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前場に注目すべき3つのポイント~政治リスク警戒で中小型株に資金が向かいやすい~
配信日時:2025/07/18 08:55
配信元:FISCO
*08:55JST 前場に注目すべき3つのポイント~政治リスク警戒で中小型株に資金が向かいやすい~
18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■政治リスク警戒で中小型株に資金が向かいやすい
■ディスコ、1Q営業利益 3.3%増 344億円
■前場の注目材料:日本郵船、蘭物流を2100億円で買収、医薬品関連攻勢
■政治リスク警戒で中小型株に資金が向かいやすい
18日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウが229ドル高、ナスダックは155ポイント高だった。6月の米小売売上高が予想を上回ったほか、週次新規失業保険申請件数も減少するなど、良好な経済指標を受けて買いが先行した。台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて、半導体株やハイテク株の一角に買いが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比115円高の40045円。円相場は1ドル=148円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで4万円の大台を回復しており、短期的な売買が中心ではあるものの、4万円回復で売り方の買い戻しを誘う形になりそうだ。18日夕に予定されているベッセント米財務長官と石破茂首相との会談の内容を見極めたいほか、20日の参議院選挙を控え、積極的な上値追いの動きは期待しづらい。
ただし、米関税政策への懸念や参院選での与党の苦戦が伝えられるなかで7月に入りこう着感の強い相場展開が続いていた。ヘッジファンドなどの売りポジションはある程度積み上がっていたと考えられ、政治イベントを前にいったん買戻しを入れてくる可能性はありそうだ。日経平均株価は、4万円回復後は同水準に位置するボリンジャーバンドの+1σ水準では上値を抑えられる可能性はあるものの、売り方の買い戻しを想定した押し目待ち狙いのスタンスに向かわせよう。
また、TSMCの決算については前日の後場中盤以降の上昇で織り込まれているだろうが、米国ではハイテク株の一角が買われており、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>の底堅さがみられるようだと、先物主導によるインデックスに絡んだ買いが意識されてくる可能性はあるだろう。そのほか、政治リスクを避ける狙いから、AIや暗号資産(仮想通貨)に関連した中小型株には個人主体の資金が向かいやすいとみておきたい。
■ディスコ、1Q営業利益 3.3%増 344億円
ディスコ<6146>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比8.6%増の899億1400万円、営業利益は同3.3%増の344億8000万円だった。精密加工装置の出荷は付加価値の高い製品を中心に堅調に推移し、消耗品である精密加工ツールの出荷も顧客の設備稼働率等に連動して需要は底堅く推移した。為替影響によるGP率低下や研究開発費を中心に販売管理費の増加があったものの、機械装置の検収進捗や付加価値の高い製品の貢献などにより増収増益となった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(39901.19、+237.79)
・NYダウは上昇(44484.49、+229.71)
・ナスダック総合指数は上昇(20885.65、+155.16)
・SOX指数は上昇(5737.64、+41.43)
・シカゴ日経225先物は上昇(40045、+115)
・VIX指数は低下(16.52、-0.64)
・米原油先物相場は上昇(67.54、+1.16)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本郵船<9101>蘭物流を2100億円で買収、医薬品関連攻勢
・三菱商事<8058>ノルウェーのサーモン養殖会社を1450億円で買収
・日立<6501>エネ・製造業などにAI鉄道保守適用拡大
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ、ベンチャークライアントと新興育成 顧客になり支援
・大同特殊鋼<5471>高機能磁石で攻勢、ライン増設、次世代収益の柱に
・トヨタ自<7203>電池子会社、中国にEV電池工場、760億円投資
・ホンダ<7267>原材料・物流費上昇で「シビック」値上げ、一部改良、10月発売
・ローム<6963>村田製作所と共同輸送を開始、日本通運のEVトラック活用
・GSユアサ<6674>GYT、宇宙用リチウム電池の第5世代開発へ、JAXA事業に採択
・太陽誘電<6976>社長・佐瀬克也氏、再成長へコンデンサー攻勢
・フロイント産業<6312>超音波で粉体付着を抑制、イシダテックと、医薬・食品向け装置発売
・ANAHD<9202>年度内にボーイングから4機受領
・飛島HD<256A>飛島建設、伐採木を地中に打設、液状化防ぎ炭素貯蔵
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 6月全国消費者物価コア指数(予想:前年比+3.3%、5月:+3.7%)
<海外>
・特になし
<ST>
■政治リスク警戒で中小型株に資金が向かいやすい
■ディスコ、1Q営業利益 3.3%増 344億円
■前場の注目材料:日本郵船、蘭物流を2100億円で買収、医薬品関連攻勢
■政治リスク警戒で中小型株に資金が向かいやすい
18日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウが229ドル高、ナスダックは155ポイント高だった。6月の米小売売上高が予想を上回ったほか、週次新規失業保険申請件数も減少するなど、良好な経済指標を受けて買いが先行した。台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて、半導体株やハイテク株の一角に買いが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比115円高の40045円。円相場は1ドル=148円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで4万円の大台を回復しており、短期的な売買が中心ではあるものの、4万円回復で売り方の買い戻しを誘う形になりそうだ。18日夕に予定されているベッセント米財務長官と石破茂首相との会談の内容を見極めたいほか、20日の参議院選挙を控え、積極的な上値追いの動きは期待しづらい。
ただし、米関税政策への懸念や参院選での与党の苦戦が伝えられるなかで7月に入りこう着感の強い相場展開が続いていた。ヘッジファンドなどの売りポジションはある程度積み上がっていたと考えられ、政治イベントを前にいったん買戻しを入れてくる可能性はありそうだ。日経平均株価は、4万円回復後は同水準に位置するボリンジャーバンドの+1σ水準では上値を抑えられる可能性はあるものの、売り方の買い戻しを想定した押し目待ち狙いのスタンスに向かわせよう。
また、TSMCの決算については前日の後場中盤以降の上昇で織り込まれているだろうが、米国ではハイテク株の一角が買われており、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>の底堅さがみられるようだと、先物主導によるインデックスに絡んだ買いが意識されてくる可能性はあるだろう。そのほか、政治リスクを避ける狙いから、AIや暗号資産(仮想通貨)に関連した中小型株には個人主体の資金が向かいやすいとみておきたい。
■ディスコ、1Q営業利益 3.3%増 344億円
ディスコ<6146>が発表した2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比8.6%増の899億1400万円、営業利益は同3.3%増の344億8000万円だった。精密加工装置の出荷は付加価値の高い製品を中心に堅調に推移し、消耗品である精密加工ツールの出荷も顧客の設備稼働率等に連動して需要は底堅く推移した。為替影響によるGP率低下や研究開発費を中心に販売管理費の増加があったものの、機械装置の検収進捗や付加価値の高い製品の貢献などにより増収増益となった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(39901.19、+237.79)
・NYダウは上昇(44484.49、+229.71)
・ナスダック総合指数は上昇(20885.65、+155.16)
・SOX指数は上昇(5737.64、+41.43)
・シカゴ日経225先物は上昇(40045、+115)
・VIX指数は低下(16.52、-0.64)
・米原油先物相場は上昇(67.54、+1.16)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本郵船<9101>蘭物流を2100億円で買収、医薬品関連攻勢
・三菱商事<8058>ノルウェーのサーモン養殖会社を1450億円で買収
・日立<6501>エネ・製造業などにAI鉄道保守適用拡大
・三菱UFJ<8306>三菱UFJ、ベンチャークライアントと新興育成 顧客になり支援
・大同特殊鋼<5471>高機能磁石で攻勢、ライン増設、次世代収益の柱に
・トヨタ自<7203>電池子会社、中国にEV電池工場、760億円投資
・ホンダ<7267>原材料・物流費上昇で「シビック」値上げ、一部改良、10月発売
・ローム<6963>村田製作所と共同輸送を開始、日本通運のEVトラック活用
・GSユアサ<6674>GYT、宇宙用リチウム電池の第5世代開発へ、JAXA事業に採択
・太陽誘電<6976>社長・佐瀬克也氏、再成長へコンデンサー攻勢
・フロイント産業<6312>超音波で粉体付着を抑制、イシダテックと、医薬・食品向け装置発売
・ANAHD<9202>年度内にボーイングから4機受領
・飛島HD<256A>飛島建設、伐採木を地中に打設、液状化防ぎ炭素貯蔵
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 6月全国消費者物価コア指数(予想:前年比+3.3%、5月:+3.7%)
<海外>
・特になし
<ST>
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