景にインタラクティブ配信やDD(デジタルコンテンツディストリビューション)部門が好調に推移した。また、ライブ配信の増加などでキャスティング事業の案件も順調に積み上がり、営業利益は2億9800万円(前年同期比37.4%増)と大幅増益となった。
22年3月期通期は営業利益7億3000万円(前期比35.3%増)を見込むが、配信市場拡大を背景にインタラクティブ配信とDDが牽引役となるほか、キャスティング事業でもイベントが計画されていることが寄与し十分達成は可能。更に中期的には、21年4月に本格運用を開始したYouTuberの収益向上施策「CRIP」や、9月に開始した著作権使用料分析システム「croass」による収益積み上げも期待できよう。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/08 10:01
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<注目銘柄>=テクポイント、カメラ用半導体好調でCMOSにも期待
テックポイント・インク<6697.T>は12月2日の安値1460円で目先の底入れを確認、リバウンドに向けた動きが期待できる。同社は米シリコンバレーを拠点とする半導体のファブレスメーカーで、アナログ式監視カメラ及び車載用カメラ向け半導体で優位性を発揮する。世界的に旺盛な自動車販売需要と自動車のエレクトロニクス化進展を背景に車載カメラは強い追い風が吹いている。また、監視用も現在主力のアナログ式だけではなくデジタル式で需要開拓期待があり、同社の株価も見直し買いが見込める。
21年12月期の業績予想は営業利益段階で従来予想の17億1600万円から21億7400万円(前期比5.3倍)に大幅上方修正している。需要好調に加え、想定を上回る生産能力を確保できたことが要因。利益採算の高いCMOSイメージセンサーの量産で来期以降も高水準の業績成長が期待できる。株価は11月16日の戻り高値1990円をクリアして2000円大台復帰も視野に。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/07 10:00
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<注目銘柄>=フジミインコ、最先端半導体需要が好調
フジミインコーポレーテッド<5384.T>に注目したい。同社は半導体ウエハー用研磨材の大手。先月には22年3月期連結営業利益を従来予想の102億円から115億円(前期比50.5%増)に増額修正を発表した。最先端デバイス向けCMP(化学的機械的研磨)製品などが好調だ。配当も従来予想から25円増の170円(前期比55円増)へ増配する。市場には今期同利益は120億円へ再増額され着地するとの見方がある。
23年3月期の同利益は130億円台へ連続最高益も予想されている。台湾積体電路製造(TSMC)ADR<TSM>向けの需要も堅調だ。株価は11月につけた最高値7770円更新から一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/06 10:00
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<注目銘柄>=戸田工、EV関連の一角として要マーク
戸田工業<4100.T>は磁性粉末材料の大手。化学大手の独BASFと合弁会社を設立し、リチウムイオン電池正極材の製造販売を手掛けていることから、マーケットではEV関連の一角として折に触れ物色の矛先が向かっている。
直近4~9月期の営業利益は前年同期の赤字から黒字転換し、12億5900万円で着地。電気自動車(EV)など自動車電動化を背景に磁石材料や誘電体材料の売り上げが伸びたほか、塗料や複写機・プリンター向けの機能性顔料も好調だった。通期の同利益予想は17億円(前期1100万円)の見通しで、4~9月期時点での進捗率は74%となっている。
株価は昨年後半以降、52週移動平均線を足場とした上昇基調を継続。5月の通期決算発表を境に一段と上昇スピードが加速し、9月には3785円の高値をつけた。その後軟化したものの、11月15日の安値2750円を底に急速に切り返しに転じ、22日には3845円まで上昇し年初来高値を更新した。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/03 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ノリタケ、通信分野向け電子部品材料など好調
ノリタケカンパニーリミテド<5331.T>の時価は押し目買い好機と捉えたい。22年3月期通期の連結経常利益は前期比2.6倍の115億円が見込まれている。
足もとのセラミック・マテリアル事業は、高速移動体通信用及びパソコン用電子部品の需要増を背景に電子ペーストの売り上げが伸長しているほか、電子部品材料も通信分野や自動車向けが堅調。工業機材事業は、主要顧客である鉄鋼・ベアリング業界の生産回復が追い風となっている。同社は積極的な事業活動で更なる業績回復を目指すとしており、今後の動向が注目される。
株価は9月27日に年初来高値5370円をつけたあと上げ一服商状となっているが、9月下旬に開けたマドを埋めたことで調整一巡感が意識されるところ。PERやPBRに割安感もある。(参)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/02 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ケイアイ不、デザイン性に強みで販売棟数が伸長
ケイアイスター不動産<3465.T>は業績拡大期待を背景に株価5ケタを目指す動きが期待できる。
同社は関東を中心とした1都10県で分譲住宅の開発・販売などを手掛ける不動産グループ。足もとはセミオーダーによるデザイン性に加えて、積極出店や人員増強、M&Aなどにより販売棟数が順調に伸長しており、22年3月期上期(4~9月)の分譲住宅棟数は前年同期比33%増の1832棟に増加した。
また、上期の用地仕入区画数が前年同期比14%増と好調なことや、仕入れから施工、販売など各段階でデジタルトランスフォーメーション(DX)化を活用し、手間がかかる小ロット区画開発を効率化していること、更にウッドショックの影響を価格転嫁により吸収し高水準の粗利益を維持していることなども利益成長に寄与する。22年3月期通期予想は11月9日に上方修正し、営業利益243億円(前期比93.4%増)を予想、来期も増益基調を維持する見通しで、営業利益290億円前後を予想する調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2021/12/01 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ウェルスナビ、ロボアドバイザーで収益成長期待
ウェルスナビ<7342.T>の3000円台絡みは買いで対処してみたい。ロボットアドバイザーによる自動化された資産運用サービスを展開している。預かり資産は増勢の一途であり、21年12月期第3四半期時点でほぼ5500億円に達している。
今期業績はトップラインが前期比72%増の43億1600万円を計画するが、上振れる可能性もある。なお営業損益は赤字幅縮小も黒字転換には至らない可能性が高いが、これは株価に織り込み済み。来期もトップラインの大幅な伸びが予想されることから、投資対象として面白い。
なお直近、海外募集による公募増資及び売り出しを発表し、需給悪化懸念で株価水準を切り下げたが、発行済み株式数の2%程度に過ぎず、過度に嫌気する材料ではない。ここでの資金調達は今後の事業拡大の糧として前向きに評価してよい。株価は足もとの売り物をこなし再浮上に転じ、4000円台を指向する展開が期待される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/30 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ミライトHD、5G需要好調で最高益
ミライト・ホールディングス<1417.T>の調整局面は格好の拾い場になりそうだ。大手通信工事の同社は今月12日に22年3月期連結業績の連結営業利益を305億円から320億円(前期比6.2%増)に増額修正し、前期に続き最高益を更新する見込みであることを明らかにした。5G関連の設備投資やオンライン需要などに伴う通信設備増強などが追い風となっている。今期配当も従来予想から5円増の年55円(前期比10円増)に増配する。
株価は9月に2403円の上場来高値をつけた後は調整局面となり、足もとでは2000円を割り込んだ。ただ、高値から十数%下落し、連結PERは約9倍と割安感も強い。ここから先の高値更新を目指す再上昇が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/29 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ヒューマン、入国制限の緩和が追い風
ヒューマンホールディングス<2415.T>に注目したい。同社はスクール運営や人材派遣、介護などを展開しており、外国人向け日本語学校で高い実績を持つ。新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が大幅な減少に向かうなか、今後入国制限の更なる緩和が同社には追い風となりそうだ。
8日に22年3月期の連結営業利益予想を22億6500万円から28億400万円(前期比3.8%増)とする上方修正を発表。人材関連事業で新型コロナウイルス感染症による求人数への影響が想定よりも回復基調にあり、今期は17期ぶりに最高営業利益を更新する見込み。更に今期配当予想も従来の24円から31円50銭に引き上げ、前期実績に対しては5円の増配となる予定だ。
株価は9日に年初来高値1198円をつけた後は調整局面に入り、17日には1007円まで値を下げた。ただ、高値から2割弱の下落で調整一巡感も漂う。指標面では連結PBR0.8倍台、配当利回り3%台の水準であり、割安感は顕著。先行き高値更新から一段高が期待できそうだ。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/26 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ダスキン、テイクアウト牽引しミスド好調
ダスキン<4665.T>は11月5日、22年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比89.4%増の75億400万円となり、通期計画の105億円に対する進捗率は71.5%となった。
主力の訪販グループはクリーンサービス事業(ダストコントロール商品のレンタルと販売)が苦戦した半面、衛生管理意識の高まりを背景にレントオール事業(日用品・イベント用品などのレンタル)やケアサービス事業(役務提供サービス)は増収を確保。また、フードグループでミスタードーナツが、テイクアウトの売り上げ増が牽引するかたちで大きく伸長したことが好業績につながった。同社は下半期も現在の状況が概ね続くとみているほか、22年2月には新中期経営方針の骨子及び数値目標を公表する予定だとしている。
株価は11月8日に直近高値2803円をつけ、その後は上げ一服商状。ただ、中期的なトレンドを示す75日移動平均線は上昇基調を維持しており、時価は押し目買い好機とみたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/25 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ピックルス、内食需要追い風に今期業績は上振れの可能性
ピックルスコーポレーション<2925.T>は、上期(3~8月)決算発表による材料出尽くし感から調整局面にあったが、調整一巡感から業績再評価の機運が高まりつつある。PER12倍台の時価水準には割安感が感じられ、投資妙味は十分だろう。
前年好調だった反動で、今期は伸び悩みが予想されたが、上期業績は営業利益22億3200万円(前年同期比24.8%増)と大幅増益だった。巣ごもり需要が継続したことで内食が増え、ナムルやサラダなど野菜を使った総菜の販売が好調。総菜など好採算な自社製品比率上昇や原料野菜の仕入れ価格が安定したことなどで粗利益率が改善したこと、また生産アイテムの集約による生産性の改善なども利益向上に寄与した。
上期好決算にもかかわらず、会社側は通期計画の営業利益28億5000万円(前期比5.1%増)を据え置いたが、下期の苦戦を見込んでいるわけではない。例年天候要因に左右されやすい9~11月の原料調達状況を精査するためだが、足もとで原料野菜価格は会社想定内で推移しているもようで、今期予想は上振れの可能性が高い。また、生産アイテム集約や工場の自動化などの生産効率改善の継続で、来期も増益が期待できよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/24 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=特殊陶、高配当利回りで再評価へ
日本特殊陶業<5334.T>に注目したい。同社は自動車用プラグ、排気センサーの大手。10月下旬に22年3月期通期の連結営業利益を500億円から685億円(前期比44.5%増)とする増額を発表。円安が追い風となるほかスパークプラグの補修用部品や半導体製造装置用部品などが伸び、今期は4期ぶりに最高益を更新する見込みだ。更に今期配当は従来予想から22円増の年96円(前期比36円増)に大幅増配する方針だ。
株価は今期予想連結PERで8倍台、配当利回りは5%近い高水準と割安感が顕著だ。今後は自動車販売の回復も見込め、来期業績も一段の増益が見込める。ここから2000円台での活躍へと水準を切り上げそうだ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/22 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=日本通信、7期ぶり営業黒字転換で株価上昇トレンドへ
日本通信<9424.T>はMVNO(仮想移動体通信事業者)のパイオニア。MVNO事業者向け支援も手掛けるほか、電子証明を活用した本人確認サービスの商用化に向けた取り組みに注力している。22年3月期は7期ぶりとなる営業黒字転換が確実視される状況にあり、注目したい。
11月4日に発表した4~9月期決算は、売上高22億400万円(前年同期比41.4%増)、営業利益5200万円(前年同期3億9000万円の赤字)で着地。大手携帯事業者と同等の音声定額プランを提供する「日本通信SIM」ブランドの売り上げが伸長したほか、MVNO事業者など向けのモバイル通信サービスやモバイル・ソリューションの提供も増加した。
株価はこの決算発表を受けて急伸。更に直近、子会社が提供する電子証明書発行サービスにおいて電子署名法に基づく認定を取得したことを発表し、一気に280円台まで上値を伸ばした。ここ数年、300円に迫ると上値が重くなる展開が続いており、今回ここを上抜けられるかがポイントとなる。SIMロック解除の義務化が話題にのぼり物色人気が加速した2014年に1268円の高値をつけた経緯があり、中長期的な上値余地は大きい。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/19 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=栄電子、旺盛な半導体需要が追い風
栄電子<7567.T>は電子部品の総合商社で、半導体製造装置向けが主力。11月11日には22年3月期通期の連結経常利益予想を前期比2.3倍の3億1800万円(従来予想は1億4400万円)に上方修正した。
5G通信環境の整備や産業機器のIoT化など長期的で旺盛な半導体需要を背景に、半導体メーカーの設備投資が活発化していることが追い風。期初には先行発注による反動リスクなどを想定していたが、現在の受注状況から今年度中は大幅な調整局面に入らない見通しだとしている。
株価は10月5日につけた年初来安値466円を底に下値を切り上げる展開。足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前となっており、上値を試す展開が期待できそうだ。(参)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/18 10:00
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<注目銘柄>=マーベラス、22年3月期業績予想は上振れの可能性
マーベラス<7844.T>は底値圏からの離脱を図りつつあるが、22年3月期の業績上振れと来期以降の業績拡大期待を背景に更なる上値を目指す動きが期待できる。
10月29日に発表した上期(4~9月)連結決算は、営業利益29億円(前年同期比70.7%増)となり、苦戦を予想されていた7~9月を乗り切り大幅増益となった。2月下旬に発売したニンテンドースイッチ向け「牧場物語 オリーブタウンと希望の大地」が堅調に推移したことに加え、アミューズメント施設向け筐体「ポケモンメザスタ」の稼働が第1四半期に引き続き好調に推移したことが牽引した。
今後は、新作アプリ「千銃士:Rhodoknight」の配信開始が11月24日に予定されているほか、劇場版「プリキュア」最新作の公開、緊急事態宣言解除に伴う舞台公演の観客動員率回復で音楽映像事業の復調を見込む。上期決算と同時に未定としていた22年3月期通期営業利益について40億円(前期比9.4%減)を見込むとしたが、上期時点の進捗率が73%であることから保守的との見方が強い。
更に、20年5月に締結された中国テンセントとの資本・業務提携で調達した約49億円の資金使途も発表された。新規IP3タイトルに34億円、既存IP2タイトルに10億円投資するなどと発表しており、今後の具体的なタイトルの発表への期待も高まっている。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/17 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=串カツ田中、新型コロナ収束と“GoTo”に期待
串カツ田中ホールディングス<3547.T>の2300~2400円近辺のもみ合いは買いで対処してみたい。国内では新型コロナウイルス感染が収束状態にあるなか、アフターコロナ関連株に物色の矛先が向いている。串カツ店を全国展開する同社にとっても風向きは順風に変わっている。飲食店は通常営業が可能となっただけでなく、岸田政権はGoToキャンペーンに前向きな姿勢をみせており、政策支援特需への期待も募る。忘年会シーズンが近づいていることも思惑高を呼びやすい。
同社の21年11月期営業損益は23億円の赤字見通しだが、助成金により最終損益は7000万円の黒字を見込む。いずれも株価には織り込みが進んでいる。時短営業を行っていた店舗について10月25日から通常営業を再開していることもあり、今期年間配当は前期と同額の10円とすることを発表、これも株価面で追い風となる。株式需給面では信用倍率が0.6倍、日証金では更に売り長で株不足状態にあることから上値妙味が膨らんでいる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2021/11/16 10:00