注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~好業績銘柄に対する資金流入が目立つ~
配信日時:2025/11/13 08:44
配信元:FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~好業績銘柄に対する資金流入が目立つ~
13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■好業績銘柄に対する資金流入が目立つ
■テルモ、26/3下方修正 営業利益1815億円←1940億円
■前場の注目材料:ミツバ、ロボライン導入、ブラシレス製品生産2.3倍
■好業績銘柄に対する資金流入が目立つ
13日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。12日の米国市場はNYダウが326ドル高、ナスダックは61ポイント安だった。米議会下院によるつなぎ予算案を巡る採決を控えるなか、政府機関の再開に対する期待から景気敏感株を中心に買われた。一方で、バブル懸念が根強いAI関連株などのハイテク株には利益確定の売りが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の51255円、円相場は1ドル=154円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買い先行で始まりそうだ。米国ではハイテク株の一角に利益確定の売りが入っていることもあり、ソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向を見極めたいところであろう。ただ、昨日はソフトバンクGなどが下落するなかにおいて、東証プライムの8割近い銘柄が上昇していたこともあり、地合いは悪くないだろう。
日経平均株価は51000円を挟んだ攻防になりそうだが、ボリンジャーバンドの+1σ(51074円)水準を上回ってくる局面においては売り方の買い戻しを誘うことになりそうだ。為替市場では円相場が1ドル=154円台後半で推移しており、トヨタ<7203>など輸出関連株への資金流入が意識されやすい。米国ではゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースの上昇が目立っているため、三菱UFJ<8306>などメガバンクの動向なども注目される。加えて、半導体・AI関連株への底堅さがみられてくるようだと、先物主導で上へのバイアスが強まる可能性も意識しておきたい。
そのほか、決算発表が本格化するなかで、好業績銘柄に対する資金流入が目立っている。日替わり的な面もあるだろうが、昨夕発表したところではオリックス<8591>、デクセリアルズ<4980>、シチズン<7762>、住友ゴム<5110>、長谷工<1808>、カヤバ<7242>、ソラスト<6197>、日東工器<6151>、プレイド<4165>、カーリット<4275>などの動向が注目される。
■テルモ、26/3下方修正 営業利益1815億円←1940億円
テルモ<4543>は2026年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1940億円から前期比15.1%増の1815億円に下方修正した。買収関連費用などが重荷となる。半面、医療器具の需要が堅調で、為替が想定よりも円安方向に動いたことから売上高にあたる売上収益は6.9%増の1兆1080億円と従来予想(1兆500億円)を上方修正した。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(51063.31、+220.38)
・NYダウは上昇(48254.82、+326.86)
・SOX指数は上昇(7082.13、+102.43)
・シカゴ日経225先物は上昇(51255、+135)
・米長期金利は低下
・為替相場は円安・ドル高(154.70-80)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ミツバ<7280>ロボライン導入、ブラシレス製品生産2.3倍
・日本精工<6471>英北東部から生産撤退、労組と協議開始
・ニッパツ<5991>中国で車用シート組み立て撤退、日系の販売不振受け
・カネカ<4118>消化器領域拡充、日本ゼオンから医療器材事業取得
・JR西日本<9021>NTT西日本と、光ファイバー振動検知、線路監視、30年代実用化
・三菱商事<8058>ブルネイで天然ガスの採掘、30年めど生産、アジア地域に安定供給目指す
・日立建機<6305>南ア鉱山で脱炭素、ハイブリッドトラック実証がUNIDO事業に採択
・川崎重工<7012>液化水素貯蔵に成功、航空機向け燃料タンク試作
・日揮HD<1963>フィンランド社と協業、アルカリ浸出でリチウム精錬、新事業を開拓
・ソディック<6143>独に射出機新会社、山善と共同出資、欧販売・メンテ拡充
・アイダエンジニアリング<6118>米で自動機、地産地消、コスト削減
・キッツ<6498>DC用バルブ生産増強、タイ工場に新棟
・日東工業<6651>栃木にDCラック新工場、74億円投資28年稼働
・三井化学<4183>米被膜拠点を拡張、製販・研究機能強化で用途開拓加速
・三菱ガス化学<4182>タイ工場増設、半導体材生産能力2倍に
・オムロン<6645>オムロンヘルス、インドで心電事業拡大、AI新興に追加投資
・JR九州<9142>DC事業参入、27年運用開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月国内企業物価指数(予想:前年比+2.5%、9月:+2.7%)
<海外>
・09:30 豪・10月失業率(予想:4.4%、9月:4.5%)
<ST>
■好業績銘柄に対する資金流入が目立つ
■テルモ、26/3下方修正 営業利益1815億円←1940億円
■前場の注目材料:ミツバ、ロボライン導入、ブラシレス製品生産2.3倍
■好業績銘柄に対する資金流入が目立つ
13日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。12日の米国市場はNYダウが326ドル高、ナスダックは61ポイント安だった。米議会下院によるつなぎ予算案を巡る採決を控えるなか、政府機関の再開に対する期待から景気敏感株を中心に買われた。一方で、バブル懸念が根強いAI関連株などのハイテク株には利益確定の売りが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の51255円、円相場は1ドル=154円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買い先行で始まりそうだ。米国ではハイテク株の一角に利益確定の売りが入っていることもあり、ソフトバンクG<9984>やアドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向を見極めたいところであろう。ただ、昨日はソフトバンクGなどが下落するなかにおいて、東証プライムの8割近い銘柄が上昇していたこともあり、地合いは悪くないだろう。
日経平均株価は51000円を挟んだ攻防になりそうだが、ボリンジャーバンドの+1σ(51074円)水準を上回ってくる局面においては売り方の買い戻しを誘うことになりそうだ。為替市場では円相場が1ドル=154円台後半で推移しており、トヨタ<7203>など輸出関連株への資金流入が意識されやすい。米国ではゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースの上昇が目立っているため、三菱UFJ<8306>などメガバンクの動向なども注目される。加えて、半導体・AI関連株への底堅さがみられてくるようだと、先物主導で上へのバイアスが強まる可能性も意識しておきたい。
そのほか、決算発表が本格化するなかで、好業績銘柄に対する資金流入が目立っている。日替わり的な面もあるだろうが、昨夕発表したところではオリックス<8591>、デクセリアルズ<4980>、シチズン<7762>、住友ゴム<5110>、長谷工<1808>、カヤバ<7242>、ソラスト<6197>、日東工器<6151>、プレイド<4165>、カーリット<4275>などの動向が注目される。
■テルモ、26/3下方修正 営業利益1815億円←1940億円
テルモ<4543>は2026年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1940億円から前期比15.1%増の1815億円に下方修正した。買収関連費用などが重荷となる。半面、医療器具の需要が堅調で、為替が想定よりも円安方向に動いたことから売上高にあたる売上収益は6.9%増の1兆1080億円と従来予想(1兆500億円)を上方修正した。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(51063.31、+220.38)
・NYダウは上昇(48254.82、+326.86)
・SOX指数は上昇(7082.13、+102.43)
・シカゴ日経225先物は上昇(51255、+135)
・米長期金利は低下
・為替相場は円安・ドル高(154.70-80)
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ミツバ<7280>ロボライン導入、ブラシレス製品生産2.3倍
・日本精工<6471>英北東部から生産撤退、労組と協議開始
・ニッパツ<5991>中国で車用シート組み立て撤退、日系の販売不振受け
・カネカ<4118>消化器領域拡充、日本ゼオンから医療器材事業取得
・JR西日本<9021>NTT西日本と、光ファイバー振動検知、線路監視、30年代実用化
・三菱商事<8058>ブルネイで天然ガスの採掘、30年めど生産、アジア地域に安定供給目指す
・日立建機<6305>南ア鉱山で脱炭素、ハイブリッドトラック実証がUNIDO事業に採択
・川崎重工<7012>液化水素貯蔵に成功、航空機向け燃料タンク試作
・日揮HD<1963>フィンランド社と協業、アルカリ浸出でリチウム精錬、新事業を開拓
・ソディック<6143>独に射出機新会社、山善と共同出資、欧販売・メンテ拡充
・アイダエンジニアリング<6118>米で自動機、地産地消、コスト削減
・キッツ<6498>DC用バルブ生産増強、タイ工場に新棟
・日東工業<6651>栃木にDCラック新工場、74億円投資28年稼働
・三井化学<4183>米被膜拠点を拡張、製販・研究機能強化で用途開拓加速
・三菱ガス化学<4182>タイ工場増設、半導体材生産能力2倍に
・オムロン<6645>オムロンヘルス、インドで心電事業拡大、AI新興に追加投資
・JR九州<9142>DC事業参入、27年運用開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 10月国内企業物価指数(予想:前年比+2.5%、9月:+2.7%)
<海外>
・09:30 豪・10月失業率(予想:4.4%、9月:4.5%)
<ST>
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