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NYの視点:米3月FOMCで50BP利上げ加速の思惑強まる、2月雇用統計やCPIが鍵
配信日時:2023/03/08 07:44
配信元:FISCO
*07:44JST NYの視点:米3月FOMCで50BP利上げ加速の思惑強まる、2月雇用統計やCPIが鍵
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7日、上院銀行委での証言を行った。最近の経済指標は想定以上に強く、ピーク金利予想が12月に提示したよりも高くなることを示唆していると述べた。また、もし、データが速やかな引き締めを正当化すれば、利上げペース加速の準備がある、と表明。先の連邦公開市場委員会(FOMC)後に示したディスインフレの兆候に関する言及はほぼなかった。住宅を除いたサービスのコアインフレはディスインフレに程遠い、と言及したにとどまった。
短期金融市場は3月21日、22日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での50BPの利上げを5割以上織り込んだ。ピーク金利も5.5%を上回り、9月時点で5.62%に達すると見ている。オプション市場では、一部で6%に達する可能性を見込んでいる市場関係者もいる。
議長は1月の強い雇用統計、消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の傾向転換は一部暖冬の影響を指摘。3月会合前に発表される2月雇用統計、CPI、PPIで、労働市場が果たして依然かなりひっ迫しているのか、インフレ鈍化傾向が完全に反転したかどうかを確かめていく。
同時に今までの急激な利上げの影響が完全に経済に波及するには時間がかかるとしており、段階的な利上げで経済やインフレの進展を見極める可能性も考えられ、3月に再度50BPの利上げにペース加速する可能性を織り込むのは現時点で、時期尚早とも考えられる。
<CS>
短期金融市場は3月21日、22日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での50BPの利上げを5割以上織り込んだ。ピーク金利も5.5%を上回り、9月時点で5.62%に達すると見ている。オプション市場では、一部で6%に達する可能性を見込んでいる市場関係者もいる。
議長は1月の強い雇用統計、消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の傾向転換は一部暖冬の影響を指摘。3月会合前に発表される2月雇用統計、CPI、PPIで、労働市場が果たして依然かなりひっ迫しているのか、インフレ鈍化傾向が完全に反転したかどうかを確かめていく。
同時に今までの急激な利上げの影響が完全に経済に波及するには時間がかかるとしており、段階的な利上げで経済やインフレの進展を見極める可能性も考えられ、3月に再度50BPの利上げにペース加速する可能性を織り込むのは現時点で、時期尚早とも考えられる。
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