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12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは326ドル高、成長減速懸念が後退
配信日時:2025/11/13 08:05
配信元:FISCO
*08:05JST 12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは326ドル高、成長減速懸念が後退
■NY株式:NYダウは326ドル高、成長減速懸念が後退
米国株式市場はまちまち。ダウ平均326.86ドル高の48254.82ドル、ナスダックは61.84ポイント安の23406.46で取引を終了した。
議会下院によるつなぎ予算案を巡る採決を控え、政府機関の再開期待に寄り付き後、上昇。成長減速懸念の後退でダウは終日買われ、過去最高値を更新した。一方、根強い人工知能(AI)バブル懸念でハイテクが冴えずナスダックは軟調に推移し、まちまちで終了。セクター別では不動産管理・開発、医薬品・バイオテクが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)はイベントでAIデータセンター向け製品の強い需要を背景に今後5年間にわたり売上高の伸びが加速すると強気見通しを示し、続伸。通信のAT&T(T)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。ITサービスのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)は量子コンピューティング分野での進展で、先端品のプロセッサー「クオンタム・ナイトホーク」を予定通り開発を終えたと発表し、上昇。靴販売のオン・ホールディング(ONON)はアジアでの売り上げが好調で第3四半期決算の調整後1株当たり利益が予想を上回り、通期見通しを引き上げ上昇。
原子力発電所設計・配備のオクロ(OKLO)は第3四半期決算で損失が予想以上に拡大したが、核燃料製造工場建設やエネルギー省傘下のアイダホ国立研究所との提携進展発表が好感され、上昇。フィンテックのサークル・インターネット・グループ(CRCL)は四半期決算の内容は良好だったが、金利安が今後重しとなるとの懸念に下落。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後1株当たり利益が予想を上回ったほか、通期見通し引き上げ、配当発表で、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:FRB高官のタカ派発言でドル反発
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円04銭まで上昇後、154円50銭まで下落し、154円83銭で引けた。日本の高市政権下での利上げが消極的となるとの見方に円売りが続いた。その後、米労働市場の減速の思惑に12月の利下げ観測が強まり金利低下に伴いドル売りが優勢となった。米10年債入札やコリンズ米ボストン連銀総裁のタカ派発言で、金利やドルが下げ止まった。
ユーロ・ドルは1.1563ドルへ下落後、1.1598ドルまで上昇し、1.1588ドルで引けた。ユーロ・円は179円45銭へ上昇後、179円14銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3085ドルまで下落後、1.3144ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7996フランから0.7968フランまで下落した。
■NY原油:下落で58.49ドル、供給過剰への転換を嫌気
NY原油先物12月限は下落(NYMEX原油12月限終値:58.49 ↓2.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-2.55ドル(-4.18%)の58.49ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.30-61.06ドル。アジア市場で61.06ドルまで買われたが、供給増加の思惑が広がり、売りが優勢となった。石油輸出国機構(OPEC)は、7-9月の世界原油市場について、従来の供給不足から供給過剰に見方を転換したことも意識された。米国の生産の推計値が上方修正されたほか、OPEC自身も供給を増やしたようだ。米国市場の後半にかけて58.30ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では58.40ドル近辺で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 54.11ドル +0.48ドル(+0.89%)
モルガン・スタンレー(MS) 169.92ドル +3.42ドル(+2.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)838.97ドル +28.66ドル(+3.53%)
インテル(INTC) 37.89ドル +0.01ドル(+0.02%)
アップル(AAPL) 273.47ドル -1.78ドル(-0.64%)
アルファベット(GOOG) 287.43ドル -4.31ドル(-1.47%)
メタ(META) 609.01ドル -18.07ドル(-2.88%)
キャタピラー(CAT) 573.02ドル +5.09ドル(+0.89%)
アルコア(AA) 40.03ドル +2.55ドル(+6.80%)
ウォルマート(WMT) 103.44ドル 0.00ドル(0.00%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均326.86ドル高の48254.82ドル、ナスダックは61.84ポイント安の23406.46で取引を終了した。
議会下院によるつなぎ予算案を巡る採決を控え、政府機関の再開期待に寄り付き後、上昇。成長減速懸念の後退でダウは終日買われ、過去最高値を更新した。一方、根強い人工知能(AI)バブル懸念でハイテクが冴えずナスダックは軟調に推移し、まちまちで終了。セクター別では不動産管理・開発、医薬品・バイオテクが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)はイベントでAIデータセンター向け製品の強い需要を背景に今後5年間にわたり売上高の伸びが加速すると強気見通しを示し、続伸。通信のAT&T(T)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。ITサービスのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)は量子コンピューティング分野での進展で、先端品のプロセッサー「クオンタム・ナイトホーク」を予定通り開発を終えたと発表し、上昇。靴販売のオン・ホールディング(ONON)はアジアでの売り上げが好調で第3四半期決算の調整後1株当たり利益が予想を上回り、通期見通しを引き上げ上昇。
原子力発電所設計・配備のオクロ(OKLO)は第3四半期決算で損失が予想以上に拡大したが、核燃料製造工場建設やエネルギー省傘下のアイダホ国立研究所との提携進展発表が好感され、上昇。フィンテックのサークル・インターネット・グループ(CRCL)は四半期決算の内容は良好だったが、金利安が今後重しとなるとの懸念に下落。
ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後1株当たり利益が予想を上回ったほか、通期見通し引き上げ、配当発表で、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:FRB高官のタカ派発言でドル反発
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円04銭まで上昇後、154円50銭まで下落し、154円83銭で引けた。日本の高市政権下での利上げが消極的となるとの見方に円売りが続いた。その後、米労働市場の減速の思惑に12月の利下げ観測が強まり金利低下に伴いドル売りが優勢となった。米10年債入札やコリンズ米ボストン連銀総裁のタカ派発言で、金利やドルが下げ止まった。
ユーロ・ドルは1.1563ドルへ下落後、1.1598ドルまで上昇し、1.1588ドルで引けた。ユーロ・円は179円45銭へ上昇後、179円14銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3085ドルまで下落後、1.3144ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7996フランから0.7968フランまで下落した。
■NY原油:下落で58.49ドル、供給過剰への転換を嫌気
NY原油先物12月限は下落(NYMEX原油12月限終値:58.49 ↓2.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-2.55ドル(-4.18%)の58.49ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.30-61.06ドル。アジア市場で61.06ドルまで買われたが、供給増加の思惑が広がり、売りが優勢となった。石油輸出国機構(OPEC)は、7-9月の世界原油市場について、従来の供給不足から供給過剰に見方を転換したことも意識された。米国の生産の推計値が上方修正されたほか、OPEC自身も供給を増やしたようだ。米国市場の後半にかけて58.30ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では58.40ドル近辺で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 54.11ドル +0.48ドル(+0.89%)
モルガン・スタンレー(MS) 169.92ドル +3.42ドル(+2.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)838.97ドル +28.66ドル(+3.53%)
インテル(INTC) 37.89ドル +0.01ドル(+0.02%)
アップル(AAPL) 273.47ドル -1.78ドル(-0.64%)
アルファベット(GOOG) 287.43ドル -4.31ドル(-1.47%)
メタ(META) 609.01ドル -18.07ドル(-2.88%)
キャタピラー(CAT) 573.02ドル +5.09ドル(+0.89%)
アルコア(AA) 40.03ドル +2.55ドル(+6.80%)
ウォルマート(WMT) 103.44ドル 0.00ドル(0.00%) <ST>
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