注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~買い優勢で堅調な推移
配信日時:2025/08/08 12:38
配信元:FISCO
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い優勢で堅調な推移
8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅続伸、買い優勢で堅調な推移
・ドル・円は小じっかり、国内勢のドル買いで
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は大幅続伸、買い優勢で堅調な推移
日経平均は大幅続伸。909.53円高の41968.68円(出来高概算14億2485万株)で前場の取引を終えている。
7日の米国株式市場は、ダウ平均とS&P500が反落した一方、ナスダックは最高値を更新して取引を終えた。ダウ平均は224.48ドル安、S&P500は5.06ポイント安、ナスダックは73.27ポイント高だった。背景には、新規失業保険申請件数の増加による雇用鈍化への懸念、インフレ見通しの上振れといった経済先行きへの警戒感があり、それでもテクノロジー株や利下げ期待がナスダックを支えた。ただし、ダウとS&Pは景気敏感株の売りが優勢となり反落に至ったとの見方が強い。
米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は224.55円高の41283.70円と続伸して取引を開始した。朝方は米株高や利下げ期待を背景に幅広い銘柄に買いが先行した。寄付き後は為替の円安傾向も追い風となり、特に輸出関連に買いが波及した。自動車をはじめとする米国との関税を巡る懸念が後退したことが投資家心理を改善させた。
個別では、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>、ニトリHD<9843>、富士フイルム<4901>、ダイキン<6367>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、コナミG<9766>、HOYA<7741>が上昇している。
一方、中外薬<4519>やトレンド<4704>、フジクラ<5803>、古河電<5801>、資生堂<4911>、良品計画<7453>、ニコン<7731>、ディーエヌエー<2432>、クラレ<3405>、住友電<5802>、野村総合研究所<4307>、協和キリン<4151>、日揮HD<1963>、ベイカレント<6532>、三井金<5706>などが下落している。
業種別では、輸送用機器や精密機器、情報・通信業、ほかにゴム製品などが堅調だった一方、医薬品や非鉄金属が下落となった。
後場の日経平均株価は、前引けの上昇を維持しつつ、引き続き堅調な展開が見込まれる。シカゴ日経先物の上昇や米利下げ期待を背景とした心理的な安心感が相場を支えるとの見方があるほか、決算発表を手掛かりとした個別株物色も継続しており、42000円到達も視野が入るか。ただ、直近の上昇に対する高値警戒感も広がりそうで、週末要因含めて次第に上値の重い展開となる可能性も想定しておきたい。
■ドル・円は小じっかり、国内勢のドル買いで
8日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、146円73銭から147円37銭まで値を上げた。仲値にかけて国内勢の買いが強まり、上昇基調に。また、日経平均株価は上げ幅拡大で前日比900円超高となり、リスク選好の円売りもドルを押し上げた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円73銭から147円37銭、ユ-ロ・円は171円37銭から171円80銭、ユ-ロ・ドルは1.1655ドルから1.1679ドル。
■後場のチェック銘柄
・ソフトフロントホールディングス<2321>、MIC<300A>など、10銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・6月全世帯消費支出:前年比+1.3%(予想: +2.7%、5月:+4.7%)
・日・6月経常収支1兆3482億円(予想:+1兆8037億円、5月:3兆4364億円)
【要人発言】
・赤沢経済再生相
「共同文書を作成していれば相互関税は25%上乗せになっていた」
「速やかに相互関税を修正し、7日に遡って払戻すとの説明が米国側からあった」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>
・日経平均は大幅続伸、買い優勢で堅調な推移
・ドル・円は小じっかり、国内勢のドル買いで
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は大幅続伸、買い優勢で堅調な推移
日経平均は大幅続伸。909.53円高の41968.68円(出来高概算14億2485万株)で前場の取引を終えている。
7日の米国株式市場は、ダウ平均とS&P500が反落した一方、ナスダックは最高値を更新して取引を終えた。ダウ平均は224.48ドル安、S&P500は5.06ポイント安、ナスダックは73.27ポイント高だった。背景には、新規失業保険申請件数の増加による雇用鈍化への懸念、インフレ見通しの上振れといった経済先行きへの警戒感があり、それでもテクノロジー株や利下げ期待がナスダックを支えた。ただし、ダウとS&Pは景気敏感株の売りが優勢となり反落に至ったとの見方が強い。
米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は224.55円高の41283.70円と続伸して取引を開始した。朝方は米株高や利下げ期待を背景に幅広い銘柄に買いが先行した。寄付き後は為替の円安傾向も追い風となり、特に輸出関連に買いが波及した。自動車をはじめとする米国との関税を巡る懸念が後退したことが投資家心理を改善させた。
個別では、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>、ニトリHD<9843>、富士フイルム<4901>、ダイキン<6367>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、コナミG<9766>、HOYA<7741>が上昇している。
一方、中外薬<4519>やトレンド<4704>、フジクラ<5803>、古河電<5801>、資生堂<4911>、良品計画<7453>、ニコン<7731>、ディーエヌエー<2432>、クラレ<3405>、住友電<5802>、野村総合研究所<4307>、協和キリン<4151>、日揮HD<1963>、ベイカレント<6532>、三井金<5706>などが下落している。
業種別では、輸送用機器や精密機器、情報・通信業、ほかにゴム製品などが堅調だった一方、医薬品や非鉄金属が下落となった。
後場の日経平均株価は、前引けの上昇を維持しつつ、引き続き堅調な展開が見込まれる。シカゴ日経先物の上昇や米利下げ期待を背景とした心理的な安心感が相場を支えるとの見方があるほか、決算発表を手掛かりとした個別株物色も継続しており、42000円到達も視野が入るか。ただ、直近の上昇に対する高値警戒感も広がりそうで、週末要因含めて次第に上値の重い展開となる可能性も想定しておきたい。
■ドル・円は小じっかり、国内勢のドル買いで
8日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、146円73銭から147円37銭まで値を上げた。仲値にかけて国内勢の買いが強まり、上昇基調に。また、日経平均株価は上げ幅拡大で前日比900円超高となり、リスク選好の円売りもドルを押し上げた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円73銭から147円37銭、ユ-ロ・円は171円37銭から171円80銭、ユ-ロ・ドルは1.1655ドルから1.1679ドル。
■後場のチェック銘柄
・ソフトフロントホールディングス<2321>、MIC<300A>など、10銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・6月全世帯消費支出:前年比+1.3%(予想: +2.7%、5月:+4.7%)
・日・6月経常収支1兆3482億円(予想:+1兆8037億円、5月:3兆4364億円)
【要人発言】
・赤沢経済再生相
「共同文書を作成していれば相互関税は25%上乗せになっていた」
「速やかに相互関税を修正し、7日に遡って払戻すとの説明が米国側からあった」
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<CS>
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