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前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGが日経平均株価を下支え~
配信日時:2025/08/08 08:42
配信元:FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクGが日経平均株価を下支え~
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ソフトバンクGが日経平均株価を下支え
■ソフトバンクG、1Q税前利益 205.7%増 6899億円
■前場の注目材料:トヨタ自、愛知・豊田に新工場、国内300万台維持
■ソフトバンクGが日経平均株価を下支え
8日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開が続きそうである。7日の米国市場はNYダウが224ドル安、ナスダックは73ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ観測のほか、アップルや半導体関連の一角が買われ、上昇して始まった。ただし、NY連銀が公表した7月の期待インフレ率の上昇でインフレ上振れが意識されるなか、次第に売り優勢になった。米新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の鈍化を示すとして重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比90円高の41090円。円相場は1ドル=147円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買い先行で始まることになりそうだ。トランプ米大統領は半導体チップや半導体には約100%の関税を課す方針を示していることで、東エレク<8035>などの動向は引き続き注意する必要があるだろう。ただし、アップルのように国内で生産している企業については関税を行わないとしてエヌビディアなども買われており、サプライヤーなどには買いが入りやすいところである。
また、昨夕四半期決算を発表したソフトバンクG<9984>は、ADR(米国預託証券)で1.4%ほど上昇しており、日経平均株価を下支えすることが期待される。日経225先物は41000円近辺での底堅さがみられており、一時41340円まで買われる場面もみられた。3連休前で積極的な売買は手控えられる可能性があるものの、足元でリバウンド基調を継続するなか、売り方の買い戻しの動きが強まる可能性はあるだろう。
夏休みシーズンで市場参加者は限られてくるだろうが、決算発表は本日でピークを通過するため、機関投資家は動きやすくなりそうだ。関税の影響が大きい企業などは手掛けづらくさせそうだが、影響を受けない企業へは資金が向かいやすいだろう。なお、昨夕に決算を発表したところでは、東京海上<8766>、リコー<7752>、テルモ<4543>、オリックス<8591>、LIXIL<5938>、ライオン<4912>、長谷工<1808>、PHCHD<6523>、東海カーボ<5301>、三浦工<6005>などの動向が注目される。
■ソフトバンクG、1Q税前利益 205.7%増 6899億円
ソフトバンクG<9984>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7%増の1兆8203億4100万円、経常利益は同205.7%増の6899億4100万円だった。米ドル建負債が米ドル建現預金・貸付金を上回っている中、期末日為替換算レートが前期末に比して円高となった影響により利益を計上。ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)で保有する投資先の株価上昇や、1318億円の為替差益の計上が寄与。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(41059.15、+264.29)
・ナスダック総合指数は上昇(21242.70、+73.27)
・SOX指数は上昇(5633.70、+83.41)
・シカゴ日経225先物は上昇(41090、+90)
・VIX指数は低下(16.57、-0.20)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・トヨタ自<7203>愛知・豊田に新工場、国内300万台維持
・アイチ<6345>26-29年度、設備投資・M&A100億円、部品内製化
・フジクラ<5803>光ファイバー工場新設、DC向け需要対応
・NTT<9432>安藤ハザマとトンネル工事にIOWN、1000km先から管理
・堀場製作所<6856>富士フイルムと遺伝子治療薬生産性100倍の装置開発
・豊田通商<8015>インドに再生エネ新会社、年内めど、日系向けPPA展開
・豊田通商<8015>エジプトに車輸出入拠点、大型船2隻が同時着岸可能
・中央自動車工業<8117>森田産業を買収、車補修部品輸出に注力
・ニデック<6594>インドに冷却機器部品の新工場、来年稼働
・ユシロ<5013>チラー冷却水を長寿命化、添加剤、半年間無菌に
・コメ兵HD<2780>Jフロントと大丸東京店にブランド買取店、富裕層取り込み
・セイノーHD<9076>物流業界の外国人活躍支援で新組織
・ロート製薬<4527>台湾バイオ企業と提携、再生医療拡大
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 6月全世帯消費支出(予想:前年比+2.7%、5月:+4.7%)
・08:50 6月経常収支(予想:+1兆8037億円、5月:3兆4364億円)
<海外>
・特になし <ST>
■ソフトバンクGが日経平均株価を下支え
■ソフトバンクG、1Q税前利益 205.7%増 6899億円
■前場の注目材料:トヨタ自、愛知・豊田に新工場、国内300万台維持
■ソフトバンクGが日経平均株価を下支え
8日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開が続きそうである。7日の米国市場はNYダウが224ドル安、ナスダックは73ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ観測のほか、アップルや半導体関連の一角が買われ、上昇して始まった。ただし、NY連銀が公表した7月の期待インフレ率の上昇でインフレ上振れが意識されるなか、次第に売り優勢になった。米新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の鈍化を示すとして重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比90円高の41090円。円相場は1ドル=147円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買い先行で始まることになりそうだ。トランプ米大統領は半導体チップや半導体には約100%の関税を課す方針を示していることで、東エレク<8035>などの動向は引き続き注意する必要があるだろう。ただし、アップルのように国内で生産している企業については関税を行わないとしてエヌビディアなども買われており、サプライヤーなどには買いが入りやすいところである。
また、昨夕四半期決算を発表したソフトバンクG<9984>は、ADR(米国預託証券)で1.4%ほど上昇しており、日経平均株価を下支えすることが期待される。日経225先物は41000円近辺での底堅さがみられており、一時41340円まで買われる場面もみられた。3連休前で積極的な売買は手控えられる可能性があるものの、足元でリバウンド基調を継続するなか、売り方の買い戻しの動きが強まる可能性はあるだろう。
夏休みシーズンで市場参加者は限られてくるだろうが、決算発表は本日でピークを通過するため、機関投資家は動きやすくなりそうだ。関税の影響が大きい企業などは手掛けづらくさせそうだが、影響を受けない企業へは資金が向かいやすいだろう。なお、昨夕に決算を発表したところでは、東京海上<8766>、リコー<7752>、テルモ<4543>、オリックス<8591>、LIXIL<5938>、ライオン<4912>、長谷工<1808>、PHCHD<6523>、東海カーボ<5301>、三浦工<6005>などの動向が注目される。
■ソフトバンクG、1Q税前利益 205.7%増 6899億円
ソフトバンクG<9984>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7%増の1兆8203億4100万円、経常利益は同205.7%増の6899億4100万円だった。米ドル建負債が米ドル建現預金・貸付金を上回っている中、期末日為替換算レートが前期末に比して円高となった影響により利益を計上。ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)で保有する投資先の株価上昇や、1318億円の為替差益の計上が寄与。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(41059.15、+264.29)
・ナスダック総合指数は上昇(21242.70、+73.27)
・SOX指数は上昇(5633.70、+83.41)
・シカゴ日経225先物は上昇(41090、+90)
・VIX指数は低下(16.57、-0.20)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・トヨタ自<7203>愛知・豊田に新工場、国内300万台維持
・アイチ<6345>26-29年度、設備投資・M&A100億円、部品内製化
・フジクラ<5803>光ファイバー工場新設、DC向け需要対応
・NTT<9432>安藤ハザマとトンネル工事にIOWN、1000km先から管理
・堀場製作所<6856>富士フイルムと遺伝子治療薬生産性100倍の装置開発
・豊田通商<8015>インドに再生エネ新会社、年内めど、日系向けPPA展開
・豊田通商<8015>エジプトに車輸出入拠点、大型船2隻が同時着岸可能
・中央自動車工業<8117>森田産業を買収、車補修部品輸出に注力
・ニデック<6594>インドに冷却機器部品の新工場、来年稼働
・ユシロ<5013>チラー冷却水を長寿命化、添加剤、半年間無菌に
・コメ兵HD<2780>Jフロントと大丸東京店にブランド買取店、富裕層取り込み
・セイノーHD<9076>物流業界の外国人活躍支援で新組織
・ロート製薬<4527>台湾バイオ企業と提携、再生医療拡大
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 6月全世帯消費支出(予想:前年比+2.7%、5月:+4.7%)
・08:50 6月経常収支(予想:+1兆8037億円、5月:3兆4364億円)
<海外>
・特になし <ST>
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