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NYの視点:米2月のサービス業も好調、1月の良好な指標、一時的要因押し上げでない可能性強まる
配信日時:2023/02/22 08:17
配信元:FISCO
*08:17JST NYの視点:米2月のサービス業も好調、1月の良好な指標、一時的要因押し上げでない可能性強まる
米2月サービス業PMI速報値は50.5と、予想外に昨年6月来となる活動拡大域となる50台を回復した。同月総合PMI速報値は50.2と、やはり予想外に昨年6月来の50台を回復。インフレがピークに達した可能性やリセッションの可能性が低下したため企業の楽観的見方も22年5月来で最高に回復した。米2月製造業PMI速報値は47.8と、4カ月連続で活動の縮小となる50割れとなった。しかし、1月46.9からは予想以上に改善し10月来で最高となった。2月フィラデルフィア連銀の非製造業景況指数も3.2と昨年7月来のプラス圏と活動拡大域を回復した。昨年5月来で最高。米国経済の7割を消費が占めるサービス業活動が予想外に活動拡大に回復したため本年のリセッション懸念も後退しつつある。
1月の雇用関連指標に加えて、小売売上高も予想以上の伸びを示し21年3月以降ほぼ2年ぶりの大幅な伸びとなったが、エコノミストは暖冬や1月の大規模な割引プロモーションといった一時的な要因が指数を押し上げたと懐疑的見方を維持していた。しかし、2月も消費需要の柔軟な結果が見られ、米国経済も警戒されていた程、落ち込まない可能性が強まりつつある。同時に、連邦準備制度理事会(FRB)もインフレ制御において、当初想定されていた以上の利上げが必要になってくる。ゴールドマンサックスはFRBが3月、5月、6月の会合で各25BP利上げし、政策金利を5.25%‐5.5%まで引き上げるとの予想を明らかにした。一時12月に50BPの利下げを織り込んだ短期金融市場も5.35-5.4%までの利上げを織り込んでおり、ドルは下げ難い環境となった。
<CS>
1月の雇用関連指標に加えて、小売売上高も予想以上の伸びを示し21年3月以降ほぼ2年ぶりの大幅な伸びとなったが、エコノミストは暖冬や1月の大規模な割引プロモーションといった一時的な要因が指数を押し上げたと懐疑的見方を維持していた。しかし、2月も消費需要の柔軟な結果が見られ、米国経済も警戒されていた程、落ち込まない可能性が強まりつつある。同時に、連邦準備制度理事会(FRB)もインフレ制御において、当初想定されていた以上の利上げが必要になってくる。ゴールドマンサックスはFRBが3月、5月、6月の会合で各25BP利上げし、政策金利を5.25%‐5.5%まで引き上げるとの予想を明らかにした。一時12月に50BPの利下げを織り込んだ短期金融市場も5.35-5.4%までの利上げを織り込んでおり、ドルは下げ難い環境となった。
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